2013年03月 アーカイブ

2013年03月28日

【Webラジオ】3月28日(木)アメリカ ニューヨーク

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3/28(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、シェリーめぐみさんからの報告です!


ニューヨーク、また月曜日に雪が降りましたが、
今日はやっと平年並みの気温になってきました。
最高気温は9度。

そして春を告げる行事も次々に!
今度の日曜日はイースター・サンデー、
そして月曜日からユダヤ教のパスオーバーというホリデーも始まっています。

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花の季節まではあと少し。。。ですが、
今日がフラワーズ、シェリーめぐみ最後のレポートになってしまいました。

なんと4年間! 毎週ニューヨークからお届けできたなんて光栄でした!
ずっと聞いてくださったみなさん、本当にありがとうございます。
この4年間、ホントにいろんなニューヨークをお伝えできたと思います。

コンサートやミュージカル、テレビ番組などエンタメ最新情報、
ファッションなどのトレンド、ライフスタイル情報、
ニューヨークで盛り上がってる日本の音楽や文化の話題もたくさんお届けしてきました。

過去の番組のブログを見ていたんですが、Chigusaさんとの初めてのレポートは、
あのスティーブ・ジョブスが亡くなった直後のレポートでした。

そして今日、最後のニューヨークレポートは、
しめくくりにふさわしく、ラッキーな話題で始めたいと思います。

宝くじ。

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アメリカではLOTTERYと呼ばれますが、

先週土曜日またものすごい金額が当たった人が話題になりました。
そのなんと$338 million. 日本円にすると319億円!!

これに当たったのはいったいどんな人なのか、
そして、なんでアメリカの宝くじはこんなに金額が大きいのか?

今日はラッキーな気分でUPBEATにスタートです。

アメリカにはたくさんの宝くじがありますが、
一番賞金額が大きいのはPOWERBALLとMEGA MILLION

今回のはPOWERBALLでした。

1枚$2 毎週水曜日と土曜日に抽選があります。
基本の賞金は$40†million ですが、当選者がいない場合、
売り上げ金の一部とともに次の抽選にもちこさされ、
どんどんふくれあがって行く仕掛けです。

賞金が100億円を超えたくらいから話題になり始め、
ますます多くの人が買い始めてすごいことになります。

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今回は319億円でWINNERが出ましたが、

POWERBALLのこれまでの賞金の最高金額は、$587.5MILLION=554億円
去年の11月でした。

でも実はこれが宝くじの過去最高ではありません。

もうひとつのMEGAMILLIONで
去年の3月出た過去最高の賞金額は、$640MILLION =604億円 
 
まさにアメリカンドリーム!!

いったいどんな人が当てるんだろう? と思いますよね!?

ちなみに今回の319億円が当たる確立、
なんと1億7千5百万分の1だったそうです!

当てたのは、
ニューヨークのすぐお隣、ニュージャージー州に住む男性、
名前は、ペドロ・ケザーダさん、45歳。
ドミニカ共和国からの移民です。

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26年前、19歳で移民してきて、
ニュージャージーで小さな食料品店を経営していました。
でも2006年、借金がふくらみ、家族と住んでいた家を失ってしまいます。
さらに2009年にはお店が火事になるなどの不運にあいますが、
それでも1日15時間働いて家族を支えきたといいます。

そのペドロさんの楽しみが宝くじを買う事だったそうなんですね。

今回もまさか自分が当たるとは思わなかった。
でも、くじを買ったお店から当選ナンバーが出た!というニュースを聞いて、
だめもとでお店に行ってみたそうです。

ここで調べてみたらなんと自分だったんです!

スペイン語しか話せないペドロさんは記者会見で、
「とにかく本当にうれしい。」と満面笑顔でした。

そして最初に何を買いたいですか?と聞かれ、
「まずいい車がほしいね」と答えていました。

本当にアメリカンドリームですよね!

ペドロさんは明るくて面倒見がよくて、近所でも人気者だそうですが、
「これからはもう働かなくていいから、地域のために貢献したい」とも言っていたそうです。

ペドロさんこれからどんな人生になるんでしょうか? 

いやーうらやましいなー。

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話は変わりますが、あなたは自分がラッキーだと思いますか?
もとい、
今ハッピーですか?

