2011年03月 アーカイブ

2011年03月31日

3/31(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

今週もニューヨークから日本のみなさんを応援するレポートです!

日本からは桜の開花のたよりが。。

ここニューヨークでは花の季節はまだ少し先。。。
でも、日本の震災の被災地を支援するチャリティーイベントは、
先週を上回る数とパワーでアツく開催されています。

今日もそれをお伝えする前に、

日本のニュースで、日本赤十字が2週間で集めた義援金は400億円以上、というのを見ました。
アメリカでは、2週間に赤十字だけで100億円以上、他のチャリティー団体が少なくとも
35億円、トータルで135億円。

これはアメリカが同じ期間にインドネシアの津波被災地に剥けて集めたお金とほぼ同額だそうです。

これには私たちがやっている日本のチャリティグループとの独自の募金は入っていませんし、
他にも相当な数のチャリティ募金や運動がありますから、トータルはもっと大きくなるはずです。

行った事もない外国の被災者のためにお金を出したり、できることで助け合う、
本当にありがたい事だし、素晴しいことですよね。

そのニューヨークのチャリティですが、種類の多さやアイデアにびっくりさせられる事、も多いんです。

アメリカはチャリティ精神が強い国とよく言われますが、自分がお世話になる側になって、
本当にそれを実感しています。

今日はそんなアイデアと愛がいっぱいのニューヨーカーの日本への
ベネフィットのイベントやプロジェクト。

そして後半は、またやりました。私たちJPGIRLS NYCの募金活動。
先週土曜日です。
今回は世界規模のチャリティ団体であるライオンズクラブの会員、
そして岩手県人会の皆さんや空手教室の子供たちも参加しての大規模なものになりましたので、
それもいっしょに報告させてください!

もちろんJPGIRLS NYCのリーダー、アーティストのAKと
ニューヨーク日系ライオンズクラブ会長の伊藤リキ会長も参加。

http://www.facebook.com/pages/JP-Girls-NYC-Save-Japan-With-Your-Love/185400794837795

今回うれしかったのは、ニューヨーク大山空手のクラスに通う子供たちです。
小学生を中心に20人くらいが柔道着で声をはりあげて募金活動してくれました。

Karatekids.jpg

メンバーはアメリカ人とアメリカで生まれた日系人の子供たちが中心、
師範の松本先生によれば、「募金運動したい」という希望が子どもたちの方から出たそうなんです。

慣れない日本語で一生懸命応援のメッセージ。
私たち大人もたくさん元気をもらいました。
Linda.jpg


そして私たち、ニューヨークに住む日本人女子のグループJPGIRLS NYC
今回もがんばりました。
JPGIRLSNYC.jpg


アーティストのAKを中心に、
ライオンズクラブのみなさんといっしょに、
グランドセントラルステーションと、
若者の街、イーストビレッジのユニオンスクエアで募金運動を行い、
今回も70万円以上を集めました。
AK%26RIKI.jpg


さらに、ほとんど毎日のように募金活動したニューヨークの日系人ライオンズクラブは
2週間トータルで500万円集めたそうです。
その大きな原動力になったのは、被災地にゆかりのある各県人会のみなさんです。

ライオンズクラブの一員で岩手県人会会長の日系人、
ロバート・イワサキさんはこんなふうに話してくれました。


<岩手県人会、ロバートさん>

「最初はこちらの朝の2時に報告をうけて、県人会のメンバーに連絡、
東京に電話しても電話も通じない、日本でも情報がつかめない状態でした。
日が経つにつれて、民間サイトなどがたちあがり、
沿岸地方の安否を確認、名前を全部あげて、それに4日くらいかかりましたかね。
次に我々は何ができるか、と考えて、義援金になるわけですが、
私がたまたま長年ライオンズクラブの会員だったので、
このライオンズクラブの大きな組織を利用して、
義援金を確実に被災地に、岩手、そして他の被災地で分けて頂くということをやっています。
これからは復興に気の遠くなるようなお金と時間がかかるわけですが、
これからも募金活動をどんどん続けていくつもりです。
もうひとつは私たちの気持ちを岩手のみなさんに届けたいということで、
県庁さんと岩手日報には逐次情報を送って、
ニューヨークの岩手県人会はこういう事をやっているという事を
報道してもらっています。」
Robert.jpg


ロバートさんの隣では、東北6県北海道連合のヤマモト・マサトシさんが、
何度も力強くうなずいていました。

Yamamoto.jpg

そして今回もお金だけでなく、多くのニューヨーカーから温かいメッセージがよせられました。
歌を歌ってくれた人もいます。
募金運動のサポートでかけつけてくれた、アマチュアバンドのファントムズです。
Phantoms.jpg


日本語も披露してくれたメンバーのひとりドンさんはこう言っていました。

「被災地のみなさん、ニューヨークにも同じ気持ちで、
なんとかして助けたいと思っている人がたくさんいる事を忘れないでほしい。」

暖かいニューヨーカーからの募金と声援。

今ニューヨークでは驚くほどたくさんのニューヨーカーが、日本のためにがんばっています。

震災から3週間近くがすぎて、ニューヨークでの報道はだんだん減って来ています。
内容も原発の状況が中心で、被災地の様子などはなかなか伝わりにくくなっています。
もちろん忘れられているわけではありませんが、
世界ではリビア情勢など、大変な事件が次々に起きているということなんです。
日本だけでなく、苦しんでいる人が世界にはこれほどいるのか、と実感させられます。

だからこそ、今ニューヨーカーがあちらこちらで開いてくれているベネフィットや
募金イベントは本当にうれしく感じます。

それも、もうどこから始めていいか迷うくらいたくさんあるのですが。。

Dine Out for Japan Relief”
ニューヨークのトップレストランおよそ60件が、
今日まで1週間の売上げの5%を赤十字に寄付
http://www.nbcnewyork.com/on-air/community/-APANBCUniversal-Sponsors-Dine-Out-for-Japan-Relief-118521739.html


HELP BY DESIGN
今日水曜日夜、ファッション、デザイン関係者がパーティを開催。
入場料とサイレントオークションの売上げは100%赤十字に寄付
https://sites.google.com/site/helpbydesignjapan/home


サンプルセールもチャリティ!
Fashion Girls for Japan
60人以上のトップデザイナーが春のトップデザインアイテムを無料で提供
4/2,3 バワリーホテルで大サンプルセール。
100%赤十字とジャパンソサエティを通して寄付。

RING OF LOVE FOR JAPAN
4/9-10100人近いジュエリーデザイナーが集まって作品を寄付し、
通常の最高50%オフで販売、売上げは100%寄付
http://ringoflovedesigners.blogspot.com/


一軒一軒のお店もがんばってます。

クラブっぽい雰囲気の中でおスシやカクテルが楽しめるSUSHISAMBAでは
$12のスペシャル・ロールを用意し、売上げの100%を赤十字に寄付。
ニューヨーク店、シカゴ、マイアミ、ラスベガス、それぞれの日本人スシシェフが
オリジナルのロールをデザイン。中身はカニ、ウナギ、キューリ、卵など。
これまでに600万円売り上げたそうです。
http://www.sushisamba.com/index.cfm/id/4/Id2/228/outStoryId/396/pageNumber/1.html


今ご紹介したのは、ほんの一部です。
食、ファッションといった日本人の得意分野が中心ですが、その結果、
素晴しいのは、ニューヨーカーの普段の行動が全部募金につながっていること。
外食したり、ショッピングしたりしながら、みんな日本の事を思い続けてくれています。


こうしたイベント、まだまだこれから続きます。
例えば準備にもっと時間がかかるベネフィットコンサートなどが、
続々行われます。またご紹介しますね。
そして来週は小学生から高校生まで、アメリカの子供たちが今みんなでやっている、
ある日本への支援の動きをレポートします。

ニューヨーカーハートはみなさんといっしょです。
心から応援しています。
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(photo by Atsuko Tanaka and Romi Uchikawa )


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

【Webラジオ】3月31日(木)アメリカ ニューヨーク

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2011年03月30日

【webラジオ】3月30日(水)のフラワーリポーターは、アメリカ・ロサンゼルスから、アクター・シンガーソングライターの高良結香さんです。

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2011年03月29日

3月29日(火)のフラワーレポーターは中国・四川省にから大川健三さんです。

◆日本では、今、東日本大震災で大変な事態となっていますが、四川省では、2008年に「四川大地震」が発生しましたね。大きな被害となりましたが、あの時、大川さんは、何をされていましたか?


四川大地震が発生した2008年5月12日は朝に成都を発って震源となった場所を60km位通り過ぎてから被災しました。その時私は四姑娘山近くの急な渓谷を自動車で走っていたため揺れは感じませんで、道路際の急斜面から次々に落ちてくる石と向う岸で起きた土砂崩れの土煙を見て初めて地震に気付きました。四姑娘山山麓に住む村の人の話では、揺れが強くて立ってられなかったそうです。不幸中の幸いですが、地震の発生時刻が昼食の後で村の人は家の外で仕事をしていたため皆無事でした。
実は東北大地震が発生した時は、朝に成田を発って成都へ向かう飛行機の中でして、成都に着いてタクシーに乗った時に現地のニュースで地震を知り、また運良く地震から逃れたと思いました。


◆あの四川大地震から3年が経ちましたが、復興への道のりはどのようなものでしたか? 


四姑娘山山麓に住むチベット族の民家の殆どは泥で固めながら石材を積んで建てていますので、震源から60km位離れていますが、壁が崩れたりひびが入って、村の数100軒の家を立て直しました。この復旧には国内外の政府と個人からの多額の援助資金が注ぎ込まれましたので、地震から2年後の昨年までに殆どの民家が建て直されました。


dvillage100a.JPG


この時村の人は地震の苦い経験から、従来の泥ではなくセメントで固めながら石材を積んだり鉄骨を入れた柱を使ったりしました。


日本からの民間援助も有りました。地震直後には町田市の市民グループの「わんりー」から沢山の電気毛布が贈られて、村の人が冬を越すのに大変役立ちました。NPOの「Earth Work Society」からは村の診療所に医療器材の購入資金が贈られて、村人から大変感謝されています。
なおこの山麓に住む村人は昔から半農半牧の生活をしていて水にも恵まれていますので、一時的に電気や物資の補給が不十分になりましたが、基本的な生活は維持できました。政府や援助団体からの食糧や衣料の配給も有りました。私自身も屋外のテントで寝泊まりしたり、トイレを使えなくて畑の中で用を足したり、或いは単調な食べ物に不便を感じたりしましたが、慣れてしまって苦にはなりませんでした。


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一方、地震のために道路が彼方此方で通れなくなりましたが、幹線道路は昨年までにほぼ復旧しました。しかし地震の日に私が通ったローカルな道は未だ完全復旧していません。この道は成都からの最短ルートなのですが、深くて急な渓谷に沿っているため、震源近くは山崩れで塞がれてしまい、岩や土砂を取り除いた後も斜面の崩壊や落石が有るため安心して通れません。多額の援助資金が注ぎ込まれていますが復旧工事が難航していて、完全復旧までに後2~3年掛かると言われています。


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◆四川大地震が起きてからの政府やボランティアの対応に関しては、振り返ってみていかがですか?


3年前の四川大地震の時は、政府の大掛かりな援助が素早く始まりました。問題点が幾つか指摘されましたが、全体として見れば驚くほど素晴らしい事だと思います。また被害の少なかった成都などに住む人達が沢山震源地へ出かけてボランティアで救済活動しました。四姑娘山山麓の村の人も、数は少ないですが震源地へ出かけて医療援助活動などをしました。


◆今回、日本で起きた東日本大震災に関しては、どのように報じられていますか?


東北大震災が起きた時は、先ず東京での災害が大きく報道され、それに続いて津波の災害が報道されました。その後原発による災害と経済混乱が大きく取り上げられました。四川は3年前の大地震の記憶が新しく、やっと復興が一段落した所でしたので、一際関心が高いようです。私を知っている多くの当地の人達が日本の人達の安否を気遣ってくれました。これからの復旧にも強い関心を持っています。

【webラジオ】3月29日(火)中国 四川省

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2011年03月28日

【webラジオ】3月28日(月)ハイチ

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2011年03月24日

3/24(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

日本のみなさん、
今日もニューヨークから皆さんを応援するレポートです。

ニューヨーク中でチャリティー運動が行われています。
毎日、いや毎時間届くお知らせや情報に圧倒されるくらい。

他にも多くの日本人、日本人、日系人、そしてアメリカ人有志による
被災者のためのチャリティ募金やベネフィットコンサートが毎日のように開かれています。
ほとんどが草の根の動き。
先日お伝えした新妻さん、コンスタントに毎日20万円くらいずつ集めているとお聞きしました。

またアメリカ人には日本のアニメファンが数多いんですが、
人気アニメ「ワンピース」のアン・オフィシャル・ポッドキャスト(ファンのトーク番組)の
ウェブサイトが中心になって24時間ポッドキャストマラソンを行ない、
100万円以上を集めたという情報も入って来ています。

またニューヨークの地元アーティスト、ジョン・ゾーンが中心となり、
オノヨーコ、坂本龍一、ルー・リード、ローリー・アンダーソンらが
27日から5回にわたって繰り広げるコンサートシリーズは、
既にソールドアウトになりそうな勢いだといいます。

そして、私たちも日曜日、タイムズスクエアで募金運動しました。
日本人アーティストのAKさん、
JFNの他の番組でご一緒していて仲良しの彼女が、
ニューヨーク在住の日本人ガールズ。。。。ガールズと言っていますが
全員アーティストやデザイナー、フォトグラファーなどの
プロフェッショナル集団を集めて、
募金&メッセージ発信活動を始めたんです。
私もそのパワフルガールズのメンバーの一人として、
日曜日ストリートに立ちました。


すごい反応でした!

今日はその時のもようを中心にレポートします。

東北関東大震災に関し、ニューヨークの報道はかなりシフトしてきています。
悪化するリビア情勢に対し、19日(土)からアメリカを含む
多国籍軍の空爆が始まったからです。

そのため日本の震災のニュースはほとんどが原発関連。
それもこの状況がアメリカにどう影響するかという報道が中心になっています。
一方CNNなどでは短い時間でですが、被災地の状況をコンスタントに伝えていて、
CNNの東京レポーターは「日本はまだまだ助けを必要としている。
お金も、食べ物も、燃料も足りない」と訴えていました。

そんな声に答えて、ニューヨークでは被災地へのチャリティ活動が
非常に活発になっています。
私たちニューヨークの日本女性、みんなでいっしょに、募金活動を始めました。
日本に家族や親戚を残し、ひとりでニューヨークにやってきて、
ファッションやアート、音楽、さまざまなジャンルでがんばっている女性達が、
何か自分でもできないか、とアーティストAKさんのまわりに大集合しました。

みんなが徹夜して、SAVE JAPAN WITH YOUR LOVEという
真っ赤なハートのロゴマークや、写真をコラージュしたメッセージボード、
フライヤーなどが次々に完成。
世界中の観光客とニューヨーカーで賑わう世界の交差点タイムズスクエア、
そしてターミナル駅グランドセントラルステーションに、二手に分かれてスタンバイ。
地元ライオンズクラブとのコラボレーション募金です。

テーマカラーの赤と白に身を包んだジャパニーズガールズたち、
リーダーとして一番がんばったのは、ニューヨーク在住の日本人アーティスト、
AKさんです。
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「人生初です。人生初でみんなに声をかけて、みんな集まってくれて。
日本の救済のために、何ができるかわからないまま集まってくれて、
もう感無量です。みんなの声を広げて行って、そしたら声をかけられたアメリカ人も
すごい暖かくて、なんだか世界ってひとつなんだな、気持ちはいっしょなんだなって、
今日は本当に思いました。
感動的だったのは、日本はあんなに災害がひどくて、
特に一番苦しい場所にいる人達が、
あんなにみんな我慢して、ゆずりあって。
例えば私の弟の奥さんの両親なんかも福島の避難エリアにいるんですけど、
ニューヨークでも受け入れてあげるからおいでよ、といっても
いやいや周りの人達と助け合いたいからここに残る、と言ってたり。
みんなそんな気持ちでいる日本人がいっぱいいるということも、
CNNなんかで放送されていて、日本人ってすごい、というか、
あとは「GAMAN」という言葉が英語になりつつあったりして、
日本のイメージが素晴しいスピリットの国として伝わって来ていますよね。」
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AKさんの言う通り、
多くのニューヨーカーはそんな日本人のために、少しでも何かできることがあれば
やりたいと思ってくれています。
また、911やハリケーン・カトリーナ、ハイチ大地震で被災したり
影響を受けたたくさんの人達にとっては、日本は人ごとには思えません。

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募金を終えたばかりのメンバーのひとり、ろみちゃんは、

「わざわざ翻訳機で日本語を調べて、
「あなたたちのことを考えると心が痛みます」と言いながら募金してくれた人。
道路からプップーっと鳴らすから見たら、タクシーの運転席からお札をつき出した
タクシーの運転手がいました」
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この人に募金のお礼に日の丸をあげたら、それをイエローキャブにつけて走り去ったそうです。
私たちも驚くほどのニューヨーカーの反応。
この日グランドセントラルステーションでの3時間の募金で、70万円以上が集まりました。
このお金はライオンズクラブを通じて被災地に送られます。

でもニューヨーカーがくれたのは、それだけではありません。
今回はみんなに手書きのメッセージをもらうのも大きな目的でした。
この日の私たちの活動を写真に収めてくれたフォトグラファーのティナポールさんは

「どんな小さな事でも助けになる。
これをすることでポジティブなエネルギーが日本に送られるから。
みんなが日本の事を思い、考え続けること、それが世界にエネルギーを発信し、
助けになることを信じている。
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そしてもうひとり、手作りの看板を持ってかけつけてくれたヒューさん。


「僕たちは同じ地球の上に住んでいる同じ人間だ。
この状況をできるだけ広く伝え、多くのひとを巻き込むこと。
それが日本にいるブラザー、シスターのために、人間としてできる当然の務めだと思っている。

最後にまたみんなのメッセージでしめくくりましょう。
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「みなさんの気持ちを感じます。みなさんの事を考えて、祈りを送っています。本当に悲しい。
みなさんがこのつらい時間を乗り越え、日本という国が復興する事を祈っています。」

「ゴッドブレス
みなさん、頭を高くあげて、誇りをもって空を見てください。そこには新たな日が昇ります。
それが日本という国です。」

「今はとてもつらいと思いますが、きっと時間が癒してくれます。
一番大切なのは家族で助け合うこと、
気持ちを強く持ってどうかがんばってください。」

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私たちはニューヨーカーから募金やたくさんのメッセージとともに、
本当に大きな勇気をいただきました。
それがこの番組を通して、みなさんに伝わってくれることを心から祈っています。

ニューヨーカーハートはみなさんといっしょです。
心から応援しています。

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

【Webラジオ】3月24日(木)アメリカ ニューヨーク

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2011年03月23日

3月23日(水)のフラワーリポーターは、アメリカ・ロサンゼルスから、ラジオDJの宮原亜矢さんです!

