2009年12月 アーカイブ

2009年12月24日

【Webラジオ】12月24日(木)アメリカ・ニューヨーク

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12月24日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です!

Merry Christmas!!

ニューヨーク、クリスマスを前にここ数日ものすごく寒い毎日が続きました。
今のイオンマイナス4度。昼でも零下です。先週末は40センチの大雪も降りました。

そんな中、ニューヨーカーはLAST MINUTE SHOPPING
午前2時なのに、このスタジオから歩いて5分のデパート、MACY’Sはオープンしています。
イブの夕方6時まで24時間オープン中なんですね。

このプレゼントを持って、クリスマスめざしてみんな家に帰ります。
里帰りする人も。クリスマスは家族や親戚で集まって過ごすクリスマス。
25日クリスマスはナショナルホリデー。これから1日までクリスマス休暇を取る人も多い。

このスタジオのあるオフィスビルも今日あたりから人がへりはじめ。。。
しかし1階ロビーのクリスマスツリーの下においてあるラジオからは、
あいかわらず1日中クリスマスソングがかかっています

日本にもJ-POPのクリスマスソングたくさんありますよね?
アメリカのラジオで、日本のクリスマスソングがかかる事はまずありません。
まだまだJ-POPはマイナーなものなんですね。
でも。ここに行けば、お店の中でけっこうかかっています。

紀伊国屋ブックストア。
ここ数年のアニメ、マンガブームで、特に週末はアメリカンキッズで大にぎわい。
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その紀伊国屋で先週土曜日、買い物に来たニューヨークの若者達に
J-POPのクリスマスソングを聞かせてみました。
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曲のセレクションにはこのFLOWERSのスタッフが協力してくれました。
あなたの好きな曲ははいっているかな?
いったいどんな曲に、みんながどんなふうに反応したのか?
そして、一番人気のあった曲は、どの曲だったのか、
今日はその結果をスペシャルレポートします。
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さて、ニューヨーク紀伊国屋ブックストアについて。
マンハッタンのまん中、世界の交差点と呼ばれるTIMES SQUARE から歩いて3分。
日本の本からマンガ、DVD, 文房具、雑貨なども揃う、
ニューヨークの日本文化発信拠点です。

日本に興味があるニューヨーカーは、大人も子供もこのお店が大好き。
もちろん私みたいなニューヨーク在住の日本人も通うお店。

ここは店内のクリスマスツリーも、ジャパンがテーマ。
なんと、DOMOくんのオーナメントが飾られたDOMOくんツリーです。
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ここでクリスマスプレゼントを買う人も多く、
今年はポニョ関連のグッズが売り切れだそうです。

ここで先週土曜日、
J-POPのクリスマスソング、お客さんに聞かせてみました。
主催はおなじみNYのJ-POPファンのウェブサイト、SAMURAI BEAT RADIO
名付けてRATE THE J-POP CHRISMTAS SONGS
参加してくれたのは、およそ70人の高校生から20代の若者たち。
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このFLOWERSスタッフにも協力してもらって選んだ候補曲は全部で7曲です。

山下達郎のクリスマスイブ、
LARC EN CIELのHURRY CHRISTMAS
B’Zのいつかのクリスマスイブ
T.M. REVOLUTION, BURNIN’ XMAS
ケツメイシの冬物語
MAY’S HAPPY CHRISTMAS
そして、GACKT の12月のラブソング

この7曲を順番に聞かせて、1曲ずつレーティングしてもらいました。

さあいったいどの曲がトップになったのかな?

ヒントは。。。
アメリカではJ-POPの中でも、特にVISUAL Kが人気があります。

ニューヨークの若者たちが選んだ、ベストJ-POPクリスマスソングは。。

TM REVOLUTION のBURNIN’ CHRISTMASでした。

なぜこの曲が一番なのか聞いてみました
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まるでアニメの主題歌になりそうなアップビートなところ。クリスマスっぽくないところも好き。
音楽も好きだけれど、彼の人柄が好き。色々な事にチャレンジするのを見ていると、
私もがんばらなくちゃと思う。
ニューヨークでのライブを見て大ファンになってしまった、
「一番好きなアーティストです。」と日本語で答えてくれた大学生もいました。

TMRはガンダムやるろうに剣心など、アメリカでもヒットしたアニメの主題歌から
ファンになる人が多かったんですが、
2008年のニューヨークでライブをやって以来、人気がアップしました。

そして実はものすごく小差で2位になったのが、GACKTの12月のクリスマスソングでした。
投票してくれた人のコメントは、

「とにかく声がいい。最初は静かに、途中からドラマチックに盛り上がる曲調も好き。
GACKTは音楽だけでなく、私の人生にも影響を与えてくれた。
大学でグラフィックデザインの勉強したのは、彼のアルバムジャケットがきっかけだった。」

そして3位はLARC EN CIELのHURRY CHRISTMAS

あとはB’Z, MAY’S、 山下達郎、ケツメイシの順番。
やっぱりこっちの子は、ロック系、テクノ系のサウンド的にピンと来るみたいですね

「歌詞がわかったらいいのに」という意見もありましたね。
歌詞がわかったら。。。もっとB’Zやタツローに投票した人がいたかもしれません。

山下達郎の「クリスマスイブ」が日本のクリスマスの定番だ、ということも、
人気のコマーシャルに使われていたという事も、
みんなちゃんと理解してくれたみたいでした。
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最後にみんなから、英語とカタコトの日本語混じりのクリスマスメッセージももらいました。
くわしくはウェブラジオの方でもチェックしてくださいね!

http://www2.jfn.co.jp/blog/wfn/2009/12/web_45.html

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2009年12月22日

【WEBラジオ】12月22日(火)プエルトリコ

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12月22日(火)のフラワーレポーターはプエルトリコに住んで38年、方波見 明子さんです!

■スペイン語で『襲撃』という意味の『パランダ』とは??

パランダはプエルトリコにしかないもの。
12月のなかばごろからはじまります。
みんなでグループをつくり友達のお家にいきます。
でもふつうに遊びに いくのとは違い、夜中その人の家の前で大 きな声で歌をうたいます。
家の主人は私達がいくのを知りません。
寝しず まったころをみはからっていくんです。起きるまで歌をうたいつずける のです。
家の主人が起きてきてドアをあけてくれ、私たちみんな中にはいります。
そのあとも飲み放題、食べ放題、歌をうたいつづけ、
朝方みんな疲れてきた頃にそろそろ帰る支度をします。


そこで家の奥様がみんなに Asopao,( トマトチキンスープにお米を入れて作った料理)
アソパオを作り、それを食べてからかえります。


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▲Old San Juanで撮影。


■「バランダ」で歌に合わせて使われているのは・・・


ここで使われる楽器は ギター、マラカス、タンブ リン、なんでもよいのです。
友達がたくさんいてみんなでいろいろな楽器で大さわぎをしながら楽しむひとときなんです。
この行事は1月のなかばごろまで続きます。
とて も楽しい行事です。
本当にこちらの人たちはほがらかで、うるさいくらい大声をだして会話をするのです。
みんなよく笑いよく食べること!疲れをしらない人たちです。

★プエルトリコに行った時、会話に花が咲くような「役に立つ一言」★


☆Por Favor, →お願いします。
☆Gracias.→ありがとう。
☆De nada.→どういたしまして。


2009年12月21日

12月21日(月)フィンランドから小林ちづるさんのレポートです

今日はクリスマス週ということでフィンランドの北部にあるラップランド州の州都ロバニエミ市から小林ちづるさんのLIVE レポートをお送りしました。
雪で埋もれてます。
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箸も埋もれてちゃってます。
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ここロバニエミ市は冬の間、とりわけ12月は一年で最も賑わう時期で世界各国から多くの人々が訪れるそうです。

お昼の様子
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夜はこんな感じです。綺麗ですね~♪
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それはなぜか?