実はニューヨーカーの8割以上が、今の生活に満足、幸せに感じているという
調査結果があるんです。
アメリカいち物価が高く、失業率も全米平均以上、
5人に一人は貧困ライン以下で生活、
中流家庭の資産価値は90年代の前半並みに下がってしまっている中、
この数字はやはり高い印象があります。

さらに同じ調査で、8割以上が未来を楽観的に考えていました。

この理由は、
ニューヨークの経済が全米平均より、早いピッチで回復していること、と
分析されています。

確かに「幸せ」と感じる大きな要素は「未来への希望」で、
将来が不安だと、幸福度が下がってしまうのが人間ですよね。

でもそれだけでなく、
私は、ニューヨーカーってもともと楽観的な人の集まりだと思ってるんです。

楽観的な大きな理由は、
ニューヨーカーの多くが移民かその子供たちだから。

何せ市民の3割は外国生まれ。
新しい街に希望を求めてやってきたものの、
必ず当たるのは言葉やビザの壁、
これはもう苦労するために来ているようなものです。

こうなると、楽観的でないとやっていられないし、
逆に楽観的だからこそ
新たな地に希望を求めて移民するのでしょう。

だから些細な事にも幸せを感じる。
今日は何も問題がなくて幸せ
自分が好きで選んだ場所で生きられてラッキー

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レベルが低い幸せかもしれませんが、
「幸せの基準なんてその人自身が決めればいいのよ」というのもニューヨーカー。

さらにニューヨーカーの過半数は白人以外の黒人、ヒスパニック、アジア人など。
今はもちろん法の上では平等ですが、
差別の歴史のネガティブな要素をポジティブなものに変えるためには、
強いオプティミズムが必要です。

そして最後に、楽観的な気分は伝染します。
「大丈夫、きっとうまくいくから」、
「明日はいい日になる、いや絶対いい日にしようね!」
と言葉をかけあっていると、そこに希望が生まれ、元気が出てくる。

言葉の力は想像以上にずっと強いんです。

この街では楽観的でいるのは生きるため、幸せでいるための力。

よく日本人の友達に「ニューヨークに来ると元気が出る」と言われますが、
そんなポジティブなエネルギーが充満しているからでしょう。

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この4年間、少しでもそんなニューヨークに行った気分に、
みなさんになってもらえるようなレポートを一生懸命やってきました。

そんな楽観的なシェリーめぐみのレポート、今日で最後ですが、
もし気が向いたら私のブログ、
megumiradio.comにも遊びに来てみてください。

これまで本当にありがとうございました。

そして、いつもレポートの最後にナイスにレシーブしてくれて、
いつもいつもポジティブでみんなの元気のもと、キラキラ輝いているChigusaさんにも
ありがとう!

またすぐに会えますように!
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シェリーめぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com

【Webラジオ】3月27日(水)エクアドル キト

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2013年03月27日

【Webラジオ】3月26日(火)南極 昭和基地

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2013年03月25日

3月25日(月)はマーク・パンサーさんのレポートです

今日のフラワー・レポーターは、なんと!あの「マーク・パンサー」さんです。

現在は、フランスを拠点に活動されているマークさんですが、
あさって3月27日には、アルバム『globe EDM Sessions』がリリースされます。
これは、globeの再活動の第一歩となるアルバムのようです!


Qこんにちは!新年一発目のWFN以来ですね。
 マークさんは、今、どちらにいらっしゃいます?
 お天気はいかがですか?


お久しぶりです。今は、長野。天気はいいよ!
昨日は浜松でライヴをして、今日1日だけ空いたんで、オフで温泉に入りに長野に。
明日はまた東京、大阪と続きます。


Q様々な活動を続けているマークさんですが、今は、おもにどんな活動を?


今は、一年間温めていたRemixアルバムがついにリリースになるので
それに合わせてDJライヴをやっているという感じです。


Q EDMというのはエレクトロ・ダンス・ミュージックという意味なんですよね?


クラブミュージックですよね。クラブで大きな音で聴いて踊るのが
エレクトロ・ダンス・ミュージックじゃないでしょうか。


Q今回、globeが久しぶりに活動を再開することになった
 キッカケは、なんだったんでしょう?


