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10月11日(火)のフラワーレポーターは海外コーディネーターの萩野絵美さんです!!

◆この時期の気候はいかがですか?


ここ数日、冬の様な寒さが続いていて、ユタ州南部、特に国立公園や州立公園など1000メートル以上の標高の高い所では、朝晩、5度を下回る気温になります。


◆ユタ州には、アウトドアのスポットも色々あるそうですが…


ユタ州のグランドサークルを巡るツアー、今回はその目玉ともいえるデスティネーションを御紹介します。
グランドサークルとは・・・アメリカの大自然の宝庫。地域でいうと、ユタ州南部からアリゾナ州北部一帯、それにニューメキシコ州北西部と、コロラド州南西部にまたがる フォーコーナーズ(アメリカで唯一4つの州が交わる所)エリアを指しています。アメリカには現在、55の国立公園があって、50州のうち、国立公園が5つ以上あるのは、アラスカとカリフォルニアとユタ州だけ。ユタ州にある5つの国立公園は、南部に集中しているんです。「ヨーロッパは人の歴史、アメリカは地球の歴史」と言われていますが、実は、アメリカの大自然のパワーや、人々(先住民)の歴史や温もりをまるごと全て、肌で感じられる場所が、ここユタにあります。


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◆映画のロケ地にも使われているそうですね?


CMや映画でもお馴染み、ユタ州とアリゾナ州の州境に位置するモニュメントバレー。皆さんは、ユタ州というとどのようなイメージを連想されるか分かりませんが、実はユタ州に、行ったことがあるんです!
というのも、現在まで800以上の映画やテレビなどの撮影に使われてきたのです。


例えば:
2001年宇宙の旅 1968
オースティンパワーズ ゴールドメンバー 2002
バックトゥザフューチャー3 1990
明日に向かって撃て!1969
シティスリッカーズ2/黄金伝説を追え 1994
コンエアー 1997
イージーライダー 1969
出逢い 1979
フットルース 1984
フォレストガンプ 1994
ハイスクールミュージカル 1&2&3 2006&2007&2008
伝説のライヴ 1996
インディペンデンスデー 1996
インディジョーンズ最後の聖戦 1989
ナショナルトレジャー 2004
アウトロー 1976
パイレーツオブカリビアン/ ワールドエンド 2007
猿の惑星 1968
ロマンシングストーン 秘宝の谷 1984
サンドロット 僕らがいた夏 1993
捜索者 1956
幌馬車 1939
テルマ&ルイーズ 1991


と挙げだしたらきりがないほど。中でも、モニュメントバレーは、ユタ州で最初の西部劇を始め、アメリカの原風景を映し出した作品が多く撮られているのです。フォレストガンプの中で、理由もなく走り続けていた主人公フォレストが、走るのを止めた所は、ココなんです!・・・ということで、私も真似をして走ってみました(笑)。さすがのフォレストも余りの景色の美しさに目を奪われたのでしょうか?!


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◆「モニュメントバレー」というスポットが人気だと聞きましたが・・・


その後、アメリカの先住民の居留地(reservation)のエリア、標高約1520メートルの高地にある、ナバホ・トライバル・パークへ移動。

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まず覚えておくべきことは、インディアンではなく、ネイティブアメリカンと言います。それから、モニュメントバレー(英語の正式名称:Monument Valley Tribal Park)は、国立公園ではなく、ネイティブアメリカンのナバホ族の居留地(reservation)だということ。このトライバルパークの広さは約3万エーカー。ネイティブアメリカンの居留地としては全米最大、またナバホ族は人口約30万人、最も人口が多い部族(tribe)だそうです。この居留地はナバホ族にとって神聖な場所・・・「ナバホネーション」そう、彼ら独自の法律を持った一つの国(independent nation)として、認められています。英語も通じるが、日常会話はナバホ語が使われていて、学校もあります。現在もナバホ族の人々は電気や水のない生活を営んでいます。


私たちは、ナバホインディアンが案内してくれるジープツアーに参加しました。ジープから眺める景色は、もう映画の中さながら!大昔にタイムトリップしたような、今までに味わったことのない異空間体験の連続なのです。静寂の中に、辺り一面、赤い岩、巨大なビュート(残丘)が整然と立ち並んでいて、青い空とのコントラストが美しくて、迫力や景色の雄大さに目を奪われます。
そして何より、人の温もりが感じられました。ネイティブアメリカンの人々の廃墟や壁画、そして工芸品の数々は、先住民の方々の歴史がそこに刻まれ、生き続けている証。(今から約1500年以上も前、この地にやってきたのはアナザシと呼ばれる古代の人々だそうです)。ガイドさんはナバホ語のお祝いの歌も御披露いただきました!ネイティブアメリカンは御写真を撮られると魂を吸い取られるので、嫌がるといった言い伝えを聞いたことがありますが、ホースマン(カウボーイ)や、お土産を売る方々も、御写真を撮ることを快く承諾してくれました。


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◆ネイティブアメリカンは、日本人とも接点があると聞きましたが・・・


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もちろん、こちらのベネットさん(Bennett)さんもその一人。なんと、あそこ ここ といった言葉が、ナバホの方々と似ているということや、ネイティブアメリカの祖先はアジアで、ひょっとしたら、日本、先住民のアイヌの方々とのルーツと近しいようなことも仰っていたのです!こんなにも沢山のハリウッド映画が撮られているのですから、どうでしょう、日本映画のロケもすべきでは!ネイティブアメリカンと日本人のコラボレーション作品を、創ってみない?と大それた提案をしてしまいました。


◆花の咲く一言


Life is like a box of chocolates. You never know what you're gonna get


何度観ても大好きなアメリカ映画”Forest Gump フォレストガンプ 一期一会”で繰り返される、印象的なセリフ。人生をチョコレートの詰め合せの箱に例えて、チョコの中身は、開けて食べてみるまで分からないことから、チャレンジしてみなくちゃわからない、だから一生懸命やろう!ということを示しています。


★萩野絵美 海外コーディネーター
http://blog.nikkeibp.co.jp/wol/Handsome/