« 【WEBラジオ】11月16日(月)スウェーデン・ストックホルム | メイン | 11月17日(火)のフラワーレポーターはカザフスタンのアルマティに住んで、3年9ヶ月の阿部直美さんです! »

11月16日(月)今日はスウェーデン・ストックホルムから佐藤 ホール 公美さんのレポートです。

この時期のスウェーデンはその地域にもよりますが、ストックホルムは朝と夜0度から5度位の気温です。10月半ばに初雪も降ったそうです。
2週間程前までは黄葉(おうよう)もとても綺麗でしたよ。DSC01579-2.jpg

スウェーデンの気の葉のほとんどは黄色くなるので、紅葉ではなく黄葉と呼びます。
Q冬はかなり寒そうですけど、お家の中はどうですか?
防寒対策はどうなってるんでしょうか?

⇒スウェーデンの冬はとっても寒いイメージがありますが、
日本の建物と比べるととても温かく年中快適に過ごせます。
窓は二重硝子、壁には断熱材が入っていてとても厚いので
室内では年中半袖で過ごせる程です。
ですからスウェーデン人が冬に日本に行くと、逆に『寒いよ~!』と嘆きます(笑)

Qスウェーデンの冬は、かなり日が出てる時間が短いですよね?

⇒夏の白夜とは逆に日照時間も大分短くなり朝は8時頃から薄明るくなり、
午後3時頃になると暗くなってきます。
これを極夜(きょくや)と言います。

DSC06545.jpg

Qそんな暗い時間が長いスウェーデンですが、
家の中では、どんな風に過ごしているんでしょう?

⇒スウェーデンの家庭ではよくキャンドルで暗い家の中を
ほんのり明るく照らす習慣があります。
暗い冬には家の中はおもいっきり明るく照明を使うイメージがありますが、
実はそれもスウェーデンは全く逆で夕飯時でも真っ暗な部屋に
キャンドルを一つ二つ灯して食事を取る人が多いです。
なので食事そのものは薄暗くてあまり見ないじゃないの~。。。と思いますが、
人々はこの方が『ミースィグ(心地が良い)』と言います。
しかしこれも考えようによっては良い生活のエコですね!

Q日中が短いと、外に出られる時間は貴重じゃないですか?
スウェーデンの人々は、外では、どんな風に過ごしているのでしょうか?

⇒スウェーデンの人々は外が暗くて寒いからと言っても結構アクティブな方が沢山います。
外で湖の上(凍ってます)を散歩したり、カフェで友人とお茶したり、
子供と一緒に公園で遊んだりと普段の生活に楽しみは沢山あります。
⇒でもやっぱりお日様の光が恋しい!
ちょっとでも日がさすとみんな太陽の光を求めて外に出ますね(笑)
やはり日光を浴びないと朝が辛かったりします。ですから冬の間はビタミン剤を利用します。
子供達は赤ちゃんの時から6歳まで市から無料で『ADビタミン剤オイル』を貰う事が
できます。これを毎日数滴飲むといつも以上に元気でいられるそうですよ。

Qそろそろクリスマス・シーズンですが、街の様子はいかがでしょう?

⇒町のショーウィンドウもクリスマスらしくなってきました。
クリスマスツリーとなる木も売り出されています。
そろそろみんなクリスマスプレゼント探しの始まりです!
今週18日からは日本の『年賀はがき』ならぬ『クリスマス切手』の発売が始まります。
これは通常の送料よりちょっと安く、毎年変わるクリスマスにちなんだデザインが話題になります。

佐藤さんが勤める『和』をコンセプトとしたホテル『やすらぎハッセルウッデン』は、
スウェーデンではほとんど知らない人はいないと言う程有名でして、
お陰さまでここ2年連続『ベスト・スパホテル・オブ・ザ・イヤー』を頂きました。
ほとんどがヨーロッパのお客様なのですが客様は館内で浴衣を着用し、
お食事は箸で召し上がって頂いております。
ここ数年、スウェーデンでは『ジャパニーズ・ブーム』なのですが、
自分の母国『日本』にこれほどの関心を持ってくださると言うのは、
日本人として嬉しい事ですね。
スウェーデン文化の魅力はまだまだいっぱいですよ!

今日の役に立つ一言は。。。
『Underbart!(ウンデバーット)』。
これは英語でいうワンダフル、素晴らしい!と言う意味。
スウェーデンに来て素晴らしい物を見たり、体験したら是非この言葉を大きな声で
言ってみましょう♪