Program -2023-

2023年12月29日〜01月02日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助  「23年もお疲れさまでした〜」by番組スタッフ

坂崎さんから:

この時期、毎年ビートルズもので年始を迎えます。
新曲も出したビートルズは、また色々な話題を提供してくれていますので新たなファンも出来てくるのではないでしょうか。 やはり、永遠のアイドルですなぁ。

この時期恒例の『ビートルズ・スペシャル』。今年も2週連続でビートルズ・カバー楽曲をご紹介!

今回は、1969年にビートルズが発表したアルバム『アビイ・ロード』を、ジャンルや世代を超えたミュージシャンたちが結集し再構築したカバーアルバム 『ABBEY ROAD REIMAGINED : A TRIBUTE TO THE BEATLES』を大特集!

  ♪カム・トゥゲザー/ドゥルガ・マクブルーム、ジャッキー・ロマックス&スノーウィ・ホワイト
   *ジョンの作品。オリジナルは1969年に全米1位を記録。
   *リードボーカルは【ピンク・フロイド】のツアーでバックコーラスとして参加していた
    女性シンガー“ドゥルガ・マクブルーム”と、1969年にアップルレコードからデビューした“ジャッキー・ロマックス”。
    ギタリストは【ピンク・フロイド】や【シン・リジィ】などで活躍した“スノーウィ・ホワイト”。
  ♪オー!ダーリン/エリック・ドーヴァー&カーマイン・アピス
   *ポールの作品。
   *1990年代のパワーポップ・シーンで大活躍した【ジェリーフィッシュ】の“エリック・ドーヴァー”をボーカルに、
    【ヴァニラ・ファッジ】等のドラマー“カーマイン・アピス”が参加。
  ♪ヒア・カムズ・ザ・サン/ロン・バンブルフット・サール
   *ジョージの作品。
   *“ロン・バンブルフット・サール”は【ガンズ・アンド・ローゼズ】にも参加していたギタリスト。
  ♪ビコーズ/レベッカ・ピジョン&パトリック・モラーツ
   *ジョンの作品。
   *女優で歌手の“レベッカ・ピジョン”と、【イエス】や【ムーディ・ブルース】などに
    キーボード奏者として参加していた“パトリック・モラーツ”によるカバー。
  ♪ユー・ネバー・ギヴ・ミー・ユア・マネー/グラハム・ボネット&リック・ウェイクマン
   *ポールの作品。
   *ボーカルは【レインボー】の“グラハム・ボネット”。
    ピアノは【イエス】の“リック・ウェイクマン”。
  ♪ゴールデン・スランバー/テリー・リード
   *ポールの作品。
   *“テリー・リード”は「レッド・ツェッペリン加入をことわった男」としても有名な伝説的ロック&ソウル・シンガー。
  ♪キャリー・ザット・ウェイト/グレッグ・ビソネット
   *ポールの作品。
   *デイヴィッド・リー・ロスやスティーヴ・ヴァイ等のアルバムにドラムで参加している
    “グレッグ・ビソネット”が“テリー・リード”をボーカルに迎えてカバー。
  ♪ジ・エンド/フランク・ドミノ&スティーヴ・ヒレッジ
   *ポールの作品。
   *1970年代に【キッス】のジーン・シモンズに見いだされデビューしたロックバンド
    【エンジェル】のリードシンガー“フランク・ドミノ”と、
    イギリスのカンタベリー・ロック(プログレ)を代表するギタリスト“スティーヴ・ヒレッジ”によるカバー。
  ♪ハー・マジェスティ/ゲイリー・ウィルソン
   *ポールの作品。
   *“ベック”もリスペクトする伝説のアウトサイダー“ゲイリー・ウィルソン”によるカバー。


次回も『ビートルズ・スペシャル』でお送りします。

2023年12月22日〜12月26日放送

『坂番連想音楽会』

第62回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

N.S.Pのお3人とは共通点も多くて、今でも平賀さんとは番組などでも共演させてもらってます。
斉藤和義くん、今までお会いしたことはないのですが、いつかビートルズやギターの話しをする日が来ると、楽しみ。

今回は、前回最後にかけた曲【マンハッタン・トランスファー「トワイライト・ゾーン」】から連想する曲でスタート。

⇒曲名「トワイライト・ゾーン」から連想。“トワイライト(Twilight)”を日本語に訳すと「夕暮れ時」。
ということで、ストレートにこんな曲に繋げてみました。
  ♪夕暮れ時はさびしそう/N.S.P
   *1974年発売。N.S.Pにとって最大のヒットシングル。
   *メンバーは天野滋さん(2005年52歳没)、中村貴之さん(2021年68歳没)、
    平賀和人さん(1954年1/6 生まれ、69歳)
    岩手県の一関工業専門学校の同級生3人で1972年に結成。

⇒【N.S.P】はマチュア時代はロックグループとして“ニュー・サディスティック・ピンク(New Sadistic Pink)”と名乗っていました。
ですが、フォークグループとしてデビューするに当たり「ちょっと似つかわしくない」ということで【N.S.P】というグループ名に。
ということで、続いては【N.S.P】のアマチュア時代のグループ名にあった“サディスティック”から連想して、このグループのヒット曲に繋げてみました。
  ♪タイムマシンにおねがい/サディスティック・ミカ・バンド
   *1974年発表の2ndアルバム『黒船』からの先行シングル(通算3枚目のシングル曲)
   *作詞/松山猛、作曲/加藤和彦

⇒さて“タイムマシン”をテーマにした映画といえば色々とありますが・・・
今回は、1979年に公開されたSF小説の巨人“H.G.ウェルズ”を主人公にした映画『タイム・アフター・タイム』から連想。
この映画の紹介記事を雑誌で見て、そのままのタイトルの曲を作ってシングル発売し大ヒットした曲に繋げました。
  ♪タイム・アフター・タイム/シンディ・ローパー
   *1984年に全米1位を獲得。
   *作詞・作曲はシンディ・ローパーと【ザ・フーターズ】のロブ・ハイマン。

⇒“シンディ・ローパー”は1953年6月22日にニューヨーク・ブルックリンで誕生。
ということで続いては、彼女と同じ誕生日(6/22 生まれ)の、このシンガーソングライターの曲に繋げてみました。
  ♪やさしくなりたい/斉藤和義
   *2011年発表の通算39枚目のシングル(CD累計売上枚数は10万枚を越え)。

⇒この「やさしくなりたい」は、2011年最大の視聴率を獲得したTVドラマ『家政婦のミタ』の主題歌でした。
ちなみに、ドラマの最終回の視聴率は40%!!
ということで続いては、このドラマで主演を務めた松嶋菜々子さんの旦那さんの歌手デビュー曲に繋げました。
  ♪Forever/反町隆史(withリッチー・サンボラ)
   *1997年にシングルチャート3位を記録。
   *反町隆史と竹野内豊ダブル主演の月9ドラマ『ビーチボーイズ』の主題歌。
   *リッチー・サンボラはギターとコーラスで参加。

⇒続いては、この「Forever」にギター&コーラスで参加していた“リッチー・サンボラ”から連想。
もぉ、これしかないでしょ!?ということで、ストレートに【ボン・ジョヴィ】です。
【ボン・ジョヴィ】にとって初の全米ナンバーワンとなった曲です。
  ♪禁じられた愛(You Give Love a Bad Name)/ボン・ジョヴィ
   *1986年に全米1位を獲得。


★次回は【ボン・ジョヴィ「禁じられた愛(You Give Love a Bad Name)」】から連想する曲でスタート!

2023年12月15日〜12月19日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第278回

写真:坂崎幸之助 最新のライカM11-P。レンズはオールドレンズ。
書写真展は「オールドふレンズ」。

坂崎さんから:

「リ」続いております。ねばっております。
リッチーさんはもっといそうですが見落としていたら、また、まとめてやりましょうね。
リトル・エヴァさん、そんなラッキーなデビューだったのですね。
人生、何がおこるかわからん。

今回は「リ」で始まるアーティストの7回目。ラインナップは・・・・

『リッチー・ファミリー(The Ritchie Family)』
★1975年、ペンシルバニア州フィラデルフィアで結成された女性ディスコ3人組。
グループ名は、単純にプロデューサー:リッチー・ロームの名前から“リッチーの家族”ということで【リッチー・ファミリー】。
1970年代中頃はディスコ大全盛!ということでプロデューサーは、当時流行っていたディスコ/ダンス・ナンバーの大ヒット曲、 例えば、フォー・トップス「リーチ・アウト・アイル・ビー・ゼア」、オージェイズ「アイ・ラヴ・ミュージック」「ソウル・トレインのテーマ」、 ドナ・サマーやKC&The Sunshine Bandやラベルの大ヒット曲をメドレー風に繋げ1曲のディスコナンバーに仕上げています。
  ♪ディスコは恋の合言葉(The Best Disco in Town)
   *1976年・全米17位。全米ディスコチャートでは堂々のナンバーワン!

『リップス(Lipps Inc.)』
★1979年、ミネソタ州ミネアポリスで結成されたファンク・ダンス・プロジェクト。
ユニット名の【Lipps Inc.】は「クチパク」を意味する“リップシンク(Lip Sync)”に由来しているとか。
結成とほぼ同時にリリースしたアルバム『ファンキー・タウン(Mouth to Mouth)』から2枚目のシングルとしてカットされた曲は、 当時のディスコブームに乗って全米シングルチャートで見事ナンバーワンを獲得。
  ♪ファンキー・タウン(Funkytown)
   *日本では、のちに化粧品や車のCMにも使われました。

『リトル・アンソニー&ジ・インペリアルズ(Little Anthony & The Imperials)』
★1958年、ニューヨーク・ブルックリンで結成された男性5人組のR&Bグループ。
当時、弱冠18歳というリトル・アンソニー(本名:アンソニー・ゴーディーン)のファルセットによる歌声は多くの女性ファンを魅了。
  ♪ティアーズ・オン・マイ・ピロウ(Tears on My Pillow
   *1958年のデビューヒットシングル。全米4位を獲得。
   *当時、日本でのタイトルは「夜のなみだ」。
  ♪アウト・オブ・マイ・ヘッド(Goin' Out of My Head)
   *1964年に全米6位。
   *この曲は、後にセルジオ・メンデス&ブラジル'66をはじめ、ルー・クリスティー、
    レターメン、フランク・シナトラなど多くのアーティストにカバーされています。
★グループは何度かの解散と再結成を繰り返し現在でも活動を続けています。

『リトル・エヴァ(Little Eva)』
★1943年(6/29)、アメリカ・ノースキャロライナ州ベルヘイヴン生まれの女性シンガー。
歌手になったキッカケは・・・・キャロル・キングとジェリー・ゴフィン夫婦が作った曲のデモテープを2人の家に来ていた17歳のベビー・シッターだった “エヴァ・ナルシサス・ボイド”に歌わせたところ、あまりに出来が良く、 そのまま“リトル・エヴァ”という芸名でデビュー!ということになったそうです。
  ♪ロコモーション(The Loco-Motion)
   *記念すべき歌手デビューシングル曲。1962年に全米1位を記録。
   *2003年(4/10)に59歳という若さで亡くなっています。
   *この曲は1974年に【グランド・ファンク】がカバーし全米1位に。
    さらに1988年には“カイリー・ミノーグ”がカバーし全米3位という大ヒット。

『リトル・フィート(Little Feat)』
★1969年にロサンゼルスで結成。ニューオーリンズのR&Bやブルース、カントリー、 そしてジャズといったアメリカのルーツ・ミュージックの影響を受けたロックバンド。
中心人物は、フランク・ザッパが率いたバンド【マザーズ・オブ・インヴェンション】のメンバーだった“ローウェル・ジョージ”。
デビュー当時ほとんど注目されませんでしたが、1973年に名うてのメンバーを迎えて発表したアルバム『ディキシー・チキン』は、 タイトル曲からも分かるように、ニューオーリンズ風のサウンドで注目を集めました。
  ♪ディキシー・チキン(Dixie Chiken)
★このあと、バンドの音楽的な方向性に違和感を覚えた“ローウェル・ジョージ”は1979年にグループの解散を宣言。
その直後、薬物中毒の影響もあってか心臓発作のため亡くなっています(享年34歳)。

2023年12月08日〜12月12日放送

『坂番連想音楽会』

第61回

写真:坂崎幸之助 視力検査じゃないっつ〜の!しかも見えてるし!

坂崎さんから:

確かに80年代の頭の頃は、オシャレなバンド、アーティストが多かったですねぇ。特にイギリス系。
MTVで彼らの演奏を見てると新しい時代だなぁ〜と思ったモノです。
男子もお化粧してたしネ。

今回は、前回最後にかけた曲【フェアーグラウンド・アトラクション「パーフェクト」】から連想する曲でスタート。

⇒まずはストレートに連想して・・・
曲名の「パーフェクト(Perfect)」=「完璧」から、こんな大ヒットに繋げてみました。
  ♪君は完璧さ(Do You Really Want to Hurt Me)/カルチャー・クラブ
   *1982年・全英で初のナンバーワン。全米では翌1983年2位を記録。
   *この曲がアルバムに収録された当初、日本のレコード会社が付けた邦題は
    「冷たくしないで」でしたが、シングルリリースの際に「君は完璧さ」に改められたそうです。

⇒カルチャー・クラブと言うと1970年代終わりからロンドンに登場した“ニューロマンティック”と称される音楽ジャンル(ムーブメント)の代表的なバンドの1つ。
グラムロックをベースに様々な音楽のジャンルを取り入れファッションにもこだわった“ニューロマンティック”は1980年代に入るとアメリカに上陸、 第2次ブリティッシュ・インヴェイジョン”と称され世界的なブームに!!
ということで、カルチャー・クラブと人気を二分した、このバンドの全米初のナンバーワン曲へ!
  ♪ザ・リフレックス(The Reflex)/デュラン・デュラン
   *1984年、全米・全英共に1位を獲得。

⇒この【デュラン・デュラン】の「ザ・リフレックス」が全米1位となったのは1984年6月23日(2週連続)。
ということで次は、同じ頃、1984年6月21日に日本でリリースされ、堂々の1位を獲得した曲です!
  ♪迷宮のアンドローラ/小泉今日子
   *世界的に有名なイラストレーター、長岡秀星さんの画集『迷宮のアンドローラ』のイメージソング。
   *作詞/松本隆、作曲/筒美京平。
   *アレンジには、当時としては最先端のシンセサイザー(フェアライトCMI)を導入。
     全編打ち込みによるサウンドで構成。

⇒イラストレーター長岡秀星さんというと、音楽ファンには【Earth, Wind & Fire】の一連の作品をはじめ、 ELO『アウト・オブ・ザ・ブルー』やカーペンターズ『ナウ・アンド・ゼン』等のアルバムジャケットのイラストで有名。
ということで、続いては長岡秀星さんが手がけた、EW&F1979年リリースの『黙示録(I Am)』からのシングルカット曲!
  ♪アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン(After The Love Has Gone)/Earth, Wind & Fire
   *1979年・全米2位を獲得。
   *リリース翌年のグラミー賞で【最優秀R&B楽曲賞】【最優秀R&Bグループ賞】を受賞。

⇒この「アフター・ザ・ラヴ・ハズ・ゴーン」の作者は、デイヴィッド・フォスター、ジェイ・グレイドン、そして元シカゴのビル・チャンプリン。
で、ディヴィッド・フォスターとジェイ・グレイドンの2人が、リードボーカルとしてトミー・ファンダーバークを加えて1980年に結成したAORユニットと言えば・・・ そうです!【エアプレイ】です!
ということで、1980年リリース【エアプレイ】唯一のアルバム『ロマンティック(Airplay)』からこの曲を!
  ♪貴方には何も出来ない(Nothin' You Can Do About It) /エアプレイ
   *デイヴィッド・フォスター&ジェイ・グレイドン作。
   *エアプレイで発表する前年(1979年)【マンハッタン・トランスファー】のアルバムに提供。

⇒ということで、続いてはジェイ・グレイドンがプロデュースした【マンハッタン・トランスファー】のアルバム 『エクステンションズ(Extensions)』からのシングルヒットに繋げてみました。
  ♪トワイライト・ゾーン(Twilight Zone/Twilight Tone)/マンハッタン・トランスファー
   *1980年・全米30位。
   *「Twilight Zone」は、アメリカで人気だったTV番組のテーマ曲をディスコ調にカバー。


★次回は【マンハッタン・トランスファー「トワイライト・ゾーン」】から連想する曲でスタート!

2023年12月01日〜12月05日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第277回

写真:坂崎幸之助 コラッ!お行儀悪いです!

坂崎さんから:

意外とがんばってる「リ」の付くアーティスト。
こんなに多いとは思わなかったなぁ。
でも、そろそろSYDFの次の企画も考えないとイカンね。

今回は「リ」で始まるアーティストの6回目。ラインナップは・・・・

★1966年(2/6)イギリス・ランカシャー生まれのシンガー(現在57歳)。
どちらかというと童顔で線が細いルックスなのに、その容姿からは想像できないようなソウルフルで野太い歌声。
このギャップでダンスナンバーからバラードまでをこなし、世界を席巻したユーロビートの代表的なシンガーの1人となりました。
まずは、世界的な大ヒットを記録したデビュー曲を!
  ♪ギヴ・ユー・アップ(Never Gonna Give You Up)
   *1987年に全英1位、翌1988年に全米1位を獲得。
    オーストラリア、ニュージーランド、ベルギー、ドイツ、オランダ、
    スウェーデン、スイス、カナダなどでも1位を獲得。
★1980年代中頃から1990年代はじめ、ヨーロッパから世界中に広がったユーロビート。
【デッド・オア・アライヴ】の「ユー・スピン・ミー・ラウンド」を皮切りに、カイリー・ミノーグやバナナラマ等を手がけ大ヒットを次々に放った プロデューサーチーム“ストック・エイトキン・ウォーターマン”が男性歌手の一番手として力を入れたのがリック・アストリーでした。
デビュー曲「ギヴ・ユー・アップ(Never Gonna Give You Up)」を含む1stアルバム『ホエネヴァー・ユー・ニード・サムバディ』からはもう1曲、 全米ナンバーワン曲が生まれています。
  ♪トゥゲザー・フォーエヴァー(Together Forever)
   *1988年に全米1位(全英2位)を記録。
★1990年代半ば、やや人気も低迷しますが2000年代に入り復活。
最近ではデビュー曲「ギヴ・ユー・アップ」のミュージックビデオのダンスがSNSを中心に何故か大受け!バズりまくり!
全世界で動画再生数が10億回突破して、再びリック・アストリー自身も脚光を浴びています。

『リック・ジェイムス(Rick james)』
★1948年(2/1)アメリカ・ニューヨーク・バッファロー生まれのファンク・ミュージシャン。(2004年に56歳という若さで亡くなっています)
デビュー当時はベーシスト、プロデューサー、ソングライターなどのマルチな才能を発揮し“プリンス”とも比較されたリック・ジェイムス。
大ヒットこそ放っていませんが、今や“ファンク・クラシック”を代表する1曲と称される1981年に発表した曲は、 “M.C.ハマー”のヒット曲「U Can't Touch This」のサンプリング元ということでも有名です。
  ♪スーパー・フリーク(Super Freak(Part 1))
   *1981年・全米16位。
   *この曲をサンプリングしたM.C.ハマー「U Can't Touch This」は1990年に全米8位を記録。

『リック・スプリングフィールド(Rick Springfield)』
★1949年(8/23)オーストラリア・シドニー生まれのシンガーソングライター兼俳優(現在74歳)
高校中退後、バンド活動をスタート。地元シドニーでの人気を得ます。
そして1972年、バンド解散後に渡米しソロとしてデビュー。
しかしレコード会社との売り出し方の違いや、移籍したレコード会社の倒産…と不遇が続きます。
その後、ルックスの良さを買われ俳優業に転身。1981年からは全米で人気のドラマ『ジェネラル・ホスピタル』に出演、大人気に!
この成功を機にシンガーソングライター業を再開すると、再スタート第1弾シングルは大ヒットを記録しました。
  ♪ジェシーズ・ガール(Jessie's Girl)
   *1981年に全米1位を記録。
   *翌年のグラミー賞【最優秀男性ロックボーカル賞】を受賞。
★この「ジェシーズ・ガール」を含むアルバム『ジェシーズ・ガール(Working Class Dog)』からは3曲のヒットが誕生。
そして1982年発表の次のアルバム『アメリカン・ガール(Success Hasn't Spoiled Me Yet)』からも大ヒットが生まれています。
  ♪ドント・トーク・トゥ・ストレンジャーズ(Don't Talk To Strangers) 
   *1982年に全米2位を獲得。
★アルバム『アメリカン・ガール(Success Hasn't Spoiled Me Yet)』からは3曲のシングルがヒットし、 翌1983年リリースのアルバム『リヴィング・イン・OZ(Living in Oz)』からも「アフェア・オブ・ザ・ハート」をはじめ3曲がヒット。
そして1984年発売のアルバム『ハード・トゥ・ホールド(Hard to Hold)』からも大ヒット曲が生まれました。
  ♪ラヴ・サムバディ(Love Somebody)
   *1984年に全米5位を記録。
★このあとも、コンスタントにアルバムをリリースし、今年(2023年)8月には最新アルバム『オートマティック(Automatic)』を発表しています。

2023年11月24日〜11月28日放送

『坂番連想音楽会』

第60回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今回もほぼ洋楽でせめてみました。笑
GAROも洋楽っぽいっちゃあ洋楽っぽいけどね。
永遠に続けられる連想音楽会、60回目を迎えましたが、
まだまだ未来に続きますよォ。

今回は、前回最後にかけた曲【ディオンヌ・ワーウィック「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」】から連想する曲でスタート。

⇒“ディオンヌ・ワーウィック”の母方の叔母さんというと、R&Bシンガーの“シシー・ヒューストン”。
で、“シシー・ヒューストン”の娘は?というと…ということで、この女性シンガーの最初の全米No.1楽曲に繋げてみました。
  ♪すべてをあなたに(Saving All My Love For You)/ホイットニー・ヒューストン
   *1985年に全米1位を獲得。
   *ディオンヌ・ワーウィックとホイットニー・ヒューストンは“いとこ”ということになります。

⇒「すべてをあなたに」という曲は、作詞/ジェリー・ゴフィン、作曲/マイケル・マッサー。
元々は、1978年に元フィフス・ディメンションの【マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jr】のために作られた曲。
これをホイットニー・ヒューストンがカバーして全米ナンバーワンとなったのですが・・・
この曲の作詞をした“ジェリー・ゴフィン”は、キャロル・キングの元ダンナ。
ジェリー・ゴフィンとキャロル・キングの2人は数々のヒット曲を作っています。
ということで、2人が書いた最初の大ヒット曲へ繋げてみました。
キャロル・キングをはじめ数多くのアーティストがカバーしていますが、今回はこの人のヴァージョンで!
  ♪Will You Still Love Me Tomorrow?/デイヴ・メイスン
   *オリジナルは【シュレルズ】。

⇒“デイヴ・メイスン”といえば・・・【スペンサー・デイヴィス・グループ】を脱退した後に“スティーヴ・ウィンウッド”が結成した 【トラフィック】のギタリストでもあります。
ということで、1960年代後半から70年代前半にブリティッシュ・ロック・シーンで注目を集めた【トラフィック】のデビューヒット曲へ!
  ♪ペイパー・サン(Paper Sun) /トラフィック
   *1967年・本国イギリスで5位(全米では94位)。

⇒続いては「ペイパー・サン(Paper Sun)」という曲名から連想。太陽と対極にあるのが“月”ということで有名なスタンダードナンバーへ!
ナット・キング・コールやフランク・シナトラ等、多くのジャズアーティストたちが歌った曲を、この人のバージョンで!
  ♪イッツ・オンリー・ア・ペイパー・ムーン/ポール・マッカートニー
   *2012年に発表したスタンダードカバーアルバム『キス・オン・ザ・ボトム』収録。

⇒さて、“太陽”から“月”へ繋がったので、次は“地球”かな?・・ということで、こんな曲に繋げてみました。
  ♪地球はメリーゴーランド/ガロ
   *1972年リリースの2ndシングル。
   *作詞/山上路夫、作曲/日高富明。

⇒続いては、曲名の“メリーゴーランド”から連想。
メリーゴーランド(回転木馬)をはじめ、観覧車などがある遊園地ですが、海外では「移動式遊園地」がおなじみ。
ということで「移動式遊園地」がグループ名となっている、このバンドのヒット曲へ!
  ♪パーフェクト(Perfect)/フェアーグラウンド・アトラクション
   *1988年・全英1位(全米80位)。
   *スコットランド・グラスゴーで結成された女性1人、男性3人からなるロックバンド。


★次回は【フェアーグラウンド・アトラクション「パーフェクト」】から連想する曲でスタート!

