アフリカ アーカイブ

2012年05月30日

【WEBラジオ】5月30日(水) 南アフリカ

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2012年03月19日

3月19日(月)アフリカ・マダガスカルから

今日はアフリカ・マダガスカルから現地にお住まいになって、2年半。
「ユニセフ・マダガスカル事務所」で「計画モニタリング担当官」をされている
「保坂菜穂子」さんです。

Q保坂さんは、マダガスカルのどちらにお住まいですか?

今は首都・アンタナナリボに住んでいます。
地元の人は親しみを込めて名前を短くしてタナと呼んでいます。

まだ夏なので、良い気候です。
朝と夜はちょっと寒いですけど。。。


Q保坂さんがお住まいの街は、どんな街ですか?


昔はフランスの植民地だったので、フランスの街並みのような風景が広がっています。

ちょっと離れると水田風景も広がったりしますので、いろいろ楽しめます。


Q珍しい動物や植物もたくさんいると聞きますが、例えば、どんなものがありますか?


珍しい植物や動物は首都では見れないので、一番近い所で車で2時間ほどの所に国立公園があって、キツネザルやアイアイとかが見れます。

ですが、特定の植物などはもっと離れたところに行かないと見れなかったりすることをあります。


オススメのスポットはサザンクロス街道です。
首都のタナから車で北上するところになります。

ここは不思議な所ですが、道沿いで風景も気候も変わるんです。
例えば、タナが夏でも、北の方に行くと冬だったりします。

途中にも国立公園があったりと様々な景色が楽しめます。

Q「ユニセフ・マダガスカル事務所」で「計画モニタリング担当官」をされてるそうですが、これはどんなお仕事なんでしょうか?

基本的には途上国の子供の保健や健康、権利の保護などに関わっています。

私は全体のプログラムのコーディネーションなどをしてます。


マダガスカルでは人口の25%は子供という気がします。

後はビーチなどもキレイです。

タナ自体も住みやすい街で、網の篭やバニラ、コーヒーなども買えますし、雑貨などもいろいろあるので、女性にもオススメだと思います。


後は、トレッキングやちょっと移動すれば海などにも行けますよ。

【マダガスカル写真館】


世界無形文化遺産 ザフィマニリ
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イサロのパキポディウム
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イサロのワオキツネザル
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イサロの窓
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イサロ国立公園
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タナの街並3 ジャカランダ
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タナ街並
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アンチラベの棚田
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ボネドパップ
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フィアナランツァ〜アンバラバオ
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パキボディウム
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イラカカ付近のテーブルマウンテン
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サラリーベイリゾート
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2012年01月16日

1月16日(月)エチオピアから藤村健司さんのレポートです。

今日は、福島県相馬市に本部を置き、エチオピアのラリベラで、環境保全活動を行うNGO団体「フー太郎の森基金」のエチオピア事務所代表の「藤村健司(ふじむら けんじ)」さんに、
エチオピアからレポートを届けてもらいます。

Qまず、藤村さんが所属しているNGO団体「フー太郎の森基金」が、エチオピアでどのような活動をしているのか?教えていただけますか?


⇒1999年に活動が始まりました。エチオピアのラリベラに駐在員を置いて植林育林等の事業を展開しています。
その他にも学校教育、町の清掃活動などを行っています。

Q藤村さんは、エチオピアに住んで、どれくらいでしょうか?


⇒在住年数はトータルで1年6ヶ月。今回は2011年2月よりほぼ1年。 
他は2006年~2007年に6ヶ月滞在していました。


Qエチオピアに実際に住んでみて、どんな風に感じましたか?


⇒①エジプトのピラミッド、ケニヤのサファリほど有名でないにしろ
 (ある意味通好みの)歴史遺産、自然遺産が豊富であること。
⇒②エチオピア人が基本的に親日的で、我々の植林活動もそういった環境にも
 支えられていること。


Qエチオピアの方々は、とても親日的だそうですが、昔から親交が深かったんでしょうか?


⇒これは私も最近知ったことですが、日本とエチオピアは特に千8百年代後半
(日本で言えば明治時代)以降、非常に似通った国際情勢の中にあり、
非西欧諸国・地域の中では数少ない独立国としてお互い意識しあった間柄です。
例えばアジア・アフリカ諸国の中で、唯一友好通商条約を結んでいたのが、この両国
です。(1927年締結)また、エチオピア王国は西欧諸国ではなく、非西欧諸国である
日本を手本に近代化を成し遂げようとした時期がありました。

その後、エチオピアの外務大臣が日本を訪問し、日本にエチオピアブームが巻き起こり
、エチオピアの皇太子に日本の皇室から花嫁を出そうという運動が展開されています。

Qエチオピアは世界遺産も多いそうですね?


⇒エチオピアにはアフリカで最多のユネスコ世界遺産(9つ)があり、
あまり知られていないとは言え、観光資源も豊富です。特に最近では
ダナキル砂漠というエリアの観光が、非常に注目されているようです。
つい最近、NHKの海外BS放送でも取り上げられており、私も何度か番組を
見ましたが、間近に溶岩の噴火を(安全に)眺める事ができる世界で
唯一の場所の様です。

2011年08月16日

8月16日(火)のフラワーレポーターはナミビアにお住まいになって、9年。現地で、ツアーオペレーターをされている「ローゼンバーグ千晴」さんです!

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◆ナミビアの観光スポットを紹介していただけますか?


観光スポットはまず赤い砂漠、ナミブ砂漠ですが、最古の砂漠の一つと言われていま
す。有名スポットはさすがに観光客が多いのですが、少し砂漠を歩くとひと気のない、どこまでも続く砂丘の海にたった一人立つことが出来ます。風が作る美しい砂の紋様や砂丘の鋭い稜線は、夜明けの直後がオススメです。昇っていく太陽が砂の影や色を刻々と変えていきます。今年は雨が多かったので、砂丘と砂丘の合間に野生の百合などの花たちが見られたそうです。雨の多い年だけ咲く花たち、砂のしたでじっと自分たちの時間をまっているのだと思いますが、ロマンチックですよね。


Safariはエトシャ国立公園が有名です。ライオンやチーター、ヌーやシマウマ、キリン、ゾウやサイなどの野生動物の王国で、乾燥している国だけあって、ヤブや木が少ない分だけ動物が見やすいです。乾季は特に動物が水飲み場に集まってくるので、探しやすいですし。
夜は夜でライオンのほえる声が聞こえたり、水飲み場での動物たちのドラマが見えたり、アフリカの野生の夜という雰囲気バッチリです。
国立公園でなくても、その他にもチーターにさわれるファームや小さい野生保護地区が沢山あり、大自然でいっぱいです。


◆「ヒンバ族」という上半身裸で暮らしている部族もあるそうですね?


ヒンバ族に関しては、ナミビアには見所が沢山ありまして、美しい部族です。上半身裸で赤い土に脂を混ぜたものを毎日身体に塗りかえたり、野生のハーブをいぶしてその上にしゃがみ、炊き占めることで体をきれいにするのが風習で、お風呂には入りません。(水の少ない国ですから)もちろんシャワーも浴びません。ただ、この赤い土の脂が日焼けどめ、虫除け、乾燥よけクリーム、そして脱毛の役割も果たしているそうでみんなツヤツヤで美人が多いです。ただ、教育、文化の波は当然ナミビアにも訪れておりますし、伝統的な暮らしを続けるヒンバはどんどん減って来ています。あと十年持たないのではといわれています。


◆ナミビアに行った時に、会話に花が咲くような「役に立つ一言」


よく聞く言葉は'n boer maak 'n plan. で、farmerに任せておけば何とかなる、の様な意味です。何もないところでも一休さんのように何らかの策を講じるさ、という感じで自分たちの臨機応変さを誇るようないみもありながら、冗談半分で使われることも多い言葉です。

2011年06月07日

6月7日(火)のフラワーレポーターはエジプトで、プロのベリーダンサーとしてデビューして14年、木村佳寿美さんです!

◆木村佳寿美


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エジプト政府正式ライセンス持つ唯一日本人ダンサー。
学生時代から様々な踊りを習う。95年、ベリーダンスの舞踏家、振り付け師に従事。
1997年エジプト カイロ5スターホテル マリオットホテルデビュー以来、
5スターホテルショー、ナイルクルーズなど現役で第一線で踊りつづける。
エジプトのCMや映画にも出演し VIPが出席する祝宴や、エジプト文化省が
日本に派遣した国立舞踊団に度々出演している。 
エジプト国防省のアーミークラブ施設ウェデイングでは、一番数多くの
ウェデイング出演により メダルを授与される。
2005年から3年連続で、世界中のベリーダンサーが集まるフィスティバル
「アハラン・ワ・サハラン」のクロージングパーティで踊る栄誉に輝く。


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◆エジプトに行った時、会話に花が咲くような、役に立つ一言


ショコラン(ありがとう)
ビスミッラー(モスリムが大多数を占めるここでアッラーの神を意味する)
マアレッシュ(まあ、許して)

2011年04月04日

4月4日(月)アフリカから山田達也さんの情報です。

今日はアフリカから世界を旅する「山田達也」さんです!

