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3月12日(月)スペイン・バレンシアから

スペインにお住まいになって、来月で10年。
お仕事の方は・・・自称「なんでも屋さん」という「田川敬子」さんです!


Qまず、田川さんのお仕事は、「なんでも屋」さんということですが、具体的には、どんなことをされてるんでしょう?

⇒職業はなんでも屋で通っています。
通訳、翻訳、ガイド、ライター、観光データ収集、旅行のプランニング、バイヤー業務、頼まれれば会社の事務もこなしたりしています。
地球の歩き方特派員ブログにも執筆中です。

Qなぜ、スペインで暮らすようになったんでしょう?


15年以上前にスペインに初めて遊びに来た時に、スペインが好きになって絶対にここに住むぞ!と決めたんです。それからいろいろと勉強したりして10年前にスペインで就職しました。


Q田川さんはバレンシアにお住まいですよね?
バレンシアは、どんな街でしょう?


バレンシアはスペイン第3の都市で地中海に面して気候が良い町です。
治安も良く住みやすい町です。
食べ物も、お米の産地で、魚介類が豊富です。

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本家本元のパエリアは鶏肉やウサギ肉、カタツムリ入り。
日本人には住みやすい町ではないでしょうか。

うなぎまで食べることもありますよ。


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中央市場に並ぶ魚介類


Q観光スポットというと、どんなところがありますか?


例えば、バレンシアの旧市街にある大聖堂にはキリストが最後の晩餐で使ったとされるローマ法皇お墨付きのカップもあったり、世界遺産のラロンハなどがあります。

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レイナ広場から見た大聖堂

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世界遺産のラ・ロンハ

Qこの時期は、「火祭り」も行われるそうですね?
どんなお祭りでしょう?


2月の最後の日曜日に開会宣言がありまして、3月19日が最終日になります。
最終日は町のあちこちで700体ほどの可燃性の大きな人形を燃やすんですが、今はこれの設置中ですね。大きいもので20mくらいあるものもあります。制作費が3000万〜4000万くらいかかるものもあります。


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町角に立つファジャと呼ばれるオブジェは最終日に灰になる

今は市役所の前で爆竹を鳴らすイベントが3月1日から毎日行われています。
バレンシアの人々は爆竹が大好きなんです。


それを見にたくさんの人が集まってきてます。
生で見れないひとは地元TV局の中継を見るんです。


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イルミネーション見物も火祭りの楽しみ

火祭りのならわしの説。。。いろいろな説がありますが。

火祭りの最後の日はキリストのお父さんの日なんです。
キリストのお父さんは大工さんをされていて、大工さんの守護神だと言われています。
木とか、使わないものを燃やし始めたのが始まりと言われています。

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バレンシアの民族衣装を着た何万人もの人が参加するパレードも必見

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燃やすときは、消防車が到着しなければ燃やす事ができないと決まっています。
街中は狭い路地などもありますから、放水しながらじゃないと危ないんですね。


Qでは、最後に、(バレンシア)に行った時に、会話に花が咲くような「役に立つ一言」を教えていただけますか?

「Gracie」
グラシアスのバレンシア語バージョンです。