ロバニエミ市は北極圏ライン付近に位置しているんですが、市内中心部から約8km北上したところにサンタクロース村があるからなんです!!
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こちらがロバニエミ市一番人気のスポットだということです。フィンランドのサンタクロースと対面し、束の間の会話を楽しんで、サンタさんと一緒に記念撮影をすることも夢ではありません。

敷地内にはいくつものお土産屋さんが立ち並び、白樺で作られた小物やトナカイの角や毛皮製品など、ラップランド旅行の思い出の品も見つかると思います。
また、ラップランドの寒さを体験しアクテイブに過ごしたい場合は、ツアーに参加してトナカイやハスキーのそり体験、凍った川の上をスノーモービルで走ったり、森の中でクロスカントリースキーを楽しむこともできます。活動的な一日を過ごした後は、夜のんびりとサウナに入ってリラックスしたり温まるのもオススメだそうです。

それからなんといってもお天気のよい夜にはオーロラを探しに出かけるのもラップランドならではの過ごし方です。
小林さんが勤められている現地旅行手配会社ツムラーレコーポレーションでは冬の間約4ヶ月間、ロバニエミ市内に事務所をおいて日本語でのご案内に努め、オーロラツアーのバス「モイモイ号」の手配や各種ツアーの申し込みも行っているそうですよ。

ですが、ロバニエミ市内でオーロラに出会えるというのはごくまれ・・・。
見れることができたらラッキーなんですって。
実際市内では街灯が多いので弱いオーロラの光を見つけることはなかなか難しいのです。初めての場合は小さなオーロラに気づかないこともよくあります。「モイモイ号」では日本語係員と一緒に市内から少し離れた街灯のない場所まで移動し、オーロラの出現を待ちます。外で体が冷えたらラップランド風小屋・コタの中の焚き火で温まってください。日本語係員からオーロラの話を聞いたり、フィンランド人の現地ホストにラップランドでの生活に関する質問をしてみるのもよいでしょう。その夜の観測状況に応じて証明書も発行します。オーロラ観測は外で長い間辛抱強く待つことがキーポイントのひとつなので、防寒着は十分に用意してください。体の先端をしっかり防寒することが大切です。靴は底が厚く、くるぶしまでしっかり覆うものを用意してください。最初の挑戦でオーロラが見えるかどうか予測できませんが、一度目で見えなかったら、また二度目にトライしてください。一度目で見えたら、とてもラッキー。そしてまた違ったタイプのオーロラを見に戻って来てください。実際「モイモイ号」に乗車される方の中でも、?回目のラップランドです、と言われる方もおられます。是非フィンランドのロバニエミにて特別で素敵な時間を過ごして下さい。

現地の言葉で役に立つ一言をうかがってみました。
一つ目は・・・moimoi (モイモイ・人と別れるときに使うカジュアルな挨拶)と kiitos(キートス・ありがとう)です。
この二つを組み合わせることもありだそうです。

最後に、この「オーロラバス「モイモイ号」は、日本でも申し込めるそうです・。
お申し込み、詳細は、 ツムラーレコーポレーションの個人旅行部門、ネットトラベルサービスまで。
詳細がわかるウェブは こちらです↓
http://www.nettravel-jp.com/tour/moimoi.htm


【WEBラジオ】12月21日(月)フィンランド

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2009年12月17日

【Webラジオ】12月17日(木)はアメリカ・ニューヨーク

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12月17日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です!

Happy Holidays!クリスマスイブまであと1週間

という時期に、私達ニューヨークに住む日本人は
月曜日の夜に飛び込んで来たニュースにびっくり!

松井秀喜選手がロサンゼルス・エンゼルスと契約!
日本でも大きく報道されたと思います。


NYのファンの正直な反応としては、「え? そうか、でもしょうがないよね」
つまり、ワールドシリーズであれだけ活躍したから、
あと1年くらいはヤンキースに残るんじゃないかな? と思っていた。
だけど、ヤンキースというスーパースター揃いのチームだから、
出されても仕方ない、と冷静に受け止めている感じ。

だからといって冷ややかなわけではなく、
ファンは7年間いっしょに過ごした松井との別れを惜しむムードになっています。

今日は前半は松井エンゼルス移籍に対するニューヨーカーとメディアの反応
そして後半はニューヨークのクリスマスの
ダブルフィーチャーで賑やかにお送りします

ニューヨーク時間の火曜日、
地元新聞、ニューヨークデイリーニュースでは、
「SAYONARA NEW YORK YANKEES」という日本語混じりの見出しで、
松井秀喜選手、エンゼルスに移籍を伝えました。
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同時にベースボール関連のブログには続々とエントリーがアップされ。。。

たとえば、BRONX BANTERというブログには、
「 松井秀喜のバッターボックスでの穏やかなたたずまいと、
あの独特の立ち姿が見られなくなるのは寂しい。」という記事が、


興味深かったのは、ニューヨークタイムスのブログ。
タイトル「MATSUI EFFECT」松井効果

この移籍がどんなインパクトをもらたすのか? というテーマで、
「多分日本のファンにっとっては、松井の移籍はそれほど大きな事ではないだろう。
日本のファンにとっては彼がどこのチームでプレイしているかは、
それほど大きな問題ではないように見える。
彼がエンゼルスに移籍すると、同じアメリカンリーグ西地区には
イチローのシアトル・マリナーズがあり、両者の対戦カードが日本で
もっと放送されるようになるだろう。
これまで日本人にはなじみがなかったエンゼルスが有名になることは、
メジャー全体にとってはメリットになる。
ヤンキースの方は、お金と才能のある選手はありあまっているので、
松井を失ってもどうって事ないかもしれないが、
日本人のファンの間でのヤンキースの株は下がってしまうだろうね。」

YAHOO SPORTSのブログへの書き込みには、
「今日は松井選手への感謝の日にしたいと思う。
エンゼルスに行ってどんな活躍するか、見守りたいと思う。
彼はメジャーのスーパースターではなかったけれど、
面白い選手だった。
特に彼が結婚した時の嫁さんの似顔絵はユニークだったよね。」

松井選手、ニューヨーカーの記憶に長く残る、初めての日本人選手。

このまま行くと来年の春、ヤンキースタジアムでの開幕戦は、
ヤンキース対エンゼルスのゲームで、さっそくNYに戻って来るのを、
ファンは今から楽しみにしています。
この日に優勝リングが授与される、という事も日本ではもう報道されてますね?
エンゼルスは毎年プレイオフに進む強豪チームですから、
期待できるんじゃないでしょうか?

クリスマスまであと1週間のニューヨーク、
私もニューヨーカー、そして松井ファンのひとりとして、
あらためて松井選手にお礼を言いたいと思います。THANK YOU GODZILLA.
(ホントはすごく寂しい!)


さて後半は、クリスマスの話題に戻りましょう。
この@NYスタジオの1階ロビーでは、
今日もツリーの下のラジオから、クリスマスソングが1日中流れています。
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最近の日本人はクリスマスどう過ごす?
ニューヨークのクリスマスは、伝統的に家族で過ごすのが基本。

先週は、 クリスマスの基本は、GIVE というお話をしました。
ニューヨーカーがプレゼントを10個も20個も、30個もあげるのも、
一人でも多くの人とクリスマスをシェアしたいから。

でも今年はやっぱり、プレゼントのショッピングが控えめ、
というニューヨーカーが多いようです。
今年は遠くに住んでいる親戚にはカードだけという人も多いです。

だからといって、クリスマスは家族へのプレゼントだけじゃないですからね!

知らない人にもプレゼントをあげる.チャリティです。

たとえばこの時期、街のあちこちで一日中、サンタのソリの鈴の音が聞こえています。
これはサルベーションアーミーのボランティアたちが、街角で募金をしているんです。
寒い中大変ですが、クリスマスソングを合唱したり、トランペットを演奏しながら
募金活動、赤い鍋のなかにはどんどんお金が入って行きます。
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多くのお店では買い物をするとキャッシャーで、
「病気の子供達に募金をしませんか?」と聞かれることも多い。

フードドライブ、コートドライブも盛ん。
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コートドライブで有名なのは、NEW YORK CAREという団体がやっているもので、
もう着なくなったコートを、ターミナル駅や近くの警察署に持って行きます。
集まったコートはホームレスに配られますが、毎年7万着近く集まるそうです。

たとえば、ヤンキーズのフードドライブは、ニューヨーク時間の明日木曜日、
ヤンキースタジアムまで、缶詰やパスタなどの保存可能な食べ物を持って来て下さい。
30ポンド以上寄付したら、ヤンキース戦のチケットをペアでプレゼント。

他にも、コンサートやパーティでフードドライブ、
コートドライブをやるところも多い。

もうひとつニューヨークで有名なチャリテイは、オペレーションサンタ。
ニューヨーカーひとりひとりがサンタになって、
恵まれない子供達にプレゼントしよう、というもので、
もう70年以上も続いています。

まず子供達が、サンタさんにほしいものをお願いする手紙を書いて、
ポストに入れます。
宛名は「サンタ」とか「サンタクロース」
住所がなくても、ちゃんとニューヨークの中央郵便局に届きます。
郵便局には、手紙の閲覧室があって、ニューヨーカーはここで手紙を選び、
その子のほしいおもちゃとかぬいぐるみなんかを、送ってあげるんです。
毎年50万通近い手紙がサンタにとどいて、およそ30万通に返事、
つまりプレゼントが届くんです。

