2010年06月 アーカイブ

2010年06月30日

【webラジオ】6月30日(水)南アフリカ ヨハネスブルグ

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【Webラジオ】6月29日(火)パラグアイ・エンカルナシオン

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2010年06月28日

6月28日(月)オランダ・アムステルダムから、かおる・ホーフ・アッカーさんのレポートです。

Qワールドカップでは、日本と同じグループEで、全勝のオランダ!
1次リーグを通過しただけでなく、“負け無し”ということで、
オランダ国内は、かなり盛り上がっているんじゃないでしょうか?
 

Qワールドカップが始まってからのオランダ国内の様子はいかがですか?


Qマスコミでは、オランダ代表の戦いぶりは、どんな評価をされていますか?


Qかおるさん個人としては、今回のオランダ代表については、どう思います?


Q1次リーグの際、日本代表については、何か報道での評価はありましたか?


Q今回のワールドカップ、ヨーロッパは不調の国が多いようですが、
この点については、何か報道されていますか?

Qそして、今日、いよいよ決勝トーナメントを迎えますね!
オランダはスロバキアとの対戦となります。
スロバキアも1次リーグでイタリアをやぶっていますからね。強敵です。


Q今日のスロバキア戦、報道で予想など出ていますか?


Qかおるさんは、スロバキア戦、ご覧になりますか?どこで?


Qでは、最後に、オランダに行った時、会話に花が咲くような
“役に立つ一言”を教えていただけますか?
ToTo,Zien(またね)という意味だそうです。


【webラジオ】6月28日(月)オランダ・アムステルダム

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2010年06月24日

【Webラジオ】6月24日(木) アメリカ ニューヨーク


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6月24日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ワールドカップ!!

アメリカは今日決勝トーナメント進出きめました!

日本は明日にすべてが決まる!
NY時間午後2時から(日本は夜中3時!)

会社の近所のスポーツバーでは、日本人留学生が集まって応援するそうで、
行きたいのですが。。。大事な会議が。。。!!

先週もお伝えした通り、このところNYはジャパンがすごい!

先週の水曜日にはエンパイアステートビルが紅白日の丸カラーに!
その理由は150年前に初めて、政府の公式の使節の侍たちがNYの地を踏んだから! 

そして今月6日日曜日には、セントラルパークで日本の夏祭り
ジャパンデーも開かれて、5万人が集まりました!

このイベント去年もレポートしました。。。川嶋あいちゃんとオレンジペコがゲスト。
さあ今年は誰が来たのかな?

今日はそのジャパンデーのレポート。
そして、あーホントにイベント続きで忙しいですね!
後半は明日1周忌を迎えるこの人をトリビュートします。

まずはジャパンデーから。

今月6日日曜日、セントラルパークで開かれたジャパンデー。
今年で4回目となるジャパンデーは、日本領事館が音頭をとって
「日本人からニューヨーカーにサンキューの気持ちをこめてプレゼント」するフリーイベント。
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今年も日本人、そしてアメリカ人5万人を動員しました。
どうやってサンキューするかというと、
広大な芝生広場に、サムライ、ニンジャ、和太鼓、盆踊り、コスプレ、
ヤキソバ、ギョーザとケン玉、ヨーヨー、さらにハローキティ、
地元日系人の和太鼓グル—プ、ゴスロリファッションショー、
日本を象徴するアイテムが勢揃い。。。というか新旧問わずてんこ盛り。
もちろん入場無料、 食べ物も全てタダ。フードテントには1日中長い列。

そして音楽パフォーマンスのメインはこの人!
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なんと渡辺貞男さんでした!
開口一番「なんだかわさわさしていて、蒸し暑いねえ」
なんて言ってましたが、本当に熱くて大変だったんです。
ところで貞夫さんがニューヨークに初めて来たのは1962年!
その頃と比べると?
「何度も来ているけど、昔に比べるとニューヨークは猥雑になった感じがするね。」
その頃にはもちろん、こんな日本の大きな催しはなかった、と言っていました。
今回のパフォーマンスは地元の子供達の合唱隊との共演、
「いつもと違って楽しいですよ」とコメントしてくれました。


日本から招待されたのは他にシンガーのクミコさん、奄美島唄の城南海さん
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南海ちゃんは去年5月、ブルックリン植物園の「桜祭り」にも来ていて、
1年ぶりに再会。

ニューヨークに来た事で彼女自身が変った点、
インスピレーションを受けたことはありますか?という質問に、
「島唄にあれだけ拍手をもらえたということで、
これからももっと島唄を通して世界の人とつながって行きたいという思いの
原点になったと思います。」
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貞男さんも南海ちゃんも、クミコさんも素晴らしいショーだったんですが、
もう一つのメインイベントは。。。侍パレード。
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今年は日米修好条約批准のために、政府の正式の使節がアメリカにやってきて150年。
彼らはまずサンフランシスコに上陸し、ワシントンDC に行き、
その後NYにやってきたのが、150年前の今日6月16日だったんです。
その時に羽織袴姿の侍がブロードウェイをパレードして、
50万人もの人が集まったという記録も残っています。

当時ブロードウェイを行進したサムライたちにちなんで、
西宮ニューヨーク総領事を含む70人が羽織袴でパレード。
元モーニング娘の加護ちゃんも、お姫様の衣装で参加。

日本人も楽しんだが、一番楽しそうだったのは
「Japanカルチャー大好き」な若いアメリカ人たち。
100人以上のコスプレキッズで芝生の上は“コスプレ・ピクニック”状態。
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ふだんはアニメの中でしか見られないさまざまな日本を、
新旧ごっちゃまで一気に体験できる!
本当に楽しそうで、
まるで日本人がディズニーランドに行くような気分なんだろうなー
と思いながら見ていました。

かつてない規模でみんなが日本文化を楽しめるジャパンデー、
もっともっと盛り上げてほしいと思います!

さて後半はもうひとつ、今週の大きな話題。

NY時間あさって金曜日に1周忌を迎えるマイケル・ジャクソンです。

えー!?あれからもう1年なの?

アメリカ人の誰に聞いてもそういう反応です。
あっというまの1周忌。

忘れられていたわけではまったくありません。
ただ、マイケルが亡くなってから、大規模なトリビュートコンサートがあり、

This Is Itの映画公開があり、

それにアメリカではマイケルの遺産相続問題や、
彼の死と関係があると見られるドクターの周辺やら、
とにかくニュースがここ1年絶えなかった。

考えようによっては、1年間ずーっと追悼していた感じです。

その間に売り上げた額もものすごい。
映画の興行収入やアルバムの売り上げ76億6百万ドル(700億円)


一方でマイケル・ジャクソン・エステートはロサンゼルス市に対し、
去年の大規模なメモリアルの経費130万ドル(1億1千万円)を全部支払います、と
昨日(22日)に発表したばかり。

そんな事もあり、NYではそれほど大きな行事はありません。
CNNでも「1周忌はLOW-KEY=ひかえめ」と報道。

でも当日は、あの日のようにアポロシアターの周りにファンが集まって、
歌って踊って追悼すると予想されています。

マイケルの存在感、全然なくならないのがすごい。

エルビスのように何十年も売れ続ける、
人の心に残り続け愛され続けるアーティストなんだな、と実感します。

マイケルも歌っています、自分を信じてがんばれ!と。
KEEP THE FAITH!!

サムライブルージャパン! がんばれ!

Samurai Parade Pictures by Takayuki Shimazu

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2010年06月23日

6月23日(水)のフラワーレポーターは、アルゼンチン・ブエノスアイレス在住19年、撮影コーディネーター・ジャーナリストの相川知子さんです。

◇アルゼンチンの気候

来週6月21日から冬至を迎える前の寒いですし、雨が多いのですが、
晴れるとアルゼンチン晴れで爽快です。


◇ワールドカップ開催中のアルゼンチンの様子

アルゼンチンは現在、ワールドカップで無事3試合を勝利で消化し、
順調でございます。
国民は毎日笑顔がたえません。町中が水色と白でにぎわっています。
もちろん、普段からアルゼンチンの人が一番好きな色はこの二色で
多くの企業や店舗のカラーに使われています。

6月17日のアルゼンチン対韓国の試合のパブリックビューを
以下のブログでレポートしていますが、ほとんど動画です。
この状況と熱気は書くだけでは足りません。

ブログ①
ブログ②

アルゼンチンでは試合中は町中がひっそりとします。
出勤、登校していても、試合中は観戦です。
社員慰労のために会社に大型テレビを導入し、
飲食ができるようにする会社もあるぐらいです。
ですから、この時期、物事をスムーズに行うには
アルゼンチン代表の試合中はやめた方がいいでしょう。

そして、テレビを見ていても見ていなくても試合運びがわかります。
町中からゴールが惜しかったり、決まったら歓声が聞こえるからです。

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その一方で5月25日の建国記念日(革命記念日)に続いて、
6月20日の国旗制定の日が続きますので、お祝いモードが続いています。

アルゼンチンの子供たちはこの日、国旗への忠誠を誓う儀式を行います。
フラメントと言いまして、小学四年生の年に行う、
いわば自分をアルゼンチン国民と認める重要なものです。
今年はちょうど、6月20日が日曜日ですので、
その前の18日の金曜日にどこの学校でもほこらしげな四年生がいますので、
お祝いをしてあげましょう。
    
相川さんHP「主観的アルゼンチン ブエノスアイレス事情」
   
「アルゼンチンのことなら!」

【webラジオ】6月23日(水)アルゼンチン ブエノスアイレス

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2010年06月22日

6月22日(火)のフラワーレポーターは、スペイン・マドリッドに住んで4年、ソフトウェア・エンジニアをされている中村美和さんです!

◆まずは、行われたばかりのホンジュラス戦ですが・・・


怪我から復帰して調子を取り戻しつつあるフェルナンド・トーレスと、若手で突破力のあるへスース・ナバスにスタメンを入れ替えて望んだホンジュラス戦で、ようやく待ち望んだ勝利を一週間遅れで手中に収め、まだ完全とはいえないまでも、徐々に調子を取り戻しつつあります。この調子で、今週金曜日のチリ戦に臨んで、まずはグループリーグ突破を図ってほしいところですが、決勝リーグに進んで最初にあたりそうなのは優勝候補に挙げられているブラジルと、同じく昨日行われた北朝鮮との試合で7点もゴールしたポルトガル。ひとすじ縄ではいかない相手ばかりです。チリ戦ではぜひスペインらしい「強く美しいサッカー」と取り戻して、万全のコンディションで決勝トーナメントに進んでほしいところです。


◆今回のワールドカップで、事前の予想では、優勝候補の筆頭にあげられていたスペイン。初戦のスイス戦敗退の原因は、なんだったんでしょう?


「甲子園には魔物がすんでいる」というのはよく言われていますが、それはワールドカップも一緒のようで、内外からも優勝候補に挙げられ、少なくとも誰もがグループリーグの突破を疑っていなかったスペインは
なんと初戦のスイス戦で1-0で敗れてしまいました。優勝候補ゆえのプレッシャーもあるでしょうが、ワールドカップ開幕直前の親善試合で、それまで攻撃面で大きな役割をになっていたイニエスタが右太ももを痛めてしまうという不運もあってか、攻撃は繰り返すものの、厚いスイスの守備を突破するにいたらず、かえって少ないチャンスをものにしたスイスに敗れてしまい、いきなりグループリーグ突破に暗雲が立ち込めてしまいます。


◆スペインに行った時に花の咲く一言


スペイン代表チーム応援の合言葉です。
Todos con la roja! (トドス・コン・ラ・ロハ)→すぺてはラロハ(スペイン代表)とともに。


<中村みわさんHP・twitter・blog>
★ワールドカップ期間限定ブログ「ワールドカップ2010 スペイン代表を追いかけろ!」
http://seleccion2010.blog134.fc2.com/
★twitter
http://twitter.com/seleccionEs2010
★通常ブログ
vinoymadrid.blog43.fc2.com/

【webラジオ】6月22日(火)スペイン マドリッド

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2010年06月21日

【webラジオ】6月21日(月)ブラジル

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6月21日(月)ブラジルからサッカージャーナリストの大野美夏さんのtレポートです。


W杯南ア大会が始まった!

ブラジルでは、ワールドカップ(W杯)のことをコッパと言います。

コッパとは、正確には英語のCupのことで、ワールドカップはコッパ・ド・ムンドが正式名称なのですが、略してコッパといえばすなわち、W杯のことを指します。

さて、世界で唯一、1930年の第一回ウルグアイ大会から全大会出場している国と言えば?

サッカー王国、ブラジルです!

この国に人たちにとって、コッパは4年に一回当たり前のように行われる大イベントです。

娘は9歳なのですが、1歳、5歳、9歳とこれまでに3回のコッパを経験してきました。1歳はもとより、5歳のときは、大きな印象に残ってないらしいのですが、今回は、「ブラジル!ブラジル!」と大騒ぎをしてます。

ブラジル人の人生はコッパとともに刻まれるのです。人生の節目に、常にコッパがあるのです。

さて、コッパとはブラジルにとってなくてはならぬ国民総出の大イベントなわけですが、いったいどれくらいすごいかというと・・・・。

問題です。次のどれが本当か?

1:ブラジルの試合の日は、学校が休みになる。

2:ブラジルの試合の時間は、働かない。

3:ブラジルの試合の時間の直前は渋滞が起こる。

4:ブラジルの試合中は、道から人が消える。

答えは、すべて本当です。

ブラジルの試合がある日は、特別シフトで物事が進みます。

たとえば、初戦の北朝鮮戦のあった15日、火曜日は15時半からの試合でした。

人々は、14時にすべてを終え、帰宅する、もしくは、試合を見る場所へと移動するのです。

ブラジルの学校は午前か午後の半日制が多いのですが、午後組は授業はなしでした。

銀行や官庁も、14時で終了。

そして、試合が始まると、道から人の姿は消え、車もほとんど走っていません。

まさに、ブラジルの試合中心に世界は回ってしまうのです。

サンパウロの街の盛り上がり

コッパが近づくと、街の中は、コッパカラーで埋め尽くされていきます。

コッパカラーとは?

緑と黄色のことです。もうおわかりでしょう?

ブラジルの国旗カラーです。

あちこちで国旗、W杯の応援グッズ、緑&黄色のグッズが売られますし、道をペイントしたり、旗を飾ったり、家やマンションもコッパカラーでデコレートしたり、お店のショーウィンドーも緑&黄色で埋まってしまいます。

コッパカラーを見ると、コッパになった!ととても気分が盛り上がります。

ブラジルを応援するときには、カナリア色のユニフォームがお約束です。

この季節は、応援用のTシャツなどがたくさん売られます。

試合の日には、ユニフォームじゃなくても、どこかにコッパカラーを身に付けるのもお約束です。

テレビもコッパ一色です。

テレビ、ラジオ、新聞等メディアの広告がW杯絡みになります。

W杯のオフィシャルスポンサーやブラジル代表のスポンサーでなくても、W杯カラーを使ったW杯に関係するコマーシャルが流れ、ますます気分が盛り上がるのです。

テレビの実況放送もブラジルならではのこだわりがあります。

地上波2局、有料放送が3局。計5局が同じ映像を流すのです。

いったいなんのため?って気もしますが、各局ごとの特徴があり、アナウンサー、解説者もいろいろです。自分の好みのチャンネルにこだわったり、あっちこっち変えたりと、とても楽しいですよ。

新聞は、連日30ページにわたり、コッパ情報を掲載します。読むところがありすぎて困っちゃうという感じです。

さらに、ブラジルならではのコッパの楽しみ方は、ラジオ。

何十局というラジオ局が、ブラジル全国で実況生放送をするのです。

テレビとは違った面白さがあり、批判も辛らつなのでなかなか面白いのです。

さて、今回のチームの評判ですが、

ドゥンガが意外にも人気がないんですね。

どの人気のなさは、実は90年W杯にさかのぼるものです。

90年W杯イタリア大会でブラジルは不甲斐ない敗退をしたのですが、その戦犯の一人がドゥンガでした。メディアに叩かれたイメージは、ずっとドゥンガについてまわり、ドゥンガもメディアが大嫌い。

現在も、ドゥンガとメディアの関係は非常に悪いものです。

互いに相手を最初からネガティブモードで見るので、なかなか歩み寄ることにはなってません。

しかし、ドゥンガはいいチームを作ってきています。

96年W杯ドイツ大会で、ブラジルは情けない敗退をして、CBF(ブラジルサッカー連盟)がセレソン(ブラジル代表)再生を託したのがドゥンガでした。

ドゥンガのフィロソフィーは、セレソンのスピリットを持つ選手しか使わないことです。

06年W杯ではスター選手に大騒ぎして、チーム自体はばらばらな印象になってしまった反省を含め、

ドゥンガは、一人のスター選手に依存せず、全員で国のために戦うというスピリットでチームを作ってきました。ですから、今回は特定のスター選手のチームというよりも、ドゥンガのチームです。

選手とドゥンガの信頼は非常に厚く、とても結束の固いいいチームになっています。

15日の北朝鮮戦を終えて

強豪といわれる国でもW杯の大舞台で、初戦は難しいものということから、徹底守備をしてきた北朝鮮相手に2点決め勝利し勝ち点3を手に入れたことは大きいのですが、一方で、内容的には批判が多かったのです。北朝鮮相手にあんなにてこずっていたら、強豪相手に勝てるのか?もっと攻撃していかなければという声が聞かれました。

娘の学校での会話でも、マイコンとエラーノのゴールはすごかったけど、試合自体はよくなかったとみんなが批判してたらしいです。

子どもでもこんな調子です。

ブラジル人の望むレベルは非常に高いので、勝利だけでは満足しません。

美しいゴール、華麗なプレー、スペクタクルを国民は望んでいるのです。

コート・ジ・ボワール戦は、北朝鮮戦よりもワクワクする試合でした。

ルイス・ファビアーノのゴールは、さすがブラジル人プレーヤー!という技ありシュートでしたね。

手を使ったうんぬんは、置いておいて。

ブラジルのゴールが入ると、あちこちで騒音!連弾で花火が打ちあがり、ラッパなどなどが鳴り響きました。

ゴールゲッター、ルイス・ファビアーノのほか、今大会の注目選手は、カカーとロビーニョです。

怪我から復帰の途中ながら、コート・ジ・ボワール戦で3点に絡む大活躍をしました。終了間際の混乱で、無実の退場を命じられたのは大ショックでした。

カカーほどの優等生はいません。

彼が、相手の選手に悪い行為をするわけなどないし、映像を見れば一目瞭然です。

フランス人の主審はアホ!と言われてます。

ロビーニョは北朝鮮戦で、一番良く動き勝利に貢献しましたし、コート・ジ・ボワール戦でもキープレーヤーぶりを発揮しました。ビシクレッタ(自転車)と呼ばれるドリブルがトレードマークで、パス、クロス、自らもシュートとなんでもこなせる攻撃の中心選手です。

今回のブラジルの攻撃の起点は右サイドが始まることが多いのですが、その底力が右SBのマイコンです。北朝鮮戦では角度のないところから信じられないシュートをしました。今期、インテルミランのメンバーとしてチャンピオンズリーグ優勝に貢献した実力の持ち主です。

同じくインテルのGK,、ジュリオ・セザールもスーパーセーブを繰り返す守護神です。

他にも、注目選手はたくさんいすぎて、紹介しきれませんね。

MFエラーノは、地味ながらドゥンガが一番信頼し、チームに最も貢献している選手。よーく見ていてください。

決勝トーナメントに向けての意気込み

ブラジル人にとってW杯とは決勝トーナメントからが本番。グループリーグは、まだウォーミングアップ段階に過ぎません。日に日に、コッパというお祭りにみんなが没頭していっています。決勝まで行けば、このお祭り気分が7月11日まで続くのですよ! 子どもから大人、男女関係なく、国民の関心が、一つに向いてまとまるという感じはコッパならでは!ですね。

つくづく、ブラジル人はなんと幸せな国民だろうと思います。

「役に立つ一言」

Valeu!(ヴァレウ)  やったね! いいじゃん! OK! みたいな意味。


大野美夏さんのウェブサイト

http://www.kibe.com.br/soccer/

ブラジル写真館

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2010年06月17日

【Webラジオ】6月17日(木) アメリカ ニューヨーク

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6月17日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!


ワールドカップ!!

日本1勝しましたね!
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NYでも日本人コミュニティ大騒ぎ
勝利が決まったのはニューヨーク時間で昼休み直前。
仕事をさぼって会議室でテレビ観戦していた日系企業の社員たち。
ランチタイムのジャパニーズレストランからは、「勝った」「やった!」と喜びの歓声!
この勝利に、NYでも一番多かった反応は「信じられない!」

日本人だけじゃない。。。

アメリカもイギリスとの第一戦に引き分け、アメリカ人も「信じられない!」とびっくり。


NYのサッカー人気
ワールドシリーズやスーパーボウルではあんなに盛り上がるから、
サッカーもさぞや、と思うかもしれませんが。
実はアメリカはワールドカップに全然興味ない国だった。
少なくとも94年のアメリカ大会までは、誰も知らなかったと言っていいくらい。

それ以降は、ブラジルからの移民、ドイツ系移民など、
サッカーが盛んな国の移民の間で少しずつ盛り上がり。
アメリカ人でサッカーファンを名乗る人も、ブラジルやイギリスなど他国チームを応援。
その理由は「アメリカ弱いからねー」

ところが今回は、アメリカ人がアメリカ人を応援している!
当たり前の事なのに、あたりまえじゃない。
ようやくアメリカでもサッカー人気が初めて盛り上がって来ている真っ最中。
いったい何が起きているのか!?

