5/31(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!
先週末ニューヨークのビーチは海開きしました!
そして気温も一気に!!火曜日の最高気温は32度でした!
この時期ニューヨークは一気に夏に衣替えします。
街はショーツとサンダルがいっぱい。
その合図が、月曜日のメモリアルデーというホリデー。
メモリアルデーというのはもともとは
南北戦争で亡くなった兵士たちを追悼するホリデー。
今も戦没者を悼み、同時に世界中にいるアメリカ軍の兵士たちに敬意を表す日。
でも多くのアメリカ人にとってこの3連休はアメリカ中が夏の始まりを祝う日。
あちらこちらに出かけますが、一番人気の目的地は、ビーチ。
この週末はアメリカのビーチはどこも、海開きするんです。
実は私も、ビーチに行ってきました!
以前から何度か話に出たことがあるコニーアイランド
マンハッタンから地下鉄で行けるビーチ。
1時間くらいかかりますが、どこまで行っても均一料金だから、
片道$2.75、往復でも$5.50 500円たらずで行ってこれちゃう!
まさに庶民のビーチとして、長い歴史があるコニーアイランドは、
他の数あるビーチとはひと味違う、
文化の香りもあふれています。
大幅に先取りして海開きしちゃったニューヨークからのレポート
今日はみなさんを、このコニーアイランドにお連れします!
マンハッタン、タイムズスクエアから地下鉄Qトレインに乗っておよそ1時間、
コニーアイランド駅に到着。
ドーム天井の大きな駅を出ると、駅前に現れたのは、
7月4日独立記念日のホットドッグ早食いコンテストで知られる、
ネイザンズの本店です。
日本人のフードファイター、タケル・コバヤシが6連覇したのは記憶に新しいのでは?
店の外壁には歴代チャンピオンの名前がずらりとならんでいます。
ビーチに向かって歩き始めると、右手にちょっとあやしい見せ物小屋が
いくつも見えてきます。
コニーアイランドは19世紀前半からリゾート地として栄えていました。
かつてはちょっと日本の昔の温泉地のような感じで、
90年代まではちょっと怪しげな雰囲気も残っていたんですが、
ここ数年再開発が進んで、 すっかりファミリーフレンドリーな場所になりました。
さて左手に見えてきたのは遊園地です。
ここの遊園地も歴史が古く、サイクロンというジェットコースターは
1929年建造のアメリカ最古の木造コースター。
これかなり怖いです。
1920年からある観覧車もここの名物。高さ46メートルもあります。
そして遊園地のすぐ目の前には、大西洋が思い切り開け、
白いさらさらの砂の大きなビーチがどこまでも広がっています。
真夏には満員になってしまいますが、
今はまだすいていて、のんびりした雰囲気。
どちらかと言うと、ビーチの手前のボードウォークの方がにぎわっています。
ボードウォークってわかりますか?
よく映画なんかにも出て来るビーチ沿いの遊歩道で、
木材を組んで作ってあるからボードウォーク。
ここをジョギングしたり、自転車で走ったり、ベンチで海からの風に吹かれたり。
アメリカのビーチ文化に欠かせないのがボードウォークです。
さあボードウォークから階段をおりて、波打ち際まで歩いていってみましょう。
大西洋の水はこの時期まだかなり冷たいので、
大人は主に日光浴、
読書している人もいます。
それぞれが好きなように、ビーチのライフスタイルを楽しんでいる、そんな感じ。
でも子供たちは思いっきり水につかって、
波が来るたびにはしゃいでいてとても楽しそう!
大人も負けてはいません、
水から上がってきたばかりの女性に声をかけてみました。
「私の名前はパムです。ペンシルバニアに住んでいますが、
生まれ育ったのはニューヨーク、
ホリデーなのでニューヨークに住む二人の娘を訪ねてきました。
ニューヨークのビーチは最高。今住んでいるところには海がないので、
とてもなつかしいんです。」
パムさんに、水は冷たくないですか? と聞いたら?
「すごくリフレッシュしました。太陽が輝いて水は透き通っていて、
素晴らしく美しいんです。 それにまだすいているのもうれしいですね。
水はちょっと冷たいですが、とてもいい気分です。」
コニーアイランドのいいところは? という質問には、
「何と言っても地下鉄で簡単に来れて近いことですね。あとは色々楽しめること。
名物も色々あるし、今日はクラムチャウダーとホットドッグを食べました。
ニューヨークにいた頃は本当に良く来ました。
夏の間毎週末は海。
夏だけでなくて、どんな季節でもビーチは最高ですね。」
パムさんの隣で、
娘さん二人は砂浜に寝そべって日焼けの真っ最中。
さあここでビーチデートの真っ最中のカップルにも、
ちょっとおじゃまして話聞いちゃいましょう。
「僕の名前はジェイコブ、オクラホマ出身でニューヨークに住んで2年半になります。
コニーアイランドはとてもいいところですよ。面白い文化もたくさんあります。
あやしい見せ物小屋とか、ホットドッグ早食いコンテストとか。ユニークです。」
さあ最後に、波とたわむれる子供たちを見守っている、
ママとパパにも話しかけてみました。
「コニーアイランド大好きです。子供たちもここで遊ぶのが大好きなんです。」
と、ここで子供たちが海から上がってきました。
どんな気分、寒くないの?と聞いたら「全然、すごくいい気分」と答えてくれました。
とってもすてきな水着ね、とほめたら、
「これは私のベストの水着じゃないの、それは次に来る時にとってあるの」
と言っていました。
このファミリーまた来週末、ここに来るそうです。
都会の真ん中に住んでいても、ウィークエンドはビーチ、
コニーアイランドのさわやかな風といっしょに過ごす夏は、
ニューヨーカーのライフスタイルの一つでもあります。
佐藤めぐみ ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー
。アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://ameblo.jp/meguminy