クリスマススピリットは、GIVE
たくさんプレゼントを買うことよりも、こういうチャリティーに、
ニューヨーカーらしいクリスマスが表れている気がしています。

マンハッタンのまん中、5番街のティファニーのある交差点の上空には、
大きなクリスタルの雪の結晶が輝いています。
ユニセフの雪の結晶
このクリスタルは、人々の寄付によって作られているのはもちろん、
「世界中で戦争や疫病の犠牲になる子供達がゼロになることをめざそう」という
メッセージでもあるんです。
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クリスマスのスピリット。「GIVE」 そして GIVEは「LOVE」
そのメッセージを世界中に発信するための舞台を、
街をあげての総動員で大演出していると言ってもいいでしょう。

商業主義だけでない、暖かいものを信じさせてくれる。
それがニューヨークのクリスマスなんです。

さて!来週はこのレポート、クリスマスイブ、
みなさんにニューヨークから楽しい番組をプレゼント。

ニューヨークでは最近少しずつJ-POPを聞く若者が増えています。
そんな彼らに、FLOWERSスタッフと私が選んだ
J-POPのクリスマスソングを聞いてもらうイベントを、
今週末ニューヨークの紀伊国屋で開催します。
その中で、ニューヨーカーが一番気に入ったクリスマスソングを、
来週は彼らの声と一緒にオンエアする予定です。

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2009年12月16日

12月16日(水)は、バーレーン在住のフラワーレポーター、小林麻美さんからの報告です!

 【建国記念日の過ごし方】
12月16日の今日は、バハレーンのナショナルデーです。
13日から年末の30日まで、伝統音楽の会や詩の朗読会、芸術・スポーツの
イベントなど、国を盛り上げるイベントが目白押しです。

そのイベントのひとつに、バハレーンの民族ダンスのアルダがあります。
このダンスは、アラブ式の剣や銃を持って、太鼓と歌に合わせて踊るものです。
踊るのは、男性だけ30名ほどのグループです。
バハレーンの勇敢な男性のダンスといったところでしょうか。
実際はリズムもダンスも穏やかで、体をゆっくり動かして可愛らしいダンスです。
グループの中に、一人だけ歌を歌う人がいます。
こちらでは、その人をポエット(詩人)と呼びます。
彼の歌と太鼓のリズムに合わせて、踊りは披露されます。

アルダは元々、バハレーンの村ごとにある、地域の踊りでした。
そのため、スタイルも様々です。
今はアルダを踊ったり、歌ったりできる人が少なくなったため、
今日のようなナショナルデーのような伝統行事や、結婚式のようなイベントに
アルダを踊れる人たちが呼ばれて披露されます。

【バハレーンの冬休み】
砂漠にテントを張って、キャンプをするのがバハレーン流、冬の過ごし方です。
テントといっても、日本の家一軒の半分ぐらいの大きなテントです。
家族や友達同士で、楽しく食事をしたり踊ったり、一晩中わいわい過ごします。
テントの中は絨毯が敷かれ、ソファセットがあったり、テレビがあったり等、
のんびりくつろげる空間になっています。
なので、いわゆる日本でイメージするようなキャンピングのテントとは
ちょっと様子が異なります。

テントは大きなものなので、個人で持っている人はほとんどいません。
会社所有のものもありますが、個人でレンタルするのが通常です。
テント村の傍には、砂漠だからこそ楽しいバギーのような三輪モーターバイクの
レンタルがあったり、最近では仮説の遊園地ができています。

去年、バハレーン人の友人の結婚祝いに、女性だけでテントをレンタルして
サプライズパーティをしました。
それぞれが自分で作ったお料理を持参して、一晩中踊ったり、お喋りして
楽しい時間でした。
バハレーンはイスラム圏ですので、普段女性はアバヤという黒いショールを
身にまとっています。
テントの中は女性だけですので、アバヤも脱いで、お洒落していましたが
雇ったDJの人も女性だったのが、やはりアラブ流でした。

バハレーンは、一年のほとんどが40℃以上の暑い国なので、この涼しい
二ヶ月をなるべくアウトドアで過ごしたいという人がほとんどです。
又、バハレーン人は元々砂漠の民のベドウィンですので、砂漠でテントを張って
過ごすのは、先祖代々楽しんできたことのようです。

バハレーンはイスラム圏ですので、クリスマスや年末年始の長いお休みは
ありません。
夏は暑い時期から逃れるため、国外にでる人が多いのに比べて、
冬は国内で過ごす人が多いです。
今月は、今日からナショナルデーとイスラム新年の連休です。
街のところどころ、バハレーンの国旗の色の赤と白のイルミネーションや国旗で
飾られて綺麗です。

バハレーン人は、普段から家族と過ごす時間をとても大切にしています。
例えば、二日ある週末の一日はご主人のご実家、もう一日は奥さんのといった感じで。
週の間には、従弟同士で集まる日もある人も大勢います。
18日がイスラムの新年なので、この時期は普段会えない親族とも会えるので
皆が楽しみにしている時期でもあります。

又、この時期は年末のセールをしているお店が多いので、モールはどこも人で
ごった返しています。これは日本も同じかもしれませんが。

【役立つ言葉】
アラビア語でMA SHAA ALLAH(マッシャーアラー)です。
神様のおかげでという意味です。
例えば、「綺麗なネックレスね」と褒めたとします。
聞いた相手は、マッシャアラーと返します。
これは神様のおかげねという意味に加えて、褒めたことによって、その後、
悪いことが起きないようにという意味があります。
おかげさまで、という表現は日本語にもあって、使い方もそう難しくないのですが
二番目のニュアンスは、使い方が少し難しいかもしれません。
褒めるなら、必ずマッシャアラーを褒め言葉の最後に加えるのが礼儀のようです。
私もやっと最近使えるようになってきました。
 
★バハレーンの風景★
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2009年12月15日

【Webラジオ】12月15日(火)アメリカ・マイアミ

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12月15日(火)のフラワーレポーターはアメリカに住んで12年、マイアミに住んで8年の古波蔵恵美さんです!

こんにちは!
アメリカ在住12年。
マイアミビーチでミコセンエンタープライズ株式会社(引越&風水鑑定)を経営しております。
この私が日本のラジオに~?
このような素晴らしいご機会を頂けました事、感謝申し上げます。
ちょっと緊張ですが、今日も明るくいってみま~す。


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■アメリカのトロピカルパラダイス


この時期のマイアミですが、12月の冬でも海で泳げるほど温暖で、平均気温は18度を超え、
日中の最高気温は25度を上回ります。
この気候にひかれ、冬季の寒冷な気候を避けてカナダや他州から冬場だけ移り住むご年配者が
多いです。(Snow Birdsと呼ばれる)
1年中太陽ギラギラ、青い空、エメラルドグリーンの澄んだ海、ビビッド色のハイビスカス、
パームツリー、数々のアイランド、ゴージャスなヨット。


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友人宅のプライベートビーチで


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マイアミビーチ 65th Street


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家宝のハイビスカスです!


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ヨーロッパ人、アメリカ人のバケーション地として有名です。
マットディモン、ホイットニーヒューストン、マドンナ、ジェネファーロペス、
グロリアエステファンなどの数々のセレブの邸宅も­あり、世界中の大富豪の別荘が集まっています。
サウスビーチでは、数々のセレブとすれ違いますが、誰もサインを求めたりしません。
セレブがいても騒がずそっとしておいてくれる場所は、アメリカでもサウスビーチだけだそう。


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セレブの邸宅 スターアイランド


そんなマイアミにも寒波はやってくることが稀にあり、その時の最低気温は氷点下を下回ることも
あります。暖かい気候で普段過ご­しているので、少しでも寒くなると大変です。
寒がりの方が多いので、そんなに寒くなくても、皮コートにマフラーのファッションを街でよく見かけます。


■マイアミのクリスマス


街や家、ショッピングモールはクリスマスのデコレーションでとても素敵です。


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アベンチュラモールのツリー


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私のコンドミニアムのツリー


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わが家のツリー


海やプールで泳ぎながら、クリスマスを迎えたい、そんなあなたの夢を叶えます。
家族やお友達を招いてパーティ、そして恒例のクリスマスギフトの交換。
私達は、外でジャクジーに入りながら、ワインで乾杯。
たくさんのお友達を招いて、お食事、パーティでクリスマスを祝います。


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ボランティア活動

マイアミビーチには、島がたくさんあります。
無人島もたくさんあって、無人島にボートで出掛け、
主人と娘(4歳)も一緒に参加、時々ですが、
Baynanza2009ゴミ拾いのボランティアをしています。
http://www.miamidade.gov/derm/baynanza.asp


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マイアミの内海は、Biscayne Bay と呼ばれているのですが、8500名がボランティアで参加し、
海、島をメインに掃除しています。
あなたも一緒に参加されませんか?


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90パーセントのゴミは何だと思われますか?
プラスティックやソーダーの缶です。集めてみると物凄い量です。
回収後は、リサイクルに出されます。
美しい自然を壊しているのは、人間しかいません。その大きな罪に気付かされます。


■私のマイアミ生活


マイアミビーチでの生活、とっても気に入っています。
私は、アイランドのコンドミニアムに住んでいるのですが、
私の部屋から見える景色は、まさにトロピカルパラダイス。


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待ちどおしい朝。今日もワクワクいっぱい。


このコンドミニアムには、ヨットハーバーがあって、野生のいるか達が群れをなして
真水を飲みにくるのですよ。

仕事途中、現場までドライブ、真っ青の空にエメラルド色のオーシャン。
すばらしい美しい景色に囲まれて、太陽の恵みを最大に受け、
私が持っている豊かな環境へ感謝の気持ちで一杯。


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天からLOVEのメッセージが!


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私の住むアイランド


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サウスビーチからマイアミダウンタウン


子育て、家事、仕事、ボランティアと多忙な生活だけど
どんどん友達をつくって、楽しくやっています。
アメリカ人、ヨーロッパの人、スパニッシュの人、日本人、
いろんな国の人達とお話ができておもしろいです。
今日もワクワク、楽しく生きよう、そんな気分になっちゃいます。
ポジティブ精神と健康、マイアミで頑張っています。
太陽みたいにギラギラ輝く、そんな人間でいたい。


■マイアミの花


ハイビスカス
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☆マイアミで役立つ一言
See you later alligator. (またあとでね)     


古波蔵恵美 Emi Kohagura
MIKOSEN ENTERPRISES,INC. 代表取締役
★HP&Blog★
www.mikosen.com
http://homefate.blog11.fc2.com/
日本への風水鑑定(オンライン&電話)もしております。

2009年12月14日

12月14日(月)モルディブから朝比奈 正さんのレポートです

モルディブは1190ほどの島から成る島国で、そのうち200近くが住民島、100近くがリゾート島になっています。リゾート島というのは、モルディブではだいたいが1つの島に1つのリゾートホテルがあります。その他、ゴミの島があったり、石油貯蔵の島、刑務所の島など機能島も多く存在し、首都マーレは首都機能の島になっています。首都の島と言っても、大きさは2平方キロメートルほど(皇居の1.5倍)しかありません。しかしマーレには、全国民の3分の1ほどの10万人が住んでいる人口過密都市です。気温は1年を通して28度前後と常夏です。

世界各国からダイバーやハネムーナーが集まる癒しの南国として有名ですが、実際は、国民100%がイスラム教徒であり、法律など生活のすべてがイスラム教に基づいています。現地人が暮らす島では、もちろんイスラム教に反する酒類や豚肉の販売も一切許されていませんし、断食は国民の義務になります。

モルディブには大きく分けて雨期と乾季がありますが、今の時期はちょうど乾季に入りベストシーズンとなって世界中から旅行客の方々がいらっしゃっているそうです。
(乾季は5月初めごろまで続く)

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冬休み・クリスマスのシーズンですが、モルディブはどうなのか伺ってみました。

残念ながらモルディブはイスラム教徒100%のため、街では一切クリスマスの雰囲気はありません。ディスプレイもありません。在住の外国人がひっそりと屋内でパーティーを行う程度になります。ですがこれは現地人の居住島についてで、リゾートホテルではゲストの方々の為にイベントが催されると思いますので、ご旅行でいらっしゃる方はご安心ください。

とのことです。

イスラム教の国ということですが、モルディブの人たちの過ごし方や 休日について (金・土が週末;年末年始のモルディブの休日など)

休日は金、土曜日になります。イスラム教では1日に5回お祈りをするのですが、金曜日の昼にはさらに金曜特別のお祈りが加わります。必ず家族と一緒に食事をとるご家庭も多いです。お店などは、午後2時〜4時頃に開き始めたり閉店したりするところも多いです。

年末年始も特別何かをする感じでもなく、通常通りです。お正月のようなお祝いの大型連休は、イードといい年に2回ほどあります。1つは断食開け、もう1つについては、今年は先月末で、メッカ巡礼のハッジの後の日になります。このイードでは、島でパレードをしたりごちそうを作ったり、多くの国民が帰省した旅行したりします。

モルディブ人はリゾートホテルに頻繁に行く訳ではありません。言ったことが無い人も多いです。ローカルに人気なのは、マーレで言えばとなりのビリンギリ島や観光客の行かないローカルの島々です。釣りをしたりバーベキューをしたり、シュノーケルをしたり。ビリンギリ島は、マーレから船で5分程度、今は居住島ですが、昔はリゾートホテルだったところでビーチもきれいです。

ビーチの写真はこちら

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モルディブには日本人も多くいて大変つながりが深いそうです。
そんなモルディブでは今「日本モルディブ祭り」が行われているそうです。

青年海外協力隊主催の毎年大人気のイベントで、特に日本食コーナーではすぐになくなってしまうそうですよ。)

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浴衣なども着ることもあるそうです。

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このほか茶道ブース、生け花、習字、日本のおもちゃ、日本食、アニメ上映などのブースもたくさんあるとのこと。

日本とモルディブは友好関係が深く、多くのモルディブ人は日本に好意的です。首都のマーレは、護岸に波の浸食予防のための消波ブロック(テトラポット)にぐるりと囲まれています。これはすべて日本の援助で設置されたもの。そのため、2004年スマトラ沖地震の際、このブロックのおかげでマーレの津波被害が少なくて済み、多くのモルディブ人が口々に「日本のおかげで助かった」と言っていたと言います。

また、つい先日も日本の援助で女子中学校が出来上がりました。 近年では特に教育などの分野で支援をし、大統領のナシード氏も、日本には特に感謝を表してくれています。

>> *現地の言葉で役に立つものを教えていただきいました。
●「ランガル」「バラーバル」:いいよ!good!という意味。オールラウンドに使える。元気だよ→ランガル、よい商品だね→ランガル、(仕事など)うまくいったよ→ランガル

など、全部です。バラーバルはvery good。最高だよ、という意味。

●「マッサラ ネイ!」:ノープロブレム、everything OK、問題ない!という意味。


そんな素敵なレポートをいただいた朝比奈さんの著書
著書「モルディブの太陽の下で」は(本の泉社)から出ています。
http://www.geocities.jp/asahinashoo/

ブログもありますので、ご覧になってみてください。
http://asahinasho.blog88.fc2.com/

【Webラジオ】12月14日(月)モルディブから朝比奈正さんのレポートです。

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2009年12月10日

【Webラジオ】12月10日(木)アメリカ・ニューヨーク

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12月10日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です!

クリスマスまであとおよそ2週間
この@NYスタジオのあるオフィスビルの1階ロビーにも、
クリスマスツリーがおめみえしました。
高さ3メートルくらいのツリーで
その下に置いたラジオから、1日中クリスマスソングが流れている。。
LITE-FMというラジオ局はこの時期24時間クリスマスソングしかかからない!!
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それにしてもネタ切れにならないクリスマスソングの数に驚き!
昨日はジョン・レノンの命日だったので、
HAPPY CHRISTMASが何度もかかっていました。

今週からクリスマスまでは、ニューヨークのクリスマスをレポートしていきます。

ところでみなさん、ニューヨークのクリスマスってどんなふうにイメージしますか?

ご想像の通り、イルミネーションの美しさは格別
そしてこの時期のニューヨーカーは本当に忙しい!
何がって、買い物が!!

クリスマスショッピングのおかげで、お店によってはこの1ヶ月の間に
1年の1/3を売り上げるところもあるくらい。
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こうした買い物客で1日中ごったがえしているマンハッタンですが、
出かけるならやっぱり夜!

デパートも夜中まで空いていてるし、
とにかくイルミネーションの美しさは息をのむくらい!


今日はニューヨークのクリスマス準備、そのパート1をお伝えします。

ニューヨークの人気デパートではどこもこの季節になると、
工夫をこらしたウィンドーディスプレーを競います。
クリスマスショッピングの合間にちょっと足を止める人もいれば、
わざわざこのクリスマスウィンドーを楽しみに来る人も多いんです。
ニューヨークの有名デパート、MACY’Sでは正面の全部で6つのウィンドーが
左から右へストーリー仕立てになっていて、今年はサンタさんへの手紙がテーマ。
世界中の子供達が、サンタさんに欲しいものをおねだりする手紙をおくると、
それがサンタさんのもとに届いて、サンタさんがおもちゃの準備をする、
という過程が、カラフルで精巧な機械仕掛けでくり広げられています。
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こういうクリスマスウィンドー、この時期はマンハッタン中で見る事ができます。
特にみなさんもよくご存知の5番街。
高級デパートのSAKKS FIFTH AVENUE, バーグドルフ・グッドマン。
ヘンリ・ベンデル、そしてTIFFANY
どのウィンドーも素晴らしく飾り付けられて、ひとつひとつチェックして歩くだけで
気持ちまでキラキラしてきます。
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そして、あの有名なクリスマスツリーのあるロックフェラーセンターも
この5番街沿いにあります。

デパートSAKKS FIFTH AVENUEから、5番街をわたったところに、
輝く天使たちが立ち並ぶプロムナードがあって、そのプロムナードを歩いて行くと、
その先があの有名はロックフェラーのスケートリンク。
そしてその向こう側に、巨大なクリスマスツリーが立っています。
3万個の電球をちりばめたツリー、
高層ビルの中に立っていてもまったく見劣りのしない、見事な輝きです。

このツリーもちろん生の木で、
今年はお隣コネチカット州からやってきました。
毎年ツリー探しの専門家が1年近くかけて、ヘリコプターでニューヨーク周辺の
森を飛び回り、「これ!」というツリーをみつけると持ち主にコンタクト、交渉して、
ツリーとしてゆずってもらいます。
でもツリーの持ち主は、お金をもらうわけではありません。寄付するんです。
ウチの庭の木が、世界的なに有名なロックフェラーのツリーになるなんて
とても名誉な事。だからみんな喜んで寄付をします。
ロックフェラーのツリーは、ツリーの持ち主から、ニューヨーカーへ、
そして世界の人々へのクリスマスプレゼントなんです。

そう、クリスマスのスピリットは GIVE 与える事。
だから、クリスマスプレゼントはとても大切なんです。
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家族全員、親戚、同僚、
一人でプレゼントを10個も20個も、時には30個も、
それも一人一人へ別のものを買うからクリスマスショッピングは毎年大仕事で、
オフィスでは順番に仕事を休憩して買い物に行く程。
おかげでお店は大混雑。
また、遠くの親戚に送る人も多いので、郵便局にも長い行列ができています。


予算もトータルで5〜6万、もっとかける人も少なくない。
だから小売店はこの1ヶ月ほどのホリデーシーズンに、
1年の3分の1を売り上げる。。。まさにこの時期が勝負!
当然今後の景気の行方を占うものとして、大きな注目を集めるんです。

ちなみに、今年は不景気でかなり心配されたが、今のところの売り上げは、
去年と同水準になるのでは? という見通しのようですね。
また、景気を心配して早くから5割、6割という
大幅な値引きしているところがほとんど。

ではみんなどんなものを買っているのか、というと
女性へのプレゼント、定番の人気商品はジュエリー、ハンドバッグや手袋などの
アクセサリー、セクシーなアンダーウェアやパジャマなど。
男性には、電子ブックリーダー、キンドルやキンドル用のカバー。
カスタマイズできるi-phoneカバー、FLIPのようなポータブルビデオカメラも
人気のようです。
ところでアメリカ人は男性から女性にセーターやブラウスなど服を贈る人も
多いのですが、なぜか必ずサイズを間違えてしまう。
おかげでクリスマス直後のデパートでは、
プレゼントの返品や交換カウンターが設置されて長い列ができています。

でも一番大事なのは、何と言っても子供達へのプレゼント。
やはり不景気の影響を考えて、各種おもちゃメーカーは単価が安いものを
多く打ち出して来ています。

今年超人気のおもちゃは、ズーズーペットという機械仕掛けのハムスター。
なぜこんなに人気なのか大人たちが首をひねる中、
今やどこのお店でも売り切れしています。
このズーズーペットも1個1000円という値段が好評の秘密のようです。
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こうしてもらったプレゼントの箱を、お家のリビングルームの
ツリーのまわりにいっぱい並べて、クリスマスを待つのが習慣。

そして、クリスマスの本当の楽しみはまだまだ先にやってきます。
この続きはまた来週!


ニューヨークのクリスマスについての質問もあったら教えてくださいね。

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2009年12月09日

【Webラジオ】12月9日(水)ベルギー ブリュッセル

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12月9日(水)は、ベルギー ブリュッセル在住のフラワーレポーター、ヨーコ キクチさんからの報告です!

ヨーコ キクチさんは、ベルギー在住15年!音楽家でいらっしゃいます。

★クリスマス直前のベルギー
   
クリスマスの4週間前からカトリック教で言う「待降節」に入ります。敬虔な信者を両親や祖父母にもつ子供達の家では、クリスマスカレンダーが登場します。
宗教的意味もさることながら、寒い暗い季節を乗り切るためにもクリスマスの楽しい準備として、12月上旬から、マーケットや、ツリーの販売が始まります。
街の中心のグランプラスのクレッシュやツリー(毎年ツリーを違う国から運んできます)の飾り付け、プレゼント等の話題も楽しいです。
↓12月1日から毎日小さな窓(日付が書いてあるところが開くようになっています)を開け、クリスマスを待ち望むADVENTカレンダーです。
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★クリスマスマーケット:マルシュ・ド・ノエル 
   
・場所:街の中心(旧市街地)に世界的に有名なブラッセル、グランプラスがあります。
そこから700~800メートル歩くと、すぐの運河沿いに魚市(マルシュ・ド・ポワソン)があり、その当たり一角にマルシュ・ド・ノエル がたちます。
↓このような小さな山小屋店舗が240軒並んでいます。
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・アイテム:主にアルティザンのもの。アルティザンは日本語で職人。ですから手職によるかわいいグッズ、ということになります。食べ物では:もちろんチョコ。(日本の方が知っているのはいわゆる大手の製品で、もうとにかくたくさんの人が個性を求めてチョコを作ります。)、ビスケット、はちみつなど
↓生いちご(季節ではありませんが)にホワイトチョコレートやブラックチョコレートがかかっています。かわいくておもわず口に放り込みそう。
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・グッズ:ツリーに飾るもの、バッグ、帽子、デコレーショングッズ、セーターなど
↓手作り帽子:色が綺麗で温かそう。素材はもちろんウール。みんなコートは黒やグレーですが、帽子や手袋で色を添えています。シンプルです。
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↓手編みセーター。これは南米はコロンビア産。かわいい。
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・マーケッとグルメ:ホットチョコレート、立ち食いクレープ、Vin chaud(ホットワイン),生牡蠣、エスカルゴなんかもあります。
↓象さんマークのコートドールがホットチョコレートを売っていました。チョコレートの壺。
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↓ムール、生牡蠣、シャンペン:ちなみに1皿8ユーロ(1000円ちょっと)シャンペンは1グラス5ユーロくらいです。
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↓240の店舗の1軒:アルザス地方(フランス)の店舗で、もちろんザワークラウト(キャベツの酢漬け)とソーセージ類。
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↓これはスイスからの山小屋テンポ。ホットワインがありました。飲むと、本当に温まります。
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・ツリー: 12月サンニコラが終わったあたりから、スーパーの駐車場とか、お花屋さんとかの前に並びます。家庭用はだいたい手ごろなサイズなので、女の人でも車にのせて運べるかな。でも基本的にパパ、男性のお役目です。
  
・イルミネーション: ルイーズ通り周辺、とサブロン広場あたりがとてもきれいです。看板がないので、本当にシンプルですが、きれいで夜が長いから楽しいです。前記のグランプラスでもイルミネーションサービスをしています。
  
・プレゼント:サンニコラは子供達が欲しいものを手紙に書いてお願いするものなのですが、それに反して、ノエルは何か解らない、お楽しみ、というのが一般的らしいです。本当に2~3ユーロの品物でもそれぞれ、家族全員に買っているようです。子供の人気はやはり任天堂DSや、携帯のグレードUP,大人はアクセサリーや本、などでしょうか。
  
↓観覧車のカフェと回転木馬。これでバッチリイベントです。メリーポピンズのワンシーンを思い出す回転木馬です。暗い夜に華やかで楽しい!思わず乗りたくなりましたがいかんせん止めました。
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★ベルギーだけの子供達の行事。12月6日に祝う、もう一人のサンタクロース=サンニコラの日
  
ベルギーの子供達は幸せものです。
↓サン・ニコラ(右)と鞭打ちフエターです。チョコレートです、これ。
2人ともチョコレートなので茶色ですが、登場人物としての鞭打ちフエターは肌の色が黒いんですよ。サン・ニコラは白人。
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↓5日の夜、サン・ニコラ御一行さまのために子供達はロバににんじん、サン・ニコラにはピールとか、ワインとか飲み物を用意して(暖炉がある家はそこの、ない家庭はどうするのかわかりませんが)寝ます。そして翌6日の朝、頼んでおいたプレゼントとみかん、スペキュロース(写真のようなビスケット)とお菓子の詰まった袋を発見するのです。
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★クリスマスイブと当日の街の雰囲気、ベルギー人たちの過ごし方
  
イブはベルギー人達はとても忙しいです。日本の大晦日みたい!
仕事がある人は基本的に働いて、なぜ基本的かというと、もちろん早々に切り上げて、3時くらいから帰り体制になってしまいます。
そして、お母さん達はひたすらノエルのディナーの準備です。
ノエルは家族で過ごす日なので、大半はおじいちゃん、おばあちゃんの家にみんなが(兄弟、従兄弟、孫)が集まります。家の行事ですが、ちょっといつもよりみんなおしゃれしていますね。洋服は黒が多いけど、デザインが結構よそ行きですよ。若い人はディナーの後、街にくりだしたりしているようです。そして、勿論敬虔なカトリック信者は夜中のクリスマスのミサにいくわけです。
  
・メニュー:ベルギー特有のものは、ブダン(豚肉の腸詰め:白と黒があって、白は普通ですが、黒は血が入っているために黒いです)とリンゴのコンポート,あるいは 生牡蠣、フォアグラ、オマール(伊勢エビ)、スモークサーモン、あたりを前菜に食べ、ターキーを焼いたり、鴨を焼いたり、それこそさまざまです。デザートはチーズ、そしてビュッシュ・ド・ノエルですね。
↓ノエルに食べる”ブダン”。白「ブロン」と黒「ノワール」があります。写真では赤茶ですが、これは血の色です。
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★役に立つ一言
「サバ!」
とても便利なことばです。魚の「鯖」とはちょっとだけ発音が違うんですけれどね。
  

2009年12月08日

【WEBラジオ】12月8日(火)イギリス

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12月8日(火)のフラワーレポーターはイギリスに住んで15年小川美穂子さんです!

■もうすぐクリスマス。
ロンドンもクリスマスに向けて、生活に変化はあるのでしょうか?


1年で一番大変な民族大移動の時期。
日本人の方には理解しがたいかと思いますが、
イギリスを始めとするヨーロッパの大部分の人々が12月18日が仕事納め。
(新年1月4日頃が始業日)なので、
それを前後に交通機関は空・陸を含め超大混雑が予想されます。
その為、全てを18日迄に済ませようと街中は大混雑+ケオスになる訳です。

今頃からが、クリスマスに向けてのラストスパートでしょうか。
飛行機や電車のチケットもだんだん売り切れ枠が増え始め、
みなさん焦る時期に入ってきました。


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▲regent st ©TF


■仕事をされている女性のクリスマスの過ごし方。


ビジネス・ウーマンの方々は2つに別れると思います。
クリスマス海外脱出組みは、かなり焦ってきていると思います。
クリスマスプレゼントの買い物(+ラッピング作業)や
クリスマスカードの発送等に追われ、ランチタイムごとに暇を見ては
ショッピングに出掛けている人は多いと思います
(夕方以降はクリスマス・パーティー・ドリンクが真っ盛りで、
ショッピングする時間がない訳です)。


クリスマス国内組みは、それでも国内のどこにいるか(クリスマス中)で
変わってきます。遠い実家に帰る方は、海外脱出組みと変わらない急がしさですが、
自宅や近郊で過ごされる方はまだまだ精神的にも時間的にも余裕があるようです。
ただ、どちらのタイプにしろ、今はきっとオフィス内のクリスマスパーティー、
友人達とのクリスマス・ドリンクで皆さん大忙しなのは同じだと思います。


■クリスマスの準備で、大変なこととは…?


クリスマスプレゼントを買うのは勿論のこと、
それよりも大変なのがクリスマス用の食品を買うこと。
何せ季節商品なので、しっかり時期を見計らってネットで予約したりでもう大変。
オンエアの頃には、貴重な「お取り寄せ」商品はすでに完売状態でしょう。


■イギリスのクリスマスの食事というと、どんなもの?


イギリスならではのクリスマスメニューは、七面鳥のロースト、クランべリーソース、
温野菜いろいろ(ニンジン、芽キャベツ、パースニップ、ジャガイモ等々)。
だた各家庭によって七面鳥の焼き方が違うので(どんなハーブを使うとか、
どんなスタッフィングを使うとか)、そこで味・風味に違いが出てくるようです。
デザートはクリスマス・プディングで、この時期にしか食べられない何種類もの
ドライフルーツとナッツ、スパイス(シナモンやナツメグ等)、そして少々ブランディーの入った
長期保存の出来るドライケーキです。


■クリスマスのお取り寄せ


お取り寄せは、何と言ってもいかに質の良い七面鳥を確保できるかです。
やはりオーガニックであったり、地鶏的なものであればあるほど人気は高く、
競争率も高いわけです。我が家はよく使っているお肉屋さんにすでに11月の時点で
オーダーを入れ、12月22日~24日の間に取りに行くことになっています。
1年でお肉屋さんが一番忙しい時期でもあります。
我が家のもう1つのお取り寄せは、クリスマスプディング。
自宅で作られる方もいらっしゃいますが、我が家はとある老舗のティールームから
購入します。家族経営で、全て手作りなので生産数に限界がありますが、
味はもうぴか一です!
11月下旬に予約を入れ、12月中旬に取りに行きます。


そしてもう1つ有名なのがこのティールームのクリスマス・ランチメニューです。
たった5日間しかメニューに載りませんが、このランチメニューは全て予約制で、
テーブルをゲットするのは至難の業です。
11月中旬にクリスマス・ランチのスケジュールが発表され、
あっという間に予約席はなくなります。


■クリスマスが近くなると・・・


「クリスマスが近いなー」と実感するのは、
夜になってから子供たちが家々を訪れ
クリスマスキャロルを歌い始める頃でしょうか。
幼稚園や小学校のグループが保護者の方々と一緒に家々を訪れ、
衣装を身をまといクリスマスキャロルを歌い、
その家の人たちは何らか(大体がお金)を寄付するのが習慣となっています。


■家族で過ごすクリスマス、どんな風にクリスマスを楽しんでるんでしょうか?


小さなお子さんがいらっしゃるご家族の場合は、12月24日の夕方に
近所の教会でクリスマス・イブのミサに参加します。
そこでは礼拝や、子供たちによるクリスマス劇(キリスト誕生物語)の発表、
賛美歌のコーラスなのどがあり、最後に参加者全員でクリスマスを祝うメッセージを交歓します。
小さな子供たちにでも、オレンジ(果物の)をシナモンやナツメグで可愛く
デコレーションして作ったキャンドルホルダーが手渡され、
教会の中は柔らかいろうそくの炎で包まれてとても綺麗です。


そして当日の25日は、朝からプレゼントの交換に始まり、
教会に行かれる方は教会のクリスマス・ミサに。
その他のお宅は、クリスマス・ランチに向けて女性陣は大忙しです。
因みに男性陣は、テーブルセッテングや、野菜の皮むき、ドリンクのアレンジなどで
活躍してくれます。
特に、七面鳥のサイズが大きくなればなるほど、オーブンへの出し入れなので
力仕事が必要になってきますので、男性陣の活躍の場は増えるわけですね。
その辺りはイギリスの男性は”紳士的”だと思います。
そしてランチ後の午後3時には、家族全員でテレビで放映されるエリザベス女王の
クリスマス・メッセージを観るというのがイギリスのクリスマスの習慣です。


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▲Oxford Circus ©TF
オックスフォードストリートは、渋谷のスクランブル交差点を真似して最近改装されました。


☆ロンドンに行った時、会話に花が咲くような「役に立つ一言」!


『Lovely!』
→可愛いというだけでなく、美味しい、素敵、とても良いなどかなりマルチな
意味合いがあります。


とてもイギリス人的な単語で、他の英語圏の人はあまり使わないと思います。
例えば…Have a lovely weekend! Have a lovely Christmas! 等々。

12月7日(月)マレーシア・クアラルンプールから石坂真一さんのレポートです。

マレーシアのクアラルンプールにある旅行会社に勤務している石坂さん。

最近のクアラルンプールは季節的なものもあり少し雨が多いですが、日本のように1
日中シトシトと雨が降ることはありません。

12月に入りクアラルンプール市内はすっかりクリスマスモードです。
2007年に新しくできた『パビリオン』というショッピングセンターでは大きなクリス
マスツリーがたくさん建てられ、色々なイルミネーションで飾れておりとても綺麗で
す。
また年末のビッグセールが始まっており、お買い物も今がチャンスなんですって。

マレーシアは多民族国家で、マレー系、中国系、インド系の方を中心に様々な言語が
飛び交っていますが、それゆえに、伝統的なマレー料理から、本格中華・インド料理を身近に楽しめるのがオススメです。また、手軽に楽しめる屋台も街中の至る所にあり、1食90円くらいで食べることができます。安かろう悪かろうではなく、安くて美味しいのでマレーシアの人々は自炊をするより屋台でという方が多いようです。


今回はクアラルンプールから北西へ車で1時間半ほどの距離にある蛍ツアーをご紹介いただきました。
スランゴール川に行き、4人から8人乗りのボートで、川沿いのマングローブに生息し
ている蛍をご覧いただきます。
蛍は次々と世代交代をしていくので、1年中見ることができます。
ここで見られる蛍は日本の蛍とは違い、光自体は日本のものと比べ小さいです。た
だ、かなりの数のホタルが生息しているので、辺り一面に光る無数の光をご覧いただ
けます。
例えるならまさにクリスマスツリーの電飾のような感じです。
初めて見た時はその美しさに圧倒され声がでませんでした。その後もただただその優
しい光りを眺め、何かこう胸が熱くなりました。
こちらのツアーは家族連れからカップルの方まで、皆さん感動していただけると思い
ます。ただ、クリスマス前のこの時期は特にカップルの方にお勧めです。

ウェブサイトhttp://malaysia.wendytour.com/
WENDY TOUR SDN BHD ウェンディーツアー
スタッフブログ
http://www.wendytour.com/blog/index.php?blogid=5


クアラルンプール郊外にある世界的に有名な蛍生息地スランゴール
川へご案内するツアーです。スランゴール川ではボートで静かに川に入っていきま
す。ホタルの発光は自然光とは思えないほど数が多く、淡い光に照らし出される川辺
の木々はまるでクリスマスツリーのようです。クアラルンプールの必見観光スポット
です。(1)ホタル
ホタルの仲間は全世界に2000種ぐらいいるとされますが、その多く
は熱帯産。ここで見られるホタルは、学名でいうとPteroptyx Tener(ペトロプテッ
クス)という種。それぞれの個体の寿命は3ヶ月程度、次々に世代交代していきます
ので、一年中いつでも見ることが出来きます。

スランゴール川
この川沿いのマングローブはSonneratia Caseolaris(ハマザクロ
科マヤブシキの仲間)が多く茂っています。特徴としてマレー語でBermbang(ブルン
バン)と呼ばれるこの木の花蜜を求めて、ホタルが葉に集まります。幼虫もまた川の
近くにいる貝などをエサにしており、この種のマングローブの川岸のみホタルが生息
します。


*最後に、現地の言葉で役に立つ、よく使われる簡単な「一言」は・・・。

セレマティンガ(さようなら)です!!


2009年12月07日

【Webラジオ】12月7日(月)マレーシア・クアラルンプール

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2009年12月03日

【Webラジオ】12月3日(木)アメリカ・ニューヨーク

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12月3日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です!

ニューヨーク時間のあの有名なロックフェラーセンターの
巨大クリスマスツリーの点灯式でした。
今年のツリーは高さおよそ23メートル。
このツリーのおよそ3万個のカラフルなLED電球に灯りが灯りました。
そして、アレサ・フランクリン、ALILCIA KEYS、マイケル・ブブレなどがパフォーマンス。
いよいよニューヨーク、本格的なクリスマスシーズンの到来です。

ニューヨークのクリスマスの様子は来週からたっぷりレポートします。
その前に、今日は先週の続き。

辻仁成さん、
作家で映画監督で、そして元エコーズのボーカリストでもある辻さんが、
ZAMZAというロックバンドを結成。
ヨーロッパやアジアでプレイした後、ニューヨークでもCDリリース記念ライブを行い、
AT NEW YORK STUDIO に立ち寄ってくれました。
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先週は、辻さんは子供の頃からマンガを書くのが好きだった、という意外な話を
してくれましたが、「その尚古を見せましょう」とスタジオのガラス窓に書いていった
マンガの写真、前回のブログで見てもらえましたか?

ザムザというバンド名の由来は、カフカの小説「変身」
この中で、「目が覚めたら虫になっていた」主人公の名前がザムザなんです。

辻さんはZAMZAのプレイする音楽をマンガロックと呼び、
アルバムタイトルも「MANGA」
アメリカンロックで育ったメンバーが、
日本人やアジアの感性を加えてプレイする、新しいロックサウンド。
そして、そんな彼らが大きな影響を受けたのがマンガだからマンガロック。

でも実は、マンガロックと呼ぶ理由はもうひとつあります。
ベースのバンシー、そしてジンクこと辻さんが語ってくれました。
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バンシー「最初に音楽をやらないかって話し始めた時に、
世界でおこっている事がこんな事あり得るのかなって、
もっとそういう事を音楽に込めて発信していきたいってジンクが。
もちろんジンクはそういう事をエッセイや文として書いているんだけど、
音楽に込めてスマートにというか音楽の力でみんなに発信していきたいんだっていう
話しだったので。それはもう同じ世代だし同じ事を考えていたから、
一緒に音楽に込めてやりたいねって。そういう事が良い意味でも悪い意味でも、
昔だったらあり得ない事が世の中で起っていたりすると、
日本だと“マンガみたい”って言うんですよね。」

辻「それが“MANGA”っていう曲なんですよ。不条理な事も、
良い意味でも悪い意味でもマンガって言葉を使ってるんですね、僕たちは」
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バンシー「世界の人は単純に楽しみとしてマンガって言っているかもしれないけど」

辻「特に9.11ニューヨークで本当に驚くべき事があってあれから本当にショックで
自分たちの中の考え方も変わったんですね。暴力はいけないってなったし。
暴力的な事を単純に求めるのはいけないって思うようになったし。
考え方が180度変わったこの時代にマンガの意味がどういう風にあるのかっていうことも
自分たちは考えているし。
この不条理な世界もカフカが“変身”っていう小説を書いたときのような感じ。
世界は明日何が起るかわからないっていう不安感と、
その不安の中で生きている自分たちを等身大で描く事がZAMZAの目的です。
今の時代暗いけどもきっと希望がある。その希望を描かなきゃいけない。
そのアンチテーゼの中に、ある種マンガ的な言葉が良い意味でも悪い意味でも
存在しているっていう。
それぐらい深い事をマンガっていう風に歌う事によって簡単にみんなが、
なるほど、そうだよね、不条理だよね、カフカの小説読んだらある日目が覚めたら
毛虫になってたんだよね、でもそんな事も明日起こりえるかもしれないねこの世界は・・・
って思う事が我々が伝えるメッセージなんですよ。
それをジャパニーズコミックの世界、いわゆるマンガっていうものを借りて訴えてる。
ベルリンのライブの時に“マンガー”ってやったらみんな“マンガー”って手を降り続けて、
それが緑とかオレンジとか黄色の髪の毛の子達なんですよ。
でも彼ら終わった後も帰らないでずっと来てくれて、サイトまで作って、
またドイツに来て、スイスに来てって言ってくれたり。」

今の時代を切り取って、音楽にのせてメッセージとして伝える。

それも理屈ではなく伝えるためには、
このサウンドが必要だった、
それがZAMZAのマンガロック。

そんなZAMZAのニューヨークライブ、
お客さんは日本人とアメリカ人はちょうど半々ずつ。
辻さんも「英語は苦手」と言いつつ、ちゃんと英語でMCをやって、
時々ジョークも飛ばしてウケていました。

メンバーの多くは20代の頃ニューヨークを訪れて、
この街でライブをやるのが夢だった、と言っていました。
それだけに、みんなとってもいい顔して演奏してました。

そして、辻さんは、最初は真っ白なウィッグをかぶって登場、
ハードにシャウトするボーカルスタイルで、もうパワー全開な感じ。
ヨーロッパのライブではスカートをはいたというし、
ベースのバンシーはもうヘアもメークもキメキメ。
半分冗談でVISUAL-Kを意識してます? と聞いたら、大笑いされてしまいました。
彼らこそ今J-ROCKと言われるものを作ったみなさんですからね。
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子供の頃から大好きだったアメリカのロック、
それに日本やアジアの感性、そしてたった今の世界へのメッセージをのせて
再び世界に発信する。

こういう事って、「やってみたい」という気持ちがあっても、
実際に行動している人、まだまだ少ないと思います。

でも辻さんやバンシーさんの話を聞いていると、発信したい、という夢とか希望というレベルではもうなくて、
ぜったいやるぞ!
という強い意志であり、アーティストとしての覚悟に聞こえました。
そこがまだ、すがすがしい。

そのメッセージとは、
「今の時代暗いけれど、希望がある、その希望を描く事」

それに、何が起こるかわからない、というのは、
ただ「悪い事が起こるかも」ということだけでなく、
「素晴らしい事が起こるかも」という希望でもあるんです。

辻さん、そしてZAMZAのみなさん、
マンガロックにのせて、
日本の、そして世界の若者をつなげてほしい。
これからのZAMZAを要チェックです!

佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers

2009年12月02日

【Webラジオ】12月2日(水)チェコ・プラハ

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12月2日(水)は、チェコ プラハ在住のフラワーレポーター、バルヴォヴァー 英里さんからの報告です!

★チェコのプリ・クリスマスイベント 伝統行事ミクラーシュ★
聖人ミクラーシュはギリシア語名ではニコラオスで、280年ごろアナトリア半島のパタリという町のキリスト教信者の下で生まれ、幼い頃から教会職に従事し、子供を病気や災害から守る聖人として評判でした。その後、東欧に聖人ミクラーシュの存在が知れ渡り、チェコでは13-14世紀からミクラーシュのお祝いをするようになりました。
  
聖人ミクラーシュのお祝いですが、昔は、さまざまな仮装をし、祝いました。
その後、お祝いの衣装はミクラーシュ、天使、悪魔だけになりました。ミクラーシュの衣装は赤、もしくは白のロングドレスに、袖なしの赤い十字架模様がある白いエプロンのようなもの、頭部には十字架付の赤もしくは白の司教帽子。手には上部が渦巻状の司教の杖を持ち、白く長いひげがあります。また、背中には子供へのプレゼントでいっぱいのかごを背負います。天使は白いロングドレスを着ます。額には黄色い星の飾りをつけ、白い羽もつけます。悪魔は暗い色のファーコート、角、赤く長い舌、顔に墨を塗り、しっぽ、金属のチェーン、熊手を持ち、悪い子を入れて地獄に連れて行くための袋も持ちます。
  
現在では、ミクラーシュ・天使・悪魔が依頼を受けた家を巡り、良い子にはお菓子、フルーツ、ナッツ、小さなプレゼントをします。悪魔は悪い子は脅し、良い子になる約束をさせます。悪魔は悪い子に鞭打ちをし、お菓子、フルーツ、ナッツ、ジャガイモ、炭をあげます。ミクラーシュの訪問時、キリスト教信者の子供はお祈りの言葉を、無信教の子供は詩を言います。
  
今日では、チェコでは以前同様に祝い、アメリカやイギリスではミクラーシュのことをサンタクロースと呼ぶようになりました。チェコでは未だに子供たちに良い子であったかどうかを尋ねる習慣として残っており、子供たちも小学校に入るころまで、ミクラーシュの存在を信じています。また、学校ではミクラーシュの行事を取り入れています。そして、最近では一番素敵なミクラーシュや最も滑稽な悪魔などを選ぶコンテストなども行われています。

12月6日は聖人ミクラーシュの日ですが、チェコではその前日5日の夜にミクラーシュのお祝いをします。 
↓ミクラーシュのお菓子
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☆チェコで役立つ一言
Těší mě. (はじめまして)

☆バルヴォヴァー英里さんは、チェコ在住3年。現在、育児の合間にケーキデザインの勉強をしながら、プラハの自宅でオーダーメイドのお菓子屋さんやお菓子レッスンをする手続などの準備をしていらっしゃします。
バルヴォヴァー英里さんのお菓子日記ページ⇒http://boel.exblog.jp/
  

2009年12月01日

【Webラジオ】12月1日(火)ペルー

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12月1日(火)のフラワーレポーターはペルーに住んで3年半、原田慶子さんです! 

■日本では、この時期、クリスマス・ムードになってきていますが…
夏に迎えるクリスマスは、どんな様子なのでしょう?


そんな真夏にクリスマスを迎えるペルーですが、
クリスマスの飾り付け自体はやっぱり冬っぽい。
サンタは厚いコートを着ていますし、ペルーにはいないトナカイもちゃんと飾られます。


クリスマスグッズは一般的に毎年10月ごろから売り出されますが、
リマには1年中クリスマスグッズを売っている専門店があって、
3月頃だとなんと80%オフ!
そこからどんどん割引率が減って、12月には定価かせいぜい10~20%オフにしかなりません。
いつも「今年こそは早くオーナメントを揃えよう」と思うのに、
いつも間際になってしまいますね。


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一年中クリスマス気分が味わえる、その名も「クリスマス・ストア

■ペルーのクリスマスには、どんな飾りつけをするんですか?


日本と違う飾りといえば、スペイン語で「誕生」という意味の「ナシミエント」でしょうか。
これは厩で生まれたイエス・キリストと聖母マリア、父ヨセフの聖家族を模した人形(もしくは置物)で、
その他羊飼いや家畜、東方の三賢者なども飾られます。
面白いのは、25日の午前零時までイエスの人形は置かないこと。
ナシミエントの準備は12月に入ってから始めますが、誕生のその瞬間まで、
幼子イエスだけは置かないのです。
(すでにイエスが備え付けられている置物の場合は、レースやハンカチで覆い隠す手の込みよう!) 
また年明けの1月6日にイエスの誕生を祝うため東方の三賢者がやってくるという話から、
この賢者の人形も初めは聖家族から離れたところに置き、1月6日の「公現祭」の日に晴れて
イエスの近くに置くのです。
また羊だけでなく、リャマやアルパカの人形が置かれることもあり、ペルーらしいなと思います。


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イエス・キリストの誕生を祝うナシミエント。
赤ちゃんイエスの人形は25日まで飾りません。


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三賢者たちは、まだ小屋の中には入れてもらえません。1月6日まで我慢がまん。


もちろん公園やロータリーなど公共の場に飾られたものは、最初から全員集合で置かれていることが
ほとんどですが、この時期、これらナシミエントを見比べながら散歩するのがとても楽しみです。


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12月25日、イエスの誕生!聖母マリアもなんだか嬉しそう。


■クリスマス時期のペルー独特の習慣ってあるんでしょうか?


「チョコラターダ・ナビデーニャ」という素敵な習慣もご紹介しましょう。
これは貧困地区の子供たちに、パネトンという発酵パン菓子と
ホットチョコレートを配るイベントです。
ペルーは貧富の差が激しく、貧しい家庭ではクリスマスを祝う生活的余裕は
なかなかありません。そうした家庭の子供たちにもクリスマスを祝って貰いたい、
ほんの一時でも甘いお菓子を食べて楽しく過ごして貰いたいという願いから、
ボランティアで行われるのです。
私も以前このイベントに参加させて貰ったことがありますが、
パネトンを受け取った時の子供たちのはにかんだ笑顔が忘れられません。
子供たちに小さな幸せを感じてもらえる、とても素敵な習慣だと思います。


ペルーは国民の約9割がカトリック教徒という国です。私自身はカトリックではありませんが、
こうして家族や友人、周囲の人々と温かく過ごすペルーのクリスマスがとても好きです。


★ペルーに行った時、会話に花が咲くような一言


Qué tal 「ケ タル」
相手の状態を聞く言葉で、「どう、どのような」という意味です。
冒頭の挨拶では「¿Cómo están?」を使いましたが、スペイン語は動詞が主語や数によって変化するので、相手に合わせてestar動詞を活用させなければならず、ちょっと大変です。
Qué talを使ってもほぼ同じ意味で使え、しかも動詞ではないので活用もいりません。
「¡Hola! ¿Qué tal?」=「オラ! どうだい?」 これでスペイン語の挨拶は大丈夫!


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真っ赤なブーゲンビリア。
リマでは1年中咲いていますが、やはりこれからの時期が一番色鮮やか。


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日差しをたっぷり受けて、どんどん伸びる植物たち。
こちらのお宅では、青い花がカーテンのように玄関先を覆っていた。


原田慶子さんのペルーWEBサイト&BLOGはコチラ・・・
★WEBサイト
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