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3/3(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

日本は今日はひな祭り!

アメリカにはひな祭りはありませんが、
3月はNATIONAL WOMEN’S HISTORY MONTH
女性の文化や社会への貢献を祝う月。
もともとは1979年にカリフォルニアのローカルイベントとして始まったものが、
今ではアメリカ全体で、国や地域レベルで、歴史に貢献した女性を表彰したり、
いっしょに学んだり、という月です。

そして、3/8はINTERNATIONAL WOMEN’S DAY 国際女性デー
これはもっと歴史が古く、20世紀始めにニューヨークの女性が、
「女性参政権」を要求したデモがきっかけで始まりました。

祝い方は違っても、3月という月はなんとなく女性の月という感じ?
春が近い、というのもきっと関係あるのでは?

さて今日は、ニューヨークからのフラワーレポート、
女性をセレブレートしたいと思います。

実は、このWOMEN’S HISTORY MONTHを記念して、
なんと50年ぶりに、「アメリカ女性のたった今」に関する、
政府レベルの調査結果が、今月1日に発表されたんです。

これが、アメリカ女性自身もびっくり、という興味深い結果だったので、
日本のみなさんともシェアしてみたいと思います。
そして後半は、

春が近づいてくると、私たちNY女性はやっぱり
ちょっとうきうきモード入ってきます。
思いコートとモコモコブーツから脱皮して。。。おしゃれの季節!

今日はNYから春のファッションプレビュー!
先日のアカデミー賞授賞式のファッションの話題なんかも含めて、
お花の季節を先取りします!

アカデミー賞、みなさんチェックしました?
ニューヨーカーはみんな「オスカー」と呼んで親しんでいる
年に1度の国民的イベント。
この季節が華やぐのは、オスカーとも無縁ではありません。

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ちなみに最優秀映画に輝いた「英国王のスピーチ」は、
オスカー翌日の興行成績が1週間前の2倍にはねあがったそうです。

歴史ものだし、マジメなおかたい作品かな?と思ってみると、
目からウロコがおちるような新鮮な驚きのある、
見終わった後幸せな気分になれる
私も大好きな作品です。まだの方はぜひ!

さあ、そのオスカーも終わり、いよいよ3月。
その3月に入るやいなや、WOMEN’S HISTORY MONTHを記念して、
ホワイトハウスが発表したのが、、
「WOMEN IN AMERICA」という調査レポート。
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同様の調査からおよそ50年ぶり、
オバマ政権が総力をあげて取り組んだアメリカ女性のたった今です。

まず、
アメリカの男性がおっと驚いたのは、この結果です。
アメリカ人25歳から34歳では、
大卒男子の数より、大卒女子の数の方が多い。

いつの間にか逆転していたんですね。

勉強に、キャリアにがんばってきた女性たち、
その結果結婚やファミリーにも変化が出ています。

これは、女性が聞いてびっくりした数字です。
アメリカの大卒女性の平均結婚年齢。30歳。

SEX & THE CITYなんていうドラマもありましたが、
ニューヨークもどう見てもシングル女性が目立っています。
でも数字になると、おっ!と思いますよね。

結婚していないだけでなく、30歳以下で子供がいる女性も年々減り続けています。
確かに、私のまわり、子供がいる20代、ほとんどいません。

一方で、こういう数字もあります。
男性と女性の所得格差。
男性1ドルに対し、女性が得るのは80セント。男性の8割です。

これを聞くと、なんだか切ない気もしますが、
30年前には、女性の所得は男性の6割だったんです。大きな変化ですよね。

女性がちゃんと所得を得られるかどうか、男性にとっても大問題です。
たとえば、ニューヨークのように物価も家賃もものすごく高い街では、
夫婦共働きでないとやっていけません。

一昔前には、結婚相手は稼げる男性、なんて言っていたのが、
稼げる女性、という時代にもうなっているんですね。

現実はホント厳しい、思わずタメ息が出てしまいます。

でもキビシい事ばかりじゃありません。

数字には出てきませんが、この50年間に、
アメリカ女性はもちろん、日本女性もどんどん若く美しくなっている気がします。

最近は30代、40代で始めて子供を産むのは当たり前になりました。
いくつになっても、若くて美しい女性増え続けています。

たとえばセレブでは。4月に出産予定のマライア・キャリーも、
41歳で初めての赤ちゃんです。

女性が輝けば、男性も幸せになれる、
いっしょに力をあわせてがんばって生きて行く。そんな時代なんですね。

さて、日本はおひな祭り、
アメリカは3月WOMEN’S HISTORY MONTHに、
ニューヨークから女性をセレブレートしてお送りしている
今日のフラワーレポート。
後半は、お花の季節先取り、ファッションの話題です。

日曜日に発表されたアカデミー賞。
実はオスカーの数日後は、受賞作品以上に、
セレブが着たドレスの話題のメディアをにぎわします。
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特に「ファッションポリス」と呼ばれる、業界のファッションご意見番たちが大活躍。

今年ファッションポリスたちが選んだベストドレスは、
ブラックスワンで主演女優賞をとったナタリー・ポートマンの
プラム・パープルのドレス

ワーストドレスは、
ケイト・ブランシェットのジバンシーのドレス。
胸のところが大きな丸いパッチワークをつけたようにふくらんでいて、
背中のギザギザのアクセントも、ドレスというより仮装のコスチュームって感じで、
大不評でした。
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実はケイト・ブランシェット以上にファッションポリスにこきおろされたのはマドンナ。
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授賞式の後、雑誌バニティフェア主催のパーティで、
マドンナが着た黒いレースのドレスはお尻半分から下がスケスケ。

いっしょにパーティに出席した14歳の娘ロルデスさんはこれを見て
「ママ、どうしてもこのドレスじゃなきゃだめだったの?」と言ったとか。

マドンナは露出度高過ぎて失敗しましたが、この黒いレース、
実はこの春のトレンドアイテムです。

ブラックスワンの大ヒットで、
バレエにインスパイアされたファッションがはやっていますが、
黒いレースもそのひとつ。
黒いレースの指無し手袋や、黒いチュール使いのアクセサリー、
ドレスアップのアイテムです。
普段から楽しめるのはもちろん、バレエフラッツ。
この春もカラフルなフラットシューズはやりそうです。

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そして、鳥の羽のアイテム。フェザーのついたイヤリングやネックレス、
ヘアアクセサリー。FOREVER21に行くと安いのがいっぱい売ってます。

さて、続いては、この春のトレンドカラー。
ホットピンク:

特にアクセサリーやメークでピンクのアクセントをつけるのがこの春のスタイル。
ケイト・スペードのショッキングピンクのバッグや、お花の指輪なんかが話題。

ただ、普通のニューヨーカーは、もっと安いのを
H&MやFOREVER21あたりで探します。

ピンクメークも人気、
オスカー授賞式では、ブラックスワンのもう1人のバレリーナ。
ミラ・キュニスがセクシーで愛らしいピンクメークで話題になっていました。


アクセサリーではなく、服として着るなら、もうちょっとおさえた
コーラルピンク、コーラルオレンジ ピーチなんかがこの春の色。

トップ1枚、アクセサリーを1個買うだけでも、春らしい気分になれるもの。
これからやってくる春を、思い切り楽しみたいですね!

男性の皆さんは、ホワイトデーのプレゼントの参考にしてくださいね。

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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers