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6月3日(水)は、メキシコ在住のフラワー・レポーター、植田雅美さんからのレポートです!

豚インフルエンザ、ご存知のように毒性は低いので、
罹患しても適切な処置を行えば死に至ることはないので、ある意味安心ですが、
「新型インフルエンザでは死なないけれど、仕事がなくて飢え死にするかも」
と冗談で言われるほど、メキシコ経済に与えて打撃はかなり深刻です。
 
メキシコでは先月末、政府が
「黄色信号が緑色に変わりましたので、通常の生活に戻ってください」と発表しました。
これまではマスクは必ず着用し、
スーパー、学校、会社の入り口ではアルコールジェルをつけさせられましたが、
たぶん来週からはそうしたことから開放されそうです。
今中止されている、体育や課外活動も段階的に様子をみながら開始されるようです。
 
また今回の騒動でキャンセルされた子どもの日、母の日、先生の日など
様々な楽しいイベントがあったのですが、
学校によっては形を変えて皆が明るい気持ちになれるよう楽しい企画を考えています。
私自身への影響は、予定していた日本メキシコ学院のメキシココースの学生たちの日本旅行も
キャンセルが決まり、わたしの引率の話もキャンセルになりました。
生徒も私も本当に残念な気持ちで一杯です。
それから2週間も家に閉じこもっていたので、
ストレスのはけ口がどうしても食べる方に向いてしまい、
運動不足と重なって太ってしまったかも?!
 
日本へのアドバイスとしては、予防としてはとにかく人ごみを避けて、
できるだけ家で過ごすこと、
外出先から戻ったら手洗いとうがいをしっかりすることに尽きると思います。
 
またマスコミの報道を過信せず、落ち着いて行動することは
とても大切だと今回つくづく思いました。
そして今メキシコで深刻なのは新型インフルの影響で
金融危機以来さらに落ち込みが激しくなった経済問題です。
特にメキシコ経済のドル箱のツーリズム産業の落ち込みは深刻で、
中でもカナダの高校生が修学旅行後に罹患したことがわかり
大騒ぎになったカンクンのホテル業界は、

「万が一お客様から新型インフルエンザの患者を出した場合は、
              1年間の無料宿泊券をもれなく進呈します」

と自信を持って、ホテルのクリーン度をアピールしています。
 
■ メキシコの一言講座■
・「 ¡ Viva Mexico ! 」
 ビバ メヒコ = 万歳!メキシコ 
・「 ¡ Salud ! 」
 サルウ = 乾杯
  
 
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