残念ながら電話が不通の為、通じませんでした。

※山田さんは、今年の1月から、バイクで、単独・無帰国の世界一周の旅に出られているというスゴイ方なんですね。

※15ヶ月をかけて、世界を周るそうです。

今はアフリカのマリに滞在中だそうです。


「何故、たった一人で世界一周なのか?」と、旅先での企画 

「夢の実現」

この言葉を座 右に一生懸命生きてきた結果、本当に生きていて良かったと言える人生になりました。
全て、オートバイを通じて活動してきたこと、出会った方々のお 陰であり“感謝”の二文字以外に言葉が見つかりません。
レースを引退した後、私自身が社会のため、この地球のために出来ることはなん だろうと自問自答した結果、出した答えがこの「世界一周ツーリングをたった一人で行う」ことでした。
 この経験を通じて、様々な方法で社会にアウトプットして いくことにより、「子供のころの夢」「希望に満ちた人生」という失われつつある現代人の心に、わずかでも光をともしたい、誰もが持つ夢の種火にハイオクガソリ ンを注ぐことが出来たら・・と思っています。


<山田達也さんプロフィール>
■1988年 オートバイレース本格始動(城西フリーウェイ→チームチャウチャウ)
■城西大学卒業後、商社(岡田商事㈱)入社するも 4ヶ月で退社
■オートバイレースが原因で父親(ハゲ頭)から勘当され天蓋孤独に
■バイク便ライダーに転職しオートバイレース活動を行う (KENTレーシング)
■1991年 全日本国内A級ランキング10位(ブルーライトニングRT)
■1992年 全日本選手権参戦・鈴鹿8耐参戦 予選落ち(スポーツライダー)
■1993年 全日本選手権参戦・鈴鹿8耐はメカニックで参加ww(スポーツライダー)
■1993年 個人事業開業・レース休止
■1996年 ティーアールピージャパン(株)設立・レース再開・自分のレーシングチームを結成
(「チームHBD」「TRPチーム YAMADA」)
※事故・大怪我によりレース引退を一時決意
→リハビリ後サーキットへ戻る(1998年冬)
■1999年 全日本選手権参戦/鈴鹿8耐参戦:クラス2位(カワサキ)
■2000年 全日本選手権参戦/鈴鹿8耐参 戦:リタイア(カワサキ)
鈴鹿イベントレース:コースレコード・ポールtoフィニッシュ優勝(ビモータ)
■2001年  鈴鹿イベントレース:コースレコード・ポールtoフィニッシュ優勝(アプリリア)
■2002年 全日本選手権参戦/鈴鹿8耐参戦:リタイア(アプ リリア)
■2003年 長年の怪我の悪化により、オートバイレース引退

<世界ツーリング出発までの経緯>
2004年・レース引退から約1年後、世界ツーリングを発案
・当初は、6年後の2010年(45歳前に)出発の予定を立てる。
・家族に発表(びっくりするも反対なし・ あきらめ?(笑))。友人・知人にも発表する 
2005年・後に引けないように、出来るだけ多くの人にコミットメントする
2006年・情報 収集開始。バイク雑誌・ウェブ等で世界ツーリング経験者の手記などを読む
・経営する会社の事業の多忙にかこつけて出発を一年延期。(2011年1月出発に変更)
2007年・情報収集によいと、知人からインターネットSNS「MIXI」を教えてもらう
2008 年・MIXIで出会った方にから伝えられ、海外ツーリング者を支援する団体WTN-J
(ワールドツーリングネットワークジャパン)の 存在を知る
2009年・WTN-Jの会合で海外ツーリング旅行コーディネーター「道祖神」㈱菊池社長と名刺交換。
・体力作 り開始:ジム・ウォーキング
・12月 道祖神オフィスで第一回目のミーティング
2010年・1月体力作り:ジョギング(週 1~4)
・2月使用マシンをBMWに決定
・BMWモトラッド東京の青木店長と相談しながら世界ツーリング仕様マシ ンの製作を開始
・それまで乗っていたBMW R1200STを下取りに出す
・4月加圧トレーニング開始
・6月納車。シェークダウン・各部テストのため東京~北海道2200Kmツーリングを敢行
・7月当サイトオープン
・10月チャリティプラットホームのジャストギビングに登録。セカンドハーベストと提携。
・10月マシンの船積み(ケニア・ナイロビへ送る)
・12月全国講演会ツアー(福岡・大阪・岐阜・浜松・東京)
・2011年1月1日成田空港22:00発エミレーツ航空EK319便にてドバイ経由でケニアへ!

2010年11月16日

11月16日(火)のフラワーレポーターはサウジアラビアに10年以上お住まいの佐藤直記さんです!

◆メッカ巡礼がどんなものなのか?教えていただけますか?


メッカ巡礼は、1400年以上前(日本だと聖徳太子の頃)からの行事でイスラム教徒が年に1度メッカ郊外の決められた場所に決められた日時にお参りすることです。その行事が終わった後、メッカ市内に入りハラム・モスクでお参りします。


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◆いつ頃、行われているんでしょうか?


太陰暦なので太陽暦とは毎年差がでますが、今年は11月14日から18日までです。


◆この時期、メッカの街の様子はいかがでしょう?


サウジ内外から、つごう600万人ほどがメッカに集結します。行事は全員一緒に同じ時間で同じ場所で行いますから、ひとつの場所からひとつの場所へ、時間に間に合うように大変な混雑となります。
巡礼中の「メッカ」は、世界中でも比類のない混雑した場所です。巡礼行事のハイライトは、メッカの町ではなく、郊外のミナーという町からメッカと反対側に25キロほど進み、アラファトという町まで行くことです。
メッカの町には、それらの行事が終わってから入ります。メッカの町は大きく、普通の住民も住んでいます。巡礼の終わった後は、町は巡礼がお土産を買って帰る、壮大なショッピングのシーズンとなります。


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◆それだけ多くの人が集まると、毎年、この時期メッカはどのようになるのでしょうか


サウジアラビア政府には、巡礼省があって、巡礼大臣がいます。年に1度のメッカ巡礼のためだけに省庁が存在していることからわかるとおり、決められた時間に一斉に同じ行動をとる600万人がどれほどのものか、口ではちょっと説明できません、とても壮大なものです。
イスラム教徒は一生に一度メッカ巡礼を目指しています。それで必然的に老人の参加が多くなり、健康に問題がでてくる方も非常に多いです。町中のあらゆる角に救急車が待機しています。この巡礼のため、近隣20カ国から救急車と救命救急員や医師・看護士が事前に集結します。


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◆巡礼に参加するにあたって、マナーなど気をつけなければいけないことは、なんでしょう?


ともかく、迷子にならないことです。迷子になったが最後、600万人から自分のグループを見つけるのは至難の業です。私はGPS機能つき携帯の他に、GPSそのものも持参します。


◆佐藤さんはメッカ巡礼に参加するのは初めてですか?


私はメッカには何度かいったことはありませんが、決められた日である「メッカ巡礼」には参加したことがありませんでした。ともかく、人の多さに想像しただけでもとても行く気がおこらなかったのですが、メッカに近いところに住んでおきながら参加しないのももったいない話なので、ことしは参加します。


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◆巡礼ではなく、観光で訪れる人もいるんでしょうか?


巡礼は、巡礼行事が終わればそのまま観光客となります。日本の伊勢参りなんかと同じく、ジェッダ名所めぐりやお土産ショッピングはすさまじいものです。巡礼に行くとなれば、皆さん結構餞別をもらっているのでお土産を買って帰るのは半ば義務みたいなもので、両手に余るほどの買い物となります。巡礼商戦のために、電機メーカーをはじめ各企業は相当な数の在庫を現地に用意しています。


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◆観光としての見どころというと、どんなところがあるいんでしょう?


今年は、世界最大の時計台ができたことです。これは、今年最大の見所だと思いま
す。また、ことしはサウジで初めての巡礼用に電車が開通しました。これまでも別の場
所にディーゼル機関車による線路はあったのですが、巡礼に対応するための全長18
キロの電車がメッカと郊外を結ぶ路線として開通しました。


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◆サウジアラビアに行った時、会話に花が咲くような役に立つ一言


(お元気ですか?という質問に対して)
「アルハムドリッラ」→意味は「おかげさまで」


日本の「おかげさまで」と全く同じように、いろんな状況で頻繁につかわれます。「ご家族はいかがですか?」「お仕事はどうですか」「もうかりまっか?」の返事として、すべてOKです。


佐藤直記さんHPはコチラ…
http://inlinedive.seesaa.net/

2010年07月13日

7月13日(火)のフラワーレポーターは南アフリカ・ケープタウンにお住まいの柳川真理さんです!

