HAPPY VALENTINE’S DAY!!
今日はバレンタインデーですね!
昼間タイムズスクエアに行ったら、交差点のど真ん中に
大きなハートの形のオブジェがありました。
直径8メートルくらいのハートは木の板を組み合わせて作られているのですが、
実はこの木材は、ハリケーン・サンディで大きな被害を受けた、
海岸のボードウォーク、木の舗道に使われていた木材。
「HEARTWALK」というタイトルで夜になると真っ赤なハート型ライトアップされています。
また今夜のエンパイアステートビルのライトアップも、赤とピンクと白
どちらも、もちろんバレンタインデーを祝っています。
こんなふうにアメリカでもバレンタインデーは盛んなわけですが、
もともとはキリスト教の聖人、聖バレンタインを祝う日で、
愛の日になったのは中世からだそうです。
そして18世紀頃から恋人同士で愛のメッセージカードを交換する日になり、
20世紀中頃からはカードだけでなく、チョコレートや花束などを贈るようになったそうです。
では2013年のバレンタインデー、ニューヨークではどんな事が行われているのか?
たぶん日本とはかなり違います。
いったいどう違うのか、
そしてアメリカにも義理チョコってあるのか? 今日はそれをレポート!
ニューヨークはさっき14日があけたばかりで、これからが本番ですが、
タイムズスクエアのドラッグストアのカード売り場に行ったら。。。。
アメリカでは大手ドラッグストアに大きなカードコーナーがあるのですが。。。
もうバレンタインデーのカードは半分以上売り切れていました!!
マンハッタンの街角で出会った20代の男性に、
まずアメリカのバレンタインデーはどんな日なのかを聞きました。 その答えは、
「もし恋人がいる場合、レストランなどでデートして、
男性から女性にチョコレートや花をプレゼントする日。」
まず最初のポイントは、
もし恋人がいる場合。。。。そうバレンタインデーの主役は恋人たち。
日本のように、好きな人に告白する日ではありません。
そして二つ目のポイントは 男性から女性にプレゼント
日本と真逆です。
同じくマンハッタンの20代のカップルに
「日本ではアメリカと逆で、女性が男性にプレゼントするんですよ!」と伝えたら
「僕は別にそれでもいいけどね」
「私は嫌よ、彼からもらいたいわ」
さあそして男性から女性に、プレゼントするモノ。
日本ではほとんどがチョコレートだと思いますが、
チョコと同じくらい大事なのが、花束。
街のお花やさんはいつもより花束の種類や数を増やして、
バレンタインデー用に特別に、
ぬいぐるみやチョコレートなどもいっしょに販売中
また街角にも臨時の花売りが登場。
男性のお客さんが真剣にお花を選んでいました。
では次に、気になる義理チョコについて、この男性に聞いてみましょう。
「日本には何人もの同僚や友達にチョコレートをあげる習慣があるんですけど。。。」
「えー、それって最悪。そんなにたくさんにあげたら、特別な感じがしなくなるじゃないか」
最悪!という答えからおわかりになったと思いますが、
こちらでは義理チョコというものは存在しません。
プレゼントをあげるのはあくまで「特別な誰か」に限るんです。
義理チョコなし、
恋人同士がデートして、男性から女性にチョコレートやお花などの
プレゼントをあげる日がバレンタインデー。
さっき登場してくれたカップルは、バレンタイン当日は仕事なのでデートは週末、
でも彼女はもう彼からチョコレートとテディベアのぬいぐるみをもらったそうです。
逆に恋人がいないと、やっぱりちょっと寂しい日なのはどこでも同じ?
独身男性からは、義理チョコについてはこんな意見もありました。
「僕みたいに寂しい独り者ももらえるなんて、公平でいいと思うけど。
いっそ日本に行きたいね!」
いつでもどうぞ!
でも実は、恋人どうしでなくてもバレンタイン祝っている人は
かなりたくさんいるんです。
ニューヨークのバレンタインデー、
プレゼントは恋人同士で男性から女性に。義理チョコはなし。
でもモノではなくカードの交換はずっと広く行われています。
恋人同士でもカードは、男女で交換する事が多いようです。
そして家族どうし
結婚している夫から妻へ、妻から夫へ、
息子からお母さんへ、お父さんから娘へ。。。
カード売り場にはそれぞれのパターンにあわせた、
さまざまなデザインやメッセージのカードが並んでいます。
この結果、アメリカで交換されるバレンタインカードの枚数は、
毎年平均1億9千万枚!!
カードだけでなく、お母さんが買って帰ったチョコレートをみんなで食べたり。。。。
家族どうしの愛を深める日でもあります。
1年に1度の愛の日、
恋人はもちろん、家族、友達、
あなたの大切な人に愛を伝えることができる日になりますように。
シェリーめぐみ
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com