◎SXSWとは?
                             
テキサス州オースティンにて毎年3月に開催される、インタラクティブ、映画、音楽の見本市。
約2週間にわたって、新たな作品、アーティストを紹介するためのショウケース、
雑誌、放送局をはじめとする媒体やレコード・レーベルなどによる非公開のライブ、
コンベンション・センターでの記者会見やセミナー、トーク・セッションなど、
朝10時から深夜2時(遅い日は3〜4時ころまで)連日開催される。
                      
元々が音楽の街で夜な夜な様々なお店でライヴが開催されている場所なので、
メイン通りの6th Streetを中心に、2nd〜8ndの通りに林立するお店の至る所から
いつも以上にライヴの音でいっぱい!歩行者天国になっている通りは業界関係者はもちろん、
7万円〜10万円ほどのチケットを購入して参加する音楽/映画ファンや、オースティン市民、
それに出演者たちも楽しそうに練り歩いてはライヴとお酒に酔いしれる日々。
無名の新人はもちろんのこと、なかなか観られない大物や人気バンドも数多く出演。
                     
                      
◎今年の特色/日本へのエール
今年は25周年のアニバーサリー・イヤー。
・・・とはいえ、見たところそれを記念した内容ではなかったが、
開催期間中に発生した東日本の大地震により被災した人々にエールを送るアーティストが大勢。
最初に開催されたインタラクティヴ参加企業が提供したという1枚15ドルの
<がんばれ日本>Tシャツ(胸に日の丸。そして、がんばれ日本という日本語が描かれたもの)
をアメリカの赤十字に提供しチャリティー販売したところ、2〜300枚があっという間に売り切れたとのこと。
そんな米赤十字のコーナーには、その場を訪れて描いてくれた日本への応援メッセージがたくさん飾られていた。
また、12時間に渡って、オースティン、そしてインターネットを通じて様々なアーティストが
ライヴを披露して世界中の人々へ募金を募る、<ミュージック・テレソン>が開催。
REMのマイク・ミルズや、自室から弾き語りを披露したベン・フォールズらの貢献があり、
10万ドルという目標額をクリアした。
                  
                            
個人的経験としては、到着した初日、コンベンション・センターでSXSWの通行バッジを手渡しされる際、
「今回のことは本当に大変だったわね…」と涙で声を振るわせていたスタッフの女性、
すれ違った女性から「日本人ですか?」と日本語で話しかけ、
「私は阪神大震災の頃日本に住んでいました。
日本にいた頃にはたくさんの人に親切にしてもらい、友達も大勢いるので、今回のことを知って本当にショックで…」
と、泣いていた女性、など、本当に多くの方から「君の友達や家族は大丈夫?」と心配の声をかけてもらったことが印象深いです。
              
                  
◎ハイライト
ベテラン・シンガー、ワンダ・ジャクソンのプロデューサーとして現地入りしていた
ジャック・ホワイトが駐車場でアコースティック・パフォーマンス、
ドキュメンタリー映画『BACK AND FORTH』のプレミアで、新曲“WHITE RIMO”に合わせ白いリムジンで登場、
ライヴも披露したFOO FIGHTERSのデイヴ・グロールといったサプライズ出演も話題に。
(しかも、どれも事前に公式に発表されず、いかに噂や情報を聞きつけるかがSXSWをより楽しむ方法なのですが、
いずれも私は入手できず、後ほど知りました…)
                             
RED RIVERを抜けた先にある公園で行われたTHE STROKESのライヴは園内に入りきれない人で溢れ返り、
彼ら1組でFUJI ROCK FESTIVALのGREEN STAGE並みの人が集結。
SXSW運営サイドからも「会場は満杯なのでもう向かわないように」とお達しが出るほど。
私が足を運んだ時もすでに入場ゲートは封鎖され、仕方なく、園外の小高い丘からモニターで姿を確認するのみでした。
                
                     
◎日本のバンドの活躍
SONODABAND、MO’SOME TONEBENDER、ZUKUNASISTERS、ロリータ18号などが出演、
コアなファンが集ったJAPAN NITEというイベントも開催されるなど日本のバンドも多く見かけた。
そんな中でも昨年の出演が好評を博し、会場からリクエストがあり出演に至ったというSONODABANDは、
現地でカリスマ人気を誇るジャズ・トランぺッターJEFF LOFTONの気迫とグルーヴに満ちた
見事な演奏で上がりきったテンションを受け手の当日ラストの出演というプレッシャーを見事はねのける素晴らしいライヴを披露。
リーダー、SONODA氏のアジテートが導いたハンドラップなど、会場は一気にSONODABANDのカラーに染まっていました。

【webラジオ】3月23日(水) アメリカ・ロサンゼルス

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3月22日(火)のフラワーレポーターはチリのサンディエゴにお住いの近藤元子さんです。

◆チリは、過去にマグニチュード8以上の大地震を2度も経験。去年2010年のチリ地震が起きた時、近藤さんはどちらにいらしたんでしょう?当時の状況はいかがでしたか?


震源に最も近いコンセプシオンとは、私の住むサンティアゴから飛行機で一時間くらい離れていますが、揺れは激しく、横に大きく揺すられるような感じでした。地鳴りのような音が恐ろしかったです。建物が崩れるのではないかと思うほどでした。


◆復興に向けて、どのような取り組みが行われたんでしょう?


地震後、すぐにチリ全土でチャリティーイベントが行われ、義援金の募金を募りました。あっという間に目標金額が集まりました。政府は復興対策として、まずは仮設住宅の建設を始めました。学生などのボランティアもよくがんばりました。


◆地震から一年経った現在の被災地の状況はいかがですか? 


仮設住宅の建設は政府の目標を達成できたようです。
ただ、復興支援が行き届いていない地域もあり、全ての地域が平等に立ち直ったとは言えないようです。
国全体で見た状況ですが、去年のチリ経済は大きく成長しました。
大地震が経済に与える影響が心配されたのですが、そんな災害があったとは思えないくらい好調な結果になりました。チリでもできたのですから、日本だってできると思います。


少し大げさでも、上に立つ人々が下の人たちを奮い立たせるような言動ができれば、復興のペースは速まると思います。やっぱりリーダーを見て、頑張ろうとか、あ、大丈夫なんだ、とか思うはずですから。


残念なことに、時間が経つにつれ、テレビなどのメディアで採り上げることが少なくなっています。
遠く離れたサンティアゴでは、それほど被害が少なかったことから、人々の生活も全く地震前とは変わらない状況に戻っているので、実感が薄れてきているのが現実です。テレビなどを始めとするメディアの力は重要です。メディアが伝えないと、人々の記憶から消えていってしまいます。状況が落ち着いてからが、本当の始まりだと思います。復興には本当に長い年月がかかります。支援しようと思ったならば、今だけでなく、続けて見守る姿勢が必要だと思います。


◆今回、日本で起きた大地震に対して、チリ方々は、どのように見ていますか?


