労働節という日本で言うゴールデンウィークのようなお休みが3日間、5月1日からあります。(一昨年までは7日間の大型連休でしたが、昨年より祝祭日の休日設定が変わりまして、この労働節のお休みは3日間のみで、そして下旬28日から30日に新たな祝日、瑞午節(以前は休みではなかった記念日)が加わりました)。
そして5月初旬に長州島のまんじゅう祭りが開催されます。期間は5月2-3日まで。伝統的なお祭りで、島中を山車が回り、その仮装行列を見に各地から人が集まります。香港セントラルのフェリー乗場から30分~1時間(快速船か普通船かで異なる)のところにある長州島。この島といえば有名なのが、毎年陰暦4月8日(2009年は5月2日)に行われる饅頭祭り。饅頭祭りは、白地に「平安」という赤い文字が書かれた饅頭をビッシリと貼り付けた高い塔によじ登り、「ラッキー饅頭」を奪い合うという至ってシンプルながら、毎年たくさんの人を魅了するお祭りです。疫病が鎮まったお礼とか悪霊を追い払うためとか色々謂れがある饅頭祭り。毎年8日間に渡って行われるお祭り期間には、長州島行フェリー乗場にものすごい数の人が押し寄せます。
その一大イベントの中心となるのが、長州島の北帝廟。このお寺の前の広場に10メートル以上ある饅頭塔が3つ並び、祭りのハイライトとして饅頭争奪戦が繰り広げられます。また、目抜き通りを練り歩く、竹馬に乗った京劇メイクの子供達の華やかな仮装パレードも見逃せません。島はとにかく饅頭一色、白地に赤の「平安」スタンプが押された饅頭であふれます。携帯ストラップやクッションなど可愛い饅頭グッズもたくさんあって、お土産にもピッタリです。
写真提供:香港政府観光局