« 3月11日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポーター、佐藤めぐみさんからの報告です! | メイン | 【webラジオ】3月15日(月) »

3月15日(月)メキシコから沼崎利麻さんのレポートです

3月15日(月)wfn

今日はメキシコ・プエブラ チョルーラから沼崎利麻さんにレポートしていただきました。

%E6%B2%BC%E5%B4%8E%E5%88%A9%E9%BA%BB%E3%80%80%E5%86%99%E7%9C%9F%E3%80%80.jpg


メキシコのスペイン語に魅了されメキシコに渡った沼崎さん、メキシコで映画やテレビなどに出演しながら俳優をされています。
今年は舞台にも出るそうです。

プエブラは首都メキシコシティからベラクルスの港を結ぶ中間の地点として栄え、タラベラという名の陶器が有名だそうです。
プエブラの中心地から20分程車で走ると現在沼崎さんが滞在されているチョルーラがあります。チョルテカという文明がありメキシコいちとも言われるピラミッドが存在し栄えていたそうなんですが、スペイン軍の侵略に遭った悲しい歴史を持つ街でもあります。ピラミッドの上に征服の証に建てられた教会はその歴史を物語り、今では街の象徴でもあります。現在は夜にライトアップされ幻想的な姿を見せてくれます。悲劇が起ったのがまるで嘘のよう。
一度見たらうっとりします。

街並みはこんな感じです。
DSCN2451.JPG

チョルーラ周辺の村々にはそれぞれ教会があって、その数は365とも言われています。年に一度何種類もの唐辛子やチョコレートやナッツを混ぜた甘くて辛いモーレポブラーノを各家で用意し来客を振るうのが習わしだそうです。これは教会の行事によるもので、村ごとに何月の何週目の日曜日とすでに決まっており、教会前のソカロにはフェリアという臨時遊園地や出店も並ぶそうです。


メキシコ料理のイメージといえば・・・。タコス トルティージャ ブリトーなどなど。
アメリカナイズされたものや ファーストフード系の定番メニューが浮かびますよね。ですが、本格的な本場のメキシコ料理はもっとバラエティーもあって歴史的にも古いそうなんですね。
また メキシコは果物が豊富。収穫の時期はとても甘くておいしいフルーツがたくさん並びます。

DSCN2441.JPG

DSCN2425.JPG


さらに安いのでなんとフルーツ食べ放題!!羨ましい限りです。

メキシコではほとんどの果物がキロ売りで、バナナもりんごもメロンもパパイヤも・・・と欲張ると5キロ10キロあっという間にいっぱい買ってしまうそうです。(笑)

DSCN2433.JPG

DSCN2438.JPG


パパイヤやパイナップルは大きいので食べごたえもあります。パイナップルは収穫時には大ぶりのパイナップル3個で12ペソ(日本円で今なら100円もしません)。しかも蜜がたっぷり入っていて甘いそうです。
ですがメキシコの人たちはそんな甘いパイナップルやパパイヤに辛いとうがらしのチレを刻んだものをまぶして食べたります。メキシコ流甘辛です。凄いですね!!
日本では高級なメロンですが、メキシコでは安いです。日本では何千円もするメロンがあるというと驚かれます。ただ、あま~いメロンを見分けるのはそう簡単ではなく、メロンは果物?と疑いたくなるようなシャキシャキした歯ごたえのメロンを手にしてしまうこともあるそうですよ。でも、そういう場合はお水を足してミキサーにかけるとあっという間にメロンジュースになります。メキシコでは果物をミキサーにかけてお水を足し、例えばメロン水、グアヤバ水、スイカ水、時にはフルーツミックス水のようにして食事のお供として飲むのがいいそうです。
メキシコ風ファーストフードのコミダコリーダなどのランチセットなどでは必ずこの果物水がでてきます。もちろん生フレッシュジュースも市場や道ばたにある屋台のジュース屋さんをはじめレストランやカフェでも手軽に飲めます。オレンジの収穫時はオレンジに甘さが増しているのでお砂糖がはいってるのかと思うくらい甘くておいしいです。おすすめはオレンジといちごのミックスジュース。双方の甘さと酸っぱさが贅沢な味を出してます。
果物はメルカドという市場にも豊富にありますし、曜日限定でならぶティアンギスという露店でも買えます。道ばたに荷台やトラックを止めお店にしてフルーツを売ってます。また「ぶどう 10ペソ 10ペソ」とアナウンスをしながらトラックいっぱいに果物を積んで走行しながら売ってたりもします。
郊外や地方などでは、バスに乗っていて信号待ちで止まった途端に袋に果物を入れたもの4~5袋ぶらさげ「10ペソ 10ペソ」と売りに来ります。ただし信号が赤の間だけなので売る側も短期勝負ですが、買う側も買うか買わぬかの判断は瞬時にしなければなりません。
メキシコのトマト。赤いトマトと緑のトマトがあります。トマトはメキシコ料理に欠かせません。赤色のサルサ緑色のサルサの色はトマトの赤と緑から。「赤いご飯」と言われたから何かと思ったらやっぱりトマトの赤。
緑のトマトはプチトマトサイズです。メキシコの赤いトマトは楕円形です。日本にあるような丸いトマトもありますが、トマトというと楕円形のトマトが主流です。スペイン語で赤いトマトは「jitomate(ヒトマテ)」緑のトマトは「tomate(トマテ)」「tomate verde(トマテ ベルデ(緑)」です。
そして、バナナ。日本にもある果物のバナナ。皮を向いてパクッ。「plátano machoプラタノ マチョ」マッチョなバナナという名の通り、ふつうのバナナより大きく確かにマッチョ。調理用のバナナです。油であげてレチェラという甘い練乳をかけて食べると最高。アイスクリームと一緒に食べるのもおすすめです。デザートだけではなくご飯と一緒に炊いたりスープに入ってたりもします。外の皮が真っ黒になるまで待って完全に熟した状態で食べるのが一番甘みも出ておいしいです。お料理の隠し味として使われることもあるんです。

フルーツはとにかく一年中豊富で、安いメキシコ。屋台で売られているフルーツを角切りにし、グラスに山盛りにしてもらいます。
パパイア、マンゴー、メロン、パインなど。それから、レモン(メキシコでは、日本のライムをレモンという)、塩、そしてチリパウダーをかけて食べる。100-150円くらい。甘辛い!メキシコ人的には色彩がいいらしい!

フルーツは日本では食後のデザートですけど、メキシコではメインを食べる前の前菜なんだとか。

メキシコで役に立つ一言は「buen provecho!(ブエン プロベチョ)」
ゆっくり召し上がってくださいね。と言った感じで、食事をしている人や始める人に言います。これは友人や家族だけではなく、レストランでウエーターさんも食事を運んできたときに言ったり、自分が先に食事を終え席を立つときに隣のテーブルの人などにも言ったりします。もちろん言われることも。もしレストランで食事をしていて言われたら「gracias!(グラシャス)」ありがとう。と返します。

沼崎さんのHPはこちらです。
http://www.rimanumazaki.com/