2012年06月 アーカイブ

2012年06月28日

6/28(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

日本から知人が来ていたので、日曜日にセントラルパークに行きました。

ここはマンハッタンの面積の実に6%を占める巨大公園で、
巨大芝生広場がいくつもあります。

その中の中広場、といってもサッカー場10個くらい入る大きさですが、
シープメドウ(羊の牧草地)で、のんびり日光浴。。。と思って行ったんです。

5番街のアップルストアの前の入り口から入って、
ジョギングの人や自転車の人やツーリストや犬の間をてくてく歩いて行って、
草野球場の先の森をぬけるとシープメドウの巨大な緑の芝生が
ぱーっと開けるはずだったのですが、

緑じゃないんです、白っぽいんです。

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なななんと、
上半身裸、またはビキニ姿の露出度の高い男女が、
まるでビーチにいるかのように寝そべって日光浴。
その混雑のしかたはまるで、真夏の湘南海岸のよう?
コパトーンのココナッツオイルの香りがただよって来るような?

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彼らのまだあまり焼けていない肌にお日様が反射して、
白っぽく見えていたんです。

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このシープメドウは別名、マンハッタン・ビーチとも呼ばれるくらい
日光浴の人気スポット。

5番街から歩いて10分ですからね!
ビーチに行く前にここでちょっと焼いておいて、
来週のアメリカ独立記念日には本格的に海に繰り出せ!という感じです。
いっしょに行った知人は「ここまでやるかね」という顔で唖然としていました。

というわけで?今日の本編の話題も「ニューヨーカー、そこまでやるかね?」

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ニューヨークという街、今の若者は知らないかもしれませんが、
かつて70年代、80年代は犯罪の巣と言われて、怖い街のイメージがありました。

でも90年代以降、ニューヨーク市の犯罪率は下がり続け、
今では全米の「最も安全な大都市」と言われるほどです。

でも毎年下がり続けていたニューヨークの犯罪率、
去年から今年にかけて20年ぶりに上昇してしまいました。

先週もお伝えしたように、長引く不景気で、
5人に一人が貧困ライン以下で生活している、ニューヨークの現状、
激しい貧富の差ななどが影響しているのは間違いありません。

犯罪率をじりじりっと押し上げている原因の一つが、ガジェット泥棒。

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ニューヨークでは、このところiPhoneやiPad、Kindleなどの最新ガジェットが
地下鉄の中で盗まれるというケースが増え続けています。
NYPD(ニューヨーク市警)の発表によれば、
地下鉄のガジェット泥棒はなんとこの1年で4割も増加。

以前はドアの近くに立っている人から、発車間際にばっと奪い取って逃走、
というケースが最も多かったのですが、
最近のターゲットは車内で居眠りしている乗客。

眠らない街ニューヨークは地下鉄も24時間営業。
深夜のガラガラの地下鉄で酔っぱらって寝てしまった客のポケットや
バッグをナイフで切り裂いて、
目的の品を持ち去るというケースが急増中です。
この手口での泥棒は、1年間で17%も増加したそうです。

そこまでやって盗むかね?と思いますよね。やるんですよニューヨークの泥棒は。

しかも今年3月に行った特別防犯キャンペーンでは、
なんと
1400人が逮捕され350人が指名手配。そして押収したナイフは32本。

そんなにいるのかね? とびっくり!です。

NYPDでは、車内で居眠りする時は、
ガジェットを外からわからない場所に隠すようにと呼びかけています。
でもナイフで切られちゃったら終わりですよね。
居眠りしないように。

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さあ、ガジェットの次にNYの泥棒が大好きなのは、スニーカー。
こちらはさすがに履いているスニーカーは盗めないので、
ターゲットはもっぱらショップ。
しかも、お店に陳列しているディスプレイーのシューズです。

ニューヨークのスニーカーショップ、
ディスプレーされているシューズはほとんどが、右か左かどちらか片方。

盗んでも、片方だけでは履けないし、売り飛ばすこともできませんからね。
その予防策でもあるんです。

でも最近のスニーカー泥棒はそのへんよーく解ってますから、

こっちのお店で右足、
あっちのお店で左足、

という具合に計画的に盗んでいる。
もちろんサイズやら何やら事前に緻密にリサーチして、
実行しているということです。

SOHOのあるおしゃれなスニーカーショップでは、
片方のスニーカーが年間で50足も盗まれたそうです。


ニューヨーカーの「そこまでやるかね」

前半は犯罪レポートみたいになってしまいましたが、
後半は夏を涼しく過ごすための工コで「そこまでやるかね」

ブルームバーグ市長、
世界の長者番付にのる大富豪で、あのメディアエンパイア、
ブルームバーグLPの創始者、アメリカでは14番目のお金持ちですが、
市長としての年俸は 1ドル。というかなりのユニークさ。

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先日もお伝えしたように、ニューヨークを完全禁煙にしたり、
肥満を防ぐためにLサイズの甘味飲料を販売禁止にしようと提案したり、
また進んだなエコ対策でもよく知られています。

そして、かなり強引な性格でも知られています。


ブルームバーグ市長の車、シェビー・サバーバンというSUVです。

スーツでビシっと決めた市長、大事な会見の前に
暑い車に乗り込んで汗をかきたくない、
だからアイドリングしている間にもエアコンをきかせておいてほしい。

しかしそれはとてもエコに悪い。ガソリンを消費しますからね。

そこで市長はこんなアイデアを考えだしました。

家庭用のエアコン、アメリカでは普通の窓枠に据え付けるスタイルのものを、
特注のスタンドに据え付け、市役所の前の駐車場の車のところまで
ゴロゴロ転がして来て、車の窓に一時的に装着、冷気を送り込むことにしました。

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長い長い延長コードでつながった、四角い大きなエアコンが
車の窓にへばりついている様子は、かなり珍妙な光景です。

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市民は、こんなことをして本当にエコにいいのか?と頭をひねっていますが、
確かに車内はかなり涼しくなるようで、
もしかすると流行るかも?

もしニューヨークに来て、駐車している車の窓に巨大なエアコンがついていたら、
「そこまでやるかね」と笑ってやってください。


佐藤めぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy

【Webラジオ】6月28日(木)アメリカ ニューヨーク


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2012年06月27日

6月27日(水)のフラワーリポーターは、モルディブに住んで11年、ダイビングセンター経営・ダイビングインストラクターの前井馨さんです。

●モルディブがダイバーの憧れの地と言われる理由は??
                                             
インド洋の真ん中に位置し、一年中気候がよく、大物が目白押しの海です。
ダイバー憧れのジンベイザメは一年中高確立で見れます。
他にも時には何十枚も乱舞するマンタやマダラトビエの群れ、回遊魚の群れ、
サメ、カメ、巨大ナポレオン、時にはイルカの大群やバショウカジキなども。
大物以外にもカラフルなソフトコーラルが咲き乱れたり、
珊瑚畑が広がったりと鮮やかな水中は世界に誇れます。
またインド洋、モルディブの固有種も豊富でここでしか会えないお魚もたくさんいます。
           
            
                      
●とくにこれから夏のダイビングの楽しみは?
                  
夏の間はアリ環礁が最高です。
ジンベイザメの遭遇率が9割以上と非常に高い確立で狙えます。
この生き物は何度遭遇しても感動しますね!
私達のダイビングセンター、モルディビアンスターズはクルーズ船
(モルディブではサファリボートと言いますが)で活動しています。
サファリボートは機動力があるので、その日その日の海況を見てベストなエリアへ移動しながら潜ります。
「潜って食べて寝る」という夢のような世界です。
母船が休憩時間に移動するので、のんびり昼寝の後にはまた素敵なポイントに到着しています。
昼寝の途中で「ジンベイーっ!」とか「イルカ~っ!」と叫び声が聞こえて起こされることもしばしばですが。
          
                
                               
●この夏、海外旅行を計画されている方に、かおりさんからモルディブ旅行の魅力を!!
                                        
モルディブは観光大国ですが、ゲストは各リゾートへすぐに移動。
リゾートでの~んびり、もしくは海でのエクスカーションに参加くらいです。
もしくはダイビング目的でリゾートかサファリボートに・・・
あの何もない、究極の海だけってのがいいのだと思います。 
そして、また交通の便がよい。遠いのに!
基本は成田からお昼過ぎに出てその日の夜9時前後にマーレ到着です。
お帰りも夜でたら次の日のお昼過ぎから夕方には成田に到着。乗り継ぎが楽ちんなのです。
                
弊社のツアーは7月から5月のGWまでの10ヶ月間をほぼ休みなしで毎週土曜日の夜に
新しいゲストをお迎えしてそのままダイビングサファリへ!
一日3ダイブしながら、夕方にはのんびりサンセットを見たり、デッキでお昼寝したり、
たまにはビーチでディナーを食べたり・・・
金曜日の夕方と土曜日の夜に各ゲストを空港へお送りしてそのまままた次のゲストを
お迎えします。一年間が楽しくてあっという間に終わっちゃいます。
今休み中なのですが、スタッフ皆、早く潜りたくてウズウズしています。
                                
ダイバーさんにとって、モルディブは人生の中で一度は潜りに行きたい所です。
でもその一度!と思って来て、そのままハマって、通う人がほとんどです。笑
それくらい、来たいを裏切らない海です。私はモルディブで11年目ですが、全く飽きません。
                         

【webラジオ】6月27日(水) モルディブ

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2012年06月26日

【webラジオ】6月26日(火)スペイン バルセロナ

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6月26日(火)のフラワーレポーターはスペインのバルセロナを拠点に、フラメンコ舞踊家としてご活躍の中田佳代子さんです!

◆中田さんがフラメンコを始められたキッカケを教えていただけますか?


1992年のバルセロナオリンピックでの閉会式で踊られたフラメンコをテレビで見て、衝撃を受けた。その何年か後にスペインに渡りフラメンコを始めました。


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◆フラメンコの本場・スペインで活動されていて、感想はいかがですか?


本物。ものすごいエネルギーで迫ってくるもの。スペインのフラメンコは生活と
密着してますね。


◆最近のスペインでは、フラメンコはどのような状況でしょう?昔と変わらず、さかんなんでしょうか? 


最近はスペインの不況により、フラメンコの公演もぐっと少なく、本当に残念。
でも、外国人のダンサーが活躍してきているのは素晴らしいと思います。

●●●日本で活動されている「中田佳代子」さんの今後の活動●●●


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来月、7月8日(日)盛岡、11日(水)東京、13日(金)大阪で、初めての劇場公演を3か所で行います。
フラメンコの本場、スペインのカディスから4人ものアーティストを招聘し行う、
私の人生における一大ビックプロジェクトです。パーカッションには、オルケスタデラルス創始者、グラミー賞受賞パーカッショニスト、大儀見元さん、岩手の民謡プリンス、平成22年高円宮殿下記念地域伝統芸能奨励賞受賞の、福田こうへいさんという素晴らしすぎる最高のアーティストを迎えて、私のフラメンコを表現したいと思います。是非、沢山の皆様に来ていただきたいと思っております。

2012年06月25日

6月25日(月)ペルーから原田慶子さんのレポートです

ペルーでは、この時期、「インティライミ」というお祭りで盛り上がるそうです。
「南米三大祭り」の数えられる、ペルー最大のお祭りです!

そんなペルーからレポートを届けていただくのは、ペルーにお住まいになって、6年。
現地でフリーライターをやってらっしゃる「原田慶子」さんです。


Qペルーでは、6月になると「インティライミ」というお祭りが行われますよね。
これは、どんなお祭りでしょう?

インティライミというのはアンデスの方で話されるケチュア語で「太陽の祭」と言われます。


南米三大祭りのうちの一つ(他はブラジル・リオのカーニバル、ボリビア・オルーロのカーニバル) 毎年6月24日冬至に行われる。
⇒名前の意味・インティ=太陽、ライミ=祭り。南半球の冬至、インカ帝国時代に行われた収穫を祝う祭り。

本来は1年の収穫を太陽神に感謝して、その次の年の豊作を祈願するインカ帝国時代から行われていた大事なものです。


⇒クスコ市内3カ所で行われる。最初はコリカンチャ(黄金の神殿)で会開の儀式。インカ王の登場、何百人もの踊り子が鮮やかな衣装を着て踊る。次にアルマス広場に移って、クスコ市長やら来賓の前で踊り、メインスタジオであるサクサイワマン遺跡へと移る。ここでは踊りのほか、生贄のリャマの心臓を太陽神に捧げるパフォーマンスなどがある

今日のクイズはこれです!


Q「インカ帝国の“インカ”の本当の名前はなんでしょう?」


正解は「皇帝」
本来「インカ」とは皇帝を表す言葉だったが、スペイン人たちが国の名前と勘違いしてしまった。「タワンティンスーユ」…4つの州という意味のケチュア語。

Q原田さんも、今回のインティライミ、参加されました?


今年はしていないのですが、何年か前は見に行きました。
世界中の人が集まって、連日街ではいろんな祭りとかカーニバルが行われます。

当日はサントドミンゴ教会で開会の宣言がされます。

サントドミンゴ教会は今はこの名前になっていますが、本来は黄金の神殿とコリカンチャと呼ばれ、インカの時代には大切な場所だったと言われています。 


今年は800人のクスコの人が参加して、踊りを繰り広げました。

インティライミの踊りのリズムはサンバとかサルサとかとは違うんですが、単調ですけどずっと聞いているとワクワクしてきたり。

本当に力強い踊りが見れます。

ダンサーも男女一緒で当時の様子を再現した踊りなど見れますよ。

【webラジオ】6月25日(月)ペルー

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2012年06月21日

6/21(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

最高気温36度!
突然熱波がやって来て、マンハッタン島はまさにヒートアイランドとなっています。

このヒートアイランド現象をやわらげてくれるのは、やはりグリーン、緑。

今のニューヨークを語るのに欠かせないキーワードがアーバン・ファーミング。
地産地消の動きだったり、都市の緑化だったり、
食の改善をめざして、オバマ夫人がホワイトハウス農園をやっていることも大きな話題です。

でもより切実なアーバンファーミングもあります。
実はニューヨークシティは、長引く不況の中、
5人に一人が貧困ライン以下で生活しているというシビアな現状があります。

そんな市民のために1000カ所以上のスープキッチンがあって、
誰にでも暖かい食事を無料で提供してくれます。

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今日ご紹介するハーレムの小さな教会、セントメリーチャーチでもスープキッチンを運営。

彼らは今年から、ここで出す野菜を、自分たちで作ることにしました。
でも、農業なんてやったこともない彼らが、アーバンファームを実現するためには、
何人もの人たちの協力がありました。
日本人もかかわっています。

ここに今年できたばかりの農園をたずねて来ました。
チャペルの横のゲートをあけると、教会の前庭が野菜農園になっていて、
畑がかわいく花壇のように並んでいます。

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出迎えてくれたのはアーバンファーム・コーディネーターのクレアさん、
そして、実際の農業のリーダーシップをとる、アーバン・ファーマーのビリーさん。

二人が案内してくれました。

「まずここ、サンクチュアリー・ガーデンには12個の畑があって、
ボランティアの手でさまざまな野菜が栽培されています。
ラディッシュ、豆、トマト、レタス、スカッシュ、ズッキーニ、
あ、あそこがブロッコリです。

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そして、教会の裏庭にも農園は続いていて、
こちらは10個の畑に、ポテト、スイスチャード、キャベツ、カラードグリーン
さまざまなハーブ、ニンジン、グリーンペッパーが育っています。

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ここのスープキッチンでは毎週月曜日60家族のために食事を提供していますが、
テーブルにフレッシュな野菜を並べるのはそう簡単な事ではないんです。
教会のフードプログラムのディレクター、 ジャネットさんはこう語ります。

「10年前までは野菜といえばフードバンクから提供される缶詰だけでした。
フレッシュな野菜が入って来るようになったのは、この5〜6年です。
UNITED WAYというチャリティ団体が、近郊農家に出資して
野菜や果物を受けとるシステムで、野菜を提供してくれるようになったんです。

この団体ではアーバンファーミングも奨励していますから、
私たちもやってみようという事になりました。」

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このUNITED WAYというのは世界規模のNPO団体で、
そのニューヨーク支部に、アーバンファーミングを奨励するプログラムがあります。
お金を出すだけでなく、この農園の立ち上げに力を尽くした
UNITED WAYのスタッフ リーさんは、

「UNITED WAYは、低所得者が十分な食事をするための
さまざまなプログラムをサポートしています。
アーバンファームもその一つで、
2001年以降、既に22カ所のアーバンファームを立ち上げに協力しました。
その中には水耕栽培のインドア・ファームがあれば、ルーフトップ・ファーム、
このセントメリーのように庭をファーム化したものもあります。
農作物の生産を通して、栄養や農業に関する知識や体験を広げるという
教育の目的もあるんです。」

こうしてまずは無事にたちあがりそうだったセントメリーの農園プロジェクト。
でももう一つ、難問が待ち受けていました。


この一帯はかつての工業地帯、
しかも土地が低いので、汚染物質が土壌に 、
特に鉛などの重金属が高濃度で蓄積していることがわかったんです。

そんな時、この人がやってきました。

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シグ マツカワさんはニューヨークで育った日系人。
専門は微生物学です。

EM、と名付けられているその技術
開発したのは琉球大学の比嘉教授。
シグさんは比嘉教授とは親戚にあたり、
彼のもとで学びたくて、留学。
その技術、EMテクノロジーを持ち帰ってきました。

「EMは比嘉教授が開発した、乳酸菌、酵母、光合成細菌を主体とし、
安全で有用な微生物を共生させた多目的微生物資材です。

このEMを使うことで、汚染物質が分解され、土壌が改良できるのです。
これをバイオレメディエーション、微生物による環境修復技術といいます。
それだけでなく有機肥料としても有効なんです。

ここではまずクリーンな土を花壇のように盛り土し、そこで野菜を栽培しています。
でもその下の土は汚染されていますから、EMをまくことで、
農業しながら、3年から5年かけて改良いていくということです。

既にここの土地に蓄積した鉛は、1年間で4割も減少したんというデータがあるそうです。

日本でも有機農法の農家などがこのEMを利用していますが、
実は東日本大震災の被災地でも、ヘドロの処理などに使われました。

それにしても日本の技術が、
ニューヨーカーの食卓に上がる野菜作りに役立っているなんてびっくり!
セントメリーのアーバンファームでは、先日初めての収穫があり、
レタスやラディッシュ、豆などで大きなサラダを作って、大好評だったそうです。

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新鮮な野菜が手に入りやすくなるだけでなく、
環境を改善し、コミュニティの活性化にもなるアーバンファーミング、
多くの人たちの協力で、ますます大きなトレンドになりそうです。


佐藤めぐみ   ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー
。アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy

【Webラジオ】6月21日(木)アメリカ ニューヨーク


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2012年06月20日

【webラジオ】6月20日(水) イギリス

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2012年06月19日

【Webラジオ】6月19日(火)

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6月19日(火)のフラワーレポーターはウガンダにお住まいの景山明音さんです!

◆ウガンダの場所など、基本的なところを教えていただけますか?


東アフリカに位置し、ケニア、タンザニア、DRCコンゴ、ルワンダ、南スーダンに囲まれた内陸国です。赤道直下にありながら、早朝、夜間は肌寒くなります。50以上の部族、言語が混在し、一口にウガンダといっても、地域によって特色が違うのが特徴になるかと思います。他のアフリカ諸国に比べたら、比較的治安はよいです。場所を選べば、昼間一人で歩いていても、特に問題ありません。


◆ウガンダの方々は、日本に対して、どんなイメージを持っていますか?


日本との繋がり、日本政府が資金援助をし建設した橋、道路、学校等がたくさんあります。中古車のほとんどが日本車のため、大部分のウガンダ人が、日本は「車をたくさん生産している国、テクノロジーが発展している国」とのイメージを持っています。先日まで、日本-ウガンダ外交関係樹立50周年を記念し、秋篠宮様、紀子様がいらっしゃってました。 こちらでも、日本の要人が来たと、割と大きく取り上げられていました。


◆ウガンダでおすすめの観光スポットを教えていただけますか?


1. ブウィンディ国立公園 
かつては絶滅の危機にも瀕していたマウンテン・ゴリラが見られるのは、ウガンダ、ルワンダ、DRCコンゴだけです。なかなか見ることの出来ない、野生のゴリラをぜひたくさんの日本人方に見に来ていただきたいです。


2. クイーンエリザベス国立公園、マーチソン滝国立公園
クイーン: ボートトリップが特にお勧めです。ケニア、タンザニア等の国立公園に比べると、動物の数が少なく、また規模も小さいのですが、ボートトリップは隣国に劣らない面白さがあります。数え切れない程のカバ、水を飲みに来る象の群れ、運がよければ他の地区では見ることの出来ない、木登りライオンを見ることが出来ます。
マーチソン滝: ここには、絶滅危惧種のロスチャイルドキリンを見ることが出来ます。絶滅危惧種に指定されていることが信じられないくらい、たくさんのキリンが生息しています。


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2012年06月18日

6月18日月曜日ウクライナ・キエフからボルトニク・ナターシャさんのレポートです。

サッカーのヨーロッパ最強の国を決める「ユーロ2012」
 サッカー・ファンの方は、連日、眠れない日々が続いているんじゃないでしょうか。

※今日は、その「ユール2012」をポーランドとともに、
 共同開催している「ウクライナ」から、レポートを届けてもらいます。

フラワーレポーターをつとめていただくのは、ウクライナで通訳をされていて、
今回の「ユーロ2012」にもかかわっているという、「ボルトニク・ナターシャ」さんです!

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Qナターシャさんは、今回の「ユーロ2012」のお手伝いもされてるそうですが、
具体的には、どんなお仕事をされてるんでしょう?


今回はCastorolというオイル会社の皆さんへの通訳の仕事をしています。

通訳だけではなく、今回のウクライナ滞在での皆さんへのお世話もしています。


Q「ユーロ2012」で、ますます盛り上がっていると思いますが、最近の街の様子はいかがですか?


最近は外国人の方、イングランド、スウェーデンの方など沢山いらしています。

国旗なども持った方、各国の代表のユニフォームも着ているかたも沢山見かけますので、街がカラフルになっています。

Qウクライナでの開催試合のチケットは、やはり相当なプレミアものになっているのでは?

高いかどうかはわからないですが、1万2千円くらいだと思います。

これからプレミアムなものになっていくと思います。

ではウクライナからクエスチョン!!
Q「ウクライナの国旗の色は青と黄色。
青は『空』の意味です。では、黄色はどういう意味でしょうか?」


正解は「黄色は、小麦」の意味です!

例えば、日本人にとっての主食はご飯・お米ですよね。

ウクライナでの主食はパンなんです。
パンは小麦から出来ていますよね。
なので、小麦を意味する黄色を表しています。

Qさて、ユーロ2012ですが、ナターシャさんも、実際に試合をご覧になってますか?

実際にイングランドとスウェーデンの試合を見ました。
後はフランスとスウェーデンの試合も観戦します。
ファイナルももちろん見ます。

Qウクライナは、フランス・イングランド・スウェーデンと対する「グループD」ですね。
15日に行われたフランス戦は、すごい雨で一時中断となってましたね。
あの雨は、どうでした?


大雨だったのに、選手もファンも頑張ってくれました。
結果は2対0でフランスに敗退でしたが・・・。

ちなみに初戦でエース、シェフチェンコが2得点を決めて勝利しましたが、フランス戦でそのシェフチェンコが怪我をしてしまったので、最終戦に出れるかどうか心配です。

Qちなみにナターシャさんの優勝国予想は?

ウクライナです!!
期待しています。

日本人の方もウクライナ応援してくださいね!!


2012年06月14日

6/14(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

事件です。JEROさんがニューヨークに!!

ニューヨークの日系人社会は騒然
噂には聞いていたけれど、見た事がない人がほとんどだった。

日本文化の発信拠点、ジャパンソサエティでのコンサート見てきました。
素晴らしかったですね!

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そして、今回発見できてうれしかったのは、
本当に日本とアメリカをつなぐ存在なんだな。

ニューヨークと同じ東海岸のピッツバーグ出身、
ほとんど里帰りに近いコンサートでしたが、
ジェロにはこのライブで、伝えたかった事があるんです。

何でしょうか?

今日は本人の言葉で聞いてもらいます。

まずはコンサートを見終わったばかりのファンの声から。

「アイシャです。
ネブラスカ州からジェロのコンサートのためにやってきました。
Youtubeで偶然知ってファンになり、少しずつ演歌を聞き始めました。
このコンサートの事を知ったのはついおとといで、
キャンセル待ちのチケットをめあてに来ましたが、
素晴らしいコンサートでした。」

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アメリカで育ったショーンくんは、
日本で生まれてアメリカに移り住んだお母さんといっしょでした。
「ジェロはファンなので、とてもエキサイティングでした。」
「私も演歌が好きです。ジェロの歌を聞くと日本を思い出しますね。
海雪のころからずっとファンだったので、すごくよかったです。」

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やはり日本語と英語まじりで答えてくれた女の子は、日本で生まれのアメリカ育ち。
「山中りえこです。友達に教えてもらってファンになったので。
歌詞も日本人らしくて心にうったえます。ジェロも自分と同じ、
異文化をルーツにしているところも共感できるんです。」

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ソールドアウトのコンサートは、8割が日本人、日系人、
そして2割がアイシャさんのようなアメリカ人。
ブルーのスーツのジェロが登場すると、いきなりスタンディングオベーションでした。

歌は全部日本語ですが、MCは全部英語。

「みなさんは演歌というジャンルを知らないかもしれませんが、8割が悲しい歌です。
後の2割は、そうではない歌ですよ。」なんて笑いをとったり。
笑顔が絶えないコンサート。

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曲はデビュー曲の「海雪」から、美空ひばりの「越後獅子の歌」「津軽平野」まで。
アンコールは、アメリカでは「スキヤキ」のタイトルで60年代に大ヒットした、「上を向いて歩こう」

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実はこの日は2部構成で、
前半はインタビュー形式によるトークショー。


みなさんはもうよくご存知かもしれませんが、
ピッツバーグで育ったジェロの家では、
いつも日本人のおばあちゃんが好きな演歌が流れていて、
おばあちゃんを喜ばせたくて、歌い始めたこと。
 
