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10/28(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

ワールドシリーズがスタートしましたが、
ニューヨークヤンキースは既に敗退。。。でもがっかりしているヒマもありません。

しかしニューヨークは今週ますますアツイ!

ニューヨークのバトルの舞台はついに1週間をきったMIDTERM ELECTION
中間選挙に移っています。

さらに今週末は、年々盛り上がる一方のハロウィーン!

仕事も遊びも、そして社会参加も全力投球のニューヨーカー、
忙しい1週間!

今日は4日後の31日にせまったハロウィーン。

ハロウィーンというと、日本では?
仮装とか、カボチャとかをイメージすると思いますが、
アメリカでは 。
もうひとつのクリスマス、と言われるくらいもりあがっています。
そして後半はアメリカ中間選挙直前情報、2本だてでお送りします。

クリスマスに迫るビッグイベントになりつつあるハロウィーン
ハロウィーンを前にしたニューヨークの街は、カボチャでいっぱい、
オレンジ色に輝いています。
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ハロウィーンのルーツはヨーロッパで、年に1度戻って来る悪い霊たちを、
人間が霊に扮し混乱させて撃退する、ということらしいですが、
今ではそんな事はほとんど誰も気にしていません。

子供達は仮装して近所の家を回り、「Trick Or Treat(おかしくれないと
いたずらしちゃうよ!)と言ってチョコやキャンディーを大量にもらえる、
夢のような日。
大人も仮装してパーティに出かけたりニューヨーク名物の夜のパレード、
ハロウィーンパレードに参加。
子供から大人までが誰もが自分ではない誰かに変身し、堂々とはめをはずして
とにかく楽しんじゃうのがハロウィーン!

そのハロウィーン準備はやっぱり衣装の調達。

もともとパーティタウン・ニューヨークにはコスチュームや
パーティグッズを売る店がいっぱい。
それがハロウィーンの前になるとあちらこちらに
ポップアップショップがお目見えし、
普通の大手スーパーマーケットチェーンでさえありと
あらゆる仮装の「セット」がON SALE

私が昨日行って来たお店はその名も「Party City」
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まるで巨大倉庫のような店内には、コスチュームが1000種類以上!
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大混雑の店内はまるでお化け屋敷のようにディスプレイされています。
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衣装は定番の魔女やドラキュラだけでなく、
女性は看護婦さんやセクシー婦人警官、チアリーダーなどセクシー系が主流。
男はホットドッグとかバナナなんている笑いをとる系も結構人気。
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子供や赤ちゃん用では、
フットボールサヤエンドウなんていうのが意外とカワイイ。
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ペットの衣装もちゃんとあります。
1セットでだいたい3000円から6000円くらい。
これが飛ぶように売れています。
ハロウィーンはビッグビジネスなんです。

店の前でキャッチしたニューヨーカーにどんな衣装を着るか聞いてみました。

若いママは自分はティンカーベルで娘が白雪姫
高校生の男の子はアバター
もうひとりの高校生はストリッパー?
女性コンビは映画「俺たちに明日はない」のボニー&クライド

最後のお母さんは、3才の娘のためにテレビの人気キャラのコスチュームを
探していましたが、ソールドアウトで他を探すそうです。見つかったかな?

トレンドのコスチュームというのも、もちろんあります。

Yahoo.comによれば、今年もっともサーチされているコスチュームのトップは、
LADY GAGAの「生肉ドレス」。
これはさすがに普通のショップでは売ってません。
ニューヨークの人気新聞デイリーニュースが
市内のお肉やさんの見積もってもらったら、お値段10万円だそうです。
この不況時にそんなお金を出す人がいるのか? ハロウィーン当日が楽しみです。
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ニューヨークレポート後半は、
来週火曜日に迫ったアメリカ中間選挙。

オバマ大統領誕生から2年、
アメリカは今失業率が9.6% 10人に一人は働きたくても仕事がない状況です。
一方で食品や公共料金はどんどん値上がり
たばこの値上がりの話もしましたよね。
私たちのニューヨーカーの生活も厳しくなる一方です。
いったいどうなってしまうんだろう? という不安は否定できません。

そんな中でオバマ大統領の47%前後の低い支持率に乗って、
議会の過半数奪回を狙う共和党は、
夏頃からオバマ攻撃に入り、イケイケな感じでした。

しかし、ここに来て民主党支持者も勢いを盛り返しています。
「これは投票しなければやばい」という雰囲気になっているんですね。

同時にオバマ大統領の支持率もリバウンド。
特にニューズウィークの世論調査では、支持率は54%にまで回復してきています。

もともと民主党支持者が多いニューヨーク。
特に若者は、何があってもオバマを信じるという人もまだまだ多い。
オバマ大統領の景気刺激策がなければ、
もっとひどい事になっていたかもしれないが、
そういう事は決して評価されない、という専門家のコメントもあります。

共和党の有利は変らないものの。。。最後までどうなるかわからない。
2年前の大統領選ほどではないものの、熱い選挙になりそうです。

そんなわけでニューヨーカー、
土日はハロウィーンで不況もヤンキース敗退も忘れてはじけた後、
1日おいて、火曜日は選挙に行く。

という忙しい1週間になりそうです。


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers