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9月7日(火)のフラワーレポーターは韓国にお住まいになって5年、中枝紫織さんです!

9月の「ワールド・フラワーズ・ネットワーク」では、恋愛映画や恋愛ドラマの舞台となった世界の街も、めぐっていきたいと思います!今日のラブストーリーは、冬のソナタ!


◆「冬のソナタ」人気のロケ地と言ったら、どこでしょう?


韓国でロケ地といって、多くの人が最初に思い浮かべるのは南怡島(ナミソム)ではないでしょうか。「冬のソナタ」で、ペ・ヨンジュン扮するジュンサンとチェ・ジウ扮するユジンが学生時代にデートした場所です。ドラマのなかで二人は、メタセコイア並木の間を自転車で駆け抜けたり、ファーストキスをしたりと、この島で甘い思い出をつくっていました。
もともと南怡島というのは、島でなく小高い丘のような場所でした。それが1940年代にダム建設により水位が上がり、海抜の高い部分だけが南怡島として残りました。南怡島の行政区域は江原道春川市。このあたりにはペンションが多く、昔から行楽のメッカとなっています。南怡島も1960年代から行楽地として首都圏の人々に愛されてきました。1980年代以降、人足が遠のいていた時期もありましたが、「冬のソナタ」のロケ地として再び注目され、デートコースの定番となっています。


◆南怡島(ナミソム)に行くには、どうしたらいいんでしょう?


ソウルから南怡島へ行くには、車を持っていない場合は、電車かバスを利用しなければなりません。週末は、ソウル近郊は渋滞がひどいので、ソウル市の国鉄清涼里駅から加平駅まで1時間ほど電車に揺られ、そこからタクシーで船着き場に向かうといいでしょう。船着き場に着いたら、さっそく乗船券を買わねばならないのですが……。なんと、乗船券売り場には「出入国管理事務所」と書かれた看板が掲げられています。実はこの南怡島は、国有地ではなく所有者がいて、2006年からは「独立国家 ナミナラ共和国」というコンセプトのもとに“経営”されているのです。往復の乗船料が含まれた入場料は大人8,000ウォン。週末の1日をここで楽しむと考えると、かなりお手頃なデートコースではないでしょうか。


◆南怡島(ナミソム)の見どころというと?


島内の一番のみどころといえば、何と言ってもメタセコイアの並木道。春には黄緑の若葉をつけ、秋には赤茶色に色づきます。また、冬は落葉後の木々が白く雪をかぶるのが美しく、どの季節でも楽しめると言われています。この並木道は「冬のソナタ」のオープニングに登場しました。ジュンサンとユジンが自転車に二人乗りをして駆け抜けた場所からも近く、このあたりでサイクリングをしているカップルの姿が多く見られます。
それから、冬ソナファンが必ず行くのは、ジュンサンとユジンがファーストキスをしたベンチ。テーブルには、ドラマと同じように、カップルの雪だるまが置かれています。しかし、“座ってみたい!”という人が多すぎたようで、このベンチ&テーブルのセットはいつやら2セットに増えてしまいました。冬ソナの雰囲気を味わうために訪れたなら、ここでの写真撮影をお忘れなく。
こういったロケ地めぐりもいいですが、南怡島に来たら、何も考えずぶらぶらと散歩を楽しむのもいいかもしれません。もともと、ロケ地として有名になる前は、自然の美しい島と言うことで韓国の人たちに人気のあった場所。栗やポプラ、銀杏の木が立ち並び、四季折々の表情を見せてくれる島は、きっとすべての人の心を満たしてくれるでしょう。


韓国に行った時に役に立つ一言
★우리 친구해요.(ウリ チングヘヨ / 友だちになりましょう)★


韓国では”私たち、友だちしましょう”という表現の仕方をします。
性別問わずに使えますが異性に対して使うと、なおよしって感じでしょうか。