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12月26日(月)カナダ・モントリオールから關陽子(せき ようこ)さんのレポートです

カナダでは、先月、ちょっと変わった「お札」が発行されたそうです。
お札というと、普通、どこの国でも、紙の「紙幣」が一般的だと思うんですが、カナダの新しいお札は…なんと「プラスティック」でできているんだそうです。


※プラスティックと聞くと、なんだか硬そうですよね。お財布には、しまえるんでしょうか。

今日はカナダにお住まいになって、18年、現地でジャーナリストをされている「關陽子(せき ようこ)」さんにお話を伺います。

Q年末ですが、この時期の街の様子は、いかがですか?


クリスマスが終わったところですが、こちら、カナダでは12月26日から1月の2日まで休む人が多いです。
日本では仕事をされている方が沢山いらっしゃるとは思いますが・・・。

オフィスなどは全部閉まってのんびりしていますが、お店などは明日くらいからまた4開いていると思います。


Qちなみに、關さんは、クリスマスはどんな風に過ごしましたか?


家族と過ごして、料理をたくさんして、親戚などとプレゼントの交換などを行いましたね。

毎年分担しているのですが、今年は姉がクリスマスケーキを作ってきてくれました。

Qさて、カナダで先月から、プラスティック製のお札が使われるようになったそうですが、これは、どんなお札なんでしょうか?


今はまだ100ドル札のみなんです。
来年の3月からそれぞれ50ドル札、20ドル札、10ドル、5ドルと流通され始める予定です。

まだあまり普通に手にする事はないですね。
観光客など特別な事がないとお店で使われないような形です。
高額紙幣になりますので、お財布の中には入っていないですね。

Q關さんも、もう使いました?使い心地はどうですか?


興味があって銀行に行って変えてもらってきました。
なかなか面白いですね。

今回なぜこういった紙幣を導入する事になったのか。
偽札を作る事を防止するためなんです。それを防ぐいろいろな技術が使われています。


ポリマー製の紙幣を使うのは、カナダが始めてでは無く、今までにもオーストラリアなどでもこういったお札は流通していました。


今回のカナダのテクノロジーは最先端と言ってもいいほどです。


新しい100ドル札に印刷されているのは、古い井お札と同様に首相を務めたロバート・ボーデンさん。
裏面のデザインはカナダの科学とサイエンス、特に医学の貢献を現した顕微鏡を覗く女性の画がDNAのイメージなどが現されています。


最先端な部分というのは、

今回のお札には透明な部分が2カ所あります。
紙ではできないものなんですが。
横にした時に上から下まで直線でラインみたいに入っているもの。
もう一つはカナダの国旗を小窓にしたようなものです。
どちらも角度を変えるといろが違って見えるホログラフィックがあります。

いろいろな仕掛けがあって、これは偽札を作るのは難しいなと思いました。


カナダは紙幣や切手のデザインに凝ったところがあるんです。


カナダは寒い国ですので、耐久に関するテストなども行われています。
破れにくく、折れにくいし、そのまま洗濯しても大丈夫です。