2011年09月 アーカイブ

2011年09月29日

【Webラジオ】9月29日(木)アメリカ ニューヨーク

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

9/29(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

真木さああああん!!月日がたつのが早すぎる!
ついに真木さん最終回になってしまいました!

ニューヨークもどんどん秋に。。。ちょっと待ってー!という気持ちになりますね。
このレポートで、真木さんの中でニューヨークのイメージが
身近なものになってくれた、というのが一番うれしかったですね!

ニューヨークっていうのは楽しいところなんだなー、
日本ちょっと違うかもしれないけど、
人が夢をおいかけて一生懸命生きているというのは同じなんだなー、
そんなことを少しでも感じてくれたらうれしい!!

でも最後だからといってしんみりするのも真木さんらしくないし、
ニューヨークらしくないので、楽しい話題でしめくくりましょう!

ニューヨークの実りの秋、テレビの新番組が始る季節でもあります。
世界の交差点タイムズスクエアに今いくと、ヒットミュージカルや
新作映画の看板に混じって、テレビの新番組の看板が花ざかり!
timesquare.jpg
newgirl.jpg
Singoff.jpg

NYといえばSEX&THE CITYですよね。

真木さんもはまった、SEX&THE CITYのプロデューサーによる新番組なんかも話題に!
今日はニューヨークから大豊作の秋のテレビをレポート!

特にドラマを中心に紹介したいと思います。
この秋のテレビドラマ、今シーズンの3つの特色は?

1)スチュワーデス対プレイボーイ・バニー:60年代が舞台のレトロなドラマが豊作
2)SEX & THE CITYをしのぐか? ニューヨークを舞台にしたドラマが豊作!
3)アシュトン・クッチャーが豊作!(どういうこと?)


まず

1)スチュワーデス対プレイボーイ・バニー:60年代が舞台のレトロなドラマ
panam.jpg

スチュワーデスが出てくるのは、「PAN AM」
60年代にまだ空の旅が特別だったころ、
一斉を風靡したエアライン、パンアメリカン航空、パンナムを舞台にしたドラマ。
そしてプレイボーイバニーの方は「プレイボーイクラブ」 
playboyclub.jpg

60年代モノといえば、大ヒットしたドラマ「マッドマン」というのがありますが、

この不景気の時代に、強く豊かだった時代のアメリカが懐かしい。。。
というレトロ感覚もあるのです。

2)SEX & THE CITYをしのぐか? ニューヨークが豊作!

この秋から来年にかけてオンエアされる、ニューヨークを舞台にした新番組は
記録破りの23本!

その理由は、もちろんニューヨークという設定やロケ現場が、どこよりも魅力的だから。
でもそれだけではありません。
ニューヨーク市がこうしたドラマの撮影や制作に対して免税措置をとって、
誘致にすごく力を入れているからです。
ロケものでは女刑事が活躍する「UNFORGETTABLE」
そして、スタジオ撮影もので話題なのは「2 BROKE GIRLS」
2Brokgirls.jpg

SEX&THE CITYのプロデューサーによる新しいコメディドラマです。
いったいどんな内容なのかは、番組後半に詳しくお伝えしましょう。
その前に、この秋の豊作テレビ、特色その3)

3)アシュトン・カッチャーが豊作!

もちろん知ってますよね? 超人気若手俳優で
デミ・ムーアの16才年下のハズバンド。
Ashton.jpg

彼が主役のコメディドラマがスタート 
タイトルは、「TWO & A HALF MEN」日本語タイトルは「ハーパーボーイズ」

でも今年のはじめまでは「チャーリーシーンのハーパーボーイズ」だったんです。
そうチャーリー・シーンが、主役。でした。 今年はじめまでは。

ものすごい主役交代劇があったんですねー!!

ここ数年チャーリーの私生活がだんだんおかしくなり、キレた行動や発言続出。
ついに番組をクビになってしまいました。

でもこれだけの人気番組、終了するにはもったいない、というわけで採用されたのが、
アシュトン・クッチャーで、大金持ちだけど、大人になれないピーターパンという役。

しかも、毎回なぜか上半身裸で登場。これが毎週楽しみに。。。
あれ?これは私のような女性視聴者を狙っているのかな? 

クビになったチャーリー・シーンは、おかげでますます注目を集めた上、
キャンセル料として20億円をうけとったばかり。
ちなみにこの春のトークショーツアーでは、収益金の一部を、
日本の震災被災募金に寄付。バッドボーイだけどホントはいい奴なんですね。


さて後半はSEX&THE CITYのプロデューサー Michael Patrick Kingが世に送り出した、
新しいコメディドラマ。

今回もどんなゴージャスでセクシーな番組? と思うと、これがちょっと、いやかなり違う!!
タイトルからして「TWO BROKE GIRLS」BROKEというのは、金欠。
(I CAN’T GO OUT BECAUSE I’M BROKE! 私一文なしで出かけられないわー、みたいに使う)
舞台はニューヨークの若いアーティストやミュージシャン、ヒップスターが住む街、
ブルックリンのウィリアムズバーグ。

主役のガールズふたりは、ウェイトレス。しかもダイナーという
日本で言えば大衆食堂みたいなお店。
そのうちひとりは、 元ビリオネアのパパがウォールストリートの詐欺師で
逮捕されて一文無しになっちゃった、と設定も時代を反映。

要するにビンボーだけどがんばってる女の子たちが主役。
はっきり言って今ニューヨークの若者は基本的にお金持ってません。
なにしろこの大不況時代。
市民の5人に一人が貧困ライン以下で生活していますからね。
ヒップで才能があるアーティスティックな若者は、金欠が当たりまえ。

でも彼らには夢があるんです。
2 BROKE GIRLSも、将来は手作りカップケーキの店をオープンするのが夢。
ちなみに、カップケーキで成功した女性、現実にかなりいます。

お金がなくても、色んなことがうまくいかなくて夢を忘れそうになっても、
一歩立ち止まって、もういちどがんばってみる。
それがニューヨーカーだし、人間ってもんですよね。

お互いに夢を大切にこれからもがんばりましょうね!

bigbangtheory.jpg

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers


2011年09月28日

【webラジオ】9月28日(水) カナダ・バンクーバーから、桐島ノエルさんのレポートです!

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月27日

9月27日(火)のフラワーレポーターはオーストラリアに住んで21年の「千葉征徳」さんです!

シドニーより 桜レポート 
シドニー近郊の町、カウラ (Cowra) の日本庭園で開催。
2011年は9月24日(土)~25日(日)。
カウラはかつて日本兵の捕虜収容所があった場所、戦後友好のシンボルとして造営された、
オーストラリア最大級の日本庭園には約2,000本の桜が植えられている。


【webラジオ】9月27日(火)オーストラリア シドニー

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月26日

【webラジオ】9月26日(月)

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!


2011年09月22日

【Webラジオ】9月22日(木)アメリカ ニューヨーク

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

9/22(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨークは国連総会開催中、マンハッタンは大渋滞中です。

しかも車道だけでなく、舗道も大混雑。。。
1年前に比べ確実に人が増えているのを実感。
さらに自転車道。。。。ニューヨークでは自転車通勤を奨励しているのです。

でも実際は、交差点では信号無視する人と
(ニューヨーカーは青信号を待ちません)
自転車と、なんとかして少しでも進もうという車の3つどもえで、
大変なことになっています。

そんなニューヨーク、確実に季節はうつりかわり、
時代が変わっていくのを感じています。
特にこの秋、911の10周年があったこと、
そして、ワールドトレードセンターに10周年にして、
ついに追悼碑が完成し、先週、911の翌日から一般公開されたことです。

実はこの追悼碑はフラっと行っても入る事はできません。
誰でも、そして無料で入れるのですが、
オンラインで予約しなければならないんですね。

WTC_18.jpg

そしてその予約が始ったのが2ヶ月前、7月11日でしたが、
私はその日の夜に予約試みて、とれたのが今週月曜日19日でした。

今日のレポートはそのワールドトレードセンター、911メモリアルミュージアム、
追悼碑をレポートします。

ワールドトレードセンターというのは7つの高層ビルが集まる
ビルディングコンプレックスで、縦横が200メートル四方くらいの
かなり大きなエリア。
数年前まではただ工事現場だったこの場所、久しぶりに訪れるとびっくりします。
目の前には2013年完成予定の超高層ビルONE WORLD TRADE CENTERが
もう82階まできていて、2006年に再建された
7WORLD TRADE CENTERとともに、
既に新しいダウンタウンの風景ができつつあるんです。


WTC_1.jpg

しかし全体的には、まだ高いフェンスに囲まれた工事現場、
大型クレーンや、コンクリートミキサーがひっきりなしに通っています。
観光バスも通り過ぎて行きます。ここは観光地でもあるんですね。
でも中がどうなっているのかよくわからないし、
メモリアルミュージアムも外からはまったく見えません。

WTC_2.jpg


フェンスには「メモリアルミュージアムはこちら」という矢印がついています。
それに従って進むと、敷地の南のはしの空き地のような場所に、
もうたくさんの人が並んでいました。

WTC_3.jpg

そこでチケットと身分証明書をチェックして、建物の中に入ると、
まるで空港のようなセキュリティチェックポイントがあります。
金属探知期がずらりと並び、爆発物探知犬の姿も見えます。

そんな厳重な警戒のセキュリティチェックポイントをぬけて、
再び外に出ると、
そこは既にワールドトレードセンターの敷地内、
しかも工事現場のまっただ中でした。

WTC_4.jpg

フェンスの間の狭い通路を進みますが、視界に入ってくるのは大型クレーンや
巨大な鉄骨、地下に向かってぽっかり空いた穴など。
工事のノイズに圧倒されながら歩いて行くと、突然視界が開けました。

WTC_5.jpg

そこには秋の青空の下に、広大な緑の公園が広がっていました。

木々の間にはベンチがおかれ、人々がそぞろ歩き、
その雰囲気はごく普通の公園、
都会のオアシスといった雰囲気です。

でも普通ではないことは、すぐにわかります。

WTC_10.jpg

警官の姿がとても多いし、
緑の木々の向う、ちょうどサウスタワーがあった場所は、
たてもののフットプリントがそのまま、
巨大な四角いプールになり、
その四方からは水が滝のように流れ落ちています。
プールの四方は黒い大理石で、そこに犠牲になった方の名前がほりこまれています。

WTC_6.jpg

名前の上に薔薇の花をたむけている人もいらっしゃいました。

WTC_7.jpg

みんな静かにそれをながめたり、写真をとったりしながら過ごしています。

WTC_15.jpg

私もそこで一人黙祷しました。

WTC_14.jpg

サウスタワーの反対側、ノースタワーがあった場所にも、
同じようにプールが作られています。

WTC_8.jpg

その真上には、建設中のONE WORLD TRADE CENTERがそびえています。

WTC_17.jpg

ここに立って、まるで水のカーテンのような滝を見ながらこの水音を聴いていると、
まわりは工事現場なのに、たくさんの人もいるのに、
この水しか見えない、音しか聞こえない、そんな気持ちになっていきます。

WTC_16.jpg

工事現場のまっただなかに現れた、二つの美しい水の慰霊碑は、緑の木々がつくる、
癒しの空間でした。

かつてタワーがあった場所には、建物を一切作らずに
滝の流れ落ちるプールだけにしたのはもちろん、
その周りも含めトータルで広さ16エーカー、
およそ6ヘクタールもの広い敷地をつかった、ゆったりとした空間です。

WTC_12.jpg

もともと商業用地、普通ならより多くの建物を建てたいところを、
犠牲になった方々へのレスペクトということを何よりも優先し、
このような慰霊の空間が作られたことは、とても納得できる、
訪れた人の多くはそうコメントしていました。

そのビジターは、半分はニューヨーカー、中には家族づれ、
小さな子供達をつれた人もいました。

WTC_11.jpg

そして半分は世界中からのツーリスト。
それぞれの思いを胸にここを訪れ、また去っていく、そんな場所でした。

私自身はここを訪れることで、現実から一度切り離され、
10年という時間を巻き戻すことができた気がしました。

どうしても普段は忘れている事を、
ここに来れば思い出す、私たちにとって、とても大切な場所だと感じました。

WTC_13.jpg

そして、この不思議なほどピースフルな空間を後にすると、
そこには再び、現実のニューヨークが広がっていました。

何があっても生活は続いて行く、時間は流れていく。
それもまた大切なことなんですよね。

この911メモリアルミュージアム、
最初にお話したように、オンラインで予約してフリーチケットをとることができます。

アドレスは
http://www.911memorial.org/visitor-passes
ニューヨークに来たらぜひ訪れてみてください。

WTC_9.jpg

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2011年09月21日

【webラジオ】9月21日(水) フランス・パリ

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月20日

9月20日(火)のフラワーレポーターはミュンヘンにお住まいになって、24年、現地で、ジュエリーの宝飾作家をされている「武市知子」さんです!

◆“世界最大のビール祭り”「オクトーバー・フェスト」ですが、今年の開催期間は、いつまででしょうか?


今年のオクトーバー・フェストは、9月17日から10月3日まで行われます。


list.jpg
VIPの紙の腕輪の写真


◆開催中の街の様子はいかがですか?


この時期になると、ミュンヘン市内は、観光客でいっぱいになります。去年は、約640万人が訪れ,そのうち20%は外国からだったそうです。


◆「オクトーバー・フェスト」は、ドイツの人々にとって、どんなイベントでしょうか?


世界最大の国民大祭典であるオクトーバー・フェストは、1810年に、バイエルンの王様、ルードヴィッヒ1世と、ザクセンのプリンセス、テレ-ゼの結婚式に、盛大な競馬が開催されたのがはじまりです。一部の貴族だけではなく、国民全体を招いて行われたこの行事があまりにも楽しく、大盛況だったためにその翌年からも同じようなお祭りをひらこう!ということで、今日にいたります。


◆どんな会場で行われるんでしょう?


42ヘクタールもあるミュンヘン市内の広大な敷地内には、ビールテントが14軒。 ビールテント、と聞くと、こじんまりしたものを想像されるかもしれませんが、1つのテントが大きな体育館ほどの大きさ。外にも、ビアガーデンもあり、中では、7,8千人が一度にビールを飲むスペースがあります。そこで飲まれるビールの量は、600万リットル以上。この量は大体プール17個分ほどだそうですので、想像を絶する規模ですね。


22.jpg
テントの外見


◆地元・ミュンヘンの方々は、オクトーバー・フェストをどんな風に楽しんでますか?


ビールと同じようにミュンヘンっ子に重要なのは、民族衣装。バイエルンの民族衣装は、女性は、ディエンドルDirndlという、ドレス風ワンピースにエプロンがついたものを、男性はレーダーホーゼLederhoseという革のズボンですが、その地方地方でデザインや色が違い、とても郷土色豊かな衣装です。特に、オクトーバー・フェストは、はじめて民衆が参加をゆるされた祭典がはじまりですので、その意味合いもこめて、地方ごとの民族衣装に身を包んだ人々の民族衣装パレードも行われます。


◆ドイツでは、民族衣装を着る機会は多いんでしょうか?


結婚式や、フォーマルな場所用の民族衣装ももちろんありますが、お祭りなどで着られる民族衣装は、どちらかといえば浴衣の感覚に近いかもしれません。一昔前までは、多少時代遅れに思われていた民族衣装ですが、最近は、若い人の間でも民族衣装でおしゃれをする、ということが流行っていて、大変注目されています。民族衣装を着てオクトーバー・フェストにくる人が毎年増えていて、それだけでも会場の雰囲気がさらに盛り上がります。


◆民族衣装のおしゃれのポイントというと?


素材も、木綿のカジュアルなタイプから、絹のエレガントなタイプなど、いろいろあるので、色と素材で自分のテーマを決めるとおもしろいと思います。そして、決めてはもちろん、ジュエリー。本来、バイエルンの民族衣装は、男女ともに大量の伝統宝飾品を身につけるのが正式なのですが、最近は、伝統宝飾品だけではなくて、伝統モチーフをかわいらしくあしらったり、アレンジされたジュエリーで着こなしたりするのがおしゃれです。ビールにかかせないパン、プレツェルなどが人気のモチーフです。


◆ドイツに行った時に、会話に花が咲くような「役に立つ一言」。


danke schoen! ありがとうございます!

民族衣装でおしゃれをしたときにドイツ人に褒められたら、にっこり、danke schoen! とかえしましょう。
本場のバイエルン人と仲良くなれるかもしれません。


★武市知子さん
ジュエリー宝飾作家/ドイツ国家公認宝飾細工師マイスター
●TERRA AURI official site●
http://plaza.rakuten.co.jp/terraauri/

【Webラジオ】9月20日(火)ドイツ ミュンヘン

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!

 

2011年09月15日

【Webラジオ】9月15日(木)アメリカ ニューヨーク

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

9/15(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

先週もお伝えしたとおり、ニューヨークは911の10周年を迎えました。
厳重なテロ警戒の中、
オバマ大統領も参加して、しめやかに追悼式が行われ、
平和と友情と感謝のメッセージを世界に発信しました。
私たちニューヨーカーとしては、
無事に終わってくれてよかった、というのも本音です。

毎年の事ですが911が終わると、ニューヨークは本格的な秋。
忙しい季節でもあります。
新学年がスタート。
そして、明日までファッションウィークも開催されています。

年に2回のNYコレクション、今回も世界中からファッション関係者が集まって来ています。
このコーナーでも毎回色々なイベント、ファッションショーなども紹介しきましたが。。。
ファッションショーというのは、コンサートやブロードウェイのように
チケットを買って見に行けるものではありません。
あくまでファッション関係者だけが、招待されるもの。
でもここ数年NYでは、一般人にもファッションウィーク参加してもらいましょう!
という催しがあって、これが超人気なんです。

その名も、FASHION’S NIGHT OUT 縮めてFNO
日本語にすると。。「ファッション夜遊び」


どういうことかというと、コレクションが始る前の夜、
ニューヨーク中のブティック、デパート何と1000件が参加して、
特別に夜遅くまでお店をオープン。

しかもオープンしているだけでなく、
デパートのイベントスペースにはファッションセレブが続々登場!
この日しか買えない限定グッズもいっぱい!
もうマンハッタン中をランウェイにしてしまおう! という
まさにファッションの夜遊び、秋祭り!というイベントなんです。

今年は私も夜遊びしてきましたので、今日はその模様をレポート!!


私が足を運んだのは、
世界一の売り場面積を誇る、有名デパートMACY’S
Fashion_1.jpg

ちょうど帰宅時間の6時前、お店のまわりの至るところで、
モデルの卵みたいなきれいなお姐さんたちが、FNOのおそろいのTシャツ姿で、
客寄せ。
Fashion_2.jpg

MACY’sデパートの正面広場に行くと、既に人で埋まっていました。
ファッショニスタはもちろん、私みたいなフツーのニューヨーカーでぎっしり。
Fashion_3.jpg

広場のど真ん中には特設ステージが作られて、
このあと始るジョス・ストーンのフリーライブの準備の真っ最中、
かと思うと反対側から黄色い完成が聞こえるので、人をかきわけて行ってみると。。。
カメラの列の間からかろうじてちらりと見えたのは、
大ヒットテレビシリーズ「AMERICA’s TOP MODEL」の審査員の一人、
ランウィコーチのMISS J ALEXANDERでした!
Fashion_MISS_J.jpg

デパートに入る前からもう盛り上がりっぱなしのファッショニスタたちに話しかけてみました。

ドイツ人のリサさんは「素敵なフェスティバルがあるというので来てみたの、
新しいファッションを見たかったのよ。」
次の男性は「ファッションは素晴らしいもの。
ファッションのフェスティバルをいっしょに祝いたくて来たんだ。」
最後の女性は「ファッションも見たかったけど、ダニエル・ラドクリフにも会いたくて来たの!」
ハリーポッターも来てたんです!
Fashion_4.jpg
Fashion_5.jpg

インタビューしている間にもものすごい数の人が
デパートに吸い込まれて行くのに圧倒されながら、意を決して中へ!
すると正面売り場では、モデルさんも着ていた、
今日しか買えない限定FNOのTシャツが飛ぶように売れています。
その隣ではおねえさんたちが色とりどりの薔薇の花を配っていました。
Fashion_6.jpg

しっかり薔薇の花をゲットして、エスカレーターで2階へ。
Fashion_8.jpg

上がったところにお立ち台がずらりと並び、その上ではポーズをとるモデルさんたちが。。。
Fashion_10.jpg

いきなりファッションショーになってるんです。
生のDJがダンスミュージックをプレイ。
Fashion_11.jpg

VIPのお客さんは片手にシャンペンで雰囲気出しています。
プロも素人も私もいっしょになってシャッターおしまくっていると。。。

フロアの反対側から、また黄色い声が。。。
見るとものすごい数の女子がおしあいへしあいして、
その向うに誰かセレブがいるのはわかるんだけど、まったく見えない! 
なんとカリスマデザイナーのレイチェル・ロイだったそうです!
その後には元デスチャのケリー・ローランドが来てました。

こんな感じでどのデパートもセレブでいっぱい。

限定グッズで話題だったのは、シャネルのマニキュア LE jeans De CHANEL
ブルージーンズのようなブルーのすてきな色のマニキュア$29
そして、ステラ・マッカートニーのチャームブレスレット$165

こちらもものすごい勢いで売れていたという情報が入っています。

このFASHION”S NIGHT OUT
もともとはリーマンショックの後の2009年、
低迷する経済を何とかしよう! とヴォーグの編集長、
アナ・ウィンターの呼びかけで始ったんですが、
これがなかなかニューヨークのローカルビジネスへのいい経済効果になっているもよう。

またビジネスだけでなく、さっきちょっと紹介した限定FNO Tシャツ
この売り上げの40%はエイズ基金に寄付されます。
Fashion_7.jpg

またこのお祭りは、911の直前でした。
街が重—い雰囲気になっているところに、ちょっぴり息抜き、
これも地域の経済のため! とみんながいっしょに数時間の夜遊びを楽しんだ。
そんなイベントでした。

さて後半はせっかくなので、集まったNYのファッショニスタたちに、
この秋のおすすめのトレンドを聞いてみました!

最初にキャッチしたマリアさんは、実はこのデパートのバイヤーさんです。
彼女のおすすめはとにかくメタリック、ゴールド。
それほどギラギラのメタリックではなく、光るサテンのブラウスや、
バッグ、マニキュア、アイシャドーなどのメタリックな色を使うのがおすすめだそうです。

ボヘミアンルックの女の子は、「明るい色使い、スカーフ、そしてもちろんボヘミアンルック」
明るい色使い、たとえばオレンジのスリムパンツや、
ゆったりしたシルエットのカーディガンあたりが人気になりそう。

そして前半にも登場してくれたドイツ人のリサさんのお気に入りはセイラールック。
ブルーのストライプがおすすめだそうです。

他にはカラフルなプリントとプリントをあわせたり、タータンチェックだったり、
この秋は色がポイントになりそうな感じ。

ちょっぴりでもトレンドを取り入ると、気分も上がって元気になれそう。
ファッションも私たちを元気にしてくれるためにあるんです!
みなさんもこの秋のファッション楽しんで下さいね!

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2011年09月14日

9月14日(水)のフラワーリポーターは、ニュージーランドに住んで4年、現地でウェブ関係のお仕事をされています、入江賢哉さんです! 

入江賢哉さん
                             
irie.jpg
            
             
★オープニングの日のセレモニーでの花火
                
OpeningCeremony%28Credit-Tourism%20Auckland%29.jpeg
OpeningCeremony(Credit-Tourism Auckland)
             
             
★日本チームが到着した際の空港での出迎え  
                 
a-warm-welcome%28Credit-%20Brendon%20OHagan%29.jpeg

a-warm-welcome(Credit- Brendon OHagan)

【webラジオ】9月14日(水)のフラワーリポーターは、ニュージーランドに住んで4年、現地でウェブ関係のお仕事をされています、入江賢哉(いりえ・けんや)さんです! 

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月13日

9月13日(火)のフラワーレポーターは台湾・台北にお住まいになって11年。現地でフリーライターをされている石野真理さんです!

台北 中秋節 毎年旧暦8月15日、太陽暦では9月中旬頃~10月初旬頃。
2011年は9月12日。


日本のお月見のようなもので、家族がそろって月餅を食べたり、バーベキュー(台湾など)をしたりする。春節、端午節と並ぶ、「三大節」のひとつ。


中国本土、台湾、韓国では中秋節(zh:中秋节)として盛大に祝う。中秋節は祝日となっている。中国では当日、月餅を食べながら月を観る慣習 があったが、近年は月餅はひと月以上前から知人に配るようになったため、中秋当日までに月餅は食べ飽きてしまい、中秋当日には売れ残りを恐れて安売りされるという現象も起きている。台湾などでは、当日屋外でバーベキューをするなどの別の楽しみ方が増えている。 韓国では秋夕とその前日と翌日が公休日となるため、多くの企業、施設も休みとなり、帰省する者も多い。


◆中秋節の風物詩はBBQ カオロウ バーベキュー。


日頃は離れて暮らす家族が集い、食事をしながら過ごす。人数が少なければ友人や近隣の人にも声をかけて、わいわいやる。
→夕方から深夜まで。
→屋外、ベランダ、屋上、時には道ばたで行なっていることが多い。中秋節の夜は、町全体が煙っぽくなる。
→日本人と違い、アルコールの重要度は高くない。歌を唄ったりすることはなく、ひたすら食べる
→肉類を基本に魚や貝、野菜など。肉類は豚をメインに鶏肉なども。
→肉は基本的にタレに漬けておいたものを焼く。野菜などは際だって個性的なネタは見られない。
→原住民族の人々はきょんの肉やイノシシ、野鼠の肉もBBQする。


◆中秋節とは?


大晦日、お盆、中秋節は台湾の三大重要日と思われている。大晦日は勿論家族団らんの日で、お盆は先祖を追悼する日。どれも一家団らんの日であるが、中秋節はやはり特別な意味を持っている。
日本のお盆とか アメリカの感謝祭みたいな、遠くに散っている 家族が帰省してくる、家族再会の日。野外でBBQを楽しみ、外では若者が、意味もなく 爆竹やロケット花火をバンバン、炸裂させる。


◆どうして月餅?


漢民族が元の国 ( 蒙古 ) と戦争してるときに遡る。その元朝の終わりごろ,ある年の中秋節の前夜に至るところに噂が広まりました。・・・・・「中秋節の日に月餠を食べると,恐ろしい伝染病にならない。」と・・・・・。というのは,元に反抗する一人の兵士がこっそりと月餠の中に「中秋の夜に元の兵を殺せ」と書いた紙切れを入れたのです。それを読んだ人々は立ち上がりました。4ヶ月が経って元朝はついに滅亡しました。そこで,明の太祖である朱元璋は月餠を開国の記念品とみなし,さらに中秋節を開国記念日としました。今、中秋節の前後に月餅を贈りあうという風習があります、特に取引会社、大事なお客様、自社社員などに感謝の気持ちで月餅を贈ります。


中秋節は友達や親戚を呼んで、月見をしながら、月餅という甘いお菓子を食べます。今はカレー餡、アイスクリーム餡、ラベンダー餡までも出てきて、とにかく、食べられるものなら、なんでもOKになりそうだとか・・・


◆中秋節=お月見は BBQと月餅が欠かせない!


その他に、台湾で中秋節にかかせないもの。それが一家団欒で楽しむバーベキュー!中秋節の夜には有名ホテルやレストラン、ショッピングモールに始まり、ローカルなところでは町内会主催や一般家庭においていたるところで、バーベキュー大会が行われます。 お月見にはバーベキュー、月餅がセットなのです。


◆会話に花が咲く一言


讃=スゴイ!いいね!などの意味

【Webラジオ】9月13日(火)台湾・台北

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月12日

【webラジオ】9月12日(月)フランス

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

2011年09月08日

【Webラジオ】9月8日(木)アメリカ ニューヨーク

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

9/8(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

911から10周年。

もう10年たったなんて信じられない。。でも確実に10年たっているんですよね。

ワールドトレードセンターの跡地では、
今年ついにメモリアルミュージアムがオープン、
(これについては、また改めてレポートしたいと思っていますが)
まだまだ工事現場の状況ですが、
完成すれば104階、NYでもっとも高いビルになる、ONE WORLD TRADE CENTER
(通称フリーダムタワー)も80階まで完成して、夜はライトがまぶしいほどです。

freedom_tower.jpg


でもそんな世間の騒ぎに私たちニューヨーカー、
ちょっぴり置いていかれたような気分にもなっています。
もちろん遺族のみなさんにとっては、愛する人をなくした悲しい記念日。
犠牲になった方、直接知っている人にはいなくても、誰かの親戚、誰かの友達、
どこかでつながっている。
だからニューヨークにとってはとてもプライベートな記念日でもあるんです。

この日をいったいどう迎えればいいのか、ニューヨーカーは今すごく考えている。
何をするかより、どう考えるかの方が大事だったりします。
これからの10年に向けて、いったいどういう日にしたいのか?
そんなことを考えている時ある人に出会いました。

建築デザイナーのソノ・マサユキさん。
彼は実は7年前の2004年、もうすぐオープンする
メモリアルミュージアムよりずっと早くあるコミュニティのためのメモリアル、
慰霊碑をデザインしました。

SI%20911%20Memorial_2_Kirit_sml.jpg
 
(C)Kirit Makita

そのコミュニティというのは、スタッテンアイランドという島、
マンハッタンから、ニューヨークハーバーをはさんだ反対側にあって、
多くの人が通勤フェリーでウォールストリートに通勤していて、
犠牲になりました。
またここは消防士も多く住む島として知られ、
トータルで263人もの人が亡くなっています。

今年の911を前に、ソノさんといっしょにスタッテンアイランドに行ってきました。

今日はソノさんに追悼碑を案内してもらいながら、
この10年、911と、そして遺族と常に向き合ってきたソノさんが、
いったいどういう気持ちで10周年を迎えているのかも、
教えてもらいたいと思います。

ウォールストリートの南の端のフェリーターミナルから、
NYハーバーを渡ること20分、

Statue_of_liberty.jpg

途中、自由の女神の立つリバティアイランドのすぐ横を通って、
スタッテンアイランドに到着。
マンハッタンの摩天楼を見晴らす素晴らしいスポットに、
911の慰霊碑が建っています。

postcards.jpg

すぐ後ろにはマイナーリーグのスタッテンアイランド・ヤンキースの球場があり、
夏の終わりの夜を楽しむ人の歓声にまじって、
港に打ち寄せる波の音や、秋の虫の声も聞こえてくる、
そんな場所で、ソノ・マサユキさんに追悼碑の事をお話してもらいました。

SONO
「メモリアルが建っている場所は、海辺でちょうど正面にかつて
ツインタワーが見えたところが選ばれています。
慰霊碑は基本的にはすごくシンプルにしようというのがありました。
犠牲になった方たちのために一番言いたかったこと、
メッセージは。。。彼らは朝仕事に出かけて
急に返って来れなくなったじゃないですか。
メモリアルというのは戦争の慰霊碑も含めていっぱいありますが、
それとは性質が違う。
日常の中でちゃんとお別れも言えなかった人たちが対象ですから。
僕が最初この敷地に来て思ったのは、当時ここから見えていた
グラウンドゼロのぽっかりあいた上空に、彼らがまだいるような気がしたんです。
だから何というか。。。繋ぎ戻すと言うか。
我々と彼らを繋ぎ戻すシンボルになるものができれば、というのがモチーフです。

Megumi
「こうやって見ていると、白い二つの翼が空に向かって
両手を広げてお迎えしているというか
“お帰り!”って言っているような気がするんですよね。
それって今ソノさんが言ったことなのかな、なんて思いました。」


Postcards2.jpg

SONO
「そうですね、だから国家とか、政治とか、宗教とかという要素は
なくそうと思いました。完全に個人、そして人々の象徴にしたかったんです。
そして最初のコンセプトのスケッチ模型を作る時に、ハガキを2枚使って、
それを島から亡くなった人の人数分に拡大して、その大きさで犠牲の重さを表す。
かつ世界で一番大きなポストカードを作って、みんなあそこに送りまた受け取ろう、
ずっと覚えていよう。そこからデザインが始ったんですね。
で実際に形にする時に大事だったのは、色々な角度から見ると
いつも違うものが見えるようにしよう。角度によって印象が違って、
腕を広げているように見えたり、翼のように見えたり、
人によっては本や日記のページが開いているように見えたり。
船の帆先のように見えたり。。。ということです。

SI%20911%20Memorial_7_Masa_sml.jpg

(C)Masa Sono

で、内部に亡くなられた方々の名前、職業、生年月日と、
その方の横顔の一筆書きのスケッチのようなシンプルなアウトライン、
横顔のシルエットが石で切り抜かれています。
その名前と横顔の間に花を置いたり手紙を置いたりする場所があって、
またそこから太陽の光や夜のイルミネーションの光が入って、
横顔を浮かび上がらせるようになっています。

SI%20911%20Memorial_4_Suisho_sml.jpg

(C)Suisho Mizoguchi

実際にデザインの作業に入った時には、
遺族の方々にアルバムを持って来ていただいて、
いっしょに横顔をスケッチしました。みなさんの許可が出るまで
何度も書き直したりしながらやっていたんですが、
こういう事は僕も経験がなかったので。。。
遺族の方々はとてもエモーショナルです。でもそれも人によって違う。
アルバムを開いたとたんに泣いてしまう人も大勢いましたし。。。
これまでアルバムも見る事ができなかったという人もいらっしゃいました。。。
かと言えば、“あいつはこんな奴だった”なんてジョークを飛ばす人も
いましたしね。」

inside.jpg

遺族たちの思いがこもったメモリアルをいっしょに作り上げてきた
ソノ マサユキさんにとって、
911の10周年に必要なものは「イマジネーション」だといいます。
いったいどんな想像力なのでしょうか。

SONO
「ここで毎年911に地域の人たちと市の人たちとの集会があるんですが、
その時に工事中にお会いした遺族のお子さんが、去年のセレモニーであったら
もう中学生でびっくり! でもそういうことなんですよね。
それだけの時間がたっていて、そうやって前に進んでいる、
そういう意味では10周年というのは意味があるんです。
ニューヨークの人は皆忙しくて、生活に追われて目の前しか見ていないで
走っている状態になってしまっている。そういう時にこういう節目があると、
一歩下がって立ち止まって考える。。。そういうことがないとだめなんです。
要するに集団の記憶ですからね。スタッテンのコミュニティ、ニューヨーク、
そしてアメリカ中の集合的な記憶として埋めて行けるとは思いますけどね。

Masayuki_Sono.jpg
SONO
「フリーダムタワーが大分姿を現れて来て、どんどん高くなっていますよね。
また新しいシンボルになるわけです。あれが建っている理由は、復旧作業をして、
今は車椅子になっている人、癌になって亡くなってしまった人がいたから。
そんな人たちの上に立っているわけですよね。でもそれはもう見えないですよね。
今行ってもただの工事現場です。でもそういう目に見えない部分というのも
ちゃんと見えるような、考える、想像できるような余裕というか、
本当は当然の事なんですが。。。そういう状態に行くべきだとは思います。」

ソノさんと話しているうちに、私の中で少しずつ考えがまとまってきました。
決して忘れてはいけない日なのはもちろん、
911というのは私たちが一歩立ち止まって振り返り、
同時にここから未来を見つめて、
私たちがこの世界を、どんなふうに私たちの子供達に残したいのか、
それを考える日だということです。


inside2.jpg

ニューヨークで、そして日本で
それをいっしょに考える日になれば、
ニューヨーカーとしてこんなにうれしいことはありません。

Photo by
Masayuki Sono, Kirit Makita, Suisho Moriguchi and Megumi Sato
(クレジット表記のあるもの以外)


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2011年09月07日

【webラジオ】9月7日(水)イタリアから、ヴェネチアに住んで16年、現地で日本語の先生をされています、中村美津子さんです。

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

9月7日(水)のフラワーリポーターはイタリアから、ヴェネチアに住んで16年、現地で日本語の先生をされています、中村美津子さんです。

ヴェネチア映画祭『ヒミズ』

映画終了後の拍手に答える監督と俳優
%E6%98%A0%E7%94%BB%E7%B5%82%E4%BA%86%E5%BE%8C%E3%81%AE%E6%8B%8D%E6%89%8B%E3%81%AB%E7%AD%94%E3%81%88%E3%82%8B%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%81%A8%E4%BF%B3%E5%84%AA.JPG
              
                
関係者やハリウッドスターなどが泊まる映画祭会場の隣のホテル
エクセルシオ
hotel.JPG
              
             
レッドカーペットををジャーナリスト側からみた様子
%E3%83%AC%E3%83%83%E3%83%89%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%9A%E3%83%83%E3%83%88%E3%82%92%E3%82%92%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%83%88%E5%81%B4%E3%81%8B%E3%82%89%E3%81%BF%E3%81%9F%E6%A7%98%E5%AD%90.JPG
                  
                 
上演前の園監督の挨拶
%E4%B8%8A%E6%BC%94%E5%89%8D%E3%81%AE%E5%9C%92%E7%9B%A3%E7%9D%A3%E3%81%AE%E6%8C%A8%E6%8B%B6.JPG
                  
                  
映画が上演される本会場
%E6%98%A0%E7%94%BB%E3%81%8C%E4%B8%8A%E6%BC%94%E3%81%95%E3%82%8C%E3%82%8B%E6%9C%AC%E4%BC%9A%E5%A0%B4.JPG
           
            
*役立つ一言*
Buon divertimento!(ボン・ディベルティメント!)
⇒映画祭にちなんで、誰かが観劇とかに行く時にかける言葉。
日本語で言うと、『楽しんできて下さいね!』みたいな感じでしょうか。

2011年09月06日

【Webラジオ】9月6日(火)ラオス

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

2011年09月05日

9月6日(火)のフラワーレポーターはラオスにお住まいの岡田 宣政さんです!

私的には素朴でタイムスリップしたように感じます。ビエンチャンは首都でありながら国境の街でもあります。メコン川を挟んで向こう岸はタイです。これだけ国境に近い首都は世界中にありません。攻められたら国は直ぐに陥落します。川を歩いてもいけるのではないかと言うくらいタイ国が目の前にあります。


そうでありながらタイ国とラオス国の生活水準はかなりの差があり。追いつくまで30年はかかるかと思います。(川の向こうにタイの病院があります、あの病院がここにあればどれだけ多くの命が
救えるだろうか。。。)


ラオス人は皆、55歳くらいで人生が終わるとされています。また、この首都の若者達も優しく笑顔がいっぱいなのですが、外国を知りません。タイはこんなに近いのに行きたくても行けない人達がたくさんいます。でもみんなタイのテレビをみて育っています。でもマクドナルドの名前すら知りません。マクドナルドと言っても、???です。日本は夢の国です。日本に行きたくて大学で日本語を勉強する学生もたくさんいます。


%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%80%80%E5%87%B1%E6%97%8B%E9%96%80.JPG
※ビエンチャン凱旋門 市内唯一の大通りに立つ凱旋門


%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%B7%9D%E3%80%80%E6%98%BC_R.JPG
※メコン川のお昼


%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%B7%9D%E3%81%AB%E6%B2%88%E3%82%80%E5%A4%95%E6%97%A5_R.JPG
※メコン川夕日 メコン川沿えで見られる日常の風景です。


%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%83%B3%E5%B7%9D%E3%81%AE%E5%A4%95%E6%97%A5%E3%82%92%E7%9C%BA%E3%82%81%E3%81%AA%E3%81%8C%E3%82%89%EF%BC%91%E6%9D%AF.JPG
※夕日を眺めながら1杯 ビエンチャンではメコン川沿えにはこうしたBARやレストランがあります。


%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%80%80WEDING%20PARTY.png
※ラオス ウエディングパーティー

%E3%83%A9%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%81%A8%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%AE%E5%9B%BD%E5%A2%83%E3%80%80%E6%A9%8B%E4%B8%8A.JPG
※ラオスとタイの国境
ビエンチャンからタイまでわずか40分。メコン川にかかる、この友好橋を渡れば直ぐ。
橋上にて国境まで歩いてみることもできます。因みに橋上の真ん中は鉄道が走ります。RAILはタイの首都バンコクまで繋がっています。


%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%B3%E3%80%80%E3%83%A1%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%83%AB%E3%83%BC%E3%82%BA.JPG
※ルアンプラバン メコンクルーズ


%E3%83%AB%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%97%E3%83%A9%E3%83%90%E3%83%B3%E3%80%80%E8%A1%97%E4%B8%A6%E3%81%BF.JPG
※ルアンプラバン 街並み


%E9%A6%96%E9%83%BD%E3%83%93%E3%82%A8%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%80%80%E8%A1%97%E4%B8%A6_R.JPG
※首都ビエンチャン 街並み


◆『ラオス』に行った時に、会話に花が咲くような「役に立つ一言」


⇒ボーペンニャン(大丈夫、どうって事ないよ)
⇒コップチャイライライ(どうもありがとうござます

9月5日(月)New Yorkから榮枝洋文さんのレポートです

今日はADKアメリカのCFO で株式会社 アサツー ディ・ケイ(ADK)ニューヨークのCFOをされている傍ら 、NYまたアメリカで活躍する、またアメリカンドリームを目指す若者を応援すべく、NPO法人「アメリカンドリーム・ジャパニーズ・ネットワーク(JaNet)」の理事長を引き受けていらっしゃるニューヨークで最も盛り上がっている「時代の人」


janetSem_031.jpg


自称 「ミスタータイムズスクエア」の榮枝洋文さんにアメリカ経済の『今』についてレポートをしていただきました。

(世界一目立ち 世界一賃貸料が高いタイムズビルのビルボードを広告会社として担当!年末の世界が注目する100万人イベントのカウントダウンを仕切っているのは、実は日本人、日本企業なのです。)


アメリカはレイバーデーの連休最後の日で、いわゆる「マーケット」は開いておらず、連休モード。

観光客で賑わっていました。

広告、マーケッターのご視点から、榮枝さん御自身の肌で感じられていることをお話頂きました。

Qさて、日本でも伝えられてますが、ドル安が進むなど、アメリカの経済悪化が心配されています。榮枝さんは、どうご覧になりますか?


心配をすると心配になってしまうんですが、これをチャンスと捉えれば、楽しいことが実際起こっている、或はいろんな教えをもらっていると思えば楽しいと思います。


買い物や、観光客もたくさんきているので、景気が悪くなっていると感じるのがしんどいと思います。


Q先日、アメリカの国債の信用格付けが引き下げられ、日本でも大きく取り上げられました。アメリカの方々は、どのように捉えているんでしょう?


真っ二つにきれば シリアスに捉えて、この先どうなるのか? 
と思うのもありかと思うんですが、70年続いたAAAに変化があるのも、先日地震がきたのも常に世の中にあるんだという教訓を学べたという点で考えれば、ラッキーだったと思います。

Qアメリカ経済がなかなか良い方向に向かっていかない原因は、なんだと思われますか?


うーん、良い方向に向かっていると思いますよ。
この先は二番底というものがやってきて、それから上に向かうであろうという期待感もありますね。


Qアメリカで、今、注目されている産業やビジネスはありますか?


ネット関係という大きな括りで考えれば、沢山の新興企業、産業がなどが生まれてきています。
シリコンバレー関係、東海岸などで盛んな産業などが注目です。


Q榮枝さんは、アメリカで活動する若者を応援するNPO法人「アメリカンドリーム・ジャパニーズ・ネットワーク」の理事長もつとめてらっしゃいますが、このNPO法人では、具体的に、どのような活動をしているのでしょうか?


個人で頑張っていらっしゃる方が多いんですね。
そういう方を支援する場所などが少ないと感じました。
そういった目的で活動しています。

QこのNPO法人を利用される方は、どんな人が多いですか?
アメリカでどんな活動をしようと思ってる方が多いんでしょう?

幅広いですね。
学生、主婦、アーティスト、個人事業主、企業を目指している方、長期滞在で来られている方、様々です。


NYって夢を叶えたいと思ってこられている方が多いんです。
それが事業なのか、ビジネスなのか、就職なのか、パフォーマンスなのか・・・は様々ですが。


それを個人一人で考えていると大変。どうしていいかわからないと思うんです。

そういった時に日本語が使える環境を与えられる場所を提供することで、いろんなネットワークが出来ます。

最近はアジアなどに目を向けている方もいらっしゃいますが、引き続きNYもいろんな事の震源地になると思います。


【榮枝洋文さんプロフィール】


Eda.jpg


神戸生まれ。コロンビア大学でMBA取得。広告マーケティングのグローバル戦略畑
で15年の経験を持つ。世界中が注目する年末カウントダウンのイベントを支援し、毎年10億人が視聴する年末カウントダウンのクライマックスを演出。ベンチャー投資相談から、日本人留学生のキャリア開発コンサルタントまで請け負う。日本広告業協会広報誌コラムニスト、ニューヨーク日本人起業化相互協力の会「一旗会」幹事、NPOJaNet理事長などを兼務。

HP *NYの日本人の夢と希望と勇気と英知と情熱がたくさん集まる場所、それが
JANET会館 janet榮枝理事長のリーダーシップのもとにいよいよオープン!!!
http://japanesenetwork.org/sponsers/fundforhall

【webラジオ】9月5日(月)New York

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!


2011年09月01日

【webラジオ】8月31日(水)タンザニア:リポーターは、現地でサファリガイドとして活躍されています、野田健太郎さんです!

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

9/1(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨーク先週末珍しくハリケーが襲来
地下鉄が止まったり市内で10万世帯が停電するなど大変でした。
なにしろこのハリケーン・アイリーン、
ヨーロッパ全部すっぽり入るくらいの大きさだったそうで、
アメリカ東海岸全体に大きな被害が出たんですが、
幸い私の近所は無事でした。

そのハリケーンもすぎてニューヨークは夏の終わりのさわやかなお天気

毎年最後の夏を祝うイベントもいっぱい
月曜日からはUSオープンテニス!

今週はおそらく日本ではこの番組でしか紹介されない、
でもニューヨーク地元ではすごい人気のイベントを紹介します。

「ハーレム・デー」

「ハーレム」というのはマンハッタンの北の方、
アップタウンにある地域のこと。
ジャズとかR&B, ヒップホップ好きな人は知ってるでしょう?
あの「アポロシアター」があるのがハーレム。
マイケル・ジャクソンもスティービー・ワンダーも、アポロシアターから生まれて来た。

ブラックミュージックだけでなく、アメリカのあらゆるポピュラー音楽、
ジャズやブルース、R&Bやヒップホップはもちろん、
ロックンロール、そしてそこから派生したロックも、エレクトロもダンスミュージックも全部、
もとをただせばそのルーツは黒人霊歌や労働歌などのブラックミュージック!

ハーレムというのはアメリカのブラックミュージック、
ブラックカルチャーを育てた、「ふるさと」のような場所。

そんな「ふるさと」のような街のお祭りだから、
大都会のニューヨークらしくダイナミックなのに、
何となく故郷の縁日のような懐かしい匂いがしたりする、
そしてもちろん音楽でいっぱいの世界中どこにもない街のフェスティバル、
「ハーレムデー」を今日はレポート。
Harlemday.jpg

まず、ハーレムデーに集まった人たちの声に、ハーレムデーって
どんなフェスティバル?と聞いてみました。

ハーレム在住のMS. Gは、「ハーレムデーは、長い歴史を持つハーレムで、
みんなが集まっていっしょに食べたり、何かを学んだりするフェスティバル」
市内から来ている女の子は「色々な食べ物、ダンスやアクティビティが楽しめる、
すごく大きなイベント」
もうひとりハーレム在住の女性は「コミュニティ、そしてファミリーが集まって、
お互いに助け合いながら楽しむ素晴らしいフェスティバル」

こんなふうにコメントしてくれました。

マンハッタンのアップタウンにあるハーレムは、
セントラルパークの北、広さでいうと東西2.5キロ、南北4キロくらいのエリアに、
ブラックカルチャーがギューっと凝縮されている雰囲気の場所。
ここで20世紀のはじめには、ジャズを中心に
ハーレムルネサンスと呼ばれるほどのブラックチャーが花開きました。
今もその頃の美しい建造物やゴスペル教会などが残る、歴史を感じさせる街並です。
そんな中にジャズクラブがあったり、ストリートバスケのコートがあったり。
スイカ売りの屋台があったり、他にはどこにもないこの街の文化と雰囲気を味わおうと、
世界中からの観光客もたくさん訪れています。
fans.jpg

ハーレムデーには135丁目の東西1.5キロにわたり、
広いストリートの両側に屋台がギッシリ。その屋台も。。。
Soulfood.jpg

フライドチキンやスペアリブなどのソウルフード、レモネード、
Soulfood2.jpg
Lemonade.jpg

アフリカンファッションやお香やオイル、派手派手な帽子、
Africanmama.jpg

ファンキーな柄のTシャツ、雑貨、R&Bやヒップホップのミックステープ、
Funkygramdma.jpg
オリジナルのアート、アクセサリー、
どれもこれもハーレム以外では食べられない、買えないものばかり。
Hair.jpg

そんな屋台の間を、あらゆる肌の色のあらゆる年齢の人々が行き交っている。
それぞれの屋台が大音量でR&Bやヒップホップをがんがんかけているから、
それにあわせて路上で踊り出す人もいっぱい。
レモネード片手に盛り上がっていた女子4人組に話しかけてみました。

「今日はダンスのパフォーマンスをしに来たの。
踊ったのはアクロバットをふんだんにとり入れた
コンテンポラリーなダンスピースで、お客さんがものすごく盛り上がってくれてうれしかったわ」
Dancers.jpg

彼女たちはアップタウン・ダンスアカデミーに通う、アマチュアダンサーなんですね。

こんなふうに歌やダンスを披露するトレーラー式の舞台もいくつか用意されています。

中でも最大のステージは、ニューヨークの超人気ラジオステーション、
R&B専門のKISS FMの舞台。

ハーレムと切っても切れない音楽ですが、
そして音楽と切っても切れないのがラジオ、というわけです。

ステージではちょうど、R&BスターのJOEがパフォーマンス中。
Joe.jpg

ヒット曲「ALL THE THINGS」を歌い出すと、観客は大合唱で盛り上がっていました。

毎年このハーレムデーでコンサートを開いているKISS FMのアソシエートプロデューサー、
KEN SIMMONSさんに聞いてみました。
Kissfm.JPG

「KISS FMは毎年ハーレムデーでイベントを開いているけれど、
今年はキッスの30周年のお祝いも兼ねている。ちょうどステージで
JOEがパフォーマンスしたんだけど、
全身パープルでパープルの蝶ネクタイでドレスアップして、観客を盛り上げてくれたね。
KISS FMはR&Bステーションで、JOEはそのコアアーティストの一人だから、
彼が出てくれて本当にパーフェクトだったと思うよ。」


アメリカのあらゆるポピュラーミュージックのルーツとなったブラックミュージック。
そのふるさとのようなハーレムのお祭りだから、とにかく音楽があふれまくり。
そして音楽と切ってもきれないのがラジオステーション。

メインステージでイベントを行なったKISS FMだけでなく、
ハーレムの小さなコミュニティラジオステーション、WHCRも、ブースを出していました。
WHCR.jpg

DJのTINA DIXONさんをキャッチ

彼女はもう10年もこのステーションでしゃべっていますが、
ハーレムが大好きでついに2年前にひっこしてきました。

「ここは大都会の真ん中なのに、まるで故郷の村のような暖かい雰囲気があるの。
こんな場所は他にはないと思うわ。」


ハーレムの青空に響き渡る、R&B、ソウル、ヒップホップ、そしてラジオ。

今は多くの人で賑わうハーレムですが、実は90年代なかばくらいまでは、
ドラッグなどの犯罪の巣、危険な地域と言われていました。

でもここ10年は、ニューハーレムルネサンスと呼ばれるほど盛り上がっています。
マンハッタンの中でも手頃な家賃で住める場所として再開発され、
安全になったハーレムには、あらゆる人種の人が移り住んで、
新しいコスモポリタンな文化が生まれているんです。

前半に登場してくれたKISS FMのKENさんは、こんなふうに語ってくれました。

「ニューヨークの文化の中心地の一つハーレムは、
今これまでにないほど大きくなって来ている。
たとえばオバマ大統領がレッドルースターという新しいレストランで
資金集めパーティをやったおかげで、全米がハーレムに注目したんだ。
こういう新しいレストラン、ホテルもどんどんてきている。
何年か前にはクリントン元大統領が、ハーレムにヘッドクォーターを構えたことも
象徴的だ。今ハーレムはブラックだけでなく、あらゆる人種国籍の人が集まる、
ユナイテッド・ネイションみたいな場所になっている。
ニューヨークに来たら、ハーレムを見ずして帰るなんてありえないと思うね。」


ブラックカルチャーを育んだ、ふるさとのあったかい雰囲気を残しながら、
世界のあらゆる人種国籍の新しいビレッジとして
未来に向かって変って行くハーレム。

もしニューヨークに来るチャンスがあったら、アップタウン、ハーレムを、
ぜひ訪れてみてください。

Japanese_gospel.jpg

(日本人のゴスペルコーラス隊もパフォーマンスしていました!)

Photo by Romi Uchikawa

Ken Simmons (Kiss-FM) photo by Megumi Sato

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

【Webラジオ】9月1日(木)アメリカ ニューヨーク

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!