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4月2日(月)アメリカ・ユタ州から芝原仁一郎さんのレポートです。

今日は、プロのブルライダーの「芝原仁一郎」さんです。


ブルライダーっていうのは、どんなお仕事なんでしょうか?

Q芝原さんは、ユタのどんな街にお住まいなんでしょうか?


カウボーイということで、おそらく牧場が広がっている風景を想像されると思うのですが、今生活している場所の周りは住宅ばかりです。

ユタ州の南部に行くと牧場はあるんですが、少なくはなってきています。
ソルトレイクのダウンタウンから車で20分〜30分くらいです。


Q芝原さんは、プロのブルライダーだそうですが、
「ブルライディング」というのは、どんなことをするんでしょうか?

⇒カウボーイが営む牧畜業の中で、日々の仕事から生まれた競技の総称を「ロデオ」と
呼びますが、ブルライディングは、そのロデオの1種目です。


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【photo by yoko kobayashi】

Qいろいろ危険なこともありますが、
芝原さんは、ケガなどされたことありませんか?


実際怪我も多いです。
実は今シーズンの初戦を戦ってきたのですが、その時に左足を骨折してしまいました・・・。
4週間ほど治療しなくてはならず、今は休養しています。

Qアメリカでは、ブルライディングは、どんなところで盛んなんでしょうか?


⇒やっぱりテキサス、オクラホマ、ワイオミング、コロラド、モンタナ、カリフォルニア、
そして、ユタといったアメリカ中西部から西部にかけてです。
でも、いまではアメリカのほとんどの州でロデオを観戦する事が出来ます。
たとえば、ニュー・ヨーク州でもあるし、ニュー・ヨーク・シティに近いニュー・ジャージー州でもロデオは開催されています。
意外なところでは、フロリダ州でも開催されているし、イリノイ州シカゴの郊外にある小さな町でも、プロ・ロデオは開催されています。


ブルライディングで必要な道具といえば、そのブルの体に巻くブルロープ。
選手それぞれが、自分のブルロープを持っています。
そのほかにも、いくつかの道具が必要ですが、
この3つ中で、いまだに着用を義務付けされていないものがあります。
それはどれしょうか?


① 「カウボーイ・ブーツ」
② 「ヘルメット」
③ 「プロテクション・ベスト」


※ヒントとしては・・・
もちろん、落ちたあとにブルに踏みつけられる事もあるし、
ブルロープに手が絡まった状態で振り回されることもあるし、
体勢が崩れて顔をブルの額にぶつける事もあるし、角で突かれることもあるし、
危険もあります。
しかも、彼らの体重が平均して700キロから800キロってことを考えると……
いまだに着用が義務付けられていないものは、どれか?


正解は?

2番のヘルメットです。


Qなぜ、着用が認められてないんでしょう?

一番必要とされてされそうなヘルメットですが、元々はカウボーイの競技!!
カウボーイハットを被ってこそ、”カウボーイ”ということなんですね。

実際に私は顔面骨折もしたりしたこともありますので、それ以来、ヘルメットを被るようにしています。


実際にハットを被るかどうかは選手の自主性に任せています。