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3月9日(水)のフラワーレポーターは、オーストリア・ブルーデンツから、現地に住んで3年、櫻川時子さんです!

◎フォーアールバーグ州のブルーデンツ市について
日本人はブルーデンツのあるフォーアールバーク州には10人くらいしかいないみたいで、
町を歩いていてもまず日本人に出会うことはないですね。
アルプスの町なので、日本からもうちょっと観光局が来てもおかしくないかなとが思うのですが。
この地方の特徴、例えば、
「生真面目、働き者、きれい好き、家を建てたりリフォームするのが生き甲斐、家族を大切にする等!」
特に家に関しては、エコノミークライシスで多くの人が新築のマイホームを失ったにも関わらず、
DIYショップや家具屋、建築メッセが大賑わいするという所で、ヨーロッパでも
これほど家のメンテナンスにお金と労力を費やしている地域はないと思います。
                                 
ミルカチョコレートの工場が駅前にあり、町中チョコレートの香りに包まれている。
町内にはビール工場(Fohrenberger)もあり、ドイツ系のおいしいビールを製造している。
周辺にはスキーリゾートとして知られるLech, Brandnertalやヘミングウェイが愛した町Schrunsがある。
うちから見える山の反対側にハイジの村マイエンフェルトがあります。
(直線距離で20キロ以内だがトンネルがないので山を迂回しなければならず車で1時間かかる)
               
                      
◎この時期は「ファッシング」や「フンケン」といったイベントで盛り上がると聞きましたが?
ファッシング(シュワーベン・アレマン地域の謝肉祭と仮装行列)
そしてフンケン(要らなくなったクリスマスツリーを積み重ねて作った焚き木の上に魔女の藁人形を乗せて燃やし、
春を呼ぶお祭り 魔女=冬の象徴 を燃やして春を呼ぶ)
3月9日はちょうどファッシングで馬鹿騒ぎした翌日の「灰の水曜日」の反省日。
肉を食べない日なので、内陸国のオーストリアでもこの日には北海や地中海から
おいしい魚がたくさん入荷され、お魚好きにはラッキーな日!
                
                    
◎変わった風習
さらに、そちらの地域の変わった習慣があると聞きましたが?
⇒早寝、早起きがあたりまえ。夜10時以降に灯りのついている家は少ない。
 小学校が7時45分に始まるので、子供は必ず夜8時前に寝なくてはならない。
 夜6時に寝る子供も。
⇒郵便局、ベーカリー、銀行、薬局、各個人商店は月曜から金曜日は午前8時から正午まで、
 午後2時から5時か6時までの営業。正午から2時まで休業。土曜は午前のみの営業。
 日曜、祝日は休業。
⇒昼食を家族揃って食べるという風習があるので、外で働いているパパも幼稚園や学校に通っている
 子供も昼は家に帰ってきて昼食をとる。
⇒ほとんどの会社員は月曜から金曜の午前中までしか働かない。
⇒大きな会社に勤めるバリバリのビジネスマンでも、夏には家族と過ごすために  
 2週間~1ヶ月のロングバケーションをとるのは当たり前。
⇒家が何よりも大事なので、どんなに所得が低くても、家の建築にはかなりのお金を使う