« 【webラジオ】5月25日(水) ルーマニア | メイン | 5/26(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です! »

5月25日(水)のフラワーリポーターは、ルーマニアに住んで8年、現地で旅行会社のスタッフとして活躍されています、佐藤利華さんです。

●ドラキュラ伝説の舞台として知られるブラン城、どんな所なのですか?
                         
→首都から車で3時間のところにあるブランという町にあります。
ブラン城がたてられた当時はトランシルバニアとワラキア地方を
結ぶ関所としての役割を果たす為にあたりをみまわせる丘の上に建てられています。
ワラキア公国の領主ミルチャ公の一時所有の後、
何度か所有者かわります。その後ルーマニア王族が国外追放されるまですむことになります。
その後ずっと国の所有となっていましたが
王族の子孫の方に2009年に完全返還されています。
ちなみにドラキュラ公として知られるヴラド公は
実際はほとんど住んでいなかったといわれています。ルーマニア人ももちろん観光します。
そして世界遺産の修道院です。ルーマニア人ももちろんいったりします。
                     
                     
●ルーマニアには「魔女」という職業がある?というのは本当ですか??
                    
→ジプシーの占い師のことです。昨年11月、魔女達に課税しようという一方変わった法案を
ポポビッチ国会議員が提出したことで話題になりました。本物かどうかはさておき、
占い等を続ける魔女たちはかなりの額を稼ぎ裕福であるといわれているのが
この法案がでたきっかけです。
これに対しルーマニア国内の魔女達が一斉に反発。
「上院で通ったこの法案を下院でも可決するならこの国を呪ってやる!」と
魔女たちが呪いの集会?をその後行ったことで
更なる話題を集めました。彼らの呪いがきいたのか、結局この法案は下院通過せず
お蔵入りとなりました。代わりに一連のニュースが世界に発信され、ルーマニアに
魔女がいる!と全世界に知らしめることとなりました。その後、CNNやBBC、EURO
ニュースなどでルーマニア魔女特集が放映されています。
日本でもとりあげられることが最近多くなりましたね。
                       
                          
●6月上旬の、恒例のブルガリアのバラ祭りは以前取り上げたことがありますが、
ルーマニアとセットのツアーもあって人気だとか。
どのようなツアーが具体的にありますか、お薦めでしょうか。
              
→6月第1週週末に毎年あるブルガリアのバラ祭りとセットでルーマニアのブラン城やペレシュ城、
修道院をまわるツアーが多いです。5月がいいのはやはり季節ですね。新緑がとてもきれいです。
                 
                    
●りかさんがルーマニアに渡られた経緯、ルーマニアの繋がり、8年いらっしゃってルーマニアのイチバンの魅力など教えて下さい!
                
→ルーマニアにいったきっかけは協力隊です。一旦帰国し就職しましたが
勤務先の会社がルーマニアに工場を持っていた為、縁あって再びルーマニアに派遣されました。
地方の町で3年働きましたが、ルーマニアが好きになりもっと長く残れるようにと
現地の会社に転職した次第です。一番の魅力、人々が自分に正直に暮らしていることでしょうか。
ラテン気質と共産主義の影がミックスされて、他ではみられない魅力をつくりだしていると思います。
人間ですから、いやなこともあったりおこったりしますが、やはりルーマニア人のその不思議な魅力に
癒されているのかもしれません。
                          
               
●ルーマニア語で役に立つ一言、教えて下さい!
                    
→役に立つかわかりませんが、サ トライアースカ ロマニアというフレーズがあります。
しいて訳せばルーマニア万歳?みたいなものでしょうか。
実際の生活では使う機会ありませんがルーマニアがんばれ!という応援の気持ちを込めたい、
という意味で私はこの言葉をお勧めします。