2023年11月17日〜11月21日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第276回

写真:坂崎幸之助 久々にはがせるジェルネイルしてみました。なかなか良いです。

坂崎さんから:

リチャード・クレイダーマンのブームはすごかったですよね。
何と言っても貴公子ですから。
このSYDFが20年近くも続いてるだなんて、それだけで番組ができちゃうレベル、笑。

今回は「リ」で始まるアーティストの5回目。ラインナップは・・・・

『リチャード・クレイダーマン(Richard Clayderman)』
★1953年(12/28)フランス・パリ生まれのピアニスト、作曲家(もうじき70歳)。本名“フィリップ・ロベール・ルイ・パジェス”。
幼い頃からピアノに親しみ、5歳で作曲を始め、16歳にしてパリの名門国立音楽学校コンセルヴァトワールを首席で卒業。
最初はスタジオミュージシャンや有名歌手のバックでオーケストラのピアニストを務め、 1976年に、有名な音楽プロデューサーで作曲家のポール・ドゥ・センヌヴィルが作った曲「渚のアデリーヌ」でデビュー。
この曲は世界38ヶ国で発売され2200万枚以上の売り上げを記録しています。
  ♪渚のアデリーヌ(Ballade Pour Adeline)
   *1976年発表。日本では1978年に発売。
★この大ヒットをきっかけに日本では“ニュー・イージーリスニング・ミュージック”の貴公子としてアルバムはもちろん、 数々の楽曲がコマーシャル、TVドラマ、ラジオなどでのBGMとして使われ来日コンサートも定期的に行なって好評を博しています。

『リッキー・ネルソン(Ricky Nelson)』
★1940年(5/8) アメリカ・ニュージャージー州ティーネックで、バンドリーダーの父と、女優の母の次男として生まれています。
芸能一家で育ったリッキー・ネルソンは、9歳の時から両親や兄と共にラジオ番組にレギュラー出演。
その後、テレビ、映画と俳優として活躍。平行してロックンロール歌手としても活動。
1957年にリリースした初のシングルはAB面共に全米トップ5入り。
1958年にリリースした通算6枚目のシングルは、彼にとって初の全米ナンバーワンに輝きました。
  ♪プア・リトル・フール(Poor Little Fool)
   *1958年・全米1位。
★この大ヒットのあとも、俳優&歌手で活躍し1961年には2曲目の全米ナンバーワンが誕生。
  ♪トラベリン・マン(Travelin' Man)
   *1961年・全米1位。
★この「トラベリン・マン」のB面も大ヒットを記録。
このB面曲は、その後、多くのミュージシャン達(CCR、レッド・ツェッペリン、ロギンス&メッシーナ、クイーン等々)によってカバーされています。
  ♪ハロー・メリー・ルー(Hello Mary Lou)
   *「トラベリン・マン」のB面、1961年に全米9位。
   *作者はジーン・ピットニー。
★リッキー・ネルソンは1985年12月31日、ツアー中の飛行機事故により45歳という若さで亡くなっています。

『リッキー・マーティン(Ricky Martin)』
★1971年(12/24) プエルトリコ出身のシンガー兼俳優(もうじき42歳)。
1984年には、当時スペイン語圏を中心に大人気を誇っていた少年アイドルグループ『メヌード』に参加。
16歳でグループを脱退する…というルールにより【メヌード】脱退後、1989年にはメキシコに拠点を移し俳優として活躍。
そして1991年にソロシンガーとしてデビュー。
南米、ヨーロッパを中心に人気を博し、1998年にフランスで行なわれたワールドカップではテーマソングの「ザ・カップ・オブ・ライフ」を歌い国際的な認知を得ます。
そして1999年に発表した曲で世界的な大ブレイクを果たしました!
  ♪リヴィン・ラ・ヴィダ・ロカ(Livin' La Vida Loca)
   *1999年に全米1位を記録。
   *日本では郷ひろみさんが「ゴールドフィンガー'99」としてカバーしヒットさせています。

『リッキー・リー・ジョーンズ(Ricky Lee Jones)』
★1954年(11/8) アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれのシンガーソングライター(現在69歳)。
幼い頃から家庭の問題で全米各地を転々とした生活を送り、 19歳の時、ロサンゼルスでウェイトレスなどで生計を立てつつクラブで歌うように。
1977年には、トム・ウェイツと同棲を始め本格的な音楽活動をスタート。
ローウェル・ジョージのソロアルバムのために作った曲が採用されデビューのキッカケをつかみます。
1979年にアルバム『浪漫(Ricky Lee Jones)』発表。
この中にはローウェル・ジョージに採用された曲(「イージー・マネー」)も収録されていますが、 ここからシングルカットされた曲が見事、大ヒットを記録しました!
  ♪恋するチャック(Chuck E's in Love)
   *1979年・全米4位。
   *この曲を含むアルバム『浪漫』は1980年発表のグラミー賞で【最優秀新人賞(Best New Artist)】を受賞しています。

2023年11月10日〜11月14日放送

『坂番連想音楽会』

第59回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

トワ・エ・モアさん以外、今回は洋楽でした。
ボサノバのリズム、サウンドは好きなジャンルなので、
もっともっと若者にも聞いてもらいたいなぁ。
たぶん日本人は好きな人も多いと思うよ。
ゲストに来た小野リサさん、良かったなぁ。

今回は、前回最後にかけた曲【ハイ・ファイ・セット「スカイレストラン」】から連想する曲でスタート。

⇒曲名の「スカイレストラン」から連想して・・・「スカイ」は日本語で「空」ということで、ストレートにこんな曲に繋げました。
  ♪空よ/トワ・エ・モア
   *1970年発表、通算4枚目のシングル。
   *視聴者が作詞・作曲したオリジナル曲を公募し、それをプロの歌手やグループが歌う…
    といったNHKのTV番組『あなたのメロディー』から生まれた曲。
   *トワ・エ・モアは、この「空よ」で1970年の『紅白歌合戦』に初出場!

⇒“トワ・エ・モア”というグループ名はフランス語で「あなたと私(君と僕)」という意味。
ということで、この“トワ・エ・モア”が歌詞にも登場する曲へ繋げてみました。
こちらは、クロード・ルルーシュ監督の代表作である映画『男と女』の主題歌で、音楽を担当したのはフランシス・レイ。
  ♪男と女/ピエール・バルー&ニコール・クロワジール
   *第19回カンヌ国際映画祭でグランプリを受賞した1966年のフランス映画の主題歌。

⇒1960年代中頃、世界的にブームになったのがブラジル発祥の「ボサノバ」という音楽ジャンル。
「男と女」も、まさにボサノバの影響を受けて大ヒットした、ということで、 続いては、アメリカを起点に「ボサノバ」を世界的規模のヒットにしていった名曲に繋げてみました。
  ♪イパネマの娘/スタン・ゲッツ、ジョアン・ジルベルト&アストラッド・ジルベルト
   *1964年・全米5位を記録。
   *スタン・ゲッツ(Sax)、ジョアン・ジルベルト(G,Vo.ポルトガル語)、アントニオ・カルロス・ジョビン(P,作曲者)、
    アストラッド・ジルベルト(Vo.英語・リリース当時はジョアン・ジルベルトの妻)が参加。

⇒この「イパネマの娘」の大ヒットで一躍ブームになった“ボサノバ”ですが、続いては、このブームをさらに世界的に広めたグループの曲に繋げてみました。
当時“ボサノバ”にロックの要素を入れた“ボサロック”で、名曲の数々をアレンジして次々にヒットを放ったグループです。
  ♪フール・オン・ザ・ヒル/セルジオ・メンデス&ブラジル'66
   *ビートルズの曲をボサロックでアレンジしたカバー。
   *1968年・全米6位。

⇒【セルジオ・メンデス&ブラジル'66】は“セルメン”こと、バンマスの“セルジオ・メンデス”をはじめ、 演奏メンバーは、男性3人+2人の女性ボーカルの計6人組。
この女性ボーカルの1人“ラニ・ホール”と結婚したのが“セルメン”も所属していた「A&Mレコード」の設立者の1人、ハーブ・アルパートでした。
ということで、続いてはハーブ・アルパートが歌って大ヒットさせた曲に繋げてみました。
  ♪ディス・ガイ(This Guy's in Love with You)/ハーブ・アルパート
   *1968年・全米1位を記録。
   *作詞/ハル・デヴィッド、作曲/バート・バカラック。

⇒続いては“バカラック繋がり”で「バカラックの秘蔵っ子」と言われたディオンヌ・ワーウィックのデビューヒット曲へ。
もちろん作詞はハル・デヴィッド、作曲はバート・バカラックです。
  ♪ドント・メイク・ミー・オーヴァー(Don't Make Me Over)/ディオンヌ・ワーウィック
   *1963年・全米21位。


★次回は【ディオンヌ・ワーウィック「ドント・メイク・ミー・オーヴァー」】から連想する曲でスタート!

2023年11月03日〜11月07日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第275回

写真:坂崎幸之助 iPhone 15Proだよ〜チタン!チタン!!

坂崎さんから:

リー・オスカーさんのハーモニカ、良いですなぁ。
昔どこかで聞いたことがあるような、あの懐かしい感じのメロディ。ちょっとだけ練習したことも思い出した。
リチャード・マークすは1枚だけアルバム持ってた。
あまりハマらなかったけど。笑。

今回は「リ」で始まるアーティストの4回目。ラインナップは・・・・

『リー・オスカー(Lee Oskar)』
★1948年(3/24)デンマーク・コペンハーゲン生まれのハーモニカ奏者(現在75歳)。
6歳でハーモニカを始め、1966年にはハーモニカ1本をポケットにアメリカへ。
1969年に【アニマルズ】を解散したばかりのエリック・バートンと出会い意気投合。
そしてエリック・バートンのバックバンド【ウォー(War)】に参加。その後、独立した【ウォー】と平行してソロ活動を続けます。
今回はリー・オスカーが1976年に発表した初のソロアルバム『約束の旅』から、日本ではCMソングとして注目された曲を。
  ♪約束の地(The Promised Land)
   *この曲を含むアルバムの邦題は『約束の旅』原題は『Lee Oskar』。
★彼はハーモニカの設計にも携わっていて“リー・オスカー・モデル”は、ミック・ジャガーやヒューイ・ルイス等も愛用。

『リチャード・マークス(Richard Marx)』
★1963年(9/16)アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれのシンガーソングライター(現在60歳)。
作曲家の父と、歌手の母に育てられ、幼い頃から音楽に親しみ、19歳の時に彼のデモテープを聴いたライオネル・リッチーに認められレコーディングに参加。
その後、ライオネル・リッチーの紹介でケニー・ロジャースのブレインとなりソングライターとして頭角を現します。
そして1987年にアルバム『リチャード・マークス』でデビュー。
ここからの1stシングルがいきなりの全米3位となり世界的な注目を集め、彼の快進撃がスタート!
  ♪ドント・ミーン・ナッシング(Don't Mean Nothing)
   *1987年のデビューシングル。全米3位を記録。
   *当時レコーディングには、リード&リズムギターでジョー・ウォルシュ、
    バックコーラスにランディ・マイズナーとティモシー・B・シュミットが参加。
★このデビューアルバム『リチャード・マークス』からは、2ndシングルとなった「君を知りたい(Should've Known Better)」も全米3位を記録。
それに続いて3枚目となるシングルが「いよいよナンバーワンか?!」と期待されましたが、残念ながら2位。
  ♪エンドレス・サマー・ナイツ(Endless Summer Nights)
   *デビューアルバム発表の翌年1988年にリリースされた3rdシングル。全米2位を記録。
★続けて、このデビューアルバムからは4枚目となるシングルもリリースされます。
これがリチャード・マークスにとっての初の全米ナンバーワン獲得となりました。
  ♪ホールド・オン・トゥ・ザ・ナイツ(Hold On To The Nights)
   *1988年に全米1位を獲得。
★このデビューアルバムは、全米だけで300万枚以上の売り上げを記録、アルバムチャート最高8位まで上昇しました。
名実共にスターダムに駆け上がったリチャード・マークス。
1989年に多くの期待を集めて2ndアルバム『リピート・オフェンダー(Repeat Offender)』を発表。
ここからの1stと2ndシングルが立て続けに全米ナンバーワンに輝きました。
  ♪サティスファイド(Satisfied)
   *1989年に全米1位を記録。
   *ハモンドオルガンで【リトル・フィート】のビル・ペインが参加。
  ♪ライト・ヒア・ウエイティング(Right Here Waiting)
   *同じく1989年に4週連続で全米1位を記録。
★このアルバム『リピート・オフェンダー』は全米アルバムチャートでも1位に輝き、売り上げも全米だけで400万枚以上を記録。
この後、1990年代半ばから人気に陰りが見え始め、次第にソングライターとプロデューサーとしての仕事に重きを置くようになり、 2004年には、ルーサー・ヴァンドロスが歌った「ダンス・ウィズ・マイ・ファーザー」をルーサー・ヴァンドロスと共作。
この曲でグラミー賞の【最優秀楽曲賞(Song of The Year)】を受賞。
そして最近では、再び自らのレコーディング活動も本格的に再開しコンスタントにアルバムを発表しています。

2023年10月27日〜10月31日放送

『坂番連想音楽会』

第58回

写真:坂崎幸之助 今日も新しいギター♪ Gibson J-45(チェリーサンバースト)

坂崎さんから:

いやープログレバンドのメンバーの出入りは激しくて、なかなか自分でも覚えられないや。
イエス、クリムゾン、ELP etc…。みんな一流だし、どこに入っても問題なくやっていけるってことですよね。
ある意味、ファンとしては面白いってことかもしれませんが。

今回は、前回最後にかけた曲【PUFFY「アジアの純真」】から連想する曲でスタート。

⇒「アジアの純真」の「アジア」を英語にすると・・・“エイジア”!
ということで1982年にデビューした、元キング・クリムゾンのジョン・ウェットン(Vo/B)、イエスのスティーヴ・ハウ(G)、 元バグルス、イエスのジェフ・ダウンズ(Key)、ELPのカール・パーマー(Ds)によるスーパーグループの最初のヒットシングルへ!
  ♪ヒート・オブ・ザ・モーメント/エイジア
   *1982年・全米4位。
   *1stアルバム『詠時感〜時へのロマン(原題/Asia)』から。
   *2ndアルバム『アルファ』からは「ドント・クライ」が大ヒット。

⇒この【エイジア】は、【イエス】から抜けたスティーヴ・ハウとジェフ・ダウンズが、ジョン・ウェットンとカール・パーマーに声をかけて結成したグループですが、 その【イエス】の残ったメンバー2人(クリス・スクワイアとアラン・ホワイト)は、どうしたか?と言うと、1983年に、一度は脱退していたジョン・アンダーソン(Vo)とトニー・ケイ(Key) を呼び戻し、 さらに新たにマルチプレイヤーのトレヴァー・ラビンを新加入させ新生【イエス】をスタート。
ということで、この新生【イエス】が放った初の全米ナンバーワン曲へ繋げました。
  ♪ロンリー・ハート(Owner Of A Lonely Heart) /イエス
   *1984年・全米1位を記録。

⇒この「ロンリー・ハート」を含むアルバム『ロンリー・ハート(90125)』は、前作までジョン・アンダーソンの代わりにリードボーカルも務めていた元【バグルス】 のトレヴァー・ホーンがプロデュースを担当。
ちなみに、前作まで【イエス】のメンバーで、その後【エイジア】に参加したジェフ・ダウンズも【バグルス】のオリジナルメンバー。
ということで、この2人(トレヴァー・ホーン、ジェフ・ダウンズ)が作って、日本をはじめ世界的なヒットを記録した曲へ!
  ♪ラジオ・スターの悲劇(Video Killed The Radio Star)/バグルス
   *1979年・全英1位を記録。全米では40位でした。
   *MTVチャンネルで最初に流された曲。

⇒続いては「ラジオ・スターの悲劇」という曲名からストレートに連想して、こんな曲へ繋げてみました。
  ♪トランジスタ・ラジオ/RCサクセション
   *1980年発表、11枚目のシングル。

⇒続いても“ラジオ”から連想して・・・ラジオから流れてきたらグッとくる、この素敵なナンバーへ!
  ♪グッド・タイム・ミュージック/斉藤哲夫
   *1974年発表の4枚目のシングル。
   *コーラスは【シュガー・ベイブ】(コーラスアレンジは山下達郎)

⇒斉藤哲夫さんといえば、ご実家が“食堂”。で、“食堂”を英語にすると“ダイナー”“カフェテリア”。
フランス語だと“レストラン(Restaurant)”・・・ということで、こんな曲に繋げてみました。
  ♪スカイレストラン/ハイ・ファイ・セット
   *1975年リリースの4枚目のシングル。
   *作詞/荒井由実、作曲/村井邦彦、編曲/松任谷正隆。


★次回は【ハイ・ファイ・セット「スカイレストラン」】から連想する曲でスタート!

2023年10月20日〜10月24日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第274回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「リ」の付くアーティスト、そろそろ終わりかなと思っていましたが、まだまだおりました。笑。
リタ・クーリッジさん、確か70年代に木の内みどりちゃんが好きだった、なんてことを、ふと想い出しました。
45年も前の話しですわい。

今回は「リ」で始まるアーティストの3回目。ラインナップは・・・・

『リサ・ローブ(Lisa Loeb)』
★1968年(3/11)生まれ、テキサス州ダラス出身のシンガーソングライター(現在55歳)。
名門ブラウン大学を卒業後、音楽活動をスタート。
1994年に大ヒットした映画『リアリティ・バイツ』のサントラ盤に曲「ステイ」を提供。
シングルカットされると、当時レコード会社とアーティスト契約していなかったにも関わらずラジオでのオンエアーを中心に大ヒット。
何と全米ナンバーワンとなっています。
  ♪ステイ(Stay)/リサ・ローブ&ナイン・ストーリーズ
   *1994年・全米1位を獲得。
★この後、ゲフィン・レコードと契約、翌1995年にデビューアルバム『テイルズ(Tails)』を発表。
リサ・ローブはグループを解散しソロでの音楽活動を再スタート。それと同時に女優、声優と活動の幅を広げています。

『リズム・ヘリテイジ(Rhythm Heritage)』
★1975年に【グラスルーツ】や【タートルズ】などのプロデューサーとして有名な“スティーヴ・バリ”と、 キーボード奏者として【シールズ&クロフツ】や【ロギンス&メッシーナ】などのレコーディングに参加し、 プロデューサーとしても、クリストファー・クロスやホイットニー・ヒューストン等を手がけた“マイケル・オマーティアン” の二人が中心となってスタジオミュージシャン達と結成したのが【リズム・ヘリテイジ】。
彼らが最初に手がけたのが、1975年〜1976年まで約1年間に渡ってアメリカのABCテレビで放映された『S.W.A.T.』のテーマ曲。
この曲がテレビのヒットと共に大ヒットし、全米1位を獲得しています。
  ♪反逆のテーマ(Theme from "S.W.A.T.")
   *1976年・全米1位。
   *日本では「川口浩探検隊シリーズ」やTVのニュース番組やバラエティ等のBGMとして使われています。
★この【リズム・ヘリテイジ】には、後にジェフ・ポーカロやレイ・パーカー・Jr、スコット・エドワーズ(スタッフ)等も参加しています。

『リタ・クーリッジ(Rita Coolidge)』
★1945年(5/1)テネシー州ナッシュビル生まれの女性シンガー(現在78歳)。
幼い頃からゴスペルに親しみ、1960年代終わりから本格的にプロとしての歌手活動をスタート。
1969年には【デラニー&ボニー】のツアーにバッキングボーカルで参加。
(ちなみに、このツアーにはエリック・クラプトン、ジョー・コッカー、レオン・ラッセルも参加)
そして、1971年にアルバム『リタ・クーリッジ』でデビュー。
1973年には、シンガーソングライターで俳優のクリス・クリストファーソンと結婚。その後、夫婦で数枚のアルバムを発表。
そして1977年に発表したアルバム『エニイタイム... エニイホエア(Anytime...Anywhere)』は全米6位を記録。
この中からのシングルが立て続けに大ヒットを記録しています。
  ♪ハイヤー・アンド・ハイヤー(Higher and Higher)
   *1977年・全米2位。
   *オリジナルは、1950年代から60年代に大活躍したソウルシンガー、ジャッキー・ウィルソンが1967年に放った大ヒット曲。
  ♪ウィ・アー・オール・アローン(We're All Alone)
   *1977年・全米7位。
   *オリジナルは、ボズ・スキャッグスが1976年に発表したアルバム『シルク・ディグリーズ』に収録。

『リタ・フォード(Lita Ford)』
★1958年(9/19) ロンドン生まれで、ロサンゼルス育ちのロックシンガー兼ギタリスト(現在65歳)。
11歳でギターを始め、17歳の時ガールズロックバンド【ザ・ラナウェイズ(The Runaways)】に加入しリードギタリストとして活躍。
1979年のバンド解散後にソロ活動をスタート。
1983年にはソロ第1弾となるアルバム『呪われた女(ブラック・ウィドー)(Out of Blood)』をリリース。
1988年の3枚目となるアルバム『リタ(Lita)』からのシングルカット「永遠の眠り」は、
オジー・オズボーンとの共作&デュエットということもあって初の全米トップテン入りという大ヒットを記録しています。
  ♪永遠の眠り(Close My Eyes Forever)リタ・フォード with オジー・オズボーン
   *1989年・全米8位

『リチャード・ハリス(Richard Harris)』
★1930年(10/1) アイルランド生まれの俳優、そして歌手として活躍(2002年10/25に72歳で死去)。
元々は1958年映画俳優としてデビュー。
『ジャガーノート』(1974)をはじめ、『カサンドラ・クロス』(1976)など、多くのヒット作に主演。
晩年では、あの『ハリー・ポッター』シリーズの1作目と2作目で魔法学校の校長“アルバス・ダンブルドア”を演じています。
そんな名優でもあるリチャード・ハリスがアルバムを作るため、知り合いのソングライター“ジミー・ウェッブ”に相談。
(ジミー・ウェッブはグレン・キャンベル「恋はフェニックス」やフィフス・ディメンション「ビートでジャップ」等の作者)
元々は【アソシエーション】のために作っていた曲でしたが「楽曲の構成が複雑すぎる」という理由で採用されなかった曲を提供されます。
この曲をリチャード・ハリスは役者ならではの味のある、まるで語りのようなボーカルで歌いこなし大ヒット。
  ♪マッカーサー・パーク(MacAthur Park)
   *1968年・全米2位を記録。
   *1978年に発表された、ドナ・サマーによるカバーバージョンは全米1位を獲得。
★リチャード・ハリスは1973年に世界的ベストセラー『かもめのジョナサン』を朗読して、グラミー賞の【最優秀朗読アルバム賞】を受賞しています。

2023年10月13日〜10月17日放送

『坂番連想音楽会』

第57回

写真:坂崎幸之助 ChatGPTで“THE ALFEE”を調べています。強烈です!

坂崎さんから:

おっ、今回は洋楽でまとめて来たかな?と思いきや、奥田民生に行くんか〜い、と。さすが坂番。
でも民生くんの作る楽曲はイイですね。
好きなメロディ、コード進行が次々と出てくる感じです。

今回は、前回最後にかけた曲【ザ・バーズ「ミスター・タンブリン・マン」】から連想する曲でスタート。

⇒「ミスター・タンブリン・マン」は、全米シングルチャートで1965年にナンバーワンとなっています。
で、この曲の次に全米チャートの1位を獲得したのが(4週連続)この曲でした。
  ♪サティスファクション/ザ・ローリング・ストーンズ
   *1965年、彼らにとって初の全米1位となった曲。本国イギリスでも1位を記録。
   *ちなみに、ストーンズは今月20日に18年ぶりとなる新作をリリース予定。

⇒「サティスファクション」は、音楽雑誌『ローリング・ストーン誌』による2010年版「歴代最高の500曲」で2位に選ばれています。
ということで、続いてはその2010年版「歴代最高の500曲」で1位に輝いた曲に繋げてみました。
  ♪ライク・ア・ローリング・ストーン/ボブ・ディラン
   *1965年の全米シングルチャートでは最高2位を記録。
   *ちなみに「歴代最高の500曲」の3位はジョン・レノン「イマジン」でした。

⇒続いては“ボブ・ディラン”から連想。彼のバックバンドとして有名になった【ザ・バンド】に繋げます。
今年8月に80歳で亡くなった【ザ・バンド】の中心人物ロビー・ロバートソンの作詞・作曲による代表曲です。
  ♪ザ・ウエイト/ザ・バンド
   *1968年に全米63位、全英シングルチャートでは21位を記録。

⇒この「ザ・ウエイト」は、リリースされた翌年(1969年)に公開されて大ヒットした映画『イージー・ライダー』でも使われていました。
(映画のサントラ盤には権利の関係上収録されず、当時売り出し中のバンド【スミス】がカバーしたバージョンが収録)
ということで、続いては映画『イージー・ライダー』から連想して、この映画で主人公たち(ピーター・フォンダとデニス・ホッパー) がバイクで疾走するシーンに流れる、この曲に繋げてみました。
  ♪ワイルドでいこう!(Born to Be Wild) /ステッペンウルフ 
   *1968年に全米2位を記録。

⇒『イージー・ライダー』と聞くと、あの曲を思い出してしまいませんか?・・・ということで、 この『イージー・ライダー』にそっくりなタイトルの曲に繋げました。
  ♪イージュー☆ライダー/奥田民生
   *1996年発表の6枚目のシングル。

⇒“奥田民生”と聞くと思い出すのは彼が手がけた女の子2人組のPUFFY!ということで、彼女達のデビューシングルを。
  ♪アジアの純真/PUFFY
   *1996年リリース。作詞:井上陽水、作曲・プロデュース:奥田民生。


★次回は【PUFFY「アジアの純真」】から連想する曲でスタート!

