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9月3日(月)アメリカ・ニューヨークから真田薫さんのレポートです

今日は、アメリカ・ニューヨークから、
スポーツジャーナリストの真田薫さんにレポートを届けていただきます。

ニューヨークというと、ヤンキースに移籍したイチロー選手の活躍、
気になるところですね。


Qイチロー選手がヤンキースに移籍してから、ひと月ちょっと経ちましたが…?

7月23日にヤンキースへの電撃トレードが決まった時は
多くのニューヨーカーもすごくビックリしていました。
スポーツ好きのニューヨーカーの知人達からも
エキサイトした携帯メールが続々と届き大歓迎で迎えられました。

他の日本人選手は知らなくても「ザ・記録男」イチローのことは
みんな知っているんです。
すごい選手だという認識はアメリカで浸透していて
10年前くらいに、HIP HOP系のファッションでユニフォームが流行った時に
ハーレムやブルックリンなど、なかなか濃い地域で
ジョーダンやジーターなどの選手にイチローのユニフォームがあり
感激した覚えがあります。


Qヤンキース・ファンからの人気はどうでしょう?
 イチロー選手のグッズなど、人気が高いですか?

マリナーズ移籍後、グッズの売り上げも好調なようです。
移籍が決定してすばやくグッズが並び始めたのにも納得がいったし
日本でもトレード確定直後に、マリナーズ時代のジャージが即完売したという
ニュースもありました。


Q打順も7番だったり、8番だったり・・・
 マリナーズの頃とは、やはりだいぶ役割が違うんでしょうか?

その辺が、マリナーズ時代との大きな違いです。
守備もライト、レフト、センターと外野を流動的についています。
最近は故障者続出で先発出場も続いているんですが
相手が左投手の時などはスターターを外れることも多々あり
そのあたりはスター軍団ヤンキース。
以前のように看板選手ということではなく、自分の分担をこなす
ロールプレイヤーといった役割を担っていると思います。

心配なのは出塁率が上がっていないこと。
イチロー選手の魅力である「走る」部分をもうちょっと見せてほしいです。
いまだに健在なのは、守備の部分。
芸術的に美しいスーパープレーは健在で、ファンの目を楽しませてくれています。

総合的に見て、ヤンキースにとってイチロー選手はかなりお安い
お買物だったといえると思いますね。


Qヤンキースの現状はどうでしょうか?

心配なのは、イチロー選手がトレードされた前後からチームが急失速していること。
地区では首位ですが、2位とのゲーム差は2ゲーム差まで迫られています。

そんなイチロー選手、ひとつ心配事があるそうです。
それは彼の愛犬・柴犬の一休くんが、急につれて来られた高層ビルだらけで
緑の無いニューヨークでストレスが溜まって元気がないことだとか。
これが解決すればイチロー選手も気持ちよくラストスパートに
向かえるかもしれないですね。

イチロー選手自身はマリナーズ時代から自分に課しているルーティーンも
クラブハウスで黙々と続けていますし、ヤンキースに来ても落ち着いて
プレーできているようです。