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3月26日(月)オランダ・アムステルダムから、ユイ・キヨミさんのレポートです。

オランダといえば、チューリップに代表される“お花の国“というイメージですよね。

※日本でも春を迎えて、お花がキレイな季節になってきましたが、オランダの春はどうでしょう。やはり、美しいお花が咲き誇っているのでしょうか。

今日は、現地にお住いになって20年。
オランダでジャーナリストをやってらっしゃる「ユイ キヨミ」さんに、生でレポートを届けていただきます。

Qオランダのこの時期の気候はいかがですか?

大体この時期は気温が13度〜14度くらいで、これから春らしくなって、お花が咲き始める感じですね。


Q春を迎えてお花の季節となってきましたが、今の時期のオランダの街の様子はいかがですか?

⇒アムステルダムでは2月の終わり頃にクロッカスが咲き始めて、一足早く春の到来を告げる。
木々の芽も少しずつ膨らみ始めている今、街にある400本のソメイヨシノもそろそろ開花の準備を始めている感じ。
私の家の近くにも、運河沿いに桃や桜の木が並んでいて、毎年日本の春を満喫している。
桃の花は(たぶん桃だと思う)すでにいくつかの花が咲き始めているので、来週には満開の一歩手前くらいかも。

木の下にはベンチがあったりするので、家族連れの方などが楽しんでいますよ。

このソメイヨシノは2000年に日本とオランダの国交400年を記念して日本から送られた物なんです。

Qオランダには“世界で最も美しい春の庭園”と言われる「キューケンホフ公園」という公園があるそうですが、これは、どんな公園なんでしょうか?


⇒開園期間:3月22日から5月20日まで(毎日8:00〜19:30)
4月の21日には、フラワーパレードという何万もの花で飾られた山車がノールドワイクからハールレムという街の間(XXKM)を練り歩く
園内には、チューリップ、ヒヤシンス、スイセン、蘭、バラ、カーネーション、ユリほか、
約700万株の球根花が咲き乱れる。
毎年世界中から80万人の人々が訪れる。
キューケンホフ公園の近くには、広大な花畑があり、開園中、カラフルな絨毯を敷き詰めたようになる。
チューリップの花畑も非常に美しいのだが、球根用に栽培している畑なので、満開になる直前に花をもぎとってしまう(球根に栄養がいかなくなるため)
そのもぎ取られた花が山積みになった光景は、とてもさみしい情景・・


Q今年は、大きな演芸のイベントも開催されるそうですね?
これは、どんなイベントなんでしょうか?

⇒今年は、このキューケンホフに加えて、もうひとつ世界が注目する大きな園芸のイベントがオランダで開催される。
フロリアードという10年に一度オランダで開催される世界園芸エキスポだ。
これは、オランダの一番南にあるリンブルグ州のフェンローという街で開催される。
会期は4月5日から10月7日まで。会場となる66ヘクタールの「フロリアード公園」には、
未来の園芸界を牽引する世界35カ国、100以上の出展者が集い、最新技術や園芸作品を披露する。
このエキスポでは、ただ美しい植物を観賞するだけではなく、
自然からの恩恵や自然との共存への道、そして環境への配慮などについても考えようというのがテーマ。
キューケンホフと併せて、園芸三昧を満喫する人たちで、この春のオランダは賑わいそう。