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9月18日(火)のフラワーレポーターはシンガポールから作原典行さんです!

—カジノの「ピット・マネージャー」いうのは、どういったお仕事なんでしょうか。
カジノにある一つ一つのテーブルではなく、一つのエリアというものがあるんですね。例えば1つのエリアにテーブルが10個あるとすると、そのエリアをだいたい3つ4つ見るんですよね。管理するってことですね。


—カジノディーラーというのはテーブルごとにいらっしゃる方を言うんですかね。
そうです。皆さんが一番みてるのがカジノディーラーであって、その裏方でテーブルのゲーム進行具合を管理しているのが私たちの仕事になるんですよね。


—作原さんは、「マリーナベイサンズ」というところで働いてらっしゃるということで、こちらはどんなスポットでしょうか?
シンガポールには、2つの大型リゾートがあります。1つは、セントーサ島にあるリゾートワールドセントーサ。ユニバーサルスタジオシンガポールがあるの で、ファミリーなどにも人気の観光地です。そして私が勤めているマリーナベイサンズは、都市型リゾートですね。3棟の高層タワーからなるホテル、カジノ、ショッピングモール、映画館、コンベンション施設劇場、ミュージアムなどが集まる大型複合施設で、その頂上部分をつないだ約340mの長さの舟型の庭園の姿が有名ですね。


—かなりリッチな景色が浮かぶ訳なんですけど、日本人の方もたくさんいらっしゃるんですか。
日本は3連休がこないだありましたよね。ものすごい数の日本の観光客の方が来ていらっしゃいましたね。


ーマリーナベイサンズにたくさん人がいらっしゃる中で、カジノに来る方も相当いらっしゃるんですよね。
カジノ場には、だいたい1日平均2000人の方が入場されますね。ですから大忙しでいつも走り回っています。


ーカジノというお仕事はかなり独特な仕事になると思いますが、カジノで働くには、どんなところが大事なポイントなんでしょうか。
まず誰とでもコミュニケーションがとれる、コミュニケーション能力が一番大事だと思いますね。分け隔てなく皆さんと話さなきゃいけないっていうのと、僕たちは基本的にはみなさんからしたら外国人なので、ローカルの人たちも、いろんな国から来ているスタッフとも円滑にコミュニケーションを図らなければなりません。


ーお客様はもちろん、スタッフ間の連携もコントロールしなければという。
そういうことなんですよね。実は、僕はもともと全く英語ができなかったんですよ。未だにbe動詞もいまいち良く分からない状態で(笑)。基本的に僕は何事にも恐れなかったので、片言の英語とジェスチャーで「君は分かってくれよ、俺の英語を」みたいな感じでしゃべってきましたね。


ーなるほど。自身を持って自分の意見を、使えるボキャブラリーでどんどん挑んでいくと!
そうですね。向こうも分かろうという気持ちがあれば分かってくれるんです。


ー大変なお仕事だと思うんですけれども、言語能力、エンターテイナーとしての素養っていうのも必要ですよね。
間違いなくそれはありますね。


—持って生まれた才能ってのもあるんでしょうかね?
どうなんですかね。それはちょっとよくわからないんですけれども(笑)。


—カジノは日本の方は海外でやるものというイメージが非常に強いと思うんですが、カジノの仕事に就かれて今は海外でやってらしゃるけど、日本でもやってみたいなという思いはあるんでしょうか。
やはり私の考えでは、ぜひ日本で解禁してもらいたいですよね。私の働くカジノを核とした大型統合リゾート全体で約1万人の雇用ができていますので、この雇用を今の日本で作ってもらえたらっていうのは、凄いことだと思います。


ー1万人もいらっしゃるんですね。
そうですね。雇用だけで1万人ですね。


ーカジノ施設ができることによって、そこからまたいろいろなプラスなものも出てきますよね。
そうですね。シンガポールは、国自体が凄く活気があるようになっています。


—シンガポールはどんどん経済が発展しているというのが実情なんでしょうか。
今、ものすごいですね! 日本でいうと昔でいうバブルですね。日本から私の友人も多く来星しますが、皆さん口をそろえて「凄いね。シンガポールは」とおっしゃいますね。


ーどんどん発展しているのはカジノも一つあると思いますし、そこをまた日本でというのは、一つの夢としてありますよね。そうなった場合は、やはり作原さんのような経験を積まれている方が必要ですよね。
そういっていただけるとありがたいです。


ー海外で何年ぐらいカジノに関わられているんでしょう。
もともと私は、東京にある日本カジノスクールというところの出身なんですよ。そこから始まって、今は約8年目ですね。


—日本にもカジノスクールがあるってことは、つなげたい部分はありますよね。
そうですね。そこから卒業していった私の後輩達もカジノ解禁を待っていますし、ぜひお願いしたいですね。


ー今はシンガポールで活躍されているということなので、ぜひ日本でできた際にはその力を発揮していただきたいなと思います。
はい!