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8月24日のフラワーレポーターはニュージーランドのウェリントンに住んで19年磯貝輝未さんです!

◆ニュージーランド産のワイン、注目されていますが・・・


ニュージーランドのワイン産業は最近世界でも有名になりました。
2009年の統計によるとニュージーランド内に643件のワイナリーがあるそうです。ワインは生産の半分以上は海外輸出向けだそうです。
オーストラリア、イギリス、アメリカが輸出のメインですが、日本にも少ない数ですが、送られているそうですよ。日本の高級レストランとかで扱われているみたいです。
残念ながら一般の人にはまだまだ知られていないみたいですね。


◆ワインは、どんな場所で作られているんですか?


ニュージーランドのワイン産業が盛んな各地各地で、土地も気候も違うので、ニュージーランド産といってもかなり違う味のワインが味わえるのです。北島の東海岸あたりでは白ワインのシャルドネやソーヴィニヨンブランが有名ですが、ウェリントン地方ですと赤のピノ・ノワールが盛んとなっています。南島の北先端あたりの産地ですとソーヴィニヨンブランが主、南島の南のほうに行くとピノ・ノワールが主になります。私の住んでいるウェリントンの近くの産地は、フランスのボルドー地方の土地ににているみたいで、赤ワインが美味しくできるそうです。スーパーで手に入るような大量生産のワインよりも、数に限りのあるboutique(高級)ワインに注目が浴びているニュージーランドワイン産業。各産地でワイナリーツアーなどが盛んで、現地でしか味わえないようなワインを探し出すのが、ワイン通にはたまらないようですね。


◆ニュージーランドの方も、やはりワインは良くお飲みになりますか?


ニュージーランド内でも国内産のワインのよさが認められるようになり、ワインと食事のマッチは、どこのレストランでも力を入れるようになりました。白ワインは魚系、塩辛い食事と一緒に、赤ワインは肉料理と一緒に。ニュージーランドのラム料理なんかは赤ワインと味わうと美味しさが増すようです。ニュージーランドは羊で有名ですよね。1980年代には人口一人頭20匹の羊の数でした。今ではこれがちょっと減り、一人につき10匹となりました。それでも人口400万人の国に4千万頭の羊がいるのですからね。羊の国と言われるのも判ります。これだけ羊がいながら、ラム肉は高いのです。質のいいラム肉は海外へ輸出されてしまうので、ニュージーランド国内にのこるラム肉はちょっと質が落ちたりします。いいものはそれだけ値段がはるわけです。


酪農国家のニュージーランドですから、チーズも美味しいものが沢山作られています。日本でもきっと手に入るのでしょうね。いろんな味のチーズを味わえるcheese platterというのは、レストランのメニューに必ずあります。チーズもワインと同じく、ニュージーランド産の質のよさが世界中で認められるようになり、スーパーマーケットやレストランなどでも力を入れるようになりました。チーズによってマッチングのいいワインと悪いワインがあるので、いろいろとチャレンジして自分好みの味に合うのが楽しいと思います。