2023年10月06日〜10月10日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第273回

写真:坂崎幸之助 1942年製のMartin 000-28。ちょうど一回り上の午年です。
ギターに干支はねぇだろってか。

坂崎さんから:

やっぱり「オアシス」には、もう一度仲直りして、再結成して欲しいなぁ。
日本のグループだったら直接「もう一度やりましょうよォ」とか言えるけどねぇ笑。ノエルさんとリアムさんには言えないなぁ、さすがに...。
電話番号とかLINEとかも知らんし。笑。

今回は「リ」で始まるアーティストの2回目。ラインナップは・・・・

『リアム・ギャラガー(Liam Gallagher)』
★1972年(9/21)イギリス・マンチェスター生まれ(現在51歳)。【オアシス】のリードボーカリストとしておなじみ。
今回はオアシス解散後動きを楽曲と共にご紹介。
2009年に兄ノエル・ギャラガーとの兄弟喧嘩を発端にノエルがオアシスを脱退、事実上の解散状態に。
そこで、リアムをはじめ【オアシス】の残ったメンバーで新たなバンド【ビーディ・アイ】を結成。
2010年に【ビーディ・アイ】はシングルを発表し再スタート!ということで、その再スタートとなったシングル曲を。
  ♪ブリング・ザ・ライト(Bring The Light)/ビーディ・アイ
   *2010年・全英61位(リアム・ギャラガーの作品)
★【ビーディ・アイ】として新たな門出を迎えたリアム・ギャラガーですが、音楽的な支柱(ノエル)を失った【ビーディ・アイ】 は多くの期待とは裏腹に活動もセールスも低調のまま、2枚のアルバムを残し2014年にわずか4年足らずで解散。
その後いったん表舞台から退いていたリアムですが2017年にソロシンガーとしてデビューすることを発表。
  ♪ウォール・オブ・グラス(Wall of Glass)
   *2017年のソロデビュー第1弾シングル。
   *全英シングルチャートで21位だったものの、
    その後に発表されたソロ第1弾アルバム『As You Were』は、全英アルバムチャートでナンバーワンに輝いています。
★2019年には『Why Me ? Why Not.』、2022年には『C'MON YOU KNOW』とオリジナルアルバムをリリース。 そして、昨年6月に2日間に渡ってイギリス・ネブワース・パークで開催されたソロ・ライブを収めたライヴアルバム『Knebworth22』が、 今年8月に世界同時発売されました。
この中にはオアシス時代のヒット曲も収録されています。
  ♪ワンダーウォール(Wonderwall)(LIVE)
   *【オアシス】のオリジナルとしては全米チャートで1996年に8位を記録。
★リアム・ギャラガーは、今年の夏≪サマーソニック2023≫に出演、さらに≪サマーソニック・エクストラ≫として、8/22に「豊洲 PIT」で単独公演を行なっています。

『リサ・スタンスフィールド(Lisa Stansfield)』
★1966年(4/11)イギリス北部のランカシャー生まれのシンガーソングライター兼女優(57歳)。
10代はじめからタレント活動をスタート。1983年(17歳の時)ポップグループ【ブルー・ゾーン】にボーカリストとして参加。
ヒットには恵まれませんでしたがグループ解散後、ソロシンガーとして再出発。
1989年にソロデビューアルバム『アフェクション』を発表。
ここからの2ndシングルは、全英をはじめ、オーストリア、ベルギー、オランダで1位。翌1990年には全米3位と世界的な大ヒットを記録。
  ♪オール・アラウンド・ザ・ワールド(All Around The World)
★その後、彼女は音楽活動と平行して、女優として映画を中心に活動の幅を広げています。

『リサ・リサ・アンド・カルト・ジャム(Lisa Lisa and Cult Jam)』
★1984年、N.Y.のハーレムで結成された、ヒスパニック系の女性1人(ボーカルのリサ・リサ)と男性2人(ギターのアレックス&ドラムのマイク)からなるダンストリオ。
翌1985年発表のデビューアルバムこそ全米52位という成績でしたが、3枚目のシングルカット「オール・クライド・アウト(All Cried Out)」
はグループ初の全米トップテン入り8位を記録。
そして1987年の2ndアルバム『Spanish Fly』は全米アルバムチャート7位を記録し、この中からのシングルカット2曲がなんと連続で全米1位を獲得! その1位を獲得した曲2曲を。
  ♪ヘッド・トゥ・トー(Head To Toe)
  ♪ロスト・イン・エモーション(Lost in Emotion)
★このあとグループは2枚のアルバムを発表しましたが1991年に解散。
リサ・リサは、ソロシンガーとして活動を続けています。

2023年09月29日〜10月03日放送

『坂番連想音楽会』

第56回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

すごいですねぇ。
何と言っても加川良さんからのドリス・デイですから。笑
でも勉強になったのは、ドリス・デイさんの一人ムスコさんが、バーズのプロデューサーだったってことかな。
知らなかったことを知るのは楽しいです。

今回は、前回最後にかけた曲【鈴木康博「愛をよろしく」】から連想する曲でスタート。

⇒「愛をよろしく」・・・「よろしく」といって真っ先に思い浮かぶ曲は? やっぱりこの曲ですよね?!
  ♪よろしく哀愁/郷ひろみ
   *1974年リリースの10枚目のシングル。ウィークリーチャート1位を記録。
   *ちなみに、鈴木康博さんは、郷ひろみさんに、
    1983年の47枚目のシングル「素敵にシンデレラ・コンプレックス」(作詞・阿久悠)を提供しています。

⇒「よろしく哀愁」から18年後の1982年に郷ひろみさんが43枚目のシングルとして発表したのが「哀愁のカサブランカ」。
今回は、この曲の原曲(オリジナル)に繋げてみました。
  ♪カサブランカ(Casablanca)/バーティ・ヒギンズ
   *1982年のデビューアルバム『Just Another Day in Paradise』収録。
    ここからの1stシングル「キー・ラーゴ」は全米で8位を記録。
    「カサブランカ」は3枚目のシングルとしてリリースされましたが不発。
    ですが、日本では大ヒットを記録。

⇒さて「カサブランカ」といえば・・・
思い浮かべるのがハンフリー・ボガートとイングリット・バーグマンの映画『カサブランカ』。
ということで、映画の中でナイトクラブの歌手兼ピアニスト“サム”が歌う有名な曲に繋げましょう。
  ♪アズ・タイム・ゴーズ・バイ(As Time Time Goes By)/ドーリー・ウィルソン

⇒“カサブランカ”というのは、映画の舞台にもなったモロッコ最大の都市の名前ですが、 スペイン語では「白い家(いえ)」という意味なのだそうです。
そこで続いては、その「白い家」というタイトルの曲を。
  ♪白い家(うち)/加川良
   *2ndアルバム『親愛なるQに捧ぐ』収録の曲。
   *この曲は、実際に大阪の阿倍野区帝塚山にあったカフェギャラリー「白い家(いえ)」を歌ったもの。
    ちなみに、この「白い家(いえ)」は2016年に閉店しています。

⇒さて、このカフェギャラリーのことを歌った曲からストレートに「カフェ」連想し、こんな曲へ。
  ♪二人でお茶を(Tea For Two) /ドリス・デイ
   *1950年公開のミュージカル映画『二人でお茶を(Tea For Two)』の主題歌。

⇒続いては、ドリス・デイの一人息子、テリー・メルチャーに繋げます。
この曲は、レコード・プロデューサーとして数々のヒットを放っている彼が手がけた初期の大ヒット作。
  ♪ミスター・タンブリン・マン(Mr.Tambourine Man)/ザ・バーズ
   *1965年のデビューシングルで全米・全英1位を記録。
    作詞・作曲はボブ・ディラン。


★次回は【ザ・バーズ「ミスター・タンブリン・マン」】から連想する曲でスタート!

2023年09月22日〜09月26日放送

「ルーツ・オブ・サイモン&ガーファンクル」

その2

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

先週に続きS&Gの特集でしたが、今回は影響を受けた曲ということで、これまた面白い回でした。
才能のあるアーティストでも人の影響というのは、誰しもうけるもので、それを堂々と世に知らしめるのも、 ある意味、大切なことなのかもです。

先週に引き続き、来年レコードデビュー60周年を迎えるサイモンとガーファンクルの音楽的なルーツをまとめた2枚組アルバム
『ルーツ・オブ・サイモン&ガーファンクル』を特集。
今回は、Disc-2の“S&Gが影響を受けた楽曲”です。

  ♪シュ・ブーン(Sh-Boom) /クルー・カッツ(The Crew-Cuts)
   *元々は、黒人ドゥワップグループ【コーズ(The Chords)】が歌った曲で、
    これをカナダ・トロント出身の白人ボーカルグループ【クルー・カッツ】がカバーし1954年に全米1位を獲得した曲。
   *アート・ガーファンクルが、父親に買ってもらった『ワイヤー・レコーダー』に
    親友のポール・サイモンと一緒に歌ってハーモニーを確認した曲。
    1954年(2人が13歳の時に)全校集会のステージで、ポールのギターをバックに2人が人前で初めて歌った曲。

  ♪ジー(Gee) /クロウズ(The Crows)
   *1954年に全米14位を記録した、ニューヨークの黒人ドゥワップグループ【クロウズ】唯一のヒット曲。
   *ポール・サイモンが中学に入った頃、野球の次に夢中になった、という曲。
    この曲がヒットした年、13歳のポールは父親にギターを買ってもらったそうです。

  ♪トゥー・ヤング(Too Young) /ナット・キング・コール
   *1951年の全米ポップチャートで1位を記録した曲。
   *アート・ガーファンクルが小学校4年生の時(10歳)に全校集会で歌った、という曲。
    ポールは、このアートの歌を聴いて、アートの歌の上手さ&魅力を感じたそうです。

  ♪プレッジング・マイ・ラヴ(Pledging My Love)/ジョニー・エイス
   *ポール・サイモンが初めて買ったシングルレコード。
    メンフィス出身の黒人R&Bシンガーソングライター“ジョニー・エイス”が1954年に発表した曲。
    “ジョニー・エイス”はツアー中に、バックステージで自ら頭に向けた拳銃が暴発して死亡。
    それを受け翌1955年に全米R&Bチャート1位となった曲。

  ♪ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here,There and Everywhere) /ビートルズ
   *アート・ガーファンクルのホームページに掲載されてる「Art's List of Top Songs」
    (アート・ガーファンクルが好きな曲リスト60曲)の1位に輝いている曲。

  ♪007(double-oh-seven)/デスモンド・デッカー&ザ・エイシズ
   *スカとブルービート(レゲエの原型)のこの曲は1967年に全英チャート14位を記録。
   *ポール・サイモンのソロアルバム『ポール・サイモン』にも収録されているヒットシングル
    「母と子の絆」を作るキッカケになった曲。

  ♪ワンダフル・ワールド(Wonderful World) /サム・クック
   *1960年に全米12位(R&Bチャートでは2位)。
   *アート・ガーファンクルが1978年に発表したソロ3枚目のアルバム『ウォーターマーク』に
    アート・ガーファンクルwithジェイムス・テイラー&ポール・サイモン名義で収録された曲のオリジナル。

2023年09月15日〜09月19日放送

「ルーツ・オブ・サイモン&ガーファンクル」

その1

写真:坂崎幸之助 82年製のD-45にピックアップを付けたので秋ツアーで見られるかも。

坂崎さんから:

聞きなれたS&Gがカバーしていた曲の本家、オリジナルの音源特集でしたが、なかなか興味深い回でしたね。
やはりビートルズ同様に彼らもカバー曲が多かったと思うと、人の曲を演奏したり歌ったりすることも大事なのだと再確認です。

【サイモン&ガーファンクル】 ポール・サイモン(1941年10月13日)来月82歳。
アート・ガーファンクル(1941年11月15日)再来月82歳。
ニューヨークの小学校時代から親友だった2人が、1957年(16歳の時)【トム&ジェリー】を結成。
翌1958年「ヘイ・スクールガール」という曲がヒット(全米49位)。
その後、2人は大学に進学し学業に専念。そして1963年に再びコンビを組み翌1964年にグループ名を【Simon&Garfunkel】として、 アルバム『水曜の朝、午前3時』でデビュー。

“S&Gのアルバムに収録された楽曲のオリジナル特集”
まずは、デビューアルバム『水曜の朝、午前3時』の1曲目に収録されている曲のオリジナル曲を。
元々、ゴスペル曲だったものをボブ・ギブソンとハミルトン・キャンプ の2人がフォーク・バージョンでアレンジした曲にS&Gが感銘を受けてカバーしたそうです。
  ♪You Can Tell The World(LIVE)/ボブ・ギブソン&ハミルトン・キャンプ

1964年にリリースされたデビューアルバム『水曜の朝、午前3時』は全12曲中8曲がカバーで4曲がポール・サイモンのオリジナル曲。
このオリジナル曲の中には「水曜の朝、午前3時」の他、ギターだけの「サウンド・オブ・サイレンス」も収録されています。
カバー曲は、ゴスペル、トラッド、フォークなど、やや一般的にはなじみのない曲ばかりですが、 1曲だけあの有名なアーティストの代表曲もカバーされています。
  ♪時代は変わる(The Times They Are A-Changin')/ボブ・ディラン
   *ボブ・ディランとジョーン・バエズ の登場に衝撃を受けたポール・サイモンは、
    デビューアルバムのプロデューサー、トム・ウィルソンの「(自分が手がけ)すでに人気のあった
    ディランの(当時の)新曲のカバーを『水曜の朝、午前3時』に収録することでヒットの相乗効果を狙おう」
    ということに同意したそうです。

1966年リリースの2枚目のアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』に収録されているインスト曲「アンジー(Anji)」。
今回特集しているアルバム『ルーツ・オブ・サイモン&ガーファンクル』には、この曲の作者でブルースギタリストの“デイヴィ・グラハム” とペンタングルのギタリスト兼シンガーの“バート・ヤンシュ”、2つのバージョンが収められています。
  ♪アンジー(Angie)/バート・ヤンシュ
  ♪アンジー(Angi)/デイヴィ・グラハム

アルバム『サウンド・オブ・サイレンス』は「アンジー」以外の10曲全てポール・サイモンの作詞・作曲でしたが、 3枚目のアルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』(1966)では、全12曲中2曲がトラディショナル。
  ♪スカボロー・フェア(Scarborough Fair)/マーティン・カーシー
アルバム『パセリ・セージ・ローズマリー・アンド・タイム』のB面6曲目(最後の曲)には、 S&Gが最も影響を受けた【エヴァリー・ブラザーズ】が1962年に発表したクリスマスアルバムからの「Silent Night」 をベースにCBSのニュースキャスターが読み上げるニュースを合体させた「7時のニュース/きよしこの夜」も収録されていました。

S&Gの4枚目のオリジナルアルバム『ブックエンド』(1968)は全12曲全てポール・サイモン作詞・作曲でしたが、 1970年発表のS&Gにとって5枚目で最後のオリジナルアルバムとなった『明日に架ける橋』では全11曲中2曲のカバーが収録。
  ♪コンドルは飛んで行く(El Condor Pasa)/ロス・インカス
   *1965年にポール・サイモンがパリで観たフォルクローレ(アンデス地方の民謡)を演奏する
    【ロス・インカス】のステージに感銘を受けて英語詞を付けてカバー。
  ♪バイ・バイ・ラヴ(Bye Bye Love)/エヴァリー・ブラザーズ
   *S&Gが最も影響を受けた2人組の代表曲。
    この曲は1957年に全米2位を記録。

★来週も『ルーツ・オブ・サイモン&ガーファンクル』でお送りします。

2023年09月08日〜09月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第272回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「リ」の付くアーティストの初回。
なじみのない人ばかりで僕も勉強になりました。
リアン・ライムスさんの歌はロングセラーになるべくしてなってる感じの、時代を超えた名曲ぞろいでしたね。
それにしてもリアーナさん、売れ過ぎ。笑

今回から「リ」で始まるアーティストに突入!「リ」の1回目、ラインナップは・・・・

『リアル・マッコイ(Real McCoy)』
★1987年、ドイツ・ベルリンで結成されたテクノ・ダンス・トリオ。
メンバーはアメリカ人の女性シンガー2人+ドイツ人のラッパーでソングライターの男性1人。
最初数年は鳴かず飛ばずでしたが、1990年に入るとディスコを中心に次第に注目され始め、 1993年にリリースされた3rdアルバム『アナザー・ナイト』からのタイトル曲が翌1994年に本国ドイツをはじめ、ヨーロッパ各国で大ヒット。
日本でもユーロビート全盛の中、ディスコを中心に大ヒットを記録。勢いもそのままにアメリカ上陸。大成功をおさめています。
  ♪アナザー・ナイト(Another Night)
   *1994年・全英2位、全米3位(翌1995年・全米年間シングルチャート6位)。

『リアーナ(Rihanna)』
★1988年生まれ、カリブ海・西インド諸島の小さな国、バルバドス出身の女性R&Bシンガーソングライター(現在35歳)。
16歳でアメリカに渡りレーベル契約。2005年(17歳の時)アルバム『ミュージック・オブ・ザ・サン』でデビュー。
アルバムチャート最高10位を記録。その中からのシングル「ポン・デ・リプレイ」は全米2位と大ヒット。
そして1年も経たないうちに2枚目のアルバム『ガール・ライク・ミー』を発表(アルバムチャート全米5位)。
このアルバムからの1stシングルは彼女にとって初の全米ナンバーワンヒットとなりました。
  ♪SOS 
   *2006年・全米シングルチャート1位。
   *イギリスの【ソフト・セル】が1981年に全英をはじめヨーロッパ各国で1位、
    全米でも8位を記録した「汚れなき愛(Tainted Love)」がサンプリングされています。
★この「SOS」をはじめ、2017年までの約10年間で14曲の全米1位を獲得しているリアーナ。
これは全米シングルチャート史上、ビートルズ(20曲)、エルヴィス・プレスリー(18曲)、マライア・キャリー(18曲)に次ぐ記録。
リアーナに続いてはマイケル・ジャクソン(13曲)となっています。
  ♪アンブレラ(Umbrella)feat.ジェイ・Z
   *2007年に全米1位を獲得。
  ♪テイク・ア・バウ(Take A Bow)
   *2008年に全米1位を獲得。
★グラミー賞も9回受賞しているリアーナ、デビューからの「アルバム&シングル」トータルセールスが全世界で2億5千万枚以上。
ヒップホップアーティスト史上、世界1位の売り上げ。2021年までの純資産は総額約17億ドル。
最近は化粧品ブランドや下着ブランドを立ち上げたり、女優として映画に出演したり、今年の第57回スーパーボウルではハーフタイムショーに出演しています。

『リアン・ライムス(LeAnn Rimes)』
★1982年ミシシッピ州ジャクソン生まれ、テキサス州ガーランド育ちのカントリーシンガー。
子供の頃から「天才シンガー」として注目を集め、わずか13歳にしてリリースした初のシングル「Blue」でグラミー賞「最優秀新人賞」受賞。
最初は、カントリーでデビューしたリアン・ライムスですが、すぐにポップ・フィールドでも人気となり、ジャンルを超えた売れっ子シンガーとなっています。
  ♪ハウ・ドゥ・アイ・リヴ(How Do I Live)
   *1997年に全米シングルチャートで1年以上(69週間)チャートインしていた曲、
    カントリーチャートでは1997年半ばから2003年はじめまで計291週(約5年半)チャートインという
    記録を打ち立て、「アメリカ音楽史上最も成功した曲の1つ」となった大ヒット曲。
  ♪キャント・ファイト・ザ・ムーンライト(Can't Fight The Moonlight)
   *2000年公開の大ヒット映画『コヨーテ・アグリー』に本人役で出演しこの歌を歌っています。
   *2000年に全英1位、2002年に全米最高11位を記録(42週チャートイン)

2023年09月01日〜09月05日放送

『坂番連想音楽会』

第55回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今回はとんでもない変化球もあり、超ストレートもあり、と、なかなか面白かったですな。
何と言っても小田さんからヤスさんへのリレー。
また二人でやってくれないかなぁ。
何でもお手伝いしまっせぇ。

今回は、前回最後にかけた曲【ドナ・サマー「バッド・ガールズ」】から連想する曲でスタート。

⇒“ドナ・サマー(Donna Summer)”の苗字“Summer”から「Summer=夏」ということで、この2人組のメジャーデビューシングルを。
  ♪夏色/ゆず
   *1998年発表。シングルチャート17位を記録。

⇒“ゆず”というグループ名から、“ゆず”と言えば“ゆず湯”、ゆず湯と言えば“お風呂”と連想をして、こんな曲へ繋げました。
  ♪バスルームから愛をこめて/山下久美子
   *1980年発表のデビューシングル。
   *作詞/康珍化、作曲/亀井登志夫、編曲/松任谷正隆。

⇒作詞者/康珍化さんは、本当に沢山のヒット曲を作ってこられましたが、 続いては、この康珍化さんが作詞した曲で、坂崎さんもからんでいる、この曲に繋げてみました。
  ♪全部だきしめて/吉田拓郎とLOVE2 ALL STARS
   *『LOVE LOVE あいしてる』のテーマ曲。
   *作詞/康珍化、作曲/吉田拓郎、編曲/武部聡志。
   *1997年に吉田拓郎とLOVE2 ALL STARS名義でリリースしたセルフカバーアルバム『みんな大好き』収録。
   *翌1998年にはKinKi Kidsがカバーし1位を記録。トリプル・プラチナ獲得。

⇒続いては、この「全部だきしめて」という曲名の“全部”から連想してみました。
「全部」を英語で言いますと“オール(All)”ということで、このヒット曲を。
  ♪オール・ライト(All Right) /クリストファー・クロス
   *1983年・全米12位。
   *1983年リリースの2ndアルバム『アナザー・ページ』からの1stシングル。

⇒クリストファー・クロスといえば、ハイトーンボイスでおなじみ。で、日本を代表するハイトーンボイスといえば・・・?
ということで、この方の曲の中から、タイトルも「オール・ライト」=「ダイジョウブ」という曲に繋げました。
  ♪ダイジョウブ/小田和正
   *2009年発表。ソロ24枚目のシングル。

⇒小田和正さんと言って連想する方と言えばやっぱりこの方でしょう!ヤスさんこと“鈴木康博さん”。
お二人の出逢いは小6の頃。中学受験のため進学塾に通っていた電車の中だったとのこと。
2人は1960年に揃って有名校に入学、のちにオフコースを結成しています。
  ♪愛をよろしく/鈴木康博
   *オフコースを離れてソロとして最初(1983年8月)にリリースしたシングル。


★次回は【鈴木康博「愛をよろしく」】から連想する曲でスタート!

2023年08月25日〜08月29日放送

『気になるあの曲スペシャル・夏』

後編

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

半年分(?)たまった気になるあの曲。
皆さんの中にも、あの曲なんだったかな〜とか、昔から気になってる曲とか、CMやBGMで流れている曲等々、 気になってる曲があったら、いつでもメール下さい。
またスペシャルやりますので。

先週に引き続き、みなさんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする『気になるあの曲スペシャル・夏』。
今回は・・・・

★sakamewさんからのリクエスト
  ♪宛先のない手紙/小泉今日子

★こころみさんからのリクエスト
  ♪襟裳岬/What's Love?

★ジ、アフェクションさんからのリクエスト
  ♪切手のないおくりもの/財津和夫

★ざきまるさんからのリクエスト
  ♪心の旅/福山雅治

★REIYAさんからのリクエスト
  ♪悲しくてやりきれない/坂本真綾

★りいさんからのリクエスト
  ♪In My Life/ベット・ミドラー


◆ジ、アフェクションさん、りいさん、“気になるアレ”をお送りしますのでメールフォームからお名前・住所を送って下さい。

≪お願い≫
気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもお名前・住所も書いてからメール送信してください。
よろしくお願いいたします。

2023年08月18日〜08月22日放送

『気になるあの曲スペシャル・夏』

前編

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

年に何回かのスペシャルでした。
僕も聞いたことのない曲や、久々に聞く曲など、なかなか楽しい企画です。
まずは前編でした。また続きは来週!!

みなさんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする久々の『気になるあの曲スペシャル』。
今回は・・・・

★さくぽこさんからのリクエスト
  ♪サンライズ・ムーン〜宇宙へ行こう/DA PUMP

★あこ74さんからのリクエスト
  ♪ジンギスカン/ジンギスカン

★ネコの目さんからのリクエスト
  ♪くっつけはっつけワンダーランド/松元環季

★スノードロップさんからのリクエスト
  ♪恋に落ちたら(If I Fell)/トニー・オマリー

★麦さんのパパさんからのリクエスト
  ♪負けないで/SARD UNDERGROUND

★どあらさんからのリクエスト
  ♪星に願いを/植木等


◆さくぽこさん、“気になるアレ”をお送りしますのでメールフォームからお名前・住所を送って下さい。

≪お願い≫
気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもお名前・住所も書いてからメール送信してください。
よろしくお願いいたします。

◆来週も引き続き『気になるあの曲スペシャル』でお送りします!