◆世界中が注目したワールドカップ・南アフリカ大会、無事に幕を閉じましたが、開催前は、インフラの整備の面や治安の面など、いくつか問題点も取り上げられました。振り返ってみて。


大会前は大変悲観的な見方もありましたし、成功するかどうかも疑われましたが、何とか無事、大きな問題もなく終わりました。さすがに、アフリカで初めてのワールドカップでしたので、盛り上がりは大変なものでした。実はケープタウンのほうは、直前まで盛り上がりに欠けていたので、心配されましたが、さすがに開催日前日から一揆に盛り上がり、最後まで勢いがとまりませんでした。ただ、さすがにリラックスしたケープですので、出だしが遅いのは実はいつものことなのですが・・・。南アはラグビーやクリケットが中心の国と思われておりましが、サッカーファンは急増したはずですし、試合も波乱が多くとにかく国民の話題、関心はずーっとサッカーでした。


◆今回の大会は、アフリカで初めてのワールドカップでしたが、南アフリカには、どのような影響があったでしょう?


国民が一丸となって南アチームだけでなく、この大会そのものをささえたという点で、W杯は大変社会によい影響を与える機会となったと思いますし、南アの人たちの愛国心の強さとかプライドをみることもできました。一方で、海外のジャーナリストの中には、こちらのテレビやラジオが自国チームの話題ばかりだけでなく、大会期間中海外のチームやその国の文化、歴史に焦点をあてた番組作りをしとことに大変ポジティブなコメントをしたりしていましたが、こういうことはある意味で自国民にとっても外に目を向けるよい機会となったといえると思います。また、海外から来る人たちにとっては、南ア人の人たちが真剣に海外の様子や生活に興味をもっていろいろな質問してくることに関して、とてもポジティブにとらえてくれたようですし、歓迎してくれていると感じたようです。南アランドの購買力や貧富の差が激しいことから、多くの人が海外を訪れられる国ではないですから、南アの人たちも海外の情報にハングリーであることは確かです。


◆ワールドカップが開催されるということで、当然、経済効果も大いに期待されたと思いますが、結果的には・・・


経済的には観光業などの面であまりに期待が大きすぎ、経済効果は期待どうりとまではいかなかったようですが、結局最終的には予想以上の数の海外のお客様が南アを訪れることになりました。また、これだけ資金をつぎ込んでスタジアムやその周辺の交通の整備を行ったわけですのですし、これから支払っていくのは結局国民ですから、こういったものを無駄にせずに利用してもらいたいですね。それにCNNなどがサッカー以外のテーマで期間中南アを紹介していましたので、長期的には観光業には大変よい影響があるでしょうし、ここで今回楽しく過ごしたファンの人たちが南アのよい面を国に帰って伝えてくれると思います。たまには、犯罪以外の報道も必要ですから。


◆そして、今回の大会で、注目された「ブブゼラ」。


でも、なんといってもこの大会の話題をさらったのはあのプラスチックのトランペット、ブブゼラではないでしょうか?大会前から賛否両論をよんで、話題になりました。大会の間中は試合の前後は、うちの近所でもよく聞こえましたよ。テレビの前でブブゼラを吹いている光景を想像すると笑えますが。次のブラジルのワールドカップではどうなるのでしょうか。南アでの大会ですので、さすがにFifaもここでは禁止にはできなかったようですが。ファンの人たちがここで買って自国にもってかえっていますからね。先週から始まったツール・ド・フランスで、現地で見ている人たちの中にもブブゼラを吹いている人たちが見られたのは驚きでした。他のスポーツにもすでに広がっていますね。
Fifaの会長は、次は、将来の南アフリカのオリンピック誘致には全面的にサポートするとコメントされていましたが、オリンピックはさらに規模が大きいですから、どうなるでしょうか。国民はちょっと複雑な気持ちだと思います。


◆南アフリカに行った時、会話に花の咲くような役に立つ一言。


Enkosi→コザ語で”ありがとう”の意味。

2010年06月07日

6月7日(月)コートジボワールから田川慶さんのレポートです。

今日はコートジボワールから田川慶さんのレポートです。

先日4日に行われた日本との親善試合・・・
田中マルクス闘莉王選手がディディエ・ドログバ選手との接触で骨折させてしまったプレーがありました。
ドログバ選手は試合後、「僕のW杯は終わった」と漏らしていたことから出場は微妙な状態。
このプレーにコートジボワール国民は怒っているのか!?と聞いたところ、そこまで怒っていないよとのことでした。


まぁ、他のアフリカ諸国と同様、コートジボワールでのサッカーの人気は非常に高く、ファンも子供からお年寄りまで、やはり男性ファンが多いです。試合は男女の区別なく観戦します。私の国連の職場でも、大切なサッカーの試合がある時は、ナショナルスタッフは早く帰宅できるよう、マネージメントの考慮が働いたりするほどなんです。ちなみに4日の試合の時はコートジボワールの方たちだけが適用されました。


ナショナルチームは近年稀にみるスター選手ぞろいで、チェルシーのディディエ・ドログバ選手を始め、恐らく出場が発表される選手のほとんどはコートジボワールの国外、主にヨーロッパで活躍する選手です。しかし、今年の初めに行われたアフリカネーションズカップで、当然上位に食い込むとみられていたナショナルチームがアルジェリアに敗れてベスト16止まりで、しかも劇的な敗北の仕方だったので、国民は心の底から失望してしまいました。

今年の意気込み 地元メディアが伝えるコートジボアールチーム最新情報 ブラジル×ポルトガル×北朝鮮と同じグループですが・・・

現在 、スウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソンコーチのもと練習に励んでいますが、アフリカンカップの苦い思い出からか、メディア、国民も一歩引いて応援しているという感じです。恐らくワールドカップが始まればもう少し応援にも盛り上がりが出てくるのではないかと思っています。

ブラジルに勝つのは厳しいかもしれないという意見がある一方、サッカーは何があるか分からないので(現にコートジボワールの振るわない結果がアフリカンカップであったので)、特に相手がどうかということよりも、ナショナルチームが本来の力を出し切れるかというところに国民の関心が向いている様な気がします。

2010年05月31日

5月31日(月)南アフリカ・ケープタウンから河合絵美さんのレポートです。

間近に迫った南アフリカW杯

最新の情報を現地から河合恵絵美さんのレポートです。

・ケープタウンの街の様子、盛り上がり具合
街中にワールドカップの旗が並び、カウントダウン掲示板、新しい道路、ファンウォーク用の橋、バス停、信号機などが
建設されました。御土産屋さんにもサッカーグッズが並んでいます。
W杯に向けて作られた新しい幹線バスの試運転が始まっています。
現在出張でヨハネスブルグに来ておりますが、まだ道路工事が終っておらず、
開幕の3日前には完了する、と意気込んで頑張っています。

インフラ関係(具体的に)準備具合
南ア国全体、ケープの街や人々が(具体的に)どのように盛り上がっているのか アフリカ初の開催のワールドカップ
関連商品やサービス 
そして気になるのが、日本のメディアでも報道されている
治安
そして予約ツアーの売れ行きなどについて伺います。

・観戦ツアー予約状況
弊社では観戦ツアーは企画していませんが、観戦の合間にケープタウンやサファリなど観光される方も多いです。

・通常6月~7月はロー・シーズンですが、今年は観戦の合間に観光されるお客さんがいるので
忙しいです!

・現地メディアの報道
新聞やテレビでもW杯関係のものを目にしない日はありません。

・現地の人々
毎週金曜日は南ア代表チームのシャツを会社で着る取り組みが広がっています。

・南アフリカや各国の国旗をつけた車、またサッカーのユニフォームを着る人が増えました。
街角や公園など、いたるところにサッカーボールの姿が見えます。
広告やコマーシャルもやたらとサッカーをテーマにしています。

・治安に関しては、警備員やCCTVの数が増え、万全の体制で臨んでいます。

2010年05月24日

5月24日(月)コートジボワールから田川慶さんのレポートです。

今日はアフリカ・コートジボワールから国連平和維活動コートジボワールミッション 民政官をされている田川慶さんのレポートをお送りする予定でしたが、現地との電話が繋がらず、レポートをお届け出来ませんでした。申し訳ございません。

事前にレポートをしていただいたので、こちらを記載させていただきます。

サッカー熱・サッカーは盛ん? ファンは?

他のアフリカ諸国と同様、コートジボワールでのサッカーの人気は非常に高く、ファン
も子供からお年寄りまで。やはり男性ファンが多いですが、試合は男女の区別なく観戦
します。私の国連の職場でも、大切なサッカーの試合がある時は、ナショナルスタッフは
早く帰宅できるよう、マネージメントの考慮が働いたりするほどです。


ナショナルチームについて 今年の調子など

ナショナルチームは近年稀にみるスター選手ぞろいで、チェルシーのディディエ・ドログバ
選手を始め、恐らく出場が発表される選手のほとんどはコートジボワールの国外、
主にヨーロッパで活躍する選手です。しかし、今年の初めに行われたアフリカネーションズ
カップで、当然上位に食い込むとみられていたナショナルチームがアルジェリアに敗れ
てベスト16止まりで、しかも劇的な敗北の仕方だったので、国民は心の底から失望して
しまいました。

今年の意気込み 地元メディアが伝えるコートジボアールチーム最新情報 

ブラジル×ポルトガル×北朝鮮と同じグループですが・・・
現在 、スウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソンコーチのもと練習に励んでいますが、
アフリカンカップの苦い思い出からか、メディア、国民も一歩引いて応援しているという
感じです。恐らくワールドカップが始まればもう少し応援にも盛り上がりが出てくるの
ではないかと思っています。
ブラジルに勝つのは厳しいかもしれないという意見がある一方、サッカーは何があるか
分からないので(現にコートジボワールの振るわない結果がアフリカンカップであった
ので)、特に相手がどうかということよりも、ナショナルチームが本来の力を出し切れ
るかというところに国民の関心が向いている様な気がします。


最後に、現地コートジボワールへ旅行した際に役に立つ一言をいただきました。

「Yako」(“ヤーコ”と発音)。

これは、「ヌシ」と呼ばれる公用語のフランス語
と、もともとあった複数の現地の言葉がまざって出来た言葉のひとつで、日本語で言う
と「お疲れ様」「大変だったね」というような意味になります。仕事でもプライベート
でも友人や同僚が問題を抱えていたり、疲れているような状態ときに同情の意味を込め
て周囲の人がかける優しいことばです。私がこう声をかけると、コートジボワールに住
む数少ないアジア人が、しかもフランス語ではないヌシの使い方を知っている言って、
コートジボワールの人は喜んでくれます。

2010年02月20日

2月22日(月)カメルーンから山下義明さんのレポートです

今日はカメルーンに滞在して3年、海外青年協力隊としてカメルーンの小学校で教諭をされている山下義明さんにレポートをしていただきました。


山下さんは今年の3月で青年海外協力隊の任期が終了されます。

カメルーンの小学校はこんな感じです。
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海辺にも小学校があるそうです。
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カメルーンについてですが・・・。
カメルーンは250以上の民族が住んでいる国。
それぞれの民族に、それぞれの言語があるそうですが、しかし、それでは国内でコミュニケーションをとることが難しくなるので、ほとんどの人がフランス語で話をするそうです。
50以上の国が存在するアフリカ・・・。
カメルーンは「アフリカの縮図」とよく例えられます。
熱帯、温帯、乾燥帯とさまざまな気候区分に属し、そのため、様々な植生物を見ることもできるそうです。

カメルーンの人たちは、とってものんびりとした人たちが多いです。
まるで、この国の時計がゆっくり回っているかのようです。
バスの出発や会議のはじまりも、予定時刻はあってないようなもの。
遅れても、もう嫌な気持ちになることもなくなりました。
一方で、カメルーンでは、日本のことをみんなよく知っています。
「TOYOTA」「MITUBISHI」などの日本の自動車がたくさん走っています。
「ドラゴンボール」「NARUTO」「るろうに剣心」などのアニメもテレビで放映されているそうです。
子どもたちは、ノートに日本のアニメキャラクターを描いて遊び、両親が、日本の漫画が好きだからという理由で「マンガ」という名前になったという生徒が3人もいるそうです!!
凄いですね!!

この中にその生徒がいるんでしょうか?
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カメルーンには、日本人が40余りしかいないとのことですが、カメルーンの人々は、山下さんはじめ日本人に対してとても親切に接してくれるそうです。
買い物をして、値段をごまかされるということは、まず無いそうで、とても誠実な人たちが多いというのが、山下さんがカメルーンに来て最初に思った印象とのこと。

カメルーン・サッカーチームについて

カメルーンでいちばん人気のあるスポーツはもちろんサッカー。
ちょうど先日まで、アフリカネーションズカップが開かれていましたね。
試合が行われる日は、カメルーンのユニフォームを着た人たちが増え、町中のタクシーやバイクに国旗をつけて走る人も目立ちます。

試合があるときは各家庭にテレビがあるわけではないので、お金持ちの家やバーに行ってみんなで集まって見ます。(まるで昔の日本の様子を見ているようですね)

男性も女性も、大人も子どもも関係なく熱狂的にカメルーンのチームを応援して、シュートを放つたびに、ものすごい騒ぎになるそうです。

ですが、カメルーンの人たちは「熱しやすく冷めやすい」性格だそうで、例えば、後半残り10分くらいになって、1点差で負けていたとしたら、ちらほらスタジアムや観戦しているテレビから離れる人がでてくるそうです。
負ける試合を最後まで見続ける人は、全体の1割くらいじゃないでしょうか。     
     

山下さんはW杯アフリカ予選が行われた時にスタジアムへ見に行ったことがあるそうです。
なんと観戦する外国人には厳重な警備がつくんだそうです!!
競技場に入る約束として「試合終了15分前でカメルーンが負けていたら、無条件で競技場から避難してもらいます。」という指示を受けたとのこと!?
試合に負けた場合、暴動が起こるかもしれないからです。(幸い、山下さんが観戦した試合は無事に勝ったそうです)

ちなみに試合が終わった後には、興奮して、近所の家では窓ガラスが割れた音がしたりします。
試合の日のカメルーンはこんな感じです。
この後のニュースは、カメルーン戦の話題ばっかりが流れます。


興奮しやすいカメルーン人ですから、6月のW杯初戦で日本と対戦した場合、どうなるでしょう。
特に日本が勝った場合です。在カメルーン邦人は、本当にそのことを心配しています。
みんな「無難に引き分けでいいよね。」って言っています。

     
カメルーンの人たちは、挨拶代わりに「2-0でカメルーンが勝つよ。」
「日本に勝たせてもらうよ。」と言います。
しかし、落ち着いてじっくりW杯分析話をしていくと、結構多くの人が、日本を高く評価していることがわかりました。
子どもたちは、日本のサッカーを見て驚きます。カメルーンは日本に勝てないだろうと言います。なせでしょうか??

カメルーンは個人技ばかり多いからだそうです。
一方、日本のチームワーク(おもにパスワーク)は、カメルーン人を黙らせます。
「世界でトップクラスだ!」という人もいるくらいです。
カメルーンが世界で勝ち上がるためには、パスワークをもっと向上させる必要があると、
この国の人たちは言います。

サッカーに関して、普段のカメルーンはどんな様子なのかということを伺ってみました。
有名なサッカー選手は、みんな国外でプレイしています。

※1番有名な選手はイタリア・セリエAのインテルに所属するサミュエル・エトー選手
この他には、エスパニョールの中村俊輔とチームメイトのGKイドリス・カメニ選手、イングランドのアーセナルに所属する若手の有望株、アレクサンドル・ソング選手、ベテランのリゴベル・ソング選手など。

国内リーグは粗末なもので、3万人収容できる競技場に1千人集まるか集まらないかくらいです。
大きなスポンサーというものもないので、国内で競技に取り組む選手たちの報酬や練習環境などは、決して良いとは言えないでしょう。

ですが、決して恵まれていない環境でも、カメルーンの人たちは小さな子どものころから
サッカーをします。
それは、サッカーが大好きだからです。
いつか「エトー選手みたいになろう!」という大きな夢があります。
日本のような立派なサッカーコートも無いですし、自分たちで、草むらを切り開いてコートを作ります。使っているボールは、空気が抜けてベコベコ。ゴールも自分たちで木を組み合わせて作ります。
ちなみにチーム分けをするのはユニフォームを着るチームと裸のチームに分かれて対戦します。

みんなビーチサンダルや裸足で遊びます。驚く光景ばかりです。
さまざまな工夫を凝らしてサッカーに取り組むカメルーンの人たち。
サッカーが大好きなんです。ひしひしとそれを感じたそうです。
彼らの努力の姿を見てしまうと、W杯でカメルーンを応援したくなるそうです!!

2010年02月01日

2月1日(月)モロッコから和田麻弥さんのレポートです。

今日は、モロッコに住んで6年以上。

現地でコーディネーターをされている和田麻弥さんに、お話をうかがいました。

モロッコの気候は?というと緯度的には日本と同じ位置にあるので、冬はかなり寒いそうです。
モロッコの真ん中にアトラス山脈があって標高1100m以上のところでは雪が降るみたいですよ。


そんなモロッコで占星術家の方とコラボして砂漠を旅するツアーをコーディネイトされて和田さんですが、

モロッコと占星術は、関係が深いのか聞いてみました。

⇒モロッコと占星術のつながりは、私の知る限り、イスラム世界こそが月やら星やらの観測にかつて一番熱心であったという事。

⇒心理占星学というのは、先生の著書からの引用を使いながら説明するとこんな感じです。
「結婚運は良いか悪いか?」「来年に何が起きるか?」といった吉凶判断とは趣の異なるもので、占星術が古代から受け継いできた、星座や惑星といったシンボルの持つ意味と深層心理学を関連づけた学問。

その人が生まれた瞬間の星々の位置が持つ可能性を、シンボルの持つ意味を助けに使い、自分の心の奥底にかくれた心理や可能性を、いかに創造的に探っていくかという学問です」

見どころはロマンティックなシチュエーション。そして砂漠という究極のロケーションを前に、自分の内側にある宇宙にも目を向ける時間が持てるという所。


またこれまでツアーに参加された方は100%女性だそうです。

そしてこのツアーで食べられる料理ですが、モロッコの有名料理のタジン鍋。
北アフリカでよく食べられる料理ですが、モロッコでも多くの人に食されているそうです。

そしてディナータイムにはミュージシャンのショーも行われ、楽しむことができます。

さいごに、モロッコへ旅した際に使うと役に立つ一言を伺いました。

お役立ち現地の言葉で【ムシュキル】。という言葉を覚えるといいみたいですよ。
「問題」という意味だそうですが、断りたいときなども笑顔で「それはムシュキル♪」と答えてみれば、きっと笑ってくれるでしょう。自分の要求も、笑いにつつんでしっかり出すのがポイントです。

2010年01月05日

1月5日(火)のフラワーレポーターは、ケープタウンに住んで15年、中村るみさんにお話を伺います。

今年2010年、南アフリカといえば、サッカーのワールドカップですよね?
6月の開幕まで、あと5カ月となりました。現地では今どのような状況なのでしょう??

■施設やインフラの整備状況は?


→今年2010年、南アフリカはサッカー・ワールドカップのホスト国となります。
今回の南アフリカ大会はアフリカ大陸で初めて開催されるサッカーワールドカップということで国内だけでなくアフリカ諸国からの期待も大きいように思われます。


→開催日程は6月11日~7月11日の1カ月間ですから、
ワールドカップ開催まで残すところ157日です。(約5カ月後に開催です。)
国内ではワールドカップの受け入れ準備は着々と進められています。
国内10会場のうち5会場はスタジアムが改築修繕、
そして5会場はスタジアムが新築されましたが、スタジアム関連工事は全て終了しました。


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→今は、インフラ整備が着々と進行中で、ケープタウンでは路線バスの整備や空港整備工事が
急ピッチで進められ、、、と言いたいところなのですが、
実は12月中旬から1月10日ごろまではホリデーシーズンまっただなか。
建築業界などは夏休みに入ってしまい、工事現場は放置されたままになっています。
来週の月曜日(1月11日)から工事が再開されるはずですので、
ケープタウンも来週からは、また土埃が舞い上がり、
ワールドカップまでに様々な工事が急ピッチで進められていくと思います。


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■先月は、ケープタウンで、ワールドカップの抽選会が行われて、
日本でも大きく取り上げられましたが、抽選会の時の街の様子は?


→先月、12月4日にサッカー・ワールドカップの対戦相手や会場を決める抽選会が
ケープタウンのインターナショナル・コンベンションセンターで行われました。
市内にFIFAの旗がはためき、大きなサッカーボールが飾られ、
ロングストリートでは、抽選会のイベントを祝ってフェスティバルが行われたのですが、
大勢の人出で、道路に人が入り切れなくなり、
途中で入場制限も行われたほど盛大なイベントとなりました。
空港もFIFAやスポンサーの広告があちこち貼り出され、こちらの空港に降り立つと、
サッカー・ワールドカップのホスト国だというのを実感します。


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■ケープタウンには、ワールドカップが行われる「ケープタウンスタジアム」が!

→世界各国から観戦に来る人たちの多くが、他の会場に観戦に来たとしても、
ケープタウンに観光に寄って行くだろうと予想されています。
また、一部の会場では、宿泊施設などが不足しているために、
ケープタウンなどインフラの整った都市を拠点にして、試合の日に会場に移動するようなことも
予想されているため、ケープタウンはワールドカップ開催期間中は
過去に経験したことのないような大混雑になることが予想されています。


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→このホリデーシーズンには、完成したケープタウン・スタジアムを写真に収めようとして、
多くの市民や観光客が、シグナルヒルにドライブし、
付近の道路やシグナルヒルの頂上は毎日大混乱しています。
普通のホリデーでこの状況ですから、6月には、もっともっとたくさんの人が
まとめてやってくるわけですから、この町はどうなっちゃうのか、
交通渋滞やスーパーマーケットのレジの行列などを想像すると、ちょっと怖いです。
6月はケープタウンから脱出したほうがよいのかな、と思ってしまいます。


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■日本代表のサポーターも、
 南アフリカに応援に行く人が多いと思いますが、心がけておくことは?


→日本からもたくさんの方が南アフリカに観戦に来られることでしょう。
すでにチケットを入手された方は、
今、宿泊先や交通手段の確保に懸命になられていることだと思います。


→南アフリカは南半球にあり、日本とは季節が逆です。
サッカー・ワールド・カップの期間中は冬にあたりますので、
会場によって、また試合時間によって、かなり寒いことも予想されますので、
冬支度をされてくるのがよいでしょう。
もちろん、南アフリカは日本の3倍の面積で、
地域によっては冬でもあまり寒くならない所もあり、
近年は暖冬の年もあって、あたたかい日も多いのですが、
特に日が落ちてからは寒くなるケースがほとんどですので、
夜の試合の場合には毛布を持参するくらいのことを考えたほうがよいと思います。


→国全体では6月の降水量は少なくて、ほとんど雨は降らないのですが、
ケープタウンやポートエリザベスはこの時期に雨が多いので、会場によっては、
雨の対策も考えておかれるとよいと思います。


→治安も心配の一つですね。多量の現金を持ち歩いたり、高価な腕時計や宝石を身につけないようにしましょう。カード社会ですから、スーパーマーケットやレストランなど、
ほとんどの店でクレジットカードが利用できます。
ただしレストランなどではクレジットカードの偽造事件が多発しているのでカードを利用する場合には
支払いの際にカードが目に見えない場所に持っていかれないよう注意しましょう。
また現地のATMで現地通貨がおろせる国際キャッシュカードなどを作っておくのもよいでしょう。
ほとんどのATMは24時間対応です。


☆それでは、最後に、ケープタウンに行った時、会話に花が咲くような「役に立つ一言」。


現地で役にたつ一言、公用語アフリカーンスの「トッチンス」(TOTSIENS)という言葉をご紹介しましょう。「さよなら」という意味なのですが、日本人にも発音しやすい単語なので、覚えやすいと思います。
「さよなら」しても、明日また会う時は、「トッチンス。シヤモーラ。」と言います。
「さよなら、また明日ね。」という意味です。
ケープタウンに来られたら是非使ってみて下さい。「トッチンス。」


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1月5日(火)のフラワーレポーターは、ケープタウンに住んで15年、中村るみさんにお話を伺います。

今年2010年、南アフリカといえば、サッカーのワールドカップですよね?
6月の開幕まで、あと5カ月となりました。現地では今どのような状況なのでしょう??

■施設やインフラの整備状況は?


→今年2010年、南アフリカはサッカー・ワールドカップのホスト国となります。
今回の南アフリカ大会はアフリカ大陸で初めて開催されるサッカーワールドカップということで国内だけでなくアフリカ諸国からの期待も大きいように思われます。


→開催日程は6月11日~7月11日の1カ月間ですから、
ワールドカップ開催まで残すところ157日です。(約5カ月後に開催です。)
国内ではワールドカップの受け入れ準備は着々と進められています。
国内10会場のうち5会場はスタジアムが改築修繕、
そして5会場はスタジアムが新築されましたが、スタジアム関連工事は全て終了しました。


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→今は、インフラ整備が着々と進行中で、ケープタウンでは路線バスの整備や空港整備工事が
急ピッチで進められ、、、と言いたいところなのですが、
実は12月中旬から1月10日ごろまではホリデーシーズンまっただなか。
建築業界などは夏休みに入ってしまい、工事現場は放置されたままになっています。
来週の月曜日(1月11日)から工事が再開されるはずですので、
ケープタウンも来週からは、また土埃が舞い上がり、
ワールドカップまでに様々な工事が急ピッチで進められていくと思います。


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■先月は、ケープタウンで、ワールドカップの抽選会が行われて、
日本でも大きく取り上げられましたが、抽選会の時の街の様子は?


