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2月24日(水)は、デンマーク在住のフラワーレポーター、月井 由紀子さんからの報告です。

月井 由紀子さんは、デンマーク在住18年。昨年、オフィスデンマークという会社を立ち上げて、デンマークデザインを日本へ紹介したり、撮影のコーディネートや通訳をしたりされています。
  
★デンマークと日本の対戦
●6月24日 4万2千人収容の、ルステンブルグの競技場 (RUSTENBRUG, Royal Bafokeng Stadium)にて。
両国ともに、オランダとカメルーンと戦った後の試合です。
(日本は、初戦6月10日カメルーンと。デンマークは9日にオランダと。)
   
    
★リーグ戦のグループが決定したとき
デンマークの選手や監督、コーチは、一瞬安堵の表情をみせました。
他のグループと同様に世界ランキングの上位にいるオランダチームがいるにもかかわらず、日本とカメルーンならば勝算あり、とみたのかもしれません。
1992年にヨーロッパ選手権でデンマークは優勝しましたし、2004年のヨーロッパ選手権でもベスト8に残っているので、自分たちは世界のトップレベル!という思い込みがあるのかもしれません。
ただ、ヨーロッパ選手権で優勝したときから早18年。1998年のワールドカップでベスト8に残ってから、4年の月日が経っています。
代表選手も入れ替わっているし、世界のサッカーチームのレベルも上がってきているということをふと思い出したのか、監督のモーテン オールセンは、インタビューで、「どのチームに対しても気を緩めてはいけないし、このグループEが簡単な組み合わせとは思っていない」と語っています。

★代表選手
まだ正式な発表にはなっていませんが、3月3日にオーストリアとの練習試合があるので、それが終わってから、代表選手が決まるものと思われます。
  
★注目の選手
デンマークの選手は素敵な選手が多く、ヨーロッパの強いチームで活躍している選手も多いので、どの選手も人気がありますが、やはり、ポジションがフォワードの、チームの主将 ヨン ダル トマソン選手は、試合経験も豊富で頼りになります。
怪我で心配されていましたが、ピッチに戻ってきた同じくフォワードの二クラスベントナー選手は、身長193cm。背の高い選手が多いデンマークチームの中でもひときわ目立ちます。そして、フットワークが軽い!尚且つセクシーと、女性にも人気があります。

★感動すること
試合の勝敗はもちろんですが、ナショナルチームの試合はこちでも大変人気があります。それを証明するのが、試合前の国歌斉唱です。はじめは伴奏つきなのですが、スタジアム中のデンマークの観客が総立ちで大合唱を始めると、伴奏も聞こえなくなってしまうので、伴奏がとまるほどです。これは外国人の私でも毎回感動してしまいます。スポーツを通して国を愛する姿を垣間見ることのできる時です。
日本も、サムライジャパンの応援で、きっと盛り上がるんでしょうね。


★ 現地でのサッカー熱・サッカーは盛ん? ファンは?
デンマークは、ハンドボールやバトミントンなども人気があります。最近は健康ブームで、ジョギングをしたりやフィットネスクラブへ行く人も多くなっていますが、それでもサッカーは一番人気のあるスポーツです。サッカー人口は、十人に一人ぐらいかもっとです。
週末は市営のグランドが練習や試合をする子どもたちでいっぱいです。
サッカーを中心に流しているテレビ局もあって、時々、近所からそれを見ている人の歓声が聞こえてくることもあるほど、熱心なファンも多いです。
好きなチームの試合を見るためには、どこへでも行く!というファンも多いですね。
お気に入りのチームのユニフォームを着たり、チームのロゴの入ったバッグとか文房具とか、タオルとか、そういうグッズを使ってる大人も多いです。車にステッカーを貼ったり。
  
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★デンマークナショナルチームについて 今年の調子など
昨年11月に韓国とアメリカとの親善試合をしました。韓国とは引き分けでしたが、アメリカには3-0で、いい感じできてますね。クラブチームの制約などで出場していない選手もいるというなかでの3-0の勝利ですから、出だし好調と言ってよいと思います。
怪我で欠場していた選手などもピッチに戻ってきてますし、これといった不安材料はないようです。3月3日に、オーストリアとの親善試合がありますけれど、今はそれに向けて調整中です。
     
★デンマークチーム、ワールドカップに対する意気込み 地元メディアが伝える最新情報
それはもう大変な意気込みだ思います。
92年にヨーロピアン選手権で優勝して以来、ベスト8が最高なんですが、毎回気合は入ってますけど、今年は!って思ってると思います。優勝して国に帰ってくれば、それはもうヒーローですからね。
引退かも、と言われている、主力のフォワードの選手(マーチン ヨーアンセン)、セリエAで活躍してますけど、彼などは、高額の契約金を断って、デンマークのチームに戻ることを決め、ナショナルチームでの練習が充実するようにと、そういう状況を作った、なんてことも報道されてます。
    
★デンマーク、日本のことはどう見ているか?
サムライジャパンについては、まだあまり情報を得ていないようです。ただ、FIFAの世界ランキングからすると、日本には負けないだろうと思っているんじゃないでしょうか。組み合わせが決まったとき、ランキング上位のオランダがいるにもかかわらず、監督も選手もなぜか安堵の表情でした。
でも、ナショナルチームの中には、日本と韓国共同で開催された前回のワールドカップで、四国にキャンプを張ったときにいた選手がいます。日本が、とても好意的にデンマークチームを迎えてくれたことが当時大きく報道されていましたから、そういう意味では当たりたくない相手だったかもしれません。

  
★デンマークで、役に立つ一言
Vi ses i Sydafrika.!ヴィ セス シュドゥ アフリカ!
V ses! というのは、またね!また会いましょうね!という意味ですが、これに南アフリカをつけて、南アフリカで会いましょう!と。
これからどんどんサムライジャパンのニュースが流れてくることと思いますから、さようならの代わりに使ってみてください。
    
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