日本同様の地震大国 チリの人々の地震や津波などの災害対策 意識 今回の東日本大震災の地元メディアの報道について。2010年2月末の地震と津波を経験したチリでは、災害バックのようなもの、つまり懐中電灯・ラジオなど、前回の教訓を踏まえ、必要なものを用意する意識が高まっています。沿岸地区では津波に備えた防災訓練、避難経路を明確にするなどの対策がとられています。今回の日本での大地震の後、チリに津波が来ることがわかったため、チリは大統領が2時間ごとに会見を開き、緊急対策本部による最新情報を国民に向けて発信し続けました。前回は政府が「津波の心配はない」と発表し、これが間違いであったことから被害が拡大したため、大げさと思われても慎重な対応を取ったようです。私が知る限り、結果として水は押し寄せたものの、人的被害はなかったようです。


現在のチリメディアの関心は、原発です。チリでも供給電力について原子力のオプションを考えていますが、同じ地震国として、日本での今回の原発の問題における対応に注目していると見られます。
既に一部では原発反対運動も起きています。

【webラジオ】3月22日(火) チリ サンディエゴ

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2011年03月21日

【webラジオ】3月21日(月)アメリカ・ニューオリンズ

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2011年03月17日

【Webラジオ】3月17日(木)アメリカ ニューヨーク


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3/17(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨーカーは今みんな日本を見ています。


この大災害が起ってから、
毎日ずっとトップニュース扱い。
どのメディアも24時間体制で追っています。

そして、ニューヨーカーからは毎日のように、
メールや電話で、励ましの言葉が届いています。
日本の家族や友達は大丈夫? とか、
被災地の事をテレビで見たけど、何か自分たちにもできないかな、とか。

今日はこの番組、
そんなニューヨーカーからのメッセージを中心に
お送りしたいと思っています。

まず街でキャッチしたニューヨーカーたちのこの災害への反応です、
「地震や津波、そして原発問題、みんなが日本の事を考えて祈っている。」
「信じられない悲劇で緊急事態、世界が今日本を助けるべき」
と口々に言っていました。

災害発生と共に、24時間体制で報道されている現地の様子、
それもそのはず、アメリカを代表するテレビアンカーやジャーナリストたちが、
先週末から続々と日本入りしているからです。

NBCのブライアン・ウィリアムス、ABCのダイアン・ソーヤー、
そして
CNNのアンダーソン・クーパー。
この人はハイチ地震の時は2週間着の身着のままで被災地からの生々しいレポートを入れましたが、
今回も月曜日に現地に入り、昨日は秋田、今日は東京から先ほど生放送を入れました。

常に弱い者の見方、庶民のくらしをきめ細かくフォローする事で知られるアンダーソン。
毎日のように、必死に救出作業や、さまざまな被災地の様子やその暮らし、
水も食べ物も何もかもが足りない事などを世界に訴えてきました。
しかし今夜、数時間前に行なわれた生放送は、福島第一原発に関する報道に集中、
ヘリコプターによる放水の映像や、
放水車による放水も予定されている事なども放送されました。
アメリカ軍からの二台の放水車が送られている事,
また150人の作業員が健康の危険にさらされながら作業を続けている事なども伝えました。
当局や企業などの動きや言動に鋭くメスを入れるのもアンダーソン・クーパーの特色です。
今夜は日本の政府関係者に直接電話をつなぎ
「情報収集はきちんとできているのか」とたずね、
それに対し関係者は「出来る限りの事をしています」と答える場面もありました。

報道だけでなく、アメリカはオバマ大統領の言葉の通り、
通常では考えられない規模で日本をサポートしています。
アメリカ軍が15隻の軍艦を送って救援活動をしていることはみなさんご存知だと思いますが、
ある軍艦からは大型ヘリで1日トータル30往復くらいして物資を運んでいるということですから、
15隻あわせればかなりの数になっていると思われます。

こうした報道を見ているだけでなく、行動を起こしている人もたくさんいます。

ブルームバーグ市長がニューヨーク市として救援基金を立ち上げると発表。
市役所の何でも相談ナンバー311をダイヤルして、募金する事ができる。
続き、NYタイムス、ヤフーなどあらゆるメインストリームのメディアで、
どうすれば被災者を救済できるかという情報、
救援募金を受け付けている代表的な団体と募金方法を流し、
それがフェースブックやツイッターを通じて、世界中に広がっています。

その中で、赤十字はハイチ地震の時と同様に、
テキスト(ショートメール)で1回10ドル募金できるシステムで募金を呼びかけています。

企業や団体、セレブも、
ニューヨークヤンキースは今日午後、およそ800万円、
ボストンレッドソックスは500万円を被災者に寄付すると発表。

セレブリティも、レディガガのブレスレット募金に2日で2500万円が集まったというのは、
もうご存知かもしれませんね。
ケイティー・ペリーも、アーティストグッズの売り上げを寄付すると発表。

そして、普通の人が個人で募金活動している人もたくさんいます。

こういう話を聞くと、本当に私たち日本人、一人じゃない、
世界中が見ていてくれるんだ、という気持ちになります。


特にニューヨークに住んでいる若い日本人。
自分たちも何かできないか、と立ち上がる人は少なくありません。

後半はその一人を紹介します。

今夜ダウンタウンの若者の集まるエリア、ユニオンスクエアで、
日本人が数人で募金活動をしていました。
大きな段ボールのボードに、新聞の切り抜きを何枚も貼付けたものをかかげていました。
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福島に家族や親戚がいる新妻さんは、パソコンの前で情報収集しているうちに
居てもたってもいられなくなって、何とか少しでも助けになればと募金活動を始めました。

実は新妻さんといっしょに募金運動していた数人の日本人、
全員通りがかりの人なんです。
最初は誰かをさそってやろうと思ったけれど、それをしている時間も惜しくて、
震災の翌日から1人で始めたそうです。
新妻さんは集めたお金を、ジャパンソサエティというアメリカと日本の文化交流団体を通して、
被災地に送ると言っていましたが、募金箱にはかなりのお金が集まっていました。