→先月、12月4日にサッカー・ワールドカップの対戦相手や会場を決める抽選会が
ケープタウンのインターナショナル・コンベンションセンターで行われました。
市内にFIFAの旗がはためき、大きなサッカーボールが飾られ、
ロングストリートでは、抽選会のイベントを祝ってフェスティバルが行われたのですが、
大勢の人出で、道路に人が入り切れなくなり、
途中で入場制限も行われたほど盛大なイベントとなりました。
空港もFIFAやスポンサーの広告があちこち貼り出され、こちらの空港に降り立つと、
サッカー・ワールドカップのホスト国だというのを実感します。


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■ケープタウンには、ワールドカップが行われる「ケープタウンスタジアム」が!

→世界各国から観戦に来る人たちの多くが、他の会場に観戦に来たとしても、
ケープタウンに観光に寄って行くだろうと予想されています。
また、一部の会場では、宿泊施設などが不足しているために、
ケープタウンなどインフラの整った都市を拠点にして、試合の日に会場に移動するようなことも
予想されているため、ケープタウンはワールドカップ開催期間中は
過去に経験したことのないような大混雑になることが予想されています。


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→このホリデーシーズンには、完成したケープタウン・スタジアムを写真に収めようとして、
多くの市民や観光客が、シグナルヒルにドライブし、
付近の道路やシグナルヒルの頂上は毎日大混乱しています。
普通のホリデーでこの状況ですから、6月には、もっともっとたくさんの人が
まとめてやってくるわけですから、この町はどうなっちゃうのか、
交通渋滞やスーパーマーケットのレジの行列などを想像すると、ちょっと怖いです。
6月はケープタウンから脱出したほうがよいのかな、と思ってしまいます。


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■日本代表のサポーターも、
 南アフリカに応援に行く人が多いと思いますが、心がけておくことは?


→日本からもたくさんの方が南アフリカに観戦に来られることでしょう。
すでにチケットを入手された方は、
今、宿泊先や交通手段の確保に懸命になられていることだと思います。


→南アフリカは南半球にあり、日本とは季節が逆です。
サッカー・ワールド・カップの期間中は冬にあたりますので、
会場によって、また試合時間によって、かなり寒いことも予想されますので、
冬支度をされてくるのがよいでしょう。
もちろん、南アフリカは日本の3倍の面積で、
地域によっては冬でもあまり寒くならない所もあり、
近年は暖冬の年もあって、あたたかい日も多いのですが、
特に日が落ちてからは寒くなるケースがほとんどですので、
夜の試合の場合には毛布を持参するくらいのことを考えたほうがよいと思います。


→国全体では6月の降水量は少なくて、ほとんど雨は降らないのですが、
ケープタウンやポートエリザベスはこの時期に雨が多いので、会場によっては、
雨の対策も考えておかれるとよいと思います。


→治安も心配の一つですね。多量の現金を持ち歩いたり、高価な腕時計や宝石を身につけないようにしましょう。カード社会ですから、スーパーマーケットやレストランなど、
ほとんどの店でクレジットカードが利用できます。
ただしレストランなどではクレジットカードの偽造事件が多発しているのでカードを利用する場合には
支払いの際にカードが目に見えない場所に持っていかれないよう注意しましょう。
また現地のATMで現地通貨がおろせる国際キャッシュカードなどを作っておくのもよいでしょう。
ほとんどのATMは24時間対応です。


☆それでは、最後に、ケープタウンに行った時、会話に花が咲くような「役に立つ一言」。


現地で役にたつ一言、公用語アフリカーンスの「トッチンス」(TOTSIENS)という言葉をご紹介しましょう。「さよなら」という意味なのですが、日本人にも発音しやすい単語なので、覚えやすいと思います。
「さよなら」しても、明日また会う時は、「トッチンス。シヤモーラ。」と言います。
「さよなら、また明日ね。」という意味です。
ケープタウンに来られたら是非使ってみて下さい。「トッチンス。」


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2009年10月13日

10月13日(火)のフラワーレポーターは、セネガルの首都ダカールにお住まいになって6年!須藤美千代さんです!

ダカールは“西アフリカのパリ”と言われるくらい
ファッションや美容の文化が発展している国だそうです。


■人気の「シアバター」とは?


何代にもわたって、アフリカの女性たちは、シアバター(カリテバター)
→高貴なるシア・ナッツから採れる保湿クリーム
により、肌に栄養を与え、スムーズにしてきた。
セネガルには、この”アフリカの金”と呼ばれる、
シアの木が豊富にあるのに、資本投資するための
構造の欠如により、実現できずにいた。


■こちらも人気!「バオバブオイル」!


バオバブといえば、あの星の王子様にでてくる木。
数ヶ月も、雨が降らなくとも、地面からと空気中のすべての水分を吸収しながら、
枯れることがなく、通常は、500~700年、種によっては、
3000年以上も生きるといわれている、アフリカに生息するまさに、生命の木。
バオバブの木には、9種あり、この企業が採取している100%バージン・バオバブ・オイルは、
その中でも、特に、抗酸化作用が強いのが特徴。

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色は、黄色で、無臭~微香です。 保湿のオレイン酸を37%、
アレルギーなどを予防するといわれているリノレン酸も27%、
エイジングケアのパルミチン酸も、24.5%も含む芸術的ともいえる脂肪酸組成。

また、通常オレイン酸やリノレン酸を多く含むオイルは、とても酸化しやすいのですが、この100%バージン・バオバブ・オイルは、酸化安定性の高い、とても日持ちするオイルで、通常2年以上もつといわれている。


■セネガルでは、コスメはやはり、ビジネスとしても重要な分野?


セネガル産のカリテ・バター(シア・バター)とバオバブ・オイルを主とした基礎化粧品を生産する
セネガルの企業が、あのブランドの「カルティエ・Cartier」が主催する、世界の女性の起業家を讃える「Cartier Women's Initiative Awards」で、アフリカ大陸の最優勝賞を獲得。
しかも、創業者は、32歳の才能ある若き女性!
因みに受賞者は、各大陸から、それぞれ一人。


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受賞した商品名は、「カリスタル・Karistal」。
→「カリテ・バター」と「クリスタル」をドッキングさせたすばらしい名前です。
私も、縁あって、この創業者と会う機会があって話したのですが、同じ女性として、
とても刺激を受けた。
いつの日かこの商品が日本でもお目見えできれば。


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☆セネガルに行った時、「役に立つ一言」


市場に買出しに行った時に、役立つことば。
市場で値段を聞いたあとに一言、ウォルフ語で、


「ワーニ・トゥーチ・レック!」 「少し、負けてよ~」


かわいく言うのがポイント♪

2009年08月18日

8月18日(火)のフラワーレポーターは南アフリカ・ケープタウンに住んで、14年中村るみさんです!

■南アフリカの公用語=「アフリカーンス」という言語


南アフリカの公用語は11言語あり、国全体で一般的に使われるのは「英語」です。
オランダ系移民なとが多い地区では「アフリカーンス」が話されています。
その他に黒人各部族の言葉(バントゥー諸語)、「コサ」や「ズールー」や「ソト」などがあります。
南アフリカ人のほとんどが英語とアフリカーンスのいずれか、
もしくは、両方を理解できます。
「アフリカーンス」という言語は、ケープがオランダの植民地であったころに、
正統オランダ語を基礎にフランス語、ドイツ語などの欧州諸語さらにマレー語や現地の
言語が融合してできた言語です。
世界には、アフリカーンスを第一言語として使う人が600万人、第二言語として使う人が
1000万人いると言われています。


■サッカー・ワールドカップ関連最新情報 !


開催まで300日を切りました。
南アフリカは貧富の差が大変大きいので、
貧困層はチケットを買いたくても買う余裕がありません。
しかし、貧困層でもこの大きなイベントに参加できるよう、14万枚のチケットが
国内で無料で配布されることが決まりました。
そのうちの4万枚は、各都市のスタジアム建設に携わった人達に配られます。
スタジアムの現場労働者たちは一人2枚のチケットをもらえることになり、
「世界的なイベントが行われる会場の建設現場で働ける機会があった上に、
さらに大きなイベントに自分たちも参加できる」
と、大喜びをしています。


STAJIUM.jpg


ケープタウンのスタジアムは12月15日までに完成する予定です。
この間も賃上げストがあって工事が少しストップしたので、予定通り完成するかどうか
心配なところです が、ワールドカップの開催は来年の6月なので、
それまでには余裕で完成するでしょう。


ケープタウンの道路整備や空港の拡張工事が続けられています。空港は年内に完成する予定です。
新しいターミナルは形になってきていますが、道路については、間にあうのかなー、といった感じもします。先月、道路工事の労働者たちが賃上げストをし、工事がストップしていました。
道路工事のために道幅が狭くなったり、迂回ルートを作ったりしていますが、
それが原因で大きな交通事故が起り、高速道路やその付近の一般道路で
大渋滞が発生することもあります。


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↑ケープタウンの街の様子


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↑ケープタウン郊外


ケープタウンはワールドカップ開催期間中のベッド数が55000不足していると言われています。
元・客船のQE2をケープタウンにもってきて、ホテルとして使うことが決まっているそうです。
新聞などでは、「自宅をワールドカップ中に賃貸に出さないか」というような広告が出ています。
夏場、自宅をホリデーメーカーに賃貸に出して、旅行にでかけたりキャンプに行ったりする
ファミリーがあるので、ワールドカップ期間中にもそうやって個人の住宅を賃貸住宅として
確保してベッド数を作ろうということでしょう。
ケープタウンはサッカーの試合開催日だけでなく、他の都市のサッカー会場に観戦に来た人達が
観光に訪れ、他の開催地よりも訪問者が多くなるだろう と予想されています。
泊る所が確保できなければ観光客は来てくれませんので、旅行 関係者も公共機関も、
さらなるベッド数の確保に必死です。


南アフリカはワールドカップ期間中は学校は休みになることが決定しています。
その分、12月~1月の夏休みが短縮されることになっています。


南アフリカは賃上げストが多発していて、それが暴徒化することもあります。
7月末 の公務員のストでは、ゴミの回収がストップし、地区によっては公務員が
道路にゴミを撒き散らしたり、タイヤなどを燃やして交通妨害する事件がありました。
ワールドカップ関連で、スタジアム関係者やバスの運転手、警備員や警察官などが、
ワールドカップの直前にストすることだってありえるので、心配です。


新型インフルエンザも流行しだしました。現在600人くらいの感染者がいると発表されています。
死者も出ています。インフルエンザは冬に流行るものですよね。
ワールドカップの開催期間はこちらは冬にあたります。
来年の冬はインフルエンザが流行し ないようにと祈ります。


この国は公共交通網の整備が遅れています。
ワールドカップまでに路線バス導入をすすめているところですが、そのため、
乗合タクシーといわれるミニバスの運転手さん たちが自分たちの仕事がなくなることをおそれて
反発し、ストを起こしたりしています。先週も大規模なストがおこりました。
そのうえ、路線バスの運転手による賃上げストも同時に起こり、
貧困層の通勤などに大きな影響がでました。


南アフリカは治安が悪いことで知られていますが、警察官や警備員の増員も行い、
ワールドカップ対策をすすめています。
しかし、残念ながらワールドカップに向けて、治安はさらに悪くなると考えられています。
最近は大型ショッピングセンターやスーパーマーケットの現金や高額商品を狙った
強盗事件が多発しています。
南アフリカは世界から注目されていて、仕事を求めて、アフリカ大陸諸国から外国人
が入ってきていますが、実際には国内の失業率は高く、外国人の就労は難しいです。
仕事を求めてやってきた外国人は仕事が見つからないため、簡単にターゲットになる
観光客を狙うことになるだろう、と考えられています。また、現在、スタジアムや空
港、道路整備といった工事に携わる現場労働者たちは、ワールドカップを前に工事が
完了して、みんな失業してしまいます。こういった現地失業者が観光客を狙う犯罪も
多く発生することが考えられています。


南アフリカというと日本のみなさんには、「治安が悪い」イメージがあるかと思います。
実際、治安は決してよいとは言えません。でも、来年のワールドカップは南アフリカで開催されれば
初めてのアフリカ大陸での開催です。アフリカ人はサッカー好き、として知られており、
サッカー人口も多いです。アフリカ中が、自分たちの大陸で自分たちの大好きなサッカーのイベントが
行われることに興奮し、いろいろな期待をしています。
サッカーワールドカップの開催予定地ということで、日本国内でも、南アフリカが注目され
知名度があがってきていると思いますが、このイベントは日本のみなさんにアフリカを知ってもらう、
とてもいい機会だと思います。ワールドカップの開催で、みなさんがアフリカにもっと
興味を持つようになり、それがアフリカのさらなる発展につながればよいと思います。


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↑ウオーターフロントからみたテーブルーマウンテン


■現地の役に立つ一言


現地の言葉で役に立つ一言ですが、「アフリカーンス」の「レカ」(LEKKER)という単語をご紹介します。
これは、もともと、食べ物がおいしいときに「おいしい」という意味で使われたのですが、
今では何にでも使える便利なスラングになっています。
おいしいものを食べているときに、おいしいの意味で「レカ」、お天気がいいときも 「レカ」、
温泉に入ってキモチイーの意味で「レカ」、セクシーな女の子を見たら 「レカ」。
アフリカーンスの単語ですが、英語を母国語とする人も、「great」や 「cool」などのかわりに使い、
南アフリカ独特の英語になったといってもいいくら い、広く一般的に使われ、便利なことばです。
ケープタウンに旅行に来られて、 「かっこいいね」とか「すごいね」と言いたくなったら、
「クール」の代わりに「レ カ」と言ってみてください。


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↑カラーとよばれるサトイモ科の白いお花は生け花でも有名ですが、南アフリカ原産の植物で、こちらでは、今、ケープタウン郊外の道端などでよく見られます。


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↑ケープタウンの観光ハイライトの喜望峰。

 


2009年07月06日

7月6日(月)は、ケニア在住のフラワーレポーター、渡辺直さんからの報告です!

●ナイロビの今のお天気など
→今ケニアは大雨季の終わりです。今年は雨があまり降らず昨年から旱魃が続き、ナイロビも深刻な水不足が続いています。
ケニアは南半球にあるので、今は冬に向かっています。これから8月上旬までが一番寒い時期です。ナイロビは富士山の2合目と同じくらいの標高が1,700m前後なので、冷え込む朝晩は息が白くなりますよ!今までで一番気温が低かったのは10度だったと記憶しています。
赤道直下でもあるので、日中は日がさせばかなり暑くなるのですが…朝晩は…洋服の調節が大変。
ナイトライフのおしゃれはガマン!薄着はこの時期無理です。
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↑ナイロビの町を一望した写真です。公園はのどかに見えますが、治安が悪いので外国人の散歩はお勧めできません。
    
●ナイロビの人々に人気のリゾートはどこ?地元の人はサファリには行くの?お勧めのリゾートスポット、ナイバシャ湖について教えてください。
→飛行機や長距離の移動は庶民には手が届かないので、近場が人気ですが、最近富裕層が増えたので、ナイロビから約500kmのビーチリゾート、モンバサ、マリンディ、ラム島に行く人も増えました。アジアのビーチリゾートがあるので、野生王国ケニアまでこられて、ビーチに行く日本のお客様は少ないですが、海だけではなく、アフリカ大陸とアラブ文化が混ざった不思議な雰囲気のスワヒリ文化に興味がある方はぜひぜひ訪問してみて下さい!釣りも楽しめますよ。
    
近場では車で1時間半のナイバシャ湖湖畔が人気です。先月はナイバシャ湖の高級リゾートのひとつキアンガジハウスへ日本人単身女性チームで行きました。
ケニア在住者料金宿泊費は、食事、飲み物、ゲームドライブつきで一人1万円強とお得感がありますが、日本からの観光客の方々の料金は7月1日からのハイシーズンはダブルルーム利用で1名USD 425です!でもとってもおいしい食事と、ゲームドライブ後のサンダウナー。そしてナイトゲームドライブ。翌朝はガイドと一緒に湖畔を散歩。充実した1泊2日でした。宿泊したお部屋は朝、ドアを開けるとキリンやシマウマが近くの水場で食事中。姉妹ロッジのチュイロッジの中にはキリンやイボイノシシがやってきます。
ナイトゲームドライブでは後ろのサファリカーだけに豹を独り占めされてしまいましたが、夜、休んでいるキリンや、草を食べに陸に上がったたくさんのカバ、そしてアフリカカンガルーなど日中の景色とはまったく違うゲームドライブを満喫しました。
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↑ナイバシャ湖畔で昼寝中のカバ
     
●最後に役に立つ一言スワヒリ語で・・
→「Safari Njema!」=良い旅を!
  
