« 【Webラジオ】11月22日(火)『小松菜としらすの焦がしネギ風焼きうどん』 | メイン | 【Webラジオ】11月29日(火)『ののこめし』 »

11/29(TUE)のFFFは…

11/29(TUE)のオンエアでは・・・
FFF料理長の村上有子先生と一緒にスタジオでお送りしました。

111129-1.jpg

今日は、鳥取県西部地域、特に、弓浜半島近辺に伝わる
郷土料理「ののこめし」をご紹介しました。


お話しは、鳥取県米子市にあります、
「ののこめし」を広める活動をされていらっしゃる、
「米子いただきがいな隊」の会長、松原毅さんに伺いました。


「ののこめし」は、お稲荷さんのような形をしています。
由来は、綿が入った半纏「布子〈ぬのこ〉」が変化したもの。
「ののこめし」のふっくらした格好が、その布子と似ていることから、
「ぬのこ」がなまって「ののこ」、「ののこめし」となったとか。
地元では「ののこめし」のことを「いただき」とも呼ばれています。
これは、「ののこめし」が、特別な行事があると各家庭で作り、
近所に振る舞った風習に由来しています。お米が貴重だった時代、
大変なご馳走だったこともあり、近所の方に「もらう」ではなく、
「頂く」という感謝の気持ちから、「いただき」となったそうです。


「ののこめし」の中身の基本は、野菜やこんにゃくですが、
そのほかにも、山菜を入れたり、牛肉を入れたりとレパートリーも様々。
地元には、三角形の形をした油揚げが売られているそうです。
各家庭で、代々受け継がれる「おふくろの味」=「ののこめし(いただき)」
ぜひ、後生に残して言って欲しい、そんな1品です。
【鳥取県米子市・米子いただきがいな隊】


今日は、FFF料理長の村上有子先生流
『ののこめし』作り方を紹介します!
111129-0.jpg


◎◎◎ 材料(2人分) ◎◎◎
油揚げ 4枚(260g)
米(研いでザルにあげておく) 1合(180㏄)
ごぼう(笹がきにしておく) 20cmぐらい(40g)
にんじん(小さな短冊切り) 1/4本分(30g)
椎茸(半分に切って薄切り) 2個(35g)
鶏もも肉  1/2枚(125g)
(→皮をはいでから小さなそぎ切りにし、塩をしておく)


こんにゃく(小さな短冊切り) 60g

煮干し(頭と内臓は取っておく) 15g
昆布(布巾で表面をふく) 10cm

酒 大さじ2
みりん 大さじ2
砂糖 大さじ1
醤油 大さじ3


◎◎◎ つくりかた ◎◎◎

(1)油揚げを準備する。小鍋にお湯を沸かし、
  油揚げを加えてサッと茹でて油抜きをしておく。
  その油揚げを半分に切って、中を袋状にあけておく。
(2)ご飯を油揚げに詰める。ボールに研いだ米、ごぼう、
  にんじん、椎茸、塩をした鶏モモ肉、こんにゃくを入れて、
  良く混ぜておく。それを袋状にあけた油揚げの中に詰めて、
  三角形の形になるように成形して爪楊枝で縫い込むように
  蓋をしておく。
(3)煮ていきます。鍋に昆布、煮干しを入れて、
  (2)の油揚げにつめたご飯を重ならないようにしながら入れる。
  そこに水をひたひたに入れたら、調味料を加えて沸騰させ、
  弱火にして落とし蓋をして、約30~35分、水分がほぼなくなるまで煮る。
  煮上がったら5分ほど蓋をして蒸らしたら、出来上がり☆


★油揚げを1度、湯に通すことで、味が染み込みやすくなります。
111129-2.jpg


★油揚げの中身は、たっぷり入れて、三角形の形にしてあげてください。
111129-3.jpg


◎工程2「油揚げに具を詰める」方法は、動画でチェック!


★ご飯を詰めた油揚げが重ならないように、入れてください。
111129-4.jpg
重なるとご飯の固さにムラが出てしまうことがあります。


*温かくても、冷めても、美味しい「ののこめし」
 お弁当に詰めても、GOOD!


*一緒に煮た煮干しにも、味が染み込んで美味しいです。
 カリシウムがたっぷりなので、捨てずに召し上がってみてください。
 お酒のアテにも、最高です♪


来週のFFFも、お楽しみに!