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2/14(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、シェリーめぐみさんからの報告です!


HAPPY VALENTINE’S DAY!!
今日はバレンタインデーですね!

昼間タイムズスクエアに行ったら、交差点のど真ん中に
大きなハートの形のオブジェがありました。

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直径8メートルくらいのハートは木の板を組み合わせて作られているのですが、
実はこの木材は、ハリケーン・サンディで大きな被害を受けた、
海岸のボードウォーク、木の舗道に使われていた木材。

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「HEARTWALK」というタイトルで夜になると真っ赤なハート型ライトアップされています。

また今夜のエンパイアステートビルのライトアップも、赤とピンクと白
どちらも、もちろんバレンタインデーを祝っています。

こんなふうにアメリカでもバレンタインデーは盛んなわけですが、

もともとはキリスト教の聖人、聖バレンタインを祝う日で、
愛の日になったのは中世からだそうです。
そして18世紀頃から恋人同士で愛のメッセージカードを交換する日になり、
20世紀中頃からはカードだけでなく、チョコレートや花束などを贈るようになったそうです。

では2013年のバレンタインデー、ニューヨークではどんな事が行われているのか?

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たぶん日本とはかなり違います。
いったいどう違うのか、
そしてアメリカにも義理チョコってあるのか? 今日はそれをレポート!

ニューヨークはさっき14日があけたばかりで、これからが本番ですが、
タイムズスクエアのドラッグストアのカード売り場に行ったら。。。。
アメリカでは大手ドラッグストアに大きなカードコーナーがあるのですが。。。
もうバレンタインデーのカードは半分以上売り切れていました!!

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マンハッタンの街角で出会った20代の男性に、
まずアメリカのバレンタインデーはどんな日なのかを聞きました。 その答えは、

「もし恋人がいる場合、レストランなどでデートして、
男性から女性にチョコレートや花をプレゼントする日。」

まず最初のポイントは、
もし恋人がいる場合。。。。そうバレンタインデーの主役は恋人たち。
日本のように、好きな人に告白する日ではありません。
そして二つ目のポイントは 男性から女性にプレゼント

日本と真逆です。

同じくマンハッタンの20代のカップルに
「日本ではアメリカと逆で、女性が男性にプレゼントするんですよ!」と伝えたら

「僕は別にそれでもいいけどね」
「私は嫌よ、彼からもらいたいわ」

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さあそして男性から女性に、プレゼントするモノ。
日本ではほとんどがチョコレートだと思いますが、
チョコと同じくらい大事なのが、花束。

街のお花やさんはいつもより花束の種類や数を増やして、
バレンタインデー用に特別に、
ぬいぐるみやチョコレートなどもいっしょに販売中

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また街角にも臨時の花売りが登場。
男性のお客さんが真剣にお花を選んでいました。

では次に、気になる義理チョコについて、この男性に聞いてみましょう。

「日本には何人もの同僚や友達にチョコレートをあげる習慣があるんですけど。。。」

「えー、それって最悪。そんなにたくさんにあげたら、特別な感じがしなくなるじゃないか」

最悪!という答えからおわかりになったと思いますが、
こちらでは義理チョコというものは存在しません。

プレゼントをあげるのはあくまで「特別な誰か」に限るんです。

義理チョコなし、
恋人同士がデートして、男性から女性にチョコレートやお花などの
プレゼントをあげる日がバレンタインデー。

さっき登場してくれたカップルは、バレンタイン当日は仕事なのでデートは週末、
でも彼女はもう彼からチョコレートとテディベアのぬいぐるみをもらったそうです。

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逆に恋人がいないと、やっぱりちょっと寂しい日なのはどこでも同じ?

独身男性からは、義理チョコについてはこんな意見もありました。

「僕みたいに寂しい独り者ももらえるなんて、公平でいいと思うけど。
いっそ日本に行きたいね!」

いつでもどうぞ!

でも実は、恋人どうしでなくてもバレンタイン祝っている人は
かなりたくさんいるんです。

ニューヨークのバレンタインデー、
プレゼントは恋人同士で男性から女性に。義理チョコはなし。

でもモノではなくカードの交換はずっと広く行われています。

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恋人同士でもカードは、男女で交換する事が多いようです。
そして家族どうし
結婚している夫から妻へ、妻から夫へ、
息子からお母さんへ、お父さんから娘へ。。。

カード売り場にはそれぞれのパターンにあわせた、
さまざまなデザインやメッセージのカードが並んでいます。

この結果、アメリカで交換されるバレンタインカードの枚数は、
毎年平均1億9千万枚!!

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カードだけでなく、お母さんが買って帰ったチョコレートをみんなで食べたり。。。。
家族どうしの愛を深める日でもあります。

1年に1度の愛の日、
恋人はもちろん、家族、友達、
あなたの大切な人に愛を伝えることができる日になりますように。

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シェリーめぐみ  
ニューヨーク在住、フリージャーナリスト&プロデューサー。
アメリカを日本に伝え、日本をアメリカに伝える相互プロジェクトを数多く手がける。
J-POPファンのための英語サイトSAMURAIBEATRADIO.com(サムライビートレイディオ)」
ブラックコミュニティと日本をつなぐメディアHARLEM2NIPPON.comをプロデュース。
BLOG:http://megumiradio.com