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11月17日(火)のフラワーレポーターはカザフスタンのアルマティに住んで、3年9ヶ月の阿部直美さんです!

■カザフスタンの今のお天気 アルマティの街の様子 


先週かなり雪がたくさん降り、街は真っ白です。樹氷もきれいです。
夜は氷点下になる日が続きますが、建物の中は集中暖房でどこも暖かく半袖で過ごせます。
晴れた日には雪に覆われた天山山脈がとてもきれいです。
アルマティは中央アジアの中でももっとも
近代的な街で街行く女性の姿も渋谷あたりとあまりかわりません。
それでいて、少し地方にいけば昔ながらのよさがあるのが魅力です。


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■りんごの里について

アルマティはもともと、「アルマ・アタ」がロシア語風になったものですが、
カザフ語では「アルマ」はりんご、「アタ」はお父さんという意味です。
りんごは、チューリップとともにカザフスタンが原産地とも言われています。
(チューリップは侵略してきたオスマントルコがのちにオランダに伝えたものだとか)。
りんごの里、といわれるだけあって、街のあちこちにりんごの木があり、
マンション暮らしではなく家で暮らしている人たちの庭には必ずといっていいほど
りんごの木が植わっています。
種類も、姫りんごのように小さいものから、大きくて真っ赤なものまで多種多様。
秋には庭でとれたりんごをばけつに入れて道路で売っている人たちを多く見かけます。
それほど身近なので、日本のように、わざわざ行楽を兼ねての「りんご園」のようなものはなく、
生活の一部、例えばおばあちゃんのうちに行ったらりんご採りを手伝う、というような感じです。


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日本のようなりんごもありますが、とにかく種類が多く、どさっと売られています。
道ではバケツ単位、バザールでは1キロください、といっても、1キロなんてそんな少しじゃだめ!
と怒られてしまい、最低2キロからです。値段は1キロあたり120円から200円といったところです。


先週土曜日から本格的な冬到来で、かなり雪が積もり(気温は零度くらいでしょうか)、
りんごの木も樹氷がおおってしまいました。
これが春になると愛らしい白の花を咲かせてくれ、お花見気分を味わうことができます。


大量に採れたりんごは乾燥させて、こどものおやつや、また水で煮出して
ジュースのようにして飲みます。
ジャムも大量に作り、ジャムはお茶と一緒に食べたりします。


■冬の食べ物など カザフスタンの名物 日本との共通点・・・きしめんのようなうどんが。


カザフスタンにはいろいろな民族の人がいるのですが、一般的にはカザフ人は外見は日本人と
とてもよく似ていますので、カザフ人と日本人が混ざっているとなかなか見分けるのが難しいです。
カザフスタン人は、地球上で2番目にたくさん肉を食べる、といわれるほど肉食の人たちで
(ちなみに1番は狼だとか)、特に馬肉が大好物です。
馬をゆでて手打ちの麺にかけた「べシュパルマック」というのがカザフを代表する料理です。
そのほかに、これは中国の新疆のほうから入ってきた料理といわれますが、ラグマンという、
手打ちうどんそのもの、という料理があり、日本人の口にもとてもあいます。
ラグマンには、通常羊か牛をトマト、香草などと炒めたものを上からかけて食べます。
讃岐出身の私の同僚もその腰の強さを認めています!


★現地の言葉で役に立つ「一言」!


ダヴァイ!
→英語でいうところの「Let's~」という感じで、さあ~をしよう、とか、または、よっしゃ!
  というような感じでも使われます。