Program -2024-

2024年05月03日〜05月07日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第283回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ホントに可愛くてステキなシンガーでしたねぇ。
(でした、は失礼!)
周りのミュージシャンが付き合いたくなるのも、ごもっとも。
モテモテだったことも納得です。
イーグルス結成のキッカケになった事も、歴史的には大切なことです。

今回は「リ」で始まるアーティストの12回目、「リンダ・ロンシュタット特集」です。

『リンダ・ロンシュタット(Linda Ronstadt)』
★1946年7月15日、アリゾナ州ツーソン生まれのシンガー(77歳)。
音楽好きの両親のもと、14歳で実の兄と姉が結成したフォークグループ(The Three Ronstadts)に参加。
彼女はリードボーカルを担当し地元のコーヒーハウスやクラブで人気となります。
そして1965年にロサンゼルスへ拠点を移し、3人組の【ザ・ストーン・ポニーズ】を結成。
当時、女性ボーカルを前面に押し出したバンドが脚光を浴びている中、やや遅れをとった【ザ・ストーン・ポニーズ】はヒットも出ず解散。
しかし、元々業界内では人気の高かった彼女は1969年のグループ解散後、すぐにソロデビュー。
最初はカントリーやフォーク中心のアルバム作りで低迷していましたが、 1974年にピーター・アッシャーがプロデューサー兼マネージャーとして全面参加した5枚目のアルバム『悪いあなた(Heart Like A Wheel)』 が全米アルバムチャートで初の1位を獲得。
ここからのシングルも見事、初のナンバーワンに輝いています。
  ♪悪いあなた(You're No Good)
   *1975年・全米1位を記録。
★ちなみに…このヒットアルバム『悪いあなた』の前、1972年に3rdアルバムとして発表された『リンダ・ロンシュタット』のために、 ジャクソン・ブラウンの声掛けで集められたミュージシャンが、ドン・ヘンリー、グレン・フライ、バーニー・レドン、ランディ・マイズナー。
彼らはリンダのサポート後に【イーグルス】を結成しています。

★さて、1974年にアルバム&シングル「悪いあなた」で大成功を収めたリンダ・ロンシュタット。
翌1975年発売のアルバム『哀しみのプリズナー(Prisoner in Disguise)』には、これまで同様ニール・ヤングやジェームス・テイラー、 ローウェル・ジョージ、ジミー・クリフ、ドリー・パートンなどのカバーを収録し、ヒットアルバムとなっています。
  ♪ヒート・ウェイヴ(Heat Wave)
   *アルバム『哀しみのプリズナー』からのシングル曲。
    マーサ&ザ・ヴァンデラスの大ヒット曲をカバー。
   *1975年・全米5位を記録。
★1976年には『風にさらわれた恋』(全米3位)、『グレイテスト・ヒッツ』(全米6位)と2枚のアルバムを発表。
そして1977年リリースのアルバム『夢はひとつだけ』が『悪いあなた』以来となる全米1位を記録。(5週連続で1位)
  ♪ブルー・バイユー(Blue Bayou)
   *アルバム『夢はひとつだけ』からのシングル曲。
    ロイ・オービソンで有名な曲のカバー。
   *1977年・全米3位を記録。
  ♪イッツ・ソー・イージー(It's So Easy)
   *同じくアルバム『夢はひとつだけ』からのシングル曲。
    バディ・ホリーの名曲のカバー。
   *1977年・全米5位を記録。
★【イーグルス】をはじめ、ジャクソン・ブラウン、ニール・ヤング、ミック・ジャガー、ジョージ・ルーカス等々との交際で“恋多き女” と称されたリンダ・ロンシュタット。
1978年にはホットパンツ姿にローラースケートというジャケットでおなじみのアルバム『ミス・アメリカ(Living in the U.S.A.)』を発表。
このアルバムでは、チャック・ベリーやプレスリー、エルヴィス・コステロの作品も取り上げていました。
  ♪ウー・ベイビー・ベイビー(Ooh Baby Baby)
   *アルバム『ミス・アメリカ』からのシングル曲。
    スモーキー・ロビンソンが作ったミラクルズ時代のヒットをカバー。
   *1979年・全米7位。
★1980年代に入ると、オーケストラとのジャズ・スタンダード3部作に挑戦。
アルバムセールスだけではなく、オーケストラを従えてのツアーも大成功。
そして1986年には長編アニメ映画『アメリカ物語』の主題歌を発表。
ジェームス・イングラムを迎えてのこの主題歌は翌1987年に全米シングルチャート最高2位を記録する大ヒットに!
  ♪サムホエア・アウト・ゼア(Somewhere Out There) duet with ジェームス・イングラム
   *1988年の第30回グラミー賞では「最優秀歌曲賞(Song of the Year)」受賞。
★その後、エミルー・ハリス、ドリー・パートンとの競演アルバム『トリオ』の大ヒットをキッカケに、メキシコの伝統的な音楽や、 スペイン語によるアルバム、デュエット作品や子守唄のコレクション・・・と多種多彩な歌手活動を精力的に展開。
しかし1990年代半ばに甲状腺の病気を患い闘病生活に。そして2013年、パーキンソン病のため歌手活動を引退しています。

・・・ということで「リ」の付くアーティストは今回で終了。次回から「ル」の付くアーティストとなります。

2024年04月26日〜04月30日放送

『坂番連想音楽会』

第70回

写真:坂崎幸之助 ↑シグマのズーム(レンズ)はデカイね。

坂崎さんから:

なかなか良い選曲でしたでしょ(笑)。
ジム・クロウチは良く聞いたなぁ。
とにかく生ギターのアンサンブルがカッコ良くて、コピーしたり、オリジナルにも取り入れたりして。
僕の生ギターの先生のひとりでした。

今回は、前回最後にかけた曲【森山良子「涙そうそう」】から連想する曲でスタート。

⇒「涙そうそう」の作詞は森山良子さん、そして作曲は【BEGIN】ということで、今回はストレートに【BEGIN】の代表曲の中から始めてみました。
  ♪島人ぬ宝/BEGIN
   *2002年リリース、23枚目のシングル。

⇒“ビギン”と聞いて、往年の洋楽ファンが思い浮かぶ曲といえば・・・・あのスタンダードナンバーではないでしょうか?!
ということで、この名曲に続けてみました。
  ♪ビギン・ザ・ビギン(Begin the Beguine)/フリオ・イグレシアス
   *1981年に全英1位を記録。
   *コール・ポーター作のスタンダード。
    曲名の「ビギン・ザ・ビギン」は
    「フランス領マルティニクのダンス音楽であるビギン(Beguine)を始めよう(Begin)」という意味。

⇒続いては、この「ビギン・ザ・ビギン」を作ったアメリカの偉大な作曲家、コール・ポーターから連想。
彼が作った曲の中から代表曲の1つとされる曲を、この人のカバー・バージョンで!
  ♪トゥルー・ラヴ/ジョージ・ハリスン
   *1976年発表のアルバム『33 1/3』収録。
   *オリジナルは1956年の映画『上流社会』の挿入歌で、ビング・クロスビーとグレース・ケリーのデュエットでした。

⇒次は“ジョージ・ハリスン”から連想していきます。
“ジョージ・ハリスン”といって連想される人物といえば“エリック・クラプトン”!
ということで、「While My Guitar Gently Weeps」でクラプトンがリードギターを弾いてくれたお礼に…と、 ジョージが曲作りとリズムギターで参加したクリーム時代の曲に繋げてみました。
  ♪バッジ(Badge)/クリーム
   *1969年にリリースされた4枚目のスタジオアルバム『グッバイ・クリーム』からのシングル曲。
    全英18位、全米60位を記録。

⇒続いては曲名「バッジ(Badge)」から連想をしていきます。
実は、この「バッジ(Badge)」は、スラングで「警察官」という意味があるそうです。
ということで、「警察官」といえば、やっぱりこのバンドでしょう!
  ♪孤独のメッセージ(Message in a Bottle)/ポリス
   *1979年の2ndアルバム『白いレガッタ』からのシングル。
    全英シングルチャートでは、初の1位獲得(全米では74位)。

⇒次は、曲名「孤独のメッセージ」の原題「メッセージ・イン・ア・ボトル」から連想して、ちょっとタイトルが似た、こんな曲に繋げてみました。
  ♪タイム・イン・ア・ボトル(Time in a Bottle)/ジム・クロウチ
   *1973年・全米1位。


★次回は【ジム・クロウチ「タイム・イン・ア・ボトル」】から連想する曲でスタート!