今日はワールドカップ IN NEW YORK
日本チームへの反応なんかも含めてお伝えします。

まずカメルーン戦での日本の勝利に対して、
ウォールストリートジャーナル電子版の記事の見出しは
「日本の勝利で一番驚いたのは日本だった」。
「大会前のチームのゾンザイな戦いぶりのおかげで、
多くの日本人は見て見ぬふりをしていた。
しかしそれでも夜遅くまで起きていたファンにはうれしいご褒美になった。」とコメント。
他のメディアでは「ワールドカップで日本が自国以外の土地で勝利した初めてのゲーム」と
日本にとって歴史的な出来事である事を強調。
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ちなみにこのスタジオのあるビルのガードマンのジミーはサッカーファン、
毎晩ここでワールドカップの話で盛り上がるんですが。。。

「あのゲーム、終盤危なかったけどよく持ちこたえたよね。
でもまだまだこれから先が長いよ。オランダ、そしてデンマーク、これがまた強い!」

実はジミーは子供の頃からずっとブラジルのファンでした。

スポーツ王国 アメリカは驚くほどサッカーの存在感が薄い国だったんです。
かつては自国のゲームをスペイン語放送で見なければならなかったほど。

でも94年のアメリカ大会からようやく国をあげてのテコ入れが始まり、メジャーリーグサッカーも発足。

そして大きかったのは、
一昨年はベッカムがLAギャラクシーに入団したこと。
やっと一般人にもワールドカップが知られ始め、メディア露出も大きくなってきた。

そして、アメリカは意外に弱くないという事が、
この間のイングランド戦の引き分けでわかったんです。

そのおかげで、
4年前にくらべてテレビの視聴率も一気に2倍に!

ジミーは、
「いつもはアメリカン・フットボールで盛り上がるスポーツバーが、
今日はアメリカチームを応援するサッカーファンでいっぱいだった。
今まさにアメリカではサッカーがブレイクの真っ最中だよ」

じゃあアメリカもイングランドやドイツみたいにサッカー王国になれるのか?
というと、
「んーまだまだ無理じゃない」という意見が99.9%ですが、

世界が盛り上がるワールドカップに、いっしょに参加して盛り上がれるようになって、
日本人としてはうれしい限り。

ところで、アメリカのメディアはアメリカと日本チームどう評価しているのか?

ワールドカップが始まる前の時点で、
NYデイリーニュースの付録“ワールドカップスペシャル”では、
決勝トーナメントに進める可能性として、イギリスは90%、アメリカは50%、
日本は15%としていましたが、アメリカと日本はその確立ぐっと上がった感じが?!
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さて後半は、もうひとつ日本人としてはうれしい事がもうひとつ、
今夜NYで起こりました。

このスタジオから、NYで一番高いランドマークビル、
エンパイアステートビルまで歩いて3分。

このビル、毎晩ライトアップがかわります。

アメリカ独立記念日には星条旗の色に、ヤンキース優勝ではブルーと白に。
他にもМ&Мチョコレートの新色発売記念にちなんだブルー、マライア・キャリーの
ニューアルバムリリースで白とピンクになるなど、世の中の動きがここのライトでわかるくらい。

このエンパイアのライトアップ、今夜赤と白でした。
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赤と白?  日の丸?

まさか、

いやそのまさか。

今夜のエンパイアステートビルは、赤と白の日の丸カラーでライトアップされました。

ワールドカップで日本がカメルーンに勝ったわけではありません。

今年2010年は、1858年に結ばれた日米修好条約の後、
初めての正式な遣米使節がアメリカにやってきて150年にあたります。

彼らはまずサンフランシスコに上陸し、ワシントンDC に行き、
その後NYにやってきたのが、150年前の今日6月16日だったんです。
その時に羽織袴姿の侍がブロードウェイをパレードして、
50万人もの人が集まったという記録も残っています。

これを記念したライトアップというわけ。

実はこれを記念したサムライの写真展も開催中。
そして、先週は恒例ジャパンデーでミニ侍パレードもありました。

その模様はまた来週詳しくレポートします。


ワールドカップとは特に関係ないライトアップですが、
なんだか縁起がいい感じ!

サムライブルージャパン! がんばれ!

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2010年06月16日

6月16日(水)のフラワーリポーターはオーストラリア・シドニーから東郷まなさんです!

東郷さんは、シドニー在住で、
日本人・中国人向けに生活情報サイトと紙面媒体を運営している会社を経営していらっしゃいます。
  
  
◇シドニーはどんなところ?
シドニーは日本との時差が1時間です。
天候は1ヶ月近く雨続きで、寒い日が続いていましたが、今週はずっと青空ですね。冬なので大分寒いですが、日本の真冬ほどは寒くないので、コートを羽織る程度ですかね。
  
   
◇スポーツ大国オーストラリアではサッカーは人気?
オーストラリアイコールラグビーの国というイメージがありますが、プレー人口NO.1はサッカーなんです。ラグビーは見るスポーツ、サッカーはやるスポーツということとで特に少年サッカーが盛んなようです。
  
   
◇街の様子
人種のるつぼで有なここシドニーでは、ブラジルやアルゼンチン、韓国、ポルトガル、イタリア
など各人種が密集する街があり、そういった街を○○タウンと呼ぶのですね。
そういった街ではオーストラリアではなく自国のチームの応援で盛り上がるようです。
  
市内中心部のダーリンハーバーという場所では、W杯期間中の64試合すべてが野外観戦できる巨大スクリーンが設置されるんです。
試合は時差の関係で最後は午前4時半スタートとかなりおきているのも大変な時間帯ですが、先日のオーストラリア対ドイツ戦は人が入りきらないくらい集まったようです。
  
SBSというチャンネルで全試合が放映されているので、サッカーファンは夜昼逆転する生活が続きそうです。
  
  
◇サッカールーの特徴
オーストラリア代表のことをサッカーとカンガルーの合成語『サッカールー』と呼ぶんです。
  
どちらかというと保守的な監督のピム・ファーベック率いるチームらしく、完璧な組織がつくられ、一体感が強いことですかね。
逆に得点力が大きな問題で、期待が掛かる得点王のティムケーヒルが柱となっています。
  
このケーヒルですが、チームの得点王としてゴールがほしいときは、みんながケーヒルを見るといってもいいくらい、期待の星なんです。
  
   
◇ワールドカップについて
<初戦ドイツ戦>
オーストラリアが入るグループDはドイツだけは別格のレベルなので、どれだけがんばれるかが見所でしたが、
月曜の初戦では、ドイツと対戦で4対0と惨敗し、ほとんど攻められない状況のなかで、(一番の期待の星、得点王でスーパースターの)ケーヒルがひざからタックルを仕掛け一発退場受けたのも、チームとしては痛かったですね。
もう少し健闘するかと思ったので、結構落ち込みますよね。
  
オーストラリアチームにJリーガー二人入っています。
→名古屋グランパス、ジョシュケネディーとジェフ市原、マークミリガンの二人とても親近感がありますね。
  
<第2戦は土曜日にガーナと対戦>
1試合目惨敗しているので、このガーナとの試合で負けると決勝リーグに進めなくなるので、この試合に向けてメディアも街中も盛り上がっています。
でもケーヒルがレッドカードで出れないので、どうなるか心配ですね。
   
<目標>
ワールドカップ最終予選では、8試合で失点がわずか1と抜群に安定感で無敗。
2006年大会ベスト16の実力は健在で、二大会連続のグループリーグ突破ですかね。
   
   
◇現地の言葉で役に立つ簡単な一言
Good on you!
誰かをほめるときに使う表現。「うまいぞ!」「でかした!」「よくやった!」「えらい!」「おめでとう」などで使います。

【webラジオ】6月16日(水)オーストラリア・シドニー

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2010年06月15日

【webラジオ】6月15日(火)メキシコ・メキシコシティー

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6月15日(火)のフラワーレポーターはメキシコにお住まいになって17年。現地で、通訳のお仕事をされている「三島玲子」さんです!

★ワールドカップ最新情報 世界中が注目する開幕戦を終えて


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三島玲子さん


◆メキシコの気候


結構暑い。今週になって夕方雨が。しのぎやすくなった。


◆開幕戦について


当日は盛り上がっていた。特に開幕戦でメキシコがプレイするので。対戦相手は南アメリカで、実力的にも勝てる相手なので余計盛り上がっている。お役所と言ったら、仕事はハードだけれど、午前中9時~11時まで、偉い人みんなTVを見ていたと聞いています。仕事をしていたフロアはかなり大きいフロアで、4ヶ所ぐらいに部長のいる部屋があるが、ぶちょうのいる部屋にTVを持ち込んで、部下に指示をして、前日からはりきって「私はドーナッツを持ってくる」「メキシコの食べ物を持ってくる」など手分けをしていた。2時間みんなTVを見ていた。1つの部屋は壁をとっぱらって映写機で映して映画のように見ていた。サッカーの休憩中にはトイレに行ったりPC開いて見たり。始まるとまたワーっと集まってくる感じだった。街はシーンとしていて車も走っていなかった。また、レストランでWCを見ながらご飯を食べようとか、サッカー観戦中に閑古鳥が鳴かないよう工夫していて、そのためにTVを購入する所もあるなど、宣伝に努めている。


◆引き分けの試合


試合は1対1で引き分けだったんですが、みなさんショックを受けていました。元々勝ったら飲みに行くぞ~!負けたら悔しいを口実に飲みにいくぞ~!と言っていた。引き分けだったので、あれ?という感じ。みんな引き分けのプランがなかった。でも次があるぞ!とポジティブだった。


◆格下と言われた南アフリカと引き分けたことについて、メキシコでは、どんな風に報道されてますか?


