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7月7日(水)フラワーレポーターは、ドイツ・ミュンヘンから永冶ベックマン啓子さんです。

◆現在のドイツの雰囲気は…
7月、ミュンヘンが世界に誇りますビアーガーデンの季節になりました。
マロニエの木陰に出来た快適なビアガーデンは、市内のどの地域にもあります。
西洋菩提樹の小さな可愛い薄い黄色の花が唯今満開ですが、蜜が落ちますので、その
下に車など置いておきますと汚れまして大変です。。
日没が夕刻9時過ぎですから、夕食はビアガーデン等外で大抵摂ります。
   
  
◆いま、ドイツは全てが熱い!
本年もドイツのサッカーチームは、最初から優勝間違いないと、大変な勢いです。前
回2006年は開催国でしたが、優勝ならず、今回こそはと国をあげての熱い応援で
す。またドイツは今真夏日よりで気温も連日30℃以上となり、通貨ユーロは安く
なっていますので輸出は伸びていますし、 全てが今ドイツは熱い状態です。
 
◆サッカーを応援する街の人々の様子は…
公園では大抵子供達が、サッカーのボウル蹴りをしていますし、2歳位の
子供が「トーア、トーア」 ボウルがゴールにはいつた!と叫んでいるのを
何回もみました。本当に可愛いんです。
ドイツの試合中は、高速道路も殆ど車が居なくなり、町の道路も静かで、レストラン
や歩道に出ている喫茶点、体育館などに大きなテレビがありまして、
ファンがドイツ人老若男女全員が息を呑んで観戦しています。
確かに、銃を持たない戦争が始まった、というかんじです。 
メルケル首相も直接会い、ドイツチームを応援しています。
   
会社の経営者達も30%以上が、 サッカーのテレビ観戦を仕事中に許可するという
状況です。おそらく、経営者自らが見ないではいられないと言う所でしょうね。スイ
スでは、国の議会も休んで観戦していました。
   
◆こんな効果も…
2006年は、ドイツの国旗が予想の10倍も売れまして、車にも2本4本、窓、壁
 到る所にドイツの大小の国旗がたなびき、驚きました。
戦後私達の国がどんなに変化したかを見てください、と100箇所の魅力ある観光視
察ポイントを案内し、ドイツの歴史や意識が、全く新しい時代に突入したと言う感じ
でした。

本年も車や建物の窓に黒、赤、黄色(正式にはゴールド)の力強い3色国旗が多く見
られます。国旗の色には意味がありまして、黒は 国民の勤勉、赤は国民の熱情、金
色は国民の最高の名誉 と、なります。
  
◆ドイツのサッカーについて…
ミュンヘンにはドイツのサッカーの名門、のFCバイエルン、FCはフットボール、
クラブの頭文字ですが、「ドイツ語ではフスバル・クラブ」創設1900年のクラブです
から、もう110年の歴史があります。

「日本は10年程の歴史、しかし素晴らしい選手がいるので、このままいけば後10年も
すれば一流の素晴らしいチームになる」と、本年はドイツ人達も大変褒ていました。
そして 本当にPK戦では残念だったと多くの人から、言われました。

サッカーの王様と言われました、ベッケンバウワーが会長でしたが、今は
ウリ・ヘーネス、今は人気最高の若いクローゼ、ミュラー、ポドルスキー など才能
ある選手達が国民の期待を受け大活躍です。

ミュンヘンのFCバイエルンの近くでは、日本でいいますと小学校5年生の男児2ク
ラス 50人で、サッカーの英才教育を行っています。
朝8時からサッカーの練習、ランチは学校で食べ、午後先生と勉強をし、その後も
サッカーの練習ですから、本当にサッカー三昧の生活です。
13歳の素晴らしい才能の持ち主が今2人注目を集めているそうですが、世界中から優
れた若者を探していまして寮生活をしていました。

ミュンヘンのヴィッテルスバッハ・バイエルン王家は独立王国800年の歴史がありま
すが、これがヨーロッパで一番長く古い王室です。王様達が教育に大変力をいれまし
たが、現在も、政治、音楽、数学などの英才教育に力が入れられています。

ミュンヘンの高等学校ギムナジウムはドイツで一番ハイレベルですが、全ての学科で
成績が一番の生徒さんを、1校1人、1年間無料で英才教育に招待しています。いわ
ば、ドイツの将来を担う高級官僚の養成と言ったところでしょうか。
幼稚園の時から、その子が持つ強い興味、特性や才能を見つけ出し、ドンドン引き伸
ばし豊かに育てていこうという教育が行われています。
  
  
◆役に立つ一言!
Alles gute! ( 全てが 上手く行きますように)


◆永冶ベックマン啓子さん、ウェブサイトはこちら
http://blog.nagaya-beckmann-keiko.com
http://www.lindenbaum-consulting.de