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8月5日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

いやー、今日も暑かったです。。。。。

東京のみなさんも本当に暑中お見舞い申し上げます。

そろそろ夏休みをとる人も?
ニューヨークに旅行に来る方、お待ちしています!

そんな方々のためにも、今週と来週はニューヨークこの夏の
ホットなトレンドとクールなトレンドをレポート

まずいきなり、ホットなトレンドからいきましょうか?

この夏のNYのホットなトレンド「大きなお尻」

はー?

この場合、「女性の」お尻です。

ホットというのはもちろん「アツイ」という意味ですが。
イケてる、とか、セクシー、という意味もある。

たとえば、すっごく暑い時に「I’m hot」と言うと、誤解されるのでご注意。
「It’s hot」と言う方が安全です。

と、いきなり英語教室になりましたが、

今日はニューヨークのホットでクールなトレンドをお伝えします。

日本も夏フェスの季節、
ニューヨークは夏フェス会場でもストリートでも、
ショートパンツが大流行中。
それもジーンズをチョキンと切ったタイプのショーツが多い。
これ80’sショーツって呼ばれています、が
今日紹介するホットなトレンドは、80’Sショーツではありません。

そんなショーツが似合うのは、キュッとあがった大きなお尻! という事で、
NYの人気新聞「デイリーニュース」がお尻トレンド宣言をしました!
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見開き4ページを使って「NO BUTT,NO GLORY」という特集記事を掲載。
それによると今いちばんホットなニューヨークセレブは、お尻がセクシーな女性たち
キム・カーダシアン、ジェニファー・ロペス、テニスチャンピオンのセリーナ・ウィリアムズ

今いちばんホットな女性は、お尻のカーブがセクシーなブーティリシャス(bootylicious)!

よく読むと実はきちんとお尻トレンドを論じています。

たとえばテニスチャンピオンのセリーナ・ウィリアムズ
少女の頃はお姉ちゃんのビーナスのスラリとしたモデル体型に憧れ
コンプックスを感じていたそうです。
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トレンドアナリストのシャロン・グローバードさんによると、
お尻文化はもともとアフリカン・アメリカンやラティーノ(ラテン系アメリカ人)のものだった、
しかし、今のアメリカはあらゆる人種や体型の人が暮らすようになり、
体型に関する価値観もますます多様化
かつては“胸”だけがもてはやされたが、
今やあらゆる体型を受け入れるようになった事の現れである」ということなんですが、

そう、ニューヨークの街を歩いていると、肌の色だけでなく、
背の高さも、横幅もホントにバラバラ。
平均ってモノがありません。
そういう中では、お尻が大きいから、とか
背が低いから、高いから。。。みたいな感覚は消えてなくなります。
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世界基準って、実はそういうものなのかもしれません。


さあ後半は、ニューヨークのクールなトレンド、いきます。

クールっていうのは、つめたーい、ひんやり、という意味と共に、
カッコイイ、イケテルっていう意味もありますからね。

そのクールなトレンド。

「水道水」

なんじゃそれ? と思った方、

タイムズスクエアに行ってみて下さい。
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毎週火曜日と水曜日、タイムズスクエアのホコテンのまん中に
「水道」が出現しています。
ちょうど、日本の校庭の水飲み場みたいな大きなシンクに水飲み口が6つ、
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とにかく暑くて喉がかわきますからね、
そして水を飲むだけでなく、手持ちのボトルに水をつぎたす人もたくさん。

この仮設水道の3人の若いスタッフが持っているカンバンには
「NYC WATER ON THE GO」ニューヨーク移動式水道

実はこれニューヨーク市のこの夏のキャンペーンで、
スローガンは『ノンカロリーでヘルシー、おいしいニューヨークの水を飲もう!』
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ちょっとスタッフに話しかけてみると
「ミネラルウォーターなどのペットボトルをどんどん使い捨てないで、
ここで水を入れていってくれれば、資源の節約になるんです。」

実は、ニューヨークの水は冷たくて美味しい事でも知られています。
ハドソン川上流から汲み上げているニューヨークの水道水は、
今年シカゴで行われた「全米水道水コンテスト」で2位の座を獲得
「ニューヨークのおいしい水」として売り出してもいいくらい
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ちょうどボトルに水をくんでいた女性に聞いてみると、

彼女スペインからのツーリスト、
水の味はどう? と聞くと
「なかなかおいしいわよ。スペインの水と同じくらいおいしい」と言ってました。


水をくんでいる人、ペットボトルだけでなく、
ステンレスの水筒の人もけっこういます。
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実はステンレス製の水筒もこの夏のトレンド

エコ意識の高まりで、ペットボトルよりも再利用しやすい「水筒」を持ち歩くことで
「私はエコにコンシャスです」というメッセージにもなっている。

そんなわけで、水筒自体のデザインのバラエティも、売っているお店も増加。
もともと「WHOLE FOODS」などのオーガニック・スーパーで売られていたのが、
今年は「OLD NAVY」などのアパレルチェーン店でも、
街でもアウトドアでも持ち歩こう! と大フィーチャー。
ここのはステンレスウォーターボトルが5ドルと激安。
(私も愛用中)

それにしてもお尻とか水道水とか、
当たり前のモノがトレンドになるのも、景気が悪いせいもあるし、
身近なモノを見直そうという傾向かも。

ともあれ、もしこの夏ニューヨークに来る事があったら、
タイムズスクエアに来たついでにクールな水道水にトライしてください。

あ、おみやげには5ドルの水筒がおすすめです。

来週もホットでクールなトレンドお届けします。


佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers