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3月25日(木)はアメリカ・ニューヨーク在住のフラワーレポータ、佐藤めぐみさんからの報告です!

Happy Spring!

最高気温20度以上に上がった週末の後、
じわじわと下がっている気温、
今日の最高17度、でも最低4度はちょっとつらい。。。週末の最低は零下の予報。
ニューヨークの春は、その気にさせて、なかなかちゃんと来てくれません。

日本は桜前線急上昇中?

ニューヨークの桜のシーズンは4月中旬から下旬。
でもここ数年早くなっているような。。。

ちなみにニューヨークから車で6時間南に走ったワシントンDCからは、
そろそろつぼみが膨らんで咲きそう、という情報が入って来ています。


日本の3月から4月にかけては、
受験、卒業、入学、就職(みなさんおめでとう!)
人生が変るようなビッグイベントが続いて、
桜前線がパーッと日本列島を駆け抜け。。。ドラマチックですね!

でもニューヨーク〜アメリカは大分違います。卒業は5月、入学は9月だし、
ではアメリカ人は何で春を感じるのでしょうか?

20代の男性アシスタントに聞いてみたら、思いコートを脱いだ後に覗く女子の素肌?だそうです。
こういう事は万国共通?

たとえば、先週レポートしたパレード。
St. Patrick’s Day Parade
これはニューヨークに春を連れて来るイベントとしては、かなりビッグ

でも子供達は、ニューヨークに春を連れて来るのは、ゾウさん!
と言うかもしれません。

何はともあれ、
ニューヨークはこれで春を知る!
その1、パレード

先週のSt. Patrick’s Paradeを皮切りに、4月に入るとパレードが続々。。。

4月4日日曜日、Easter Parade
イースターサンデー、キリスト教の復活祭には5番街で
手作りのハデハデな帽子をかぶったニューヨーカーがパレード

4月18日日曜日、Greek Independence Day Parade
ギリシャの独立記念日を祝うパレード、民族衣装を来たギリシャ系移民がパレード。

4月24日土曜日 Sikh Day Parade インド系移民の中のシーク教徒のパレード
サリを来た女性やターバンを巻いた男性が大集合。

実はニューヨークは春から秋まで、週末には必ずどこかでパレードをやっている、と言われるほど。

特に多いのは、エスニックパレード
世界の170カ国語を話す人が集まって住んでいるニューヨークだからこそ。

そして、これまで毎週末どこかで行われているのがこれ。

ニューヨークはこれで春を知る!
その2、ストリートフェア

ストリートフェアというのは、日本で言うお祭りの縁日とフリマがいっしょになったようなもの。

焼きトウモロコシ、クレープ、イタリアンソーセージ、イタリアンドーナツ、
レモネード、古着、雑貨、シーツ、枕、コスメ、何でも売っていてしかも安い。

今年は4月17日(土)イーストビレッジのストリートフェアからスタート
毎週末場所を変えてトータルで100回近く開かれます。

ニューヨークはこれで春を知る!
その3、サーカスのゾウさんたち
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これはニューヨーク恒例の一大行事。リングリングサーカス
ニューヨーク時間の明日25日から4月4日まで開催されます。
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世界最大のサーカス団が毎年この時期、
スポーツとエンタメの殿堂、マジソンスクエアガーデンにやってきて、
ニューヨークの子供達が一生に1度は見ると言われています。
サーカス自体も人気ですが、ニュースになるのはこちら。

このサーカス団のゾウさんだけは、マンハッタンへ徒歩で入るんです。

真夜中のマンハッタンのストリートを通る6頭のゾウさんたちのパレード。
今年は月曜日の夜に行われました。
真夜中なのに、パパといっしょに子供達がたくさん見に来ていました。

というわけで、
人間もゾウさんもメジャーリーガーも冬眠からさめたかのように、一気にはじけるニューヨークの春。

はじけると言えば、日本の春にはつきものの、花粉症。
ニューヨークではどうなってるか、知ってます?

後半はニューヨークの花粉症の話。
花粉症は英語で、POLLEN ALLERGY
POLLENは花粉、ALLERGYはアレルギー、

ニューヨークには花粉症なんてないでしょ? と思ってるかもしれませんが、あります。

ただ原因が違うんですね。
日本のスギの木はありませんから。
実は私も日本にいた時は軽く花粉症でしたが、
ニューヨークにいるとちょっと目や鼻がかゆくなるくらいです。
スギがないせいかな?

そのかわりニレ、カエデ、カバノキ、ジュニパーあたりから始って、
プラタナス、アッシュ、オークなんかが花粉を飛ばす4月から5月が春の花粉症シーズンのピーク。

ちなみにニューヨークの今日の花粉はニレ、カエデ、ジュニパーで、
暖かい気温のおかげで花粉の量もミディアムとハイの間。

春より秋の花粉症の方がつらい、という人も多いですね。
秋の花粉症の原因はラグウィードと呼ばれるブタクサ。
ヘイ・フィーバー(HAY FEVER)なんて呼ばれたりもします。

さらに「夏」の花粉症は春や秋ほどではないけど、さまざまな花や木、草に反応する人も多く、
晴れた日には絶対セントラルパークにいっしょに行ってくれない友達もいます。


そんな中で、やはり日本とアメリカの一番の違いは花粉症への対策。
日本人では花粉症にマスクが欠かせないでしょう?
アメリカのドラッグストアでマスクを探しても見つからない。
もともとアメリカ人には風邪をひいてもマスクをする習慣がないんです。

かつてはニューヨークをマスクで歩くとかなりブキミがられました。
今では、ブタインフルやら何やらで、街中がマスクをしている
日本やアジアの映像が入って来るようになったおかげで、
「アジアではマスクするんだ」という認識は高まっています。
でもやっぱり、マスクするニューヨーカー、見ませんねー。
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でもアメリカの究極の花粉症対策は「薬」。
飲み薬が中心で有名なのは
CLARITIN、ALLEGRA, ZYTEC、BENADRYL, TYLENOL ALLERGY, SUDAFED ALLEGY、
スプレー式のNASONEX, FLONASE ….数限りなく
テレビでもCMガンガン打ってます。
中には相当強力なものもあるので、ニューヨークで万が一花粉症になっちゃった時はご注意を!
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佐藤めぐみ   ジャーナリスト、プロデューサー ニューヨーク在住、J-POPからベースボールまで、 日本文化がアメリカでどう受けいられているかを中心にレポートするジャーナリスト、 アメリカのJ-POPファンのためのイベント 「SAMURAI BEAT RADIO(サムライビートレイディオ)」をプロデュース。 BLOG:http://ameblo.jp/meguminyFlowers