TKと飲んでいた時に色々な話をしていて
「Remixを作って、日本のクラブでかけているんですよ」という話をして
「聴かせてよ」みたいな。
そのときちょうど、「SWEET PAIN」か「Feel Like dance」を聴かせたんですけど
「いいじゃん!やろうよ」ということになって。
これをクラブで流すことによってKCOがリハビリから戻ってきて
ちょうど2015年がglobeの20周年なので、それに向けてやろうよということで
アルバムを出すことになりました。


Q「SWEET PAIN」も「Feel Like dance」も収録されていますね!


されてるんだよ~。
一番最初に作ったのは「Love again」かな。
その後に「Feel Like dance」を作ったんだよね。


クラブでかけると盛り上がるんですよ。
世代の人は「うわーー!!」っていくんだけど、若い子達もくるんですよね。
クラブっていう現場で作るのと、スタジオで作るのとちょっと違うじゃないですか。
作ってみんなの反応を見ながら、また持ち帰ってまた作ってというのを
ずっと一年繰り返してたんです。


Qアルバムは、どんな風に作っていったんでしょう?
 フランスと日本を行ったり来たり?


そうそう。日本には月末に来て、作ったものをどんどん投下して
みんなの反応を見て、盛り上がるピークにいくまで作りこんで
向こうに戻ってまた戻して…というようにやってました。

現場主義者なんです。大好きなんです、現場が(笑)
作ったものを現場でやると、ダメだったら何がダメか分かるじゃないですか。
前後にかける曲も、今や世界のEDMでLMFAOとかデヴィッド・ゲッタとかなので
その間でも持つような曲を作るためには、現場でやるしかないなということで。


Q曲順や流れとかも大事ですよね?


大事、すごい大事!
ピークの時にやるわけだから、現場にいないとダメなんです。
みんなと触れ合っていないと。でも好きだから上手くいってるんでしょうね。
大好きなんですよ、そういうところにいるのが。


Qところで相変わらず、早起きしてますか?お弁当は作ってます?


月の頭の平日とかはあっちに居るんで、常に作ってますよ。
味覚が一番脳を刺激するので、大きくなった時におふくろの味じゃなくて
「パパの味」というのが残ってくれたらいいなぁと。


Q今後は、どんな活動が待っていますか?


まだまだ続けていくんで、けっこうツアーも回って
6月にはBIG BEACH FESという2万規模の大きなイベントも待ってるんで。
もちろん新しいものもどんどん作っているんですよ。
EDMってクラブではすぐに古くなっちゃう傾向があるので。
新しい曲を常に作りながらずっと回っていますね。


あとオリジナルも色々作ってるんで、秋ぐらいにどんどんやっていこうと。
今けっこうクラブでも流しているんですよ。
みんなこれがマークのオリジナルとは知らないでノってるんですよ。
それも去年一年と一緒で、ピークにのるまで
フランスのチームと「ここをこうしよう」というのをやっているんですよ。

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【Webラジオ】3月25日(月)マーク・パンサーさん再び登場!

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2013年03月21日

【Webラジオ】3月21日(木)アメリカ ニューヨーク

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3/21(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、シェリーめぐみさんからの報告です!


アメリカでは春分の日を、First Day of Springと呼んでいます。
「春の最初の日」 ということなんですが、

一昨日はまた雪が降り、しぶとく冬が居座っています。

でも気分はそろそろ春!
この季節はブロードウェイの注目作が始まる季節でもあります。

映画のアカデミー賞にあたる、トニー賞が6月にあり、
これにぶつけて3月〜4月に話題作をスタートさせるんです。

そんな中から、新作を今週見て来ました。
「MOTOWN, THE MUSICAL」

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モータウンと言われてピンとこなくても、
あのマイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーが所属していたレコード会社と言えばわかりますよね?

1959年に設立して以来、「モータウン・サウンド」と呼ばれるブラックミュージックは
アメリカだけでなく世界中で大ヒットしました。

ビヨンセとジェニファー・ハドソンが出た映画「ドリーム・ガールズ」、
あの中でジェイミー・フォックスが演じていた、レコード会社の社長、
あの役は、モータウンの創立者、ベリー・ゴーディをモデルにしたと言われています。
このベリー・ゴーディ、
マイケルやスティービー、ダイアナ・ロスを世に出したプロデューサーとして
アメリカでは伝説的な存在、
この人がいなかったら、
黒人の音楽はここまで世界に浸透しなかったとまで、言われています。

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映画ではちょっと悪者な感じでしたが、
このミュージカルはこのベリー・ゴーディ自身が脚本にたずさわっているんです。

そしてミュージカルナンバーはアメリカ人ならみんな知っているモータウンヒッツ、
60曲以上も!!

ステージだけでなく客席も全編歌いっぱなし、踊りっぱなし
MOTOWN THE MUSICALを今日はレポートします!
3月11日にプレビュー公演が始まったばかり
「MOTOWN THE MUSICAL」
1週間でチケット売り上げ1億円を超え、早くもヒット中です。

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そして8日目の今週月曜日、
マンハッタンは横なぐりの雪が降る寒—い夜でしたが、
ブロードウェイのラント・フォンテイン劇場の前には長—い行列ができていました。

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「MOTOWN THE MUSICAL」の開演を待ちながら、
既にウキウキのお客さんたちに、声をかけてみました。

アイリスさんが見に来た理由は「モータウンが好きだから」
彼女が好きなのはシュープリームス

次の女性はスティービー・ワンダーの大ファン

そして最後のお母さんは、モータウン・アーティストの名前が止まりません。

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テンプテーションズ、スモーキー・ロビンソン
マービン・ゲイ、
グラディス・ナイト&ピップス
フォートップス、
スティービーワンダー
マーヴェレッツ、

そして、子供時代のマイケル・ジャクソンがいたジャクソンファイブ

アメリカの60年代から80年代を代表するトップアーティストとヒットナンバーを
まるでマシーンのように送り出したモータウン・レコードですが、
最初はとても手作りなレーベルでした。

創始者のベリー・ゴーディは1929年デトロイト生まれ、
厳しい人種差別の時代に育ち、
最初はプロボクサーになります、
音楽に転向して、1959年、30歳でモータウンをたちあげます。

黒人のレコードレーベルとして初めてヒットを連発。
でも彼の最大の功績は、
それまでの黒人音楽だったジャズやブルースではなく、
もっとポップで
白人も黒人もみんなが歌って踊れる「モータウンサウンド」を作り出したこと。

そんなモータウン誕生のストーリーと共に、
ハッピーでエネルギッシュなモータウンヒッツを歌って踊る役者たちがすごい!
よくまあこれだけのキャスティングをした!と感心するくらい、みんなうまいし、
とにかく本物そっくり!

ダイアナ・ロスも、スモーキー・ロビンソンも、
まるで本人が乗りうつったかのようなんです。

そして1曲ごとに拍手喝采、
立ち上がって踊りながら、いっしょに歌っているお客さんもいっぱいいました。
まるで歴代のモータウンの
スーパースター総出演のコンサートを見ているかのようです。

そしてオーディエンスの目が釘付けになったのが、
子供時代のマイケル・ジャクソン役のJibreel Mawry(ジブリール・マウイー)くん11歳
声もルックスもダンスもマイケルそのもの!!というくらい素晴らしい!
彼はこれからもっと有名になると思います。

そして「MOTOWN THE MUSICAL」は
ただの成功物語ではありません。

アーティストとスタッフがまるでファミリーのようにいっしょにがんばって、
これだけのヒットを飛ばしても、
しょせんはインディーズレーベル。
メジャーに大物アーティストを、
巨額の契約金で引き抜かれてしまったり、
それでも何度も不死鳥のごとく蘇りますが、
結局はメジャーレーベルに身売りせざるを得なくなってしまうんです。

そんなモータウンストーリーの一方で、
人種差別と戦ったアメリカ公民権運動や
ケネディ大統領、そしてキング牧師の暗殺など、
激動の歴史が織り込まれています。

そして、こんなシーンも出てきます。
黒人を見下している白人のラジオDJが、
モータウンの黒人プロモーターを
「ウチはブラックミュージックはかけないよ、ポップステーションだからね」と追い返す。
でもやがて、モータウンの曲が大ヒットするようになると、
白人ステーションもかけないわけにはいかなくなっていった、
そんなエピソードが象徴的に描かれていました。

一方でこうした人種の軋轢だけでなく、
モータウンサウンドを愛する白人たちは、
音楽を通してブラックカルチャーへの理解を深め、
人々の気持ちが通い合うきかっけになっていったんです。

モータウンサウンドの今の音楽シーンへの影響は計り知れませんが、
それだけではありません。
オバマ大統領も、
モータウンがなかったらホワイトハウスには座っていなかっただろう、
という人もいます。

そのオバマ大統領自身もモータウンの大ファンのようで、
2年前にはホワイトハウスにスティービー・ワンダーとスモーキー・ロビンソンを招待してコンサートも行いました。

アメリカ人にとって、
「モータウン」はまさに、SOUNDTRACK OF OUR LIVES人生のサウンドトラック。

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色々解説しましたが、
こういう歴史がわかると、ミュージカルはもちろん、
モータウンの曲を聞くときにもちょっと違って聞こえるのではないかと思います。

みなさんもぜひニューヨークに来る機会があったら、「MOTOWN THE MUSICAL」おすすめです。
そしてモータウンサウンド、聞いた事のない人がいたらぜひ聞いてみてください。
人種や国境を越えて、本当にハッピーにしてくれる音楽、
そして人と人とをつないでくれる音楽ですから。

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シェリーめぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com

2013年03月19日

【Webラジオ】3月19日(火)アイルランド

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2013年03月18日

3月18日(月)はアメリカ・ニューヨークから真田薫さんのレポートです

今日の海外の話題と言えばやっぱり「WBC」の準決勝、
日本vsプエルトリコの一戦です!
残念ながら1-3で日本は敗れてしまいましたが…
WBCについて、ニューヨークにお住まいのスポーツジャ―ナスト
真田薫さんに、レポートを届けていただきました。

今日のカギとなったのは、やはり2番の井端選手でしたね。
主峰の阿部もチャンスがあったのに活かせずに残念な結果に終わったんですけども。

今回会場となったサンフランシスコは、全米でもアジア系・日本人が多い地域。
スタンドにも多くの日本人ファンの姿がありましたが
プエルトリコの勢いには及びませんでした。

プエルトリコは準々決勝でアメリカを破っていますので、波に乗っていまして
彼らはWBCでの決勝進出は初めてなんですが
初めての決勝進出を決めたのが、この大会で2連覇を果たしている日本を破って
ということで、彼らにとってはとても嬉しい勝利だったと思います。

私は現在大リーグのスプリングトレーニングの取材にフロリダに来ているんですが
こちらでも選手達はWBCを見ていたんですよ。
クラブハウスにテレビがあるので、自分達のオープン戦そっちのけで
見入る姿もよく見られました。
例えば、先日レッドソックスでは上原選手や田沢選手が侍JAPANに
エールを送っていましたよ。

面白いのが、自分達のチームから各国のチームメイトが出ていますよね。
なので、チームメイトがTVに映ったりするとクラブハウスが非常に盛り上がる訳です。

プエルトリコVSアメリカの時は、レッドソックスのデラトーレ選手が
いい場面でリリーフに出たりしたので、それを見た田沢選手が
「おー!デラだ!」というような声援が各国の選手に向けて送られていて、
非常に楽しい光景が繰り広げられていました。

驚いたのが、早々に敗退したWBCの出場選手達がすぐにキャンプに戻ってきて
合流するんです。翌日には戻ってきます。
レッドソックスだとアメリカのビクトリーノ選手は、
昨日にはキャンプに戻ってきて、アメリカが敗退した感想なんかも
語ってくれたりしました。
アスリート達も休む暇なく働いています。

アメリカメディアのWBCの報じ方に、アメリカのお国柄がよく出ていました。
もともと、世界一よりもアメリカ一という考え方があり
世界大会にそこまで興味がないんです。
しかし、今回でそれではWBCに勝てないと痛感したと思います。

特に日本の緻密なスモールボールというスタイルが
プエルトリコやドミニカのような楽しくいっぱい打って勝とうという
明るい大雑把な野球に敗れた形になっていますので
アメリカも4年後のためには意識を変えていかないといけないと痛感したと思います。

侍JAPANもチャンピオンに返り咲くべく、策を練ってくると思うので
気が早いですが4年後が楽しみです。

【Webラジオ】3月18日(月)アメリカ ニューヨーク

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2013年03月14日

【Webラジオ】3月14日(木)アメリカ ニューヨーク

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3/14(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、シェリーめぐみさんからの報告です!

今日は新しいローマ法王が決まりましたね。フランチェスコ1世。
世界12億人のカトリック教徒のリーダー、
そして歴史始まって以来、中南米の枢機卿が選ばれました。
ニューヨーカーもラテン系多いので、大きな話題になっています。

そんな華やかな話題もある一方で、
ニューヨークも今週月曜日で東日本大震災から丸二年を迎えました。

このレポートでも、
ニューヨークでのさまざまなチャリティや募金運動などをお伝えしてきました。

私自身もFellowship for Japanという草の根グループの一員なのですが、
今年も去年に続き、ニューヨーク市内の教会で、
「Together for 311」という追悼式を行いました。
今年もニュースなどで見てくださった方もいると思います。

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2年目ということで、どれだけの方が集まってくださるのか、心配ではあったのですが、
私たち自身も気づかなかった、多くのニューヨーカーの思いを知ることができました。

今日はそんなニューヨーカーから、日本のみなさんのメッセージをお伝えしたいと思います。

ニューヨーク時間3月10日(日)夕方、日本の3月11日朝にあわせて開催した
「Together for 311」

去年は予想を大きく上回る、1000人以上の方が集まったのですが、
今年もどれだけの人が来てくれるかまったく見当がつきませんでした。

準備の合間をぬって、主催者代表、
ニューヨーク在住のシンガーソングライターAK(柿原朱美)さんに、
この追悼式を迎える今の思い、去年と今年でどう違うのかを聞いてみました。

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「このTogether for 311は、何のために私たちがスタートしたか、
そのもともとの意味に立ち返ると、ニューヨークからは遠い日本ですが、
被災地に住んでいる方々、そして犠牲となられた方々に祈りを贈ろう、
そのための場所を作ったので、そういう意味では気持ちはまったく同じ。
そして今被災地に住んでいる方々に、
“忘れてないからね、ニューヨークからみんなが気持ちを寄せて、いっしょに復興させて
行こう”というメッセージを贈るつもりなので、その気持ちは変わっていないです。」

AKさんの言葉に答えるように、
夕方4時の会場とともに続々とニューヨーカーが会場に入ってきました。
何人かにお話を聞きました。
この女性は、
「私は東京にいて、震災の経験をしまして、あっという間に時がすぎてしまったのですが、
まわりの人が過去の出来事として受け止めているのが気になって、
これを将来伝えていかなければならないなと、強く思っています。」
このアメリカ人の男性は、
「僕の妻は日本人で、これまでに13回日本に行きました。
2年前の津波と地震は本当に悲しいできごとで、一度も忘れたことはありません。
こうやって支援ができ、思いをはせることができるのは私たちにとてとても重要です。
このようなイベントが毎年あるといいですね。人は忘れやすいものだから。」
そして彼の奥様は、
「こちらの、アメリカの報道が全然ないのがちょっとショックですね。
ボランティアに(被災地に)一度うかがって、現地の人がよくおっしゃっていたのが、
“忘れられるのが一番怖い”とよくおっしゃっていたので、忘れてない人がいるって事を
伝えたいですね。」

それぞれの思いを胸に集まったニューヨーカーたち。

まずニューヨーク日本領事館総領事の広木大使からの英語の開会メッセージ
そして、黙祷が捧げられました。

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会場の灯りが消え、
来場者にお渡ししたペンライト型のキャンドルが、
静かにゆれていました。

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そして来場者の目が釘付けになったのは、
被災地のたった今を伝えるビデオメッセージです。

今年は、自らも被災しボランティア活動を続ける「遠野まごころネット」の臼沢良一さん、
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宮城県石巻市で被災、「こまっちゃぐれタオル」という
チャリティータオルを作っている女性たち、
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そして、福島県郡山市で、子供たちのための屋内運動施設を運営している、
ペップ子育てネットワークの菊池信太郎医師などからのメッセージが寄せられました。

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そのお話の中で
「なかなか外遊びができない子供たちの肥満が問題になってきている」
という一言に驚きました。

また、こまっちゃぐれタオルを作っている女性たちは、
震災当時の話をする時には曇っていた表情が、
「みんなでいっしょに作りながらおしゃべりするのが楽しくて」
とあふれるような笑顔になる、
その姿が本当にいとおしく感じました。

そして去年もメッセージをくれた
福島県相馬市、みなと保育園の子供たち、

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ここにはAKさんが何度も訪れ、
子供たちが書いた絵をラッピングペーパーにして販売、
その収益を寄付するなどして支援を続けています。

今年も元気な歌と共にメッセージをくれました。
「みなと保育園は元気です。がんばっています。一歩一歩前進しています。
ニューヨークのみなさんありがとう。」

観客の中には涙ぐむ人もいました。

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この追悼式のために駆けつけてくれたゲストの一人が
911の遺族であり、
Peaceful tomorrows 平和のための911遺族会のメンバー、
グロリア・ウィリアムズさん。

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グロリアさんからのメッセージです。

「まずこうしてサポートできることは私たちにとってとても重要です。
なぜなら、私たちは遺族のみなさん、家を失ったみなさんの気持ちがわかるからです。
私たちのグループは、愛する人を失った痛みを
世界の平和のための活動に変えるために生まれました。
他の人のために何かすることで、この痛みをポジティブなものに変えることができるんです。
私が日本のみなさんにアドバイスできるとしたら、
同じように誰かのために良いことをすることで、
ネガティブな状況をポジティブに変え、
過去に生きるのではなく、希望をもって未来に進んでいくこと。
そして大切なのは、
子供たちにそれを教えていくことだと思います。」

グロリアさんの思い、
そしてニューヨークに住む人々の思いがひとつになった追悼式、

来場者は520人、去年の半分でしたが、
集まった寄付金$11000(およそ100万円)は、去年とほとんど変わらず、
みなさんの熱い支援の気持ちを感じることができました。
この寄付金は全額が被災地に贈られます。

「離れていても思いは届けられる。」
そして「決して忘れない」という私たちのメッセージが、
被災地に届いてくれることを心から願っています。

* 去年来場者に書いていただいたメッセージカードは、4つのアルバムに分けて被災地に贈られ、そのうち1つがみなと保育園の子供たちや親御さんからの返信メッセージと共に戻り、残りの3册はまだ被災地をまわっています。
今年もみなさんに書いていただいたカードをアルバムにして、被災地に贈る予定です。

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写真協力:
TOGETHER FOR 3.11 SECOND ANNIVERSARY MEMORIAL FOR JAPAN Official Photography
© Romi Uchikawa & Shino Yanagawa

もっと多くの写真、日本での新聞、ニュースへのリンクは公式フェースブックページからどうぞ。近日中にビデオメッセージもアップされますのでぜひチェックしてくださいね。
http://www.facebook.com/TOGETHERFOR311

シェリーめぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com

【Webラジオ】3月13日(水)ノルウェー オスロ

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2013年03月12日

【webラジオ】3月12日(火)イタリア

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2013年03月07日

3/7(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、シェリーめぐみさんからの報告です!

震災から間もなく2年
つい先日ニューヨークである映画が上映されました。

「311ここに生きる」

ニューヨーク在住の我謝京子監督が、東日本大震災の被災地で撮ったドキュメンタリー
ニューヨークでは初めての、一度だけの上映だったのですが
多くの日本人、そしてアメリカ人で会場はいっぱいになりました

震災をテーマにしたドキュメンタリー、これまでアメリカでも何本か公開されていますが、
女性が主役というのは初めてかもしれません。
彼女たちの姿、言葉から教えられることもたくさんありました。
今日は我謝京子さんのインタビューも交えてお伝えします

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我謝京子さんはロイター通信のニューヨーク特派員でもあり、
みずからの911の被災体験を綴った「母の道、娘の選択」という作品で
2009年に監督デビューしています。

その映画の上映会のために沖縄にいたとき震災が起こり、
テロと震災は違うけれども、
次の日から人生ががらりと変わってしまうという意味では同じと感じた。
それがこの映画制作のきっかけになったということなのですが、
今回上映されたのは被災地で撮影された映画、第二弾。

ニューヨークでの初上映会は立ち見が出るほどの大盛況でした。
上映後の交流会でキャッチしたお客さんは、

「ニュースを見てもわからない、被災地の人々の本当の姿を見たかったんです。」
「あれから2年、みなさんどうしているのかがわかる映画だといいなと思って来ました。」

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映画の中には、自宅も職場も失い、避難所や仮設住宅に住む女性
避難所生活しながら他の被災者のために、一生懸命働く女性
そんな彼らを自分ができることで支援しようとする女性。
たくさんの女性たちが登場します。

我謝さんは、そんな彼らの毎日に寄り添うようにカメラを向けて
その姿と言葉を映画に綴っています。

映画をとる前には50人もの人と会って話を聞いたそうですが、
その結果、ある決心をしたといいます。

「この映画は、編集がとても大変になるかもしれないけれど、
ナレーションを一切入れるのをやめよう、彼女たちの声を直接、観客に届けたいと思ったので。
本当に編集が大変だったんですが、みなさんの言葉でこの映画はつなぎました。」

ナレーションなし、
被災地の女性たちの言葉だけでつないだ映画、
そのおかげでまるで彼女たちと直接話しているような気持ちになって、
とても引き込まれました。

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そして、女性ならではの問題にも気づかされます。
女だから、この年齢だからもう仕事がみつからないのではという不安だったり、

さらにはっとさせられるたのは、
ある女性が余震の恐怖の中で、お味噌汁を作るシーンです。

「味噌汁を作ることで、余震と戦う。すごいなと思ったんですよ。
そういう何気ない日常生活というのがどんなに大事かということが、
破壊されるときに人々は気づくんです。」

我謝さんはさらにこう続けます。

「人間の心って強いなって思いました。もちろん折れてしまうこともありますけれど。
人はもちろん落ち込むし、泣いてしまうし、大変な事もたくさんあるけれど、
心の持ちようによって、時間とともにマイナスなこともプラスに変えられるんだなって。
もうだめだ、と思うより、今日は疲れたかもしれないけれど、明日のために何ができるのかな、と考える。仮設住宅の方々は、ゴミが落ちていて嫌だから、じゃあボランティアで自分たちで
ゴミを拾って気分よくなろうとか、そういう小さいことで女性たちが前へ前へと
進んでいることは、素晴らしいことで、本当にそれを伝えたいなと思いました。」

映画を見たこのニューヨーカーの女性も、

「あんな境遇にありながらも彼女たちは本当に強く、前向きに生きている。
とても自分と比べることはできないけれど、今の自分のくらしへの感謝の気持ちが
あふれてくる。とても強いメッセージを感じました。」

本当に見ている私たちの方が勇気や元気をいただいてしまったほど。

でもこの映画はここでは終わりません。

我謝さんにこんな質問をぶつけてみました。
この映画を作る課程で、我謝さん自身が難しい、つらいと思ったことはありませんか? 

「今の方があるかもしれない。作っている時は必死で作っていたけれど、今みなさんに、
どうしていますか?とお声をかけたりしたら。。。震災復興は時間がかかるので、
2年目の方が大変かもしれない。1年目というのは本当に必死で日々の生活を立て直そうと
エネルギーも出て来るけれど、二年目になってふと彼女たちも考えたりするかもしれない。
私もこれからどうやっていけばいいのかな、という時にすごく不安になります。
これからどうやってみなさんといっしょに第3弾、第4弾と作っていけばいいのかを
すごく考えています。」

復興はこれからの方が大変かもしれない、
と被災地を思いやりながら、
今後も彼らを映画に撮り続けると決めた、
我謝さん自身の、揺れ動く気持ちも感じました。

そして私自身も、何かできることはないだろうか、と改めて自分に問いかけました。

実はこの映画には、被災地のみなさんが
タオルを使って手作りしたゾウさん
「負けないゾウ」が出てきます。

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この負けないゾウ、上映後に販売されたのですが、
売り上げが被災地に送られるということで、
飛ぶように売れていました。

そしてもうひとつ、今回この会場では、
ニューヨークの被災地との交流もあったんです。
去年10月のハリケーン・サンディの被災地への
チャリティ募金も行われました。
この被災地の女性たちもかけつけ、
募金活動する日本人女性らと交流するなど、
被災地どうしを結ぶ上映会になりました。

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これからも少しでも何かしたい、というみんなの思いがつながって、
少しでも早く復興が進むよう、心から願っています。

シェリーめぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com

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