スポーツ番組で玄人の視聴者が多いものでは、辛口の批評もある
が、盛り上がっている報道も随所に見られる。全体として、ほめる人もあればけなす
人もいて、これはWCにつきもの。


◆17日フランス戦について


メキシコは外国で活躍している選手も呼び寄せて、強いチームと言われているので、今度はやるぞ、と言う風にみなさんそう言っています。


◆日本対カメルーン戦について


現地では見れなくて、そこで仕事をしている日本人が、ラジオの速報で聞いていた。勝ちを聞いたときパチパチパチと拍手をした。メキシコ人の方は今日は真面目に仕事をしていた。「勝ったよ~」と手をたたいていたら、「おめでとう!」と言ってくれた。1対0ですから「やったね、メキシコよりすごいじゃん!」と言われた。


★メキシコに行った時に会話に花の咲く一言


Gracias!(ありがとう)
Hola!(英語のHiに相当。便利な挨拶の一言、昼でも夜でもいつでも使えます。)
Qu vale? (いくらですか)

2010年06月14日

【webラジオ】6月14日(月)韓国・ソウル

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6月14日(月)韓国・ソウルからチョン・ジャキョンさんのレポートです。

W杯盛り上がっています。
今日はそのW杯にも出場している韓国代表の様子や、街の人々の様子をレポートしていただきました。

ソウル街の様子は?

ワールドカップのプランカード、サポーターグッズを売ってる屋台など、ワールド
カップは韓国でもお祭りです。街の雰囲気も活気が溢れていて明るくなっています。
街は夏の緑とサポーターの赤のカラフルな調和でよりエネルギーが感じられます。家
族と友達、恋人同士がストリート応援に参加して楽しむ人たちの風景は見るだけでも
どドキドキ・ワクワクって感じです。

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韓国チームの試合のある日は道路がガラガラで、いつも渋滞であるソウルの道路も一
休みをしている様子です。みんな早くうちに帰って家族と一緒にテレビの前で試合を
観たり、パブなどでみんなで応援したり、ソウル市庁前のソウル広場で大きなスク
リーンを観ながらストリート応援をしたりしていますので、車はほぼ走ってないで
す。


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ワールドカップの盛り上がり具合
:2002年と2006年ワールドカップの時、世界のマスコミで注目された韓国ファンの応
援を覚えている日本人もきっと多いと思われれています。ソウルだけでも公式的なス
トリート応援の場所がソウル広場をはじめ、凡そ20箇所で非公式な所まで含めたらそ
の倍ではないかと思います。赤いTシャツを着ている人たちが大きなスクリーンの前
に集まって「デハンミンクッ(大韓民国)!」を叫ぶ情熱は、現場でしか感じられない
楽しみです。
なかなか会えない芸能人たちもストリート応援に参加したり、韓国駐在の外国人もた
くさん見かけました。今韓国ではみんな一つになって「Again 2002!」を願って盛り
上がっています。


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初戦を終えて(ギリシヤ)

雨の中でも韓国ファンたちはたくさん集めました。試合は韓国の時間で夜の8時半
からでしたが、スクリーンの前の席を取るために午前中から人が集まり始めました。
雨は全然問題ないことが当たり前でした。初戦だったのでもっと関心を集めました。
韓国人の願いが南アフリカ共和国のスタジムで走っている韓国の選手たちに伝えたら
しく、見事に2:0で勝ちました。ゴールを決めた瞬間はみんな興奮していました。


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「やはり、パク・チソン!」という声が多いです。もちろん他の選手たちも良くやっ
ていましたけど、一番期待した選手だったので、パク・チソンが2番目のゴールを決
めた時はものすごく盛り上がっていました。
この調子に乗って目標のベスト16までそのままGo Go!するように祈っている雰囲気
です。


ファンの反応やメディアの報道

ワールドカップはスポーツではなく、世界的なフェスティバルです。サッカーやス
ポーツに全く興味のない人でもはその熱い雰囲気を楽しんでいるし、ワールドカップ
が開いている間は不景気のことも全て忘れているくらいです。
韓国のサポーターのRED DEVILSだけではなく、韓国人のみんながファンになっていま
す。これが韓国の力ではないかなと思うほど、ストリート応援の時も秩序のある行動
をしています。
メディアでも毎日南アフリカ共和国から選手の調子、練習のことや食事のメニュー、
気温などを報道しています。ニュースでも一番前に報道されているほど、今はワール
ドカップ以上話題になっていることはありません。
「見ろ!私たちが来た!」というキャッチプレーの意味が残るようにファンもメディ
アもワールドカップが終わるまで応援すると思います。


今年の「史上最強」と言われる韓国チームの出来 調子など

韓国は前向きでエネルギーっぽいところがあると言えます。選手たちも最高の調子
で、今回のワールドカップの目標であるベスト16に入るために監督と選手が頑張って
います。

史上最強と呼ばれているので、韓国人の期待もかなり大きいです。17日のアルゼン
ティンの試合の負担もあるけど、頑張っていることにもっと大きな応援をしていま
す。


注目の選手
:やはり一番注目されている選手はパク・チソンです。ギリシヤの試合の時も90分間
目立ちました。
11キロも疾走したすごい体力を持っていて、2つの心臓を持っているのではないかと
いう冗談まで出ていました。
Yang Park、Ssang Youngという言葉が出来たほど、海外で活躍している4人の選手が
注目をされています。両パク(ヤン・パク)はパク・チソンとパク・ジュヨンで、双ヨ
ン(サン・ヨン)はイ・チョンヨンとキ・ソンヨンです。
でも、ギリシヤの試合で初めてゴールを決めた選手は守備のイ・ジョンス選手だった
ので、一人、一人の選手に注目をしています。


その他、最新のナショナルチーム・ネタ
:韓国の女性スターでも一番人気はパク・チソン選手です。美女スターにアンケート
した結果、61%の女性がパク・チソンが好きと言ったほど、彼の人気はすごいです。
真面目なプレーとたくましい姿が人気のポイントだそうです。
ギリシヤ戦の視聴率が61.3%も出たほど、韓国人が脚本のないドラマにはまっていま
す。

2010年06月10日

【Webラジオ】6月10日(木) アメリカ ニューヨーク

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6月10日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

SEX & THE CITY見ました?


日本でも大ヒット!

すごく元気にしてくれる映画。

ひとつ質問、

日本の男性のみなさんは見ましたか? 好きですか?

ニューヨークは初日の映画館 9割女性

残り1割の中にもゲイが多かったもよう。


SEX&THE CITYの主役は女4人ですが、
5人目の主役はニューヨークといわれています。

そして、ニューヨークのトレンドとかライフスタイルとか、
「ニューヨーカー」という存在が、
本当にリアルに描かれている。
「これちがうんじゃない」という映画も多いですが、

SEX&THE CITYは、
数あるニューヨーク映画の中で、
ニューヨーカーが本当に大好きな数少ない作品のひとつ。

今日はSEX&T HE CITY2の「ここがニューヨークっぽい!」をレポート。
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まずしょっぱなからゲイ・ウェディング

これはタイムリーですね。
同性婚を認めるかどうかで、ニューヨーク州はまさに今もめてます。
でもニューヨーク市は、「 DOMESTIC PARTNERS」を認めていて、
一部の法律的な権利が主張できるんです。

そして今月から市役所の小さなチャペル、( 映画の1でビッグとキャリーが結婚)
ここで、式をあげられるようにもなりました。

でも今回のウェディングはそんなつつましいものとは対照的。

まず、式の前のウェディングレジストリーからしてゴージャス。
これはゲイ婚に限らずアメリカの習慣。

デパートのウェディングレジストリーでは、
ベッドリネン、キッチン用品、インテリアなど、
カップルが欲しいもののリストを作って
ゲストはそのリストの中から選んでプレゼントします。

高級デパートバーグドルフ・グッドマンのウェディングセクションに4人で行く
シーンがありますが、
このバーグドルフはNYで最高級の、庶民は足を踏み入れるのも
躊躇するようなデパートですから、式の方もどれだけすごいか? と思うと、
バージンホワイトですべてがデコレーションされた会場では、
ゲイの大コーラス隊がお迎え。室内なのに池にはホンモノの白鳥が。。

ウェディングのゲストのライザ・ミネリ
ゲイのアイドル的大御所エンターテイナーが(今年64才!)
ビヨンセのSINGLE LADIESを歌い踊るシーンもニューヨークっぽい!

さらにその後のレセプションは、
ニューヨークで最もヒップな人とセレブが来るエリア
ミートパッキング地区の超トレンディレストラン、「ブッダカン」で撮影

さらに細かいことでは、
ビッグがテイクアウトするのが
新しい高級ジャパニーズレストランだったり「(これは架空)

サマンサのオフィスがタイムズスクエアを見晴らすすごいロケーションにあったり。
カラオケのシーンも出てきます。

シャーロットが子供達のパーティのために大量のカップケーキを焼きますが、
これもニューヨークのママたちの日常。
そしてカップケーキ、ものすごくはやってます。

さらに、もちろん4人のファッション! もうきりがないのではぶきます。
ニューヨークのトレンドがいっぱいの映画ですが、
大切なのは今回の映画のメッセージ

ゲイウェディングでカップルの一人が象徴的な台詞をいいます。
なぜ結婚する事に決めのか? その理由は、
「彼はそのままの自分を受け入れてくれたから」

これがこの映画2のテーマでもありました

そしてまさにニューヨーク的な生き方でもあります。
ゲイでもストレートでも、
「そのままの自分を受け入れてくれる街」がニューヨーク、そして

キャリーみたいにエモーショナルでも、サマンサみたいにやりたい放題で、
「自分むき出し」でも。

「そのままの相手を受け入れる」それが、ホンモノの「愛」ということを、
この映画は改めて教えてくれる。

そこで「TRUE COLORS」が流れてきます。
TRUE COLORS=真実の色、つまり本来の、ありのままの姿、という意味。
これはニューヨーカーで今やレジェンド的な存在、
シンディー・ローパーの1986年の大ヒット。これが今回の映画では印象的に使われています。


話は変わりますが、この映画第二弾、
実はアメリカでは今回思ったよりヒットしなかった、という事になっている。


確かに興行成績1位にはならなりませんでした。

その理由の第一は「新聞やネットの映画評が悪かったから。
それもほとんどが男性が書いたものだったから」

その映画評のほとんどすべてに共通していたのは、
「5人目の主役であるニューヨークがあまり描かれず、主人公たちがアブダビに行ってしまった」

でも、アラブ首長国連邦のアブダビは、
今アメリカやヨーロッパから行く超高級リゾートとして大注目だから、
ちゃんとトレンドをマークしているんですね。

ここで4人は一人ずつ執事がつくホテルに滞在、
らくだにのったりするわけですが、
現代のアラブ女性や男性の生き方なんかも描き出そうとがんばってます。

実は、アメリカは今アラブに興味津々。
もちろんものすごいオイルマネーに目がくらんでるせいもありますが、
911テロ以来、イスラム教への関心が高まったという、皮肉な一面もあります。

ともあれ、今回かなり大人で賢くなった女性たちは、
SEX1ほどの恋愛のすったもんだは起こしません。

人に対して浮気しないかわりに、
ニューヨークからアブダビに一浮気して、ひと騒動ありますが、
最後はちゃんとニューヨークにもどってきます。

それをニューヨークの街はちゃんと
「暖かく受け入れます」

「そのままの自分、相手のTRUE COLORSを受け入れる」
それが今回のテーマ。

そういう私を受け入れてくれる相手に感謝の気持ちがあふれてくるし、
もっと優しくしたくなる。

だから、女性にも、男性にもおすすめ、絶対元気出ます!

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

6月9日のフラワーレポーターは、パラオ共和国から村谷明子さんです。

村谷明子さんは、パラオ在住4年。リゾートホテルに勤務されています。

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◆パラオのあれこれ

パラオは日本から南へ約3千キロ、日本と時差のない、数少ない南国リゾートです。
年間平均気温は27~28度。高温多湿。
乾季と雨季があって、今は雨季のはじまりの季節ですが、近年、世界的な異常気象などの影響かあまりはっきりした区別がつかなくなってきています。
信号がひとつもなく、道路も街中のメインストリート以外はみんな1車線のみ。
だれかのおうちから電話を受けたら必ずと言っていいくらい後ろでニワトリの鳴き声が聞こえるようなのどかなところです。
第一次世界大戦後約31年間日本の統治化にあったので、日本の習慣や言葉などがたくさん残っています。
よく使う言葉はベンジョ(便所)、シャシン(写真)、ダイジョーブ(大丈夫)など。
ブラを乳バンド、ボトムスをサルマタなんて古めかしい言い方も一般的に使われてます。


◆リゾート情報

パラオにはロックアイランドという、マッシュルームの形をした小さな無人島が何百とあり、ランチを無人島でとったり、島々の間をボートでクルージングしたり、シュノーリリングを楽しんだりする日帰りの海のツアーが人気です。
観光客のツアーでは ミルキーウェイという美白効果のある石灰質の泥が海底にたまったところで泥パック遊 びをしたり、毒をもたないクラゲの湖でクラゲとただよったり、カ
ヤックをしたり、とめいいっぱい1日いろいろなことをして遊びますが、地元の人は無人島ビーチでランチをとってのんびりおしゃべり、ゆったり過ごします。
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これらの島々には形からニックネームがついているものがたくさんあります。
たとえばビール腹の人が横たわっているように見える「オジサン島」とか「クジラ島」とか。
そういえば、去年、パラオを揺るがす大事件が。
スリーココナッツアイランドまたはオバQアイランドと呼ばれていたヤシの木が3本生えている小さな無人島があったのですが、そのうちの1本のヤシが倒れてしまいました。
ヤシの木の寿命か、天候によるものか、はっきりした理由はわからないのですが大きなニュースとなりました。
その後、残った2本のうち1本のヤシも倒れてしまい、今では全く違う様相となっています。(小さな国なので、こういうのが大事件なんです。)


◆その他御勧めスポット

パラオが世界有数のダイビングスポットの宝庫だということはご存知の方も多いはず。
もちろん、流れの速い上級者コースもありますが、比較的初心者でも楽しめる魚群の濃いスポットや、マンタに遭遇できるポイントなどもあります。
私もパラオで働きはじめて、ここでライセンスを取りました。
何度潜っても飽きません。
その他、ボートでジャングルを川くだりしたり、イルカと遊んだり、
ヘリコプターやセスナで空から絶景を鑑賞したり、
ハイキングを兼ねて滝へ出かけたり、思う存分釣りを楽しんだり、
戦争時に激戦区となった島を訪れたり、様々な過ごし方ができます。

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でも、一番のおすすめは
何にもしないでリゾートホテルのビーチでのんびり一日過ごすこと。
お天気に恵まれれば毎日違う美しい夕日が幸せな日々を締めくくります。


◆お勧めの食事

釣ったばかりの魚を上手にさばいて刺身にし、ショーユとワサビにパラワンレモンという酢だちのようなものをかけて食べるのがみんな大好き。
街の魚屋ではたいていの魚は種類を問わず、目方で値段が決まるというアバウトさ。
他には南国特有、タロイモやタピオカを蒸したもの、陸ガニをココナッツミルクで蒸したものなど。
豪華なところではマングローブ蟹やシャコ貝、珍しいものとしてはフルーツバットというコウモリを使った料理など。
街のスーパーでは日本食の食材なども手に入るので、食事には困らないはず
です。ご安心を。


◆関心ごと

パラオにはまだまだ課題が多くあります。
こんなに雨が多いのに設備がきちんとしていないので、すぐ水不足になって街中が断水したりします。(ホテルなどのサービス業は自前のタンクがあるので大丈夫です。)
嵐のたびに停電なども。(これもホテルなどは自家発電があるので大丈夫。)
また、ゴミの分別がなくすべて埋め立ててたり、道路もやっと舗装道路が島を1周したばかり、横断歩道も設置されたばかりなど。
しかし、最近、太陽光発電のパネルをいろんなところにつけたり、パラオの海をサメの保護区としたり、サンゴの養殖をツアーに組み込んだりと環境を守る働きを少しずつ始めています。
今までは手つかずの自然を楽しむところでしたら、これからはそれをどう維持、保護していくか、考えていかないといけませんね。

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◆役に立つ一言

現地の人に何か頼んだりしたときには、今でも残っている日本語で
「ダイジョーブ(大丈夫)? モンダイナイ(問題無い)? カルイ(軽い)??」と聞いてみてください。
「ダーイジョーブ。モンダイナーイ。カルーイ!」と胸を張って応えてくれるはず。
最後に「メスラン」とパラオ語の「ありがとう」を添えればカンペキです。
パラオの人は時に誇り高いと言われますが、相手を尊重すれば同じように返してくれます。

【webラジオ】6月9日(水)パラオ共和国

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2010年06月08日

6月8日(火)のフラワーレポーターは、パリでオペラの演出家をされている釣 恵都子さんです!

◆パリのお天気や街の様子は?


今年は例年よりずっと寒く、まだ薄手のコートが手放せません。


◆『オペラ演出家』とは?


簡単にいうと、よく皆さんがイメージしやすい、「映画監督」のオペラ版といえばよいでしょうか?作品準備の際には俳優やオペラ歌手のキャスティングも行いますし、作品のコンセプト(方向性)を決定し、その後、どのようなセットで、どのような衣装で、小道具や照明は、などと細かいことをバランスを考えながら他のスタッフさんたちと決めていきます。そして実際のお稽古のときには俳優さんの演技や動きを決めていきます。


◆パリの前にウィーンにいらっしゃった釣さん、
世界三大オペラ座といわれるウイーン国立歌劇場にてお仕事をされた経験がおありだそうですが・・・


ウイーン国立歌劇場には4年半いました。現在はパリで研修中なのでウイーン国立歌劇場でのお仕事はお休みをもらっています。ウイーン国立歌劇場では、演出助手研修生、舞台装置助手、演出部、照明課、衣装部などの分野にたずさわりました。どの分野も何百年という伝統に裏付けされた、非常に高度な技術を持っていて仕事をしている人は皆誇りを持って仕事をしています。中には30年40年も続けて仕事をしている上司たちがたくさんいて、その人たちから歴代のスターたち、例えば指揮者のカルロス クライバーや、カラヤンなどが
どのように仕事をしていたのかなど、話を聞くこともできます。ここ3年ほどは主に照明課に在籍していますが、もうすっかりなれた仕事内容だというのに仕事をするたびいつも新たな事に気づかされていました。本当にたくさんのことをここで学んだのです。


◆ヨーロッパでのオペラや演劇の身近さ


ウイーンは、立ち見席が300円ほどで買えます。この席だととくにドレスアップする必要もないのでウイーンのオペラ座は街の中心に位置していることもあり、本当にたくさんの人が仕事帰りに気軽にオペラにいきます。新聞にはほぼ毎日のようにオペラの批評や新作品の前評判などが大きく載っていたりします。よくウイーンの人は誇りを持って「私たちのオペラ座」というのですが、それだけこの劇場はウイーンの人たちが愛しているのだと思います。去年の春からウイーン歌劇場では歌劇場横のスペースに備え付けられた巨大スクリーンで誰でも無料でライブ中継のオペラを楽しむことができるようになりました。このライブ中継は暖かい季節の春と秋に限られますが、(夏期は劇場が2ヶ月間お休みします。)音楽の都、ウイーンでオペラをすこーしだけ体験してみたい、という人には
とても気軽でよいと思います。


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俳優の控え室


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俳優やスタッフの食堂。みんなで大きなテーブルをかこって毎日ご飯をいただく。


◆パリのエンタメ、劇場について


パリには数百年の歴史を持つ、歴史的建造物で「オペラ座の怪人」の舞台でも有名な、オペラ ガルニエ、と20年前に最新設備を備えて誕生した、オペラ バスティーユがあります。オペラ ガルニエ は最近はもっぱらバレエが中心に公演されています。内部の内装は
シャガールの天井画などもあったりととても美しく豪華です。これらを見たい方は、日中、内部見学ツアーもやっていますのでそちらでみられるのもよいかもしれません。オペラ バスティーユはフランス革命のバスティーユ牢獄で有名な跡地を歌劇場にしたもので、ガルニエとは対照的にとても近代的な内装の歌劇場です。舞台の総面積はヨーロッパでも最大規模のものですし、舞台技術もとても優れています。舞台裏はスタッフにとっても仕事がしやすいように、劇場内部で稽古場から、舞台装置作成、衣装制作部、舞台装置保管まで、何でも一つにまとまっていて便利な作りになっています。今後更なる発展の楽しみな劇場といえるのではないでしょうか。


◆オペラを楽しむコツ・見所 


オペラは難しいしよくわからない、と嫌煙してしまう方も多いかと思いますが、考え方を変えてみると、すばらしいオーケストラ、歌手、指揮者がいて、ときにはコーラスやダンサーも出演し、デザイナーの考えた美しいお衣装が見れて、芸術家が工夫を凝らした舞台セットも鑑賞できる。そして何より偉大なる歴史的作曲家が作曲した名曲が聴けるのです。これほど贅沢な芸術はありません。


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劇場のエントランス。入り口を入るとまずこのホールに、公演前や終了後にはとてもおいしい食事が食べられます。


確かに外国語の歌詞を聞き取り理解するのは難しいかもしれませんが、
それはお能や歌舞伎の歌詞を聞き取り理解するのが難しい日本人の私たちと同じように、実はヨーロッパの母国語の人だって難しいのですからそんなに気にすることはありません。まずは肩肘を張らず、「視覚でも楽しめる音楽会」にでもきたようなつもりで楽しんでみるのはいかがでしょうか。


◆釣さんのご所属される 劇団について…


ヨーロッパ、アメリカでなく、日本の演劇界でもとても顕著で、フランスを代表する現代演劇の劇団といえば、演出家、アリアーヌ・ムシュキン率いる「太陽劇団(テアトル・デュ・ソレイユ)」です。太陽劇団は、2001年9月に期待の来日を果たし、東京の新国立劇場での公演は大センセーショナルをおこしたという話を聞いています。


本拠地はパリ東側にあるヴァンセンヌの森というところの中で、戦時中は弾薬庫であったところを劇場にしていて、それはまるで森の中にひっそりとたたずむ、秘密の小屋のようです。周りには広い芝生や馬小屋、ちょっと歩けば広い湖があったりと、非常にのんびりしたところで、パリという大都市にいることを忘れてしまいそうになります。そんなところで劇団員30人、その他スタッフ30人のあわせて60人が日々、納得のいく舞台作品を作るため、力を合わせて制作に取り組んでいます。皆、仲がよく、仕事は何でも助け合いながらこなし、掃除も当番制、食事も大食堂で共同で作り、毎日皆で一緒にご飯を食べます。その姿はさながら小さな王国といったところでしょうか。60人全員がこの劇場を愛しており、誇りを持って活動しています。その姿は人生をかけているといっても過言ではないと思います。


この劇場は常にいろいろな作品を交互に公演する、「レパートリーシステム」ではなく、いったん公演が始まるとその作品で数ヶ月から、ツアーを含めれば、数年にもわたるロングラン公演を行い、それが終わると一定の準備期間を経て新作を発表するというスタイルをとっています。


もうこの劇場ができてから40年にもなる訳ですが、パリやフランス国内には根強いファンがいて、毎回新作を楽しみにしています。40年前に学生だったファンが今では子供や孫を連れて家族で見に来るのです。一度見た人はその公演のすばらしさに虜になります。何とも言葉にできないエネルギーを舞台から感じるのだとおもいます。空間が持つ雰囲気や役者同士の連帯感、音楽、舞台美術や衣装の統一感、手作りの会場や客席のなどからも、あふれるほどのこだわりとおもてなしの心が伝わるのかもしれません。


そのため、このパリ中心地から離れた「秘密の小屋」にも、毎日の公演はほぼ完売になるほどの観客が押し寄せます。地元でもこの劇団のチケットの入手はとても難しい、と噂になるほどです。


2006年に前回の作品が発表されてからずいぶん日が経ちました。新作に関しては、当初2009年10月に予定していた初日は、非常に難しい演出コンセプトである、などの理由から大幅に延期され、試行錯誤を繰り返し、結局12ヶ月という長期の稽古期間を経てようやく、今年の2月に初日を迎えました。5年ぶりの新作の題名は【LES NAUFRAGES DU FOL ESPOIR】日本語に訳すと「大きな希望をのせた難破船」といったところでしょうか。世界初の無声映画を作る、という製作現場が舞台でそれに第一時世界大戦と植民地時代の政治批判などを盛り込み、しかしコミカルな明るいタッチに仕上げた作品です。普通は演劇にとっては台詞がとても大切といわれますが、なんと今回は台詞の力に頼ることなく、公演の3分の2ほどは無声で演じられます。


本当に演出技術のすばらしい舞台作品は言葉がわからなくても、十分楽しめ、感動を味わうことができるものですが、この作品はほんとにこのことを証明しているようです。


フランス語は難しいので演劇はどうせ理解できない、、、と思っていらっしゃる方が多いと思いますが、そんなことはありませんよ!この不思議なパリの森の仲にある「秘密の小屋」ですてきなフランスの演劇体験をされることをおすすめします!


◆パリで会話に花の咲く一言


Merci, au revoir!
ありがとう。 さようなら!
Merci, a bien tot!
ありがとう、またね!

【Webラジオ】6月8日(火)フランス パリ

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2010年06月07日

6月7日(月)コートジボワールから田川慶さんのレポートです。

今日はコートジボワールから田川慶さんのレポートです。

先日4日に行われた日本との親善試合・・・
田中マルクス闘莉王選手がディディエ・ドログバ選手との接触で骨折させてしまったプレーがありました。
ドログバ選手は試合後、「僕のW杯は終わった」と漏らしていたことから出場は微妙な状態。
このプレーにコートジボワール国民は怒っているのか!?と聞いたところ、そこまで怒っていないよとのことでした。


まぁ、他のアフリカ諸国と同様、コートジボワールでのサッカーの人気は非常に高く、ファンも子供からお年寄りまで、やはり男性ファンが多いです。試合は男女の区別なく観戦します。私の国連の職場でも、大切なサッカーの試合がある時は、ナショナルスタッフは早く帰宅できるよう、マネージメントの考慮が働いたりするほどなんです。ちなみに4日の試合の時はコートジボワールの方たちだけが適用されました。


ナショナルチームは近年稀にみるスター選手ぞろいで、チェルシーのディディエ・ドログバ選手を始め、恐らく出場が発表される選手のほとんどはコートジボワールの国外、主にヨーロッパで活躍する選手です。しかし、今年の初めに行われたアフリカネーションズカップで、当然上位に食い込むとみられていたナショナルチームがアルジェリアに敗れてベスト16止まりで、しかも劇的な敗北の仕方だったので、国民は心の底から失望してしまいました。

今年の意気込み 地元メディアが伝えるコートジボアールチーム最新情報 ブラジル×ポルトガル×北朝鮮と同じグループですが・・・

現在 、スウェーデン人のスベン・ゴラン・エリクソンコーチのもと練習に励んでいますが、アフリカンカップの苦い思い出からか、メディア、国民も一歩引いて応援しているという感じです。恐らくワールドカップが始まればもう少し応援にも盛り上がりが出てくるのではないかと思っています。

ブラジルに勝つのは厳しいかもしれないという意見がある一方、サッカーは何があるか分からないので(現にコートジボワールの振るわない結果がアフリカンカップであったので)、特に相手がどうかということよりも、ナショナルチームが本来の力を出し切れるかというところに国民の関心が向いている様な気がします。

【webラジオ】6月7日(月)コートジボワール

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2010年06月03日

【Webラジオ】6月3日(木) アメリカ ニューヨーク

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6月3日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

もう夏全開!

3連休が終わってちょっと疲れ気味ニューヨーカー?

先週末に公開になった映画SEX&THE CITYも見て来ました!

が、NY在住日本人としてはSEX & THE CITYどころじゃなくなりました。

日本が今大変じゃないですか?

鳩山首相が辞任。
NYではどう伝えられているのか? 
気になって昨日からニュースをチェックしまくっています。

正直言って、テレビの報道は、
ゴア元副大統領の離婚の方が時間長かった。

私のまわりのニューヨーカーも今日の時点では8割知らなかった。
だからといって軽く見られているわけではありません。
NYタイムスやWSJは一面扱いです。がトップニュースじゃありません。
(今アメリカで深刻な問題になっているのは、
これまた日本ではほとんど報道されていないと思いますが、
アメリカ史上最悪の環境汚染事故となった、メキシコ湾の原油流出事故です。)
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こうした新聞をちゃんと読むインテリやビジネスマンの友人の反応はこうでした。
「やめたの? こないだ選挙あったばかりじゃなかったっけ?」


さあ、私の友人ニューヨーカーたちの素朴な反応も含め、
鳩山首相辞任メディアの反応、今日はレポートします。

辞任の第一報を伝えたタイム誌電子版で、
東京駐在の記者が
「日本の首相交代は毎年の恒例行事となった。」と始め、
こんなエピソードを披露していました。
かつてこの記者は、クリントン元大統領にこんな質問をされた事があるそうです。
「いったい僕の就任中に、何人の首相とつきあったと思う?」
この質問に彼は答えられなかったそうですが、
「答えは7人だよ、信じられる?」
クリントン大統領の任期1993−2001の8年間にです。
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ウォールストリートジャーナルは、これを「回転ドア」という言い方で表現していました。

私の友人ニューヨーカーも

「え?またやめたの?」と口々にこう言っていました。

で矢継ぎ早にこの質問。

「いったいなんでやめたの?」

NYタイムスの記事では、
「鳩山首相は、普天間基地問題への対応で、国民の信頼を失ったためにやめた」
と書かれていましたが、

この基地問題がアメリカ人にはよくわからない。
なぜなら、アメリカではまったくと言っていいほど報道されていないからです。

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この首相の辞任で、初めて「こういう問題もあったんだ」と知った人がほとんど。

ではなぜアメリカ軍の基地の事なのに、アメリカで報道されていないのか?
軍事的な事でいうと、アメリカはアフガニスタンやイラクでまだ戦っていて、
そこで毎日のように犠牲者が出ている。
さらにタイムズスクエアでテロ未遂があったり、
イスラエル情勢もここ数日またヘッドラインを賑わしています。
そういう状況に比べたら、どうしても基地の移設問題の扱いは小さくならざるをえない。
さらに言うと、
アメリカ人からみると、日本とアメリカの関係はきわめて良好で、
問題なんて全然ないという印象なんです。

だからアメリカ人の目から見ると、
基地問題より大きいのは、日本の経済が思うように復興しないことではないか、
というわけ。


この20年間のひんぱんな首相交代は、
それが一番大きな理由、と見ています。

はい、では次の素朴な質問。

「それにしても、どうしてそんなにひんぱんに変るの?」
「そんなに変って困らないの?」

ウォールストリートジャーナルには、
「日本には、責任をとって首相がやめる。」という慣習がある。
しかし、それがリーダー不在日本の20年近い経済後退からの脱出をさまたげている。」

うーん、世界は今、かつてない経済危機に見舞われていますからね。
そして、グローバル経済になった今、
世界第二のマーケットである日本の経済と、それに影響する首相人事は、
日本人のみならず、世界中の人たちにも大きな影響を与えているのです。

ところで、アメリカ政府の反応に関しタイムスは、
「日米関係が彼の辞任に一役買った」と題し、
「オバマ政権の態度からは、特に残念とも歓迎とも感じられない。
ワシントンのアナリストの中には、
オバマ政権が鳩山氏の基地移設に同意しなかったために、
彼を辞任に追い込んだという見方もあるが、政権側はこれを否定。
一方で、アナリストたちは、日本の世論は日米関係が
もっと対等のものになる事は望んではいるが、
基本的な変化は望んでいなかったのが、鳩山氏の敗因。」とコメント

また別の記事ではではこんなふうにも書いています。

この4年で4回首相が変ったのは、
「日本が本当に実力のあるリーダーを選ぶ事ができない」
という状況から脱却するための、ソウルサーチのように見える。」

生みの苦しみという見方ですね。

注目すべきなのは、タイム誌電子版の記事。

「鳩山政権は短かったが、アジア諸国の台頭という現実をふまえた、
ワシントンと日本の新たな関係という、日本にとって避けては通れない
変化への歴史的な第一歩を踏み出したという意味で、
数十年後に彼の貢献が評価される日が来るかもしれない。」

どうでしょうか?


そして、今回のメディア報道で一番感じたのは、
数年前にあったような、
「首相が変っても日本は変らない」という皮肉なものは影をひそめています。


世界が激動している中で、
日本も変ろうとしている、という部分をはっきりみとめた事。


まだまだ大変な時代が続きそうですが、
世界中どこに行っても大変なんです。


みんなで元気出していきましょう!

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2010年06月02日

【Webラジオ】6月2日(水)ノルウェー オスロ

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
  

  

6月2日(水)は、ノルウェー オスロ在住のフラワーレポーター、江口京子さんからの報告です!

江口京子さんは、オスロ在住6年。大使館秘書をしていらっしゃいます。
  
★夏至のお祭り
    
太陽の季節がやってきた。6、7月といえば真夏。毎日天気の良い日が続き、人々は1分1秒を惜しむように外に出て日を浴びる。
日に日に日照時間が長くなり、ここオスロでも太陽が沈むのが22時過ぎ、その後薄暗くはなるが、真っ暗になることはないまま、明け方の3時には空が赤みかけてきて、4時には再び太陽が顔を出す。
ヨーロッパ最北の岬フィンマルク地方のノールカップでは、「真夏の夜の太陽」が観測される。太陽がぐるぐると空の上を回るだけで、地平線に太陽が沈まない現象だ。北極圏の都市トロムソより北の地では、5月14日から、7月30日までの約3ヶ月間太陽が沈むことはない「白夜」となる。逆に冬の4ヶ月間は太陽がまったく顔を出さないのだ。
   
一年の間で一番日が長い日、「夏至」。ノルウェーでは古代からこの日を祝ってきた。今日でもその祝いは古代に負けないほど大切にされている。
夏至には、海岸沿い、または島々に焚き火をつくり、それを船から、または陸上から祝うのが慣わしだ。夏至祭のメッカといえば海外線の美しい南ノルウェー。そこで今年の夏至は南ノルウェーのなかでも、夏至のお祭りで特に有名なグリムスタッドに足を延ばすことにした。ロイヤルファミリーも夏至にこの地を訪れることがあるという。
   
オスロから車で南下していく。途中ノルウェーで一番古い町トンスバルグや、ラルビッグを通る。途中、美しい海に面した小さな港町で昼食をとる。ドライブを続けていくと、下から上までらせん状に道が続いている、螺旋階段と呼ばれている道路を通る。左右に海が見えてとてもダイナミックなドライブが楽しめる。
  
さらに2時間ほどすると、今回の旅の目的地グリムスタッドに到着した。白い家が並ぶ海に面した美しい港町だ。道端で子供たちが野花を摘んでいる。今回の旅行の案内人である友人クヌトーラも、野花をたくさん摘んで花束を作り始めた。何に使うのか不思議に思いつつ、買い出したバーベキュー用の食材をもって港に向かって歩いていく。
港では、町の住民がそれぞれのボートをお花できれいに飾っている。そういうことだったのかと納得しながら、私達もボートをお花で飾り、荷物を積込み、町の中心に向けてボートで出発する。
海に出ると、四方八方から数え切れないほどたくさんのボートが、町の中心に向かって進んでいる。ここでは、一家に一台ボートを所有しているそうだ。町に近づくと、ジャズバンドの心地よい音色が町中に響いている。コンサートが開かれているのだ。地上から聞いている人、ボート上から聞いている人など様々だ。
これだけのボートの数、町の中心の港は大渋滞だ。ボートからボートに飛び移れるぐらいひしめき合っている。クヌトーラが、棒を私に渡してそれで隣のボートを押すようにいう。どういうことか分からずに、きょとんとしていると、隣のボートの人が棒で私達のボートを押してくる。実はこの棒、ボートとボートが衝突して傷がつかないように、お互いに押し合って衝突を回避するためのものなのだ。
まわりを見渡してみると、大小様々なサイズのボートがある。一番大きいのは、グリムスタッド出身のノルウェー1の大船主のウグランのボートだ。そして一番小さいのは、5歳ぐらいの男の子が一人でのっているドラム缶を改造して作った、一寸法師が乗っているような船だ。他のボートに負けじと一生懸命オールで漕いでいる。あまりにも小さすぎて一瞬見逃してしまいそうだ。他にも、ボート中花いっぱいに飾ったロマンティックなボート、帽子や一緒に乗っている犬にもお花を飾っている人々。一番にぎやかなボートといえば、バイキング船だ。木製のアンティークの大きなセイリングボートに、バイキング姿に変装した子供、大人達が刀をもって暴れている。マストのったり、ロープを伝って、でんぐり返しをしたりしている。
この後、誰が一番小さいボートか、一番大きいか、また花飾りが美しいかなどそれぞれの優勝者が決められる。そして、翌日の地方新聞に大きく写真が載るのだ。
  
お祭り気分を満喫した私達は、今夜のバーベキューの場所を探しに、再び海に出る。途中ボート1隻が通るのがぎりぎりのせまい運河を抜けていく。岩肌がボートすれすれまでせまってくる。この運河の上には、木製の古い橋がかかっている。ディズニーランドの「トムソーヤの冒険」のようで、海賊が陰に潜んでいて、今にでも出てきそうな雰囲気だ。
  
運河を抜けると、小さい島がいくつも重なりあって、その間に水が流れているような地形のところに出る。南ノルウェーの海岸沿いに広がる独特の地形で、「シャールゴール」という。これは、海に無数の島が浮かんでいる地形のことで、島がたくさんあるため、ここが海だといわれてもなかなかぴんとこない。日本でいうと松島のようなところだが、1つ1つの島が大きいので全体が見渡せないのと、この地形のエリアが広いところが特徴だ。
   
私達は馬蹄型をしたちょうどよい島を見つけた。船を慎重に岩に近づけて、岩に飛び移る。そして船を固定してから、早速バーベキューの準備を始める。火を起こしている間に、私達数人は、網を固定する石、マシュマロをさす木、またトイレに使えそうな適当な場所を探しに島に探検に行く。今夜のメニューはさけ、肉、野菜、そして焼きおにぎり。デザートにはマシュマロとコーヒーだ。炭火焼のお肉、魚はとてもおいしい。
   
もうすでに夜の10時だ。あっというまに楽しい時間が過ぎた。船長のクヌトーラが、次の目的地に向かう時間だという。後片付けをして、再び船に乗り込む。今度は運河を通らずに、たくさんの島々の間を通り、波が荒い外海に出る。そこから、町の中心に向かって進んでいく。
そうこうしているうちに、どこからともなく夕食を終えた何百隻ものボートが、町の外にあるひとつの島をめがけて集まってきた。夏至最後のセレモニーだ。
   
この島では日が沈むのと同時に、大きなキャンプファイヤーに火がともされる。この薪火は、島まで運び出された木材や家庭の不用品だ。クヌトーラによると、昔は古くなった木造の船が使われていたそうだ。そのため今よりもずっと迫力があり、子供心にとても印象的であったそうだ。
船で島の周りをぐるぐるまわりながら、その瞬間を今か今かと待つ。3、2、1。歓声が上がる。火が点火された。周りの船、人々の顔、海面がこの巨大なキャンプファイヤーで明るく照らされる。そして、皆船上からこの燃え盛る火をじっと見つめるのだ。
一年で日が一番長い日、ノルウェー人にとって一番すばらしいこの時をかみしめながら。
     
●ノルウェー語で役に立つ一言
Hyggelig
ヒッゲリ
   
-お会い出来てうれしいです
-いいですね
などなど、この一言で済んでしまいます。
  
南ノルウェー クラーゲロ
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↓昨年オスロでの夏至の写真
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2010年06月01日

6月1日(火)ポーランドに住んで14年、「ショパン研究家」をされている寺門祐子さんです!

◆この時期の気候は?


ポーランドでは5月6月は緑にあふれた一番美しい季節です。ポーランドの冬はとても寒く、長いので、太陽の光がふりそそぐこの時期を毎年誰もが待ち望んでいるのです。この冬は特に寒さが厳しく、雪も多かったので、本当に待ち遠しかったです。ところが、今年は5月に入って、曇りの日が多く、気温も低めでがっかりしていました。


◆今年は、ショパン生誕200年の記念の年。


今年最初の盛り上がりは、ショパンの誕生日の頃でした。実はショパンの誕生日は2説あります。洗礼証明書に書かれている2月22日と彼自身と家族が祝っていた3月1日ですが、現在では3月1日説のほうがやや有力となっています。いずれにしましても、大きな催しはこの2つの日付に挟まれた時期に行われました。特に注目されたのは生誕記念コンサートでしょう。イーヴォ・ポゴレリッチ、マレイ・ペライア、ダニエル・バレンボイムなど世界的なピアニストによる演奏会が2月22日から3月1日まで毎日続きました。3月1日は3回も演奏会がありました。まず11時にジェラゾヴァ・ヴォラのショパンの生家でギャリック・オールソンのリサイタル。5時にワルシャワの王宮でレイフ・オヴェ・アンスネスのリサイタル。そして、8時にはワルシャワの国立オペラ座でユンディ・リ、ダン・タイ・ソン、ギャリック・オールソン、フランス・ブリュッヘン指揮18世紀オーケストラ、アントニ・ヴィット指揮ポーランド国立フィルハーモニー管弦楽団によるガラ・コンサートが行われました。町中にもポスターがたくさん貼られ、大きな広告も見られました。


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▲ワルシャワのラ・フォル・ジュルネのポスター。


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▲ショパンとワルシャワをテーマにしたポスター・コンクールの受賞作品。


ただ、非常に残念なことに私はちょうどその時期、とても忙しくて、演奏会をはじめいろいろな催しを堪能することができませんでした。
また、3月1日には、新しくなったワルシャワのショパン博物館の開館記念式典も開催されました。今はその頃に比べると少し落ち着いていますが、先ほど少し触れましたように、例年よりもショパンをメインにした演奏会が多く、ポスターをよく目にします。夏には音楽祭もありますし、何といっても今年は第16回ショパンコンクールが開催されますから、これからまたもっとにぎやかになると思います。


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▲ショパン博物館とショパン・センター
ショパン博物館の向かいに建っているのは、ショパン・センターです。ここにポーランド国立フリデリク・ショパン研究所などショパン関係の諸団体が入っています。


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▲ショパン博物館


◆観光客の方は?


生誕記念コンサートの頃は観光客が多かったと思いますが、今は普段とあまり変わらないような気がします。ですが、これから大きなイベントがある時を中心にたくさんの方が来られるのではないでしょうか。


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▲ワジェンキ公園 ショパン像


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▲ワジェンキ公園 ショパン・コンサートのポスター
5月半ばから9月末まで日曜日にショパン像のもとでコンサートがあります。公園の入り口に出ているコンサートのポスターです。


◆ショパンのゆかりの地


特におすすめしたいのは、やはり新しくなったショパン博物館です。
外観はほとんど同じですが、内部は全く違います。最新技術を利用したマルチメディア博物館になりました。展示スペースもこれまでより多くなりました。来館者は博物館の外にあるチケット・オフィスでカードを借ります。これを展示物の前の印がついているところに近づけると、説明や音楽を聞いたり、画像を見たりすることができます。説明は、ゆくゆくは8ヶ国語の中から選べるようになりますが、その中に日本語もあります。ただし、今のところ、まだ日本語は利用できません。画面はタッチパネルになっていて、触れると画面が変わりします。例えば、ショパンの晩年の手帳が展示されているそばの画面にこの手帳が映し出され、手帳の画像をクリックすると頁がめくれます。次の頁の画像になるのです。展示室は「ピアニスト」「作曲家」「ワルシャワ時代」などテーマ別になっていますが、2階の「パリのサロン」にはショパンがパリで最後に住んだヴァンドーム広場の部屋を再現した一角があります。その住居で実際にショパンが使っていたプレイエル社のピアノも置かれています。さらにこの展示室にはフランス語で会話している声や咳の音などが流れ、ショパンが好んだすみれの花の香りに満たされています。まさにショパンの部屋の雰囲気が味わえるのです。この博物館は3月1日に開館記念式典が行われた後、しばらくは招待客だけしか見学できませんでしたが、4月6日から一般公開されました。ゆっくり見学できるようにと、一度に100人までしか入れません。そのため、博物館では予約を受け付けています。今のところ大変な人気で、かなり予約が埋まっているそうです。ただ予約状況は日によって違いますし、予約を入れてもキャンセルする方もいらっしゃいますから、予約なしで絶対に入れないとは言い切れないようです。ただ予約を入れておいたほうが確実だそうです。博物館のサイトから予約を入れることもできますが、その際にはログインする必要があります。開館日は火曜日から日曜日で、12時から夜8時までです。火曜日は入場無料ですが、予約を入れることはできないことになっています。ただ入場者数が限られていますから、チケット・オフィスで何時に入れるか確認しなければなりません。


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▲ショパン博物館とチケット・オフィス
階段を上ったところに博物館の入り口があります(ドアの左右にランプがついています)。写真の右手に見えるガラスのドアがあるところがチケット・オフィスです。


ショパン博物館から徒歩で数分の位置にクラコフスキェ・プシェドミェシチェ通りがあります。旧市街に続く通りですが、まさにここにショパンゆかりの場所がたくさんあるので、是非散策していただきたいです。いくつかご紹介したいと思います。旧市街に向かって少し歩くと、すぐ左手に教会が見えます。この教会が聖十字架教会です。祭壇に向かって左側の柱にショパンの心臓が納められています。


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▲クラコフスキェ・プシェドミェシチェ通りと聖十字架教会
左手に見えるのが聖十字架教会です。ここにショパンの心臓が納められています。


聖十字架教会より少し先の右手に、ワルシャワ大学があります。正門を入って奥に進むとカジミェシュ宮という学長室などがある建物がありますが、そのカジミェシュ宮の手前の建物に、ショパンは1817年から1827年まで住んでいました。カジミェシュ宮側に記念プレートがあります。この建物には現在日本語学科も入っています。ところで、ショパンが学んだ「高等音楽学校」は、ワルシャワ大学の一部でした。ショパンはワルシャワ大学の学生だったわけです。今年2月、そのことを記念してカジミェシュ宮に設置されたプレートが除幕されました。カジミェシュ宮の裏は現在公園になっていますが、ここにはショパンの時代小さな植物園があり、ショパンのお気に入りの場所でした。


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▲カジミェシュ宮 記念プレート
カジミェシュ宮の1階に設置された記念プレート。ショパンは1826年から1829年まで王立ワルシャワ大学高等音楽学校の学生であったと彫られています。


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▲ワルシャワ大学旧図書館
旧図書館で「ワルシャワ大学のショパンの足跡をたどって」という展覧会が11月20日まで開かれています。


ワルシャワ大学の左隣にある教会は、ヴィジトキ教会です。当時、日曜日にここで中等学校の生徒や大学生のためのミサが行われていましたが、ショパンは中等学校時代にオルガンを弾いています。そして、そのショパンが演奏したオルガンがこの教会に残っているのです。


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▲ヴィジトキ教会
ショパンが弾いたオルガンが残っています。


ワルシャワ大学の向かい側には、現在は美術大学になっているチャプスキ/クラシンスキ宮があります。門を入って、すぐ左手の建物の3階に「ショパン家のサロン」という小さな博物館があります。ショパンはここに1827年からワルシャワを去るまでの3年間住んでいました。ショパンの友人であったアントニ・コルベルクが描いた絵を基にショパン家のサロンが再現されています。


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▲ワルシャワ大学 ショパンの家
カジミェシュ宮の手前(旧図書館の右側)にある建物。ショパンはここに1817年から1827年まで住んでいました。現在、ここには日本語学科があります。


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▲ショパン家のサロン
左側の部分の3階に「ショパン家のサロン」があります。ショパンはワルシャワ時代の最後の3年間(1827~1830年)、ここに住んでいました。


クラコフスキェ・プシェドミェシチェ通りには、この他にもまだまだショパンゆかりの場所があります。先日、大統領夫妻の死を悼んで多くの人がろうそくを捧げに訪れた大統領府のラジヴィウ宮も実はそのひとつです。1818年2月24日にショパンはここで初めて公開演奏を行いました。アーダルベルト・ギーロヴェッツの協奏曲を演奏しています。


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▲ラジヴィウ宮
現在は大統領府があるラジヴィウ宮。4月の大統領機墜落事故に関する写真を見ている人々が見えます。今でも半旗が上がっています。ここで1818年2月24日、(3月1日誕生日説をとれば)まもなく8歳になるショパンが初めて公開演奏をしました。


最近までショパンゆかりの場所には記念プレートすらないところも多かったのですが、昨年石で作られたベンチがワルシャワの14箇所に設置されました。英語とポーランド語でその場所についての説明が書かれています。しかし、それだけではありません。ボタンがついていて、これを押すとショパンの音楽が流れるのです。


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▲ベンチ
ヴェッセル宮の説明が書かれたベンチ


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▲ヴェッセル宮とベンチ
ショパンの時代、ここには郵便局がありました。また、ここから馬車も出ていました。1830年11月2日、ショパンはここから馬車に乗って、ワルシャワを後にし、二度と祖国に戻ることはありませんでした。手前に昨年設置された黒いベンチが見えます。ここにヴェッセル宮の説明がポーランド語と英語で書かれ、ショパンの音楽が流れるボタンがついています。


ワルシャワから54キロの地点にショパンの生家があるジェラゾヴァ・ヴォラがあります。こちらも再整備され、ごく最近オープンしました。門のそばに新しい建物が2つでき、1つにはチケット・オフィスや売店など、もう1つにはレストランやコンサート用のスペースなどがあります。生家の内部も新しくなりました。ショパンが生まれた家の空間や雰囲気を、訪れる人それぞれが存分に味わえるように、展示物を控えめにしたそうです。ジェラゾヴァ・ヴォラにはいくつか行き方がありますが、ワルシャワのショパン博物館から出ているバスを利用すると便利かもしれません。


◆これからでも見られるショパンのイベント


ポーランド国立フリデリク・ショパン研究所は、毎年夏に国際音楽祭「ショパンとそのヨーロッパ」を開催してきました。例年は8月半ばから半月の期間ですが、今年はショパン・イヤーということで、8月1日から9月3日まで開かれます。この音楽祭では、ショパンの作品の他、同時代の作曲家の作品、ショパンにインスピレーションを与えたと思われる音楽などを中心に様々な作品が、優れた演奏家によって演奏されます。例えば、8月6日には、ベッリーニのオペラ《ノルマ》がコンサート形式で演奏されますが、ファビオ・ビオンディ指揮エウローパ・ガランテによる当時の楽器を使用した演奏です。ショパンはオペラを全く作曲しませんでしたが、オペラを非常に好み、その影響は彼のピアノ作品によく見られます。ショパンはベッリーニとは個人的にもパリで知り合い、1835年にベッリーニが亡くなるまで良き友人でした。また、日本からは今年はピアニストの海老彰子さんが招待されており8月4日にリサイタルが予定されています。この音楽祭のプログラムは、研究所のサイトに掲載されています。

10月には第16回ショパンコンクールがあります。4月12日から30日までワルシャワで予備審査が行われ、81名のピアニストが通過しました。そのうち日本の方は17名です。第1次予選は10月3日からですが、それに先だって1日には内田光子さんのリサイタル、2日には審査員であるマルタ・アルゲリッチとネルソン・フレイレが出演する演奏会が開かれます。第1次予選は10月3日から7日まで、第2次予選は9日から13日まで、第3次予選は14日から16日までです。そして、本選は18日から20日までで、20日の現地時間で夜の11時頃結果が発表されることになっています。21日から23日まで、受賞者の演奏会があります。今回、審査員団に日本からは小山実稚恵さんが加わっていらっしゃいます。


ショパンコンクール期間中の10月17日は、ショパンの命日です。ショパンの心臓が納められている聖十字架教会で、モーツァルトのレクイエムがミサ形式で演奏されます。フィリップ・ヘレヴェッヘ指揮シャンゼリゼ管弦楽団による演奏です。


◆ポーランドに行った時、会話に花が咲く“役に立つ一言”


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▲ワルシャワ中央
ワルシャワの中心です。一番高い建物はソ連から贈られた文化科学宮殿。その向こうに比較的新しいビルや建築中の建物が見えます。


★Miłego dnia.
(良い一日を)ミウェゴ・ドニャと読みます。
★Kocham Chopina.
(ショパンが好きです[逐語訳ですと「ショパンを愛しています」]コハム・ショペナと読みます。ショパンの好きな方で、今年ポーランドを訪れる方に是非使っていただきたいです。こちらでは「日本人はショパンが好き」とよく言われています。でも、ポーランド語で言ったら、びっくりされると思います。
★Bardzo mi się podoba
(とても気に入りました)で、バルゾ・ミ・シェン・ポドバと読みます。こちらはもっと使える場面が多いと思います。コンサートや見学した場所が「よかった!」という場合や贈り物をいただいてとても気に入ったという気持ちを伝えたい時など、様々な場面で使えます。

【webラジオ】6月1日(火)ワルシャワ・ポーランド

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