« 【webラジオ】1月19日(火)インド ティルヴァンナーマライ | メイン | 1月20日(水)は、アラスカ フェアバンクス在住のフラワーレポーター、熊谷まことさんからの報告です! »

1月19日(火)のフラワーレポーターはインドのティルヴァンナーマライでヨガの勉強をしていらっしゃる千野はるかさんです。

■インドといえば、ヨガの本場ですが、特にヨガがさかんなところというと?


北インドにあるリシケシはヨガが盛んに行われているヒンドゥー教の聖地でもあります。シーズンには巡礼の人々がインド全国から足を運びます。リシケシではハタヨガ (もっとも伝統的なヨガ)が主流です。


アシュラムとは、ヨガに限定せず、修行ができる場所、日本語で言うと道場みたいな ものですね。アシュラムによって修行の内容も異なります。私がよく足を運ぶアシュラムは南インドにあるシバナンダアシュラムです。ここでは総合的にヨガを学びます。ヨガとは、アーサナ(ヨガのポーズ)の練習だけではなくて、4つのヨーガ(カルマヨガ・行為のヨガ、バクティヨガ神への献身、ラージャヨガ・8支則 、ジャーニャヨガ・知識のヨーガ)のことをさします。


■外国の方など修業をしている方は多いんでしょうか?


アシュラムに集まる人々はさまざまです。全世界から、インド人、実にインターナショナルです。ヨガとは修行ですので、生活に溶け込んでいるということはありません。


しかし、ヨガとは、アーサナをしているときだけではなく、生活のなかで
実践できる教えであります。インドでヨガを学ぶということは、アーサナだけでなく効率的に自己探求を行えるべくデザインされたヨガを総合的に学べるところにあると思います。インドでのアシュラム体験はインド人だけでなく外国人にもオープンです。


■修業には、どのようなコースがあるのでしょう?


いろいろなコースがあります。主にはTTC(ティーチャーズ トレーニング コース)というのがあって、その名のとおりヨガの先生になるためのコースです。後は呼吸法の集中コースや、デトックスプログラム、
アユールベーダとのコンビーネーションのコースがあったりします。値段はアシュラムによってまちまちですが、外国人用の値段があってインド人値段に比べるとかなり高いです。


■実際に、インドで修行してみて感じたことはなんでしょう?


ヨガの哲学はインドの古典哲学、ベーダンタの中に含まれています。インドでよがを学ぶ醍醐味は、やはり共通の目的をもって渡印している同士がたくさんいますので、学びには適した環境です。それにアシュラム体験もインドでしかできないものですね。インドの人たちは、とても信仰深いので、朝起きて、神への祈りで1日が始まり祈りで1日を終える、というような生活です。ヨガのアーサナ(ポーズ)こそしては いませんが、神への献身もヨガのひとつです。ヒンドゥー教もヨガもインド古典哲学のヴェーダンタから発生していますので、自然とヨガと共通する意識を持っています。その中で、神性さを保ちながら、生きたヨガを体得できるところに魅力があると思います。インドは何回も来ていて、母の影響で一人旅をするようになりました。ヨガに出会う前は旅行できてましたが、今はヨガの勉強メインで来ています。


■インドに行った時に役に立つ一言


★AUM(オーム)★
インドには沢山の修行している僧侶の方がいらっしゃいます。そんな僧侶達にあいさつする時に使います。