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1月16日(水)カンボジアから、西村 清志郎さんからのフラワーレポートです。

今日は、日本とカンボジアの知られざる繋がり、接点についての話題です。
◆ファッション、しかも日本の古着が結構人気なんですって?
そうですね、数年前から少しずつ浸透してきており、現在は一部セレクトショップ的な古着屋もありま
すね。


◆なぜ受けている?
やはり、日本製、もしくは日本から来たというのがちょっとしたブランド感となってるようです。また
カンボジアもアバクロやユニクロ、ナイキ等の縫製工場もある
のですが、いくら新品でも偽物やアウトレットも多く、そう言った物に価値を見出さない本物志向?と
いう人が増えてきたと言うのも理由の一つだと思います。あと
やっぱり古着でも日本のものは程度のいいものが多くきれいで、長持ちしますしね。
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写真1:リーバイスやエビスなどの古着もちらほら


◆どこで手に入るの? どんなものが出回っている?
一部のセレクトショップのほか、ローカル向けの市場などにもあります。商品としてはジーンズやTシャ
ツ、シャツ、靴などですね。

金額的にはジーンズだと10~25$程度、ナイキのスニーカーなどだと15~25$程度といったところでしょう
か。
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写真2:さまざまな靴が日本を含めた世界中から送られている。

◆タイとの国境に東南アジア最大の市場(ロンクロア)があって、そこに世界中の古着(特に日本や韓国)
が流れ込んでいるそうですが・・・

はい。シェムリアップからだと150kmほど離れた国境エリアのタイ側には巨大な市場があり、そこに様々
な古着、古靴等が売ってます。
結構ブランド品も多く、ずっと前にあったナイキやリーバイスのビンテージブームの時は日本からも仕
入れ業者も出入りしていたようですね。
現在は、業者から業者に対して、一袋いくらって感じで(米俵サイズ一袋で10~20$程度)売っているほ
か、きちんと商品として出せるように靴や服などは洗っ
てきれいにして販売も行っています。

そこからカンボジアの一部の業者が、売れそうなものを目利きして買っているケースもありますし、ま
た一部の業者は日本の知り合い等から人気型落ち商品や古着な
どを直接送ってもらったりしているようですね。

今後この傾向はしばらく続くとは思いますが、ファッションとしての人気傾向は日本よりも韓国に向い
てるのが現状とい言う感じですね。
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写真3:中にはケロロ軍曹のきぐるみまで。マスク部分は残念ながらなし。


写真・文: クロマーマガジン/西村 清志郎
サイト: http://krorma.com