2024年04月19日〜04月23日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第282回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「リン」さん、ねばってますねぇ。
まだまだ「リ」は続きそうです。
あんまり聞いてこなかったアーティストの曲は、なかなか新鮮ですなぁ。
リンキン・パークは、そんなに人気があったのですね!

今回は「リ」で始まるアーティストの11回目。ラインナップは・・・・

『リンダ・スコット(Linda Scott)』
★1945年6月1日、ニューヨーク生まれのポップシンガー(78歳)。
デビューのきっかけは、CBSのラジオ番組のオーディション。
1961年に発表したデビュー曲は、売り上げ枚数100万枚を突破する大ヒット。全米チャートでも最高3位を記録しています。
  ♪星に語れば(I've Told Every Little Star)
   *1961年・全米3位を記録したデビュー曲。
★この大ヒットから約3年間は、コンスタントにシングル、アルバムをリリース。
しかし残念ながら、1970年には引退を発表。

『リンキン・パーク(Linkin Park)』
★1996年にロサンゼルスで結成されたロックバンド。アメリカの音楽誌によると『21世紀で最も売れたバンド』。
アルバムの全世界累計セールスは1億枚以上を記録し、グラミー賞も2回受賞。
ウォールストリート・ジャーナルの2018年調べによると“史上最も人気のある100のロックバンド”で12位に選出されています。
  ♪イン・ジ・エンド(In The End)
   *2002年に全米2位を記録。
   *発売から1週目にはアメリカだけで5万枚を売り上げ、5週間後にはゴールドディスクに認定された
    デビューアルバム『ハイブリッド・セオリー』からのシングル曲。
★今月4月12日には、この曲を含むベスト盤『ペイパーカッツ(シングル・コレクション2000-2023)』(未発表1曲を含む全20曲収録)がリリースされています。

『リンジー・バッキンガム(Lindsey Buckingham)』
★1949年10月3日、サンフランシスコ生まれのシンガーソングライター、ギタリスト、音楽プロデューサー(74歳)。
7歳の頃からギターを始め、1967年にサイケデリックバンド【フリッツ】に参加。
バンド解散後、同じ高校出身で【フリッツ】のリードシンガーだったスティーヴィー・ニックスと【バッキンガム・ニックス】を結成。
1973年にアルバム『バッキンガム・ニックス』をリリースしますが不発。
その後、レコーディング中にたまたま知り合った【フリートウッド・マック】のリーダー、ミック・フリートウッドの誘いで、 1975年にスティーヴィー・ニックスと共に【フリートウッド・マック】に加入。
リンジー・バッキンガムは新しくなった【フリートウッド・マック】の音楽面でのリーダーとしてアルバム『ファンタスティック・マック』 『噂(ルーマーズ)』『牙(タスク)』『ミラージュ』と、ヒット作に貢献していきます。
・・・と、【フリートウッド・マック】のメンバーとして有名ですが、今日はバンド活動と平行して発表したソロとしてのヒット曲をご紹介。
  ♪トラブル(Trouble)
   *1982年・全米9位
★この「トラブル」曲を含むソロ第1弾アルバム『ロー・アンド・オーダー』に続いて、1984年には2ndアルバム『ゴー・インセイン』を発表。
  ♪ゴー・インセイン(Go Insane)
   *アルバム『ゴー・インセイン』からのシングル曲。
   *1984年・全米23位。
★その後、1987年に【フリートウッド・マック】を脱退。・・・ですが1996年に【フリートウッド・マック】の再結成ライヴに参加。
・・・ですが、2018年に再び【フリートウッド・マック】を脱退しています。

『リンプ・ビズキット(Limp Bizkit)』
★1994年、フロリダ州ジャクソンビルで結成されたラップ・メタル・バンド。
1997年にデビューアルバム『スリー・ダラー・ビル、ヤ・オール$』リリース。アメリカだけで200万枚を突破する大ヒット。
この勢いと共に1999年にリリースされた2ndアルバム『シグニフィカント・アザー』は全米アルバムチャートで初登場1位を記録し、 全米だけで700万枚を超えるセールスに!
そして2000年リリースの3枚目のアルバム『Chocolate Starfish and The Hot Dog Flavered Water』は前作同様、全米アルバムチャート初登場1位を獲得し、 全米で800万枚、全世界で1200万枚以上の売上を記録しています。
この大ヒットアルバムからのシングルとしてリリースされた曲は、トム・クルーズ主演の映画『ミッション:インポッシブル2』のエンディング曲として使われました。
  ♪テイク・ア・ルック・アラウンド(Take A Look Around)
   *全米シングルチャートは・・・なんと115位。
★同じく『チョコレート・スターフィッシュ・アンド・ザ・ホットドッグ・フレイヴァード・ウォーター』から、 3枚目のシングルとしてカットされた曲はバンドにとってシングルチャート的には最高位を記録しました。
  ♪ローリン(Rollin')
   *2000年・全米65位。

2024年04月12日〜04月16日放送

『坂番連想音楽会』

第69回

写真:坂崎幸之助 お誕生日おめでとうございます♪
スタッフからのプレゼント。中身は・・・?

坂崎さんから:

今日はなじみのある曲が多かったですね。
甲斐さんとまたGSと日本のフォークの話、したいですねぇ。
ホリーズや10ccは、よく聞いたなぁ。
また次回をお楽しみに。

今回は、前回最後にかけた曲【三輪車「水色の街」】から連想する曲でスタート。

⇒三輪車がデビューした1974年はTHE JANET、ふきのとう、とんぼちゃん、マイ・ペース、ちゃんちゃこ、 そしてアルフィー・・・と、たくさんのグループがデビューしました。
そこで今回は1974年デビュー組の中から、このグループのデビュー曲に繋げてみました。
  ♪バス通り/甲斐バンド
   *1974年のシングルチャートで最高65位を記録。

⇒続いては曲名の「バス通り」から連想。“バス通り”に必ずあるものといえば・・・「バス停」!
ということで、こんな曲に繋げてみました。
  ♪バス・ストップ/ホリーズ
   *1966年に全英・全米共に5位まで上昇。
   *メインボーカルはアラン・クラーク、高音パートはグラハム・ナッシュ。

⇒ホリーズ「バス・ストップ」を作詞・作曲したのが、のちに【10cc】に参加したグレアム・グールドマン。
ということで、ストレートにこのグループの大ヒット曲へ。
  ♪アイム・ノット・イン・ラヴ(I'm Not in Love)/10cc
   *1975年に全英1位、全米2位を記録。
   *エリック・スチュワートとグレアム・グールドマンの共作。

⇒さて【10cc】というグループ名の“cc”から、ちょっと似た名前のグループ名を連想しましたので、そのグループの大ヒット曲に繋げてみました。
  ♪Romanticが止まらない/C-C-B
   *1985年のシングルチャートで2位、テレビのヒットチャート番組では1位を記録。
   *作詞/松本隆、作曲/筒美京平

⇒【C-C-B】というグループ、元々のグループ名は“Coconut Boys(ココナッツ・ボーイズ)”でした。
ということで、この“ココナッツ”から連想して島崎藤村が作詞した童謡に繋げてみました。
  ♪椰子の実/夏川りみ
   *2011年発表のアルバム『ぬちぐすい みみぐすい』収録。

⇒夏川りみさんといえば・・・思い出すのは2001年に放った大ヒット曲「涙そうそう」。
ということで、「涙そうそう」を1998年、最初に発表したこの方のバージョンを!
  ♪涙そうそう/森山良子
   *作詞/森山良子、作曲/BEGIN
   *1998年発表のアルバム『TIME IS LONELY』収録。

★次回は【森山良子「涙そうそう」】から連想する曲でスタート!

