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5月5日(火)のフラワーレポーターは、アメリカ・シカゴ在住5年!宮本さおりさんです!

いわずと知れたオバマ大統領の本拠地。
私はオバマ邸から徒歩5分の所に住んでいます。
オバマ人気はすごく、いたるところにオバマバッジやTシャツが売られています。
ここ、ハイドパークはシカゴ市内の南部に位置し、ダウンタウンからは電車1本で10分ほどの所。
シカゴ大学の威厳あるキャンパスが広がる地域です。
ここからさらに南に下ると、若かりしオバマが貧困層のために活動していた地域に入っていきます。
一般的に、この地域はどのガイドブックにも危ないので行かないようにと書かれていますが、
まさに、その南部地域こそがオバマ大統領を政治家へと導いた原点なんです。

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 私が関わっているのはそんな南部にある教会での働き。
この教会では週に一度、ホームレスの人々へのランチサービスを行っています。
毎回100人近くの人々が訪れます。
教会の横にはランチの材料にするための小さな畑があり、
春、畑の野菜たちが新しい芽を出し始めます。

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抜け出したくても抜け出せない現実の中で必死に生きている人々もいます。
スラムのような地域でも、そこで生きていくしかない人々もいます。
大きな事件がおこるとやはりスラムは・・・といわれがちですが、ここでも、普通の暮らしを守りたいと思い、生きている人々もいます。ランチにくるのはそうした貧困層の人々。
こうした小さな声き声を聞きながらオバマは政治家への道を考え始めたのだと聞きます。
摩天楼の街シカゴですが、その影にはこうした貧困との戦いも隣り合わせにあります。c

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オバマが自宅に戻ってくると近所の道路が封鎖されます。
先日は、シカゴ大学へと続く大通りが全部封鎖されていたので、
これは一体?と思い警備員に尋ねてみると、
なんとオバマがシカゴ大学を訪れているとのこと。
スターバックスの従業員も外に出てきて、オバマはいつかと、
携帯電話のカメラを構えてまっていました。
私も他の方々と折角なのでオバマを待つことに。
皆さんの話では、どうもお友達とバスケットボールをするためシカゴ大学の体育館に行っているとか。
いやはや、それで通行止めというのもすごいと思うのですが、皆、ぜんぜん文句をいいません。
それどころか、どんどん道に人が出てきてきました。しまいには、近所の人がオバマのために寒いのに警備ご苦労様ってことで、
自分の家のマグカップにコーヒーを入れて街頭に立つ警察官に渡していました。
本当に人々に愛されている大統領なのだなと思いました。
というわけで、ハイドパークで道が通行止め、もしくは両側の街路樹に駐車禁止の表示があり、道に一台も車が止まっていないときはハイドパークにオバマが帰ってきているときです。

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