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5月18日(火)のフラワーレポーターはボストンに住んで1年、現地でレッドソックスの「日本人選手後援会」の事務局をつとめている滝沢俊さんです!

◆ボストンの人々にとって、「レッドソックス」とは、どんなチーム?


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ボストンに1901年に創設され、今年で110年目を迎える野球チーム。アメリカで一番古い球場、フェンウェイ・パークを本拠地にしている。過去には7度ワールド・チャンピオンになり、21世紀になってから2回、ワールド・チャンピオンになっている唯一のチームでもある。メジャーリーグの中では狭く、打者有利と言われる球場を本拠地にしていることもあり、バッティングを売りにしたチーム作りをする傾向がある。メジャーリーグの中ではもっとも熱狂的なファンがいるとされていて、実際に、本拠地での試合は2003年5月15日以降、7年間以上の間、売り切れが続いている。松坂、岡島投手が入団した2007年以前にも、1999年にデビューした大家友和投手や、2001年に在籍した野茂英雄投手など、日本人選手がプレーしていた。


◆今シーズンのレッドソックスの様子は?


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2010年のレッドソックスは、今まで特徴としてきたバッティングではなく、守備に重点を置いたチーム作りをしている。しかし、今のところ、19勝18敗で4位(5/15現在)と波に乗れていない。バッティングでは、特にランナーがいる状態でヒットがでない事が問題に見える。他には、抑え投手がリードを守れない事がよくあり、終盤で追いつかれたり逆転されて負けるケースが目立つ。これは、キャッチャーと控え投手のコミュニケーションがよく取れていないからの様に見える。


◆松坂投手、今シーズンの調子は?


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5/15現在で、2勝1敗と勝ち越しているが、防御率が6.35とかなり打たれている。今年はシーズンが始まる前から背中や肩を痛めてしまい、最初の登板は開幕から約1ヶ月遅れの5月1日だった。その試合は、4回2/3を投げて7失点で負け投手になっている。次の試合でも、初回に4失点したが、打線の援護があり勝ち投手になった。5月11日の登板では、7回を投げて1失点と文句なしのピッチングで勝ち投手になった。5/17のヤンキース戦での結果はどうなるか。。


◆松坂投手のこれまでの地元の方々の反応はいかがでしょう?


デビューした2007年や、活躍した2008年ほどの良い反応ではない。去年は開幕から不調で、試合でブーイングをされる場面もあった。それは、松坂に限った事ではなく、アメリカでは当たり前のことで、それだけ皆が期待している、ということだ。今年もケガをしたことで多少の批判はあったが、5月11日のピッチングはかなり評価されている。これからどこまで安定できるかが鍵になるはず。ちょっと前には、松坂のTシャツが安売りされているというシーンも見られたが、未だに、松坂の登板日でなくても松坂のTシャツやユニフォームを着た観客を見るぐらいに人気はある。


◆岡島投手を始め、日本人選手の評価は?


もう1人の日本人投手、岡島投手は、今年は打たれる場面が目立つ。今までは唯一の左のリリーフ投手で、緊迫した場面で投げる事が多かった。今年もその役割は変わっていないが、打たれてしまうことが多く、ちょっと心配。また、もう1人、マイナーリーグでプレーしていた田澤投手は、肘を手術して今季は絶望。来年に向けてリハビリを行っていくことになる。


◆ボストンに行ったときに、会話に花が咲くような“役に立つ一言”
~メジャーリーグ中継を見るのに役立つかもしれない、野球に関する英語~


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☆Walk-off:サヨナラ(Walk-off home runで、サヨナラホームラン)
☆back-to-back:連続した(back-to-back home runは、二者連続ホームラン)
☆hot corner:三塁(三塁手)
☆meatball:ど真ん中のストレート(打ちごろのボール)