★ナイバシャ湖の案内★
ナイバシャ湖はナイロビから車で約1時間半のところにあります。
湖は実際3つあり、ナイバシャ湖、オロイデン湖、クレーター湖の3つです。
オロイデン湖だけが塩水湖で、塩水の湖に生息するフラミンゴが最近このオロイデン湖に増えています。 世界的に有名なナクル湖国立公園のフラミンゴが現在、湖水量の現象や環境問題などで時期的に激減しているのに比べて、オロイデン湖は今年に入ってから常に一定の数が飛来しているようです。オロイデンとはマサイ語で“salty water” です。その名の通りの塩水湖です。
    
★ナイバシャエリアのご案内★
車で1時間半~2時間程度でナイバシャ湖の周辺にある宿泊先にたどり着けるため、ケニアの首都、ナイロビ在住者にとっては気軽に週末1泊2日かつ自家用車で行ける(ほとんどの国立公園・保護区はラフロードなので4WDが必要です)、数少ないエリアです。
キアンガジハウスの他に、チュイロッジ、レークナイバシャカントリークラブ、ナイバシャソパロッジ、ロルディア、オレライハウスなど小さい宿泊先やキャンプサイトを上げたらきりがありませんが、サービスと料金を考えると、キアンガジ、チュイロッジがケニア在住者にとってはお勧めです。日本からの観光客の方向けレートはかなりお値段が張ります!
  
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↑ナイバシャソパロッジ
  
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↑サグレットホテルの生肉カウンター。ここから自分の食べたいお肉を選んで焼いてもらいます。
  
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↑出来上がったニャマチョマ(ケニア風焼肉)。ヤギです(ニャマチョマはヤギが一番人気)
  
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↑ 写真にニャマチョマと一緒に写っているのは。。。
赤いもの:ケニアのサラダ'カチュンバリ"
右側の緑色のもの:キクユ族の主食"イリオ"(ジャガイモ・グリーンピース・などをマッシュしたもの+とうもろこし)
右下白いもの:"ウガリ"(とうもろこしの粉をお湯で練って蒸したもの)
ニャマチョマは上記アイテムと塩、ぴりぴり(青とうがらし)などと一緒に食べるのが主流です。

2009年05月11日

5月11日(月)はモロッコ・マラケシュ在住のフラワー・レポーター、和田麻弥さんからの報告です!

モロッコでは、5月頃にはバラの花が満開になります。5月のバラ祭りが、だいたい1週目の週末に3日間行われます。今年は5月8、9、10日に開催。毎年ミス・ローズが選ばれ、民族音楽や地域の女性団体等が作る民芸品の屋台等が出ます。
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バラ祭りが行われるケラア・デ・ムグーナだけでなく、マラケシュは、観賞用のバラが満開。その他、ブーゲンビリアやジャカランダ等、とにかく花が咲き誇っています。
不況と言われていますが、あいかわらず旅人で混雑している春のマラケシュです。
  
バラの香りはネガティブな気持ちを癒すと言われていて、女性に特に向いている香りという事になっています。
ダマスクローズという、香水の元になるバラの産地で、フランスの有名ブランドの有名香水のバラの薫りを担っているエッセンスが作られます。この時期は、街道沿いで子供達がバラの花のレイを作っていたり、青い葉をどんどん延ばしているいちぢくの木のおかげもあって、街全体がほんのり甘い薫りに包まれます。日本の化粧品メーカーなども、このときに産出される「ローズウォーター」に注目していて、テレビ等で人気の商品も生まれていたりします。
  
今年は例年に比べて雨が多かったという事もあって、モロッコ全土がこの春はとてもたくさんの花で覆われました。道路脇の雑草が、 みんな黄色やオレンジ、紫の花だったりして、単純に高速道路を走らせるだけで「きれいね~♪」という言葉が思わず出てきてしまうほどの「お花街道」でした。
マラケシュでは、そろそろジャカランダの花の開花がはじまっています。まだごく一部ですが、たくさん咲いて来ると、街がほんのり紫色です。
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2009年05月06日

5月6日(水)は、南アフリカ・ケープタウンで観光ガイドをしている 中村るみさんのレポートです!

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中村さんと南アフリカの風景 
 
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中村さんのバッジ 
 
 
 
まず、今の南アフリカですが、季節的には秋です。
日本のように四季ははっきりしていませんし、冬でも暖かい所もありますので
春夏秋冬を月で区別するのは難しい。
一般的には6月から8月が冬と言われますので、
4月、5月は秋にあたるといっていいでしょう。

ケープタウンで、そろそろ秋だなー、と感じるのは、
夕方6時すぎに日が落ちるようになる頃。
真夏は朝の5時半に太陽が昇り、夜の8時に太陽が落ちるのに、
夏が終るにつれて日照時間が日ごとに短くなり、
4月も中頃になると6時~6時半に日が落ちるので「もう夏は終ったなー」、と感じます。
ちなみに5月6日(水)の日の出は07時25分、日の入は18時00分です。
この頃になると、太陽の照りつける暑さもなんとなく弱まっているようで、
明らかに真夏とは違うのを感じます。
ワインランドでは3月くらいまでぶどうの収穫が行われ、
4月から5月にかけてだんだんとぶどうの葉っぱが紅葉しはじめて、
その後、葉っぱは散り、冬の間はぶどうは裸の木になります。
ワインランドに今の時期に行ってぶどうの葉っぱが赤くなっているのを見ても
「秋だなー」、と感じます。

さて、秋の終わりから冬にかけて、南アフリカはクジラ見物の時期になります。
冬季はクジラのお産の時期といわれ、クジラは交配のためやお産のために湾の中へ入り、
浅い海岸近くへやってきます。
このお産は3年毎のサイクルです。
一年目は子づくり。
二年目はお産。
三年目は休み。
ケープタウンの近くではミナミセミクジラという種類のクジラがよく見られ、
このクジラの体長は約18m、体重50-80トンです。
生まれてすぐの子クジラが見られる場合もありますが、
子クジラといっても約4~5mもの大きな体です。
一般的には 5月~10月がクジラ見物のシーズンと言われますが、
5月~1月くらいがシーズンと書いているガイドブックもあります。
ケープタウンの近くでクジラ見物ができる有名な所はHermanus(ヘルマナス)という名前の町です。
(日本のガイドブックにはハマナスと記載されています。)
ここはケープタウンから車で2時間程度で行けて、小さくてきれいな町で、
クジラが見られる確率が非常に高いので、特にクジラ見物で有名な観光の町です。
去年の10月に行った時は、クジラがとても近くで何度も何度もジャンプするのを見ましたし、
12月に数日間ヘルマナスに行った時も、
毎日、少し遠方にたくさんのクジラを見ることができました。
シーズン中にヘルマナスへ行けば、高い確率でクジラが見られますし、
日によってはかなり近くで見られます。
ヘルマナスまで行かなくても、今の時期から10月くらいまでは、
ケープ半島にいるだけでクジラが見られることもあります。
ウォーターフロントからシーポイントへのビーチロード沿い、
シーポイントから大西洋沿岸海の道路、ハウト湾、フォールス湾、
いろいろな所でホエールウォッチングができます。
ウォーターフロント近くのビーチロードの自宅から、今年もすでに何度もクジラを見ました。
クジラの鳴き声が聞こえることもあります。
「潮吹き」や「"フルーク"とよばれる、潜水前に尾っぽを見せるポーズ」は頻繁に見られますが、
「"ブリーチング"とよばれるジャンプ」も、まれですが見ることができます。
ウォーターフロントからはホエールウォッチング・ボートが運航されています。

 
さて、南アフリカは動物の宝庫と言われ、野生動物も多いのですが、
ケープタウンでは特にクジラやペンギンが有名です。
ペンギンはボルダーズビーチというケープ半島のフォールス湾側にあるビーチに生息しています。
ペンギンも、今、お産の時期で、ボルダーズビーチに行くと、
生まれたばかりの茶色いモコモコしたヒナが見られます。
ペンギンはとてもかわいくて、見ていて飽きません。
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南アフリカは2010年のサッカー・ワールドカップに向けて国をあげて準備をすすめています。
ケープタウンも例外でなく、ワールドカップのサッカー場の建設、空港の拡張工事、
道路の整備、新しいホテルやマンションの建設、などなど。
ワールドカップのためにどこへ行っても工事工事で、砂埃が舞い上がっているし、
交通規制などもあって渋滞も多くて、国内に住んでいる私たちにはとっても迷惑で困りものです。
でも、2010年には世界中から観戦に来てもらえますし、それで経済も潤うと思うので、
がまん、がまん、の毎日です。早く2010年になって工事が終らないかなー、と、待ち遠しいです。
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4月22日に南アフリカの総選挙があり、5月9日にズマ氏が大統領として正式に就任します。
(、、、の予定。)ズマ氏は低学歴で、一夫多妻で、
大統領としてはなんとなく異色なように思えますが、低所得層から支持されているので、
ズマ大統領が率いる今後の南アフリカがどのように変わっていくのかをこれからも見ていきたいです。