2024年04月05日〜04月09日放送

『坂崎音楽堂』

「ディスカバー・はっぴいえんど」特集

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

なかなか興味深い特集でしたねぇ。
元々、はっぴいえんどは影響されたアーティストのことを、堂々と言ってましたが、本来はそうだろうと思ってます。
誰にも影響されなかったなんて、音楽ではあり得ないですものね。

日本語ロックのパイオニア【はっぴいえんど】の音楽的ルーツを掘り下げたアルバム『ディスカバー・はっぴいえんど』を大特集!

【はっぴいえんど】 細野晴臣(1947年7/9) ボーカル、ベース、ギター、キーボード、作曲。
大瀧詠一(1948年7/28−2013年12/30 享年65歳)ボーカル、ギター作曲。
松本隆(1949年7/16) ドラムス、作詞。
鈴木茂(1951年12/20) ギター、ボーカル、作曲。
1970年、アルバム『はっぴいえんど』でデビュー。
1971年、2ndアルバム『風街ろまん』発売。
1972年12月3日に正式解散。
1973年に前年(72年)10月にロサンゼルスで録音した3rdアルバム『HAPPY END』を発売。
オリジナルアルバムとしては、わずか3枚で解散した伝説の日本語ロックグループ。


まずは【はっぴいえんど】に最も影響を与えたバンドの1つと言われている彼らの曲から。
解説の“いしうらまさゆき”さんによると「1967年に細野さんはこのシングルを購入。
細野さんは【はっぴいえんど】の前身【ヴァレンタイン・ブルー】でのライヴでもカバー。
当時、大瀧さんはこの曲の間奏のギターを猛練習した」そうです。
  ♪ブルーバード(Bluebird)/バッファロー・スプリングフィールド
   *スティーヴン・スティルス作。
   *メンバーは、スティーヴン・スティルス、ニール・ヤング、リッチー・フューレイ、
    デューイ・マーティン、ブルース・パーマーの5人。
    彼らも実働1966年〜1968年、オリジナルアルバム3枚で解散。

続いては【バッファロー・スプリングフィールド】と並び、彼らが最も影響を受けたもう1つのバンドの曲を。
サンフランシスコのサイケデリック・ロック・バンドです。
  ♪ヘイ・グランマ(Hey Grandma)/モビー・グレイプ
   *1967年のデビューアルバム『モビー・グレイプ』収録。

細野さんが大学の友人の紹介で大瀧さんを自宅に招いた時、大瀧さんがステレオの上に飾られていたシングル盤を見つけ挨拶よりも先に「オッ!ゲット・トゥゲザー!」と言った、 という有名な初対面のエピソードのある曲。
  ♪ゲット・トゥゲザー(Get Together)/ザ・ヤングブラッズ
   *1969年・全米5位まで上昇した大ヒット曲。
   *ジェシ・コリン・ヤングを中心に、ボストンで結成されたフォークロックバンド。

細野さんが、自分のボーカルスタイル(独特の低い声)にピッタリのアーティストを見つけたと言われているのが“ジェイムス・テイラー”。
『ディスカバー・はっぴいえんど』には“ジェイムス・テイラー”がソロデビューする前に、幼馴染みの“ダニー・クーチマー”と組んでいたバンドの曲が入っています。 ジェイムス・テイラーの作&ボーカル曲。
  ♪ブライトン・ユア・ナイト・ウィズ・マイ・デイ(Brighten Your Night with My Day)/ザ・フライング・マシーン
   *1967年発表。
★この【ザ・フライング・マシーン】は「笑ってローズマリーちゃん」の大ヒットでおなじみのバンドとは別バンド。

大瀧さんが【はっぴいえんど】在籍中の1972年にリリースした1stソロアルバム『大瀧詠一』の「ウララカ」をはじめ、のちの“大瀧サウンド”に影響を与えた曲です。
  ♪ダ・ドゥー・ロン・ロン(Da Doo Ron Ron)/ザ・クリスタルズ
   *1963年・全米3位。
   *【ロネッツ】と共にプロデューサーのフィル・スペクターが手塩にかけたグループ。

細野さん&大瀧さんを紹介してくれた友達&大瀧さんの3人で新宿のフォーク喫茶に【ランプポスト】というグループ名でオーディションを受けた時に歌った曲。
  ♪59番街橋の歌(The 59th Street Bridge Song(Feelin' Groovy)/サイモン&ガーファンクル
   *オーデションでこの曲を歌った【ランプポスト】は残念ながら落選したそうです。

間奏のシタール風のギターに細野さんが大いに影響を受けたという曲。
  ♪チェンジ・イズ・ナウ(Change Is Now)/ザ・バーズ
   *1968年発表、5枚目のアルバム『名うてのバード兄弟(The Notorious Byrd Brothers)』に収録。
   *間奏のシタール風のギターはデヴィッド・クロスビー。ドラムはレッキング・クルーのハル・ブレイン。

2024年03月29日〜04月02日放送

『坂番連想音楽会』

第68回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

前半はあまりなじみのない曲でしたが、逆に後半はなじみ曲が多かったですね。
三輪車は同期で、なつかしいなぁ。
よくオーディションなんかで一緒になって比べられたなぁ。
彼らは上手かったしね。みんなどうしてるかなぁ。

今回は、前回最後にかけた曲【ビル・コンティ「ロッキーのテーマ」】から連想する曲でスタート。

⇒ビル・コンティといえば『ロッキー』をはじめ、数々の映画やテレビの音楽(劇伴)の分野で活躍。
ヒットチャートとは、あまり関係ない分野ではありますが、「ロッキーのテーマ」の他にもう1曲、 ビル・コンティが作曲した有名な映画シリーズの主題歌があります。ということで、その曲を!
  ♪ユア・アイズ・オンリー(For Your Eyes Only)/シーナ・イーストン
   *1981年・全米4位。
   *映画『007 ユア・アイズ・オンリー』(主演/ロジャー・ムーア)主題歌。

⇒シーナ・イーストンはこの「ユア・アイズ・オンリー」で第24回(1982年)のグラミー賞で「最優秀新人賞」を受賞。
ということで、続いては同じく第24回のグラミー賞で「最優秀レコード賞(Record of the Year)」を受賞した曲へ!
  ♪ベティ・デイビスの瞳(Bette Davis Eyes)/キム・カーンズ
   *1981年・全米1位(ジャッキー・デシャノンとドナ・ワイスによる共作)。
   *グラミー賞では「最優秀レコード賞(Record of the Year)」だけではなく、「最優秀楽曲賞(Song of the Year)」も受賞。

⇒続いては「ベティ・デイビスの瞳」で「最優秀楽曲賞(Song of the Year)」を受賞したシンガーソングライター、 ジャッキー・デシャノンの“シンガー”としてのヒット曲に繋げてみました。
  ♪世界は愛を求めている(What the World Needs Now is Love)/ジャッキー・デシャノン
   *1965年・全米7位(作詞/ハル・デヴィッド、作曲/バート・バカラック)

⇒この「世界は愛を求めている」が発表されたのが1965年4月15日。
ということで、ちょ〜っと強引かもしれませんが続いては、それから1ヶ月足らず(1965年5月10日)に日本でリリースされた、 このグループのデビュー曲に繋げました!
  ♪フリフリ/田辺昭知とザ・スパイダース 
   *作詞・作曲/かまやつひろし
   *のちにグループ名は【ザ・スパイダース】になりますが結成当時は【田辺昭知とザ・スパイダース】。

⇒続いては【ザ・スパイダース】の堺正章さんとかまやつさんも出演していたドラマ『時間ですよ』で、 “隣のまりちゃん”として大人気となった女性アイドルのデビュー曲に繋げてみました。
  ♪水色の恋/天地真理
   *1971年、シングルチャート3位を記録。

⇒続いては、「水色の恋」という曲名からストレートに連想して・・・
アルフィーと同じく1974年にデビューした男性3人組のデビューシングルに繋げてみました。
  ♪水色の街/三輪車


★次回は【三輪車「水色の街」】から連想する曲でスタート!

2024年03月22日〜03月26日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第281回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

リンゴさん、元気でいつまでも現役でいて下さい。
ディアービートルズで、今年もまた改めて曲を聞き直しましたが、リンゴのドラミングはやっぱりスゴイなぁと再確認。
特に、あの当時のライブはモニターもないのにすごすぎます。

今回は「リ」で始まるアーティストの10回目。今回は「リンゴ・スター」特集です。

『リンゴ・スター(Ringo Starr)』
★1940年7月7日、イギリス・リヴァプール生まれ(83歳)。
ビートルズのオリジナルメンバーとしておなじみですが、元々は1962年に地元のバンド【ハリケーンズ】を脱退後、 ビートルズを解雇されたドラマーだったピート・ベストの後釜として正式加入。
独特のキャラクターでドラマー以外には俳優としても活躍。
そしてソロアーティストとしては、ポール・マッカートニーがビートルズ脱退を表明する直前の1970年3月にスタンダード曲を集めた初のソロアルバム 『センチメンタル・ジャーニー』を発売。(全英7位/全米22位)
同年(1970年)12月に大好きなカントリーミュージックをベースにした2枚目のアルバム『カントリー・アルバム(Beaucoups of Blues)』発表。
こちらは、カントリーの本場“アメリカ・テネシー州ナッシュビル”で録音された作品。
  ♪ボークー・オブ・ブルース(Beaucoups of Blues)
   *アルバム『カントリー・アルバム(Beaucoups of Blues)』から。
   *ソロとしての最初のシングル曲で1970年に全米87位。(イギリスではシングルリリースなし)
★カントリーという趣味に走ったせいもあって、アルバムも全米で最高65位。本国イギリスではチャートインせず。
次にリンゴは、ジョージ・ハリスンをプロデューサーに迎えシングルで勝負に出ました。
参加ミュージシャンはプロデュース&ギター/ジョージ・ハリスン、ピアノ/ゲイリー・ライト、ベース/クラウス・フォアマン、 バッキングボーカル/バッドフィンガーのピート・ハム&トム・エヴァンス・・というラインナップでリリース!
  ♪明日への願い(It Don't Come Easy)
   *1971年、全米・全英共に4位。
★この「明日への願い」に続いてリリースされたシングル「バック・オフ・ブーガルー(Back Off Boogaloo)」も全米9位・全英2位と好調。
続く1973年発表の4枚目のシングルが大ヒット!念願の全米No.1を獲得しました。
  ♪想い出のフォトグラフ(Photograph)
   *1973年・全米1位(全英では8位)
   *プロデュース/リチャード・ペリー、作詞・作曲/リンゴ・スター&ジョージ・ハリスン。
   *主なレコーディングメンバーは、12弦ギター、Eギター&バッキングボーカル/ジョージ・ハリスン、
    ドラム/ジム・ケルトナー、ピアノ/ニッキー・ホプキンス、ベース/クラウス・フォアマン等々。
★この勢いに乗り、ソロ3枚目のアルバム『リンゴ(Ringo)』を発表。(全米2位/全英7位)
この中からリリースされたシングル曲も全米ナンバーワンに輝いています。
  ♪ユア・シックスティーン(You're Sixteen)
   *翌1974年・全米1位(全英4位)
   *元々は1960年にロカビリー歌手ジョニー・バーネットが全米8位を獲得した曲のカバー。
   *バッキングボーカルにはニルソン、そして印象的なカズー(Kazoo)でポール・マッカートニーが参加。
★「想い出のフォトグラフ」「ユア・シックスティーン」と2曲続けて全米1位を獲得したリンゴ。
アルバム『リンゴ』からは3曲目となるシングルカットも大ヒットを記録しています。
  ♪オー・マイ・マイ(Oh My My)
   *1974年・全米5位。
   *バッキングボーカルに【マーサ&ザ・ヴァンデラス】のマーサ・リーヴスをはじめ、キーボード/ビリー・プレストン、
    ベース/クラウス・フォアマン、そしてリンゴと共にジム・ケルトナーがドラムを叩いています。
★そして1974年11月には通算4枚目となるソロアルバム『グッドナイト・ウィーン(Goodnight Vienna)』発表。
この中にはジョン・レノンによるアルバムのタイトル曲をはじめ、エルトン・ジョンやニルソン等による書き下ろし曲やオリジナル曲、 そしてカバー曲も収められていました。
  ♪オンリー・ユー(Only You)
   *ジョン・レノンの提案で収録されたカバー曲。
    1955年に【プラターズ】が全米チャート5位に送り込んだ曲のカバー。
   *アルバム『グッドナイト・ウィーン』の先行シングルとしてリリース。
    1975年・全米6位。
★1989年からは【リンゴ・スター&ヒズ・オール・スター・バンド】を結成。
最初はビリー・プレストンをはじめ、【ザ・バンド】のレヴォン・ヘルム&リック・ダンコ、 そして、ジョー・ウォルシュ、ジム・ケルトナー、ドクター・ジョンなどのメンバーでスタート。
その後、数年毎にトッド・ラングレン、【グランド・ファンク】のマーク・ファーナー、ジャック・ブルース(元クリーム)などが参加。
最近では【トト】のスティーヴ・ルカサーを中心に活動中で、今年5月にはラスベガス、6月はメキシコでLIVEが予定されています。

2024年03月15日〜03月19日放送

『坂番連想音楽会』

第67回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ブルーノ・マーズさんの日本公演は、知り合いのミュージシャン達も行った人が多くて絶賛してましたねぇ。
僕はあんまり知りませんでしたがダンスもスゴイんでしょ?
ちゃんと聞かないとね。

今回は、前回最後にかけた曲【カンサス「すべては風の中に」】から連想する曲でスタート。

⇒まずは「すべては風の中に」という曲名(タイトル)からシンプルに、このグループを連想したので、彼らのデビューシングル曲に繋げてみました。
  ♪22才の別れ/風 
   *1975年のウィークリーチャートで堂々の1位。
   *【風】→【かぐや姫】の伊勢正三さん(1951年11月13日生まれ)と
    【猫】の大久保一久さん(2021年9月に71歳で死去)がかぐや姫の解散コンサートの前に結成。
   *この曲は、伊勢さんが【かぐや姫】のアルバム『三階建の詩』のために書いた2曲の内の1曲。

⇒続いては、伊勢さんがアルバム『三階建の詩』のために書いた2曲の内のもう1曲に繋げて行きます。
たくさん方がカバーしていますが、この方のカバーが最も有名なのではないでしょうか?!
  ♪なごり雪/イルカ
   *1975年のウィークリーチャートで最高4位。(当時80万以上の売上を記録)

⇒次は、アーティスト名の“イルカ”から連想しまして、こんな曲に繋げてみました。
  ♪ドルフィン・リング/杏里
   *1993年発表の通算29枚目のシングル。
   *映画『結婚』の主題歌でヒットしたこともあって当時は結婚披露宴でよく使われていました。

⇒この曲名にある「ドルフィン・リング」はイルカをモチーフにした指輪のことですが、ハワイでは、イルカは“海から幸運を運ぶ”とされているそうです。
ということで、続いてはハワイ出身の人気シンガーソングライターの曲に繋げます。
こちらは男性サイドから女性に向けて歌った結婚ソングです。
  ♪マリー・ユー(Marry You)/ブルーノ・マーズ
   *リリース当時、世界中で“フラッシュモブ”に使われて動画サイトを賑わせました。

⇒このブルーノ・マーズは、歌だけではなくダンスもスゴイ!
子供の時から、地元ハワイのナイトクラブのステージで、あのスーパースターの物マネも披露していたそうです。
ということで、そのスーパースターの大ヒット曲を!
  ♪ビリー・ジーン/マイケル・ジャクソン 
   *1983年・全米1位。
   *この年(1983年)に開催された『モータウン25周年記念コンサート』であの“ムーン・ウォーク”を初披露!世界に衝撃を与えました。

⇒ブルーノ・マーズも大得意だったという“ムーン・ウォーク”。続いてはこれをキーワードに連想を膨らませてみました。
“ムーン・ウォーク”というと思い出すのが、1969年に初めて月面に一歩を踏み入れたアポロ11号のニール・アームストロング船長。
そして“アポロ”と言って思い出すのが、1976年に公開され世界的なヒットを記録したあのボクシング映画!
シルベスター・スタローン演じる主人公が挑戦する世界チャンピオンの名前が・・・“アポロ”!
ということで大ヒット映画の主題歌に繋げてみました。
  ♪ロッキーのテーマ(Gonna Fly Now(Theme from "Rocky"))/ビル・コンティ
   *1977年・全米1位を記録。


★次回は【ビル・コンティ「ロッキーのテーマ」】から連想する曲でスタート!

2024年03月08日〜03月12日放送

先週に引き続き『気になるあの曲スペシャル』

後編

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

一回では収まりきれないこの企画。
もう少し多めにやっても良いですよね。
それにはリスナーの皆様からのリクエストが必要です。
坂崎が好きそうな曲でなくとも結構。どしどしお寄せ下さい。

先週に引き続き、皆さんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする『気になるあの曲スペシャル』。
今回は・・・・

★レジェンドさんからのリクエスト
  ♪これが本当のゴルフだ!/吉幾三

★ポテチさんからのリクエスト
  ♪表参道/KAN

★にしじゅんさんからのリクエスト
  ♪マッスル千代の富士/ザ・家元

★ざきまるさんからのリクエスト
  ♪流星/Mrs.GREEN APPLE

★つつたんさんからのリクエスト
  ♪Summertime Blues/THE WHO

★はるみ晴美さんからのリクエスト
  ♪ゴロワーズを吸ったことがあるかい/和幸


◆今回リクエストを採用した方には、もらった人にしかわからない“気になるアレ”をお送りします。
お手元に届くまで少々お待ちください。

≪お願い≫
気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもお名前・住所も書いてからメール送信してください。
よろしくお願いいたします。

2024年03月01日〜03月05日放送

『気になるあの曲スペシャル』

前編

写真:坂崎幸之助 ↑歯が痛いわけじゃありません。

坂崎さんから:

半年ぶり?になるのかな。
皆さんからの気になる曲ですが、僕も好きな企画です。
久しぶりに聞く曲や初めての曲、面白い曲など、皆さんからのリクエスト、待ってますよォ。

みなさんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする久々の『気になるあの曲スペシャル』。
今回は・・・・

★ふじおかさんからのリクエスト
  ♪朝はりんごを食べなさい/夏木マリ

★(中島じゃない)美由紀さんからのリクエスト
  ♪はじめての町/小林啓子

★お啓さんからのリクエスト
  ♪やすくして❤/夢 石田社長と有里

★あんずもなかさんからのリクエスト
  ♪三人のおじさん/BUMP OF CHIKEN

★ともこさんからのリクエスト
  ♪プカプカ/つじあやの

★そらみみ☆そらさんからのリクエスト
  ♪悲しくてやりきれない/武部聡志、坂崎幸之助


◆今回リクエストを採用した方には、もらった人にしかわからない“気になるアレ”をお送りします。
お手元に届くまで少々お待ちください。

≪お願い≫
気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもお名前・住所も書いてからメール送信してください。
よろしくお願いいたします。

◆来週も引き続き『気になるあの曲スペシャル』でお送りします!

2024年02月23日〜02月27日放送

『坂番連想音楽会』

第66回

写真:坂崎幸之助 ↑ツアーが始まるまで右手の爪はあまり伸ばしません。

坂崎さんから:

直球のオンパレードだった今回。
でも名曲ばかりでした。
なじみのない若い世代にも、聞いてもらいたい曲を、これからもたくさん紹介していきますぞ。

今回は、前回最後にかけた曲【井上陽水「リバーサイドホテル」】から連想する曲でスタート。

⇒まずは「リバーサイドホテル」の“ホテル”からストレートに連想!
数あるホテルの歌の中から、最も有名な1曲に繋げてみました。
  ♪ホテル・カリフォルニア/イーグルス
   *1977年・全米1位を記録。

⇒続いては「ホテル・カリフォルニア」の“カリフォルニア”から、これまた超ストレートにこの名曲を連想!
  ♪夢のカリフォルニア(California Dreamin')/ママス&パパス
   *彼らにとって2枚目のシングル曲。1966年に全米4位を記録。

⇒“夢”と言えば・・・・やっぱり、この名曲が聴きたくなります。
  ♪夢で逢えたら/吉田美奈子
   *1976年のアルバム『FLAPPER』からのシングル曲。
   *作詞・作曲/大瀧詠一

⇒大瀧詠一さんの名前が出てきたので、続いては大瀧さんのシングル盤としての最大のヒット曲へ。
  ♪幸せな結末/大滝詠一
   *1997年リリース、通算14枚目のシングル。
   *ドラマ『ラブジェネレーション』の主題歌としてシングルチャート最高2位。
    売り上げも最終的にはミリオンセラーを記録。

⇒曲名「幸せな結末」を英語にすると「Happy End」。
ということで、続いては【はっぴいえんど】の代表曲の1つ、こんな曲に繋げてみました。
  ♪風をあつめて/はっぴいえんど
   *1971年リリース、通算2枚目のスタジオアルバム『風街ろまん』収録。
   *作詞/松本隆、作曲/細野晴臣。

⇒続いては「風をあつめて」の“風”からこんな洋楽の名曲を連想してみました。
  ♪すべては風の中に(Dust in The Wind)/カンサス
   *1977年リリース、通算5枚目のアルバム『暗黒への曳航(Point Of Know Return)』からの2ndシングル。
    翌1978年に全米6位を記録。


★次回は【カンサス「すべては風の中に」】から連想する曲でスタート!

2024年02月16日〜02月20日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第280回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

80年代中頃の洋楽、意外と聞いていなかったって、実感しますねぇ。
まぁ、自分達のツアーやレコーディングで、他の人の曲を聞く時間もあまりなかった、という事もありますが、
言い訳です(笑)。

今回は「リ」で始まるアーティストの9回目。ラインナップは・・・・

『リマール(Limahl)』
★1958年(12/19)生まれ、イギリス・ランカシャー出身(65歳)。【デュラン・デュラン】の弟バンド【カジャグーグー】のリードシンガー。
【カジャグーグー】は、1982年にデビューシングル「君はTOO SHY(Too Shy)」が全英1位をはじめ、ヨーロッパ7ヶ国で1位、 日本の洋楽チャートでも1位、全米5位と大ヒット。
しかし“リマール”はアルバム1枚に参加、人気絶頂の時に行った全英ツアーの後「音楽の方向性の違い」を理由にグループを脱退。
本格的なソロ活動をスタート。
1984年には映画『ネバーエンディング・ストーリー』の主題歌を3rdシングルとして発表。
全英4位をはじめ、ヨーロッパ各国、世界中で大ヒットを記録しています。
  ♪ネバーエンディング・ストーリーのテーマ(The Never Ending Story)
   *全米チャートではリリース翌年の1985年に17位まで上昇。

『リル・キム(Lil' Kim)』
★1974年(7/11)ニューヨーク・ブルックリン生まれのラッパー、シンガーソングライター、音楽プロデューサー、モデル、女優(49歳)。
1995年、ラップ集団【ジュニア・マフィア】に参加。発表したアルバムからは2曲の全米トップ20シングルを生み出し、 翌1996年にソロデビューアルバム『ハード・コア』をリリース。
200万枚を売り上げ、シングルカットされた3枚全てが全米ラップチャート1位を記録。
そんな彼女が世界的に注目されたのが、2001年に公開され世界中でヒットした映画『ムーラン・ルージュ』のサウンドトラックからの1stシングル曲。
売れっ子の4人の女性歌手とラッパーがコラボしたR&Bの名曲のカバーでした。
  ♪レディ・マーマレード/クリスティーナ・アギレラ、リル・キム、マイア&ピンク
   *2001年に全米1位を記録。
   *オリジナルは1974年に【ラベル】が放ったもの(全米1位獲得)。
   *2002年に発表された第44回グラミー賞「最優秀ポップ・コラボレーション賞」受賞。

『リヴィング・カラー(Living Colour)』
★1983年にニューヨークで結成された4人組のブラックロックバンド。
デビュー当時は“黒いレッド・ツェッペリン”と称され、あのミック・ジャガーもお気に入り、ということで注目を集めました。
結成から5年後の1988年にミック・ジャガーもプロデューサーとして参加したデビューアルバム『VIVID』は全米アルバムチャートで最高6位。
売り上げ枚数は200万枚を突破。
  ♪カルト・オブ・パーソナリティ(Cult of Personality)
   *アルバム『VIVID』からのシングルカット曲
   *リリース翌年1989年に全米13位。
   *グラミー賞「最優秀ハードロック・パフォーマンス賞」を受賞。

『リヴィング・イン・ア・ボックス(Living in A Box)』
★1985年、イギリス・シェフィールドで結成された男性3人組のブルーアイドソウル系のシンセポップバンド。
1987年発表のデビューアルバム『リヴィング・イン・ア・ボックス』からのシングル曲が全英5位、全米17位とヒットを記録。
  ♪リヴィング・イン・ア・ボックス(Living in A Box)
   *デビューアルバムからのシングル曲。
★この曲のあとアメリカではいまいちパッとせず・・・でしたがイギリスでは2枚目のアルバムに【クイーン】のブライアン・メイが参加。
売り上げはデビューアルバムを上回ったそうです。
そしてグループは1990年に解散しましたが、2016年に再結成を果たし現在も活動中とのことです。

『リン・アンダーソン(Lynn Anderson)』
★1947年(9/26)ノースダコタ生まれ、カリフォルニア育ちのカントリー系シンガー(2015年に心不全のため67歳で死去)。
両親共にカントリー音楽のソングライターだったこともあって、幼い頃から地元のテレビ番組に出演。1966年に歌手デビュー。
カントリーチャートではヒット曲が出るものの、一般チャートでは振るわず。
そんな彼女に転機となったのが、1970年のメジャーレーベルとの契約。
移籍第1弾シングル曲はリリースするやいなや、カントリーチャートで1位に。念願の一般ポップチャートでも初のチャートイン。
最高3位を記録する大ヒットとなっています。
  ♪ローズ・ガーデン(Rose Garden)
   *リリース翌年1971年に全米3位を記録。

2024年02月09日〜02月13日放送

『坂番連想音楽会』

第65回

写真:坂崎幸之助 変則チューニングだと、こんな↑押さえ方で行くこともあります。

坂崎さんから:

今回はストレートな選曲が多かった気がしますが、好きな曲も多く、楽しかったですね。
「リバーサイドホテル」は、タモリさんが好きだったとは。
そういえば陽水さん、どうしているかなぁ。

今回は、前回最後にかけた曲【ゾンビーズ「好きさ好きさ好きさ」】から連想する曲でスタート。

⇒ゾンビーズ「好きさ好きさ好きさ」の原題は「I Love You」。
ということで、数ある「I Love You」という曲の中から今回なこの方たちの「I Love You」を。
  ♪I LOVE YOU/オフコース
   *1982年リリースのアルバム『I LOVE YOU』収録。
    アルバムバージョンには、間奏でラジオから流れるジョン・レノンの訃報が使われています。

⇒この「I LOVE YOU」の間奏で“ラジオからのジョン・レノンの訃報”が流れる…という演出からストレートに連想!
昨年末、世界中で話題になったビートルズ最後のシングルに繋げてみました。
  ♪NOW AND THEN/ザ・ビートルズ 
   *「リアル・ラヴ」以来27年ぶりにリリースされた“ビートルズ最後の新曲”。
   *全英では1位を獲得、全米では初登場7位を記録。

⇒さて、「NOW AND THEN」というタイトルを聴いて、多くのポップスファンが最初に思い浮かべるのが・・・
カーペンターズのあの名盤『ナウ・アンド・ゼン』!
ということで1973年にカーペンターズがリリースしたアルバム『ナウ・アンド・ゼン』からのシングルに繋げてみました。
  ♪イエスタデイ・ワンス・モア/カーペンターズ
   *1973年に全米2位を記録。
   *歌の内容は「昔、ラジオから流れてきたお気に入りの曲を懐かしむ」というもの。

⇒この「イエスタデイ・ワンス・モア」の印象的なサビの部分に出てくる♪Sha-La-La-La♪から連想してこんな曲へ。
  ♪シャ・ラ・ラ(Sha-La-La)/アル・グリーン
   *1974年に全米7位を記録。

⇒続いては「アル・グリーン」というアーティスト名の“グリーン”からストレートに連想!
  ♪グリーン・リバー/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
   *1969年に全米2位を記録。

⇒続いてもストレートに連想。「グリーン・リバー」の“リバー”からこの曲に繋げてみました。
  ♪リバーサイドホテル/井上陽水
   *1982年リリース、18枚目のシングル。


★次回は【井上陽水「リバーサイドホテル」】から連想する曲でスタート!

2024年02月02日〜02月06日放送

ゲスト:蘭華さん

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

お久しぶりの蘭華さんでした。
今回のアルバム、かなり良いですねぇ。
今の時代の問題、ヤミ、生き方等々、 なかなか他のアーティストが取り上げないテーマで彼女の決意が表現されてます。ぜひぜひ!!

今回は、2019年以来、5年ぶりとなるシンガーソングライターの蘭華さんをゲストにお迎えしました。
(2016年10月&2019年5月にゲスト出演、今回3回目の登場)

≪蘭華さんの簡単なプロフィール≫
シンガーソングライター/作詞・作曲家/ラジオDJ/出雲観光大使/温泉ソムリエ。
2015年に両A面シングル「ねがいうた/はじまり色」でメジャーデビュー。
2016年に1stアルバム『東京恋文』を発表。「第58回輝く!日本レコード大賞企画賞」を受賞。
2018年には、セルフプロデュースの2ndアルバム『悲しみにつかれたら』をリリース。
2020年にシングル「ねがいうた(新録バージョン)/愛を耕す人」をリリース。
オリコンデイリーランキング演歌歌謡部門で1位獲得。
そして昨年末(2023年12/13)に5年ぶりとなる3rdアルバム『遺書』をリリース。

蘭華さん自身が体験した現代の闇に鋭い視点で切り込んだメッセージの数々、 社会への問題定義を問う意欲作となっているアルバム『遺書』からご紹介した曲は・・・
  ♪誹謗中傷をやめないあなたへ
  ♪遺書

そして、蘭華さん&坂崎さんでのスタジオセッションでお送りした曲は・・・
  ♪悲しくてやりきれない


蘭華さんのアルバム『遺書』発売記念ライブが決定しています。
一年半ぶりの東京でのワンマンライブとなり、 アルバムに込められた「生きる」というメッセージの数々を歌に乗せてお届け!
日時 → 2024年4月6日(土) 開場18時30分・開演19時
場所 → 「神楽坂THE GLEE」東京都新宿区神楽坂3-4 AYビルB1

この発売記念ライブの詳細、その他の情報は
 公式サイト http://rankaweb.net
 公式ブログ http://ameblo.jp/rankaranka
 公式X(旧twitter) http://twitter.com/ranka77
 公式Facebook http://www.facebook.com/rankaranka
 公式Instagram http://www.instagram.com/ranka0928/
でご確認ください。

2024年01月26日〜01月30日放送

『坂番連想音楽会』

第64回

写真:坂崎幸之助  ↑↑ 「これが網です!」「違います!ポップガードです」

坂崎さんから:

出ました!Takamiy!イントロ長っ!!
でも、このイントロと間奏が大切です。
音楽にも「間」は必要なのです。
クリエーションも久しぶりに聞きましたが、ブルースバンドがポップになり驚いた覚えが。

今回は、前回最後にかけた曲【ドゥービー・ブラザーズ「ザ・ドクター」】から連想する曲でスタート。

⇒皆さんはコブクロ「奇跡」からドゥービー・ブラザーズ「ザ・ドクター」に繋げた流れを覚えていらっしゃいますか?
「奇跡」が『DOCTORS 〜最強の名医』というドラマの主題歌だったから…という理由で「ザ・ドクター」に繋げた訳なんですが、 お医者さんが主人公のドラマには数多くのヒット作があります。
そこで今回はコミックが原作だった2003年のドラマ『Dr.コトー診療所』の主題歌に繋げてみました。
  ♪銀の龍の背に乗って/中島みゆき
   *2003年リリース。通算38枚目のシングル。

⇒「銀の龍」・・・「銀」? 「銀」ときたら次は「金」でしょ?!
「金の龍」・・・「黄金の龍」?!ということで、この曲へ!
  ♪黄金龍王/Takamiy(高見沢俊彦)
   *2011年発表。5枚目のソロシングル。