そして、13歳まで日本で育ったお母さんが、
嫌な思い出しかないと、ほとんど話してくれないけれど、
かわりに演歌が、日本と家族をつなぐ絆になっていること。

その家族の物語が、
やはり日本を遠く離れて生きている日本人、
そしてアメリカ人の心にも強く響いたんです。

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その証拠に、彼らがコンサートで一番よかった、という曲も「晴舞台」という曲でした。

「お母さんに捧げた曲が、歌詞もぐっときました。」
「なんか体がふるえちゃいました」

ニューヨークのオーディエンスを感動させたのは、
ジェロの家族への思いだけではありません。例えばこのニューヨーカー、マイケルさんは、


「実は妻が日本人で、間もなく日本に引っ越します。
ジェロのことはすごく尊敬しています。
日本に順応し、日本語も演歌が歌えるほどまでになったというのは、すごいと思います。」

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前半にも登場したアイシャさんは
「ジェロはほとんど不可能に近い事をやりとげたと思います。
私も日本語を勉強して日本に行きたい。
それも旅行ではなく、住んで異文化を体験したいんです。」

そんな彼らに対して、ジェロ自身はどう思っているんでしょう?

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「日本に対して興味がある人は、ぜひ一度、飛行機は長いんですが、
一度来て、色々経験した方がいいと思いますね。
やっぱり実際住み始めないと、それぞれの良さ、アメリカ、日本の良さはわからない。
アメリカに帰ってくる時はほっとする場所もあるし、
逆に日本に戻ってほっとする場所もあるので。」

日本の若者は外国に行きたくない、内向きになっていると聞きますが。

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「いや、どうですかね、そうでもないと思うんですけどね。
僕の世代では、外国に行ったことがある人がほとんどですから。
いや、必ず行った方がいいと思いますね。いい経験になりますし、
得られるものがたくさんあると思います。」

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そして最後に
ニューヨークのオーディエンスに、
ジェロが一番伝えたかったのは何だったのでしょう?

「自分みたいな人が存在するだけでいいと思うんですね。
おばあちゃんが日本に生まれて、お母さんが日本のハーフで、僕がクォーターなんですけれど、
日本のルーツがあって、アメリカでも日本のことを知って、
僕が日本に戻ったというのはなかなかないパターンだと思いますが、
僕みたいな人が存在するということを、わかってくれたらうれしいですね。」

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「自分のような人が存在しているだけでいい」

ジェロらしい控えめな、でも自分の立ち位置をしっかり見据えている力強い言葉。

まさに彼が存在してくれているおかげで、
日本人もアメリカ人も、新しい世界への可能性を発見することができました。

簡単には言い尽くせないほど、さまざまな意味で、
ジェロは日本とアメリカの人と文化をつなぐ、
真にユニークで大切な存在だということを、
再発見させてもらった一夜でした。

Photo by Megumi Shelley

佐藤めぐみ
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy


【Webラジオ】6月14日(木)アメリカ ニューヨーク

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2012年06月13日

6月13日(水)のフラワーリポーターは、アメリカ在住41年、ミュージシャンのマイク伊藤さんです。

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音楽から見える「アメリカ」 カントリー&ウエスタンとともに40年

著者:マイク伊藤
発行:彩流社

           
    

http://jtkanehira.com/mike.html

【webラジオ】6月13日(水) アメリカ・ミズーリ州

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2012年06月11日

【webラジオ】6月12日(火)ボツワナ共和国

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6月12日(火)のフラワーレポーターはボツワナ共和国にお住まいの平野 祐介さんです!

◆ボツワナの場所など、基本的なところを教えていただけますか?


ボツワナはアフリカの南部に位置し、2010年にサッカーのワールドカップが開催された南アフリカ共和国の北側にあります。周囲を陸に囲まれた内陸国のため海がありません。


◆経済面では、どんな産業が盛んなんでしょうか?


主な産業はダイヤモンドで、ダイヤモンドの産出量は世界一です。ボツワナの名前こそ出ていませんが南部アフリカ産として日本にもたくさん出回っています。


◆ボツアナの治安はいかがですか?


また、とても平和でかつて一度も戦争・内戦をしたことがありません。治安もとてもよく、警察官は拳銃を所持していません。


◆平野さんがお住まいになっているのは、ボツワナのどんな街でしょう?


野生動物がたくさん生息している世界一大きい内陸デルタ、オカバンゴ・デルタへの玄関口となる観光の町です。オカバンゴ・デルタは日本ではまだまだマイナーですが、欧米では有名な観光地で街中では欧米人の姿を多く見かけます。また、そのオカバンゴ・デルタから流れてくる川が街中を流れていて、半乾燥地域に属するボツワナでは珍しく一年中涸れることはありません。


◆平野さんは、今、「JICA」でお仕事をされてるそうですが、ツワナに行かれたきっかけは、なんだったんでしょうか?


青年海外協力隊に応募し、その派遣先がボツワナだったことです。応募の際は特にボツワナを希望していた訳ではないのですが、ボツワナに来ることができてとてもよかったと今は思っています。


◆現在、ボツワナでは、どのような活動をされてるんですか?


任地にある技術短期大学のコンピュータやネットワークの管理が活動内容です。ハードウェア、ソフトウェアの両方において修理したり新しいものを導入したりする等のメンテナンスを行っています。


◆実際にお住まいになってみて、ボツワナの魅力は、どんなところだと感じますか?


手付かずの大自然と野生動物たちです。見渡す限りの地平線、刻々と空の色が変わっていく夕暮れ、満天の星空。サファリも充実していて非常に多くの野生動物を見ることができます。日本の約1.5倍という広い国土に対して、人口は日本の約60分の1、200万人弱しかいません。世界でもトップ10に入る人口密度の低さで、そのため多くの土地が自然のまま残されているのです。またボツワナには塩湖も存在し、乾季になって水の干上がった塩湖は辺り一面何もない無の世界となります。その景色はまるで地球ではない別の惑星に来たかのようです。


◆平野さんの今後のご予定は?


青年海外協力隊の任期が今年の9月で終了するため、9月に日本へ帰国します。僕は青年海外協力隊には現職参加のため、帰国後はまたすぐに元の会社に戻って働く予定です。

6月11日月曜日ポーランド・ワルシャワ

今日は、サッカーの「ユーロ2012」で盛り上がる「ポーランド」の「ワルシャワ」とつなぎます


ポーランドにお住まいになって、15年、空間デザイナーとして、エッセイストとして、大学の先生として幅広く活動されている「 千恵 ピスコルスカ」さんです。

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Qさて、ヨーロッパ最強を決める大会「UEFA EURO 2012」!
今回は、ポーランドとウクライナの共同開催ですね。
4年に一度の大会ですから、ポーランドの方々も
かなり盛り上がっているんじゃないでしょうか?


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そうですね。
4年に1回のイベントですが、ポーランド自体でこういったイベントを行うことも初めてなので、もう国をあげてのお祭り状態になってますね。
ポーランドは元々、共産主義の国でしたから、いかに生まれ変わってきたかというのをヨーロッパの皆さんに見せて行く意味で大切なイベントです。

Q8日に金曜日に開幕してから、街の様子はいかがでしょう?

街のあちこちに国旗がたくさん立っていますし、車のミラーも国旗になっていたり。
国民の皆さんもオフィシャルではない、ポーランドのみの応援ソングを歌ったりしています。

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そして、高速道路や、英語の案内板などインフラ整備もしっかり行われており、渡航客の方もしっかり迎え入れています。

Qチケットの入手は、かなり難しいのでは?
千恵さんの知り合いの方で、試合を見に行かれる方はいます?


友達はサッカー大好きなので、試合を見にいっています。
ですが、ポーランド国内の試合の分は、チケットが売り切れています。
ウクライナの方はまだ残っているようですね。


Qポーランドは、ギリシャ・ロシア・チェコと対する「グループA」。
初戦のギリシャ戦では、1対1の引き分けに終わりましたが、
試合は、ご覧になってました?

実は、先日の試合の時ですが、私は都会の喧噪から離れてキャンプ生活をしていたんですが、田舎の方が応援に一体感があるというか、チャントなどが大きく聞こえてきました。


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では、ここでポーランドからクイズです。
Q「今回のユーロのために建てた国立サッカー場は面白い形をしています。
何をモチーフにした形でしょうか?」

1)クツ
2)カゴ
3)電話


正解は
2)のカゴ


Qなぜ、「かご」がモチーフとなったんでしょう?

※詳しく言うと、「編みかけの籐かご」がモチーフとなっています。
藤かごは、田舎の工芸品として作られています。
国旗の色の「赤と白」の格子になっています。


今回のスタジアムやインフラ整備などの準備期間は、2年前位からだと思うんですが、最後の追い込みで、ここ最近になって完璧に仕上がったと思います。

Qさて、「ユーロ2012」ですが、今回のポーランド代表チームについて、地元・ポーランドでは、どんな評価がされていますか?

ポーランド人の皆さんは惜しかったねー!!と口々に呟いています。
退場になった、GKのシュチェスニーに変わった若手GKが頑張ってくれましたし、ドルトムントのエースのレバンドフスキも頑張ってくれました。

明日は第2戦のロシア戦です。
頑張って欲しいです。

【webラジオ】6月11日(月)ポーランド

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2012年06月07日

6/7(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

今日のニューヨークはパーフェクトな初夏の1日でした!
本格的に暑くなる前のさわやかな日々、楽しみたいですね!
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暑くなると冷たいものが飲みたくなりますが、
みなさんは、ちぐささんは何を飲みますか?

私はダイエットコーラが大好き。

日本に行っていつも思うのですが、
昔みたいにコーラの自動販売機が減ったような。。。

アメリカ人が冷たいもの。。。というと
アイスコーヒー、
コーラなどのソーダ類。
(アメリカではコーラもジンジャーエールも「ソーダ」と総称されます)


そのサイズも日本に比べるとずっと大きい。

たとえば缶コーラの普通サイズは360ミリリットル
私がよく飲むペットボトル入りが600ミリリットル。   

こっちはこれがMサイズですが、日本じゃ絶対Lですよね。
ファーストフードや映画館に行くと、
スーパーサイズという巨大な花瓶かバケツのようなカップが。。。


実はこのMサイズ以上の炭酸飲料が、ニューヨークでは販売禁止になるかも、
という話。

問題はこれに含まれる砂糖の量です。

ニューヨーカーの肥満の原因の一つになっているから禁止条例を作るべきだ、
とブルームバーグ市長自らが旗を振っていますが、これに賛否両論。

何も禁止までしなくても。。。と思う方も多いかもしれませんが、
調べてみると事の深刻さにびっくりすると思います。

今日はニューヨークで飲めなくなるかもしれないラージコーラと
その背景にある肥満の驚くべき実態についてレポート。

まずは、最近目につくテレビCMの話から。

若い男性がカフェのテーブルで、手に持った砂糖の小袋を開け、
さらさらっと口に流し込む。
もぐもぐしながら次の袋を開け、3つ、4つ
。。。隣にいる若者が嫌な顔で見ている前で、彼は砂糖を食べ続けるんです。
そして30秒後に出るテロップは
「あなたは砂糖を16袋も食べたことはないでしょう? 
でも炭酸飲料のボトル1本には、16袋分の砂糖が入っているんですよ。」

