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10月22日(月)カナダ モントリオールから関陽子さんのレポートです

今日は、カナダのモントリオールです。
カナダといえば、あの「シルク・ドゥ・ソレイユ」が生まれた場所。


11月9日からは、その「シルク・ドゥ・ソレイユ」の世界を
3D映像で楽しめる映画『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』が公開。
監督は、『ナルニア国物語』のアンドリュー・アダムソン監督、
製作総指揮は、「ジェームズ・キャメロン」というすごい映画です。
今から公開が楽しみですね。


今日は、そんなカナダから、シルク・ドゥ・ソレイユについて、
フリー・ジャーナリストの「關陽子(せき ようこ)」さんに
レポートを届けてもらいました。


Qこんにちは!關さんは、カナダのこの時期の気候はいかがでしょう?


まだ寒いというほどではないですが、夜になると冷え込みます。
ハロウィンを過ぎると急に寒くなります。


Q日本では、11月から公開となる『シルク・ドゥ・ソレイユ3D 彼方からの物語』。
「東京国際映画祭」では、先週20日の土曜日に早くも上映となりましたが、
カナダでの反響は、いかがでしょう?


アメリカ、カナダでの公開は12月のクリスマス前になるため、
メディアもまだ話題にしていません。
Hollywood Reporter 紙が、東京からのレポートとして、
東京プレミアのレビューを載せていますが、一般的にはまだですね。


Qカナダやアメリカよりも先に、なぜ日本で先行公開となったんでしょう?

なぜ日本なのかという問いあわせには答えてもらえなかったので
創造にはなりますが、以前東京にあった常設劇場が出来た理由は
アメリカに次いでチケットの売り上げが高いのが日本だからと答えていました。
映画に関しても相当の動員を見込んでいることが考えられます。


もうひとつは昨年の震災以降、常設劇場の動員が激減し閉鎖してしまったことへの
フォローと考えられます。


Q製作総指揮を務める「ジェームス・キャメロン」が抜擢された理由は?

理由は分かりませんが、イマジネーションの世界で今一番活躍していること。
そして、彼もカナダ出身であり、今年3月単独でマリアナ海溝(10000メートル)に
潜った経験があり、
シルク・ドゥ・ソレイユのトップ、ギ・ラリベルテ氏は、
2009年、民間宇宙飛行士として宇宙ステーションに滞在していることなど。
宇宙と深海をそれぞれ経験したクリエイターによるイマジネーションの世界
といった言い方もできるかと思います。


Q「シルク・ドゥ・ソレイユ」のパフォーマーに関するドキュメンタリーも
テレビで放映されていたんですよね?


4ヶ月かけてトレーニングの模様を中心に追ったドキュメンタリーでした。
シルク・ドゥ・ソレイユには世界に1,300人のアーティストがいて
そのうち50人がオリンピック出場経験のある人なんです。
それ以外でも40%の人が世界大会レベルの体操、シンクロナイズドスイミング
ダイビングの元選手。

しかしオーディションは厳しく、技術以外にもダンスやユーモアのセンス
キャラクターの強さなどを総合的に判断されるのでかなり難しいと思いました。
チームワークなのであまりに個性が強すぎてもダメという部分もあるようです。

オリンピックの選手が引退した後の第2のキャリアとしてシルク・ドゥ・ソレイユは
大部分を占めてきているようです。


今回の映画で、シルク・ドゥ・ソレイユの魅力に触れる人が多いことでしょう。