⇒次はストレートに「黄金」から連想して、こんな曲へ繋げてみました。
  ♪Heart Of Gold(孤独の旅路)/ニール・ヤング
   *1972年に全米1位。アルバム『ハーヴェスト』からのシングル。

⇒続いても曲名(Heart Of Gold)からの連想。「ハート」繋がりのヒット曲に繋げました。
  ♪ハート悲しく(Hearts)/マーティ・バリン
   *1981年に全米8位。
   *マーティ・バリンは、ポール・カントナーと共に【ジェファーソン・エアプレイン】の創立メンバー。
   *この曲は彼の本格的なソロデビューシングルでした。

⇒次も曲名である「ハート悲しく」から連想。
「ハートが悲しい」・・・つまり「寂しい、孤独のハート」ということでこの曲へ。
  ♪ロンリー・ハート(Lonely Hearts) /クリエーション
   *1981年リリース。
   *ドラマ『プロハンター』(主演/草苅正雄と藤竜也)の主題歌。

⇒この【クリエーション】というグループは、1969年に竹田和夫が【ブルース・クリエイション】としてスタート。
1972年から1978年にかけて【クリエイション】として活動。1979年に竹田和夫がメンバーを一新し、ボーカルにアイ高野を迎え、 1981年に【クリエーション】と改名。アルバム『ロンリー・ハート』リリース。
その後1984年に解散しますが、2005年に再び【クリエイション】としての活動を再開。
ということで、続いては“アイ高野さん”から連想。
“アイ高野さん”といえば【カーナビーツ】!その【カーナビーツ】最大のヒット曲のオリジナル曲に繋げてみました。
  ♪好きさ好きさ好きさ(I Love You)/ザ・ゾンビーズ 
   *1965年にシングルとしてリリースされた「お好きな時に(Whenever You're Ready)」のB面曲。


★次回は【ザ・ゾンビーズ「好きさ好きさ好きさ(I Love You)」】から連想する曲でスタート!

2024年01月19日〜01月23日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第279回

写真:坂崎幸之助  ALFEEの冬ツアーグッズ「ポケッタブルマフラー」なかなか良いです。

坂崎さんから:

しぶとく「リ」が続いております。リトル・リヴァー・バンド、良いですねぇ。オーストラリアだけどアメリカ西海岸っぽい。
リトル・リチャードさんは時代は古いですが、かなりのアーティストに影響を与えているので良く知っとります。
ビートルズのカバーで知ったと思う。

今回は「リ」で始まるアーティストの8回目。ラインナップは・・・・

『リトル・ペギー・マーチ(Little Peggy March)』
★1948年、ペンシルバニア州ランスデール生まれ((現在75歳)。
14歳の時、地元のコンテストで優勝したことがキッカケで翌1963年15歳で“リトル・ペギー・マーチ”という芸名で歌手デビュー。
そして、そのデビュー曲が全米シングルチャートでナンバーワンになっていますが、これは“全米チャート最年少1位獲得記録”となっています。
  ♪アイ・ウィル・フォロー・ヒム(I Will Follow Him)
   *1963年のデビュー曲。
   *日本では、漣健児さんによる日本語詞でもリリースされました。
★この曲で“全米チャート最年少1位獲得記録”を樹立したものの、その3ヶ月後に当時13歳だった“リトル・スティーヴィー・ワンダー (のちのスティーヴィー・ワンダー)”によって“最年少1位獲得記録”は更新されています。
しかし“最年少1位獲得女性歌手”の記録は今も“リトル・ペギー・マーチ”が保持しています。

『リトル・リヴァー・バンド(Little River Band)』
★1975年、オーストラリア・メルボルンで結成されたポップロックバンド。
結成時のメンバーは、(曲によってリードボーカルを担当していた)3人のシンガーソングライターを中心に、 リードギター、ドラムス、ベースの3人が演奏面を固める、という形の6人組。
本国オーストラリアでは圧倒的な人気を獲得。その勢いに乗って1976年アメリカへ進出。
アメリカでのデビュー曲(遙かなる道(It's a Long Way There))は最高28位と、まずまずの成績。
そんな彼らの名前を一気に有名にしたのが1978年の通算4枚目となるアルバム『夢追い人(Sleeper Catcher)』からのシングル曲でした。
  ♪追憶の甘い日々(Reminicing)
   *1978年・全米3位を記録。
   *当時、全米のラジオ局で500万回以上オンエアーされ、
    「アメリカのラジオで最もOAされたオーストラリアのポピュラーソング」に認定されています。
  ♪ロンサム・ルーザー(Lonsome Loser)
   *通算5枚目のアルバム『栄光のロング・ラン(First Under the Wire)』からの曲。
   *1979年に全米6位を記録しています。
★1984年にはオリジナルメンバー不在となりましたが2000年以降もメンバー交代を繰り返しながらバンド活動は続いているそうです。

『リトル・リチャード(Little Richard)』
★1932年、ジョージア州メイコン生まれのR&Bロックンロールシンガーでピアニスト。
のちにチャック・ベリーなどと共に“ロックンロールの創始者の1人”と言われています。
1951年に、タレントコンテストで優勝。デビューはするものの全くの泣かず飛ばずでしたが、 レコード会社にデモテープを送り続けたところ、彼の才能を見込んだレコード会社から1955年に本格的なデビューシングルをリリース。
その記念すべきデビューシングルです。
  ♪トゥッティ・フルッティ(Tutti-Frutti)
   *リリース翌年の1956年に全米17位を記録。
★“リトル・リチャード”といえば、ビートルズ・ファンにとっては「のっぽのサリー」のオリジナルミュージシャンとしてもおなじみ。
ということで、そのオリジナル曲を。
  ♪のっぽのサリー(Long Tall Sally)
   *1956年・全米6位、全英3位。
★その後も“リトル・リチャード”はヒット曲を放ち続けます。
  ♪ルシール(Lucille)
   *1957年・全米21位。
  ♪ジェニ・ジェニ(Jenny,Jenny)
   *1957年・全米10位。
   *日本では漣健児さんの訳詩による鈴木やすしさんのカバーでもおなじみ。
★“リトル・リチャード”は1957年、人気絶頂期に突如引退を表明。牧師となりましたが5年後の1962年に現役復帰。
その復帰コンサートの前座を務めたのが、まだ無名だった【ビートルズ】。
そして、この復帰コンサートのサポート・ギタリストの1人に“ジミ・ヘンドリックス”がいたそうです。
その後、1986年に『ロックの殿堂』入り。
1996年には、アトランタ・オリンピックの閉会式でピアノを演奏しつつ「のっぽのサリー」を熱唱。
2013年に、音楽雑誌『ローリング・ストーン』誌でアーティスト活動から引退することを発表。
ローリング・ストーン誌の選ぶ「歴史上最も偉大な100人のシンガー」において第12位に選出。
2020年に87歳で亡くなっています。

2024年01月12日〜01月16日放送

『坂番連想音楽会』

第63回

写真:坂崎幸之助  

坂崎さんから:

やっぱりドゥービーはトム・さんだよねぇ。
しつこいって、笑。
あのギターサウンドとコーラスこそドゥービーですって。
今回も珍しい曲がかかった、このコーナー。
まだまだ続きますよォ。

今回は、前回最後にかけた曲【ボン・ジョヴィ「禁じられた愛(You Give Love a Bad Name)」】から連想する曲でスタート。

⇒このボン・ジョヴィ「禁じられた愛」(1986)を作ったのは、メンバーの“ジョン・ボン・ジョヴィ”と“リッチー・サンボラ”、 そして“デスモンド・チャイルド”というソングライター。
この“デスモンド・チャイルド”は【キッス】に曲を提供してから、様々なロック系のヒットに関わって成功しています。
ということで、ボン・ジョヴィの「禁じられた愛」に続いて“デスモンド・チャイルド”が提供して大ヒットした曲へ!
  ♪エンジェル/エアロスミス
   *1988年・全米3位