2023年08月11日〜08月15日放送

『坂番連想音楽会』

第54回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

直球あり、変化球ありのいつもの連想でした。
CCRからのシャ乱Qは、さすがに飛び過ぎ。笑
兄弟グループって何であんなに仲悪いんだろうね。
まぁ分からんでもないけど。

今回は、前回最後にかけた曲【尾崎豊「卒業」】から連想する曲でスタート。

⇒「卒業」といえば“卒業ソング”ということでイギリスやオーストラリア等で高校(ハイスクール)の卒業定番ソングにもなっていると言われている曲の中から、 この曲に繋げてみました。
  ♪ドント・ルック・バック・イン・アンガー(Don't Look Back in Anger)/オアシス
   *1995年・全英シングルチャートNo.1を記録。
   *この曲を含むアルバム『モーニング・グローリー(Morning Glory?)』はイギリスやオーストラリアで1位(全米では4位)。
    売上枚数は全世界で2500万枚以上。

⇒さて【オアシス】といえば、結成当初から“ギャラガー兄弟”の仲の悪さが有名でした。
(兄→ギター&ソングライティング担当のノエル/弟→リードボーカル担当)
ということで、続いては1950年代後半から60年代にかけ約10年間活動していたものの兄弟仲も最悪で喧嘩別れしていた、 有名なあの兄弟デュオの最初の全米No.1ヒットに繋げてみました。
  ♪起きろよスージー(Wake Up Little Susie)/エヴァリー・ブラザーズ
   *1957年・全米1位。
   *S&Gは1981年のN.Y.セントラルパークで行われたライヴの際にこの曲をカバー。
    アルバム『セントラルパーク・コンサート 』にも収録されています。

⇒続いては「起きろよスージー」という曲名に登場する女性の名前から連想して、この女性アーティストのヒット曲へ!
  ♪キャン・ザ・キャン(Can The Can) /スージー・クアトロ
   *アメリカ・デトロイト出身の女性ロッカーですが本格デビューはイギリス。
   *1973年発表の2ndシングルで、全英初の1位を記録。
   *デビュー当時はイギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、日本で大成功。
    アメリカでは1970年代終わりに、男女デュオで発表したバラード「メロウな二人」がヒット。

⇒続いてもストレートに連想して・・・【スージー・クアトロ(Suzi Quatro)】の名前からこの曲に繋げてみました。
  ♪スージー・Q(Suzie Q)/クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル
   *1968年・全米11位。
   *デビューアルバム『スージー・Q(Creedence Clearwater Rivival)』からの1stシングル。
   *デイル・ホーキンスが作って歌った曲のカバー。

⇒次は「スージー・Q」という曲名から大きく連想を広げてみました。
で、思いついたのが、この曲名に(ちょっと)似た名前の日本のバンド!ということでこのヒット曲へ。
  ♪ズルい女/シャ乱Q
   *1995年のシングルチャート2位。
   *バンド最大のヒットシングルで売上枚数145万枚以上!

⇒続いては、この「ズルい女」という曲名から連想して、この全米ナンバーワンヒットに繋げてみました。
  ♪バッド・ガールズ(Bad Girls) /ドナ・サマー
   *1979年・全米1位。


★次回は【ドナ・サマー「バッド・ガールズ」】から連想する曲でスタート!

2023年08月04日〜08月08日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第271回

写真:坂崎幸之助 あっち〜なぁ。

坂崎さんから:

ランディ・マイズナーさんとニッポン放送でお会いしたのが、もう40年も前の事だなんて何だか信じられないなぁ。
一緒に歌ってもらってホントに嬉しかった思い出。
ランディ・マイズナーさんのご冥福を心よりお祈りします。

今回は「ラ」で始まるアーティストの7回目。ラインナップは・・・・

『ランディ・ヴァンウォーマー(Randy Vanwarmer)』
★1955年(3/30)コロラド州インディアン・ヒル生まれのシンガーソングライター。
20才の時、ロンドンのレコード会社と契約。しかし、すぐにはデビュー出来ず悶々とした日々を送ります。
そして1978年23才の時、ニューヨークに拠点を移し、翌1979年にアルバム『ウォーマー(Warmer)(邦題「アメリカン・モーニング」)』でデビュー。
この中からのシングル「アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)」が全米をはじめ、世界中で大ヒットを記録。
歌詞の内容は「失恋の痛手から、なかなか立ち直れない男の悲しい心情を歌ったもの」でしたが、 日本のレコード会社は曲調重視で爽やかな朝=アメリカの朝”というイメージで内容とは全く違うタイトルを付けて売り出したそうです。
  ♪アメリカン・モーニング(Just When I Needed You Most)
   *1979年・全米4位。
★ランディ・ヴァンウォーマーは、2004年に白血病のため48歳という若さでこの世を去っています。

『ランディ・ローズ(Randy Rhoads)』
★1956年(12/6)カリフォルニア州サンタモニカ生まれのギタリスト。8歳からロックギターに目覚め、14歳で兄とバンド活動をスタート。
【ディープ・パープル】の“リッチー・ブラックモア”を目標にギターの腕を磨きます。そして1973年に【クワイエット・ライオット】を結成。
1977年、各国のレコード会社にデモテープを送るも、アメリカをはじめ、ほとんどが契約を渋る中、日本のレコード会社(当時のCBS)のみが契約。
2枚のアルバムをリリース。
しかし、アメリカでのアルバム未発売を原因にランディ・ローズはグループを脱退。
音楽仲間からの「【ブラックサバス】を脱退したばかりのオジー・オズボーンがバンドのギタリストを探している」という口利きで、 1979に急遽【オジー・オズボーン・バンド】に参加。初代ギタリストとして実力、人気共に大いに注目を集めます。
今回はランディ・ローズのテクニックが光る、1980年発表、オジー・オズボーンのソロ第1弾シングルをご紹介。
  ♪クレイジー・トレイン(Crazy Train)
   *1981年・全米シングルチャート106位。全英49位。全米ロックチャート9位を記録。
   *ギター専門誌『ギター・ワールド』選出の「ギターソロがすごい100人のギタリスト(100 Greatest Guitar Solos)」で、
    この「クレイジー・トレイン」のギターソロが9位に選ばれています。
★「クレイジー・トレイン」ヒットの翌年、1982年3月19日にランディを乗せた小型飛行機が墜落。
まだ25歳という若さでこの世を去っています。

『ランディ・マイズナー(Randy Meisner)』
★1946年(3/8) ネブラスカ州スコッツブラフ生まれ。エルヴィス・プレスリーに憧れて音楽の道を志すことに。
最初はギターを弾いていましたが、音楽教師にベースを勧められベーシストとして弱冠15歳で地元のバンドに参加。
1965年にカリフォルニアに拠点を移しチャンスを待ちます。
そして1968年に【バッファロー・スプリングフィールド】を解散した“リッチー・フューレイ”と“ジム・メッシーナ” によるオーディションを受け【ポコ】に参加。
しかし、デビューアルバムのレコーディング中にリッチー・フューレイやジム・メッシーナと対立し脱退。
その後、ライヴやレコーディングのセッションメンバーを経て、1971年には“リンダ・ロンシュタット”のバックバンドのメンバーに!
そこで知り合った“ドン・ヘンリー”と“グレン・フライ”に誘われ【イーグルス】結成に参加。
ということで、まずはイーグルス時代のランディがリードボーカルをとった代表曲を。
  ♪テイク・イット・トゥ・ザ・リミット(Take It To The Limit)/イーグルス
   *1976年・全米4位。
   *イーグルスの4枚目のアルバム(1975年の)『呪われた夜(One of These Nights)』から3曲目にシングルカットされた曲。
   *曲作りは、ドン・ヘンリー、グレン・フライと共にランディ・マイズナーが担当。
    シングルとしてはランディ初のリードボーカルとなった曲。
★この後、1976年発売のアルバム『ホテル・カリフォルニア』のレコーディング、そして翌年のツアーまで参加したランディ・マイズナー。
結成当初は、民主的だったバンドが次第にドン・ヘンリーとグレン・フライによる専制的なものになり不満をつのらせ、 1977年の秋に【イーグルス】を正式に脱退。
続いては【イーグルス】脱退後にリリースした、ソロ2作目となるアルバム『ワン・モア・ソング(One More Song)』からの第1弾シングル曲を。
  ♪ハーツ・オン・ファイアー(Hearts on Fire)
   *アルバム発表の翌年1981年に全米シングルチャートで19位まで上昇。
★先日7月26日にロサンゼルスにて死去しました。77歳でした。
心からご冥福をお祈りいたします。

『ランディ・ニューマン(Randy Newman)』
★1943年(11/28) ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ。
医師の父親のもと裕福な家庭に育ち、親戚には((チャップリンやマリリン・モンローなどの名作の作曲を担当した) 映画音楽の大家がいて、 ランディ・ニューマンも、UCLAでは音楽を専攻。在学中からソングライターとして数々のヒット曲を提供。
そして1968年にアルバム『ランディ・ニューマン』でデビュー。
当時は、独特の皮肉たっぷりで、やや難解な歌詞が禍したのか、一般的な音楽ファンには理解されませんでしたが、 1970年に【スリー・ドッグ・ナイト】が、彼の作品「ママ・トールド・ミー」をカバーし全米1位を獲得したことで評価は一変!
“ニルソン”も彼のカバーアルバム『ランディ・ニューマンを歌う(Nilsson Sings Newman)』を1970年に発表しています。
1977年に発表された曲は、皮肉屋で辛辣な歌詞ながら大ヒットしました。
  ♪ショート・ピープル(Short People)
   *バックコーラスには、グレン・フライ、J.D.サウザー、ティモシー・B・シュミットが参加。
   *1978年・全米2位を記録。
★続いては、豪華なゲストを迎えて1983年に発表されたシングル曲を。
  ♪ザ・ブルース(The Blues)/ランディ・ニューマン&ポール・サイモン
   *1983年・全米51位。
★1980年代に入ると映画音楽(サウンドトラック)の制作がメインとなってきた“ランディ・ニューマン”。
有名なところでは、ピクサーの『トイ・ストーリー』や『モンスターズ・インク』『カーズ』などの一連の作品。
特に『トイ・ストーリー』の主題歌「君はともだち(You've Got a Friend in Me)」は大人から子供までお馴染みの曲となっています。

2023年07月28日〜08月01日放送

『坂番連想音楽会』

第53回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今回は、超変化球から豪速球まで、色々なバリエーションがあって、面白かったですな。
ポール・ウィリアムズご本人の「オールド・ファッション・ラブソング」は、なかなか良かったです。
誰が歌っても名曲ですな。

今回は、前回最後にかけた曲【スリー・ドック・ナイト「喜びの世界(Joy To The World)」】から連想する曲でスタート。

⇒「喜びの世界」をはじめとする【スリー・ドッグ・ナイト】の数々のシングルヒットは人に作ってもらった曲。
(有名なソングライター達、ニルソン、ランディ・ニューマン、ローラ・ニーロなどに提供してもらった曲)ということで、 今日は【スリー・ドッグ・ナイト】のヒット曲の中で、日本では「喜びの世界」と並んで有名な曲を作った本人によるバージョン(セルフカバー)に繋げてみました。
  ♪オールド・ファッションド・ラヴ・ソング/ポール・ウィリアムズ
   *作詞・作曲/ポール・ウィリアムズ。
   *ちなみに【スリー・ドッグ・ナイト】が歌ったバージョンは1971年に全米4位を記録。

⇒俳優としても有名な“ポール・ウィリアムズ”ですが、シンガーソングライターとして彼が作った曲は、多くのミュージシャン、歌手たちが歌っています。
ということで、今回は彼の曲で最も多くのヒット曲を放った兄妹デュオのヒット曲へ繋げてみました。
  ♪愛のプレリュード/カーペンターズ
   *1970年・全米2位を記録。
   *作詞/ポール・ウィリアムズ、作曲/ロジャー・ニコルス。

⇒この「愛のプレリュード」の原題は「We've Only Just Begun」。意味は“私達2人は始まったばかり”。
歌の内容も「結婚によって新しい人生がスタートする」ということで、結婚式定番の1曲にもなっています。
ちなみに、この曲は元々アメリカの銀行のTVコマーシャルのために作られたもので、 そのCMをたまたま観ていたリチャード・カーペンターが気に入ってシングルに採用したそうです。
ということで続いては、この“銀行”というキーワードから、当初、銀行員をしながらシンガーソングライターとして活動していた、 この方の初期を代表する曲に繋げましょう。
  ♪さらば青春/小椋佳
   *1971年発表のデビューシングル「しおさいの詩」のB面曲。

⇒東大卒の小椋佳さん(1944年1/18生まれ)。日本勧業銀行(現在のみずほ銀行)に入行し銀行員を続けながら、 1971年、27歳の時にシンガーソングライターとしてデビュー。
1993年に銀行を退職するまでの約26年(今風に言うと)二刀流生活を続けていました。
そこで、次はアメリカの“銀行員”だったシンガーソングライターの曲に繋げました。
  ♪うわさの男(Everybody's Talkin') /ニルソン
   *1969年・全米6位。最初のシングルヒット。
   *「ウィズアウト・ユー」同様、この曲も自作曲ではなく“フレッド・ニール”の作品のカバー。

⇒この「うわさの男」は、ダスティン・ホフマンとジョン・ボイト主演の映画『真夜中のカーボーイ』の挿入歌としてヒットしました。
ということで、次はこの映画の主演をつとめていたダスティン・ホフマンの出世作となった『卒業』の主題歌へ。
   ♪サウンド・オブ・サイレンス/サイモンとガーファンクル
    *1966年・全米1位。
    *1964年のデビューアルバム『水曜の朝、午前3時』収められていたのはアコギのみのバージョン。
     ですが、プロデューサーが2人に内緒でギター、ベース、ドラムをオーバーダビングし発売したシングルが大ヒット。
     その後、2ndアルバム『サウンド・オブ・サイレンス』と映画『卒業』のサントラ盤にも収録。

⇒続いては、映画『卒業』から連想して、こんな曲に繋げてみました。
  ♪卒業/尾崎豊
   *1985年発表4枚目のシングル曲。


★次回は【尾崎豊「卒業」】から連想する曲でスタート!

2023年07月21日〜07月25日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第270回

写真:坂崎幸之助 丸文商店さん、「のりまる君」ありがとうございました♪

坂崎さんから:

ラモーンズがパンクロックからフィル・スペクターサウンドに変わって大ヒットしたこと本人達はどう思っていたのかなぁ …って想像すると面白いですね。
ファンからはブーイングがあったみたいですが。
「ファンは保守的 by 坂崎」笑。

今回は「ラ」で始まるアーティストの6回目。ラインナップは・・・・

『ラッシュ(Rush)』
★1968年に、カナダ・トロントで結成された3人組のプログレ・ロックバンド。1974年、結成6年目にしてレコードデビュー。
当初はストレートなハードロックバンドでしたが、哲学や文学を愛するグループの作詞担当&超絶ドラマーのニール・パートの影響で “プログレ・バンド”へとシフト。3人組とは思えない演奏テクニックでライヴを中心に観客を圧倒。
次第にカナダの国民的グループとなり、北米におけるプログレッシブ・ロックのパイオニアとなっていきます。
今回は1982年にリリースされた大ヒットアルバム『シグナルズ(Signals)』から彼らにとって最大のシングルヒットとなった曲を。
  ♪ニュー・ワールド・マン(New World Man)
   *1982年・全米21位。
★1998年に活動休止を発表。その3年後に活動再開。しかし2020年に脳腫瘍のため中心人物の“ニール・パート” が亡くなりラッシュとしての活動終了を余儀なくされています。

『ラ・ブーシュ(La Bouche)』
★1994年、ドイツ・フランクフルトで結成された男女デュオによるダンス・ユニット。
グループ名の【ラ・ブーシュ】はフランス語で、意味は“口(The Mouth)”。
R&Bと、当時全盛だったユーロビートを融合させたポップなダンスナンバーは、ドイツをはじめヨーロッパ各国で大注目。
中でも2ndシングルはヨーロッパのみならずアメリカ、日本でもクラブシーンを中心に大ヒットを記録。
  ♪ビー・マイ・ラヴァー(Be My Lover)
   *1996年・全米6位。

『ラムゼイ・ルイス(Ramsey Lewis)』
★1935年、アメリカ・イリノイ州シカゴ生まれのジャズ・ピアニストで作曲家。(2022年9月12日死去・享年87歳)
1956年に【ラムゼイ・ルイス・トリオ】としてレコードデビュー。ライヴを中心に地道な活動をスタート。
1965年発表のライヴアルバム『ジ・イン・クラウド(The"in"Crowd)』からのシングルカットが全米シングルチャート5位と大ヒット。
  ♪ジ・イン・クラウド(The "in" Crowd)/ラムゼイ・ルイス・トリオ
   *1965年・全米5位。
★ライヴアルバム『ジ・イン・クラウド』は、翌年発表のグラミー賞で【最優秀インストゥルメンタル・ジャズ・パフォーマンス賞】を受賞。
その後1972年、レコード会社移籍をきっかけに、当時大流行していたフュージョンに挑戦。
かつての【ラムゼイ・ルイス・トリオ】2代目ドラマーで、すでに【アース・ウインド&ファイア】を率いていた“モーリス・ホワイト” をプロデューサーに迎え、1974年アルバム『太陽の女神(Sun Goddess)』をリリース。
この中からのシングル(アルバムタイトル曲)は、全米チャート44位を記録しています。
  ♪太陽の女神(Sun Goddess) /ラムゼイ・ルイス and E,W&F
   *1975年・全米44位。

『ラモーンズ(Ramones)』
★1974年、ニューヨーク・ブルックリンで結成された4人組のパンク・ロック・バンド。
メンバーは、ジョーイ、ジョニー、ディー・ディー、トミーと、全員“ラモーン(Ramone)”の姓を名乗っていますが血縁関係はありません。
(この“ラモーン”という苗字は、ビートルズの前身シルヴァー・ビートルズ時代にポールが名乗っていた芸名にちなんだものとか・・・)
“ニューヨーク・パンク”を代表する【ラモーンズ】の登場は、その後【セックス・ピストルズ】【ザ・クラッシュ】など、 ロンドン・パンク・ムーブメントに大きな影響を与えています。
  ♪ブリッツクリーグ・バップ(Blitzkrieg Bop)
   *1976年の記念すべきデビューシングル。
   *「ブリッツクリーグ・バップ」はドイツ語で「電撃作戦」という意味。(リリース当時の邦題は「電撃バップ」)
   *これまで数々の映画で使われてきた曲ですが、最近では2017年に公開され世界的大ヒットとなった
    『スパイダーマン:ホームカミング』のエンディングテーマにもなっています。
★ストレートなパンク・ロックな曲がメインの【ラモーンズ】ですが、1979年の5枚目となるアルバム『エンド・オブ・ザ・センチュリー』では “ウォール・オブ・サウンズ”の創始者フィル・スペクターをプロデューサーに迎え、これまでとは全く違うサウンドを展開。
当時、ファンの間では「ラモーンズらしくない!」と不評をかったようですが、バンド史上最大のヒットアルバムとなっています。
  ♪ベイビー・アイ・ラブ・ユー(Baby,I Love You)
   *アルバム『エンド・オブ・ザ・センチュリー』から、
    フィル・スペクターが昔、手がけた【ロネッツ】の2ndシングルをカバー。
   *1980年、アメリカでは不発ながら全英では8位。ラモーンズにとってイギリスでの最大のヒットを記録。

2023年07月14日〜07月18日放送

『坂番連想音楽会』

第52回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

比較的、今回は直球が多かったかな。
それにしてもマギーメイの「12時のむこうに」はよ〜く聞いたなぁ。 とにかくGAROとかチューリップと同じか、それ以上にハマったバンドでしたから。
あの頃から、もう50年とな。信じられん。

今回は、前回最後にかけた曲【スターズ・オン(STARS on 45)「ショッキング・ビートルズ45」】から連想する曲でスタート。

⇒「ショッキング・ビートルズ45」というタイトルから『ビートルズ』を。そして「スターズ・オン」のスターから連想といえば・・・
やっぱり“リンゴ・スター”!
ということで、ビートルズ時代にリンゴ・スターが初めて単独で作り、リードボーカルも担当した曲でスタート!
  ♪ドント・パス・ミー・バイ(Don't Pass Me By)/ザ・ビートルズ
   *1968年発表の『ホワイト・アルバム』収録。
   *レコーディングにはリンゴとポール、そしてジャック・ファロンというバイオリニストが参加。
    ジョンとジョージは不参加。

⇒次は“リンゴ・スター”の名前からストレートに・・・
日本のスターで“リンゴ”と言えば・・・ということで、このアーティストのヒット曲に繋げました。
  ♪ここでキスして。/椎名林檎
   *1999年リリースの3枚目のシングル。
    デビューアルバム『無罪モラトリアム』収録。

⇒続いては「ここでキスして。」というタイトルから、これまたストレートに連想してみました。
  ♪はじめてのチュウ/あんしんパパ
   *1988年からレギュラー放送がスタートした藤子・F・不二雄原作のTVアニメ
    『キテレツ大百科』のオープニング及びエンディングにも使われた曲。
   *シングル化されたのは1990年。作詞・作曲・歌は実川俊晴さん。

⇒続いてもストレートに連想して、実川俊晴さんがリーダーで、リードボーカルをつとめたバンドの曲へ繋げました。
  ♪12時のむこうに/マギーメイ
   *1973年の2ndシングル「吟遊詩人」のB面。
    デビューアルバム『マギーメイ・ファースト』収録。

⇒次は【マギーメイ】というグループ名から連想して、この大ヒット曲へ。
  ♪マギー・メイ(Maggie May)/ロッド・スチュワート
   *1971年、全米・全英 共に5週連続1位となり全米年間シングルチャート2位を記録。
   *全米・全英 共にアルバムチャート1位を記録した3rdアルバム『Every Picture Tells A Story』収録。

⇒続いては、1971年の全米年間シングルチャートで、ロッド・スチュワートの「マギー・メイ」を阻止し、 年間シングルチャート1位に輝いた曲に繋げてみました。
ロッドの「マギー・メイ」はウィークリーチャート5週1位でしたが、この曲は6週連続のナンバーワンでした!
  ♪喜びの世界(Joy To The World)/スリー・ドック・ナイト
   *1971年、全米シングルチャート6週連続1位。
    1971年の全米年間シングルチャート第1位を獲得。


★次回は【スリー・ドック・ナイト「喜びの世界(Joy To The World)」】から連想する曲でスタート!

2023年07月07日〜07月11日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第269回

写真:坂崎幸之助 春ツアー無事終了。ありがとうございました♪

坂崎さんから:

今回は一組一曲ということで細かめに紹介して行きました。笑
さらに前半はAORやフュージョン系が多かったので、あまり得意分野ではなかったのですが、エアロスミスでホッとしました。笑

今回は「ラ」で始まるアーティストの5回目。ラインナップは・・・・

『ラス・ケチャップ(Las Ketchup)』
★2002年、スペイン・コルドバ出身の3姉妹“ラス・ケチャップ”(意味は“ケチャップ娘”)。
このグループ名は、姉妹の父親で、フラメンコギタリストの“エル・トマーテ(El Tomate)”の娘というところから、トマーテ、 つまり“トマトの娘”=ケチャップ ということから名付けられたとか。
そんな彼女たちが放った、世界的な大ヒット曲が「アセレヘ〜魔法のケチャップ・ソング」。
当時、レコード会社が作った資料には『1990年の「ランバダ」、96年の「恋のマカレナ」に続く、6年に一度の歌って踊れる世界的な大ヒット!
ヨーロッパ13ヶ国、南米8ヶ国でナンバーワン!この勢いに乗って、アメリカ、日本にも飛び火!』・・・といったことが書かれていました。
しかし、レコード会社の思惑はちょっと外れて期待していた全米チャートでは54位と、やや不本意な記録となっています。
  ♪アセレヘ(Asereje)〜魔法のケチャップ・ソング
   *売上枚数は全世界で350万枚を記録。

『ラーセン・フェイトン・バンド(Larsen-Feiton Band)』
★1980年、ロサンゼルスを中心に活躍していた有名スタジオミュージシャン2人、キーボード奏者の“ニール・ラーセン”と、 ギタリストの“バジー・フェイトン”が中心となって結成したバンドが【ラーセン・フェイトン・バンド】。
当時のAOR、フュージョン・ブームにのって注目を集めました。
今回は、彼らのデビューアルバム『ラーセン・フェイトン・バンド』からシングルカットされた曲を。
  ♪今夜は気まぐれ(Who'll Be The Fool Tonight)
   *1980年・全米29位。
★1982年には2ndアルバム『フルムーン』を発表。しかし、売上も芳しくなくバンドは自然消滅しています。

『ラリー・カールトン(Larry Carlton)』
★1948年3月2日生まれ、カリフォルニア州トーランス出身のギタリスト。
6歳からギターを始め、高校時代は“B.B.キング”や“ジョン・コルトレーン”などの影響を受け、ジャズギタリストへの道を志します。
大学に入ると音楽を専攻。サンディエゴで開催された「南カリフォルニア・ビッグ・バンド・コンテスト」で≪最優秀ソリスト賞≫を受賞。
そして1969年、1stアルバム『With a Little Help from My Friends』を発表。
その後、1971年から76年まで【ザ・クルセイダーズ】に参加。
グループ脱退後、スタジオミュージシャンとして“スティーリー・ダン”をはじめ、様々なセッションやアルバムに参加。
同時に、本格的にソロアルバムの制作にも力を注ぎます。
そんなラリー・カールトンを一躍有名にしたのが、1978年に発表したアルバム『夜の彷徨(Larry Carlton)』。
  ♪ルーム 335(Room 335)
   *1978年発表のアルバム『夜の彷徨』収録曲。
   *タイトルになっている「ルーム 335」はプライベートスタジオの名称。
    「335」は彼の代名詞にもなっている、ギブソンのセミアコモデル(ES-335)に由来。
    「Mr.335」という愛称でも有名です。
★ラリー・カールトンは、フュージョン・ギタリストとして、日本でも“リー・リトナー”と人気を二分していました。
尚、2010年には、B'z の松本孝弘氏との共作『TAKE YOUR PICK』をリリース。
このアルバムで、翌2011年のグラミー賞「最優秀インストゥルメンタル・ポップ・アルバム賞」を受賞。

『ラリー・リー(Larry Lee)』
★1947年3月7日生まれ、ミズーリ州スプリングフィールド出身のシンガーソングライター。
1972年から約10年間、カントリーロックバンド【オザーク・マウンテン・デアデビルズ】で活躍。
1975年には、ラリー・リーが作って歌った「ジャッキー・ブルー」が全米3位を獲得。
1982年にグループを脱退、その後、ソロ第1弾としてリリースしたアルバム『ロンリー・フリーウェイ』からのシングルが全米で81位を記録。
このアルバムは、彼の髭面にハンチングというポートレート風のジャケットでしたが、 日本では、当時FM専門誌の表紙でも有名だった人気イラストレーター、鈴木英人さんの書き下ろしたイラストに差し替えて発売。
AORブームもあって注目を集め、1991年の映画『波の数だけ抱きしめて』に使われ再評価されています。
  ♪ロンリー・フリーウェイ(Don't Talk)
   *1982年・全米81位。
   *アルバムには、ニッキー・ホプキンス(p)をはじめ、TOTOのデヴィッド・ハンゲイト(b)やデヴィッド・サンボーン(sax)、
    バックコーラスには ビル・チャンプリン、リチャード・ペイジ、【ザ・バンド】のリック・ダンコなどが参加。
★ラリー・リーは、2007年10月30日に わずか60歳で亡くなっています。

『RUN DMC』
★ニューヨーク出身のMC、“RUN”こと“ジョセフ・シモンズ”と、MCの“DMC”こと“ダリル・マクダニエルズ”、 そして、DJの“ジャム・マスター・ジェイ”こと“ジェイソン・ミゼル”の3人からなるラップグループ。
1980年代初期から【オレンジ・クラッシュ】として活動。1982年にグループ名を【RUN DMC】に改名し翌1983年デビュー。
カンゴールのハット、アディダスのジャージに、 アディダスのスニーカー≪スーパースター≫を紐なしで履くというファッションで一躍ラップグループとして大人気に!
1984年のデビューアルバム『RUN-D.M.C』が全米だけで売上50万枚突破。
翌1985年の2ndアルバム『King of Rock』がプラチナ・ディスク=100万枚突破。
そして1986年の3rdアルバム『レイジング・ヘル(Raising Hell)』は売上300万枚以上のトリプル・プラチナ・ディスクとなり、 アルバムチャートでも全米3位を記録。
この大ヒットの元となった曲が、あのロックグループの中心人物2人をゲストに迎えたこの曲でした!
  ♪ウォーク・ディス・ウェイ(Walk This Way) with スティーヴン・タイラー&ジョー・ペリー
   *1986年に全米シングルチャート4位を記録。
   *エアロスミスが1977年に全米10位を記録したヒット曲を、
    エアロのスティーヴン・タイラーとジョー・ペリーをゲストに迎えてカバー。

2023年06月30日〜07月04日放送

『坂番連想音楽会』

第51回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今回は洋楽でせめてるな、と思いきや、いきなりのソルティシュガー。改めて聞くと、やはり間奏のセリフはすごいですねぇ。
高校の頃からマネしようとしたけど、さすがにあれは出来ませんでした。

今回は、前回最後にかけた曲【竹内まりや「駅」】から連想する曲でスタート。

⇒「駅」を英語にすると“ステーション(Station)”。
この“ステーション(Station)”には「事業所」という意味もある、ということで「発電所」という名前のバンドに繋げます!
  ♪サム・ライク・イット・ホット(Some Like It Hot)/パワー・ステーション
   *1984年【デュラン・デュラン】のギタリスト、アンディ・テイラーとベースのジョン・テイラーの2人を中心に、
    ドラムに【シック】のトニー・トンプソン、ボーカルにロバート・パーマーを迎えて結成されたスーパーバンド。
   *この曲は彼らのデビューシングルで、全米6位を記録。

⇒「サム・ライク・イット・ホット(Some Like It Hot)」という曲名を聞いて、往年の映画ファンが思い出すのが、 マリリン・モンローの代表作『お熱いのがお好き(Some Like It Hot)』ではないでしょうか?
ということで、次に繋げるのは映画『お熱いのがお好き』の中でモンローが歌ったこの有名な曲!
  ♪愛されたいの(I Wanna Be Loved By You)/マリリン・モンロー
   *1928年に作られた曲ですが、マリリン・モンローが歌ったことで一躍有名に。
   *映画は1959年公開。

⇒1926年生まれの伝説のセックス・シンボル“マリリン・モンロー”。本名はノーマ・ジーン・モーテンソン。
彼女は1962年(8月5日)に、わずか36歳という若さで亡くなっています。
そこで、続いてはこのマリリン・モンローに捧げられた曲に繋げてみました。
  ♪キャンドル・イン・ザ・ウインド(風の中の火のように)/エルトン・ジョン
   *この曲の副題は「孤独な歌手、ノー マ・ジーン〜」。
    1973年発表のアルバム『黄昏のレンガ路(Goodbye Yellow Brick Road)』に収録。
    アルバムからのシングル「ベニーとジェッツ」のカップリング曲でもありました。
   *1987年に、オーストラリアでのライヴ音源をシングルとしてリリース、全米6位を記録。
   *1997年には歌詞を変更し「キャンドル・イン・ザ・ウインド〜ダイアナ元英皇太子妃に捧ぐ」として
    リメイクしたバージョンが全世界で売上3300万枚以上という大ヒットを記録。

⇒ということで、続いてはこの「キャンドル・イン・ザ・ウインド」の歌詞を変えて捧げられた元イギリス皇太子妃の名前から連想して、 この往年の大ヒットに繋げてみました。
  ♪ダイアナ(Diana)/ポール・アンカ
   *1957年・全米1位を記録。

⇒ダイアナ、ダイアナ・・・・“大きな穴”・・・“大穴(おおあな)”とくれば連想するのは「競馬」ということで、こんな曲へ。
  ♪走れコウタロー/ソルティー・シュガー
   *1970年のシングルチャートで1位を記録。

⇒この「走れコウタロー」がヒットしたのが、1970年ということで、続いては、1970年に日本で一番売れていた“洋楽”のシングル曲へ!
  ♪ヴィーナス/ショッキング・ブルー
   *1970年、日本の洋楽シングルでトップ。
   *邦楽・洋楽含めた全体での年間チャートでも堂々の9位にランクイン。(全米では1位を記録)

⇒続いてはグループ名にある“ショッキング”から連想して、世界中を騒がせた超企画モノのヒットシングルへ。
ショッキング・ブルー「ヴィーナス」のイントロ部分も使われています。
  ♪ショッキング・ビートルズ45(Medley)/スターズ・オン(STARS on 45)
   *1981年・全米1位、ヨーロッパでも軒並みナンバーワンを獲得。
   *このプロジェクトは、オランダのセッション・ボーカリストやミュージシャン集団によるもの。
   *同年(1981年)、これに触発されBEAT BOYSも「ショック!TAKURO23」をリリース。

★次回は【スターズ・オン(STARS on 45)「ショッキング・ビートルズ45」】から連想する曲でスタート!

2023年06月23日〜06月26日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第268回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

ビートルズが3曲もカバーしていたラリー・ウィリアムズさん。
オリジナルを聞きましたが、やっぱりジョンのボーカル、シャウトの方がカッコ良いなぁ。ラリーさんスミマセン!
桜井が大好きなラリー・グラハム。ベースだけでなく、声もこんなに良かったのですね。

今回は「ラ」で始まるアーティストの4回目。ラインナップは・・・・

『ラット(RATT)』
★1978年に、カリフォルニア州サンディエゴで“スティーヴン・パーシー”が中心となって【ミッキー・ラット】というバンドを結成。
そして1981年、ロサンゼルスに拠点を移し、バンド名を【ラット】に改名。
その後、幾度かのメンバー交代を経て、1983年自主制作のEP『ラット』でデビュー。
派手なファッションとメイク、それに、明るく開放的な音楽性で【モトリー・クルー】と共に“LAメタル”の代表的なバンドに。
そして、大手レーベル≪アトランティック・レコード≫と契約、1984年アルバム『情欲の炎(Out of the Cellar)』でメジャーデビュー。
いきなりの全米アルバムチャート7位、売上も300万枚突破の大ヒット。
  ♪ラウンド・アンド・ラウンド(Round And Round)
   *大ヒットアルバム『情欲の炎(Out of the Cellar)』からのシングル曲。
   *1984年・全米シングルチャート12位まで上昇。
★1990年代に入るとレコードセールスも下降線をたどり、その結果バンド内のトラブルも増え、メンバーも頻繁に入れ替わり、 解散、再結成、分裂などを経て現在は2つのバンドに別れ、それぞれ活動を続けています。

『ラリー・ウィリアムズ(Larry Williams)』
★1935年5月10日、ルイジアナ州ニューオーリンズ生まれ、ロックンロール系のシンガーソングライター(享年44歳)。
幼少期からピアノを始め、10代の頃には【レモン・ドロップス】というR&Bグループに加入。
1954年には、数々のアーティストのレコーディングでピアニストとして参加。
そこで知り合った“リトル・リチャード”の紹介で1957年にレコード・デビュー。
いくつかのヒット曲がありますが、ラリー・ウィリアムズといえば【ビートルズ】 が初期のレパートリーでカバーしていた3曲が多くのロックファンにおなじみなのではないでしょうか?
今回は、そんなビートルズがカバーした3曲を“ラリー・ウィリアムズ”がリリースした順番にご紹介。
  ♪ディジー・ミス・リジー(Dizzy,Miss Lizzy)
   *1958年・全米69位を記録。
   *ビートルズのカバーは1965年のアルバム『HELP!』に収録。
  ♪スロウ・ダウン(Slow Down)
   *「ディジー・ミス・リジー」のB面にカップリングされていた曲。
   *ビートルズのカバーは1964年にイギリスでリリースされたEP『のっぽのサリー』に収録。
    日本では『ビートルズNo.5』&『パスト・マスターズ Vo.1』収録。
  ♪バッド・ボーイ(Bad Boy)
   *1959年リリースのシングル曲。
   *ビートルズのカバーはアメリカで1965年発表されたアルバム『BeatlesY』収録。
    日本では『オールディーズ』&『パスト・マスターズ Vo.1』収録。

『ラリー・グラハム(Larry Graham)』
★1946年、テキサス州生まれで、カリフォルニア育ちの超絶ベーシスト兼ソウルシンガー。
幼少期からピアノに親しみ、15歳でバンドに参加、ベーシストとして活躍。
ピックではなく、指(主に親指)でベースを叩くように弾く『スラップ奏法』(チョッパー・ベースとも言われる奏法)の先駆者と言われています。
今回は、ラリー・グラハムが『スラップ奏法』で注目された代表的な曲をご紹介。
  ♪サンキュー(Thank You) /スライ&ザ・ファミリー・ストーン
   *ラリー・グラハムは1966年に加入。
   *1970年・全米1位を記録。
★このあと、1973年には自らが率いるファンクバンド【グラハム・セントラル・ステーション】を結成。数々のファンキーなアルバムを発表。
そして1980年からはソロ活動をスタート。ソロになってからは、ベーシストというよりバリトンボイスのソウルシンガーとして活躍。
ソロ第1弾シングルは全米9位を記録する大ヒットとなっています。
  ♪ワン・イン・ア・ミリオン・ユー(One In A Million You)
   *1980年・全米9位、全米R&Bチャートでは堂々の1位を獲得。

2023年06月16日〜06月19日放送

『坂番連想音楽会』

第50回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

50回目となる連想音楽会ですが、永遠に続けられる企画ですのでこの先も何卒よろしこ。
今回はベンチャーズとジェイクと、インストものが2曲でしたね。
歌詞がない曲もイメージが広がって良いものです。

今回は、前回最後にかけた曲【TUBE「恋してムーチョ」】から連想する曲でスタート。

⇒バンド名の【TUBE】には、サーフィン用語の「波が巻いている状態」という意味もあるそうです。
そこで、サーフィンから連想して、彼ら(TUBE)がアマチュア時代に名乗っていたパンド名(パイプライン)からこの曲へ!
  ♪パイプライン/ベンチャーズ
   *1963年に サーフロックバンド【シャンテイズ】が全米4位を記録した曲で、
    多数のカバーがありますが日本では【ベンチャーズ】のバージョンが有名。

⇒「パイプライン」とは、サーフィンの聖地、ハワイ・ノースショアのサーフ・ポイントです。
ということで、続いてはこの“パイプライン”の近くで生まれ、プロサーファーとしても有名なシンガーソングライターのヒット曲へ!
  ♪ユー・アンド・ユア・ハート(You and Your Heart)/ジャック・ジョンソン
   *2010年発表、全米アルバムチャート1位を獲得した『To The Sea』からのシングル。
    全米シングルチャートで20位だったこの曲のMVでは彼のサーフィン姿が堪能できます。

⇒さて、ハワイと言って思い出すミュージシャンは・・・?
そうです。この「坂番」にもゲスト出演してくれた、あのウクレレ奏者です!
  ♪フラガール/ジェイク・シマブクロ
   *2006年に公開された映画『フラガール』のテーマソング。
   *坂番には2008年12月にゲスト出演。

⇒続いては、ウクレレが使われた大ヒット曲に繋げます。
アメリカ・サンフランシスコ出身のソフトロックバンドが2010年に発表し全米3位まで上昇した曲です。
  ♪ヘイ・ソウル・シスター(Hey,Soul Sister) /トレイン
   *この曲はグラミー賞≪最優秀ポップボーカル賞≫を受賞。

⇒次は、バンド名【トレイン(train)】から直球の連想でこの曲に繋げてみました。
  ♪Choo Choo TRAIN/ZOO
   *1991年リリース。JR東日本≪JR SKi Ski≫のCMソングとして大ヒット。
    2003年には、EXILEがカバーし大ヒットさせています。

⇒続いても「トレイン」から連想して・・・この名曲に繋げてみました。
  ♪駅/竹内まりや
   *1986年に、竹内まりやさんが中森明菜さんに提供した曲。
    翌1987年には、竹内まりやさんがセルフカバーとしてシングル発売。


★次回は【竹内まりや「駅」】から連想する曲でスタート!

2023年06月09日〜06月12日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第267回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今日は、リードボーカリストが後にソロになって成功した2組でしたね。
バンド指向、というか、バンドでしか活動しようがない僕らにとっては、ソロでずっとやって行くなんて考えられませんが、 当時はソロへの布石としてバンド活動していた人も多かったのです。

今回は「ラ」で始まるアーティストの3回目。ラインナップは・・・・

『ラヴィン・スプーンフル(The Lovin' Spoonful)』
★1960年代初め、ニューヨークで結成された4人組フォークロックバンド【マグワンプス(The Mugwumps)】のキャス・エリオットとデニー・ドハーティが 【ママス&パパス】へ参加。
そして残りの2人、リードボーカルをはじめソングライティング、ギター、 ハーモニカ担当のジョン・セバスチャンとカッティングの名手だったギタリストのザル・ヤノフスキーを中心にドラムとベースが加わり結成されたのが 【ラヴィン・スプーンフル】。
まずは、1965年の結成後すぐにリリースされた有名なデビューヒットシングルを。
  ♪魔法を信じるかい?(Do You Believe in Magic?)
   *1965年・全米9位。
★1965年8月発表のデビュー曲「魔法を信じるかい?」が大ヒットし幸先のいいスタートを切った【ラヴィン・スプーンフル】。
翌1966年リリースの2ndアルバム『デイドリーム』からは、タイトル曲が大ヒット。
ジャグ・バンド出身だったジョン・セバスチャンの本領発揮といった作品となっています。
  ♪デイドリーム(Daydream)
   *1966年・全米2位。
★1965年11月にデビューアルバム『魔法を信じるかい?』を発表し、1966年3月に2ndアルバム『デイドリーム』をリリース。
そして同年(1966年)11月に3枚目のアルバム『ハムズ・オブ・ザ・ラヴィン・スプーンフル(Hums of the Lovin' Spoonful)』をリリース。
なんと1年間に3枚のアルバムをリリースし、シングルもアルバム未収録2曲を含む9曲を発表。
その中から、彼らにとって初の全米ナンバーワン・シングルとなった曲を。
  ♪サマー・イン・ザ・シティ(Summer in the City)
   *1966年・全米1位。
★絶好調だった【ラヴィン・スプーンフル】ですが翌年(1967年)にオリジナルメンバーのザル・ヤノフスキーが脱退。
後任として【モダン・フォーク・カルテット】にいたジェリー・イエスターが加入しのアルバム『エヴリシング・プレイング(Everything Playing)』を発表。
しかし結果はそれまでの売り上げにはほど遠く、翌1968年に中心人物のジョン・セバスチャンも脱退。
これをきっかけに、バンドは方向性を失い解散しています。

『ラズベリーズ(Raspberries)』
★1970年、オハイオ州クリーブランドで結成されたポップロックバンド。
エリック・カルメンを中心に、ビートルズなどのポップな音楽性を継承しつつ適度にハードなサウンドを展開。
(のちに、バッドフィンガーと共に“元祖パワーポップ”として再評価されています)
まずは彼らの代表曲ともなった2枚目のシングルを。
  ♪ゴー・オール・ザ・ウェイ(Go All The Way)
   *1972年・全米5位。
   *この曲を含むデビューアルバムの『ラズベリーズ』は、
    ジャケットにふれるとラズベリーの香り がする特殊加工が施され、当時話題となりました。
★彼らの最大の魅力は ≪ハードでポップなサウンドに、エリック・カルメンのウェットで哀愁のあるボーカル≫。
続いては1972年発表の2ndアルバム『フレッシュ(Fresh)』から、シングルカットされた2曲を。
  ♪明日を生きよう(I Wanna Be With You)
   *1973年・全米16位。
  ♪レッツ・プリテンド(Let's Pretend)
   *1973年・全米35位。
★高い音楽性で業界内のファンも多かった【ラズベリーズ】でしたがレコード会社の戦略だった“アイドル路線”が裏目に出て、デビューわずか3年で解散。
【ラズベリーズ】にとって最後のヒットとなったのがこの曲です。
  ♪オーバーナイト・センセーション(Overnight Sensation)
   *1974年・全米18位。
★1975年のグループ解散後、中心人物のエリック・カルメンはソロデビュー。
アルバム『サンライズ(Eric Carmen)』からのシングル「オール・バイ・マイセルフ」(全米2位)、 「恋にノータッチ(Never Gonna Fall in Love Again)」(全米11位) と、ヒット曲を次々に放っています。

2023年06月02日〜06月05日放送

『坂番連想音楽会』

第49回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

そうでしたか。フィル・コリンズが2代目ボーカルだった「ジェネシス」が、 初代ボーカルのピーター・ガブリエルさんのソロ曲に、 1位の座を奪われてしまったのですね。
色んな因縁があるのが音楽業界の面白いところですな。
POCO、また聞いてみようっと。

今回は、前回最後にかけた曲【ケニー・ロギンス「デンジャー・ゾーン」】から連想する曲でスタート。

⇒ものすご〜くヒットした!と思われた「デンジャー・ゾーン」ですが、実はチャート的には1986年の全米2位が最高記録。
大ヒット映画『トップガン』の主題歌だったので、そりゃ絶対に1位は獲るでしょ!?と、業界も方も、ファンの皆さんも思ったのですがなんと、 この曲に1位を阻止されてしまったのです!
ということで、今回は「デンジャー・ソーン」の1位獲得を阻止した曲に繋げてみました。
  ♪スレッジハンマー/ピーター・ガブリエル
   *ピーター・ガブリエルは【ジェネシス】の初代ボーカリスト。(2代目はフィル・コリンズ)
    ソロとなり、1986年7月26日付の全米シングルチャートで1位を獲得した曲。

⇒続いては、フィル・コリンズが2代目ボーカリストとなった【ジェネシス】のヒット曲に繋げます。
実はこのヒット曲、1986年7月19日付の全米シングルチャートで1位でしたが、
翌週(7/26付)のチャートで先ほどのピーター・ガブリエル「スレッジハンマー」によって1位を奪い取られてしまった…という曲です。
  ♪インヴィジブル・タッチ/ジェネシス

⇒この「インヴィジブル・タッチ」、ヒットしていた頃には某化粧品のTVコマーシャルで使われたりしていましたが、 そのヒット後20年以上たってから小倉智昭さん司会の朝のワイド番組のオープニングテーマとして2009年〜2011年まで使われていました。
ということで、次に繋げるのは、その朝ワイドの初代テーマ曲です。
  ♪ヴェロニカ/エルヴィス・コステロ
   *エルヴィス・コステロとポール・マッカートニーとの共作。

⇒続いては、エルヴィス・コステロの奥さんである、カナダ出身のジャズシンガー、ダイアナ・クラールの曲に繋げます。
彼女が2015年に発表したカバーアルバム『ウォールフラワー』の中から、 【イーグルス】のティモシー・B・シュミットがリードボーカルをとっていた曲のカバーです。
  ♪言い出せなくて(I Can't Tell You Why)/ダイアナ・クラール

⇒この「言い出せなくて」のオリジナルは【イーグルス】のアルバム『ロング・ラン』(1979)からのシングル曲。
ランディ・マイズナー脱退後に【イーグルス】に加入したティモシー・B・シュミットが、ドン・ヘンリー&グレン・フライの曲作りに参加し、 リードボーカルも担当した曲。
ということで、次はこのティモシー・B ・シュミットから連想して、彼が【イーグルス】の前に参加していた伝説のグループが1975年に放ったヒット曲に繋げました。
  ♪キープ・オン・トライン(Keep on Tryin')/ポコ
   *リードボーカルはティモシー・B・シュミット。1975年・全米50位。
   *ちなみに、スティーヴン・スティルス&リッチー・フューレイが中心となり、ニール・ヤングなどが加わったバンド
    【バッファロー・スプリングフィールド】が1968年に解散した後、
    リッチー・フューレイとジム・メッシーナが、ランディ・マイズナー、ラスティー・ヤング等を誘って結成したのが【ポコ(Poco)】。
    ランディはデビュー前に脱退、その後任として加入したのがティモシー・B・シュミットでした。

⇒続いては【ポコ(Poco)】というバンド名から連想。
【ポコ(Poco)】は、スペイン語の「少しの、ちょっと」(英語の"Little""Few")から由来しているとか・・・。
で、この【Poco】の反対語が、英語でいうと"Many""Much"、スペイン語では「ムーチョ(Mucho)」ということで、この曲を選んでみました!

  ♪恋してムーチョ/TUBE
   *1994年発表、通算19枚目のシングル。

★次回は【TUBE「恋してムーチョ」】から連想する曲でスタート!

2023年05月26日〜05月29日放送

ゲスト:玉井詩織さん(ももいろクローバーZ)

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

久々の女性ゲストは今、お台場フォーク村で僕の相方をやってくれてる玉井くんでした。
フォーク村では「しおこうじ」コンビで色んな曲を毎月歌ってますが、今回、生でも2曲ハモってみました。
新曲を毎月1曲ずつ、12ヶ月出し続ける玉井くんをぜひ応援してあげて下さいね。

今回は、2016年に【ももいろクローバーZ】のとしてご出演して頂いて以来、約7年ぶりのゲスト出演となる玉井詩織さんをお迎えしました。

現在、玉井さんはソロプロジェクト≪SHIORI TAMAI 12Colors≫が進行中!
今年1月から12ヶ月連続で毎月20日に新曲をDigital Release。
玉井さんが決めたテーマカラーに沿った衣装・シチュエーションで撮られた12シーンの写真を基に12曲の新曲をリリース。
同時にグッズも毎月発売とのこと。

そして三宅裕司氏が率いる「東京喜劇 熱海五郎一座」による舞台『幕末ドラゴン〜クセ強オンナと時をかけない男たち〜』にゲスト出演。
 出演・構成・演出/三宅裕司
 出演/渡辺正行、ラサール石井、小倉久寛、春風亭昇太、東貴博・深沢邦之(交互出演)
 ゲスト出演/壇れい、玉井詩織
 公演日程 → 5月31日(水)〜6月25日(日)
 会場 → 新橋演舞場(東京都中央区銀座6-18-2)

さらに11月25日(土)〜12月3日(日)には、東京・明治座にて『第2回ももクロ一座 特別公演』が開催。
 主演/玉井詩織
 出演/≪ももいろクローバーZ≫百田夏菜子、高城れに、佐々木彩夏、オラキオ、彩羽真矢、大友康平ほか

また、≪ももいろクローバーZ 15周年ツアー≫も予定されています。
 7/16 兵庫県・神戸国際会館こくさいホール
 7/17 愛知県・日本特殊陶業市民会館フォレストホール
 8/5、6 東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ
 9/9  福岡県・北九州ソレイユホール
 9/10 広島県・福山リーデンローズ
 9/14、15  大阪府・大阪国際会議場(グランキューブ大阪)メインホール
 9/18 宮城県・名取市文化会館大ホール
 9/23 新潟県・新潟テルサ
 10/14、15 東京都・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナ

舞台やLIVEの詳細は≪ももいろクローバーZ≫オフィシャルサイトでご確認ください。
 https://www.momoclo.net

今回番組内でご紹介した曲は
 ♪Spicy Girl / 玉井詩織(SHIORI TAMAI 12Colorsの5月曲)
 ♪いちごいちえ / ももいろクローバーZ(結成15周年記念ソング)

さらに玉井詩織さん×坂崎さん(「しおこうじ」コンビ)で
『しおこうじ玉井詩織×坂崎幸之助のお台場フォーク村NEXT』オリジナル楽曲
 ♪歌はどこいったの
 ♪優しい風
を生演奏して頂きました。

2023年05月19日〜05月22日放送

『坂番連想音楽会』

第48回

写真:坂崎幸之助 生産台数がいちばん落ち込んだ82年製のMartin D-28

坂崎さんから:

当時はインストゥルメンタル曲でもNo.1になったりしていましたねぇ。
最近では歌がメインなのでイントロや間奏もいらない、なんて若者もいるようですが、楽器も音楽の一つ。
音を楽しんでほしいなぁ。

今回は、前回最後にかけた曲【ザ・ワイルド・ワンズ「青空のある限り」】から連想する曲でスタート。

⇒往年のGSファンの皆さんにとっては常識だと思いますが【ザ・ワイルド・ワンズ】というグループ名の名付け親は、 加瀬邦彦さんと、以前から親交のあった加山雄三さん。何でも星占いで“ザ・ワイルド・ワンズ(=野性児たち)”と命名したそうです。
ということで、加山さんがザ・ワイルド・ワンズの演奏で放ったヒット曲に繋げてみました。
  ♪二人だけの海/加山雄三
   *1967年発表。作詞/岩谷時子、作曲/弾厚作

⇒続いては「二人だけの海」という曲名から「海」の連想で繋げていきます。
「海」を英語にすると「Sea」、もしくは「Ocean」ですが・・・今回は「オーシャン」に繋げてみました。
  ♪オーシャン・ブルー/稲垣潤一
   *1984年発売のシングル。
   *作詞・作曲・コーラス/松任谷由実、編曲/松任谷正隆

⇒続いても曲名から連想を広げていきます。
「オーシャン・ブルー」から“ブルー”繋がりでアメリカの往年のスタンダードナンバー「マイ・ブルー・ヘヴン(邦題:私の青空)」へ!
この曲は日本でも榎本健一さん(エノケンさん)をはじめ、高田渡さん等、沢山の方がカバーされていますが、今日はこの方のカバーで。
  ♪私の天竺 My Blue Heaven /大滝詠一
   *2016年リリースのアルバム『DEBUT AGAIN』収録。

⇒大滝さんは「私の天竺」というタイトルでカバーしましたが、元々の邦題は「私の青空」。
ということで、「空」といえば「飛行機」を連想しまして、昔、航空会社のコマーシャルにも使われたこともあるこの大ヒット曲へ!
  ♪愛のテーマ(Love's Theme)/ラヴ・アンリミテッド・オーケストラ
   *1974年・全米1位を記録。
   *バリー・ホワイト(指揮・編曲)が中心になって結成した
    ディスコ・ミュージックのためにスタジオミュージシャンが集まったオーケストラ。

⇒「愛のテーマ」が航空会社のコマーシャルにも使われていたということで、このまま「飛行機」繋がりで連想!
この飛行機を動かすのは“操縦士・パイロット”ということで、こんな曲に繋げてみました。
  ♪マジック/パイロット
   *1975年・全米5位を記録。プロデュースはアラン・パーソンズ。

⇒続いてはグループ名「パイロット」から連想して・・・あの大ヒット映画『トップガン』のサントラからの大ヒット曲に繋げました!
  ♪デンジャー・ゾーン/ケニー・ロギンス
   *1986年・全米2位を記録。
   *作詞/トム・ホイットロック、作曲・プロデュース/ジョルジオ・モロダー
   *この曲、最初は【TOTO】に歌ってもらう予定でしたが、金銭面をはじめ法的な折り合いがつかずダメに。
    その後【ジェファーソン・スターシップ】やコリー・ハート、
    【REOスピードワゴン】のケヴィン・クローニンなどに依頼しましたが上手くいかず、
    最終的に、当時「フットルース」を大ヒットさせていたケニー・ロギンスが歌うことになったそうです。


★次回は【ケニー・ロギンス「デンジャー・ゾーン」】から連想する曲でスタート!

2023年05月12日〜05月15日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第266回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

「ラ」の2回目でしたね。
今回は2グループだけでしたが、皆さんの知ってる曲もあったのでは?ラヴァーボーイも当時、 なんとなく聞いていたような気がします。
さぁラ行、どこまで長引くのか、お楽しみに。

今回は「ラ」で始まるアーティストの2回目。ラインナップは・・・・


『ライチャス・ブラザーズ(The Righteous Brothers)』
★1962年にロサンゼルスで結成された“元祖ブルー・アイド・ソウル”の男性デュオ。
メンバーは、ビル・メドレー(バリトン) と ボビー・ハットフィールド(テナー)の2人で1963年にレコードデビュー。
最初はヒットに恵まれませんでしたが、フィル・スペクターが設立したレコード会社“フィレス・レコード(Philles Records)”に移籍すると、 フィル・スペクターの手腕&ヒットメーカーとしての人気もあって1964年には彼らにとって最初の大ヒットとなる曲が誕生しました。
  ♪ふられた気持(You've Lost That Lovin' Feelin')
   *1964年12月発表、翌1965年2月に初の全米1位を獲得。
★この「ふられた気持」のヒットをきっかけに次々にシングルヒットが生まれています。
  ♪アンチェインド・メロディ(Unchained Melody)
   *1965年・全米4位。
   *25年後の1990年には映画『ゴースト/ニューヨークの幻』で使われリバイバルヒットし全米13位まで上昇。
  ♪ひき潮(Ebb Tide)
   *1966年・全米5位を記録。
   *元々は1953年に発表されたインストゥルメンタルのスタンダードナンバー。
    その後、歌詞が付けられ数々の歌手・コーラスグループがカバーしています。
★このあと、フィル・スペクターと別れレコード会社を移籍。
移籍第1弾としてリリースしたシングルは、彼らにとって2曲目となる全米ナンバーワンに輝いています。
  ♪ソウル・アンド・インスピレイション(Soul And Inspiration)
   *1966年・全米1位を獲得。
★この曲の大ヒットから3年後、1969年の終わりにビル・メドレーがソロとして独立。
グループは新メンバーを加えたりしましたが、ほぼ解散状態。
そして1974年にオリジナルメンバーで再結成。「ロックンロール・ヘヴン」という曲をヒットさせましたが、その後また低迷期が続き、 1990年に「アンチェインド・メロディ」のリバイバルヒットをきっかけに再再結成。
しかし2003年にボビー・ハットフィールドが亡くなったためグループの存続は絶たれています。

『ラヴァーボーイ(Loverboy)』
★1978年にカナダのバンクーバーで、数々のバンドを転々としていたギターのポール・ディーンと、実力派のボーカリスト、 マイク・レノが【スティーリー・ダン】のスタイルを真似たスタジオ・レコーディング・デュオを結成。
この2人を中心にキーボード、ドラムス、ベースの3人が加わり1980年にトロントで5人組のロックバンド【ラヴァーボーイ】としてデビュー。
1stアルバム『ラヴァーボーイ(Loverboy)』は、全米13位。売り上げ200万枚を記録。
翌1981年の2ndアルバム『ゲット・ラッキー(Get Lucky) 』からシングルカットされた曲は日本でも大ヒットしています。
  ♪それ行け!ウィークエンド(Working For The Weekend)
   *リリースの翌年1982年・全米29位まで上昇。
★1983年の3rdアルバム『ホット・ガールズ(Keep It Up)』からはシングル「ホット・ガールズ(Hot Girls in Love)」がヒット。
そして1985年、通算4枚目のアルバム『ラビング・エヴリ・ニット(Lovin'Every Minute of It)』からは初のトップ10ヒットが誕生。
  ♪ラビング・エヴリ・ミニット(Lovin' Every Minute of It)
   *1985年・全米9位。
  ♪ディス・クッド・ビー・ザ・ナイト(This Could Be The Night)
   *1986年・全米10位。
   *【ジャーニー】のジョナサン・ケインと、ラヴァーボーイのメンバーが共作した初のバラードヒット。
★結成から42年、現在もバンクーバーを拠点にグループは活動を続けているそうです。

2023年05月05日〜05月08日放送

『坂番連想音楽会』

第47回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

まわりのミュージシャン仲間たちは、当時「スタッフ」とか、 「ティンパン」とか「ミカバンド」とかの演奏をウォークマンに入れて、移動中も必死に聞いてたなぁ。
お手本になる演奏をコピーして、自分のものにしていくのが、一番上手くなる、と思っていた時代の話しでした。

今回は、前回最後にかけた曲【ウルフルズ「ガッツだぜ!!」】から連想する曲でスタート。


⇒聞くところによると、トータス松本氏いわく…「ガッツだぜ!!」のサビ部分「♪ガッツだぜ!パワフル魂〜ガッツだぜ!すいもあまいも〜♪」は、 あの大ヒットしたディスコナンバーからインスパイアされた…んだとか。ということで、その大ヒット曲に繋げてみました。
  ♪ザッツ・ザ・ウェイ/KC&ザ・サンシャイン・バンド
   *1975年・全米1位。

⇒次に繋げる曲は…シンプルに「ザッツ・ザ・ウェイ」と同じ年、1975年に全世界で大ヒットとなったこのディスコナンバー!!
  ♪ハッスル/ヴァン・マッコイ&ザ・ソウル・シティ・シンフォニー
   *1975年・全米1位。
   *日本の洋楽シングルチャートでも19週連続1位を記録。

⇒この「ハッスル」の演奏に参加していた腕利きのミュージシャン=スタジオミュージシャン達は、ベース:ゴードン・エドワーズ、 ドラムス:スティーヴ・ガッド、キーボード:リチャード・ティー、ギター:エリック・ゲイルの4人。
で、この4人にギター:コーネル・デュプリーとドラマー:クリス・パーカーが加わって結成されたのが【スタッフ】というフュージョンバンド。
1976年リリースのデビューアルバム『スタッフ!!』からの1曲は日本でも某音楽番組のテーマ曲としても使われ広く知られるようになりました。
  ♪いとしの貴方(My Sweetness)/スタッフ

⇒続いては、この【スタッフ】のツインドラムの1人:クリス・パーカー以外の5人がレコーディングに参加した、 カーリー・サイモンのヒット曲に繋げてみました。
  ♪ユー・ビロング・トゥ・ミー(You Belong To Me)/カーリー・サイモン
   *1978年・全米6位を記録した、カーリー・サイモンとマイケル・マクドナルドの共作。
   *演奏には【スタッフ】の5人に加えて、サックス:デヴィッド・サンボーン、
    当時のダンナだったジェームス・テイラーがバッキングボーカルで参加。

⇒続いての曲ですが・・・カーリー・サイモンが1945年6月25日生まれということで同じ誕生日の方のヒット曲です。
歳はカーリー・サイモンより3歳下ですが来月75歳を迎える、この男性シンガーです!
  ♪危険なふたり/沢田研二
   *沢田さんは1948年6月25日生まれ。

⇒「危険なふたり」は、1973年に沢田さんのソロとして初のシグルチャート1位を記録。作詞は安井かずみさん、作曲は加瀬邦彦さん。
ということで、同じく作詞:安井かずみさん、作曲:加瀬邦彦さんコンビによる1967年のヒット曲に繋げてみました。
  ♪青空のある限り/ザ・ワイルド・ワンズ
   *1967年発表、リードボーカルはドラムの植田芳暁さん。


★次回は【ザ・ワイルド・ワンズ「青空のある限り」】から連想する曲でスタート!

2023年04月28日〜05月01日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第265回

写真:坂崎幸之助 静岡県清水区の「フェルケール博物館」での
坂崎幸之助コレクション展「和ガラスに抱かれて」は5月7日までです。

坂崎さんから:

産業ロックなんて言葉があったねぇ。ヨーロッパもその代表だったのかなぁ。今では死語になってることでしょう。
若い子は知らないと思うし、知らなくてもOK。
ライオネル・リッチーさん、改めてスゴかったのですね。
No.1だらけ。顔も大きいし、体も大きい。

今回は「ヨ」で始まるアーティスト、そして「ラ」で始まるアーティストへ突入。ラインナップは・・・・

『ヨーロッパ(EUROPE)』
★1979年にボーカルのジョーイ・テンペストを中心に結成されたスウェーデンのハードロックバンド。
結成当初は【フォース(FORCE)】というグループ名でしたが、1982年のレコード会社との契約をきっかけに【ヨーロッパ(EUROPE)】に改名。
翌1983年にアルバム『幻想交響詩』でデビュー。本国スウェーデンではアルバムチャート8位を記録。
1984年の2ndアルバム『明日への翼』でヨーロッパ、日本でも注目を浴び、 1986年発売の3枚目のアルバムは全米でも最高8位を記録、全世界でビッグセールスを記録しています。
  ♪ファイナル・カウントダウン(The Final Countdown)
   *3枚目のアルバム『The Final Countdown』からのシングル曲。
   *1987年・全米8位、全世界25ヶ国で1位を記録(日本の洋楽シングルチャートでも1位)
    シングル売り上げも780万枚以上と、彼らの代表曲となっています。
★1986年にリリースされ、これまで全世界で1500万枚以上のセールスを記録しているアルバム『ファイナル・カウントダウン(The Final Countdown)』。
ここからは、アルバムタイトル曲のヒットだけでなく彼らにとって最大のシングルヒットも生まれています。
  ♪キャリー(Carrie)
   *1987年・全米3位。
★この「キャリー」ヒットのあとメンバーの脱退などもあって低迷。1992年に活動停止。
それから7年後、1999年の大晦日に本国スウェーデンで1回限りとなる再結成ライヴ『The Final Countdown“Rock The Night”』を開催。
2003年にはオリジナルメンバーで再活動をスタートしライヴを中心にアルバムもコンスタントにリリースしています。

「ヨ」で始まるアーティストは以上1組だけ。続けて「ラ」で始まるアーティストの1回目に突入です。

『ライオネル・リッチー(Lionel Richie)』
★1949年6月20日、アメリカ・アラバマ州生まれのシンガーソングライター(73歳)。
1974年に【コモドアーズ】の中心メンバーとしてデビューし、1982年からはグループを離れソロアーティストとして活動。
これまで数々のシングルヒットを放っています。
ちなみにコモドアーズ時代に全米1位を獲得した曲は・・・・
1978年「永遠(とわ)の人へ捧げる歌(Three Times A Lady)」
1979年「スティル(Still)」
コモドアーズ在籍中(1981年に)ソロとしてダイアナ・ロスとのデュエットで「エンドレス・ラヴ(Endless Love)」・・・と3曲が全米1位を記録。
その後ソロになってからの最初の全米1位となった曲は、グラミー賞「最優秀男性ポップボーカル賞」を受賞しています。
  ♪トゥルーリー(Truly)
   *1982年・全米1位。
★翌1983年にリリースされた2ndアルバム『オール・ナイト・ロング(Can't Slow Down)』は全米アルバムチャートで1位に輝きました。
ここからシングルカットされた曲、2曲が全米シングルチャート1位を獲得しています。
  ♪オール・ナイト・ロング(All Night Long)
   *1983年・全米1位。
  ♪ハロー(Hello)
   *1984年・全米1位。
★リリースしたアルバム、シングル、さらに他のアーティストに提供した曲も大ヒット!と絶好調のライオネル・リッチー。
1985年にはマイケル・ジャクソンとの共作で、USAフォー・アフリカ「We Are The World」を作曲、2000万枚以上のセールスを記録。
この「We Are The World」に続いて作った、映画『ホワイトナイツ(白夜)』の主題歌も全米ナンバーワンとなっています。
  ♪セイ・ユー・セイ・ミー(Say You,Say Me)
   *映画『ホワイトナイツ(白夜)』の主題歌で1985年の全米シングルチャートで1位を獲得。
   *アカデミー賞で「最優秀歌曲賞」受賞。
★このヒットのあと、喉の調子をくずしたり、私生活でもいろいろあって(離婚した元妻から請求された慰謝料25億円ともいわれる支払い…など) 10年ほど低迷したライオネル・リッチーですが、1996年から復帰。意欲的にアルバムを発表しライヴ活動も行なっています。

2023年04月21日〜04月24日放送

『坂番連想音楽会』

第46回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

タートルはカメ全般で、主にウミガメやミズガメ。
トータスはリクガメです。
日本にはリクガメはいないので(ペットとしてはいますが野生ではおりません)あまり馴染みがないのかもしれませんね。
音楽には全く関係のない話でした。スマン!!

今回は、前回最後にかけた曲【ニール・ダイアモンド「アイム・ア・ビリーバー」】から連想する曲でスタート。

⇒ニール・ダイアモンドが生まれ育ったのはニューヨークのブルックリン。高校時代には、合唱部に所属していたそうなんですが・・・
なんと、あの女性シンガーが彼と同級生で、同じ合唱部に在籍していたそうです!
ということで、その女性シンガーの初の全米No.1ヒット曲に繋げました。
  ♪追憶(The Way We Are)/バーブラ・ストライサンド
   *バーブラ・ストライサンド主演の映画『追憶』の主題歌で、1974年・全米1位を獲得。

⇒映画『追憶』でバーブラ・ストライサンドの相手役を務めたが、当時売り出し中だったロバート・レッドフォード。
ということで、続いてはロバート・レッドフォードの出世作となった映画『明日に向かって撃て』(主演/ポール・ニューマン)の主題歌へ!
  ♪雨にぬれても(Raindrops Keep Fallin' On My Head)/B.J.トーマス 
   *1969年発表、翌1970年に全米1位を記録。
   *作曲は今年の2月8日に94歳で亡くなったバート・バカラック、作詞はハル・デヴィッド。

⇒続いては1969年の映画『明日に向かって撃て』に続いて、1973年にポール・ニューマンとロバート・レッドフォードがコンビを組み、 大ヒットした映画『スティング』のテーマ曲に繋げてみました。
  ♪ジ・エンターテイナー(The Entertainer) /マーヴィン・ハムリッシュ
   *映画公開の翌年1974年に全米3位まで上昇。
   *グラミー賞≪最優秀ポップ・インストゥルメンタル賞≫、アカデミー賞≪最優秀編曲・歌曲賞≫を受賞。

⇒次は、この『スティング』という映画のタイトルからストレートに繋げました。彼の初の(ソロ)シングルヒット曲です。
  ♪セット・ゼム・フリー(If You Love Somebody Set Them Free)/スティング
   *1985年・全米3位。

⇒この「セット・ゼム・フリー」は、スティングの1stソロアルバム『ブルー・タートルの夢(The Dream of the Blue Turtle)』に収録、 オープニングを飾っていた曲ですが・・・続いては、このアルバムのタイトルから「タートル」繋がりで、このグループの曲へ!
  ♪ハッピー・トゥゲザー(Happy Together)/タートルズ
   *1967年・全米1位。

⇒ちなみに「タートル(Turtle)」は亀の総称で、どちらかというと「ミズガメ、ウミガメ」を指しますが、 「リクガメ」は英語で「トータス(Tortoise)」と言います。
ということで、トータス松本率いる、あのバンドの代表曲に繋げました。
  ♪ガッツだぜ!!/ウルフルズ
   *1995年のウィークリーチャートで6位を記録。


★次回は【ウルフルズ「ガッツだぜ!!」】から連想する曲でスタート!

2023年04月14日〜04月17日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第264回

写真:坂崎幸之助 新しい相棒が出来ました。
頼りになるヤツ!ライカQ2"Reporter"

坂崎さんから:

ユーライア・ヒープは高見沢に教えてもらってから、人形町のアパートでよく聞いてたなぁ。
ハードロックとは言え、コーラスが上手くて、カッコ良いので大好きでした。 何度かステージでもやったことあったかなぁ。
デビューが同時期のバンド「ハリマオ」が上手かったなぁ。

今回は「ユ」で始まるアーティストの3回目。ラインナップは・・・・

『UB40』
★1978年にイギリス・バーミンガムで結成されたレゲエ・ポップ・バンド。
本国イギリスでは、1980年発表のデビュー作『サイニング・オフ(Signing Off)』から3作連続でアルバムが大ヒット。
その勢いのまま、1983年4枚目のアルバム『レイバー・オブ・ラヴ(Labour of Love)』が初の全英1位を獲得。
全米でも15位と初めてのチャートインを果たしています。
  ♪レッド・レッド・ワイン(Red Red Wine)
   *アルバム『Labour of Love』からのシングル曲。
   *1983年に全英シングルチャートでも1位を獲得。」
   *全米では1984年にシングル発売されシングルチャートは最高34位でしたが、
    1988年のネルソン・マンデラ生誕70歳のコンサートに出演した際にこの曲を披露、
    シングルを再発。初の全米1位を獲得することに!
   *ちなみに、この曲はニール・ダイアモンド作でニール本人も1968年にシングルを発売。
★この「レッド・レッド・ワイン」の大ヒットに続き【ソニー&シェール】や【テンプテーションズ】等のヒット曲を次々にレゲエでカバーしグループとしての人気も、 CDなどのセールスも順調に延ばしていきました。
そして1993年に、エルヴィス・プレスリーの大ヒットをカバーした曲が、当時大人気の女優シャロン・ストーン主演の映画『硝子の塔』 に使われたこともあり各国で大ヒットとなっています。
  ♪好きにならずにいられない(Can't Help Falling in Love)
   *1993年に全英&全米シングルチャート1位を獲得。

『ユーライア・ヒープ(Uriah Heep)』
★1969年にイギリス・ロンドンで結成された5人組のハードロックバンド。
1970年にアルバム『ユーライア・ヒープ・ファースト』でデビューし、1971年には2ndアルバム『ソールズベリー』発表。
この2枚は、本国はおろかアメリカでも不発。但し、フィンランドだけは大ヒットを記録。
しかし、同年(1971年)の秋に満を持して発表した3枚目のアルバム『対自核』が、のちに彼らの代表作となりました。
  ♪対自核(Look at Yourself)
   *1971年・全英アルバムチャート最高39位、全米最高93位を記録した
    アルバム『対自核』からのタイトルトラック。
    フィンランド ではアルバムチャート初の1位。日本では5位を記録。
★このアルバム『対自核』に続き、1972年リリースの『悪魔と魔法使い』からは、 彼らのシングルとしては全米で最高のチャート39位を記録するヒットが生まれています。
  ♪安息の日々(Easy Livin')
   *アルバム『悪魔と魔法使い』は全英チャートで11週トップ100入りし最高20位を記録。
    全米チャートでは23位に達しています。
★1970年代中頃、全盛期を迎えた【ユーライア・ヒープ】ですが、1980年代半ばまでは激しいメンバー交代を繰り返しました。
ただ、それ以降はほぼ固定メンバーで活動。
2020年には、オリジナルメンバーの2人が相次いで亡くなり現在は唯一のオリジナルメンバーであるギターの“ミック・ボックス” 率いる5人組としてバンドは存続しています。

『ユーリズミックス(Eurythmics)』
★ダスティ・スプリングフィールドやベイ・シティ・ローラーズでお馴染みの「二人だけのデート」をカバーヒットさせた【ザ・ツーリスツ(The Tourists)】。
この【ザ・ツーリスツ】の中心メンバー2人(アニー・レノックスとデイヴ・スチュワート)がバンド解散後すぐに結成したユニットが【ユーリズミックス】。
1981年発表のデビューアルバムこそ不発でしたが、1983年リリースの2ndアルバム『スイート・ドリームス(Sweet Dreams)』は全英3位(全米15位)と大ヒット。 アルバムと同名のシングルは彼らにとって初の全米ナンバーワンに輝いています。
  ♪スイート・ドリームス(Sweet Dreams)
   *1983年に全米シングルチャート1位、全英2位を記録。
★ブルー・アイド・ソウルな“アニー・レノックス”のボーカルと“デイヴ・スチュワート”が構築するクールなエレクトリック・サウンド。
そして全盛期のMTVに合わせた独特のミュージックビデオの影響もあってアルバム&シングルが次々にヒット。
1985年の4枚目のアルバム『ビー・ユアセルフ・トゥナイト(Be Yourself Tonight)』からの2ndシングルは、全英チャート初のナンバーワンを獲得。
  ♪ゼア・マスト・ビー・アン・エンジェル(There Must Be an Angel)
   *1985年の全英シングルチャートで1位、全米では22位を記録。
   *スティーヴィー・ワンダーがハーモニカで参加したことでも話題となりました。
★この曲のヒットから5年後、1990年に【ユーリズミックス】は解散。それぞれソロとしての音楽活動をスタートさせています。

2023年04月07日〜04月10日放送

『坂番連想音楽会』

第45回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

なじみのある曲ばかりの今回でしたが、シーカーズのジョージー・ガールは、僕の「胸キュン」ソングのひとつ。
中学時代の、まだまだ思春期の自分を思い出させてくれる一曲です。
ニール・ダイアモンドの「アイム・ア・ビリーバー」も良きです。

今回は、前回最後にかけた曲【ジグソー「Sky High」】から連想する曲でスタート。

⇒“スカイ・ハイ”=“空高く”という意味なので、空高く、さらに高く!・・・ということで、 サビ部分が♪さあ、今、銀河の向こうに飛んでゆけ〜♪でおなじみのこの曲に繋げてみました。
  ♪出発(たびだち)の歌 −失われた時を求めて−/上條恒彦+六文銭
   *1971年11月発売。作詞/及川恒平、作曲/小室等、編曲/木田高介。
   *第2回世界歌謡祭でグランプリ受賞。

⇒続いては「出発(たびだち)の歌」のサビ部分♪銀河の向こうに飛んでゆけ〜♪から素直に連想。
今年2月に(85歳で)お亡くなりになった“松本零士さん”を偲んでこの大ヒットに繋げました。
  ♪銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)/ゴダイゴ
   *1979年リリース。映画『銀河鉄道999(THE GALAXY EXPRESS 999)』主題歌。

⇒続いてもシンプルに“銀河(GALAXY)”からこの曲を連想!
  ♪宇宙の彼方へ(More Than A Feeling) /ボストン
   *1976年に全米5位を記録したデビューシングル。

⇒この「宇宙の彼方へ」がヒットした頃、バンド紹介で必ず出てきたキーワードが、リーダー“トム・ショルツ”の出身大学、 理工系の最高峰ともいうべき「マサチューセッツ工科大学」でした。
ということで、この大学名から、これまたストレートにこの曲へ。
  ♪マサチューセッツ/ビージーズ
   *1967年・全英1位、全米11位。
   *作詞・作曲はバリー、ロビン、モーリスのギブ3兄弟。リードボーカルはロビン。

⇒実はこの「マサチューセッツ」、元々はオーストラリアのコーラス・グループ【ザ・シーカーズ】のために書かれたもの。
ですが【ザ・シーカーズ】が翌年に解散することが決まっていたことから録音されなかったそうです。
そこで【ビージーズ】が録音し、全英・全豪1位を記録。世界中では500万枚を超える大ヒットとなりました。
ということで、続いては、その【ザ・シーカーズ】最大のヒット曲に繋げてみました。
  ♪ジョージー・ガール/ザ・シーカーズ
   *1966年リリース。
   *本国オーストラリアでは1位、全英3位を記録。

⇒この「ジョージー・ガール」は1966年終わりにリリースされ大ヒット!
全米シングルチャート1位確実!と思われましたが、当時、圧倒的な人気を誇ったモンキーズの「アイム・ア・ビリーバー」 が1966年の年末から翌1967年2月中旬まで7週連続のナンバーワンを独走したことで、1位を逃しています。
ということで、モンキーズの「アイム・ア・ビリーバー」・・・ではなく、ちょっとだけひねって作者によるセルフカバー曲へ!
  ♪アイム・ア・ビリーバー/ニール・ダイアモンド
   *1971年にシングルとしてもリリースし全米51位を記録。


★次回は【ニール・ダイアモンド「アイム・ア・ビリーバー」】から連想する曲でスタート!。

2023年03月31日〜04月03日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第263回

写真:坂崎幸之助 ↑↑ファスナー付きでカメラも包めるストラップ“サクラスリング”。

坂崎さんから:

実はあんまりU2のアルバムは聞いて来なかったのですが、改めて、こうして何曲か聞いてみると、 やはり世界のトップグループだなと再確認。
独特のギターサウンドとボノのボーカルは唯一無二ですな。

今回は「ユ」で始まるアーティストの2回目。【U2】特集です。

『U2』
★1976年、アイルランド・ダブリンの“マウント・テンプル中学”の掲示板にラリー・マレン・ジュニア(ds)が「バンドメンバー募集!」という張り紙を出したことから、 ポール・ヒューソン(ボノ/Vo)、アダム・クレイトン(b)、そして兄ディックと弟デヴィッド(ジ・エッジ/G)のエヴァンス兄弟が集まり5人組でバンド活動をスタート。
当時、張り紙を出したドラムのラリーと、ギターのジ・エッジ(デヴィッド)は演奏できたのですが、アダムはベースをほとんど弾けず、 アンプを持っている…という理由だけでメンバー入り。そしてボノはギターを希望していましたが楽器を持っていなかったのでボーカルになったそうです。
さて、ここからアマチュア活動4年弱の間に、エヴァンス兄弟の兄ディックが別のバンドに誘われ脱退、4人となった【U2】。
1980年に念願のメジャーデビュー。当初はシングル・アルバム共に注目を集めたもののヒットには繋がりませんでした。
しかし1983年リリースの3枚目のアルバム『WAR(闘)』に収録されたシングル曲は彼らにとって初の全英シングルチャート・トップ10に!
  ♪ニュー・イヤーズ・デイ(New Year's Day)
   *1983年・全米53位、全英10位。
   *ポーランド民主化運動の独立自主管理労働組合「連体」について取り上げたメッセージ色の濃い歌詞。
★この「New Year's Day」をキッカケに【U2】の快進撃が始まります。
アリカの音楽雑誌『ローリング・ストーン』で1983年度の“最優秀バンド”に選出され、 翌年1984年に通算4枚目となるアルバム『焔(The Unforgettable Fire)』をリリース。
このアルバムからのリードシングルとなった曲は、公民権運動の指導者であるキング牧師へのトリビュート・ソングとなっていて、 全英3位を記録するヒットとなっています。
  ♪プライド(Pride In The Name of Love)
   *1984年・全米33位、全英3位。
★そして1985年、ロンドン・ウェンブリー・スタジアムで行なわれたチャリティイベント『ライヴ・エイド』で 【クイーン】と並ぶ熱いパフォーマンスが全世界に生中継されたことをキッケケに大ブレイク!
1987年リリースの通算5枚目となるアルバム『ヨシュア・トゥリー(The Joshua Tree)』は、彼らにとって最大のヒットアルバムに!
(全英・全米をはじめ、ほとんどの国でナンバーワンを記録)
  ♪ウィズ・オア・ウィズアウト・ユー(With or Without You)
   *アルバム『ヨシュア・トゥリー』から初の全米シングルチャート1位となった曲。
   *全英シングルチャートでは4位。
  ♪I Still Haven't Found What I'm Looking for(終わりなき旅)
   *同じく『ヨシュア・トゥリー』からのシングル曲。
   *1987年のシングルチャート全米1位、全英6位。
★この大ヒットシングル曲を含むアルバム『ヨシュア・トゥリー』は、全世界で2500万枚以上のセールスを記録。
翌1988年発表のグラミー賞では「最優秀アルバム賞」と「最優秀ロックグループ賞」を受賞。
ライヴツアーの規模もこれまでのアリーナクラスからスタジアムクラスへと拡大。
チャート的にはアルバムでは全英・全米ともに1位を獲得していた【U2】。
全米シングルチャートでは1位を獲得していたものの、いまだ全英では1984年の「プライド」の3位が最高位で1位を獲得していませんでした。
そんな彼らが見事、全英シングルチャートで1位を獲得したのが1988年のこの曲でした。
  ♪ディザイアー(Desire)
   *1988年・全英1位、全米3位。
   *この年に発売した彼らの全米ツアーの模様を収めたドキュメンタリー映画
     『魂の叫び』のサントラ的な同名アルバムからのシングル曲。
★その後、1990年代、2000年代も第一線で活躍し続ける【U2】ですが、最後は2000年に放ったヒットシングル曲を。
  ♪ビューティフル・デイ(Beautiful Day)
   *2000年・全英1位、全米21位。
★デビューから43年、メンバー交代もなく活動継続中。
先月3月17日には、40年を超えるキャリアを通して発表してきた最も重要な40曲を過去2年間に行なわれたセッションで“2023年版” として新たな解釈で新録音したアルバム『ソングス・オブ・サレンダー』がリリースされています。

2023年03月24日〜03月27日放送

『坂番連想音楽会』

第44回

写真:坂崎幸之助 加藤和彦さんの遺品であるMartin D-45S

坂崎さんから:

今回はけっこう変化球も多かったんじゃないですか。
レーナード・スキナードからの赤い鳥なんか、かなり良い飛び方でしたなぁ。
あとはプロレスラーの入場曲ねぇ。
あんまりプロレスは見ないのでピンと来なかったかな。

今回は、前回最後にかけた曲【イーグルス「Take It Easy」】から連想する曲でスタート。

⇒イーグルス…つまり“鷲”(イーグル)ということで、1976年に【スティーヴ・ミラー・バンド】が発表したアルバム 『鷲の爪(Fly Like an Eagle)』からシングルにもなったアルバムのタイトル曲に繋げました。
  ♪フライ・ライク・アン・イーグル/スティーヴ・ミラー・バンド
   *1977年・全米2位を記録。

⇒スティーヴ・ミラー・バンドの「フライ・ライク・アン・イーグル」は、1995年に創刊されたアメリカの“ガーデニングとバードウォッチング”をテーマにした 『Birds & Blooms』という雑誌が2012年に行なった読者投票企画『Discover the Top Bird Songs』で見事1位に輝いているんだそうです。
ということで次の曲は、この企画で2位となった曲です。
  ♪フリー・バード/レーナード・スキナード
   *1975年・全米19位を記録。

⇒続いても“鳥つながり”で日本の名曲に繋げてみました。
  ♪翼をください/赤い鳥
   *1971年発表「竹田の子守唄」のB面。

⇒続いては「翼をください」の翼から連想していきます。
”→“ウイング(WING)”→“ウイングス”ということで1975年の全米No.1ヒットとなった曲です。
  ♪あの娘におせっかい(Listen to What The Man Said)/ウイングス
   *1975年・全米1位を獲得。

⇒次は「あの娘におせっかい」から連想。“おせっかい”というとプログレ・ファンならあの名盤を思い出しますよね?!
ということで1971年にリリースされた【ピンク・フロイド】の名盤『おせっかい(Meddle)』からの曲を!
  ♪吹けよ風、呼べよ嵐(One Of These Days)/ピンク・フロイド
*1971年発表のアルバム『おせっかい』は、全英3位、全米70位を記録。

⇒この「吹けよ風、呼べよ嵐(One Of These Days)」は当時シングルカットされましたがランキングにはチャートインせず。
でも!!プロレス・ファンの皆さんには、とっても耳なじみのある曲だったと思います。
そうです!あの“アブドーラ・ザ・ブッチャー”の入場テーマ曲として使われていた曲でした。
ということで、続いても有名外国人レスラー“ミル・マスカラス”の入場テーマ曲に繋げてみました。
  ♪スカイ・ハイ/ジグソー>
   *1975年・全米3位を記録。


★次回は【ジグソー「Sky High」】から連想する曲でスタート!。

2023年03月17日〜03月20日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第262回

写真:坂崎幸之助 1ヶ月ほど遅くなってしまったスタッフからのバレンタイン恒例
“駄菓子詰め合わせ”。

坂崎さんから:

「ヤ」が終わりましたねぇ。いよいよラストも近づいてきましたが、まだまだ安心できません(笑)。
「ラ・リ・ル・レ・ロ」がありますから。
「We Are The World」は、やっぱり名曲だし、当時を思い出しますなぁ。

今回は「ヤ」で始まるアーティストの3回目。そして「ユ」で始まるアーティストに突入!ラインナップは・・・・

『ヤングブラッズ(The Youngbloods)』
★1965年、アメリカ・マサチューセッツ州ボストンで“ジェシ・コリン・ヤング”を中心に結成されたフォーク・ロック・バンドで、 デビュー当時は、ニューヨークのグリニッジ・ヴィレッジを拠点に【ラヴィン・スプーンフル】と共にフォーク・ロック界で活躍。
元々はソロ・ミュージシャンとしてスタートした“ジェシ・コリン・ヤング”が、当時仲のよかった音楽仲間と結成したのが、この【ヤングブラッズ】。
彼らにとって最大のヒットとなった曲は【クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス】の“チェスター・パワーズ”が作った曲のカバーで、 【キングストン・トリオ】をはじめ数多くのフォーク/フォーク・ロック系のミュージシャンたちが取り上げています。
  ♪ゲット・トゥゲザー(Get Together)
   *リリースされた1967年には、全米シングルチャート62位が最高でしたが、
    後に、とある公益法人のラジオコマーシャルに使われ1969年に全米5位まで上昇。
★この曲の大ヒットを契機にカリフォルニアに活動拠点を移しますが、レコード売り上げの低迷やメンバー間の関係悪化もあって、1972年にグループは解散。

『ヤン・ハマー(Jan Hammer)』
★1948年生まれ、チェコスロバキア出身の作曲家 兼 ジャズ・ロック系キーボード奏者。
母国では10代の頃からジャズ・ピアニストとして評価され将来を嘱望されていました。
1968年、アメリカに渡りバークリー音楽院に留学。
1971年には“ジョン・マクラフリン”が結成したフュージョン・ロック・バンド【マハヴィシュヌ・オーケストラ】に参加。
2年後に脱退し本格的なソロ活動をスタート。
“アル・ディ・メオラ”“ジョン・アバークロンビー”などのジャズ・フュージョン系、 そして“ジェフ・ベック”や【ジャーニー】の“ニール・ショーン”といったロック・アーティスト達と共演しています。
今日は、数々の共演作品の中から今年1月に亡くなったジェフ・ベックの『ワイアード(Wired)』から、ヤン・ハマー作曲の曲を。
ヤン・ハマーはシンセサイザー&ドラムも担当しています。
  ♪蒼き風(Blue Wind)/ジェフ・ベック(withヤン・ハマー)
   *アルバム『ワイアード』は1976年に発表。
   *翌年1977年にライヴアルバム『ライヴ・ワイアー』が発表されましたが、
    このアルバムのクレジットは、海外では「ジェフ・ベックwithヤン・ハマー・グループ」でしたが
    日本盤では「ジェフ・ベック」単独名義でリリースされました。
★1980年代に入ると、TVや映画などの作曲、サントラ盤などの仕事が中心になったヤン・ハマーですが、 1984年には、世界的な人気となったテレビドラマ『特捜刑事マイアミ・ヴァイス』の音楽を担当。
シングルカットされたテーマ曲は、インストとしては異例の全米No.1に輝いています。
  ♪マイアミ・ヴァイスのテーマ(Miami Vice Theme)
   *テレビドラマがスタートした翌年の1985年に全米1位を獲得。
   *1986年度のグラミー賞で『最優秀インストゥルメンタル作曲賞』と
    『最優秀ポップ・インストゥルメンタル賞』の2部門で受賞しています。

ということで「ヤ」はここで終了!ここから「ユ」で始まるアーティストに突入です!

『USA フォー・アフリカ(USA for Africa)』
★1984年にイギリスのスーパースター達が集まり、アフリカの飢餓救済のためプロジェクト【バンド・エイド】を結成。
チャリティシングル「ドゥ・ゼイ・ノウ・イッツ・クリスマス」を12月3日にイギリスで発売し、翌1985年には全英をはじめヨーロッパ各国で1位を獲得と大ヒット。
で、このプロジェクトに触発され“ハリー・ベラフォンテ”の呼びかけで結成されたのが【USA for Africa】。
音楽的なプロデュースは“クインシー・ジョーンズ”、作詞・作曲は“ライオネル・リッチー”&“マイケル・ジャクソン”。
参加アーティストは、ボブ・ディラン、スティーヴィー・ワンダー、シンディ・ローパー、ブルース・スプリングスティーン、 ビリー・ジョエル、ティナ・ターナー、ポール・サイモン、ダイアナ・ロス、ヒューイ・ルイス、ホール&オーツ等々。
総勢45人のミュージシャン達が無償(ノー・ギャラ)で参加。
プロジェクト名は『United Support of Artists』と『United States of America』のダブルミーニングでと名付けられ、 1985年1月末にレコーディング開始、3月はじめにリリースされ大ヒットを記録。
  ♪ウィ・アー・ザ・ワールド(We Are The World)
   *1985年に全米・全英をはじめ世界各国でナンバーワンを獲得。
   *グラミー賞『最優秀レコード賞(Record of the year)』『最優秀楽曲賞(Song of the year)』
    『最優秀ポップ・ボーカル・グループ賞』を受賞。

『UFO(ユー・エフ・オー)』
★1968年にイギリス・ロンドンで、ボーカルの“フィル・モグ”を中心に結成された4人組のハードロックバンド。
同期(1968年結成)には【レッド・ツェッペリン】【ディープ・パープル】【ブラック・サバス】がいて、それぞれ個性的なロックを追求。
そんな同期のバンドとの差別化のため、彼らはグループ名【UFO】にちなんだ“スペース・ロック”を展開。
今回は、1970年の記念すべきデビューアルバム『UFO登場(UFO 1)』から、 ドイツと日本で“ブリティッシュハードロックのニューフェイス”として大注目されたヒットシングル曲を。
  ♪カモン・エヴリバディ(C'mon Everybody)
   *1970年発表。(エディ・コクランのヒット曲をカバー)
★1970年代に“マイケル・シェンカー”(G) が参加し、脱退、復帰を繰り返したことでも注目されていましたが、バンドとしては【メタリカ】をはじめ 【アイアン・メイデン】【ジューダス・プリースト】【デフ・レパード】【ガンズ・アンド・ローゼズ】などなど多くのミュージシャン達に影響を与えています。
2019年3月には、結成50周年記念ツアーがスタート。その最中に創設メンバーやクラシックメンバーの3人が死去。
2022年にはコロナ禍で中断していたツアーを再開しましたが8月に創設者でボーカリストの“フィル・モグ”が心臓発作で倒れ緊急手術。
ツアーもキャンセルされ、以降の活動に関しては不透明となっているようです。

2023年03月10日〜03月13日放送

『坂番連想音楽会』

第43回

写真:坂崎幸之助 “ドラ焼き”選び中。

坂崎さんから:

あの頃(70年代初頭)のアメリカ西海岸のバンドは、かなり僕らもコピーしたなぁ。
みんなギターとコーラスが上手かったから、とても良い練習になったのだと思います。
今からでも、ギター教則曲として聞くのも良いと思うよ。

今回は、前回最後にかけた曲【久保田早紀「異邦人」】から連想する曲でスタート。

⇒「異邦人」は、発売当時、久保田早紀さんご自身が想定していなかった“エキゾチックなイメージ”をプラスするために 「シルクロードのテーマ」というサブタイトルが付けられていました。
そこで、その「シルクロード」から連想。“シルクロード”つまり“絹の道”・・・ということで“絹”からこの曲を連想!
  ♪絹の靴下 / 夏木マリ
   *1973年リリース。作詞/阿久悠、作曲/川口真
   *1971年19歳の時、本名の中島淳子名義で「小さな恋」という曲でデビュー。
    1973年6月に「絹の靴下」で再デビュー。

⇒夏木マリさんというと、パートナーであるパーカショニストの第一人者“斉藤ノヴさん”を思い浮かべます。
ということで、“斉藤ノヴさん”がスタジオ・ミュージシャンとして注目され始めた頃の曲に繋げました。
  ♪生まれた街で / 荒井由実
   *1974年発表、荒井由実時代の名盤『MISSLIM』のオープニングを飾る曲。
   *参加ミュージシャンは、キャラメル・ママ(松任谷正隆/細野晴臣/鈴木茂/林立夫)
    コーラスはシュガー・ベイブ+吉田美奈子 他。
   *パーカッションの斉藤ノヴさん、当時は“斉藤ノブオ”名義でクレジットされています。

⇒この「生まれた街で」にも参加していた【キャラメル・ママ】は1973年に結成。
翌1974年に、グループ名を【ティン・パン・アレー】と改名。
ということで、続いては【ティン・パン・アレー】が1975年に発表したアルバム『キャラメル・ママ』からこの曲へ!
  ♪月にてらされて / ティン・パン・アレー
   *作詞はユーミンが、作曲・編曲・ボーカルが松任谷正隆さん。
   *パーカションでは斉藤ノヴさんも参加。

⇒さて【ティン・パン・アレー】と言うと、音楽通の方ならご存じかと思いますが、 アメリカ・ニューヨークのポピュラー音楽の聖地ともいえる場所(地区)の名称でもあります。
ここには、たくさんの音楽出版社や演奏者のエージェント、それにたずさわる作詞家、作曲家などが集まっていました。
そこから、この地区で誕生した音楽を“ティン・パン・アレー系”とも言ったりしたそうです。
ということで、続いては“ティン・パン・アレー系”の代表的な音楽家(作曲家)である“コール・ポーター”の代表曲に繋げました。
  ♪エニシング・ゴーズ(Anything Goes) /ハーパース・ビザール
   *1967年リリースの3枚目のシングル曲。全米43位。
   *ちなみに、1967年2月リリースの彼らのデビュー曲はS&Gカバー「59番街橋の歌」。
    こちらは全米13位と、彼らにとって最大のヒットシングルとなっています。

⇒この【ハーパース・ビザール】に在籍していて、のちに有名なプロデューサーになったのが“テッド・テンプルマン”。
彼が手掛けて大成功した二大バンドが【ドゥービー・ブラザーズ】と【ヴァン・ヘイレン】。
そこで、続いては【ドゥービー・ブラザーズ】の曲に繋げてみました。
  ♪リッスン・トゥ・ザ・ミュージック(Listen To The Music)/ドゥービー・ブラザーズ
   *テッド・テンプルマンが単独プロデュースして、1972年に発表された2ndアルバム『Toulouse Street』から。

⇒続いては【ドゥービー・ブラザーズ】と同じ年(1971年)にデビューしたウエストコーストを代表するバンドの曲に繋げました。   ♪テイク・イット・イージー(Take It Easy)/イーグルス
   *1972年・全米12位。デビューアルバム『イーグルス・ファースト(Eagles)』収録。
   *リードボーカルはグレン・フライ。 作詞・作曲はジャクソン・ブラウンとグレン・フライの共作。


★次回は【イーグルス「Take It Easy」】から連想する曲でスタート!

2023年03月03日〜03月06日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第261回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今日は僕もあまりなじみのないアーティストが多かったので、みんなと一緒に勉強しました。
ラスカルズって、もっとポップなグループだと勝手に思っていましたが、かなりソウルフルなハーモニーだったのですね。

今回は「ヤ」で始まるアーティストの2回目。ラインナップは・・・・

『ヤズー(Yazoo)』 ★1981年、イギリス・エセックスで結成された男女によるシンセポップ・デュオ。
メンバーは、音作り担当の“ヴィンス・クラーク”(男)と、ボーカル担当の“アリソン・モイエ”(女)の2人。
ロック・バンド【デペッシュ・モード】の結成メンバーだった“ヴィンス”によるテクノ・サウンドと、ソウルフルな歌声のアリソン。
アンバランスなようで、独特の彼らの音楽は1981年リリースのデビューシングルが翌1982年に全英シングルチャートで2位を記録。
  ♪オンリー・ユー(Only You)
   *1982年・全英2位、全米67位。
★このヒットのあと【ヤズー】は2枚のスタジオアルバムをリリースしましたが1983年にグループは解散を発表。

『ヤング・ホルト・アンリミテッド(Young-Holt Unlimited)』
★1966年に【ラムゼイ・ルイス・トリオ】のベーシストだった“エルディ・ヤング”とドラムの“アイザック・レッド・ホルト”が、 “ドン・ウォーカー”というピアニストと共にシカゴで結成したソウル・ジャズ・インストゥルメンタル・トリオ。
デビュー当時は【ヤング・ホルト・トリオ(The Young Holt Trio)】というグループ名でしたが、 1968年に、ピアニストが代わったためグループ名を【ヤング・ホルト・アンリミテッド】に改名。
そして、“バーバラ・アクリン”が歌う「Am I The Same Girl?」のボーカルをカットし、ピアノのメロディに差し替え、 タイトルも「ソウルフル・ストラット(Soulful Strut)」と変更して発表。
この曲が彼らにとって、最大のシングルヒットとなりました。
  ♪ソウルフル・ストラット(Soulful Strut)
   *1969年・全米3位を記録。
★この大ヒットから5年後の1974年に解散しています。

『ヤング・ラスカルズ(The Young Rascals)』
★1964年にアメリカ・ニューヨークで結成されたブルー・アイド・ソウル&ポップ・ロック・バンド。
中心人物の“フェリックス・キャヴァリエ”を中心とした男性4人組。
結成当初から3年間(1967年まで)は【ヤング・ラスカルズ】として活動、1968年から【ラスカルズ】というグループ名に改名。
  ♪グッド・ラヴィン(Good Lovin')
   *彼らにとって最初の大ヒット曲、1966年に初の全米ナンバーワンを記録。
  ♪グルーヴィン(Groovin')
   *1967年に全米1位を記録。
  ♪ハウ・キャン・アイ・ビー・シュア(How Can I Be Sure)
   *1967年に全米4位を記録。
★今回は「ヤ」の付くアーティストですが【ラスカルズ】に改名してからのヒット曲もご紹介。
  ♪ビューティフル・モーニング(A Beautiful Morning)
   *ラスカルズとしての最初のヒット曲、1968年に全米3位を記録。
  ♪自由への讃歌(People Got To Be Free)
   *ラスカルズとなって初の全米1位を記録した曲。
★【ヤング・ラスカルズ】として2曲、【ラスカルズ】として1曲、と計3曲の全米ナンバーワンを記録し、 全米シングルチャート・トップ40となったヒットが13曲という華々しい実績を残して1972年にグループは解散。

2023年02月24日〜02月27日放送

『坂番連想音楽会』

第42回

写真:坂崎幸之助 差し入れのヨック・モックで遊ぶ68歳。

坂崎さんから:

何と言っても久保田早紀さん。キレイでしたよねぇ。
曲のイメージも相まって、当時よくTVにくぎ付けになったものです。
もう40年以上も経ってしまっただなんて信じられん。
人生「あっ」と言う間ですなぁ。

今回は、前回最後にかけた曲【アン・ルイス「リンダ」】から連想する曲でスタート。

⇒今回は曲名の「リンダ」からではなく、“アン・ルイス”さんから連想していきます。
アン・ルイスさんと言って思い出すのが・・・元ダンナさんの“桑名正博”さん!
ということで、桑名正博さんがソロになってからの最初のヒット曲を!
  ♪哀愁トゥナイト/桑名正博
   *作詞/松本隆、作曲/筒美京平による1977年のヒット曲。
    この黄金コンビによるシングルは「哀愁トゥナイト」から6作続きました。
   *ちなみに、アン・ルイスさんとは1980年に結婚(1984年離婚)
   *桑名さんは2012年、59歳で亡くなっています。

⇒続いては曲名の「哀愁トゥナイト」からストレートに連想して、ロッド・スチュワートの大ヒット曲へ!
  ♪今夜きめよう(Tonight's The Night)/ロッド・スチュワート
   *1976年・全米1位。

⇒実は“ロッド・スチュワート”は大のサッカーファン!
ということで、TVのサッカー番組などでも おなじみの曲に繋げてみました。
  ♪クエスチョン・オブ・オナー(A Question Of Honour)/サラ・ブライトマン
   *サラ・ブライトマンは、イギリスのソプラノ歌手で女優。
   *1995年のアルバム『Fly』からのシングル曲。
   *日本では2002年のワールドカップ「日本対チュニジア戦」から、
    テレビ朝日系での日本代表戦などサッカー関係のテーマとして使われています。

⇒続いては“サラ・ブライトマン”さんの名前からストレートに連想してこの曲へ。
  ♪微笑んでよサラ(Sara Smile)/ダリル・ホール&ジョン・オーツ
   *1976年・全米4位。

⇒続いてもストレートに連想していきます。
「微笑んでよサラ(Sara Smile)」という曲名から、このヒット曲へ繋げてみました。
  ♪微笑みの法則〜スマイル・オン・ミー/柳ジョージ&レイニー・ウッド
   *1979年、資生堂 秋のキャンペーンCMソング。
   *シングルチャート5位を記録。

⇒この「微笑みの法則〜スマイル・オン・ミー」と同じ時期(1979年の秋)、同じくTVのCMソングとして使われ、大・大ヒットしたのがこの曲でした。
  ♪異邦人/久保田早紀
   *1979年10月にリリースされ、クリスマスまでに売り上げ枚数は100万枚を突破!
   *この曲は、異国情緒に訴える題材としてシルクロードが選ばれ、
    作詞作曲者=久保田早紀さんが想定していなかった“エキゾチックなイメージ”をプラスするために
    リリース当時は「シルクロードのテーマ」というサブタイトルが付けられていました。


★次回は【久保田早紀「異邦人」】から連想する曲でスタート!

2023年02月17日〜02月20日放送

『坂番洋楽データファイル(略してSYDF)』

第260回

写真:坂崎幸之助 久々にライカを使ってみました。

坂崎さんから:

今回は、ほぼヤードバーズでしたね。
僕としても世界3大ギタリストが在籍したバンドといった位の知識しかありませんでしたが、 くわしく調べて行くとなかなか面白い歴史があるのだと再確認致しました。
ツェッペリンにつながって行くのですね。

今回から「ヤ」で始まるアーティスト特集に突入。ラインナップは・・・・

『ヤードバーズ(The Yardbirds)】
★伝説のバンドと言われている【ヤードバーズ】のスタートは1963年にイギリス・ロンドンで結成された5人組のロックバンド。
メンバーはキース・レルフ(Vo)、ジム・マッカーティ(ds)、ポール・サミュエル=スミス(B)、クリス・ドレア(Rhytm G)、そしてアンソニー・トップ・トーパム(G)。
このギタリスト“アンソニー・トップ・トーパム”は15歳で【ヤードバーズ】を結成しライブ活動を行っていたものの、 プロになることを両親が反対したため1年ほどで脱退していました。
そして今年1月23日、75歳で亡くなりました。

さて、1年ほどで脱退した“アンソニー・トップ・トーパム”の後任ギタリストとして加入したのが“エリック・クラプトン”。
2代目ギタリストとして1963年〜1965年に加入していた“エリック・クラプトン”在籍中に放った最初のヒット曲が・・・
  ♪フォー・ユア・ラヴ(For Your Love)
   *1965年・全英3位、全米6位。

★この「フォー・ユア・ラヴ」発表後“エリック・クラプトン”が脱退。
その後釜として、当時セッションギタリストとして売り出し中だった“ジミー・ペイジ”に声をかけますが、 「セッションの仕事が忙しい」という理由で、ジミーは自分の代わりに推薦したのが、幼馴染みだった“ジェフ・ベック”。
3代目ギタリストの“ジェフ・ベック”が加入してすぐのヒット曲が・・・
  ♪ハートせつなく(Heart Full Of Soul)
   *1965年・全英2位、全米9位。
★この3代目ギタリスト“ジェフ・ベック”は今年1月10日に細菌性髄膜炎で亡くなっています。78歳でした。
“エリック・クラプトン”は追悼コメントとして「永遠に(Always and ever...ec)」
そして幼馴染みでもある“ジミー・ペイジ”は「6弦の戦士はもうここにいない。ジェフはこの世のものとは思えないものから音楽を奏でた。 彼のテクニックは独特で想像力は無限だ。ジェフ、君がいなくなるのは何百万人ものファンと共にとても寂しい。 ジェフ・ベック、安らかに眠れ」とコメントしています。

★さて、ヒット曲「ハートせつなく」がリリースされた翌年1966年にベーシストの“ポール・サミュエル=スミス”が脱退したため、 急遽“ジェフ・ベック”が“ジミー・ペイジ”をベーシストとして迎え入れます。
しかし1週間ほどで、リズムギター担当だった“クリス・ドレア”にベースを持たせ、ジェフとジミーはツインリードギターとしてグループを盛り立てています。
その2人がツインリードをとった唯一のスタジオ録音曲が・・・
  ♪幻の10年(Happening Ten Years Time Ago)
   *1966年・全英43位、全米30位。
   *「サイケデリック・ロックを代表する1曲」と言われている曲。
★ジェフとジミー がツインリードとなり、ベース担当となった“クリス・ドレア”ですが、この「幻の10年」では本来のリズム・ギター担当に戻り、 ベーシストには“ジミー・ペイジ”の友達でセッション・ベーシストとして有名だった“ジョン・ポール・ジョーンズ”が担当。
これが後の【レッド・ツェッペリン】結成の音楽的基点ともなったと言われています。

★この「幻の10年」のあと、しばらくして“ジェフ・ベック”が脱退。ツインリード編成はあっけなく終了。
“ジミー・ペイジ”が3代目ギタリストとなって、4人体制の【ヤードバーズ】となります。
この“ジミー・ペイジ”がリードギターを担当した時代のシングルヒット曲が・・・
  ♪リトル・ゲームズ(Little Games)
   *1967年・全米51位。

★【ヤードバーズ】は、アメリカやヨーロッパ各国を回るツアー三昧の日々が続きましたが、 ライブ演奏を楽しんでいたジミー以外のメンバーは意欲を失いつつあり1968年にグループは解散。
“ジミー・ペイジ”は、友人の“ジョン・ポール・ジョーンズ”を誘い、当時まだ無名だった“ロバート・プラント”をボーカルに、 そして“プラント”の仲間だったドラマーの“ジョン・ボーナム”を加え【ニュー・ヤードバーズ】として再始動。
しかし、グループ名など契約上の問題もあってバンド名を【レッド・ツェッペリン】改名し再出発しました。


『ヤーブロー&ピープルズ(Yarbrough & Peoples)』
★1980年にアメリカのダラスで結成された男女によるR&Bファンク・デュオ。
メンバーは、レオン・ラッセルのツアーメンバーとして参加していた“ケビン・ヤーブロー”(男)とケビンと同じピアノ教室に通っていた幼馴染みの “アリサ・ピープルズ”(女)の2人。
ある日、アリサがケビンのバンドのライブで冗談半分に歌ってみたところ息がピッタリ。
そこで、すぐにデモテープを作り音楽関係者に聴かせたところ即デビュー決定!
デビュー曲が1981年にR&Bチャートで5週連続のナンバーワンを記録。一般チャートでも19位を記録する大ヒットとなりました。
  ♪ドント・ストップ・ザ・ミュージック(Don't Stop The Music)

2023年02月10日〜02月13日放送

『坂番連想音楽会』

第41回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今日は洋楽が多かったかな。特に西海岸もの。
まぁこのコーナーは、あまりその辺のことは気にせずおおらかな気持ちで選曲してますので、お気になさらず。
直球、変化球、洋楽、邦楽入り乱れております。笑

今回は、前回最後にかけた曲【シカゴ「サタデー・イン・ザ・パーク」】から連想する曲でスタート。

⇒今回は直球からスタートします。“サタデー”といえば“土曜日”ということで・・・
  ♪土曜の夜はパラダイス/EPO
   *1982年リリース、EPOの4枚目のシングル。1983年リリースのアルバム『VITAMIN E・P・O』にも収録。
   *『オレたちひょうきん族』のエンディングテーマ。

⇒続いては「土曜の夜はパラダイス」という曲名から連想して(これまた直球です)
フィービー・ケイツ主演で、彼女のデビュー作でもある映画『パラダイス』の主題歌に行きます。
  ♪パラダイス(Theme from "Paradise")/フィービー・ケイツ
   *1982年公開の映画『パラダイス』の主題歌。

⇒フィービー・ケイツは、1980年代にアイドル女優として、ブルック・シールズと人気を二分し、日本でもCMに出演。
映画雑誌でもグラビアを飾っていました。そんな彼女が2作目として出演した映画が『初体験(Fast Times At Ridgemont High)』。
で、この青春映画の主題歌として大ヒットしたのが、この曲でした。
  ♪誰かが彼女を見つめてる(Somebody's Baby) /ジャクソン・ブラウン
   *1982年に全米7位を記録。彼にとって最大のシングルヒット。

⇒実は、ジャクソン・ブラウンがまだ売れる前に同じアパートの上の部屋に住んでいたのが“J.D.サウザー”。
ということで、続いては“J.D.サウザー”の大ヒット曲に繋げました。
  ♪ユア・オンリー・ロンリー(You're Only Lonely)/J.D.サウザー
   *1979年・全米7位を記録。

⇒ジャクソン・ブラウンと同じアパートに住んでいたJ.D.サウザーは、グレン・フライのルームメイトだった、ということもあり 【イーグルス】の「我が愛の至上」「ニュー・キッド・イン・タウン」などを共作して“もうひとりのイーグルス”とも言われましたが、 このJ.D.サウザーをはじめ、ジャクソン・ブラウンといった、当時の男性ミュージシャンの方々を虜にしたのが、この女性・・・。
ということで、小悪魔的な魅力たっぷりの、この方の大ヒットに繋げてみました。
  ♪悪いあなた(You're No Good)/リンダ・ロンシュタット
   *1975年、全米ナンバーワンを記録。
   *この曲を含むアルバム『悪いあなた(Heart Like a Wheel)』には、J.D.サウザーをはじめ、アンドリュー・ゴールドや
    イーグルスのグレン・フライ、ドン・ヘンリー、ティモシー・B・シュミットなどが参加。

⇒続いては“リンダ・ロンシュタット”の名前から連想して、ストレートにこんな曲に繋げてみました。
  ♪リンダ / アン・ルイス
   *1980年、竹内まりやさんが書き下ろした曲で、アン・ルイス19枚目のシングル。


★次回は【アン・ルイス「リンダ」】から連想する曲でスタート!

2023年02月03日〜02月10日放送

放送1400回突破記念

スペシャルゲスト:20th Century

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

イノッチ以外の坂本くんと長野くんのは、こうして、ちゃんと話すのは初めてかな。
でも僕らアルフィーとトニセンとの共通点が改めてわかったので、これを機に、さらに仲良くして行けたら、 と思っとります。
お互いに1500回目指してがんばろう!!

先週、放送1400回目となる『S.I.N NEXT GENERATION』に坂崎さんがゲスト出演!
ということで、今回の坂番には“放送1400回突破記念スペシャル”ということで、トニセン(20th Century)の3人、 坂本昌行さん、長野博さん、井ノ原快彦さんにゲスト出演していただきました♪

トニセンの3人がレギュラーパーソナリティをつとめる『S.I.N NEXT GENERATION』も坂番と同じく1996年4月に放送をスタート。

『S.I.N NEXT GENERATION』だけでは話足りなかったようで、 そのままの流れで、トニセンやALFEEとの共通点や、子供の頃の3人の様子など、色々なお話をして頂きました。

番組内でOAしたトニセン(20th Century)の曲は
  ♪水曜日
  ♪メイプルと君と

そして現在、20th Centuryは14年ぶりの全国ツアー『20th Century Live tour 2023〜僕たち20th Centuryです!〜』中!
  2/7  大阪・フェスティバルホール(2回公演)
  2/9  静岡・アクトシティ浜松 大ホール
  2/13 福岡・福岡サンパレス
  2/19&2/20 兵庫・神戸国際会館こくさいホール
  2/23&2/24 神奈川・神奈川県民ホール 大ホール(24日は2回公演)
  2/27&2/28 神奈川・Billboard Live YOKOHAMA(28日は2回公演)

坂本昌行さんは4月からのブロードウェイ・ミュージカル『THE MUSIC MAN』の出演も決まっています。
  4/11〜5/1  東京・日生劇場
  5/6〜5/7   愛知・御園座
  5/13〜5/15 大阪・梅田芸術劇場メインホール
  5/20〜5/21 静岡・静岡市清水文化会館マニナート大ホール
  5/26〜5/28 福岡・博多座

楽曲やLIVE、ミュージカルなどの詳細は20th Centuryのオフィシャルサイトhttps://mentrecording.jp/20thcentury/でご確認ください。

『坂番』も『S.I.N NEXT GENERATION』も1500回目指して、今までと変わらずゆったりやっていきますので引き続きよろしくお願いいたします。

2023年01月27日〜01月30日放送

先週に引き続き

『気になるあの曲スペシャル』

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

みんなの気になっている曲をリクエストしてもらっていますが僕も同じように久々に聞けたり知らなかった曲だったりで、 楽しくコーナーをすすめております。
まだまだ、いつでもリクエストを受け付けておりますので遠慮なく!!

先週に引き続き、皆さんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする『気になるあの曲スペシャル』です。


★りかつさんからのリクエスト
  ♪YELLOW SUNSHINE/明石家さんま

★ありやまかーさんからのリクエスト
  ♪汽車ポッポ/少年隊

★とおとさんからのリクエスト
  ♪黄昏のビギン/鈴木雅之

★水嶋衣沙さんからのリクエスト
  ♪モダン・ガール/シーナ・イーストン

★やなせ・かくさんからのリクエスト
  ♪突撃ヒューマン/コロムビアゆりかご会、トマトケチャップ、夏夕介

★岡山の黒あられさんからのリクエスト
  ♪The Brave/JAM Project


◆とおとさん、水嶋衣沙さん、“気になるアレ”をお送りしますのでメールフォームからお名前・住所を送って下さい。

≪お願い≫気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもメール本文にお名前・住所も一緒に書いて送ってください。よろしくお願いいたします。

2023年01月20日〜01月23日放送

『気になるあの曲スペシャル』

写真:坂崎幸之助 倉庫から救出してきたハミングバード。
手を入れたら、すごくいい音になりました。

坂崎さんから:

なかなかオモロイ、カバーばかりでしたねぇ。
大滝さんの替え歌はヤバすぎ。
皆さんの聞きたい曲や、あの曲なんだっけ、思い出せないな〜ってなのがあれば、ぜひリクエストを。
お待ちしてますよォ。

みなさんからお寄せいただいた“気になるあの曲”をまとめてお送りする久々の『気になるあの曲スペシャル』。
今回はカバーソングでまとめてみました。

★るっきぃさんからのリクエスト
  ♪河原の石川五右衛門/長万部キャッツ

★マンゴープリンさんからのリクエスト
  ♪ドリフのバイのバイのバイ/ザ・ドリフターズ

★まろんさんからのリクエスト
  ♪Rock'n Rouge/田村ゆかり

★呼び捨てにされたい ともみ からのリクエスト
  ♪青年は荒野をめざす/オリジナル・ラブ

★プルーデンスさんからのリクエスト
  ♪ゲゲゲの鬼太郎/ザ・フォーク・クルセダーズ

★もちばぁさんからのリクエスト
  ♪少年時代/忌野清志郎


◆るっきぃさん、マンゴープリンさん、呼び捨てにされたいともみさん。
気になるアレ”をお送りしますのでメールフォームからお名前・住所を送って下さい。

≪お願い≫気になるあの曲へリクエストください際には、 トラブルを避けるためにもメール本文にお名前・住所も一緒に書いて送ってください。よろしくお願いいたします。

◆来週も引き続き『気になるあの曲スペシャル』でお送りします!

2023年01月13日〜01月16日放送

『坂番連想音楽会』

第40回

写真:坂崎幸之助

坂崎さんから:

今回もなじみのある曲ばかりで、なかなか楽しかったですね。
思いもよらぬ選曲と、ストレートな選曲と、少しの薀蓄。
今後も一緒に楽しみましょ。

今回は、前回最後にかけた曲【チャック・ベリー「メンフィス・テネシー」】から連想する曲でスタート。

⇒元祖ロックンロール“チャック・ベリー”が1958年に放った大ヒット曲が「Sweet Little Sixteen」。
で、この曲をベースに、サーフィンをテーマにして作詞されたのが“ビーチ・ボーイズ”の「サーフィン・U.S.A.」。
ということで、この曲からスタート!
  ♪サーフィン・USA(Surfin' U.S.A.)/ザ・ビーチ・ボーイズ
   *1963年に全米3位を記録。
   *チャック・ベリーが弁護士を通して「盗作だ」と訴えたことから1966年以降、
    ソングライティングのクレジットは≪ブライアン・ウィルソン/チャック・ベリー≫となっています。

⇒続いては、曲名の“U.S.A.(United States of America)”=“アメリカ”ということで、ストレートに選曲!
  ♪アメリカ(America)/サイモン&ガーファンクル
   *演奏にはハル・ブレイン(Dr)、ジョー・オズボーン(B)、ラリー・ネクテル(ハモンドオルガン)などが参加。

⇒続いても「アメリカ」という曲名からストレートに連想し、グループ名の「アメリカ」に繋げました。
数あるヒット曲の中から、今回は1975年に全米ナンバーワンを獲得した曲を。
  ♪金色の髪の少女(Sister Golden Hair)/アメリカ

⇒「金色の髪の少女」の原題は「Sister Golden Hair」。この場合の“Sister”は女の子(彼女)といった意味ですが、 元々“Sister”は“姉、妹”と訳されますよね?!・・・ということで“妹”といえばこの名曲!
  ♪妹 / かぐや姫
   *1974年リリース。1973年の「神田川」、1974年の「赤ちょうちん」に続くシングル曲。
   *作詞/喜多条忠・作曲/南こうせつ

⇒続いては、作詞家・喜多条忠さんの作詞で、作曲&プロデュースが吉田拓郎さん、 そして歌っているのが【かぐや姫】のメンバーだった・・・というこの曲に繋げてみました。
  ♪風の街 / 山田パンダ

⇒「風の街」を英語にすると「ウインディ・シティ(Windy City)」。
そして、アメリカでウインディ・シティ(Windy City)として有名な都市は“シカゴ(Chicago)”。
ということで、このグループの代表的なヒット曲に繋げました。
  ♪サタデイ・イン・ザ・パーク(Saturday In The Park)/シカゴ
   *1972年に全米3位を記録。作&リードボーカルはロバート・ラム。


★次回は【シカゴ「サタデイ・イン・ザ・パーク」】から連想する曲でスタート!

2023年01月06日〜01月09日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その2

写真:坂崎幸之助 新しいギター♪ 81年製のD-45カスタム

坂崎さんから:

今年もビートルズものは尽きることはありません。
全世界で何組のアーティストがビートルズカバーをやっているのでしょうか。
そう考えると本当に偉大です。
映画「ミスタームーンライト」も見たいですねぇ。

この時期恒例の『ビートルズ・スペシャル』。2週目となる今回は様々なアーティストによるビートルズ・カバーをご紹介!

  ♪ブラックバード(Blackbird)/マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jr.
   *【フィフス・ディメンション】の男女リードボーカルで、のちに夫婦デュオとなった
    【マリリン・マックー&ビリー・デイヴィス・Jr.】のビートルズカバーアルバム
    『ブラックバード(レノン・マッカートニー・アイコンズ)』から。
   *リードボーカルはマリリン・マックー。ゴスペル・アレンジになっています。

  ♪恋を抱きしめよう(We Can Work It Out)/ノーキー・エドワーズ
   *1996年にレコーディングしたものの発表されることのなかった“幻のザ・ビートルズ・カバー・アルバム”
     『ノーキー・エドワーズ・ピックス・オン・ザ・ビートルズ(Norkie Edwards picks on The Beatles)』から。
   *2020年にリリース。

  ♪シー・ラヴズ・ユー(She Loves You)/ソニー・カーティス
   *バディ・ホリーのバックバンド【クリケッツ】のギタリストで、
    作曲家としても“エヴァリー・ブラザーズ”や“レオ・セイヤー”などに曲を提供しているソニー・カーティス。
   *1964年リリースのビートルズ・カバー・アルバム『ビートル・ヒッツ・フラメンコ・ギター・スタイル』から。

  ♪エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)/レオ・セイヤー
   *「星影のバラード(More Than I Can Say)」でおなじみの“レオ・セイヤー”によるビートルズカバーアルバム
    『ノーザン・ソングス〜レオ・セイヤー、ビートルズを唄う(Leo Sayer/NORTHAN SONGS-SINGS THE BEATLES)』から。
   *マイケル・ジャクソンの大ヒット曲「ビリー・ジーン」をベースに、大胆にアレンジしたビートルズ・カバー。

  ♪ヒア・カムズ・ザ・サン(Here Comes the Sun)/レオ・セイヤー
   *同じく『Leo Sayer/NORTHAN SONGS-SINGS THE BEATLES』からジョージの名曲をカバー。

  ♪恋をするなら(If I Needed Someone)/ジョージ・イズ・ロード
  ♪サムシング(Something)/ジョージ・イズ・ロード
   *ロサンゼルスで結成された、女性1人・男性3人からなる“ジョージ・ハリスンのことが大好きなバンド”
    【ジョージ・イズ・ロード(George is Lord)】。
    直訳すると“ジョージは神”・・・という彼らのデビューアルバム『マイ・スウィート・ジョージ(My Sweet George)』から。
    アルバムは全曲、ジョージの作品のカバーとなっています。

2022年12月30日〜01月02日放送

『坂崎音楽堂』

ビートルズ・スペシャル その1

写真:坂崎幸之助 これでスタジオもあったかいです♪

坂崎さんから:

年末・年始と言えば、この番組では「THE BEATLES」。
色んなネタが毎年あるものです。
今回は全部一人でやっちまった「リボルバー」のカバー。
なかなな良かったのですが、改めて思うのはビートルズの演奏力、歌唱力、録音技術などです。
あの時代に、よく作ったものですなぁ。

この時期恒例の『ビートルズ・スペシャル』。2週連続でユニークな最新ビートルズ・カバー・アルバムをご紹介!

今回はあの『リボルバー』をマルッとカバーしてしまった作品をピックアップ。
作ったのは、アメリカのオレゴン州ポートランドを拠点に活動する【モー・トローパー(Mo Troper)】。
(本名:モーガン・トローパー、1992年生まれ 30歳)
彼が、ボーカル、コーラスをはじめ、全ての楽器を1人で演奏しています。

まず最初にご紹介した曲は、ボーナストラック的に14曲目のあとに収録されている2曲の中からの1曲。
これは、ビートルズが『リボルバー』発表の前にリリースしたシングル曲で1966年に通算12曲目の全米No.1に輝いた曲です。
  ♪ペイパーバック・ライター(Paperback Writer)

ということで、パワーポップ・マルチ・ミュージシャン“モー・トローパー”が、コロナ禍の中で、ほとんど1人で演奏、 録音した『リボルバー』丸ごとカバーアルバムを1曲目からご紹介しました。
  ♪タックスマン(Taxman)
  ♪エリナー・リグビー(Eleanor Rigby)
  ♪アイム・オンリー・スリーピング(I'm Only Sleeping)
  ♪ラヴ・ユー・トゥ(Love You To)
  ♪ヒア・ゼア・アンド・エヴリホエア(Here,There and Everywhere
  ♪イエロー・サブマリン(Yellow Submarine)
   *このカバーアルバムの中で、この曲だけ彼の友人“タイラー・ブルー・ブロデリック”がリードボーカルを担当。
  ♪シー・セッド・シー・セッド(She Said She Said)
  ♪グッド・デイ・サンシャイン(Good Day Sunshine)
  ♪アンド・ユア・バード・キャン・シング(And Your Bird Can Sing)
  ♪フォー・ノー・ワン(For No One)
  ♪ドクター・ロバート(Doctor Robert)
  ♪アイ・ウォント・トゥ・テル・ユー(I Want To Tell You)
  ♪ゴット・トゥ・ゲット・ユー・イントゥ・マイ・ライフ(Got To Get You Into My Life)
  ♪トゥモロー・ネバー・ノウズ(Tomorrow Never Knows)

来週は、バラエティに富んだビートルズ・カバーをご紹介!

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