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11月9日(火)のフラワーレポーターはブラジルにお住まいになって9年、歌手として、パーカッショニストとして活動していらっしゃるMAKOさんです!

◆ブラジルといえば、ボサノバの本場ですが、ブラジルでのボサノバの人気はいかがでしょう?


残念ながら、本場ここリオでは、ボサノバの音楽は既に消滅していると言っても過言ではないでしょう。 今や、ボサノヴァは日本やアメリカヨローッパの音楽になりつつある,というのが正直な情報です。 それでも、ボサノバの数々の名曲を生み出しAntônio Carlos Jobimは、ボサノヴァという音楽ジャンルを創生した、偉大な作曲家として現在も尊敬され続けています。そして多くのアーティストがジョビンの作品を演奏し、音楽的ジャンルを超えて今でもMPB(ブラジルポピュラー音楽)に広く影響を及ぼしています。勿論、私もCDを録音する選曲段階で、私自身が魅了したブラジル音楽、サンバの他、北東音楽のリズム、ショーロと言われるサンバよりも以前にリオで生まれたインスト音楽意外にボサノバのリズムを奏でる曲 (Tudo Teu) 選曲しました。この曲の選曲は、日本のボサノヴァ音楽ファンに聞いてもらい、他のブラジル音楽ジャンル(サンバ、北東音楽のリズム、ショーロ)を知ってもらおう、というのが狙いでした。


◆マコさんは、ボサノバには影響を受けたのでしょうか?


私が日本で歌手としてブラジル音楽活動を始めたきっかけとなったのも、ボサノヴァでした。 当時私はボサノヴァの知識は勿論、ブラジル音楽の知識さえ全くありませんでしたが、お仕事をこなしていくうちに徐々にブラジル音楽に魅了されます。当時、色んなアーティストのCDを聞いてポルトガル語も全く解らなかった当時は耳で聞いて丸コピーしていましたのですが、そんな私がよく聞いていたアーティストの一人にGal Costa(ガル・コスタ) という女性歌手がいます。そして今年65歳になったGal Costa (ガル・コスタ)は、Caetano Veloso(カエターノ・ヴェローゾ)今年2枚組の記念CDを来年リリースする他、デビューから現在までのヒット曲を集めた15枚組CDを発表する予定です。


◆残念ながら、ボサノバはあまり受け入れられていないようすが、どんな音楽が人気なんでしょうか?


ボサノヴァは消えてしまったものの、ブラジル音楽として今、リオで最も人気のあるジャンルはサンバ。 私が住んでいるラパ地区は、週末の金曜日、土曜日は歩行者天国として音楽を楽しむ住民、そして観光客に愛される場所です。毎日のようにブラジル音楽の演奏が聞ける、そして踊れる場所が溢れかえるほどあります。最近私が気に入っている場所と言えば、私も最近CDリリースライブを行ったLapinhaというピアノバー。ラパに新しく生まれたこのピアノバーはテーブルでゆっくりと食事が出来て、そして美味しいお酒が飲めるお洒落なバーです。私が大好きなアーティストは日本に11月に初登場するRoberta Sá(ホバルタ・サー)です。新しい彼女のアルバム「Quando O Canto É Reza」は必聞です。


◆ブラジルに行った時、会話に花が咲くような役に立つ一言。


Tudo de bom para vocês, e até a próxima !!! → お元気で、又会う日まで!!!


MAKOさんWebサイトはコチラ…
www.makobrasil.com