今日はニューカレドニアでダイビングセンターのマネージャーをされている小川理志さんのレポートです。
まずはニューカレドニアのお写真からどうぞ!!
photo by 小川理志
○ニューカレドニア ヌメアの御天気や町の様子は?
今は夕方6時頃で、ちょうど夏が終わって季節は秋に変わってきたところです。
日中は25度、朝とかは20度程です。
○小川さんが、ニューカレドニアに行かれた経緯について教えて下さい
もともと日本でもダイビングの仕事をしていたのですが、ニューカレドニアに行っている友人にニューカレドニアにもこの仕事があるよ!と誘われ、ニューカレドニアにやってきました。
○小川さんのお仕事について ダイブセンターのマネージャーとは?ダイビングガイドのお仕事とは?また、ダイバー小川さんの一日について教えて下さい
お客様と一緒にダイビングをしたり、全体のマネージメントをしています。
○ニューカレドニアに住んで11年。この国の魅力は?
まずは気候が過ごしやすい!!
海の美しさ、ビーチの景色も最高です。
photo by 小川理志
○震災前も震災後も変わらず 日本人観光客に人気のニューカレドニア 小川さんがお考えになる、ニューカレドニアのイチバンの魅力、ダイビングの醍醐味とは?その他お薦めのスポットなどありましたら。
今も日本人の方もたくさんいらしています。
ダイビングのシーズンは今ちょっとシーズンが過ぎたところです。
水中写真も撮っているんですが、エイの仲間でマンタがいるのですが、これが凄い!!
水中で写真を撮るのは難しいですが、ジッと待っていると、向こうから寄ってくるんです。
○最後に役に立つ一言(公用語 フランス語)
サバ!!
こんにちは!と+アルファの意味合いがあります。
○東日本大震災のチャリティー活動なども行われています。
ニューカレドニア内でも震災のこと、その後の原発のことはとても話題になっています。
ニューカレドニアを訪れる人を国籍で見るとフランス人と同じか、それ以上で日本人が上回っています。
ツーリストという点では断然日本人がマジョリティーです。
在住の日本人有志による募金活動は何度も行われました。
朝市や大型スーパーにて大人や子供も参加しました。
在住日本人ピアニストの呼びかけによる、有志の音楽家が集まったチャリティーコンサートも開かれました。
今週末16日には、レストラン、航空会社などが売上の一部を義援金にしようという活動も予定されています。
ここに住む多くの人が悲しみを共有し、そして手を差し伸べたいと思っています。
これらは観光局のHPでも紹介されています。
http://www.newcaledonia.jp/br/
私的な意見ですが、被災された皆さんがある意味、現実から少
しの間離れることのできるような、楽園のイメージが伝わるよう
な話とかもよいと思います。
先週、仙台からいらしたカップルが体験ダイビングに参加されました。
海の中、カラフルなお魚たちとのひと時を楽しまれました。
地震のことは一切お話になりませんでしたし、私からもその話題には触れませんでした。
でもとても楽しまれたと、ダイビングが終わったあとの表情から読み取れました。
結婚式は延期となってしまったが、新婚旅行は延期せずにいらっしゃるカップルもいます。
計画して楽しみにしていた結婚式が延期になっただけでも悲しみは深いと思います。
日本中が悲しみ傷ついている中、消極的にならず、前向きに旅行に出かけられたことにより、悪いニュースばかりが目立つ現実からは少しの間でも離れることができてよかったのだと私は思います。
ニューカレドニアで、ツーリズムに携わる者としては、ここにいる間、少しでも多く楽しんでいただくこと、非日常な環境と時間をたくさん提供することを以前より心がけて仕事に臨んでいます。
ニューカレドニアの魅力はやはり海。
特にイル・デ・パンやロイヤリティ諸島の島々では、透明度のシンボルともいえるターキッシュブルーの海に出合えます。
この島を広く日本に紹介したのは、作家・森村桂が書いた旅行記『天国にいちばん近い島』。
それまでは、日本からの飛行機の便もなく、およそ観光とは無縁の島でしたが、今では美しい海を求め、年間何万人もの日本人が訪れる場所となりました。美しい海と島に特有の自然、そして旅をするのに一番大切な、人の優しさと安全がある島です。
photo by 小川理志
小川理志さんプロフィール
1969年1月30日生まれ、京都府出身
23歳からダイビングを始め、3年後にインストラクター資格を取
得。地元京都や和歌山の海で修行を積み、1999年にニューカレド
ニアの離島イルデパンへ渡りダイビングに従事。
2001年から本島のヌメアへ拠点を移し、ダイブセンター「ALIZE」のマネージャーとなる。
趣味は陸上と水中の写真撮影。作品はガイドブックやダイビング
雑誌、撮影機材メーカーのHPなどで使用されている。
世界中に散らばった日本人ダイビングガイドで構成される「ガイド会」所属。 http://www.guide-kai.com
現在、愛妻と愛犬の3人暮らし。
HPはこちら: http://www.alizedive.com
ニューカレドニア海中写真館
photo by 小川理志