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1月21日(月)はアメリカ・ニューヨークから佐久間裕美子さんのレポートです

さぁ、大統領選挙も終わり、
オバマ大統領の就任演説にも注目が集まるアメリカですが…
大統領選の前に、アメリカ一周という企画で、アメリカを旅してまわった
ジャーナリストの方がいます。佐久間裕美子さんです。
今日は、その佐久間さんにお話を伺いました。


Qオバマ大統領の就任式ですが、例年だと1月20日に行われるんですよね?
 今年は、どんな様子でしょう?

                       
大統領就任の宣誓をする日は1月20日と憲法で定められているんですが、
今年は日曜日になってしまったので公式なイベントは明日21日に予定されています。


Qやはり就任式には、かなりの注目が集まるんでしょうか?
 

前回は初の黒人大統領が誕生したということで、盛り上がりお祝いムードが
強かったのですが、今回は予算の問題や長引く不景気などで
お祝いムードが薄まるのではという見方が強いですね。


Qオバマ大統領が選ばれたことについて、現在は、どんな評価となっていますか?


世論調査の結果を見ると、アメリカの半数以上の人たちが
オバマ大統領は過去の大統領より、多くの実績を残すのではと考えています。


Q佐久間さんは、選挙前、アメリカを一周したと伺いましたが、
 これは、どんな企画だったんでしょう?


2008年に雑誌の企画で、普段知り合うことのないアメリカ人が
何を考えているのか聞いて回りながらポートレートを撮るという企画をやったんですが
今回は4年後に人々の考えがどう変わったか知りたくて
フォトグラファーの女性と一緒にアメリカを回ったんですが
PRISCOPEで写真をリアルタイムでUPしていくという形でレポートしました。


Q実際にアメリカ一周してみて、いかがでした?
 

本当に行く先々で考え方が違いました。
大統領選挙や政治に期待することも、地域の農業や商業によって
考えや心配事も変わってくるのでそこが面白かったです。


特に南部では銃規制や中絶に反対だったりと宗教色が強くなったり
北部に行くと農業関係の問題が大きかったりとエリアによって様々です。


Q取材の際、苦労した点は、どんなところでしょう?


アメリカは車社会なので、北部だと割とフレンドリーに接してもらえるんですが
人口の少ない南部の小さな町に行くと話してくれる人を見つけるのが
大変になったりそこが一番難しいところですね。

普段生活するうえで感じることに始まり、最終的には政治の話なども訊きました。


Q今回の大統領選、これまでとの違いは、何か感じましたか?


2008年は「Change」という言葉がマントラとなりかなり盛り上がっていましたが
「連邦政府のことだから自分たちに関係ない」、
「どちらが大統領になっても自分達の暮らしは変わらない」という
政治に対する失望感や無関心な声も聞かれ
今のアメリカの問題を象徴しているように感じました。


Qそういう意味では、明日のスピーチは非常に大事になりますね。


これから具体的な政策の話も出てくると思うので、
実際どんな話を大統領がするのか注目しています。


明日は月曜日なのでアメリカの人たちは家のテレビで、
若い人たちはBarに集まってスピーチを見るイベントも
開催されるようなので楽しみです。