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5月24日(月)コートジボワールから田川慶さんのレポートです。

今日はアフリカ・コートジボワールから国連平和維活動コートジボワールミッション 民政官をされている田川慶さんのレポートをお送りする予定でしたが、現地との電話が繋がらず、レポートをお届け出来ませんでした。申し訳ございません。

事前にレポートをしていただいたので、こちらを記載させていただきます。

サッカー熱・サッカーは盛ん? ファンは?

他のアフリカ諸国と同様、コートジボワールでのサッカーの人気は非常に高く、ファン
も子供からお年寄りまで。やはり男性ファンが多いですが、試合は男女の区別なく観戦
します。私の国連の職場でも、大切なサッカーの試合がある時は、ナショナルスタッフは
早く帰宅できるよう、マネージメントの考慮が働いたりするほどです。


ナショナルチームについて 今年の調子など

ナショナルチームは近年稀にみるスター選手ぞろいで、チェルシーのディディエ・ドログバ
選手を始め、恐らく出場が発表される選手のほとんどはコートジボワールの国外、
主にヨーロッパで活躍する選手です。しかし、今年の初めに行われたアフリカネーションズ
カップで、当然上位に食い込むとみられていたナショナルチームがアルジェリアに敗れ
てベスト16止まりで、しかも劇的な敗北の仕方だったので、国民は心の底から失望して
しまいました。

今年の意気込み 地元メディアが伝えるコートジボアールチーム最新情報 

ブラジル×ポルトガル×北朝鮮と同じグループですが・・・
現在 、スウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソンコーチのもと練習に励んでいますが、
アフリカンカップの苦い思い出からか、メディア、国民も一歩引いて応援しているという
感じです。恐らくワールドカップが始まればもう少し応援にも盛り上がりが出てくるの
ではないかと思っています。
ブラジルに勝つのは厳しいかもしれないという意見がある一方、サッカーは何があるか
分からないので(現にコートジボワールの振るわない結果がアフリカンカップであった
ので)、特に相手がどうかということよりも、ナショナルチームが本来の力を出し切れ
るかというところに国民の関心が向いている様な気がします。


最後に、現地コートジボワールへ旅行した際に役に立つ一言をいただきました。

「Yako」(“ヤーコ”と発音)。

これは、「ヌシ」と呼ばれる公用語のフランス語
と、もともとあった複数の現地の言葉がまざって出来た言葉のひとつで、日本語で言う
と「お疲れ様」「大変だったね」というような意味になります。仕事でもプライベート
でも友人や同僚が問題を抱えていたり、疲れているような状態ときに同情の意味を込め
て周囲の人がかける優しいことばです。私がこう声をかけると、コートジボワールに住
む数少ないアジア人が、しかもフランス語ではないヌシの使い方を知っている言って、
コートジボワールの人は喜んでくれます。