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11月17日(水)のフラワーレポーターは、ロンドンに住んで25年、現地で英国政府観光局公認ガイドをされているライト裕子さんです。

さて、ご存知のように、ハリーポッターは世界的ベストセラーになった
ファンタジー小説ですが、最終章である「ハリーポッターと死の秘宝」が映画化され、
明後日、11月19日に世界で同時公開されます。
(今回は2部作で、前編が19日に公開され、後編は来年夏公開予定だそうです)。
                       
                        
◆「ハリー・ポッター」シリーズの作者、JKローリングについて
                                  
彼女は娘を産んですぐに離婚して、貧しいシングルマザーだった時代に、
生活保護を受けながらハリーポッター第一作の「ハリー・ポッターと賢者の石」を
書いたのですが、暖房日節約のため、カフェにコーヒー1杯で居座って
執筆していたことは有名な話です。
                                 
ハリーポッターのロケ地として、映画には出てこないのですけど、
エジンバラのエレファント・カフェはファン必見スポットです。
                                 
ということで、昨年エジンバラに行った時に、JKローリングがお世話になった
エレファント・カフェを見に行ってきました。
                         
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ここがJ.K.ローリングが「ハリー・ポッターと賢者の石」を書いた
エレファント・カフェです。
                     
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当時乳飲み子をかかえて極貧だったローリングが、
一杯のコーヒーを飲みながら小説を書いたのですね~。
                          
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ハリー・ポッターが生まれた場所として、金色のプレートが付いていました。
                            
現在、JKローリングの年収約1億2500万ポンド(日本円で約182億円)だそうです。
女王様よりお金持ちですよ。歴史上最も多くの報酬を得た作家なのだそうです。
すごくないですか?生活保護から英国一金持ちの女性になるなんて・・・、
イングリッシュ・ドリームって言うんでしょうか?
英国も不況なので、今年から福祉予算が大幅にカットされたりしていますが、
ローリングは、食事さえろくにできなかったくらい貧しかった
シングルマザーだった時代を忘れずに、
貧困にあえぐ親のためのキャンペーンを展開しているのだそうです。
英国人って、こういうところが偉いなあ~と思うんですよね。
                    
                         
◆明後日公開の「ハリーポッターと死の秘宝」について・・・
                       
ホグワーツ魔法魔術学校の最終学年の7年生となったハリーは、
親友のロンとハーマイオニーと共に宿敵ヴォルデモート卿の魂が宿った
分霊箱探しの旅に出かけます。
旅の途中で仲間割れをしてしまうなどの試練に耐えながら、
死の秘宝の謎や、これまで明かされなかった真実が明らかになります。
                       
見所は、ハリーを捕まえようとする闇の追っ手をかく乱させるため、
ロンやハーマイオニーやロンの兄で双子のフレッドとジョージが、
ハリーに変身して、7人のハリーポッターが登場するシーンです。
主演のダニエル・ラドクリフはこのシーンのために
それぞれの役者が演じているキャラクターを研究して、ひとり7役に挑戦しています。
                          
あと、ロンの妹で恋人のジニーとキスをする場面シーンも、お見逃しなく。
「あの子供のハリーが・・・」なんて嘆かないでください。
イギリスでは17歳で恋人がいるのは当たり前ですから。
まして、ダニエルの実年齢は21歳・・・立派な大人ですから・・・。
                      
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キングスクロス駅 9 3/4ホーム
                                    
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ダイアゴン・アリーとして使われた、レデンホール・マーケット
                  
                                
◆現地の言葉でよく使われる簡単な「一言」
『ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。』byジョンソン博士