そして、新妻さんの他にも、
自発的に募金活動や、チャリティーコンサートなどの行動を起こす日本人ニューヨーカー、
どんどん増えて来ています。


自分なんて何も出来ない。。。とパソコンの前で落ちこんでいたけれど、
やれば自分も日本のために何かできる! と今は信じています。

最後に、募金してくれたニューヨーカーたち、
本当にたくさんの人が一人で10ドルも20ドルも募金してくれたんですが、
彼らから日本のみなさんへのメッセージをもらっています。

「みなさん、どうか助け合って。大変になればなるほど強くなって」
「頑張って強い気持ちでいて。そしてできる限りの助けを受けてください。あきらめないで」
「私たちは自分たちへの放射能の影響を心配しているだけではありません。
あなたたちの国を必ず助けます」
「祈っています。とにかく皆さんのために祈ります。」
「強くいて。そして助け合って。みんなが力をあわせればきっと乗り越えることができます。」
「日本のみなさんのベストを祈ります。そして発電機の冷却作業をしている人は
ヒーローだと思います。彼らは本当に勇敢だ」

フランス語でメッセージをくれた人もいました。

最後に、福島に家族がいるヒロキくんも、
「とにかくがんばって!と言いたい」

ニューヨークにいる私たちの気持ちは同じです。
どうかどうかみなさん、力をあわせて、がんばってください。

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2011年03月16日

【webラジオ】3月16日(水) インドネシア・ジャカルタ

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【webラジオ】3月15日(火)ニュージーランド クライストチャーチ

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2011年03月14日

【webラジオ】3月14日(月)韓国

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2011年03月11日

3/10(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

NYこの季節はアートのシーズン、
世界のアートの中心というと。。。パリとかベルリンとか?
ニューヨークは世界のアート、特にビジネスの中心。
先週末はTHE ARMORY SHOWなど、主要なアートのトレードショーが続々開催されました。


色々なアートイベント1年中行われているニューヨーク、
私がよくいっしょにイベントをやっている、ニューヨークの日本文化の発信拠点、
紀伊国屋ブックストアニューヨーク店でも、
小さいけれどユニークなアートイベントがあったので、それをレポートします。


HIP HOP SNEAKER BATTLE
ヒップホップ・スニーカーバトル


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真っ白なスニーカーをキャンバスにして、若者達が腕を競う、というものです。


HIP HOP USAというノンプロフィットグループが、
ニューヨークの主にブラックコミュニティを中心に展開しているイベント。


どんなイベントなのか、主催者のテリーさんによれば。。。。


ヒップホップUSAはアフリカンアメリカンのアートであるグラフィティを守り育て、
社会に貢献しているグループ。
スニーカーバトルはスニーカーの会社から真っ白いスニーカーを提供してもらい、
中学、高校や、地域のコミュニティセンターなどで、
子供たちに好きなように表現してもらうというもの。


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草の根イベントですが、少しずつ広がって来て、
優秀な作品はハーレムのスニーカーショップに展示されていたりします。


子供たちの自由な自己表現をもっともっと伸ばしてあげたい。
アメリカの公立学校では、美術の授業がないところが多いから、
こういうイベント貴重でもあるんですね。


さて、このヒップホップスニーカーバトルを応援、子供たちの指導にもあたっているのは、
グラフィティ・アーティストと呼ばれるアーティストたち。


グラフィティというのは、落書きのこと。
70年代からニューヨークのブラックコミュニティでは、
スプレーペイントで街にゲリラ的に落書きをするアートがブームになりました。
特に地下鉄の車両にびっしり描かれたグラフィティは世界的に有名になり、
それがあまりに素晴しいので、グラフィティアートというジャンルになったんですね。


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ニューヨークが誇るグラフィティアーティストのジェームス・トップさん。
この日も一生懸命スニーカーをペイントする子供たちを、暖かい目で見守っていました。
ジェームスさんは、
「グラフィティは自分たちアフリカン・アメリカンにとって、とても大事なアート。
それを新しい世代に伝え、若い才能や表現を育てて行くことはとても大事。
何より若い連中といっしょにモノを作るのは楽しいし、どんなモノが生まれてくるかとても楽しみ。」とコメントしてくれました。


ヒップホップカルチャーの大きな要素のひとつ、グラフィティアートと、スニーカー。

それがなぜ、日本のブックストアで開催されたんでしょう?
その秘密は、もちろん日本が誇るアート。マンガ、アニメです。

その秘密は、このイベントをヒップホップUSAといっしょに開催してきた日本人
鈴木陽平さんの頭の中にありました。


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ヒップホップというとラップなどの音楽が最初に思い浮かぶけれど、
実はグラフィティもとても大切な要素。
それを日本のアートであるマンガやアニメのコミュニティと組み合わせようと思った理由は、
二つのサブカルチャーが出会うことで、
サブではなくメインストリートに育って行く可能性があると思ったから、と語ってくれた鈴木さん、


ニューヨークで生まれたヒップホップカルチャー、
そして日本で生まれたマンガが、ニューヨークという世界の交差点でまさに出会ったわけです。


その結果、素晴しいスニーカーがたくさん誕生しました。


この日は5人がウィナーの名誉に輝きました。彼ら若いアーティストの卵たちに、
仕上がったスニーカー、ちょっと見せてもらいました。


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スーキーさんが描いたのは大好きな日本のバンド、ディルアングレイのギタリストのダイスケ。


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クロシさんはベストフレンドのシロシくんと共同制作、
描いたキャラクターはクロシとシロシが合体したもので、
鋲やレースなどをあしらって、フレーバーを出しています。


みんな日本のポップカルチャーが大好き。
でもヒップホップも聞くという若い世代です。


日本のマンガのテイストとヒップホップフレーバーが合体した、
本当にすてきなスニーカーばかり。


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遠い国の人と文化が出会うって本当にエキサイティング。
私たちはそういう時代に生きてるんですね。


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy


2011年03月10日

【Webラジオ】3月10日(木)アメリカ ニューヨーク

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2011年03月09日

3月9日(水)のフラワーレポーターは、オーストリア・ブルーデンツから、現地に住んで3年、櫻川時子さんです!

◎フォーアールバーグ州のブルーデンツ市について
日本人はブルーデンツのあるフォーアールバーク州には10人くらいしかいないみたいで、
町を歩いていてもまず日本人に出会うことはないですね。
アルプスの町なので、日本からもうちょっと観光局が来てもおかしくないかなとが思うのですが。
この地方の特徴、例えば、
「生真面目、働き者、きれい好き、家を建てたりリフォームするのが生き甲斐、家族を大切にする等!」
特に家に関しては、エコノミークライシスで多くの人が新築のマイホームを失ったにも関わらず、
DIYショップや家具屋、建築メッセが大賑わいするという所で、ヨーロッパでも
これほど家のメンテナンスにお金と労力を費やしている地域はないと思います。
                                 
ミルカチョコレートの工場が駅前にあり、町中チョコレートの香りに包まれている。
町内にはビール工場(Fohrenberger)もあり、ドイツ系のおいしいビールを製造している。
周辺にはスキーリゾートとして知られるLech, Brandnertalやヘミングウェイが愛した町Schrunsがある。
うちから見える山の反対側にハイジの村マイエンフェルトがあります。
(直線距離で20キロ以内だがトンネルがないので山を迂回しなければならず車で1時間かかる)
               
                      
◎この時期は「ファッシング」や「フンケン」といったイベントで盛り上がると聞きましたが?
ファッシング(シュワーベン・アレマン地域の謝肉祭と仮装行列)
そしてフンケン(要らなくなったクリスマスツリーを積み重ねて作った焚き木の上に魔女の藁人形を乗せて燃やし、
春を呼ぶお祭り 魔女=冬の象徴 を燃やして春を呼ぶ)
3月9日はちょうどファッシングで馬鹿騒ぎした翌日の「灰の水曜日」の反省日。
肉を食べない日なので、内陸国のオーストリアでもこの日には北海や地中海から
おいしい魚がたくさん入荷され、お魚好きにはラッキーな日!
                
                    
◎変わった風習
さらに、そちらの地域の変わった習慣があると聞きましたが?
⇒早寝、早起きがあたりまえ。夜10時以降に灯りのついている家は少ない。
 小学校が7時45分に始まるので、子供は必ず夜8時前に寝なくてはならない。
 夜6時に寝る子供も。
⇒郵便局、ベーカリー、銀行、薬局、各個人商店は月曜から金曜日は午前8時から正午まで、
 午後2時から5時か6時までの営業。正午から2時まで休業。土曜は午前のみの営業。
 日曜、祝日は休業。
⇒昼食を家族揃って食べるという風習があるので、外で働いているパパも幼稚園や学校に通っている
 子供も昼は家に帰ってきて昼食をとる。
⇒ほとんどの会社員は月曜から金曜の午前中までしか働かない。
⇒大きな会社に勤めるバリバリのビジネスマンでも、夏には家族と過ごすために  
 2週間~1ヶ月のロングバケーションをとるのは当たり前。
⇒家が何よりも大事なので、どんなに所得が低くても、家の建築にはかなりのお金を使う

【webラジオ】3月9日(水) オーストリア・ブルーデンツ

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2011年03月08日

【webラジオ】3月8日(火)ブラジル リオ

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2011年03月07日

【webラジオ】3月7日(月)アメリカ・ニューオリンズ

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2011年03月03日

【Webラジオ】3月3日(木)アメリカ ニューヨーク

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3/3(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

日本は今日はひな祭り!

アメリカにはひな祭りはありませんが、
3月はNATIONAL WOMEN’S HISTORY MONTH
女性の文化や社会への貢献を祝う月。
もともとは1979年にカリフォルニアのローカルイベントとして始まったものが、
今ではアメリカ全体で、国や地域レベルで、歴史に貢献した女性を表彰したり、
いっしょに学んだり、という月です。

そして、3/8はINTERNATIONAL WOMEN’S DAY 国際女性デー
これはもっと歴史が古く、20世紀始めにニューヨークの女性が、
「女性参政権」を要求したデモがきっかけで始まりました。

祝い方は違っても、3月という月はなんとなく女性の月という感じ?
春が近い、というのもきっと関係あるのでは?

さて今日は、ニューヨークからのフラワーレポート、
女性をセレブレートしたいと思います。

実は、このWOMEN’S HISTORY MONTHを記念して、
なんと50年ぶりに、「アメリカ女性のたった今」に関する、
政府レベルの調査結果が、今月1日に発表されたんです。

これが、アメリカ女性自身もびっくり、という興味深い結果だったので、
日本のみなさんともシェアしてみたいと思います。
そして後半は、

春が近づいてくると、私たちNY女性はやっぱり
ちょっとうきうきモード入ってきます。
思いコートとモコモコブーツから脱皮して。。。おしゃれの季節!

今日はNYから春のファッションプレビュー!
先日のアカデミー賞授賞式のファッションの話題なんかも含めて、
お花の季節を先取りします!

アカデミー賞、みなさんチェックしました?
ニューヨーカーはみんな「オスカー」と呼んで親しんでいる
年に1度の国民的イベント。
この季節が華やぐのは、オスカーとも無縁ではありません。

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ちなみに最優秀映画に輝いた「英国王のスピーチ」は、
オスカー翌日の興行成績が1週間前の2倍にはねあがったそうです。

歴史ものだし、マジメなおかたい作品かな?と思ってみると、
目からウロコがおちるような新鮮な驚きのある、
見終わった後幸せな気分になれる
私も大好きな作品です。まだの方はぜひ!

さあ、そのオスカーも終わり、いよいよ3月。
その3月に入るやいなや、WOMEN’S HISTORY MONTHを記念して、
ホワイトハウスが発表したのが、、
「WOMEN IN AMERICA」という調査レポート。
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同様の調査からおよそ50年ぶり、
オバマ政権が総力をあげて取り組んだアメリカ女性のたった今です。

まず、
アメリカの男性がおっと驚いたのは、この結果です。
アメリカ人25歳から34歳では、
大卒男子の数より、大卒女子の数の方が多い。

いつの間にか逆転していたんですね。

勉強に、キャリアにがんばってきた女性たち、
その結果結婚やファミリーにも変化が出ています。

これは、女性が聞いてびっくりした数字です。
アメリカの大卒女性の平均結婚年齢。30歳。

SEX & THE CITYなんていうドラマもありましたが、
ニューヨークもどう見てもシングル女性が目立っています。
でも数字になると、おっ!と思いますよね。

結婚していないだけでなく、30歳以下で子供がいる女性も年々減り続けています。
確かに、私のまわり、子供がいる20代、ほとんどいません。

一方で、こういう数字もあります。
男性と女性の所得格差。
男性1ドルに対し、女性が得るのは80セント。男性の8割です。

これを聞くと、なんだか切ない気もしますが、
30年前には、女性の所得は男性の6割だったんです。大きな変化ですよね。

女性がちゃんと所得を得られるかどうか、男性にとっても大問題です。
たとえば、ニューヨークのように物価も家賃もものすごく高い街では、
夫婦共働きでないとやっていけません。

一昔前には、結婚相手は稼げる男性、なんて言っていたのが、
稼げる女性、という時代にもうなっているんですね。

現実はホント厳しい、思わずタメ息が出てしまいます。

でもキビシい事ばかりじゃありません。

数字には出てきませんが、この50年間に、
アメリカ女性はもちろん、日本女性もどんどん若く美しくなっている気がします。

最近は30代、40代で始めて子供を産むのは当たり前になりました。
いくつになっても、若くて美しい女性増え続けています。

たとえばセレブでは。4月に出産予定のマライア・キャリーも、
41歳で初めての赤ちゃんです。

女性が輝けば、男性も幸せになれる、
いっしょに力をあわせてがんばって生きて行く。そんな時代なんですね。

さて、日本はおひな祭り、
アメリカは3月WOMEN’S HISTORY MONTHに、
ニューヨークから女性をセレブレートしてお送りしている
今日のフラワーレポート。
後半は、お花の季節先取り、ファッションの話題です。

日曜日に発表されたアカデミー賞。
実はオスカーの数日後は、受賞作品以上に、
セレブが着たドレスの話題のメディアをにぎわします。
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特に「ファッションポリス」と呼ばれる、業界のファッションご意見番たちが大活躍。

今年ファッションポリスたちが選んだベストドレスは、
ブラックスワンで主演女優賞をとったナタリー・ポートマンの
プラム・パープルのドレス

ワーストドレスは、
ケイト・ブランシェットのジバンシーのドレス。
胸のところが大きな丸いパッチワークをつけたようにふくらんでいて、
背中のギザギザのアクセントも、ドレスというより仮装のコスチュームって感じで、
大不評でした。
Oscar_2.jpg


実はケイト・ブランシェット以上にファッションポリスにこきおろされたのはマドンナ。
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授賞式の後、雑誌バニティフェア主催のパーティで、
マドンナが着た黒いレースのドレスはお尻半分から下がスケスケ。

いっしょにパーティに出席した14歳の娘ロルデスさんはこれを見て
「ママ、どうしてもこのドレスじゃなきゃだめだったの?」と言ったとか。

マドンナは露出度高過ぎて失敗しましたが、この黒いレース、
実はこの春のトレンドアイテムです。

ブラックスワンの大ヒットで、
バレエにインスパイアされたファッションがはやっていますが、
黒いレースもそのひとつ。
黒いレースの指無し手袋や、黒いチュール使いのアクセサリー、
ドレスアップのアイテムです。
普段から楽しめるのはもちろん、バレエフラッツ。
この春もカラフルなフラットシューズはやりそうです。

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そして、鳥の羽のアイテム。フェザーのついたイヤリングやネックレス、
ヘアアクセサリー。FOREVER21に行くと安いのがいっぱい売ってます。

さて、続いては、この春のトレンドカラー。
ホットピンク:

特にアクセサリーやメークでピンクのアクセントをつけるのがこの春のスタイル。
ケイト・スペードのショッキングピンクのバッグや、お花の指輪なんかが話題。

ただ、普通のニューヨーカーは、もっと安いのを
H&MやFOREVER21あたりで探します。

ピンクメークも人気、
オスカー授賞式では、ブラックスワンのもう1人のバレリーナ。
ミラ・キュニスがセクシーで愛らしいピンクメークで話題になっていました。


アクセサリーではなく、服として着るなら、もうちょっとおさえた
コーラルピンク、コーラルオレンジ ピーチなんかがこの春の色。

トップ1枚、アクセサリーを1個買うだけでも、春らしい気分になれるもの。
これからやってくる春を、思い切り楽しみたいですね!

男性の皆さんは、ホワイトデーのプレゼントの参考にしてくださいね。

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2011年03月02日

3月2日(水)のフラワーリポーターは、マダガスカルでガイドや日本語教師をされていらっしゃる、オイソリア・ラベナサンドラトラさんです!

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写真提供:マダガスカル航空
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2011年03月01日

【webラジオ】3月1日(火) イタリア ヴェネチア

★本日の放送内容を音声にてお聴きいただけます。下のボタンをクリック!
 

3月1日(火)のフラワーレポーターはヴェネチアに住んで16年、日本語の先生をしてらっしゃいます、中村 美津子さんです!

◆ヴェネチアカーニバル 2011!!
ヴェネツィアのカーニバルの見所は、華麗な仮面・衣装をまとった人々。 
水の都によりいっそう幻想的な雰囲気をかもしだしますが、開催中の現在のヴェネチアの街の様子は?


例年のように街に人が溢れています。但しそれがカーニバルに参加する為に華麗な仮装をしている人なので、古い町並みと相まって1800年代にワープしたような不思議な感覚です。


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◆開催期間は2月26日~3月8日。
今年、そして来月3月17日木曜日には、イタリア統一150周年を迎えます。 記念すべき年。 今年はイタリア統一150周年もあり、コンセプトは1800年代。18世紀の雰囲気を再現する様々なコスチューム、デコレーションが施されます。また期間中はヴェネツィアでは様々な催し物がいろんな場所で行われるそうです。


イタリア王国が統一されたのは1861年ですが、ヴェネト州が併合されたのは1866年です。ですから一応150周年なんですが、ヴェネツィア人にとっては微妙に違うかもしれません。今年のコンセプトはottocentoつまり1800年代(19世紀)のコスチュームです。たとえば女性は当時のヨーロッパ各国の皇后や皇女のドレス、男性は将校の公式ユニフォームなど。珍しくサイトに当時のコスチュームの絵やスケッチなども掲載されていますので参考にしやすいです。


◆今年の感想や見所、テーマについて 


今年のテーマは”Ottocento-Da Senso a Sissi-la citta delle donne.”特にタイトルにはSISSIの愛称で知られるオーストリア皇后エリザベートの名前も使われているので、当時の彼女のスタイルで街に登場される方が多いと思われます。このようにテーマがはっきりしているとその格好の女性で街が溢れますので。私のヴェネツィア在住年数は17年です。ちなみにカーニバルの起源は11世紀の後半頃と言われていますので約1000年以上の歴史です。


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◆ヴェネチアに行った際役に立つ一言
Buon Divertimento.→「楽しんで下さいね。」


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