今日はアメリカの「第84回アカデミー賞」の話題です。
日本時間の今日、午前10時半から授賞式が始まり、次々と結果が発表されていますね。
アメリカのエンタメ業界は、まさに盛り上がっている状態だと思います。
この時間は、そのアカデミー賞について、
ハリウッドで芸能レポーターをされている「千歳香奈子(ちとせ かなこ)」さんに、
レポートを届けてもらいます。
Q千歳さんは、授賞式はご覧になってましたか?
今年は「アーティスト」が受賞するのか?
また「ヒューゴの不思議な発明」が受賞するのか?と話題になっていましたが・・・。
今回の受賞は・・・
作品賞はフランス、白黒サイレント映画の「アーティスト」が選ばれました。
サイレント映画の作品賞受賞は第1回以来83年ぶりなんですね。
フランスの映画としても始めての受賞ということです。
監督賞も「アーティスト」からミシェル・アザナビシウス監督
マーティン・スコセッシ監督との一騎打ちの感じでしたが、見事受賞です。
また今回は、「主演男優賞部門」のジョージ・クルーニーとブラッド・ピットの対決が注目されてましたが・・・・・
主演男優賞も「アーティスト」のジャン・デュジャルダンが受賞しました。
フランス人として初めての受賞になりますね。
アーティストは他にも、衣装賞、作曲賞も受賞して5部門を制覇しました。
混戦した主演女優賞は「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」のメリル・ストリープが受賞。
彼女は29年ぶり3度目の受賞ですね。
彼女は「私の名前が呼ばれた瞬間、また彼女?」とアメリカの人たちは思ったんでは?とスピーチでジョークを飛ばしていました。
助演男優賞は「人生はビギナーズか」ら史上最高年齢82歳のクリストファー・プラマーが受賞。
助演女優賞は「ヘルプ-心がつなぐストーリー」のオクタビア・スペンサーが受賞。
今回、外国語英語賞はイランの作品「別離」
去年のベルリン国際映画祭でも最高賞を受賞していた作品で、アカデミー賞でイランの映画が外国語映画賞を受賞したのは初めてです。
Q授賞式の雰囲気は?
ビリー・クリスタルが8年ぶり9回目の司会を行いました。
軽快なトークとジョークで会場を盛り上げていました。
後は、シルク・ドゥ・ソレイユのショーも行われ華やかな雰囲気で行われた。
そんなアカデミー賞でした。
★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
千歳香奈子さんHP
http://www.chitosekanako.com
プロフィール
札幌生まれ。稚内北星短期大学(現稚内北星大学)在学中に交換留学で訪れたサハリンで、同行取材した地元の新聞やテレビの記者の方々の仕事ぶりを見て ジャーナリストに 憧れる。もともと、テレビの旅番組のレポーターとして世界中を回ることが夢だったこともあり、卒業後にシアトルに語学留学。その後、観光で訪れたサンタモ ニカに魅せられて、サンタモニカ・カレッジに進学。写真家の父の影響もあり、フォトジャーナリズムに興味を持ち、写真を専攻。サンタモニカ・カレッジ卒業後は、ロサンゼルスで日本のテレビ番組を製作するプロダクションでのコーディネーターやカメラマンのアシスタントなどを経て、 1996年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局にアシスタントとして現地採用される。念願のアトランタ五輪の取材に携わり、様々な選手や競技、街ネタの取 材および記者やカメラマンの取材アシスタントを経験。全米陸上で撮影したカール・ルイスの写真 が初めて紙面に掲載される。五輪終了後はロサンゼルス支局にアシスタントとして勤務。1997年にビザの関係で帰国し、日刊スポーツ新聞社東京本社にて海 外ニュース を扱う外電部に2年間勤務。メジャーリーグやNBA、NHL、サッカーなど海外ニュースを担当する。99年に再渡米して以来、ロサンゼルスを中心にハリ ウッドの芸能情報や映画・ゴシップなどエンターテイメントニュースを中心に取材・執筆中している他、多くのハリウッドセレブにもインタビューしている。
<これまでインタビューした主なハリウッドセレブ>
クリント・イーストウッド、トム・クルーズ、ニコール・キッドマン、ケビン・コスナー、シルベスタ・スタローン、パリス・ヒルトン、レオナルド・ディカプ リオ、キアヌ・リーブス、サンドラ・ブロック、トム・ハンクス、マット・デイモン、シャロン・ストーン、ブラッド・ピット、ジョージ・クルーニー、リン ジー・ローハン、ジェニファー・ロペスら数知れず。中でも一番印象に残っているのは、生まれて初めてのハリウッドスターのインタビューとなったケビン・コ スナーとホテルのスイートルームでひざを突き合わせる距離で話しをしたこと。それと、離婚直後にイン タビューしたニコール・キッドマンは、女性のインタビューアーに安心したのか、ホテルの部屋のベッドの上に座ってくつろぎながら話をし、さらにはこちらの 予想に反してトムとの離 婚にも「彼がペネロペ(・クルス)と出会ったからよ」とさらりと答えてくれたことがとても印象に残っています。