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2月14日(月)アメリカ・ハリウッドから千歳香奈子さんのレポートです。

今日はハリウッドで芸能レポーターをされている千歳香奈子さんのレポートです。

2月14日(月)現地LAのステイプルズセンターで行われたアメリカ音楽界の祭典・グラミー賞のレポートをしていただきました。


開場のステイプルズセンター

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隣接するLA LIVEにはグラミー博物館があります。
この博物館にはグラミー賞に関する展示物の他、アメリカの音楽史が分かる展示物も多数あります。

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まずは主要4部門ですが、Record of the year、Song of the yearの2部門でLady Antebellumが受賞!
Album of the yearはカナダのバンド、Arcade Fireのアルバム「The Suburbs」が。
Best new ARTISTはEsperanza Spaldingがそれぞれ受賞しました。


今回はなんと言っても、B'zのギタリスト、松本孝弘さんがラリー・カールトンと共作したアルバム「テーク・ユア・ピック」が、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞を受賞しました。

日本人がポップス部門にノミネートされるのは稀で、受賞はすごい快挙。カールトンが
ギターメーカーのギブソン社を通じてオファーして実現。B’zは結成20周年
を迎えた07年にハリウッドのロック界に貢献したアーティストを讃える米国の
Hollywood’s RockWalk(ハリウッド・ロック・ウォーク)に日本人アーティスト
として初の殿堂入りを果たしたが、その偉業に続く快挙となりました。


また、日本のジャズピアニスト上原ひろみさん(31)が参加した「スタン
リー・クラーク・バンド」の同名アルバムが最優秀コンテンポラリー・ジャズ・
アルバム賞を獲得した。 最優秀ニューエージアルバム賞には、大阪出身で南カ
リフォルニア在住の琴演奏家、松山夕貴子さんが参加したポール・ウィンター・
コンソートの作品が受賞。
さらに、クラシックのピアニスト内田光子さん(62)がクリーブランド管弦楽
団と共演した作品で最優秀インストゥルメンタル・ソリスト演奏賞を受賞してい
ます。

日本人は過去、ラストエンペラーで坂本龍一が最優秀オリジナル映画音楽賞
(89年)、シンセサイザー奏者の喜太郎ら(01年)が最優秀ニューエージア
ルバム受賞、太鼓奏者の中村浩二さんが最優秀ニューエージアルバム賞(08
年)を受賞していますが、ポップス部門での受賞は快挙です。


●最多10部門にノミネートされていたエミネムは「リカヴァリー」で最優秀
ラップ・アルバム部門など2冠に終わる大波乱に。今回のノミネートでエミネム
完全復活とも言われましたが、結果は2冠に終わり、同じく主要3部門にノミ
ネートされていたレディ・アンテベラムが、年間最優秀レコード、年間最優秀楽
曲賞を含む最多5冠となりました。最高賞といわれる「年間最優秀アルバム賞」
はカナダ・モントリオール出身バンド、アーケード・ファイアの『ザ・サバーブ
ス』が大穴受賞に。

エミネムはドメスティック・バイオレンスを題材にした「ラブ・ザ・ウェイ・
ユー・ライ」で、恋人からDVを受けたことのあるリアーナとコラボして話題
に。全体では、このパフォーマンスが一番の盛り上がりを見せていました。


●注目のレディー・ガガは「バッド・ロマンス」で最優秀ポップ・パフォーマン
ス、最優秀ショート・フォーム・ミュージック・ビデオ、アルバム「ザ・モンス
ター」で最優秀ポップ・ボーカル・アルバムの3部門を受賞。ステージでは新曲
「ボーン・ディス・ウェイ」を初披露し、注目を集めました。


●ミック・ジャガーがグラミー賞に初登場

ミックは86年にローリング・ストーンズで功労賞を受賞したときにロンドンか
ら中継で参加したことはあるが、意外にも生パフォーマンスは初。昨年亡くなっ
たソロモン・バークさんのトリビュートコーナーに出演し、名曲「Everybody
Needs Somebody」を熱唱しました。

千歳香奈子さん
HP http://www.chitosekanako.com

プロフィール

>札幌生まれ。稚内北星短期大学(現稚内北星大学)在学中に交換留学で訪れたサハリンで、同行取材した地元の新聞やテレビの記者の方々の仕事ぶりを見て ジャーナリストに 憧れる。もともと、テレビの旅番組のレポーターとして世界中を回ることが夢だったこともあり、卒業後にシアトルに語学留学。その後、観光で訪れたサンタモ ニカに魅せられて、サンタモニカ─w)€タ鹿届淋昭届淋€ム冨貼応徳壇就MS ゴシック">・カレッジに進学。写真家の父の影響もあり、フォトジャーナリズムに興味を持ち、写真を専攻。サンタモニカ・カレッジ卒業後は、ロサンゼルスで日本のテレビ番組を製作するプロダクションでのコーディネーターやカメラマンのアシスタントなどを経て、 1996年に日刊スポーツ新聞社アトランタ支局にアシスタントとして現地採用される。念願のアトランタ五輪の取材に携わり、様々な選手や競技、街ネタの取 材および記者やカメラマンの取材アシスタントを経験。全米陸上で撮影したカール・ルイスの写真 が初めて紙面に掲載される。五輪終了後はロサw)ンゼルス支局にアシスタントとして勤務。1997年にビザの関係で帰国し、日刊スポーツ新聞社東京本社にて海 外ニュース を扱う外電部に2年間勤務。メジャーリーグやNBA、NHL、サッカーなど海外ニュースを担当する。99年に再渡米して以来、ロサンゼルスを中心にハリ ウッドの芸能情報や映画・ゴシップなどエンターテイメントニュースを中心に取材・執筆中している他、多くのハリウッドセレブにもインタビューしている。