⇒続いては曲名「エンジェル」から連想。
“エンジェル”を日本語にすると“天使”というド直球の連想で、この20年近くアニメ/特撮/ゲーム関係のカラオケで、最も歌われている曲に繋げてみました。
  ♪残酷な天使のテーゼ/高橋洋子
   *1995年発表。テレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』のオープニング曲。

⇒高橋洋子さんは1966年8/28生まれで、東京都出身の歌手。
メジャーデビュー前はユーミンやWink、今井美樹などのコンサートやアルバムのバックコーラスをやっていたそうです。
ということで、続いては、彼女がバックコーラスに参加するために最初に受けたオーディションだった…というミュージシャンの曲に繋げてみました。
このオーディションでは約50人の参加者の中から合格しGROOVIN'TOURにバックコーラスとして参加したそうなので、 当時の最新アルバムだった『GROOVIN'』からの曲を。
  ♪北風と太陽/久保田利伸
   *1987年の2ndアルバム『GROOVIN'』収録。

⇒この「北風と太陽」を含むアルバム『GROOVIN'』をメインにしたツアーにオーディションでバックコーラスに選ばれた高橋洋子さんですが、 その時のバックコーラス・グループの名称が【ラヴ・マシーン(LOVE MACHINE)】だったということで、 スモーキー・ロビンソンも在籍したモータウンのグループの大ヒットに繋げてみました。
  ♪ラヴ・マシーン/ミラクルズ 
   *1976年・全米1位。

⇒続いては、グループ名の【ミラクルズ】から連想。
“ミラクルズ”つまり“奇跡”ということで、これまたストレートに、この2人組のヒット曲へ!
  ♪奇跡/コブクロ
   *2015年発表、通算26枚目のシングル。

⇒この「奇跡」は、TVドラマ『DOCTORS 〜最強の名医』第3シーズンの主題歌だったということで、ドラマのタイトルから、こんな曲を連想してみました。
  ♪ザ・ドクター/ドゥービー・ブラザーズ
   *1989年・全米9位。
   *トム・ジョンストンが復帰して再結成されたグループの記念すべきアルバム『Cycles』からの第1弾シングル。


★次回は【ドゥービー・ブラザーズ「ザ・ドクター」】から連想する曲でスタート!

2024年01月05日〜01月09日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その2

写真:坂崎幸之助  

坂崎さんから:

久しぶりのビート・レレ。やっぱり良いですねぇ。
アレンジも歌い方もオリジナルに近くで、楽器がウクレレだってだけ。ハワイらしくて、ビートルズ愛にあふれてます。
また他にもビートルズもの、探しておきますヨォ。

この時期恒例の『ビートルズ・スペシャル』。2週目となる今回は3組のアーティストによるビートルズ・カバー楽曲をご紹介!

まずは・・・5年前にもピックアップした、ハワイのウクレレ中心のビートルズ・トリビュート・バンド【BEAT-LELE(ビート・レレ)】。
最新ビートルズ・カバー・アルバム『Fab4on4Strings』から何曲かご紹介。
 ●ポール役“ノレット・キアノン”のボーカル曲。
   ♪P.S.アイ・ラヴ・ユー
   ♪エリナー・リグビー
 ●リンゴ役“デニス・ミュース”(カホン&パーカッション担当)のボーカル曲。
   ♪オクトパス・ガーデン
 ●『アビイ・ロード』収録曲でポールによって書かれたアルバム最後を飾るメドレー曲。
   ♪ゴールデン・スランバー(2コーラス目はハワイ語で歌われています)
   ♪キャリー・ザット・ウェイト
   ♪ジ・エンド
   ♪ハー・マジェスティ

続いてはアルバム『トリビュート・トゥ・ジョージ・ハリスン〜ソングス・フロム・ザ・マテリアル・ワールド』から。
【ザ・フー】のベーシスト“ジョン・エントウィッスル”が、【ユーライア・ヒープ】や【マウンテン】で活躍した “マーク・クラーク”をボーカルに迎えたジョージ・ハリスンのカバー。
   ♪ヒア・カムズ・ザ・サン/ジョン・エントウィッスル

最後はトリビュート・アルバム『ジョン・レノンに捧ぐ(A tribute to John Lennon)』から。
演奏するのは、1976年にドイツで結成され、メンバー交代を繰り返しながらも現在も活動を続けている【ザ・ビートルズ・リバイバル・バンド】。
ビートルズ時代の曲から、ソロを代表する曲のメドレーとなっています。
   ♪アイム・ザ・ウォルラス
   ♪ストロベリー・フィールズ・フォーエヴァー
   ♪ウーマン
   ♪ガール
   ♪イマジン

2023年12月29日〜01月02日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助  「23年もお疲れさまでした〜」by番組スタッフ

坂崎さんから:

この時期、毎年ビートルズもので年始を迎えます。
新曲も出したビートルズは、また色々な話題を提供してくれていますので新たなファンも出来てくるのではないでしょうか。 やはり、永遠のアイドルですなぁ。

この時期恒例の『ビートルズ・スペシャル』。今年も2週連続でビートルズ・カバー楽曲をご紹介!

今回は、1969年にビートルズが発表したアルバム『アビイ・ロード』を、ジャンルや世代を超えたミュージシャンたちが結集し再構築したカバーアルバム 『ABBEY ROAD REIMAGINED : A TRIBUTE TO THE BEATLES』を大特集!

  ♪カム・トゥゲザー/ドゥルガ・マクブルーム、ジャッキー・ロマックス&スノーウィ・ホワイト
   *ジョンの作品。オリジナルは1969年に全米1位を記録。
   *リードボーカルは【ピンク・フロイド】のツアーでバックコーラスとして参加していた
    女性シンガー“ドゥルガ・マクブルーム”と、1969年にアップルレコードからデビューした“ジャッキー・ロマックス”。
    ギタリストは【ピンク・フロイド】や【シン・リジィ】などで活躍した“スノーウィ・ホワイト”。
  ♪オー!ダーリン/エリック・ドーヴァー&カーマイン・アピス
   *ポールの作品。
   *1990年代のパワーポップ・シーンで大活躍した【ジェリーフィッシュ】の“エリック・ドーヴァー”をボーカルに、
    【ヴァニラ・ファッジ】等のドラマー“カーマイン・アピス”が参加。
  ♪ヒア・カムズ・ザ・サン/ロン・バンブルフット・サール
   *ジョージの作品。
   *“ロン・バンブルフット・サール”は【ガンズ・アンド・ローゼズ】にも参加していたギタリスト。
  ♪ビコーズ/レベッカ・ピジョン&パトリック・モラーツ
   *ジョンの作品。
   *女優で歌手の“レベッカ・ピジョン”と、【イエス】や【ムーディ・ブルース】などに
    キーボード奏者として参加していた“パトリック・モラーツ”によるカバー。
  ♪ユー・ネバー・ギヴ・ミー・ユア・マネー/グラハム・ボネット&リック・ウェイクマン
   *ポールの作品。
   *ボーカルは【レインボー】の“グラハム・ボネット”。
    ピアノは【イエス】の“リック・ウェイクマン”。
  ♪ゴールデン・スランバー/テリー・リード
   *ポールの作品。
   *“テリー・リード”は「レッド・ツェッペリン加入をことわった男」としても有名な伝説的ロック&ソウル・シンガー。
  ♪キャリー・ザット・ウェイト/グレッグ・ビソネット
   *ポールの作品。
   *デイヴィッド・リー・ロスやスティーヴ・ヴァイ等のアルバムにドラムで参加している
    “グレッグ・ビソネット”が“テリー・リード”をボーカルに迎えてカバー。
  ♪ジ・エンド/フランク・ドミノ&スティーヴ・ヒレッジ
   *ポールの作品。
   *1970年代に【キッス】のジーン・シモンズに見いだされデビューしたロックバンド
    【エンジェル】のリードシンガー“フランク・ドミノ”と、
    イギリスのカンタベリー・ロック(プログレ)を代表するギタリスト“スティーヴ・ヒレッジ”によるカバー。
  ♪ハー・マジェスティ/ゲイリー・ウィルソン
   *ポールの作品。
   *“ベック”もリスペクトする伝説のアウトサイダー“ゲイリー・ウィルソン”によるカバー。


次回も『ビートルズ・スペシャル』でお送りします。