■フィレンツェの人たちの夏のバカンスの過ごし方
イタリア人の夏といえば、バカンス、そして海。
ここのところ、やはりイタリアでも不況という言葉が使われていますが、
それでも長期バカンスはできなくとも週末海に通うイタリア人。
海の家やアパートを借りて、子供と奥さんだけが3週間ほどのんびり、
だんな様は週末だけ通うという姿もこの10年ほどでぐっと増えてきました。(笑)
なのでこれから8月半ばまでフィレンツェの街中はゴーストタウンと化していきます。
トスカーナというと、なんだかなだらかな丘の連なる内陸部っていうイメージですが、
実はイタリアでも有数のビーチリゾートがあるところなんです。
世界中からVIPが訪れるピサ北部のマリーナ・ディ・マッサカラーラやビアレッジョ、
そして南のほうではヨーロッパ北部のおしゃれな人たちでにぎわうようになった
サン・ビンチェンツォやバラッティ。
ただし、家族連れもけっこういますし、お年よりも若者に負けずとビキニで勝負するのが
イタリアらしいところですね。
■リゾートで、音楽やアートを楽しむ
リゾート地では、夏の間、浜辺のディスコは大賑わい。
波の音を聞きながら、地元でオーガナイズしたJAZZコンサートがあったり
大掛かりではないけれど、ほんとうに贅沢な時間をすごすことができます。
またこの時期はキャンティーなどの山手のほうやフィレンツェ街の中でも、
市やワインのカンティーナがオーガナイズしてクラシックやJAZZのコンサートがあったり
して、無料だったりする。夏の夜長をのんびり贅沢にすごすいい機会だと思います。
小さな町のふとした小道の奥で地元のアーティストの個展をやっていたり。
わたしも実はcastellina in chiantiという小さな山の上の中世の町の
ギャラリーでグループ展をしたばかりなんです。
石積みの12世紀くらいの建物のなかで見る作品は、
なんというかそのもののもつエネルギーとを直接感じられます。
あらたまって絵画や彫刻の鑑賞とあたまでっかちにならずに、
散歩の途中でふらっとたちよる家族連れの多いこと。
こうやって小さい頃から感性を磨ける環境にあるというのは
ほんとにステキなことだと思います。
■フィレンツェに行った時、会話に花が咲くような「役に立つ一言」!
トスカーナだけでしか通じない方言です!
「CHE GANZO(ケ・ガンゾ)!!!」
It's coolの様な感じ!
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