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8月16日(火)のフラワーレポーターはナミビアにお住まいになって、9年。現地で、ツアーオペレーターをされている「ローゼンバーグ千晴」さんです!

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◆ナミビアの観光スポットを紹介していただけますか?


観光スポットはまず赤い砂漠、ナミブ砂漠ですが、最古の砂漠の一つと言われていま
す。有名スポットはさすがに観光客が多いのですが、少し砂漠を歩くとひと気のない、どこまでも続く砂丘の海にたった一人立つことが出来ます。風が作る美しい砂の紋様や砂丘の鋭い稜線は、夜明けの直後がオススメです。昇っていく太陽が砂の影や色を刻々と変えていきます。今年は雨が多かったので、砂丘と砂丘の合間に野生の百合などの花たちが見られたそうです。雨の多い年だけ咲く花たち、砂のしたでじっと自分たちの時間をまっているのだと思いますが、ロマンチックですよね。


Safariはエトシャ国立公園が有名です。ライオンやチーター、ヌーやシマウマ、キリン、ゾウやサイなどの野生動物の王国で、乾燥している国だけあって、ヤブや木が少ない分だけ動物が見やすいです。乾季は特に動物が水飲み場に集まってくるので、探しやすいですし。
夜は夜でライオンのほえる声が聞こえたり、水飲み場での動物たちのドラマが見えたり、アフリカの野生の夜という雰囲気バッチリです。
国立公園でなくても、その他にもチーターにさわれるファームや小さい野生保護地区が沢山あり、大自然でいっぱいです。


◆「ヒンバ族」という上半身裸で暮らしている部族もあるそうですね?


ヒンバ族に関しては、ナミビアには見所が沢山ありまして、美しい部族です。上半身裸で赤い土に脂を混ぜたものを毎日身体に塗りかえたり、野生のハーブをいぶしてその上にしゃがみ、炊き占めることで体をきれいにするのが風習で、お風呂には入りません。(水の少ない国ですから)もちろんシャワーも浴びません。ただ、この赤い土の脂が日焼けどめ、虫除け、乾燥よけクリーム、そして脱毛の役割も果たしているそうでみんなツヤツヤで美人が多いです。ただ、教育、文化の波は当然ナミビアにも訪れておりますし、伝統的な暮らしを続けるヒンバはどんどん減って来ています。あと十年持たないのではといわれています。


◆ナミビアに行った時に、会話に花が咲くような「役に立つ一言」


よく聞く言葉は'n boer maak 'n plan. で、farmerに任せておけば何とかなる、の様な意味です。何もないところでも一休さんのように何らかの策を講じるさ、という感じで自分たちの臨機応変さを誇るようないみもありながら、冗談半分で使われることも多い言葉です。