このCMはニューヨーク市がもともとYoutube用に作ったもので、
このほど全米で放送されることが決まりました。

アメリカの肥満は危機的な状況です。
大人の3分の2は太り過ぎ、3人に一人は肥満。
これが原因となるさまざまな成人病は増える一方で、国民の健康をおびやかし、
膨張する医療費は国の財政を圧迫しています。

この肥満の原因については、さまざまな要因がありますが、
それはまた別の機会にしたいと思います。

ちなみにニューヨーク市、
どこよりも厳しい禁煙法があり、
レストランでも職場でも公園やビーチでも禁煙ですが、

実は肥満対策にも積極的なんです。その一つが砂糖入り甘味飲料の規制。
2009年にはソーダに課税する案も出ましたが実現しませんでした。

そして今回ブルームバーグ市長が強力にプッシュしているのは、
甘味飲料の販売規制条例。

実現すると、16液量オンス=480ミリリットル以上の甘味飲料は、
レストランでもデリでも、スタジアム、映画館などの売店でも売れなくなります。

アメリカの缶ソーダは360ミリリットル、ボトルは600ミリリットルだから、
ダイエット以外のボトル入りのソーダは、ほとんど姿を消す事になります。
(スーパーやコンビニは州法の管理下にあるので市の条例の適応は受けない)

また甘い飲み物といっても、乳飲料と果汁入りジュースなどはのぞくので、
事実上禁止されるのはソーダ、つまり炭酸飲料。
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ニューヨーク市飲料組合は「ソーダだけを対象にするのはフェアでない」と
抗議の姿勢。また小さな個人営業が多いデリのオーナーも、
売り上げに響くと頭をかかえています。

もしこれが実現すると、アメリカでは初めてのことで、全米が注目しています。

ニューヨーカーはどう思っているんでしょうか?
地元テレビ局の調べによると、
反対53%、賛成47% ということなんですが、

実際にニューヨーカーに話を聞いてみると、

「なかなかいい条例じゃないかな。僕は絶対的に賛成だね。」

え、でも世論調査では反対の方が多いと報道されてますよ。

「うーん、反対する人は、政府が個人の自由をどうこう言うのはおかしい、
という意見だと思うね。でも考えてみれば、
政府が国民の健康を守るのは当たり前だと思う。
600ミリリットルのソーダはヘルシーとは思えないからね。」

もうひとりは女性、おかあさんです。

「私はブルームバーグ市長が。何かと規則を決めたがるのは大嫌い。
でも今回はちょっと違うと思っています。
なぜなら甘いソーダを何も考えずに大量に飲んでいる人たちに対して、
規制することで、これはよくないんだ、飲み過ぎなんだ、
だから太り過ぎで糖尿病などの多くの病気が蔓延してしまうんだ、
という強いメッセージを伝えることができると思うからです。
とにかく今回のソーダ禁止には賛成ですね。」

こんなふうに女性の過半数は賛成派。ミシェル・オバマ夫人も賛成派です。

その理由を考えるうちに、びっくりな数字に遭遇しました。

アメリカの国民病となってしまった、肥満ですが、
実はニューヨーク市はアメリカの他の地域に比べ大人の肥満は少ないんです。
過半数が太り過ぎですが、
肥満は5人に一人 。

ところが、
ニューヨークでは何より子供の肥満が大きな問題になっているんです。

全米の子供は3人に一人は太り過ぎで、6人に一人は肥満。でも
ニューヨーク市のウェブサイトに行くと、

就学年齢の子供の4人に一人は肥満。

全米平均を大きく上回っているんです。
ニューヨークの小学校、一年生の40人の教室に
10人の肥満の子供がいることになります。

彼らはこのまま大きくなると成人病等の危機にさらされる可能性が大きいんですね。

ソーダはそんな子供たちに、すごくアピールするドリンク。
テレビコマーシャルには、
今いちばんホットなセレブやかこいいモデルが登場、
ミュージックビデオ並みにかっこよく作られています。
何よりアメリカ人にとって炭酸飲料はポップカルチャーの一つ。
私も子供の頃はコーラがアメリカっぽくて憧れだったりしました。

でも、これを飲み続けたらどうなるのか、自分で判断できる大人はいいとして、

「子供たちを守るためにはしかたがない」と感じている人が
賛成派の多くと言っていいでしょう。

子供たちが学校帰りに立ち寄る近所のデリや、
家族で出かける映画館などから、
大きなボトル入りの砂糖入り炭酸飲料が消えれば、
それだけで違うかもしれません。

この条例、現在施行される可能性かなり高いです。


佐藤めぐみ   ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー
。アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy


【Webラジオ】6月7日(木)アメリカ ニューヨーク

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2012年06月06日

【webラジオ】6月6日(水) イギリス・ロンドン

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2012年06月05日

【webラジオ】6月5日(火)

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2012年06月04日

【webラジオ】6月4日(月)

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