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9月16日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

1週間前には最高32度だったのが、今日の最高気温は23度、
今夜は12度まで下がる予報

そろそろ秋冬物どうしようかなーというこの季節にやってくるのが、
恒例、NYファッショウィーク

今ニューヨークすごいことになってます。

ファッションウィークはもちろん、
世界中から集まるデザイナーやファッションエディター、バイヤーなどの
業界人に向けたもの
なんと10万人ものファッション関係者が集まっています。
ホテルのロビーやおしゃれなレストランでスーパーモデルを見かけたり、
デパートやショップでも、ファッションのイベントもりだくさんで、
街はとっても華やかな雰囲気

そして今回の最大のニュースは、
ファッションウィークの会場が引っ越したこと。
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と言われても、日本のみなさんは「ふーん、だから?」て感じかもしれませんが、


ニューヨーカーにとっては大事件、
というのもファッションウィークが春と秋、2回のファッションウィークがニューヨークに与える経済効果はなんと、700億円以上!

ちょっと引っ越しするだけで近所のビジネスにも影響が出るんですね。

で引っ越した先は、
ニューヨークのアートの中心、リンカーンセンター。
メトロポリタンオペラやニューヨークフィルが公演する場所です。
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そして私も、先週金曜日この大テントで初めて、ショーをみました!
素晴らしかった!
しかも、ちょっとしたサプライズが2つありました、何でしょうか?
本編でお伝えします。


今日はあらたに引っ越したばかりのニューヨークファッションウィークの会場に、
みなさんをお連れします。

年に二回、次のシーズンのファッションショーが開かれる、ニューヨークファッションウィーク

今回は2011年の春夏もの、
参加デザイナーはおなじみニューヨークデザイナーたち、
カルバン・クライン、ラルフ・ローレン、ダナ・キャラン、マイケル・コース、
マーク・ジェイコブス、ダイアン・フォン・ファーステンバーグ、ジル・スチュワート
などなどなど。。。100組近くがショーを開催。

そのメイン会場が、今回ついにお引っ越し。
ついに、というのは、これまでの会場だったブライアントパークの大テントは、
1993年から17年間ずっと続いていたからです。
マンハッタンのオフィス街のどまんなか、
世界の交差点タイムズスクエアからも歩いて3分、
どう考えても世界最高のロケーション
ここに、この時期になると真っ白い巨大キノコのようなテントがこつ然と現れて、
ニューヨーカーは「ああもうこんな季節なのねー」と感じる、
そんな風物詩になっていたんです。

で、この巨大キノコがマンハッタンを北に向かって移動、
今回現れたのは、リンカーンセンターです。

ここはブライアントパークとは違う意味ですごい
リンカーンといえば、メトロポリタンオペラやアメリカンバレエシアターが公演する
メトロポリタンオペラハウス、
ニューヨークフィルなどが公演する、アヴェリー・フィッシャー・ホールなど
4つのシアターがずらりと並び、
クラシック教育の殿堂として名高いジュリアード音楽院もこの中にあります。

こんなすごいところに、巨大キノコをどうやって作ったのかな?と思いつつ
出かけてみました。

リンカーンのシアターコンプレックスは
正面にメトロポリタンオペラ、右にアヴェリーフィシャー
左にステイトシアター、その真ん中が噴水広場になっています。
その左側面、オペラハウスとステイトシアターの間に、テントの姿は見えず。
なぜかというと大理石風のの巨大なファサードに隠れているんですね。
とても特設とは思えない立派さでびっくり!

その入り口には、
これからショーを見る関係者が次々と集まって来ています。
ちょっと話かけてみました。

市内の大学生の女の子二人組は「ファッションショーはこれが初めて!
リンカーンセンターに引っ越して、伝統と文化の香りも加わって最高!」
ファッション関係者の女性は、「まだ中まで見てないけど、入り口の雰囲気が以前よりずっとよくなってる。ここに引っ越したのは賢い選択だったと思うわ」
お母さんと娘二人はテキサスから来ていました。ハズバンドがショーのスタッフだそうです。日本のラジオよ、と言ったら。。。日本にも友達がいるそうで、WHAT’S UPとシャウトアウトしてくれました。


さて、ここからはインビテーションオンリー、
招待状を持ってないと入れないエリアです。

まず広々としたロビー、
スポンサーであるベンツの車が展示されていたり、
シャンペンバーのカウンターがあったり、
ショーの間の時間をつぶす関係者がくつろいでいます。

そしてその先がランウェイ!

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なんと969席の巨大な会場、
これもぜんぶテントの中なんてアンビリーバブルです。
天井からはキラキラの照明、その下に白く輝くランウェイが。
会場が広ければランウェイも長い、
そしてサプライズ!!
ふつうは1本のランウェイが、ここは2本も!
モデルさんは行きと帰り、別のランウェイを通るんです。

この日私が見たのは、前回と同じサンフランシスコのファッション大学、
アカデミー・オブ・アートの卒業ファッションショー

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2006年から卒業生によるファッションショーを開催しています。
いい成績で卒業すれば、世界のトップデザイナーと同じステージで、
世界のファッションプレスに自分の作品を披露できる!
その作品もフレッシュ、お客さんも若くておしゃれな人が多くてとても楽しいショーなんです。

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そして、この日のサプライズ#2

なんとこのショー、最前列で見てしまいました!
(ファッションショーの最前列といえば、ファッションマガジンの編集長などのVIPが座る席!SEX & THE CITYなんかにもよく出てきますよね?)

実はホントの席は前から4番目だったのですが、
ショーの直前一番前が空いていて、移動できたというわけです。
誰かVIPがキャンセルしたんですね。
ランウェイのすぐ前でファッションエディターを気取って写真をパチリ!

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とにかく盛り上がってるファッションウィークですが、
日本人ももちろん参加しています。

来週はこのファションウィークにデビューした日本人ファッションデザイナー、
N- Hoolyhoodのおばな、だいすけさん、
そして、ヘアメークでたくさんのショーを手がけている、資生堂チームを
フィーチャーしてお届けします。
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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers