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8月31日(水)フラワーリポーターは、タンザニアに住んで4年、現地でサファリガイドとして活躍されています、野田健太郎さんです!

野田健太郎さん
        
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JATA ツアーズ所属
      
       
●おすすめサファリ
今、タンザニアは乾期です。乾期には、限られ水源に動物が集まります。
だからいっぺんにゾウの群れにあったり、ライオンが水場で待ち伏せしていたりということが
時々あります。この時期、個人的には特にタランギーレ国立公園が好きです。
というのは真ん中を流れるタランギーレ川はアルカリ性ですが、
いつでも確実に水があるので、それを求めて動物たちはそこに集まります。
別の名を“ゾウとバオバブの公園”と呼ばれ、それらがシルエットになって
大きい夕日が落ちるのをみるのは、原始的な感覚が呼び醒されるような気もします。
          
       
●今まで一番印象に残ったサファリ
タンザニアのこのあたりは、ヌーの大移動が有名で150万頭近いヌーが毎年、
水と緑を求めて移動している。そんな彼らの弱点は暗い中では、よく目が見えないこと。
一方、敵のライオンは暗い中で見えるような目になっている。
鼻のいいヌーはあたりに何かがおかしなにおいがすることに気づいているけど、
どこからかかってくるかわからない。ヘッドライトの光で何千組のヌーの目は赤く光る。
おしくらまんじゅうのように、群れの真ん中にいようとして、押しあいへし合う。
群れの外側にいるのは怖いのだ。ライオンはライオンで手を出すタイミングを決めかねている。へたなお手つきをすれば、何千頭のヌーに踏みつぶされかねない。
そうでないにしても角でどつかれるかもしれない。
そんな緊張の中、ヘッドランプに照らし出されたライオンが飛び出した。
どうにか小ぶりのヌーを前足でしとめた。ひとつの命が奪われ、他の命が生き延びる。
こんな真夜中のドラマが、毎晩当たり前のように起きている。僕たちが知らないだけのよう。
           
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